Taro-2010たんぽぽ生活単元学

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単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

(3) 指導観指導にあたっては, 生活単元学習の指導内容との関連を図り, 学習のまとめとして実際に買い物学習に行くという意欲付けをしながら, 金銭学習に興味をもたせ活動させたいと考えている お金の扱いは, 具体的な実際の経験を通じて学習することが最も効果的であるので, できるだけ多くの機会がもてるよ

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

いろいろな衣装を知ろう

教科別の指導 算数 学習指導案 平成 27 年 12 月 1 日 ( 火 ) 第 5 校時場所教室指導者 T1 T2 T3 T4 1 題材名 買い物をしよう 2 題材について (1) 学級及び児童の実態途中省略数に関する実態では どの児童も 2 桁の繰り上がりのある足し算や 繰り下がりのある引き算の

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

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第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第1学年国語科学習指導案

Taro-4年 総合 指導案(最終)

< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

生活単元学習指導案 日時 : 平成 27 年 11 月 17 日 ( 火 ) 授業者 : 谷麻紗美 1. 単元名 校内販売を成功させよう 2. 単元について本学級は平成 27 年度より設置された特別支援学級 ( 知的 ) である 現在 1 年生の男子 3 名が在籍しており 障害の程度はさまざまである

ICTを軸にした小中連携

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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解答類型

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

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5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

4 単元の評価規準 ア生活への関心 意欲 態度イ活動や体験への思考 表現ウ身近な環境や自分に ついての気付き 野菜の収穫を楽しみにしながら 植物の変化や成長の様子に関心をもち 継続的に世話をしようとしている 場所に応じて育てる植物を決めたり 植物の変化や成長の様子に合わせて世話の工夫をしたりしている

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具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

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2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

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Taro-6学習指導案(事例①小学校

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

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平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

( 生活単元学習 ) 学習指導案 日時 :2016 年 10 月 14 日 ( 金 ) 場所 : 多目的教室 2 階児童 :5 学年 3 名 6 学年 3 名計 7 名指導者 : 山田由加里介助者 : 遠藤千尋横田真弓 1. 題材名 テレビ局を紹介しよう (STV テレビ局 UHB テレビ局 レスト

( 書式 ) 平成 0 年度東京都立練馬特別支援学校年間指導計画 4 ねらい () 作品製作を通して 裁縫道具を安全に使えるようになる () 作る喜びを体験する () 手元を見て活動に取り組める時間を増やす (4) 調理道具を教員と共に正しく使用することができる 時間 使用教科書ら くっく (S プ

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

コーナ4 単元の指導計画 ( 全 8 時間扱い ) (1) 買い物の計画をたてよう 2 時間 (2) とちまるスーパーで買い物をしよう 3 時間 ( 本時 1/3) (3) スーパーマーケットに行って買い物をしよう 2 時間 (4) 買い物の振り返りをしよう 1 時間 本時の位置を記入する 単元の指

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

第○学年 ○○科指導計画

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

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社会科学習指導案

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

社会科学習指導案

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

保健体育科学習指導案

Taro-711.器械運動C.jtd

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

○ ○ 科 学 習 指 導 案

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

自己紹介をしよう

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

スライド 1

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

生徒の活動

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

目的に合う買い物ができること, お金を大切にすることなどを指導し, 社会生活や自立に 必要な知識や技能を身に付けさせていきたい また, 児童の一番身近にあるコンビニエン スストアを模すことで こと である働くことへの関心にもつなげていきたい 児童の実態 知的障害児学級であるむらやま学級には,5 年生

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Taro-12事例08.jtd

< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

3 今までに育てたことのある作物は何ですか? サツマイモ (20 名 ), アサガオ (17 名 ), ミニトマト (14 名 ), ヘチマ (14 名 ) ゴーヤ (13 名 ), ホウセンカ (11 名 ) ジャガイモ (10 名 ) 等 4 野菜の栽培に興味がありますか? かなりあるややあるあ

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

は グループ野菜 として, 1 グループ 8 人程度でトマト, ナス, ピーマン, キュウリ, ゴーヤ, ポップコーン, 落花生, オクラの 8 種類の野菜を育てた もちろん自分たちの育ててみたい野菜である 三つ目は みんなの野菜 として広い畑に学年でサツマイモを植えた サツマイモを植えるときは,

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

第14章 キャリア教育

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

Transcription:

特別支援学級 ( 自閉症 情緒障がい ) 生活単元学習指導案 日 時 平成 22 年 10 月 1 日 ( 金 )5 校時 児 童 学級 4 年男 1 名 5 年男 1 名 計 2 名 指導者 1 単元名 今年も豊作だ 第 5 次 ~ たくさん売ろう ~ 2 単元の目標 協力して作業 活動に取り組むことができる おいしい野菜をたくさん作り 継続的に世話をしようとする 収穫した野菜をおいしく食べる工夫 ( 調理方法の工夫 味付けの工夫等 ) をしようとする 収穫した野菜を工夫して売り 販売して得た収入の使い道を考えることができる 3 単元について (1) 児童について児童は 2 名と少ないが 年齢及び障害の程度や生活経験の違い等から 一斉指導においては それぞれに応じた様々な配慮が必要である また 2 人とも通常学級と交流学習を行っているために時間を合わせ一緒に授業をすることが難しく 2 人揃っての学習は貴重な時間である それぞれの関わりをみると A 児から B 児へ働きかけることが多い これまでに生活経験豊かな 4 年 A 児をきっかけとしながら B 児の活動意欲を高めるようにしてきた このような配慮の中 畑での野菜の栽培活動を通して 野菜の世話 野菜が大きくなる様子や収穫する喜び 調理して食べる喜びを味わってきた ここ数年継続して取り組んできたことで このように食べたいから この野菜を植えたいと自分たちで考えるようになってきた そして 昨年度 初めて 野菜の産直活動を行い 先生方に直接販売したり無人販売をしたりして収入を得る体験をした また その収益で買い物学習やお楽しみ会を行い 今年度もお楽しみ会の企画を楽しみにしている (2) 題材について生活単元学習は 児童の実態にあった実際的経験を大切にした学習であり 計画 実施 振り返り等の活動へ主体的に取り組むことができるように 本校においては以下の 3 点を大事にし 国語や算数の教科等と関連を持たせながら展開している まだ未分化で未発達な部分を持つ特別支援学級の児童にとって 生活単元学習は大切な意味を持つと考えられる 一つめは 意欲に基づく学習の積み重ねによって 日常生活に生きて働く知識や技能を習得したり 望ましい生活習慣形成のきっかけ作りにしたりすることである 二つめは それぞれの願いに向かい他者と協力 協働していく中で社会性を習得していくことである 三つめは 願いに向かっての多様な体験活動を通し 満足感 成就感に裏付けされた自己実現の喜びを蓄積していくことである 特別支援学級の児童にとって 生活単元学習は大切な意味を持つと考えられ 前述の 3 点は本校で大切にしてきた観点である 本単元は年間を通して取り組んでおり 種まき 世話 ( 草取り水やり等 ) 収穫 販売 お楽しみ会の内容を時期に合わせながら設定している これらの活動をとおして達成感や満足感を十分味わわせることができると考える そこで 第 5 次では これまでのまとめとなるよう願いを育み実現していくため たくさん売り 楽しいことをする ことに焦点を当てて実践していくことにした 児童に販売活動を通していろいろな人と関わり お金の扱いや販売時のやりとりを意欲的に経験させたいと考える - たんぽぽ生活単元 1 -

(3) 指導について指導にあたっては 春から秋にかけての期間の長い単元なので 時期に応じた活動に留意した 継続的に取り組む中で 世話の大変さを実感したり 野菜の大きくなる様子を観察したりするなど 収穫し 調理し 食卓に上がるまでにたくさんの時間や行程が必要なことを興味や関心を大切にしながら体感させていきたい また 一つの野菜が収穫できるまでにはたくさんの世話がいることや 世話を怠ると枯れたり虫がついたり収穫できないことも体験させたい また 継続的に世話をするという経験も大切にしていきたい そして 販売活動やお楽しみ会等 先々の活動の見通しも持たせ友達同士がかかわりが持てるよう配慮しながら継続的に取り組ませていきたいと考える 第 5 次においては 収穫した野菜の値段を決めたり値札を作ったりし それらを販売することで収入を得る喜びや大変さを体験できるように 売るための工夫 ( チラシ作り 宣伝等 ) や接客態度についても考えさせていく また その売上金を活用する方法も考えさせたい また 本単元に取り組みながら 国語科では場に応じた適切な話し方や文字を正しく書く学習を 算数かでは足し算や引き算 お金の学習を並行して行うことで 総合的に力をつけていきたいと考える (4) キャリア教育とのかかわりについてキャリア教育にかかわるたんぽぽ学級のテーマは 自分のよさを知り 夢をもとう である 本単元の第 5 次では 職業及び生活にかかわる基礎的スキル獲得の時期であり キャリア発達にかかわる能力のうち次のような能力を育成できると考える コミュニケーション能力 販売活動を通して お客さんとのやりとりの仕方を経験する 役割理解 認識能力 計画実行能力 販売までの計画を立てる また 売上金の使い道を知る 選択能力 課題解決能力 チラシ作り 宣伝活動を通して 相手に伝えたいことを分かりやすく表現しようとする 職業理解能力 販売活動を通して 働くことの楽しさを知る 4 単元における個人の目標 A 児 B 児 全次 協力しながら取り組むことができる 他の人と関わったり 協力しながら取り組むことができる 身近にある野菜に興味 関心を持ち 身近にある野菜に興味 関心を持ち 第 1 次 自分で育てる野菜を決め 育てようとす 自分で育てる野菜を決めることができる る 第 2 次 野菜の世話を継続的に行うことができ 野菜の世話を一生懸命行うことができ る る 第 2~4 次 手や道具を使って必要な作業や調理が 手や道具を使って安全に作業や調理が できる できる 第 2~4 次 作業や調理の仕方が分かり 意欲的に 作業や調理の仕方が分かり 自分でで 取り組むことができる きる範囲で取り組むことができる 第 5~6 次 販売活動を通し 金の持つ意味や価値 自分たちが工夫して販売した野菜の売 を知り 使い道を考えることができる り上げのお金の使い道を考えることがで きる - たんぽぽ生活単元 2 -

5 単元の構想 第 1 次 第 2 次 第 3 次 今年は何を育てようか しっかり育てよう 収穫しよう 栽培活動の目標を決める 学級農園での野菜の栽培活 収穫の喜びを味わう 作りたい作物を決める 動を通して 働くことの苦 ( 収穫する 絵や感想をかく ) 労や大切さを知る ( 耕す 種まき 苗植え 草取り 水やり 支柱など ) 第 4 次 調理して食べよう 収穫の喜びを味わいながら 栽培の苦労や喜びを振り返る ( 調理計画 実習 ) 第 5 次 たくさん売ろう 販売活動をしながら よく売れるための工夫やコミュニケーションの取り方を考える 収入を得る喜びを味わう ( 販売計画 準備 販売 ) お楽しみ会について知ろう 第 6 次 活動全体をふり返ろう 畑の後始末をする お楽しみ会をする キャリア教育との関わり 時 主な学習活動 かかわり しらべ ゆめやきぼ かんがえ 間 つたえる きづく うをもつ きめる 自他 コミ 情報 職業 役割 計画 選択 課題 1 たくさん売って お楽しみ会をし よう お楽しみ会について知る 2 お楽しみ会に必要な物を考える たくさん売る計画を立てる 3 売る物を決める 4 よく売れるための工夫をする ( チラシ作り のぼり作り お店 13 作り等 ) ~ 14 値段を決める ( チラシを見なが 15 ら妥当な値段を決めていく ) 16 レジスターの使い方を練習する 17 18 接客するときの態度や言葉遣いを 19 考え練習する 20 たくさん売ろう 本時 お客さんに野菜をたくさん売ろう - たんぽぽ生活単元 3 -

6 本時の指導 (1) 全体の目標 1 販売活動を通して 相手と適切なことばのやりとりができる 2 宣伝チラシ等のよく売れるための工夫ができる (2) 個人の目標と支援 目 標 支 援 1 相手のことを考えて 丁寧なことばで 1 接客マニュアルを用意する A 児 応対する 2 大きな声で宣伝する 丁寧にチラシを 2 宣伝タイムを設定する 配る 1 相手の方を見て応対する 1 接客マニュアルを用意する B 児 2 大きな声で宣伝する 相手を見てチラ 2 宣伝タイムを設定する シを配る 様子を見ながら声掛けをする (3) 評価 本時の評価 A 児 1 丁寧なことばで話すことができたか 2 よく売れるための工夫 ( 宣伝 チラシ配り ) ができたか 1 相手の方を見て応対することができたか B 児 2 よく売れるための工夫 ( 宣伝 チラシ配り ) ができたか (4) キャリア教育の視点 相手に対して適切なことばでに話そうとする コミュニケーション能力 自分なりに工夫して販売しようとする 課題解決能力 (5) 展開 評価 段階 学 習 活 動 A 児への支援 B 児への支援 教具等 つ 1 あいさつをする か 大きな声ではっきり 姿勢に気をつけさせる む とあいさつする ことばをはっきり言わせる 3 分 2 課題を把握する 課題を把握させる のぼり 今日することを確認する たくさん売ろう 接客マニュアルを確認する ふ 3 商店開店 か 1 宣伝タイム チラシ 恥ずかしがらずに宣伝で 落ち着いて宣伝できる メガホン 配り きるように励ます ように声掛けをする チラシ め 交代で宣伝する はっきりした口調で宣伝することができたか る コミュニケーション能力 課題解決能力 丁寧にチラシを配ることができたか コミュニケーション能力 課題解決能力 37 2 販売活動 買いに来てくださったお 買いに来てくださった ハンド 分 大根 客さんに丁寧に応対でき お客さんに 落ち着い ベル 玉ねぎ 接客マニュア ル - たんぽぽ生活単元 4 -

サツマイモ るように声掛けをする て応対できるように声 レシ スター ジャガイモ 掛けをする おつりカー を販売する お金を大切に扱う お金を大切に扱う ト マニュアルを参考にしながら丁寧に応対することがで スホ ーツタ きたか コミュニケーション能力 課題解決能力 イマー 3 売上を数える 一緒に確認しながら数える お金を数える箱 4 振り返りをする 本時のがんばりを誉める ま 感想発表を発表す 自分のことばで感想を言わせる と る める 5 次時の予告をする 売上金の使い道について 5 6 あいさつをする 姿勢に気をつけさせる 分 大きな声ではっきり ことばをはっきり言わせる とあいさつする 板書計画 たくさんうろうきょう うるやさい 及川八百屋 スーパーサイトウ 及川八百屋 スーパー サイトウ 接客マニュアル ジャガイモ大根 サツマイモ玉ねぎ 円 円 教室配置図 黒 板 窓 T 廊下 及川八百屋 スーパーサイトウ (B 児 ) (A 児 ) - たんぽぽ生活単元 5 -