(1) 獣の形状 (1~2 節 ) (2) 獣の復活 (3~4 節 ) (3) 獣の支配 (5~8 節 ) (4) 励ましのことば (9~10 節 ) 3. 結論 : 反キリストはキリストの真似をする 反キリストの働きについて学ぶ Ⅰ. 獣の形状 (1~2 節 ) 1.1 節 Rev 13:1 また

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2017 年 2 月 5 日 ( 日 ) 6 日 ( 月 ) 22 回 イスラエルに対する戦い (2) イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が

Rev 17:2 地の王たちは この女と不品行を行い 地に住む人々も この女の不品行のぶどう酒に酔ったのです (1) 大淫婦と不品行 1 旧約聖書では 淫婦 は 偽の宗教 を象徴する言葉である 2 淫行 は 偶像礼拝を象徴する言葉である 霊的姦淫である * 通常は 真の神を信じると告白しながら 偶像

1イエスがバプテスマを受けたとき 天が開かれて聖霊が鳩のように下った 2ここでは 天が開かれて再臨のメシアが地に下ってこられる 3 黙 4:1 では ヨハネを招くために天が開かれた 4ここでは キリストが地に下るために天が開いた (2) 白い馬に乗った方 1ローマ軍の将軍は 白い馬に乗った 2 再臨

(1) 千年王国の最後に サタンが底知れぬ所から再び解き放たれる 1 その理由は 再び人類を試すためである 2 神は 人類がいかに堕落しているかを証明される (2) 千年王国にも罪は存在する 1 千年王国が始まった時点では 未信者は存在しない 2 千年王国では ほぼ理想に近いような生活環境が実現する

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2016 年 10 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 7 回 フィラデルフィアの教会 フィラデルフィアにある教会 黙 3:7~13 1. はじめに (1) 黙示録の 3 区分 1 黙 1:19 は 黙示録を 3 区分している Rev 1:19 そこで あなたの見た事 今ある事 この後に起こ

1.1 節 Rev 14:1 また私は見た 見よ 小羊がシオンの山の上に立っていた また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて その額には小羊の名と 小羊の父の名とがしるしてあった (1) ヨハネは キリストの再臨後の状況を見ている 1 実際にキリストの再臨が起こるのは 19 章になってからである

Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか (1) ここで場面は 地から天に移行する 1 大患難時代を通して継続している状況の描写である (2) ヨハネは キリストに対する信仰のゆえに殉教の死を遂げた人々の幻を見た 1 彼らは 祭壇の下にいた 2 旧約時代のいけにえの血が祭壇の土台に注がれたこと

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

な声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った ここに上れ この後 必ず起こる事をあなたに示そう (1) ヨハネは 7 つの教会への手紙の啓示を聞いた後 天の御座の幻を見た 1 その後 私は見た とは 時間の流れを示す言葉である (2) 招きの言葉がかかった 1 一つの開いた門があった * ヨ

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は

創世記5 創世記2章4節b~25

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

使徒パウロは この 反キリスト のことを 不法の人 つまり 滅びの子 と表現しています (Ⅱテサロニケ 2:3) 反キリストは サタンによって権威と力を与えられた息子的存在で さまざまな超能力を持って人々を惑わします ちなみに預言者ダニエルは これを 荒らす憎むべき ( 忌むべき ) 者 ( ダニエ

Rev 11:19 それから 天にある 神の神殿が開かれた 神殿の中に 契約の箱が見えた また いなずま 声 雷鳴 地震が起こり 大きな雹が降った 1これは 鉢の裁きが始まる前の天の神殿の状況描写である 2 默 15:1 は それを引き継いでいる (2) 天にもう一つの巨大な驚くべきしるしを見た 1

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

2 A. その正体この獣について その正体 いったいだれのことなのかを見ていきましょう 黙示録 16:13を見てください また 私は竜の口と 獣の口と にせ預言者の口とから かえるのような汚れた霊どもが三つ出て来るのを見た 竜の口 獣の口 にせ預言者の口 と書かれています すでに 私たちは竜はサタン

2016 年 12 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 16 回 ラッパの裁き 5 ラッパの裁き 5 黙 9:1~11 1. はじめに (1)6 章から 9 章までの流れ 16 章で 巻き物の封印が解かれる 最初の 6 つの封印 * ここから大患難時代が始まる 27 章は 挿入句である

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2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

牧会の祈り

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

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2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

創世記5 創世記2章4節b~25

Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

3 仲介者としての祭司たちが存在していた (2) 新約時代の状態 1すべての信者が まことの聖所に入ることができる * 天の聖所で 神の臨在の前に出ることができる 2これは 万人祭司の教えである 3 訳文の比較 こういうわけですから 兄弟たち 私たちは イエスの血によって 大胆にまことの聖所に入るこ

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

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2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

ダニエル書は終末についてどのように語っているか No.2 御使いガブリエルが告げた 七十週 の預言 聖書箇所 9 章 20 節 ~27 節 はじめに 前回はダニエル書 2 章から バビロンの王ネブカデネザルの見た正夢に ついて学びました その正夢は終わりの日に起こることを示されたものでした ダニエル

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

2017 年 2 月 21 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 1. はじめに (1) 預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ 1 預言書を書いた預言者 (the writing prophet) * 王国が南北に分裂して以降

4きょう取り上げる 3~5のパターンは ユダヤ的に解釈する必要がある 5イエス時代のユダヤ教のラビたちの旧約聖書引用法 * 直接引用とその成就 * その箇所の解釈ではなく 適用である * きょうの3~5 のパターンは すべて適用である 6マタイは 5 つの引用によってイエスのメシア性を証明しようとし

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

현장 전도를 위한 1단계 전도훈련교재 4

1 それは キリストにのみ適用される御名である (2) 旧約聖書では 御使いたちは 神の子たち と呼ばれた Job 38:7 そのとき 明けの星々が共に喜び歌い / 神の子たちはみな喜び叫んだ 1 新約聖書では 信者が 神の子たち と呼ばれる ( ヨハ 11:52) 2しかし 御子 ( ヒュイオス

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このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

ヌアルの地にバベルの町を建てました それに類するアシュルやニネベの町も建て そこにも後に 主に逆らう力ある国アッシリヤが生まれます そしてバビロンの王に対する預言の時に はっきりとその背後の 明けの明星と称されるサタンの姿が出てきます イザヤ 14:12-15 暁の子 明けの明星よ どうしてあなたは

1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている

いでしょう (1)2 重の質問 1 弟子たちは いくつかのたとえ話とその解き明かしを聞いてきた 2ここでイエスは 弟子たちに考えるチャンスを与えている 3 弟子たちは 奥義としての王国 の性質について考え始める (2) イエスのたとえ話は 弟子たちが想像したものとは大いに異なる 1 種のたとえでは

Microsoft Word - ◎中高科

2010 年 年フルクテンバウムセミナー フルクテンバウムセミナー 天使論 サタン論 悪霊論 講師 アーノルド フルクテンバウム博士 通訳 中川健一

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

(3) まっすぐにしなさい 1 されば衰へたる手 弱りたる膝を強くし ( 文語訳 ) 2ギリシア語の アノルソオウ である 上げる まっすぐにする 強くする 3ルカ 13:13(18 年も病の霊につかれ 腰が曲がって 伸ばすことができない ) Luk 13:13 手を置かれると 女はたちどころに腰が

牧会の祈り

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2018 年 2 月 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 29 回 善行の勧めと信仰上の勧め 善行の勧めと信仰上の勧め ヘブル 13:1~17 1. はじめに (1) この手紙は ユダヤ教への回帰を考えていた第 2 世代のメシアニック ジューたちを励ますために書かれた 1 教理的学び 2 学んだ

* オバデヤがヨエルやエレミヤよりも前の預言者であることを考えると 前者の可能性が高いと思われる * オバデヤ書は 前 845 年前後に執筆されたと考えてよいだろう 4オバデヤは 小預言書の 12 人の預言者の中で最初に登場する預言者である (4) オバデヤ書のテーマ 1イスラエルに敵対する不信仰な

黙示録 3 章 7-13 節 忠実な教会 1A 聖なる 真実な方 7 2A 主に知られた行ない 8 3A 報い B 中傷者からの擁護 9 2B 試練の時からの守り 10 3B 冠 11 4B 都での安全 本文 黙示録 3 章 7 節からです フィラデルフィヤにある教会に対する

* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

2012 年フルクテンバウム フルクテンバウム博士セミナー セミナー 聖書が教える死後の世界 個人的終末論 講師 アーノルド フルクテンバウム博士 通訳 中川健一

Derek Prince Ministries Asia-Pacific THE TEACHING LEGACY OF DEREK PRINCE MINISTRIES ARCHIVE The Battlefield of the Mind - Derek

このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

た 義認 の祝福を述べたものでしょうか しかしこの 1 節は 2 節の頭に なぜなら という言葉があるように 2 節と密接に関連しています ですから 2 節を見て行くことによって 1 節の意味を確かめることができます 2 節が述べていることは何でしょうか それは罪と死の原理からの解放です 私たちが

イエスさまの公的な活動は 2 年から 3 年と言われます その短い時間の中で人々に与えた影響は 考えられないほど大きいものでした ここに今日 わたしたちが集まって礼拝しているのも そのせいです けれどもその 2 年ないし 3 年のイエスさまの活動はずっと順調であったわけではありません イエスを愛し慕

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

(1) イゼベル 彼にとっては ネバテの子ヤロブアムの罪のうちを歩むことは軽いことであった それどころか彼は シドン人の王エテバアルの娘イゼベルを妻にめとり 行ってバアルに仕え それを拝んだ (1 列 16:31) 1オムリの子アハブは イゼベルと結婚し バアル礼拝をイスラエルに導入した 2 預言者

に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において 神の霊を満たした (2~3 節 ) (1) ユダ部族のフル その子ウリ その子ベツァルエル 1フルとはモーセの手を両側から支えた 2 人のうちのひとり ( 出 17 章 ) 2フルの孫がベツァルエルである (2) 神の霊を満たした 1 知恵 (wisdom)

牧会の祈り

(1) 神殿の聖所と至聖所を分ける幕である 1 長さが約 18 メートル 厚さが約 10 センチ 2この幕の内側に入れたのは 大祭司だけである それも年に一度だけ 3 大祭司 アロンの家系 ケハテ氏族 レビ族 イスラエルの民 全人類 (2) この幕が 上から下まで真っ二つに裂けた 1 神の御手がこれ

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

牧会の祈り

夢を超えたもの_Culture A.indd

黙示録 5 章 世界の巻き物 1A 封印を解くにふさわしい方 1-7 1B どこにもいない ふさわしい者 1-4 2B 勝利を得た小羊 5-7 2A 小羊への礼拝 B 血潮によって贖われた者たち B 無数の御使いと全被造物 本文 5 章を今晩は学びます 私たちは

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比喩:その他

ヨハネの福音書講解 ヨハネの福音 ヨハネの福音書 21:15~25 1. 愛する 新改訳改訂第 3 版 ヨハネ 21:15 彼らが食事を済ませたとき イエスはシモン ペテロに言われた ヨハネの子シモン あなたは この人たち以上に わたしを愛しますか ペテロはイエスに言った はい 主よ 私があなたを愛

2000 年は二日です ですからこちらも 遅い! と言えるほど 時は経っていないと言えます もちろん 1000 年イコール一日と言われているのではなく 一日のようだと言われていますので 単純計算できる話ではないのですが 先ほど引用した詩篇 90 篇 4 節では 私たちの時間のはかなさ 些細さという側

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

5. 章節は後代に付加せられたもので 聖書記述者の考えや霊感は反映されていな いので注意が必要 Ⅰ イエスによる預言 (42~46) 1. マタイ 21:42 は詩篇 118:22 預言からの引用 家を建てる者たちの見捨てた石 それが礎の石になった これは主のなさったことだ 私たちの目には 不思議な

シリーズ キリストの再臨と終末の預言 -No.2( 改訂 ) キリストの空中再臨と教会の携挙 ( その二 ) 教会の 携挙 についての聖書的根拠 ベレーシート 前回は シリーズ キリストの再臨と終末の預言 の第一回目として キリストの空中再臨と教会の携挙 について学びました このことはとても重要な教

はじめに ユダの手紙 中川健一 はじめに (1) 聖書フォーラム運動の広がり 1 聖書は霊感を受けて書かれた誤りなき 神のことば である 2ヘブル的聖書解釈 3 聖書研究から日本の霊的覚醒( 目覚め ) が 4 学びと行動の両輪が必要である (2) 異端について 1 英語で cult あるいは he

は歯が痛くなるとズキンズキンとして何をしていても繰り返し襲って来る痛みに悩まされますが そのように 絶えず痛みがある と言わずにいられないような痛みを感じ続けていた 一体それはどんな悲しみ 痛みだったのでしょうか それが同胞ユダヤ人の不信仰に関することでした パウロがどんなに同胞 同国人のことを思っ

<4D F736F F D C906C82D682CC8EE88E86>

2012 年 7 月 1 日 ( 日 ) 2 日 ( 月 ) 17 回目 Ⅴ-020~021 バプテスマのヨハネの登場 バプテスマのヨハネの登場 ルカ 3:1~2 マコ 1:2~6 1. はじめに (1) 文脈の確認 1バプテスマのヨハネの誕生 2イエスの誕生 3イエスの幼少期 (2) 今日の箇所は

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この預言によると メシヤ つまりイエス キリストは ダビデの王座に着き 裁きと正義によってこの王国を治めて確立します ダビデの王座は地上のものでした 地上における過去と未来のあるものでした この預言はまだ成就されていません 2. イザヤ書 11: :1 エッサイの根株から新芽が生え

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B2 神はどのようなお方か 1Chro.29:10-12 Dt.10:12-13 Ps.95:1-7 B3 イエス キリストはどのようなお方か John.14:8-10 Mk.6:31-56 John.10:30-33 Heb.2: John.4:2-3 2John.7-10 B4 三位

2008 年 7 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 6 創世記 6 創世記 2 章 4 節 b~25 エデンの園に置かれた人 イントロ : 1. 前回の復習 : ここまでで創造の 7 日間について学んだ (1) カオスからの創造であった (2) 神は 6

13_寺内.indd

2010 年 2 月 21 日 ( 日 ) 22 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 13 出エジ 13 出エジプト記 9 章 13 節 ~10 章 29 節 最後の 3 つの災い 1. 文脈の確認 (1) エジプトに主からの 10 の災いが下る (2)10 の災いの記述は 考え抜

(1) 処 女 降 誕 (2)イエスの 歴 史 性 (3) 福 音 の 3 要 素 (4)イエスの 死 後 の 状 態 (5) 昇 天 (6) 再 臨 * 今 回 は (4)イエスの 死 後 の 状 態 を 取 り 上 げる * 死 んでから 復 活 までの 3 日 間 をどのように 過 ごされたの

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海からの獣 黙 13:1~10 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が入る *7 章と同じである 2 今私たちは 12 章 ~13 章を取り上げている (2)12 章 ~13 章に登場する 7 人の主役たち ( 大患難時代の後半 ) 1ひとりの女 : イスラエルの象徴 2 赤い竜 : サタンの象徴 3 男の子 : キリストの象徴 4ミカエル : 天使長 5 女の子孫の残りの者 : レムナント 真の信仰者たち 6 海から上って来た獣 : 反キリスト 7 地から上って来た獣 : 偽預言者 (3) きょうの箇所で 大患難時代における最も重要な人物が登場する 1 海から上って来た一匹の獣とは 反キリストのことである 2 黙示録では 反キリストは獣として描写されている (32 回 ) 3キリストと反キリストが対比されている * Anti とは 〇〇に代わって とか 〇〇に敵対して という意味 * キリストは小羊であるが 反キリストは獣である * キリストは罪人を救うが 獣は聖徒を迫害する * 小羊は柔和であるが 獣はどう猛である * 小羊は愛に溢れているが 獣は残忍である (4) 大患難時代の中間期から後半にかけて 偽の三位一体が登場する 112 章でサタンが登場する ( 偽の父なる神 ) 213 章前半で反キリストが登場する ( 偽の子なる神 ) 313 章後半で偽預言者が登場する ( 偽の聖霊なる神 ) 2. アウトライン 1

(1) 獣の形状 (1~2 節 ) (2) 獣の復活 (3~4 節 ) (3) 獣の支配 (5~8 節 ) (4) 励ましのことば (9~10 節 ) 3. 結論 : 反キリストはキリストの真似をする 反キリストの働きについて学ぶ Ⅰ. 獣の形状 (1~2 節 ) 1.1 節 Rev 13:1 また私は見た 海から一匹の獣が上って来た これには十本の角と七つの頭とがあった その角には十の冠があり その頭には神をけがす名があった (1) 黙 12:18 は 13:1 に含まれるべきものである Rev 12:18 そして 彼は海べの砂の上に立った 1 海から獣が上がってくる (2) ダニエル書 2 章 ( ネブカデネザルが夢で見た大きな像の幻 ) * 人間の視点から見た異邦人世界の帝国の歴史 (3) ダニエル書 7 章 ( ダニエルが見た 4 つの幻 ) 1 第 1 の幻 :3 頭の大きな獣 * 第 1 の獣は獅子のようだが 鷲の翼をつけていた ( バビロン帝国 ) * 第 2 の獣は熊に似ているが きばの間には 3 本の肋骨があった ( メド ペルシヤ連合帝国 ) * 第 3 の獣は豹のようだが 背には 4 つの翼があり 4 つの頭があった ( ギリシア帝国 ) 2 第 2 の幻 : 第 4 の獣 ( 帝国主義 ) * いかなる獣にもたとえられない異様な姿をしていた * 大きな鉄のきばと 10 本の角を持っていた (10 本の角は 10 人の王 ) *11 本目の小さな角が出てきて 初めの角のうち 3 本が引き抜かれた * この小さな角は人格を持ち 豪語する口を持っていた ( 反キリスト ) 3 第 3 の幻 : 天の法廷 4 第 4 の幻 : 人の子のような方 2

(4) 黙 13:1 の獣は ダニエル書 7 章の第 2 の幻に登場する第 4 の獣と同じである 1 獣は 反キリスト自身であり 反キリストが支配する帝国でもある 2 反キリストは 異邦人世界から登場する (5) 十本の角 1 動物は角を武器にして戦う 2 角は 力と支配の象徴である 3 角は 王国や王を象徴する言葉である 4 反キリストは 10 ヶ国連合の帝国主義から登場する 5 角にある 10 の冠は 統治権の象徴である (6) 7 つの頭 1 第 4 の帝国の 7 つの発展段階を指す 2 第 7 の頭が 反キリストの統治段階である 3 神をけがす名 とは 反キリストの性質を表す名である 2.2 節 Rev 13:2 私の見たその獣は ひょうに似ており 足は熊の足のようで 口は獅子の口のようであった 竜はこの獣に 自分の力と位と大きな権威とを与えた (1) ダニエル書 7 章 1 獅子 熊 ひょうの順番に登場した 2ダニエル書では 将来の歴史を展望している (2) 黙示録 13:2 1ひょう 熊 獅子の順番になっている 2 黙示録では 過去を振り返っている 3 第 4 の帝国には その前の 3 つの帝国の特徴が残っている * 非常にどう猛で力がある (3) 竜 ( サタン ) は この獣に自分が持っている力と位と権威を与えた 1どう猛な獣 ( 反キリスト ) は さらに力を得た * 反キリストの最終的な力は サタンから来る * 偽の三位一体の 偽の子なる神 が誕生した 2キリストは サタンの申し出を拒否された ( マタ 4:8~10) Mat 4:8 今度は悪魔は イエスを非常に高い山に連れて行き この世のすべての国々とその 3

栄華を見せて Mat 4:9 言った もしひれ伏して私を拝むなら これを全部あなたに差し上げましょう Mat 4:10 イエスは言われた 引き下がれ サタン あなたの神である主を拝み 主にだけ仕えよ と書いてある Ⅱ. 獣の復活 (3~4 節 ) 1.3~4 節 Rev 13:3 その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが その致命的な傷も直ってしまった そこで 全地は驚いて その獣に従い Rev 13:4 そして 竜を拝んだ 獣に権威を与えたのが竜だからである また彼らは獣をも拝んで だれがこの獣に比べられよう だれがこれと戦うことができよう と言った (1) その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが 1ネロ イスカリオテのユダ ムッソリーニ ヒトラー スターリンなど? 2 文脈上は 過去の人物ではなく 将来登場する反キリストである 3 反キリストは 殺される (2) その致命的な傷も直ってしまった 1 反キリストは 復活する 2 反キリストは重傷を負っただけだと主張する学者もいる 3 黙 5:6 に ほふられたと見える小羊 という言葉が出ている 4 打ち殺されたかと思われた は 死んだことを意味する 5 復活した反キリストは 2 人の証人を殺す ( 黙 11:7 で学んだ ) Rev 11:7 そして彼らがあかしを終えると 底知れぬ所から上って来る獣が 彼らと戦って勝ち 彼らを殺す (3) 地上の人たちは 超自然的な力を発揮した獣に従うようになる 1 反キリスト復活のニュースは世界を巡ることであろう 2 復活した 2 人の証人は 天に上げられて地上にはいない 3 人々の関心は 復活した反キリストに向かう (4) さらに 人々は竜を拝むようになる 1サタンは 自らを神とし 礼拝されることを願う * イザ 14:12~17 エゼ 28:11~19 2 人々は 反キリストを通してサタンを礼拝するようになる 4

3 だれがこの獣に比べられよう だれがこれと戦うことができよう 4 出 15:11 との対比 Exo 15:11 主 よ 神々のうち / だれかあなたのような方があるでしょうか / だれがあなたのように 聖であって力強く / たたえられつつ恐れられ / 奇しいわざを行うことができましょうか Ⅲ. 獣の支配 (5~8 節 ) 2.5~6 節 Rev 13:5 この獣は 傲慢なことを言い けがしごとを言う口を与えられ 四十二か月間活動する権威を与えられた Rev 13:6 そこで 彼はその口を開いて 神に対するけがしごとを言い始めた すなわち 神の御名と その幕屋 すなわち 天に住む者たちをののしった (1) 反キリストは 大患難時代の中間で自らを神とする 1 最初は 世界の問題を解決するダイナミックなリーダーとして登場する 2しかし 途中から傲慢なことやけがしごとを言う 3ついに 自分の像を神殿に置き 礼拝を迫る ( マタ 24:15 参照 ) 42 テサ 2:4 2Th 2:4 彼は すべて神と呼ばれるもの また礼拝されるものに反抗し その上に自分を高く上げ 神の宮の中に座を設け 自分こそ神であると宣言します (2) けがしことを言う対象 1 神の御名 * 神の存在そのもの 2 幕屋 ( 天とそこに住む者たち ) * 天使と聖徒たち 2.7~8 節 Rev 13:7 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され また あらゆる部族 民族 国語 国民を支配する権威を与えられた Rev 13:8 地に住む者で ほふられた小羊のいのちの書に 世の初めからその名の書きしるされていない者はみな 彼を拝むようになる (1) 反キリストは 聖徒たちを迫害する 1さらに多くの殉教者たちが出る 2 黙 6:11 参照 5

3 ユダヤ人も 異邦人の信者も迫害される (2) 反キリストによる世界統治 1 政治的統治 2 経済的統治 3 宗教的統治 (3) 天と地の対比 1 天にいる者たちは 神と小羊を礼拝する 2 地にいる者たちは 悪魔と反キリストを礼拝する (4) 救われる者の名は 永遠の昔から小羊のいのちの書に記されている 1 エペ 1:4 参照 2 そうでない者は 悪魔と反キリストを礼拝するようになる Ⅳ. 励ましのことば (9~10 節 ) 1.9 節 Rev 13:9 耳のある者は聞きなさい (1) 黙 2~3 章の 7 つの教会への勧告と似ている Rev 2:7 耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい 1ここでは より簡単なことばになっている 2 教会はすでに携挙されている 2.10 節 Rev 13:10 とりこになるべき者は とりこにされて行く 剣で殺す者は 自分も剣で殺されなければならない ここに聖徒の忍耐と信仰がある (1) 神の正義は必ず行われる 1 反キリスト 偽預言者 反キリストの手先は 燃える火の池に投げ込まれる (2) 聖徒たちは 神の正義がなることを確信して生きる 1 忍耐と信仰を保持するための根拠となる 結論 : 反キリストはキリストの真似をする 6

1. キリストは神である 反キリストは 自らを神と宣言する (1) ヨハ 10:36 Joh 10:36 わたしは神の子である とわたしが言ったからといって どうしてあなたがたは 父が 聖であることを示して世に遣わした者について 神を冒涜している と言うのですか (2)2 テサ 2:4 2Th 2:4 彼は すべて神と呼ばれるもの また礼拝されるものに反抗し その上に自分を高く上げ 神の宮の中に座を設け 自分こそ神であると宣言します 2. キリストは奇跡を行われた 反キリストはその真似をする (1) マタ 9:32~33 Mat 9:32 この人たちが出て行くと 見よ 悪霊につかれて口のきけない人が みもとに連れて来られた Mat 9:33 悪霊が追い出されると その人はものを言った 群衆は驚いて こんなことは イスラエルでいまだかつて見たことがない と言った (2) マタ 24:24 Mat 24:24 にせキリスト にせ預言者たちが現れて できれば選民をも惑わそうとして 大きなしるしや不思議なことをして見せます (3)2 テサ 2:9~10 2Th 2:9 不法の人の到来は サタンの働きによるのであって あらゆる偽りの力 しるし 不思議がそれに伴い 2Th 2:10 また 滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行われます なぜなら 彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです 3. キリストは多くの王冠をかぶられる 反キリストは 10 の王冠をかぶる (1) 黙 19:12 Rev 19:12 その目は燃える炎であり その頭には多くの王冠があって ご自身のほかだれも知らない名が書かれていた (2) 黙 13:1 Rev 13:1 また私は見た 海から一匹の獣が上って来た これには十本の角と七つの頭とがあった その角には十の冠があり その頭には神をけがす名があった 4. キリストは白い馬に乗られる 反キリストも白い馬に乗る (1) 黙 19:11 Rev 19:11 また 私は開かれた天を見た 見よ 白い馬がいる それに乗った方は 忠実ま 7

た真実 と呼ばれる方であり 義をもってさばきをし 戦いをされる (2) 黙 6:2 Rev 6:2 私は見た 見よ 白い馬であった それに乗っている者は弓を持っていた 彼は冠を与えられ 勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った 5. キリストは復活された 反キリストも復活する (1) マタ 28:6 Mat 28:6 ここにはおられません 前から言っておられたように よみがえられたからです 来て 納めてあった場所を見てごらんなさい (2) 黙 13:3 Rev 13:3 その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが その致命的な傷も直ってしまった そこで 全地は驚いて その獣に従い 6. 私たちへの適用 (1) 反キリストの霊は 今も働いている (2) それゆえ 常にすべての教理を吟味する必要がある (3) 聖書に親しんでいるなら 感覚的に非聖書的教理をキャッチすることができる (4) その上で 厳密にみことばに照らして学べばよい 8