【授業 1】

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

第1学年国語科学習指導案

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

Taro-【HP用】指導案.jtd

<小学校 生活科>

解答類型

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第1学年国語科学習指導案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

社会科学習指導案

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

第1学年国語科学習指導案

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

(1)

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

第1学年国語科学習指導案

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

第○学年○組 国語科学習指導案

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

自己紹介をしよう

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

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3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

Taro-5年研究のまとめ

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4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

Microsoft Word - ★【のびっこ】知的 国語学習指導案 俳句探検隊

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

から抜粋 ) を用意する その中から自分の興味のある資料を選択させ 主体的に文章が書けるようにする その後 書き上げた文章が説得力のある文章であるか 友だち同士で読み比べたり 校内の先生方に読んでいただいたりしながら 自分の文章を評価してもらうようにする そのことにより 児童が文章を書き換えることで

H27 国語

いろいろな衣装を知ろう

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

平成30年度 中学校英語科教育

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

<小学校 生活科>

第4学年算数科学習指導案

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国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科学習指導案

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第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

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4 評価規準関 絵から想像したことをもとに物語を書くことに関心をもち 進んで取り組もうとしている書 絵を見て想像を膨らませながら 場面の様子や人物について考えている 想像したことをもとに 事柄の順序に沿って話の構成を考えている 場面の様子がよく分かるように人物の行動や会話のつながりを考えて物語を書い

する対象を明確にすることで 全員がねらいを達成することができるようにしたいと考えた 第二次の後半では 選んだごっこについて 困った点や工夫したい遊び方について話し合い 新しい遊び方を考える時間を設ける 文章と自分の経験を結びつけ 新しく知った知識を実生活に生かそうとする態度を身に付けていきたい 第三

保健体育科学習指導案

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

指導方法等の改善計画について

英語科学習指導案

第 5 学年国語科学習指導案日時 : 平成 24 年 11 月 16 日 ( 金 ) 指導者 :1 組三浦達美 :3 組柏崎裕子 1 単元名提案しよう! 図書館利用アップ作戦! 2 教材名 (1) 中核教材名 わたしたちの 図書館改造 提案 ( 光村図書 5 年 ) (2) 補助教材名提案書モデル文

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

(Microsoft Word -

(2) 教材観第 1 学年 2 月の時期の児童は 小学校生活を1 年間過ごしてきて 楽しかったこと できるようになったことがたくさんあることを実感している その楽しかった経験を大切な思い出として形に残したい 1 年間 頑張ってきた自分を友達や教師 また一番身近で支えてくれた保護者に認めてほしいという

Transcription:

授業 1 第 2 学年国語科学習指導案 児童男子 15 名女子 17 名計 32 名 指導者相馬節子 1 単元名しょうかい文を書こう 教材名友だちのこと, 知りたいな ( 光村下 ) 2 単元について (1) 児童について児童は,2 年生になってから国語の 今週のニュース や かんさつ名人になろう, 生活科では, まちたんけんやミニトマトの観察などの学習で自分が経験したことや思ったことなどを文章に表現する活動を行ってきたまた, 国語の お話のさくしゃになろう では, はじめ 中 おわりの構成を考えて文章を書く活動も行ってきたので, 書くこと に対して意欲的に取り組む児童が増えてきているだがその一方, 話し言葉のまま文章にしてしまったり, 書く順序を考えずに後から思い出したことを付け加えて書いたりしてしまう児童もいるそこで本単元を通して, 友達とのやり取りの全てを文章にするのではなく, どの部分をどのように紹介するかを考えさせ, 紹介したい事柄の優先順位を決めて書くことを意識させたい朝活動では, 小学生新聞の記事をスクラップに貼り, いつ, どこで, だれが, どうした の観点に沿って調べ, 記事についての感想の交流を設ける活動を行っているまた, 校外学習のことをはがき新聞にまとめる活動も行なったしかし, 新聞に触れる機会は増えているものの, 情報を得るために新聞を活用している児童はほとんどおらず, 日常の話題も身近なことが多い話題を広げるためにも, 今後も朝活動や授業を通して, 新聞活用の機会を図っていきたい (2) 教材についてこの教材は, 言語活動例 ( エ ) 紹介したいことをメモにまとめたり, 文章に書いたりすること を通して, 指導事項 ( イ ) 自分の考えが明確になるように, 事柄の順序に沿って簡単な構成を考えること,( ウ ) 語と語や文と文の続き方を注意しながら, つながりのある文や文章を書くこと, ( オ ) 書いたものを読み合い, よいところを見付けて感想を伝え合うこと を定着させていく必要がある教材文の二人が話し合っている様子は, この教材のゴールをイメージさせている次に, これからの学習の進め方 を示し, 児童に学習の見通しをもたせるようにしている次に紹介文の例が挙げられており, 構成文がはっきりとしているため, この文章を読み取ることで自分の紹介文の見通しを立てることができる会話文の書き方や伝聞 理由の表現法なども含まれており, この文章がよい手本となり, 一人一人の書こうという意欲につなげることができると考えられるまた, 紹介文の欄外には, 題の付け方, 伝聞の書き方, つなぎの言葉, 思ったことなど, 文章を書く際に工夫したことなど, 文章を書く際に考えさせたい観点を示しているここでの活動は 書くこと ではあるが, 学習を進めていく中で, 話す 聞く 読む という活動が随所に入っている 話す 聞く では, しっかりと友達と対話する姿勢が大切である対話の基本はここで行う 一対一 からなので, しっかりと相手に対応させていきたい -19-

また, 読む ことが 書く ための大切な活動であり教科書に提示された紹介文と新聞記事 の人物紹介欄を丁寧に扱うことが書く活動の見通しにつながっていくと考えられる (3) 指導にあたってこの単元のゴールとして, 紹介文を集めて, 巨大学級新聞を作ろう という課題を設定するこれにより, 子ども達は, 紹介文を書いたり新聞を活用したりすることに, 興味関心をもって学習を進めていくことができると考える事前に児童一人一人にアンケートを取り, それぞれの児童の得意なことやできるようになったことなどを調査しておき, 第一次で これはだれでしょうクイズ を行い, 友達のことをもっと知りたいという意識をもたせる第二次では紹介する相手のことをもっと知りたいと思っていても, 何を質問してよいか分からない児童もいると考えられるので, 教科書の例文だけではなく新聞で紹介されている人物紹介欄を資料として活用し, 友達のよさを見付けたり, 思い出したりする手だての一つとしたいまた, 次時以降の活動でも新聞を活用していく人物紹介欄では, その人の活躍していることについて, その様子や気持ちなど多様な内容で書かれている児童が質問の内容を考える時は, 一回だけ尋ねるのではなく, 一つの話題をもっと詳しく尋ねたり, 新しい話題について尋ねたりして, 友達の紹介に必要な情報を集めさせたいさらに, 集めた情報を文章にする際は, 聞いたことは ~だそうです, 理由は ~からです と書き表すことや, 相手が話したことにはかぎ ( ) をつけることを意識して書けるように新聞記事を資料として提示する紹介文の構成では, 個人新聞の作成で学んできたトップ記事や二番手の記事を想起させ, 一番紹介したいこと, 二番目に紹介したいこと, 感想という順番を意識させて書かせたい 3 単元の目標と単元の評価規準 観 点 単元の目標 単元の評価規準 関心 意欲 態度 友達のよいところを意欲的に探し書くことができる 友達のよいところを意欲的に探し書こうとしている 書く能力 友達のよいところを見付け, 構成を考えて, 友達を紹介する文章を書くことができる 語と語や文と文との続き方に注意しながら, つながりのある文を書くことができる 書いたものを読み合い, よいところを見付けて感想を伝え合うことができる 友達のよいところを見付け, 構成を考えて, 友達を紹介する文章を書いている ( イ ) 語と語や文と文との続き方に注意しながら, つながりのある文を書いている ( ウ ) 書いたものを読み合い, よいところを見付けて感想を伝え合っている ( オ ) 言語についての知識 理解 技能 句読点やかぎ ( ) の使い方を理解し, 正しく使うことができる 句読点やかぎ ( ) の使い方を理解し, 正しく使っている ( イ ( オ )) -20-

4 単元の指導計画と評価規準 ( 全 8 時間 ) 次 時 間 学習活動 関心 意欲 態度 観 点書くこと 言語についての知識 理解 技能 これはだれでしょ 友達のよいところに うクイズ をする 関心をもち, 意欲的に 第一 1 友だちのこと, 知りたいな の題名を考えて, 学習計画を 探そうとしている ( 発表 ) 紹介する友達につい 次 決める て仲良くなりたいとい う気持ちをもち, これ からの活動の手順を理 解している ( 記述 ) 2 ( 授業 1 ) 友だちのよいところを見つけましょう を読み, 友達を紹介するための観点を整理する 友達のよさを見つける観点を整理し, 思い出して書いている ( 記述 ) 紹介する友達のよ 友達のよさを知るた 第二次 3 ( 授業 2 ) 4 いところを観点に沿って思い出し, 取材メモに書き込んだり, もっと知りたいことを考えて, 友達に質問したりする めに, 詳しく尋ねる方法を理解し, 尋ねたことをメモしている 質問やその答えなど大事なことを落とさずにメモしている ( 記述 ) 教材文を読み, 紹 友達のよいところが 5 介文の構成を分析する みんなに伝わるような文章の書き方を理解し ている ( 記述 ) 6 取材メモを整理し, 友達のよいところを新聞にまとめる 語と語や文と文との続き方に注意しながら, 観点にあった紹介 句読点やかぎ( ) を正しく使っている ( 記述 ) 7 文を書いている ( 記 述 ) 学級新聞を読み合 友達の書いた紹介文 友達の書いた紹介文 第三次 8 い, 初めて分かった友達のよいところや書いてもらってうれしかったことを伝え に関心をもち, 感想を伝えようとしている ( 発表 ) の書き方や内容について感想をもっている ( 記述 ) 合う 5 本時の指導 (2/8 時 ) -21-

(1) 目標 友達のよさを見つける観点を整理し, 取材メモに書くことができる ( 書く能力 ) (2) 評価の観点と具体の評価規準 評価規準 十分満足 概ね満足 指導の手立て 書く能力 観点に沿って, 紹介する友達のよさを二つ以上思い出して書いている 観点に沿って, 紹介する友達のよさを思い出して書いている 事前アンケート結果から友達のがんばっていたことを助言し, 考えさせる (3) 展開段学習活動階発問及び指示 ( ) 児童の反応 ( ) つ 1 前時の学習を想起するか 2 本時の学習課題をつかむむ友だちのよいところを見つけるには, どんなこ 5 とに気をつけたらよいか考えよう分 3 モデル文から, 先生達のよいところを見つける 先生のよいところはどんなことですか K 先生は, 誕生日に おめでとう と言ってくれた M 先生は, いつも机の上をきれいに整理整頓していたふ O 先生は, いつもかぼちゃに水やりをしていた 評価 留意事項評価 ( ) 留意事項 ( ) 学習のめあてや学習計画を確認する モデル文から, 友達のよいところの要素を見付ける か め 4 新聞記事の人物紹介欄から, その人物のよいところを考える この人はどのようなことをしている人ですか サッカーをやっている人 目が見えなくてもピアノをやっている人 この人は, どのようなことが嬉かったのですか ~ 言われて嬉しかった ~してもらって感謝している 新聞記事の人物紹介欄を示し, 友達 のよいところを見付ける参考になる ようにする る 35 分 5 友達のよいところを見つける観点を確認する 今, 出されたよいところは, それぞれどのようなことですか 言ってもらって嬉しかったこと いつも頑張っていること よいことをしていたこと 友達にしてもらって嬉しかったこと -22- 発言に合わせて, よいところを見付ける四つの観点 言ったこと いつもしていること 見かけたこと してくれたこと をはっきりさせる

深める 35 分まとめる 5 分 6 友達のよいところをメモする A 君のよいところを思い出してみましょう A 君は, 机を運んでくれた A 君は, 走るのがとても速い 7 紹介する友達のよいところを思い出し, ワークシートに書き込む 友達のよいところをたくさん思い出して, ワークシートに書きましょう 8 学習のまとめをする友だちのよいところは, 言ったこと していること 見かけたこと してくれたこと に気をつけると見つけることができる 9 学習を振り返り, 感想を発表する 10 次時の学習を知る 学級内児童を例に挙げ, 観点に合わせてよさを考え, メモをする 単語ではなく, 何を どうした の形でメモさせる 友達のよいところを書けない児童には, 友達の係やがんばっていたことをヒントとして助言する 友達のよさを見付ける観点を整理し, 思い出して書くことができる ( ワークシート ) よいところを見付ける観点を穴埋めで記入させる 友達のよいところを考えて書くことができたか振り返らせる 次時はさらに詳しく質問する内容を考えることを確認する (4) 板書計画 ができる くれたこと に気をつけると見つけること していること 見かけたこと し て 友だちのよいところは 言ったこと はしるのがとてもはやい つくえをはこんでくれた 何を どうした A 君 水やり つくえの上がきれい 手つだってくれた 見かけたこと してくれたこと がんばれ だいじょうぶ ピアノ おめでとう サッカー 言ったこと していること ことに気をつけたらよいか考えよう 友だちのよいところを見つけるには どんな 友だちのこと, 知りたいな -23-