: 本来の行政目的のために実施する事業であり 大会や大会を通じた新しい日本の創造にも資するが 大会に直接資する金額を算出することが困難な事業 14 府省等 208 事業 5461 億円 C: 本来の行政目的のために実施する事業であり 大会との関連性が比較的低い事業 8 府省等 29 事業 826 億

Similar documents
東京2020大会開催に伴う経済波及効果分析報告書

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

目次 1. 策定の趣旨 2 2. 水素利活用による効果 3 3. 能代市で水素エネルギーに取り組む意義 5 4. 基本方針 7 5. 水素利活用に向けた取り組みの方向性 8 6. のしろ水素プロジェクト 10 1

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

1 検査の背景及び実施状況 (1) 参議院からの検査要請の内容 東京オリンピック パラリンピック競技大会に関する次の各事項である 1 2 大会の開催に向けた取組等の状況 各府省等が実施する大会の関連施策等の状況 (2) 東京オリンピック パラリンピック競技大会に向けた取組の概要等 ア 大会の開催に向

オリンピック パラリンピック東京大会におけるホストシティ タウン構想に係る自治体における国際交流の取組についてのアンケート 1. 調査概要配布先 : 都道府県 市区町村時期 : 平成 26 年 9 月 30 日 ~10 月 30 日 ( 年内にとりまとめ ) 調査趣旨 : 2020 年オリンピック

水素供給設備整備事業費補助金平成 28 年度概算要求額 62.0 億円 ( 新規 ) 省エネルギー 新エネルギー部燃料電池推進室 事業の内容 事業イメージ 事業目的 概要 燃料電池自動車 (FCV) は 水素を燃料とする自動車で 内外の自動車メーカーによって 開発競争が進め

2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会を見据えた行政の暑さ対策に関する取組 Countermeasure plans by governments against intense heat toward 2020 Tokyo Olympic & Paralympic games 内閣官

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

配布資料

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

目的 予算の状況 資金の流れ 活動実績 成果実績 事業所管部局による点検 評価項目評価に関する説明 広く国民のニーズがあり 優先度が高い事業であるか 国が実施すべき事業であるか 地方自治体 民間等に委ねるべき事業となっていないか 不用率が大きい場合は その理由を把握しているか 支出先の選定は妥当か

新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 ( 第 2 回 ) 東京都提出資料 平成 27 年 8 月 10 日東京都 新国立競技場の整備計画再検討について 1 はじめに 2 新国立競技場の整備について 1 アスリートや観客の視点に立つ アスリートファースト アクセシビリティの確保 2 大会開催

01_hamadai_saiko180502_web

報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

H28秋_24地方税財源

4-(1)-ウ①


女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

1 検査の背景 (1) 日本年金機構における個人情報 情報システム及び情報セキュリティ対策の概要厚生労働省及び日本年金機構 ( 以下 機構 という ) は 厚生年金保険等の被保険者等の基礎年金番号 氏名 保険料の納付状況等の個人情報 ( 以下 年金個人情報 という ) について 社会保険オンラインシ

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

「オリンピック・レガシーに関する意識調査」(第2回)結果概要

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

<4D F736F F D A6D92E8817A89BF8A CC8CF08FC28C8B89CA81698A C5816A>

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

27 年度当初予算 28 年度要求主な増減理由円)平 7 単 位 2 : 8 百年万度予訳(成 ( 目 ) 啓発広報費 2 平成 26 年度限りの経費 ( 重要事項に関する戦略的国際広報諸費に統合 ) 計 0 0 算内

国立大学法人富山大学 PPP/PFI 手法導入優先的検討要項

鹿児島県海洋再生可能エネルギー開発可能性調査仕様書

1-(1) 中部電力 ( 株 ) 大日本印刷 ( 株 ) と共同で 歩道上の路上変圧器を活用した情報発信の実証実験を実施 ~1/24 国交省実証実験の対象地域に選定 ~ 1 国交省実証実験の対象地域に選定 先週木曜日(1/24) 国土交通省から 無電柱化に伴う一般国道の歩道上に設置されている電力設備

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

新興国市場開拓事業平成 27 年度概算要求額 15.0 億円 (15.0 億円 ) うち優先課題推進枠 15.0 億円 通商政策局国際経済課 商務情報政策局生活文化創造産業課 /1750 事業の内容 事業の概要 目的 急速に拡大する世界市場を獲得するためには 対象となる国 地

ともに ほぼ 17 万人から 22 万人で推移している 8 月の休日の数字がこの基地跡地エリアの潜在的に有する土地資源としての可能性 ( キャパシティ ) を示していると言える こうした中 朝霞市は 平成 29 年 3 月 15 日に市制施行 50 周年を迎えること また 2020 年東京オリンピッ

資料3-1 温室効果ガス「見える化」の役割について

1 目次 2 背景 目的 指針 設備 整備基準 対策 保守 大会終了後 進捗状況の把握およびフォローアップ / 7

(3) 認証の要件 ガイドラインに定める必須の認証要件 (1) 日本文化の魅力を発信する事業 活動であること (2) 成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシー創出のため 以下のいずれかの要素を付加した事業 活動であること ア障害者にとってのバリアを取り除く取組イ外国人にとっての言語の壁を取り除く取

様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

4 夏季競技の強化戦略プランの達成度については ハイパフォーマンスセンター (HP C) に設置された公益財団法人日本オリンピック委員会 (JOC) JPC を含めた協働チームが得た強化戦略プランの達成度の検証結果を活用する なお 冬季競技の強化戦略プランの達成度については 2018 年平昌大会終了

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

Q 6 本会場施設や大会期間中の練習会場施設で応募することはできますか? できません 本会場及び大会期間中練習会場 ( 公式練習会場 ) は本大会の 1 週間 ~ 数ヶ月 前は会場準備に向けて設営が行われ 他目的での利用が困難となる状況が想定されます Q 7 練習施設の IF 基準確認を行ってもらう

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

untitled

東京都江戸東京博物館

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

目 次 頁 第 3 回会合の議題 1. 発行種類数の最終確定について 2 2. 百円銅貨の図柄題材について 3 3. 図柄題材競技の第 2 次選定 4 ( 参考資料 1) 第 1 2 回会合の概要 ( 第 1 回会合 : 平成 29 年 5 月 31 日開催 第 2 回会合 : 平成 29 年 6

Microsoft Word - みやぎ水素エネルギー利活用推進ビジョン

東京オリンピック競技大会 東京パラリンピック競技大会推進本部 ( 第 12 回 ) 議事録 日時 : 平成 30 年 5 月 29 日 ( 火 ) 8:15-8:25 場所 : 官邸 4 階大会議室出席者 : 安倍内閣総理大臣 麻生副総理 財務大臣 内閣府特命担当大臣 菅内閣官房長官 野田総務大臣

01 【北海道】

P00041

沖縄でのバス自動運転実証実験の実施について

平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

参考資料3(第1回検討会資料3)

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

RO ( 改修 Rehabilitate- 運営等 Operate) 方式ハ民間事業者が公共施設等の設計及び建 BT( 建設 Build- 移転 Transfer) 方式設又は製造を担う手法民間建設借上方式 2 優先的検討の対象とする事業及び検討開始時期一優先的検討の対象とする事業建築物の整備等に関

国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

Microsoft Word - H290324優先的検討規程(裁定).docx

水素の 利用 輸送 貯蔵 製造2030 年頃 2040 年頃庭用海外 水素 燃料電池戦略ロードマップ概要 (2) ~ 全分野一覧 ~ 海外の未利用エネルキ ー ( 副生水素 原油随伴カ ス 褐炭等 ) 水素の製造 輸送 貯蔵の本格化現状ナフサや天然カ ス等フェーズ3: トータルでのCO2フリー水素供

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF342D315F91E6338FCD323190A28B498ED089EF82C982A882AF82E BD82C889BA908593B982CC >

行して アスリート等との意見交換も実施してまいりました 去る12 月 19 日には委員会による事業者へのヒアリング審査が行われました 2ページをご覧ください 両提案ともにその技術力を活かした意欲的な提案であり コスト 工期を含め 閣僚会議決定の整備計画や 当方の要求水準を満たしております 詳細は 資

ラグビーワールドカップ2019及び 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた 掛川市の取組基本方針

<81798E9197BF FCD817A8CF092CA82DC82BF82C382AD82E88D7393AE8C7689E62E786477>

Microsoft Word - PPPPFI手法導入における優先的検討に係る指針

公益目的支出計画実施報告

宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県)

Microsoft Word - 13 地域イントラ.doc

一般社団法人日本聴覚障害者陸上競技協会 事業計画基本方針 昨年の7 月 18 日からトルコサムスン市で第 23 回夏季デフリンピック大会 ( 以下 DPとする ) が開催されました 本大会では 個人種目で金 1 個 銀 2 個 銅 2 個 団体種目 4 100mリレーで金メダルを獲得しました 第 2

資料3-2:2020年東京オリンピック・パラリンピックについて

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

<4D F736F F D2092B789AA8E EE B193FC974490E693498C9F93A28B4B92F E378DF492E8816A2E646F6378>

平成 29 年 4 月 1 日規程第 18-5 号国立研究開発法人国立がん研究センター PPP/PFI 手法導入優先的検討規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 国立研究開発法人国立がん研究センター ( 以下 センター という ) の公共施設等の整備等における優先的検討を行うに当たって必要な手続を

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

11

目的状 況予算の 資金の流使れ途 支出先の選定は妥当か 競争性が確保されているか 単位あたりコストの削減に努めているか その水準は妥当か 受益者との負担関係は妥当であるか 事業所管部局による点検 評価項目評価に関する説明 広く国民のニーズがあり 優先度が高い事業であるか 救急医療は 国民が安心して暮

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

Microsoft PowerPoint - 04-検討プロセス及び検討体制

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

事務連絡 平成 26 年 4 月 23 日 各実施機関実施責任者殿 各実施機関事務連絡担当者殿 文部科学省科学技術 学術政策局 人材政策課 科学技術人材育成費補助金により雇用する研究者等に係る人件費の取扱いについて 旧科学技術振興調整費 ( 以下 旧調整費 という ) の課題を実施する研究者等の人件

概算要求基準等の推移

な力となる パラリンピック という語は 1964 年の東京大会の際に初めて使用されたものであり 夏季のパラリンピック競技大会が同一都市で2 回開催されるのは 今回が史上初となる 参加国 地域数についても オリンピック競技大会との差が縮まるよう 過去最多となることを目指し 大会を世界中の障害者をはじめ

資料3

な取組 日本や東京の文化 歴史を学び 日本人としての自覚と誇りを涵養主な取組 東京都国際交流委員会 * を再構築し 外国人への生活サポートを推進主な取 様々な広報媒体の活用などによる障害者への理解促進主2020 年に向けた取組の方向性 1 オリンピック パラリンピック教育を推進するとともに 多様性を

マートシティ 省エネルギー対策の推進 <ビル 工場等における省エネルギー対策の推進 > 大規模事業所が対象のキャップ & トレード制度 * ( 以下 C&T 制度 という ) について 2020 年度からの第 3 計画期間に向け 専門家による検討会の設置に係る準備等を実施 新規 東京 2020 大会

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

Microsoft Word - h26_2_1.docx

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

Transcription:

会計検査院報告の指摘を踏まえた調査結果について 1. はじめに会計検査院は 平成 29 年 6 月の参議院の要請に基づき 東京オリンピック パラリンピック競技大会に向けた取組状況等に関する会計検査 を実施し 本年 10 月 4 日 検査の結果 ( 以下 報告書 という ) を国会に報告した 報告書の 検査の結果に対する所見 において オリパラ事務局は 大会組織委員会が公表している大会経費の試算内容において国が負担することとされている業務や オリパラ事務局がオリパラ関係予算として取りまとめて公表している業務はもとより その他の行政経費によるものを含めて 大会との関連性に係る区分及びその基準を整理した上で大会の準備 運営等に特に資すると認められる業務については 各府省等から情報を集約して 業務の内容 経費の規模等の全体像を把握して 対外的に示すことを検討すること とされている 指摘を踏まえ 今般 オリパラ事務局では 報告書の 各府省等が実施する大会の関連施策に係る事業別の一覧 ( 以下 一覧 という ) に記載された 14 府省等の計 286 事業 計 8011 億余円 ( 平成 25 年度 ~29 年度のの合計 ) について 事業の概要 大会との関連性 大会の準備 運営等に特に資すると認められる業務の経費の規模等について調査を行い その結果を公表することとした また 一層の透明性の確保や国民の理解を求める観点から 大会施設の整備 改修等に対する国庫補助等についてもで集計を行い 公表することとした 2. 大会の関連施策に係る事業 一覧に記載された大会の関連施策に係る事業について 大会との関連性に着目して 整理したところ 下記の通りであった (100 億円以上の事業については 別紙参照 は 平成 25 年度 ~29 年度のの合計 ) A: 大会の準備 運営等に特に資する事業 ( 注 1) ( 注 1 新国立競技場の整備に伴う経費及びパラリンピック経費 2) ( 国負担分 ) 2 オリパラ関係予算に係る事業 (1を除く) 3 一般の行政事業のうち 執行の結果 支出の段階で組織委員会等が対象となったもの 8 府省等 53 事業 1725 億円 ( 注 1) 平成 27 年 12 月の新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議において財政負担の内容を決定 ( 注 2) 平成 29 年 5 月の 東京 2020 オリンピック パラリンピック競技大会の役割 ( 経費 ) 分担に関する基本的な方向について により決定 1

: 本来の行政目的のために実施する事業であり 大会や大会を通じた新しい日本の創造にも資するが 大会に直接資する金額を算出することが困難な事業 14 府省等 208 事業 5461 億円 C: 本来の行政目的のために実施する事業であり 大会との関連性が比較的低い事業 8 府省等 29 事業 826 億円 ( 注 3)Aとについては 一部重複する事業があるため A 及びCの事業数の単純合計は全体の事業数 (286 事業 ) とは一致しない 3. 大会施設の整備 改修等への国庫補助等また 一覧の事業には含まれていないが 大会施設の整備 改修等に対する国庫補助等は 大会の準備 運営等に特に資する事業と認められる これらは 各種補助金等を活用しており 予算で全体像を把握することは困難だが 支出の段階で集計することは可能である このため 今般 一層の透明性の確保や国民の理解を求める観点から で集計を行った ( 平成 25 年度 ~29 年度のの合計 ) ( 注 5 施設 4) に 総額 34 億円 ( 注 4) 国立代々木競技場 有明アリーナ オリンピックアクアティクスセンター 福島あづま球場 横浜国際総合競技場 4. 今後の対応政府としては これまで 新国立競技場の整備に伴う経費やパラリンピック経費に加え 大会の運営 成功等に直接資するものであり 新規 追加的に講ずる施策を 平成 28 年度以降オリパラ関係予算として公表してきた 今回の調査においては これらのほか 一般の行政事業のうち 執行の結果 組織委員会等が対象となるものについても公表することとした オリパラ事務局としては 一層の透明性の確保や国民の理解を求める観点から 今後 オリパラ関係予算の公表に加え 支出の段階でも集計を行い その結果を 毎年度 公表していくこととする また 平成三十二年東京オリンピック競技大会 東京パラリンピック競技大会特別措置法 ( 平成 27 年法律第 33 号 ) 第 13 条の2の規定に基づき 国会に提出している 2020 年東京オリンピック競技大会 東京パラリンピック競技大会の準備及び運営の推進に関する政府の取組の状況に関する報告 についても充実を図ることにより なお一層 丁寧な説明に努めていくこととする 2

会計検査院の報告書における 100 億円以上の事業一覧 ( 別紙 ) 事業名 首都高速中央環状品川線 晴海線 一般国道 357 号 14 号 臨港道路南北線の整備 1,390 首都高中央環状品川線 晴海線 環状第 2 号線 一般国道 (357 号 14 号 ) の整備を推進することにより 渋滞緩和等を図る 臨港道路南北線の整備により コンテナ車両等の混雑を緩和し 背後圏との円滑な交通ネットワークを確保 一般国道や環状第 2 号線等は 立候補ファイルにおいて 計画されている輸送インフラ に位置づけされている 臨港道路南北線は 大会関係者の輸送ルートとしても利用予定 大会の招致以前から長期的に計画 実施されている事業 様々な利用者が利用する道路であり 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 新国立競技場の整備 744 関係閣僚会議で策定した新国立競技場の整備計画に基づき 事業主体である日本スポーツ振興センター (JSC) が整備事業を実施 新国立競技場は 大会の開会式や閉会式 陸上競技等が行われるメインスタジアムとして整備が進められている 本事業は 大会の準備 運営等に特に資する事業である 744 A クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金 569 燃料電池自動車 (FCV) 電気自動車 (EV) プラグインハイブリッド自動車 (PHV) 等を導入する者に対して 導入費用の一部を補助 燃料電池自動車 (FCV) の普及拡大は 再生可能エネルギー等を活用した水素社会の実現に資する 全国を対象として 燃料電池自動車 (FCV) の普及拡大に向けて 大会の有無に関わらず実施すべき事業であるため 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 燃料電池の利用拡大に向けたエネファーム等導入支援事業費補助金 448 省エネルギーと CO2 削減効果の高いエネファームや業務 産業用燃料電池の設置者に対して 設置費用の一部を補助 高効率に電気 熱を発生する燃料電池の普及拡大を通じて 一次エネルギー消費量の削減及び CO2 排出量の抑制に貢献する 全国を対象として 定置用燃料電池の利用拡大に向けて 大会の有無に関わらず実施すべき事業であるため 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難

事業名 気象情報に係る予測精度の向上及び充実 371 気象衛星ひまわり 8 号 9 号の製作 打上げ 運用 気象予測精度向上のための次世代スーパーコンピューターシステムの整備 気象情報の予測精度の向上や充実は 大会の円滑な運営等に資する 広く一般に提供するための台風や豪雨に関する気象情報の予測精度の向上や充実は 大会の有無にかかわらず必要な事業であり 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 C 東京パラリンピック競技大会開催準備 300 東京都 組織委員会 国 関係自治体間の合意を踏まえて 国の経費分担として パラリンピック経費の一部を負担 東京パラリンピック競技大会の開催準備に対する直接的な支援である 本事業は 大会の準備 運営等に特に資する事業である 300 A 障害者就業 生活支援センター事業 284 障害者雇用促進法に基づき 障がい者の身近な地域において 相談や職場 家庭訪問等を行い 就業面及び生活面における一体的な支援を実施 障がい者の職業生活における自立を図り 障がいのある人が活躍しやすい企業等を増やすことなどを通じて 大会を契機とした共生社会の実現を目指し 企業等における 心のバリアフリー を推進する 大会の有無にかかわらず 障がい者の職業生活における自立を図るために 全国を対象として実施している事業であり 直接 大会の準備 運営等に特に資する支出はない C 訪日プロモーション事業 255 日本政府観光局 (JNT0) が実施する 日本の観光ブランドイメージの確立に向けた 海外著名人やメダリストによる日本文化の体験映像の海外配信等 開催国としての国際的注目度を活かした訪日プロモーションの展開により 訪日観光意欲を喚起し 訪日旅行を促進する 大会の招致以前から実施している観光振興事業であり 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 競技力向上事業 250 日本代表選手のメダル獲得に向けて 日本スポーツ振興センター (JSC) が実施する 各競技団体が行う日常的 継続的な強化活動の支援 次世代アスリートの発掘 育成等の強化 大会における日本代表選手のメダル獲得に向けて オリンピック競技とパ本事業は 大会の準備 運営等にラリンピック競技の一体的な支援を実特に資する事業である 施するものであり 大会の成功に直接資する 250 A

事業名 燃料電池自動車の普及促進に向けた水素ステーション整備事業費補助金 222 燃料電池自動車 (FCV) の普及に必須である水素ステーションの整備者に対して 整備費用の一部を補助 水素ステーションを活用した普及啓発活動等に必要な費用の一部を補助 水素ステーションの整備による燃料電池自動車 (FCV) の普及は 省エネルギー CO2 削減につながる 全国を対象として 燃料電池自動車 (FCV) の普及拡大に向けて 大会の有無に関わらず実施すべき事業であるため 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 海外日本語事業 198 各国 地域に日本語教育が定着し 自立的 継続的な発展に向けて 教育環境の整備や日本語教授法の充実などの基盤整備事業を中心に実施 文化芸術の振興に関する基本的な方針に基づく 文化プログラムの実施に向けた機運の醸成に資する 国際文化交流事業は 大会開催に限定されず 大会終了後も継続的に実施すべき事業であり 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 地域の公共交通ネットワークの再構築 ( 鉄軌道事業者 ) 195 鉄軌道事業者が実施する鉄道駅のバリアフリー化設備整備に係る費用の一部を補助 事業の一環として大会の関連駅へのエレベーター増設やホームドア整備等のバリアフリー化について重点支援を実施し 高齢者 障害者をはじめ誰にとっても暮らしやすいまちづくり 社会づくりを推進 全国を対象としてバリアフリー化の推進を図る事業であり 大会開催に限定されず 大会終了後も継続的に実施すべき事業であるため 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 水素利用技術研究開発事業 180 燃料電池自動車 (FCV) 水素ステーションの自立拡大の早期実現 関連産業の競争力強化に向けて 水素ステーションの整備 運営コスト 燃料電池自動車 (FCV) のコスト低減に資する研究開発等を実施 燃料電池自動車 (FCV) の普及拡大は 省エネルギー CO2 削減につながる 全国を対象として 燃料電池自動車 (FCV) の普及拡大に向けて 大会の有無に関わらず実施すべき事業であるため 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難

事業名 無電柱化の推進 150 美しい都市景観の創出や道路の防災性向上等の観点から センター コア エリア内の国が管理する道路及び都市計画道路として完成した都道における無電柱化を進める 国際都市にふさわしい美しい都市景観の創出や道路の防災性向上等を図る 従前から全国を対象とした道路施策の一環として実施している事業であり 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 文化芸術交流事業 124 多様な日本の文化及び芸術を海外に紹介し 海外における対日関心の喚起と日本理解の促進に寄与 文化芸術の振興に関する基本的な方針に基づく文化プログラムの実施に向けた機運の醸成を図ることに資する 国際文化交流事業は 大会開催に限定されず 大会終了後も継続的に実施すべき事業であり 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 ハイパフォーマンス サポート事業 121 メダル獲得が期待される競技をターゲットとして 多方面から専門的かつ高度な支援を戦略的 包括的に実施 日本選手のメダル獲得に向けて メダル獲得が期待される競技を対象とした支援を実施するものであり 東京大会の成功に直接資する 本事業は 大会の準備 運営等に特に資する事業である 121 A アジア文化交流強化事業 113 アジア諸国に対する日本語学習支援と双方向の芸術 文化交流を強化 推進 文化芸術の振興に関する基本的な方針に基づく文化プログラムの実施に向けた機運の醸成を図ることに資する 国際文化交流事業は 大会開催に限定されず 大会終了後も継続的に実施すべき事業であり 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 水素社会構築技術開発事業 106 再生可能エネルギー由来の電力を利用して水素製造 輸送 貯蔵及び利用技術を組み合わせたエネルギーシステムの開発 福島県における再生可能エネルギーから製造する水素を 福島県のみならず大会開催時に活用することにより 大会を契機とした日本の技術の世界への発信に資する 製造した水素の利用は大会開催時に限られるものではなく また大会の有無に関わらず実施すべき事業であるため 大会の準備 運営等に特に資する金額の算出は困難 ( 注 1) 欄の数値は 会計検査院の報告書 別図表 1 各府省等が実施する大会の関連施策に係る事業別の一覧 ( 平成 25 年度 ~29 年度 ) より転記 ( 注 2) 上記 18 事業のの合計は 6,021 億円 ( 総 (8,011 億余円 ) の約 75.2%)