2015/8/1 インヴァスト証券トライオート FX セミナー 米金利引き上げの可能性と相場変化への対処法 - 重要なチャートポイントと売買戦略 - 講師 : 川合美智子 ( 株 ) ワカバヤシエフエックスアソシエイツ http://www.wakafxinfo.com/
年内のアメリカの利上げの有無が焦点 - 不確定要因にも注意 - 利上げ環境は整ったのか FOMC 参加理事の予想 ( ドットプロット ) は年内に1~2 回の利上げ 0.25% が大勢 雇用と住宅市場の改善傾向続く 鈍い賃金上昇率と消費マインド 下方修正が続く世界経済の成長率 多い不確定要因 原油価格の大幅下落 中国経済と不安定な株式相場 ユーロ圏経済 ドル高が米企業収益と景気に与える影響度 高値圏で推移する株式相場 - 企業業績に注意 1
FOMC 参加理事の大半は年内に 1~2 度の利上げを予測 6/17-18 開催の FOMC でのドットプロット (17 名の理事の FF 金利を予測した分布図 ) は利上げの幅 ペース共に緩やかとなる可能性を示唆 FOMC 参加者の政策金利予測分布図 2016 年の金利水準予測は平均 1.625% ( 前回平均は 1.875%) 平均値 :0.625% 0.75~1.0%:5 名 0.5~0.75%:5 名 0.25~0.5%:5 名年内見送り :2 名 ( 出所 :FRB より ) 2
米国 10 年債価格は上値を切り下げる流れ ( 金利上昇 ) 米国 10 年債利回りは 125~130 のレンジ内にあるが 127 超えで越月した場合は強気に転ずる可能性が点灯 130 超えでトレンドが変化 ( 金利下落 ) 米国 10 年債価格月足 3
不確定要因が多い環境下での FX トレード戦略 臨機応変に動けるように準備 トレンドが変化するポイントに損切りを必ず置く 通貨を限定してトレードする リスクが生じた時に逃げ足を速くする 或いは仕掛けるなら流動性の高い通貨で ( ドル 円 ユーロ ポンドなど ) 流動性のやや低い通貨 ( 豪ドル NZドル ) は 通貨下落時 に 売り でフォローする高金利通貨 ( トルコリラ 南アランド ) は下げている時に決してナンピンしない 大きな方向性が出たら流れに付いて行く 迷わない 9 月は夏休み明けの海外勢が多く参入 年末のバジェット達成へ向けて積極的に動き出す 為替市場でも9-11 月が勝負時となることが多い 他の金融市場の動きにも注意を払う為替相場に影響を与える株式市場と原油相場動向にも注意を払うこと 4
ドル / 円 長期トレンドはドル高 / 円安 120 円割れの越月で変化 1990 年 4 月の 160.35 を起点とする長期的なトレンドラインを若干上抜けた位置にあるが ダマシ となる可能性に要注意 8 年サイクルで高値を付ける傾向が強い 今年は 2007 年 7 月に付けた 124.14 の高値から 8 年目 1988 年 8 月の 147.64 を起点とするトレンドラインを上抜けており このサポートは 100~105 円台にある ドル円四半期足 82Nov 277.65 90Apr 15Jun 160.35 98Aug 07Jun 125.86 147.64 124.14 95Apr 11Oct 79.7575 75.5353 5
月足はドルの押し目買いを支持 120 円割れの越月で変化 7 月足はタクリ足の陽線となる可能性が高い トレンドは ドル強気 だが122 円割れの越月となった場合は下値リスクが点灯 120 円割れの越月で中 長期トレンドがドル安 / 円高に変化する 125 円超えの越月を見れば127~129 方向への一段の上昇の可能性が点灯 31ヵ月移動平均線は106.53に位置しており 長期トレンドはドル強気の流れ ドル円月足 14/10/31 量的緩和第 2 弾 31 ヶ月移動平均線 6
ドル / 円 P&F(200 ポイントリバースチャート ) May 125 124 Jul 123 122 Mar Dec 121 Jan 120 Ap 119 118 117 116 115 114 113 112 111 110 Oct 109 108 107 106 105 115.57 115.86 7 ( ドルの上値目途 ) 125.00 まではニュートラルな状態 125.50 で若干強気 126.00 超えでドル強気に変化 ( ドル下げに転じた場合 ) 122.00で下方向へリバース この場合の第 1サポートは 121.50 第 2サポートは 120.50 119.50で下値リスクが点灯 119.00 割れで 下離れ の可能性が高くなる 2014 年 10/31( 量的緩和第二弾実施 ) に 110.50 を付けて新たな上昇トレンド入り
ユーロドル 月足は戻り売りを支持 2008 年 7 月の高値 1.6040を起点とする長期的なユーロ安 / ドル高の流れ-1 2012 年 7 月の1.2042を起点とするトレンドライン-2を2014 年 7 月に下抜けて新たなユーロ下落トレンド形成の流れに入り込んでおり 1.22~1.24 台が長期的な上値抵抗として働く可能性が高い状態 -3 31 ヵ月移動平均線は 1.2762 にあり 長期トレンドやユーロ弱気の流れ 7 月 10 月に大きくトレンドが変化することが多い 08Jul 1.6040 ユーロドル月足 11Jun 1.4940 14May 1.3995 2 1 08Octt 1.2329 10Jun 1.1876 12Jul 1.2042 7 月足 3 31 ヵ月移動平均線 01Jul 0.8350 00Oct 0.8228 8
ユーロドル 1.1200 超えで越週出来ればトレンドが変化 2014 年 5 月の1.3995を戻り天井として上値を切り下げる流れにあり この上値抵抗は1.17~1.18にある-1 2014 年 7/4の1.3701を戻り天井とするレジスタンスラインの上値抵抗が1.1160-80に 31 週移動平均線も 1.1177にあり これを上抜けて越週した場合は 反転 上昇の流れに変化す可能性が高くなる-2 3 この場合でも 62 週移動平均線が 1.2101 にあり 121~1 1.23 ゾーンが強い上値抵抗として働こう ユーロドル週足 14Mayy 1.3995 1.3701 62 週移動平均線 31 週移動平均線 1 31.1160-80 2 9
ユーロ円 月足は一方向へ動く可能性を示唆 2012 年 7 月の94.12を大底とするトレンドラインを1 月に下抜けており 長期トレンドは戻り売りを支持 -1 2013 年 12 月の145.67を起点とするトレンドラインの上値抵抗が136.00-10にあり また31ヵ月移動平均線も 135.10にあり これを守り切るかどうかに注目 -2 133-134 円割れで新たな下落トレンド入りの可能性が 逆に 138 円超えで140 円超えトライの可能性 -3 ユーロ円月足 08Jul 169.97 145.67 14Dec 149.55 1 2 126.10 3 31 ヵ月移動平均線 00Oct 88.93 10 12Jul 94.12
ポンドドル ポンドの下値リスクが点灯中 2009 年 1 月の 1.3500 を大底と 2010 年 5 月の 1.4228 の二番底を結ぶトレンドラインを昨年 9 月に下抜けており 長期トレンドは1.70 台を回復しない限りポンド弱気が点灯中 -1 1.3500の大底と 13 年 7 月 1.4814を結ぶトレンドラインは1.53 台に位置しているが 1.53 台を維持出来ずに越月した場合は 1.50 割れトライの可能性が高くなる-2 31 ヶ月移動平均線は 1.5893 に位置しており 6 月の上値トライでもこれにぶつかっている ポンドドル月足 31 ヵ月移動平均線 14Jul 1.7192 1 2 09Jan 1.3500 10May 1.4228 13Jul 1.4814 11
ポンド円 長期トレンドは強気の流れ 2011 年 9 月と2012 年 6 月に大きな二番底を付けており 長期トレンドはポンド強気の流れ このサポートは 170 円にある-1 31ヵ月移動平均線は169.13に位置しており ポンド強気の流れ 中期サポートは 180 円台にあるが-2 180 円割れで越月した場合は 1 をトライする動きへ 週足サポートである 190 円割れの越週をみたら一段の下値リスクに注意 ポンド円月足 07Jul 251.13 31 ヵ月移動平均線 2 1 09Jan 118.86 11Sep 116.85 12 12Jun 118.81
豪ドル / 円 長期トレンドは豪ドル弱気に変化 2009 年 2 月の55.57を二番底とする長期的なサポートラインを下抜け始めている 90 円割れの越月となった場合は80 円方向への新たな下落トレンド開始の可能性が高くなる-1 31 ヵ月移動平均線は 94.22 にありこれを 7 月足が下抜け始めている 豪ドル円月足 07Oct 107.89 13Apr 105.44 14Nov 102.84 1 12Jun 74.51 31 ヵ月移動平均線 13 09Feb 55.57
NZ/ 円 長期は 75 円方向への続落に注意 2009 年 2 月の44.25を大底として下値を切り上げており 長期サポートは70 円台にある-1 2007 年 7 月の97.78と2014 年 12 月の94.05で長期的な二番天井を確認した可能性が高い 2013 年 6 月に付けた74.48を起点とするトレンドラインを6 月足が下抜けており 75 円方向への続落の可能性が高くなっている これも切れた場合は 70 円台の超長期的な下値抵抗をトライする動きへ -2 31 ヵ月移動平均線は 84.60 に位置しており この下に入り込んだ状態 NZ 円月足 07Jul 97.78 14Dec 94.05 2 31 ヶ月移動平均線 74.4848 1 12Jun 57.99 14 09Feb 44.25
原油相場は新たな下落トレンド入りの可能性 原油相場は昨年 6 月の107.73ドルで戻り天井を確認 2008 年 12 月の32.40ドルを大底とする長期サポートラインを下抜けて大きな原油下げトレンド入り 5 月の62.58ドルが戻り天井となった可能性が高い 42ドル割れを見た場合は30-32ドルへの続落の可能性が点灯する 世界経済 金融市場への影響にも注意が必要に NY 原油相場月足 08Jul $147.27 14Jun 107.73 Mar$42.03 08Dec $32.40 長期サポートは 29-32 ドル 15
NY ダウの値動きにも注意 1 2に7 年 9か月を要している 2007 年 10 月から今年の7 月でちょうど7 年 9か月 日柄変化にも要注意 31ヶ月移動平均線が16,369ドルに 月足サポートも16,300ドル近辺に位置している 16,300ドル割れで越月した場合は 調整下げに留まらず 大きなトレンドの変化が生ずる可能性が高くなる この場合の下値目途は浅い場合で 14,000 ドル 深い場合は 12,000 ドル割れ NY ダウ月足 1 IT バブル 2 住宅バブルリーマンショック 07Oct 14,198 3 量的緩和資産バブル? 00Jan 11,750 31ヵ月移動平均線 02Oct 7,197 ドル 09Mar 7,608 ドル 16
日経 225 月足は強気の流れ 長期的な上値抵抗は 20,900~21,000 円 長期トレンドは非常に強いトレンドにあり 16,000 円台から新たな上昇トレンド入り 外的要因などで大きな調整があった場合でも15,000 円台を大きく割り込まない可能性が高い 2 年 8ヶ月 ~3 年周期で調整局面に入る傾向が強い 2012 年 11 月から2 年 8ヵ月が経過しており調整下げにも警戒が必要なタイミングに入っている 31 ヵ月移動平均線は 15,740 円に位置している 日経 225 月足 89Dec 38,957 円 31ヵ月移動平均線 92Aug 14,194 円 (2 年 8か月 ) 96Jun 22,750 円 00Apr 20,833 円 31 か月移動平均線 06Apr 17,563 円 07Feb 18,300 円 98Oct 12,787 円 (2 年 4か月 ) 03Apr 08Oct 7,603 円 6,994 円 17 量的緩和第二弾 12Nov 8619 8,619 円
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