<4D F736F F F696E74202D208CDA96E28BA65F8CA48B8689EF B815B836893FC82E8816A2E >

Similar documents
【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版

インベスコ オフィス ジェイリート投資法人 (3298) 平成 30 年 1 月 29 日付 投資口分割 規約の一部変更及び平成 30 年 4 月期 ( 第 8 期 ) の 1 口当たり分配金の予想の修正に関するお知らせ 補足資料 インベスコ グローバル リアルエステート アジアパシフィック インク

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

大和証券グループ中期経営計画 Passion for the Best 年 4 月 3 日 大和証券グループ本社

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

【34】今日から使える「リスクとリターン」_1704.indd

特別勘定運用レポートをご覧いただくにあたって 当資料をご覧いただく際にご留意いただきたい事項 当資料はご契約者さま等に対し 三井住友海上プライマリー生命のしあわせの便り 目標設定特則付変額個人年金保険 (10) の特別勘定および特別勘定が主たる投資対象とする投資信託の運用状況を開示するためのものであ

Microsoft PowerPoint - 【校了版】拡大する中国Eコマース_ pptx


投資信託の種類を理解しよう インデックス型とアクティブ型の 2 種類があります インデックス型 ( パッシブ型 ) 特定の指数 例えば 日経平均株価や原油などの値動きに連動するように設計された投資信託 アクティブ型 インデックス型以上の投資収益 ( リターン ) を目標として運用するタイプの投資信託

常陽銀行における取組状況 お客さま本位の取組みの実践 預り資産契約者数は 順調に増加しております 預り資産残高は マーケットの影響等ありましたが前年水準を維持しております 積立商品の契約者数は順調に増加しており 前年対比で 21.7% 増加しております 預り資産残高および預り資産契約者数の推移 積立

2 / 5 ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 運用経過 > ダイワ マネーアセット マザーファンドを組み入れることで 安定運用を行いました < 今後の運用方針 > 今後につきましても 安定運用を継続して行って

おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金

参考図表:2018年第2四半期の資金循環(速報)

「つみたてNISA」専用商品の取扱開始について


2018 年度第 3 四半期業績の概要 年 2 月 1 4 日 日本生命保険相互会社 Nippon Life Insurance Company

相続の基礎 ~ 「相続」を学ぼう!! ~ 生前贈与①有価証券

公募株式投資信託の解約請求および償還時

Microsoft PowerPoint - ï¼fiã••PAL镕年+第ï¼fiQ;ver5.pptx

2015(平成27)年度決算 確定拠出年金実態調査結果(概要).pdf

Microsoft PowerPoint - Panel1_Nojiri.ppt

レバレッジETF・インバースETFについて

わが国の投資顧問業務について

【米国株式】人生100年時代を見据えた後悔しない資産形成

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 FOMC後のスペシャルレポート(USHY).pptx

マネックス証券トレードステーションセミナー

2013(平成25年度) 確定拠出年金実態調査 調査結果について.PDF

Transcription:

平成 27 年 4 月 7 日 投資顧問業協会コーポレート ガバナンス拡大研究会 資産運用業の社会的使命と SMAM の事業戦略 三井住友アセットマネジメント株式会社

目次 1. 資産運用業の社会的使命 (1) 普遍的使命 (2) 今 ~ 日本のアセットマネジメントの夜明け~ 1 貯蓄から投資へ 2デット ガバナンスからエクイティ ガバナンスへ 3アセットマネジメントの夜明け 2. 資産運用業界の課題 (1) 歴史の浅さ (2) 日本株への不信感 ~ 失われた20 年 の後遺症 ~ (3) 高齢層に偏在する個人投資家 (4) ファンド乱立と投信保有期間の短期化 3. 経営戦略 (1) 運用力 (2) 人材育成 (3) 商品開発力 (4) 直販事業の開始 4. 最後に ~ フィデュ - シャリー デューティー ~ P2 P3 P3 P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10 P11 P12 P13 P14 1

1. 資産運用業の社会的使命 (1) 普遍的使命 資産運用業の普遍的使命 投資家の保有資産の着実かつ安定的な成長 ( 資産形成 ) と 経済の成長に結びつくリスクマネー ( 成長マネー ) を適切に供給し 産業の発展と企業の持続的成長に貢献すること 経済の活力向上 国富の増強 2

1. 資産運用業の社会的使命 (2) 今 ~ 日本のアセットマネジメントの夜明け ~ 1 貯蓄から投資へ 貯蓄から投資へ 個人金融資産は 米国対比 現金 預金に偏重 ( 現金 預金比率日本 53% 米国 13%) デフレ脱却の変化に対応し 貯蓄から投資へ = 家計ポートフォリオの組み替え が本格的に求められる時代に突入 個人金融資産の推移 70% 日本 70% 米国 60% 60% 現金 預金 50% 53% 50% 40% 30% 20% 10% 保険 年金準備金 33% 株式 出資金 9% 40% 30% 20% 10% 株式 出資金 33% 保険 年金準備金 32% 現金 預金 13% 投資信託 13% 0% 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 投資信託 4% 0% 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 ( 出所 ) 日銀 FRB のデータを基に SMAM 作成 3

1. 資産運用業の社会的使命 (2) 今 ~ 日本のアセットマネジメントの夜明け ~ 2 デット ガバナンスからエクイティ ガバナンスへ デット ガバナンスからエクイティ ガバナンスへ 銀行による デット ガバナンス の時代から 投資家 ( 資産運用会社等 ) による エクイティ ガバナンス の時代へ移行 企業は財務体質の改善を進め実質無借金企業は大幅に増加 (1986 年対比倍増 ) 銀行の株式保有比率は 14.9%(1986 年 ) 3.6%(2013 年 ) へ大幅に低下 ( 社 ) 1,000 900 実質無借金企業数とその割合の推移 実質無借金企業数 ( 左軸 ) 実質無借金企業の割合 ( 右軸 ) 100% 90% (%) 18 16 投資主体別株式保有比率の推移 保険会社 16.8% 800 80% 700 70% 600 60% 500 50% 400 40% 300 30% 200 20% 100 10% 0 0% 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14( 年 ) ( 注 ) 対象 : 東証一部上場企業 ( 出所 )QUICKのデータを基にSMAM 作成 14 12 10 8 6 4 2 0 都銀 地銀等 14.9% 投信 + 年金 ( 私的 ) 2.9% 投信 1.9% 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 ( 年 ) ( 注 ) 東京 名古屋 福岡 札幌の 4 証券取引所に上場の 3,525 社が対象 (2014 年 3 月末 ) 都銀 地銀等は 銀行法および長期信用銀行法に規定される普通銀行 年金は 信託銀行を名義人とする企業年金 ( 公的年金除く ) ( 出所 ) 日本取引所グループのデータを基に SMAM 作成 投信 + 年金 ( 私的 ) 6.9% 保険会社 5.1% 投信 4.8% 都銀 地銀等 3.6% 4

1. 資産運用業の社会的使命 (2) 今 ~ 日本のアセットマネジメントの夜明け ~ 3 アセットマネジメントの夜明け アセットマネジメントの夜明け 日本のアセットマネジメントの夜明け 今こそ 資産運用業が社会的使命を果たすとき 貯蓄から投資へ デフレ脱却に適した商品の提供による長期の資産形成 デット ガバナンスからエクイティ ガバナンスへ ガバナンス機能の発揮による企業の持続的成長 デフレ脱却 潤沢な家計の 1,700 兆円を成長マネーに活かす 5

2. 資産運用業界の課題 (1) 歴史の浅さ 日米の資産運用業の歴史的相違 米国の投資顧問法が1940 年の制定に対し 日本の投資顧問業法施行は1986 年 40 年以上の開き 米国は1970 年代に個人の資産形成に係る税制が整備されたが 日本では2000 年代に本格化 日米の投信 年金市場の変遷 単位 : 兆ドル 米国リタイヤメント資産の推移 年 日本 米国 25 1940 投資顧問法制定 (1940) 投資会社法制定 (1940) 1950 証券投資信託法施行 (1951) 単位型株式投信開始 (1951) 追加型株式投信開始 (1952) 1960 投信法改正 (1967) SECの行政機能拡大 (1960) 1970 従業員退職所得保障法 (ERISA 法 ) 制定 (1974) IRA( 個人型年金 ) 発足 (1974) 401(k) 制度発足 (1978) 20 年金保険 IRA DCプラン DBプラン 1980 投資顧問業法施行 (1986) 12b-1 手数料導入 (1980) 銀行の投信販売開始 (1980 年代半ば ) 1990 改正厚生年金法の施行 (1990) 投信残高が1 兆ドルを突破 (1990) 厚生年金基金に投資顧問会社参入金融システム改革法施行 (1998) 初のETF 発行 (1993) 銀行窓販開始 (1998) IRA 資産が1 兆ドルを突破 (1994) 401(k) 資産が1 兆ドルを突破 (1996) 15 10 2000 投信法改正 (2000) 投資会社法規則改正 (2004) 上場投信 (ETF) 不動産投信上場(2001) ガバナンス テ ィスクローシ ャー要件を強化 確定拠出年金法施行 (2001) 年金保護法成立 (2006) 確定給付企業年金法施行 (2002) 厚生年金基金の代行返上金融商品取引法施行 (2007) 横断的投資者保護 リスク説明強化等 確定給付型年金の健全性強化と確定拠出年金の近代化 5 2010 NISA 開始 (2014) 改正厚生年金保険法施行 (2014) 他の企業年金制度への移行促進 ( 出所 ) 各種資料等より SMAM 作成 0 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 ( 出所 )ICI データより SMAM 作成 6

2. 資産運用業界の課題 (2) 日本株への不信感 ~ 失われた 20 年 の後遺症 ~ 国内投資家 失われた20 年 デフレ環境下における株価低迷により 日本株投資への関心は離散 投資資金は日本株に向かわず 海外資産等へ流出 資産運用会社 日本株運用から撤退する外資系運用会社や運用体制を縮小する国内運用会社が増加 日本株ファンドの設定には慎重姿勢 主要市場の推移 (1989 年 12 月末を100) 単位 : 兆円投資主体者別売買動向 ( 東証一部 二部 ) 500 450 400 350 300 250 世界株式日本株式世界債券 20 15 10 5 0 200 150 100 50 5 10 15 個人投資家金融機関海外 0 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 20 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 世界株式 :MSCI AC WORLD ( 円ベース ) 世界債券 : バークレイズグローバル総合インデックス ( 円ベース ) 日本株式 : 日経平均株価 出所 東京証券取引所のデータを基に SMAM 作成 出所 ブルームバーグ バークレイズのデータを基に SMAM 作成 7

2. 資産運用業界の課題 (3) 高齢層に偏在する個人投資家 日本の投信保有比率は 高齢層になる程高くなる傾向 一方 米国の投信保有率は45~54 歳がピーク 高齢層に偏在する個人投資家 世代別投信保有比率 ( ) 内 米国 : 全世代平均 43.3% 日本 : 全世代平均 9.6% ( 出所 ) 投資信託協会 投資信託に関するアンケート調査 2014 年 ICI RESEARCH PERSPECTIVE 2014 年 ( ) 内は米国の年齢層 8

2. 資産運用業界の課題 (4) ファンド乱立と投信保有期間の短期化 ファンド乱立と投信保有期間の短期化 需要の変化を捉えた商品開発競争の激化がファンドの乱立につながり 平均保有期間は短期化 ただし ストックを重視する営業戦略への転換により保有期間は反転の兆し ファンド 1 本当たりの残高も米国が伸長しているのに対し 低位横ばい傾向 ( 年 ) 投資信託の平均保有期間の推移 ( 億ドル ) ファンド 1 本当たりの残高推移 ( 億円 ) 4 3.4 3.4 3.2 3.5 3.4 21 18 米国 ( 左軸 ) 日本 ( 右軸 ) 2,100 1,800 3 2 1 3.1 米国 日本 2.9 2.5 2.2 1.7 15 12 9 6 1,500 1,200 900 600 3 300 0 2009 2010 2011 2012 2013 ( 年 ) 0 0 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 ( 年 ) ( 注 ) 日本は公募株式投信 米国は Mutual Fund( 除く MMF) が対象 ( 出所 ) 投資信託協会 ICI のデータより SMAM 作成 ( 注 ) 日本は公募投信 米国は Mutual Fund が対象 ( 出所 ) 投資信託協会 ICI のデータより SMAM 作成 9

3. 経営戦略 (1) 運用力 中期経営計画 基本戦略 重要施策 1. 日本株式アクティブ運用の強化 (1) 人材 日本株アクティブ運用に 重点をおいた 自社運用商品の拡充 (2) シードマネー (3) 成功報酬型商品 (4) エンゲージメントファンド (5) リサーチ能力 2. 外国株式 グローバル債券等の見直し 10

3. 経営戦略 (2) 人材育成 中期経営計画 基本戦略 重要施策 1. 人材育成の基本方針を策定し 若手人材のキャリアパスを明確化 競争環境の整備による 運用人材の育成 強化 2. 外部人材の採用 3. 任用継続ガイドラインの制定 4. 成功報酬連動の賞与額決定方式を導入 11

3. 経営戦略 (3) 商品開発力 中期経営計画 基本戦略 重要施策 1. 商品企画開発体制の再構築 投資家視点を貫いた 全社的な 商品戦略の見直し 2. 外部委託運用の活用 3. 商品開発方針の明確化 - 投資家視点の追及 - わかりやすさ利便性 12

3. 経営戦略 (3) 直販事業の開始 (2015 年 4 月 1 日 ~) 投信直販事業の意義 : 投資初心者 資産形成層の啓蒙活動による投資家層の裾野拡大 新たな販売チャネルの創設 = 新たな顧客層へ新たな投資機会を創造 投資解説資料 インベスター Z 積立投資 NISA を展開 20 代 30 代を含む新たな個人投資家の育成を目指す 資産保有者 投資経験者 資産形成層 投資初 者 投信直販事業において強く意識するターゲット層 積立型口座 を中心に顧客拡大を推進 NISA 口座 にも対応 販売方法は無店舗 オンライン ( インターネット ) 販売による プル型営業 三田紀房 / コルク 13

4. 最後に ~ フィデュ - シャリー デューティー ~ SMAM スピリッツ 2020 年の日本一達成までの当社の行動指針 先義後利社会の公器として 社会貢献 お客さまの利益を最優先とする 創意工夫業界の先駆者として 他社のやっていないことに積極的に取り組むこれまでにない新しいことを創造することを是とする 進取果敢何事にも自ら進んで取り組み 結果を出す 一念通天一度始めたことは完遂するまで 信念を持って取り組む 一致団結愛社精神を持ち 全社的視点で全役職員が一丸となって目標に向かって邁進する 14

当資料は 情報提供を目的として 三井住友アセットマネジメントが作成したものです 特定の投資信託 生命保険 株式 債券等の売買を推奨 勧誘するものではありません 当資料に基づいて取られた投資行動の結果については 当社は責任を負いません 当資料の内容は作成基準日現在のものであり 将来予告なく変更されることがあります 当資料に市場環境等についてのデータ 分析等が含まれる場合 それらは過去の実績及び将来の予想であり 今後の市場環境等を保証するものではありません 当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが その正確性 完全性を保証するものではありません 当資料にインデックス 統計資料等が記載される場合 それらの知的所有権その他の一切の権利は その発行者および許諾者に帰属します 当資料に掲載されている写真がある場合 写真はイメージであり 本文とは関係ない場合があります