4:10 防災科学技術研究所第 2 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 9:34 防災科学技術研究所第 3 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 11:50 防災科学技術研究所職員が熊本県庁 ( 熊本県災害対策本部 ) に到着 16:00

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2019 年1月3日熊本県熊本地方の地震の評価(平成31年2月12日公表)

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平成28年4月 地震・火山月報(防災編)

Microsoft PowerPoint 「平成28年熊本地震活動記録(第17報) 案-2.pptx

溶結凝灰岩を含む火砕流堆積物からなっている 特にカルデラ内壁の西側では 地震による強い震動により 大規模な斜面崩壊 ( 阿蘇大橋地区 ) や中 ~ 小規模の斜面崩壊 ( 南阿蘇村立野地区 阿蘇市三久保地区など ) が多数発生している これらの崩壊土砂は崩壊地内および下部に堆積しており 一部は地震時に

~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

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平成17年7月11日(月)

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地震発生後の九州地方整備局の活動 4 月 16 日の夜明け 本震の後に再度調査を実施しておりま す その際は 道路崩壊の調査 土砂崩壊の箇所の調査 被 災地に入るための安全ルートの確認等を実施しております 次に九州地方整備局の活動について紹介させていただき ます まず最初に地震発生後の初動体制につい

プレス発表資料 平成 29 年 12 月 4 日国立研究開発法人防災科学技術研究所 強震モニタアプリ ベータテストのため 先着 3,000 名のモニターを募集 国立研究開発法人防災科学技術研究所 ( 略称 : 防災科研 理事長 : 林春男 ) は これまで防災科研が公開してきた 強震モニタ 1 のス

スライド 1

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佐賀県の地震活動概況 (2018 年 12 月 ) ( 1 / 10) 平成 31 年 1 月 15 日佐賀地方気象台 12 月の地震活動概況 12 月に佐賀県内で震度 1 以上を観測した地震は1 回でした (11 月はなし ) 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 図 1 震央分布図 (2018 年 1

この資料は速報値であり 後日の調査で変更されることがあります 時間帯 最大震度別回数 震度 1 以上を観測した回数 弱 5 強 6 弱 6 強 7 回数 累計 4/14 21 時 -24 時 /15 00 時 -24 時 30

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C FC A1817A8C46967B926E906B82D682CC91CE899E82C982C282A282C42E >

第 1 章熊本地震の概要 執筆 : 阿部直樹 ( 国立研究開発法人防災科学技術研究所 ) 1-1 熊本地震動の概要 2016 年 4 月 14 日 21 時 26 分頃 熊本県熊本地方の深さ約 11km を震源とする M6.5 の地震が発生し 熊本県上益城郡益城町において震度 7を観測した また約

防災情報のページ

地震の概要 検知時刻 : 1 月 3 日 18 時分 10 発生時刻 : 1 月 3 日 18 時 10 分 マグニチュード: 5.1( 暫定値 ; 速報値 5.0から更新 ) 場所および深さ: 熊本県熊本地方 深さ10km( 暫定値 ) 発震機構 : 南北方向に張力軸を持つ横ずれ断層型 ( 速報


PowerPoint プレゼンテーション

別紙 1600 年分の自然災害を振り返る災害年表マップ ~スマートフォン タブレット対応のお知らせと Web 技術者向け API 配信項目拡大のご案内 ~ 1. 災害年表マップについて災害年表マップは 過去の自然災害事例を発生年ごとに市区町村単位で Web 地図上に表示する Web サービスです 地

た ( 派遣員数 4 名 ) (2) 全国知事会は 大分県等と連携しながら 引き続き情報共有に努めるとともに 各都道府県に対し 知事会の対応状況等を連絡することとしている (3) 全国知事会は 被災市町村と支援県によるカウンターパート方式による支援を決定 (4) 熊本県への救護班の派遣について 36

た ( 派遣員数 4 名 ) (2) 全国知事会は 大分県等と連携しながら 引き続き情報共有に努めるとともに 各都道府県に対し 知事会の対応状況等を連絡することとしている (3) 全国知事会は 被災市町村と支援県によるカウンターパート方式による支援を決定 (4) 熊本県への救護班の派遣について 36

日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第十報

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新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

平成 28 年 (2016 年 ) 熊本地震 報告会 ~ 防災科学技術研究所最初の3ヶ月間の取り組み ~ プログラム 開始終了講演タイトル所属講演者等 13:30-13:35 開会挨拶理事長林春男 13:35-13:40 挨拶文部科学省研究開発局局長田中正朗 13:40-14:00 熊本地震の地震発

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TEC-FORCE 制度の概要 TEC-FORCE( 緊急災害対策派遣隊 ) とは大規模自然災害が発生し 又は発生するおそれがある場合において被災地方公共団体等が行う 被災状況の迅速な把握 被害の発生及び拡大防止 被災地の早期復旧その他災害応急対策に対する技術的な支援を円滑かつ迅速に実施することを目

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

熊本地震災害調査レポート(速報)

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の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

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5

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(/9) 07 年に発生した地震の概要. 佐賀県の地震活動 07 年に佐賀県で震度 以上を観測した地震は 9 回 (06 年は 85 回 ) でした ( 表 図 3) このうち 震度 3 以上を観測した地震はありませんでした (06 年は 9 回 ) 表 07 年に佐賀県内で震度 以上を観測した地震

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

00 表紙・目次

日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第六報

資料 4 第 2 回オープンデータ官民ラウンドテーブル インフラ 防災 減災 安全 安心 分野 地盤情報のオープンデータ化の提案 平成 30 年 3 月 一般社団法人全国地質調査業協会連合会

02一般災害対策編-第3章.indd

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平成 28 年 4 月 16 日 01 時 25 分頃の熊本県熊本地方の地震 震度分布図 各地域の震度分布 : 震央 各観測点の震度分布図 ( 震央近傍を拡大 )

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

平成28年熊本地震八次調査報告(HPアップ版v3)反映

Microsoft Word - 概要版(案)_ docx

熊本地震に対する四国地方整備局の対応状況 ( 平成 28 年 5 月 9 日現在 ) 被災地への支援 1) 四国地方整備局支援対策本部の設置四国地方整備局では 4 月 14 日 ( 木 ) に支援対策本部 ( 本部長 : 四国地方整備局長石橋良啓 ) を設置し 被災地域への支援を行っています 2)

熊本地震の緊急調査報告

れました また, 当フォーラムに将来の建設技術者を目指す若い学生が多数参加することを紹介し, 今後想定される大規模災害への備えとして, 災害に強い国作り, インフラの老朽化対策などの国土強靱化を促進する上でも, これらの方々の活躍なくしては成立しない これら若い技術者の方を含めて産学官の連携を深め,

「2016年熊本地震と関連する活動に関する総合調査」への科学研究費補助金(特別研究促進費)の交付について

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

平成 30 年 4 月 9 日 01 時 32 分頃の島根県西部の地震 震度分布図 各地域の震度分布 : 震央 各観測点の震度分布図 ( 震央近傍を拡大 )

【集約版】国土地理院の最近の取組

新潟県中越沖地震を踏まえた地下構造特性調査結果および駿河湾の地震で敷地内の揺れに違いが生じた要因の分析状況について

特集大規模自然災害からの復旧 復興 参考 警察が検視により確認している死者数 50 名 災害による負傷の悪化または避難生活等における身体的負担による死者数 106 名 6 月 日に発生した豪雨による被害のうち熊本地震と関連が認められた死者数 5 名建物被害全壊 8,360 棟, 半壊 3

角田徹副会長日赤や各医療救護班が展開し活動しているために 東日本大震災の時のような現場での医療活動はほとんどなかった 今後は 地域医療への引き継ぎに際してのコーディネーター役 並びに現地医療機関の手が回らない分野の医療的補助 ( 巡回 往診 福祉避難所等 ) が主と思われる 今後の南阿蘇村の地域医療

した 気象庁は その報告を受け 今後は余震確率の公表方法を改めることとしたという 2. 被害状況 被害要因等の分析 (1) 調査方針本委員会は 以下の調査方針で 被害調査と要因分析を行っている 1 極めて大きな地震動が作用し 多数かつ甚大な建築物被害が生じた益城町及びその周辺地域に着目して検討を進め

Microsoft PowerPoint - 参考資料 各種情報掲載HPの情報共有

( 熊本県防災情報メールサービスに関すること ) 熊本県危機管理防災課電話

火山防災対策会議の充実と火山活動が活発化した際の協議会の枠組み等の活用について(報告)【参考資料】

日本海溝海底地震津波観測網の整備と緊急津波速報 ( 仮称 ) システムの現状と将来像 < 日本海溝海底地震津波観測網の整備 > 地震情報 津波情報 その他 ( 研究活動に必要な情報等 ) 海底観測網の整備及び活用の現状 陸域と比べ海域の観測点 ( 地震計 ) は少ない ( 陸上 : 1378 点海域

資料6 2016年熊本地震と関連する活動に関する総合調査

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

写真 -1 南阿蘇村阿蘇大橋地区の斜面崩壊発生状況 ( 国際航業株式会社 株式会社パスコ撮影 ) 図 -2 平成 24 年九州北部豪雨災害時及び熊本地震時の土砂移動分布図 図 -3 平成 24 年九州北部豪雨災害時及び熊本地震時の土砂移動分布図 ( 阿蘇山外輪部の一部を拡大 ) 図 -2に示すとおり

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

重ねるハザードマップ 大雨が降ったときに危険な場所を知る 浸水のおそれがある場所 土砂災害の危険がある場所 通行止めになるおそれがある道路 が 1 つの地図上で 分かります 土石流による道路寸断のイメージ 事前通行規制区間のイメージ 道路冠水想定箇所のイメージ 浸水のイメージ 洪水時に浸水のおそれが

Microsoft PowerPoint - 06_安田HP用(永山) [互換モード]

熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repositor Title 熊本地震におけるデジタルアーカイブ構築への課題と利 活用の検討 Author(s) 山尾, 敏孝 Citation Issue date Type URL Presentation

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Microsoft PowerPoint - 技術概要・有効性資料

Taro-地震防災マップQ&A集.jtd

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

スライド 1

東北地方太平洋沖地震への 気象庁の対応について ( 報告 ) 気象業務の評価に関する懇談会 平成 23 年 5 月 31 日 気象庁 1

< 用語解説 > *1 Twitter 140 文字以内の ツイート と称する短文を投稿できる情報サービスで Twitter 社により提供されている *2 DISAANA 対災害 SNS 情報分析システム DISAANA( ディサーナ ) は NICT がこれまでに培ってきた情報分析技術を活用し 質

ハザードマップポータルサイト広報用資料

地震被害予測システムにより建物被災度を予測 また 携帯電話と地図を利用した 被害情報集約システム では GPS 機能と地理情報システムとの連係により 現在位置周辺にある同社施工済物件を検索し 物件や周辺の被害状況を文字 静止画 動画を添付して報告することができる これら被害情報を地理情報システムに集

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「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

日向灘 佐伯市で震度 2 を観測 8 日 08 時 33 分に日向灘で発生した M3.9 の地震 ( 深さ 31km) により 佐伯市 愛媛県西予市 高知県宿毛市などで震度 2 を観測したほか 大分県 宮崎県 愛媛県および高知県で震度 1 を観測しました ( 図 1) 今回の地震の震源付近 ( 図

添付資料 MOWLAS ( モウラス ) とは 防災科学技術研究所は 平成 7 年 1 月に発生した阪神 淡路大震災を契機として 日本全国の陸域において強震観測網 (K-NET KiK-net) 高感度地震観測網(Hi-net) 広帯域地震観測網 (F-net) の整備 運用を行ってきました 約 2

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日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第八報

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

目次 1 降雨時に土砂災害の危険性を知りたい 土砂災害危険度メッシュ図を見る 5 スネークライン図を見る 6 土砂災害危険度判定図を見る 7 雨量解析値を見る 8 土砂災害警戒情報の発表状況を見る 9 2 土砂災害のおそれが高い地域 ( 土砂災害危険箇所 ) を調べたい 土砂災害危険箇所情報を見る

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Microsoft PowerPoint - 平成23年度ANET取組2

火山活動解説資料平成 31 年 4 月 14 日 17 時 50 分発表 阿蘇山の火山活動解説資料 福岡管区気象台地域火山監視 警報センター < 噴火警戒レベルを1( 活火山であることに留意 ) から2( 火口周辺規制 ) に引上げ> 阿蘇山では 火山性微動の振幅が 3 月 15 日以降 小さい状態

日本医師会ニュース「平成28 年熊本地震」:情報提供第五報

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山県市地域防災計画【 改訂版】

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

Transcription:

平成 28 年熊本地震における防災科学技術研究所の対応について 2016/4/14 21:26 熊本県熊本地方における M6.5( 最大震度 7: 熊本県益城町 ) の地震発生を受け 役職員の安否確認 (22:55 完了 ) 観測データの確認 その他情報収集等を開始 21:39 国立研究開発法人防災科学技術研究所災害対策要領( 以下 災害対策要領という ) に基づき 災害対策本部を設置 災害対策本部長の指揮に基づき 各班において災害対策要領に定める業務を開始 23:31 防災科学技術研究所および他機関による外部公表情報を集約し 防災科学技術研究所ホームページ上に クライシスレスポンス Web サイト ( 第一報 ) として公開 http://ecom-plat.jp/nied-cr/index.php?gid=10153 防災科研コンテンツの一例:J-RISQ 地震速報 防災科学技術研究所が地震発生直後に市区町村毎の揺れの状況や震度遭遇人口を推定 その他 地震発生地域における過去の主な被害地震等の情報を纏めて公開 http://www.j-risq.bosai.go.jp/report/ 23:51 防災科学技術研究所第 1 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告 ならびに今後の方針等について情報共有を実施 2016/4/15 3:59 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) レジリエントな防災 減災機能の強化 の一環で開発を進めているリアルタイム地震被害推定システム ( 暫定版 ) により 建物全壊棟数分布の推定を行った結果を公表 http://ecom-plat.jp/nied-cr/index.php?gid=10153 1

4:10 防災科学技術研究所第 2 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 9:34 防災科学技術研究所第 3 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 11:50 防災科学技術研究所職員が熊本県庁 ( 熊本県災害対策本部 ) に到着 16:00 政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会 ( 臨時会 ) に対し 強震観測網の解析結果等の資料を提供 同委員会に防災科学技術研究所の地震津波火山ネットワークセンター長が出席 17:45 頃平成 28 年 (2016 年 ) 熊本地震に関する分析結果を Hi-net 高感度地震観測網ホームページ上にて公開 http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/nw-kumamoto160414/ 2016/4/16 2

1:25 頃熊本県熊本地方で M7.3( 最大震度 6 強 : 熊本県南阿蘇村他 ) の地震発生 4:10 第 4 回災害対策本部会議を開催 情報共有を行うとともに 当面の体制等について決定 13:00 頃災害リスク情報利活用システム (e コミ ) を用いて 熊本県庁への支援を開始 熊本県の情報( 道路交通情報等 ) を地図情報システム (GIS) に整理して対策に活用 DMAT( 災害派遣医療チーム ) のシステムである EMIS( 広域災害救急医療情報システム ) への提供 http://map04.ecom-plat.jp/map/map/?cid=6&gid=0&mid=114 熊本県道路被害情報 ( 熊本県提供資料より ( 研 ) 防災科学技術研究所が作成 ) 14:35 第 5 回災害対策本部会議開催各班による状況報告による情報共有を行うとともに全所的な対応を再確認 同日 自治体関係者向けの災害情報を集約した特設 Web サイトを開設 2016/04/17 10:00 政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会 ( 臨時会 ) に対し 震源分布等の資料を提供同委員会に防災科学技術研究所の地震津波火山ネットワークセンター長が出席 16:30 頃地震調査委員会 ( 臨時会 ) に提供した資料を防災科学技術研究所ホームページ上に掲載 http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/nw-kumamoto160416/?lang=ja 2016/04/18 10:35 第 6 回災害対策本部会議を開催 4/24 に予定していた防災科研一般公開の延期を決定 同日に 平成 28 年 (2016 年 ) 熊本地震に関する緊急報告会 を開催することを決定 2016/04/19 10:00 第 7 回災害対策本部会議を開催 2016/04/20 10:34 第 8 回災害対策本部会議 19:30 防災科学技術研究所の災害への対応について 時系列に沿って整理したクロノロジーを HP 及びクライシスレスポンスサイト上で公開 ( 以降随時更新 ) 3

2016/04/21 10:34 第 9 回災害対策本部会議を開催 2016/04/22 10:35 第 10 回災害対策本部会議 現地調査を実施していた研究者より 情報の共有 2016/04/24 13:00 熊本地震に関する緊急報告会 ~ 防災科学技術研究所この 1 週間の取り組み ~ 開催 2016/04/25 林理事長が熊本県を訪問 蒲島熊本県知事との意見交換 政府現地対策本部会議への出席及び被災地の視察等 を実施 2016/04/26 10:35 第 11 回災害対策本部会議 現地調査を実施していた研究者より 情報の共有 2016/04/28 10:35 第 12 回災害対策本部会議 2016/05/02 13:00 第 13 回災害対策本部会議 2016/05/09 13:00 第 14 回災害対策本部会議 2016/05/18 林理事長らが熊本県を訪問 蒲島熊本県知事との意見交換 被災地での支援活動現状視察等を実施 2016/05/19 13:00 第 15 回災害対策本部会議 2016/05/25 林理事長らが熊本県を訪問 被災者生活再建支援システムについて説明を実施 2016/05/26 13:00 第 16 回災害対策本部会議 米倉理事らが現地職員などとの意見交換及び被災地訪問を実施 4

2016/05/31 地震 火山観測網の復旧に関して 熊本地震復旧等予備費の使用が閣議決定 2016/06/1 11:00 第 17 回災害対策本部会議 2016/06/7 13:00 第 18 回災害対策本部会議 2016/06/15 11:00 第 19 回災害対策本部会議 2016/06/17 林理事長らが熊本県を訪問 蒲島熊本県知事との意見交換 被災地での支援活動現状視察等を実施 2016/06/23 11:00 第 20 回災害対策本部会議 2016/06/30 被災地における復旧 復興の現状を鑑み より総合的な視野から活動を行うために復旧 復興支援本部を設置 15:00 第 21 回災害対策本部会議及び第 1 回復旧 復興支援本部会議 2016/07/05 10:30 第 22 回災害対策本部会議及び第 2 回復旧 復興支援本部会議 2016/07/14 15:45 第 23 回災害対策本部会議及び第 3 回復旧 復興支援本部会議 2016/07/15 平成 28 年 (2016 年 ) 熊本地震 報告会 ~ 防災科学技術研究所最初の 3 ヶ月の取り組み ~ 開催 2016/07/20 林理事長らが熊本県を訪問 蒲島熊本県知事との意見交換等を実施 15:30 第 24 回災害対策本部会議及び第 4 回復旧 復興支援本部会議 2016/07/28 13:10 第 25 回災害対策本部会議及び第 5 回復旧 復興支援本部会議開催 2016/08/10 9:00 熊本地震対応振り返りの会開催第 26 回災害対策本部会議及び第 6 回復旧 復興支援本部会議開催 5

2016/08/26 13:00 第 27 回災害対策本部会議及び第 7 回復旧 復興支援本部会議開催 2016/08/31 災害対策本部を解散し 熊本地震復旧 復興支援本部を支援活動の中心に位置づけ 現地調査 社会防災システム研究部門 総合防災情報センター レジリエント防災 減災研究推進センター及び雪氷防災研究部門の研究員計 48 名を現地に派遣 4/15 支援体制構築のため適宜情報収集 及び県庁に設置された災害対策本部に全棟崩壊予想図を提供 4/17 熊本県庁の災害対策本部の支援業務を実施 県庁他 DMAT 等各機関が個別に所持している道路状況等について e コミ上に地図情報として集約を実施 並行して県庁内の他局や DMAT 国土交通省等に資料提供 4/19 更なる支援拡大のため 益城町の災害対策本部 同町の社会福祉協議会 熊本県社会福祉協議会 熊本市社会福祉協議会にて 具体的な支援に向けた状況調査と意見交換を実施 4/19 熊本県益城町 およびその周辺の自治体の災害対策本部を巡回し 熊本県庁との情報連携について相談 意見交換を実施 4/20 熊本県庁での支援活動を継続するほか 市町村災害対策本部 ( 益城町等 ) の災害対応調査 情報支援 NPO へのヒアリングを実施 4/21 上記取り組みを継続して実施するほか 大分県庁でのヒアリングを実施 4/22 県からの定期的な提供に基づき 大分県の道路被害情報を e コミ上に地図情報としてシームレスに掲載 4/24~28 まで 熊本県の被災市町村において 災害情報の利活用と情報のニーズに関する調査を実施 4/24 から 県庁及び現地の災害対策本部での災害対応調査及び情報支援を実施 ( 以降継続 ) 地震減災実験研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 現地大学等との連携の下 4/16~17 にかけ 液状化の被害状況について現地調査を実施 水 土砂防災研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 4/17~20 まで 新潟大学との連携の下 熊本市内および阿蘇地域での土砂災害の被害状況調査 及び現地ヒアリングを実施 4/27 から 西原村役場および村内にて被害状況に関するヒアリングを実施 火山防災研究部門の研究員 2 名を現地に派遣 4/20 より阿蘇山火山観測施設の現状確認を実施 〇災害過程研究部門及び社会防災システム研究部門の研究員 3 名を現地に派遣 4/21~22 にかけて 大分県において地震動による建物被害調査 地震減災実験研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 4/29~5/2 かけて 文教施設委員会との協力の下 被災地の体育館の被害調査等を実施 地震津波火山ネットワークセンターの研究員 1 名を現地に派遣 6

4/24~26 にかけて 施設復旧方法の検討と作業指示 異常波形を記録した観測施設の調査を実施 社会防災システム研究部門及び地震津波火山ネットワークセンターの研究員 2 名を現地に派遣 4/28~5/1 にかけて 熊本地震の震源域において観測点状況及び被害等の調査を実施 水土砂防災研究部門及び社会防災システム研究部門の研究員 2 名を現地に派遣 5/9~12 にかけて ヘリ空撮による熊本地震震源断層沿い市街地 阿蘇山外輪山 中央火口丘および阿蘇谷に発生した斜面災害に関する調査を実施 5/9~12 にかけて 阿蘇山北麓仙酔峡において 本地震による影響および二次的斜面災害危険度 土石流発生可能性に関する調査を実施 社会防災システム研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 4/28~1 にかけて 応用地質学会の熊本 大分地震災害調査団副団長として 斜面災害を中心に被害状況調査を実施 社会防災システム研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 4/28~1 5/11~12 5/20~21 にかけて 熊本市周辺の液状化に関する現地調査を実施 社会防災システム研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 5/16~18 にかけて 活断層近傍の余震 微動観測を実施 水 土砂防災研究部門及び社会防災システム研究部門の職員 9 名を現地に派遣 5/19~22 にかけて 阿蘇カルデラ全域において斜面崩壊状況の把握調査を実施 地震減災実験研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 7/8~10 にかけて 建物の復興状況 現状の対応状況 また建物の被害調査の調査を実施予定 審議役及び レジリエント防災 減災研究推進センター職員 2 名が現地を訪問 7/9~10 にかけて被災自治体の災害対応調査を実施 社会防災システム研究部門の研究員 1 名を現地に派遣 7/7~10 にかけて被災自治体の災害対応調査を実施 社会防災システム研究部門及び レジリエント防災 減災研究推進センターの職員 8 名を現地に派遣 7/10~13 にかけて断層近傍の地盤調査 地盤被害状況調査を実施 7