聖 書 へブル12:11,12 (第41講)

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た私の霊が住んでいる大事な住居として用いるようにされており 私であるという強い自意識を持ちながら からだも心も性格もあらゆる特徴も 私らしさという特質を持った者として生かされているのです * それは 後に与えられると言われている霊のからだ 朽ちないからだと表現されている 天に属するよみがえりのからだ

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2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

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2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は

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* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

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2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

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2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

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(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

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1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

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神殿とは 神の住まいです 自分の中に神が住まわれたということが救いであり このよ うにしてイエス様とつながっているから イエス キリストを知ることができるようになる のです 神とのつながりを断ち切ることはできない わたしは彼らに永遠のいのちを与えます 彼らは決して滅びることがなく また だれ もわた

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

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で宣教していると非難されないように そういう恐れがあるところでは一切 献金を受 けませんでしたが ピリピ教会との間にその心配はなかったのです このことから見て も いかにパウロと良好な関係にあった教会だったかが分かります さてパウロはこの手紙の執筆時 どこにいたのでしょう この手紙から分かることは

Derek Prince Ministries Asia-Pacific THE TEACHING LEGACY OF DEREK PRINCE MINISTRIES ARCHIVE The Battlefield of the Mind - Derek

牧会の祈り

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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た 義認 の祝福を述べたものでしょうか しかしこの 1 節は 2 節の頭に なぜなら という言葉があるように 2 節と密接に関連しています ですから 2 節を見て行くことによって 1 節の意味を確かめることができます 2 節が述べていることは何でしょうか それは罪と死の原理からの解放です 私たちが

イエスさまの公的な活動は 2 年から 3 年と言われます その短い時間の中で人々に与えた影響は 考えられないほど大きいものでした ここに今日 わたしたちが集まって礼拝しているのも そのせいです けれどもその 2 年ないし 3 年のイエスさまの活動はずっと順調であったわけではありません イエスを愛し慕

大阪インターナショナルチャーチ アリステア・マッケナ師 2015/6/28

一 マリヤへの恵みある教会に 何かというと 恵まれた女よ おめでとう と言う人がいました 女性のための聖書のクラスで 誰かが正しい答えを言ったら 恵まれた女よ おめでとう 感謝なことの証しをしたら 恵まれた女よ おめでとう 誰かが牧師に祈ってもらっている姿を見たら 恵まれた女よ おめでとう 彼女はい

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

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最初に 女の子は皆子供のとき 恋愛に興味を持っている 私もいつも恋愛と関係あるアニメを見たり マンガや小説を読んだりしていた そしてその中の一つは日本のアニメやマンガだった 何年間もアニメやマンガを見て 日本人の恋愛について影響を与えられて 様々なイメージができた それに加え インターネットでも色々

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を与えられて 祈りつつ取り組んで行くように導かれる ですから私たちは自分の願い事を一方的に神に祈る祈りはやめて まず聖書を通してまず神を見上げること 御名を賛美することから始めたいのです そのような神への賛美また信仰告白から始まる祈りこそ祝福される祈りの基礎です さて第 2 の祈りは 御国が来ますよ

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

しかし児童生徒の多くは 税は 自分たちの生活に必要なもの とは思っていません まずはその否定的なイメージを払拭して 税は 自分たちのためにあり 自分たちで支えていくもの ということを理解してもらいましょう 税金の身近な使途 税金の使い道を 身近なところから知ってもらいましょう このほか 国際協力 や

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がんの診療の流れ この図は がんの 受診 から 経過観察 への流れです 大まかでも 流れがみえると心にゆとりが生まれます ゆとりは 医師とのコミュニケーションを後押ししてくれるでしょう あなたらしく過ごすためにお役立てください がんの疑い 体調がおかしいな と思ったまま 放っておかないでください な

いろいろな治療の中で して欲しい事 して欲しくない事がありますか? どこで治療やケアを受けたいですか? Step2 あなたの健康について学びましょう 主治医 かかりつけ医や他の医療従事者にあなたの健康について相談する事も大切です 何らかの持病がある場合には あなたがその病気で将来どうなるか 今後どう

良いこと となります ともするとクリスチャンは こう考えやすいかもしれません 私は人がどう考えるかは気にしない 神がどう思われるかだけを心に留める と 確かにそこに真理はあるのですが そのあまり 人々がどう考えるかを顧慮しない傍若無人な態度を取るのが良いのではありません パウロはここで 人々がどう見

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 6 報告文を書いて発表しよう

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第二に 聖さを得るために 私たちはすべての人との平和を追い求めなければなりません 私たちの思いの内にある敵対心や闘争心などを放っておかず 平和的に生きるように努めなければなりません へブル書の著者は このことについて 非常に厳しく警告しています 私たちが神の聖さにあずかる者とならない限り 主を見るこ

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

聖書マタイによる福音書 11:15~19 ( 第 53 講 ) 題 肉の思いから解放された信仰によって変えられる ( 序 ) 自己願望から物事を見る弊害を理解する * すべての人間は アダムが犯した罪人として 汚染された DNA を受け継ぎ 自己中心の生き方をするようになってしまいました それが当た

4 伝承によれば 彼はクレテ島のゴルティナで監督となり 94 歳で召されたと言われています では 今日は発信人であるパウロと 受信人であるテトスから学びたいと思います 発信人であるパウロはどのような教訓を与えているか また受信人であるテトスがどういう信仰を送ったか大切なポイント 1. 発信人パウロ

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よと言っておられます あなたが思っているような安定した生活を送ることはできない 心地よい生活ではない 狐や空の鳥以下の生活であると なぜイエス様ともあろう大先生の生活がこういうものなのでしょう その答えは一言で言えば 私たちのため ということです マルコの福音書 10 章 45 節 : 人の子も 仕

< 評価表案 > 1. 日本人 ( ロールプレイ当事者 ) 向け問 1. 学習者の言っていることは分かりましたか? 全然分からなかった もう一息 なんとか分かった 問 2 へ問 2. 学習者は, あなたの言っていることを理解し, 適切に反応していましたか? 適切とは言えない もう一息 おおむね適切

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れているのは お与えになる神 神は 与える ことをご自身の特性とされる神です また 惜しげなく 神は与える際 どうしようか やっぱりやめておこうか 少し出し惜しみしようか などとは考えない この言葉は 8 節に出てくる 二心 と反対の意味の言葉です すなわち心が二つに別れていない 神は私たちに対して

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Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

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07/06/17  礼拝メッセージ  近藤修司 牧師

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2000 年は二日です ですからこちらも 遅い! と言えるほど 時は経っていないと言えます もちろん 1000 年イコール一日と言われているのではなく 一日のようだと言われていますので 単純計算できる話ではないのですが 先ほど引用した詩篇 90 篇 4 節では 私たちの時間のはかなさ 些細さという側

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年 9 月 24 日 / 浪宏友ビジネス縁起観塾 / 法華経の現代的実践シリーズ 部下を育てない 事例甲課乙係のF 係長が年次有給休暇を 三日間連続でとった F 係長が三日も連続で休暇をとるのは珍しいことであった この三日の間 乙係からN 課長のところへ 決裁文書はあがらなかった N

アジア祈祷日 2018

私自身 OIC に来てまだ 2 年弱です ですから この教会の歴史は少ししか知りません けれども 神は OIC の歴史のすべてをご存じです 創立当時から 神ご自身がこの教会を支えてこられました そして この教会に来た人 去っていった人すべての心をご存じです この 42 年の歴史をとおして 神は OI

仕事が湧き出る不思議な法則 社労士 空 営業法 営業は空だった 平成 30 年 4 月 社労士事務所を楽しく経営する会 穂浪高士 1

スライド 1

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

は歯が痛くなるとズキンズキンとして何をしていても繰り返し襲って来る痛みに悩まされますが そのように 絶えず痛みがある と言わずにいられないような痛みを感じ続けていた 一体それはどんな悲しみ 痛みだったのでしょうか それが同胞ユダヤ人の不信仰に関することでした パウロがどんなに同胞 同国人のことを思っ

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目次 1 ストーリーを構成する 5 つの要素... 3 要素 1 はじめに ( 挨拶 )... 3 要素 2 DVD の流れの紹介... 5 要素 3 なぜ できないのか( 問題の原因 )... 6 要素 4 ノウハウ... 7 要素 5 サポート Copyright c 2012 R

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としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

アンケート集計結果 各表における割合については 全て小数点以下第 2 位を四捨五入し整理しており 各表における割合の和と合計欄の数値が異なる場合あり 参加者数 アンケート入力数 回収率 100.0% 81 名 81 枚 [1] 本日の講習会のことを最初になにで知りましたか? 伊藤ゼミ以外 ) 放送

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2010 年 2 月 21 日 ( 日 ) 22 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 13 出エジ 13 出エジプト記 9 章 13 節 ~10 章 29 節 最後の 3 つの災い 1. 文脈の確認 (1) エジプトに主からの 10 の災いが下る (2)10 の災いの記述は 考え抜

小 4 小 5 小 6 男子 女子 小計 男子 女子 小計 男子 女子 小計 合計 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % F-3 あなたの家庭はあなた自身を入れて何人ですか 2 人家族 2 1.6% 3 2.5% 5 2.0% 2 1.9

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(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

レポートのご紹介と報酬について 1 Copyright(C) 2012 株式会社アリウープ, All Rights Reserved.

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

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聖書 Ⅱ コリント 8:16~24 ( 第 30 講 ) 題 主に仕えるわざをするように導かれている意図 ( 序 ) 自分の信仰の土台をどこに置いているのか * パウロは コリントのクリスチャンたちに対して 救援募金について 途中やめしないで 最後まで続けてほしいと簡単に言えば済むと思えるこの勧めを いろいろな面から しつこいほど語り続けているのはどうしてでしょうか 主が重要なこととして語らせておられるというのはもちろんだと考えられますが それだけではなく 一つの事柄を通して 信仰者としてどのように受けとめるべきであり どのように向かい どのように対処し 霊的な信仰人生を生きるということはどういうことかを この一つの事柄を通して語り尽くそうとしているのでしょう * 信仰者というのは 神の御前に生きる者として生かされていますから 日々どのように向かっていくべきなのか 信仰人生において目の前に起きてくる様々な出来事に対して 問われていると言えるでしょう パウロはこの救援募金をいう事柄を通して 信仰によって向かうとはどうすることなのか 神は何を求めておられるのかを伝えようとし すべての事柄においても それを正しく適用して判断していくように導きたいと願っていたので 簡単に済むような内容をくどいほど語り続けていると言えます * 確かに一つの事柄に対するその人の向かい方 行動を見れば その人の信仰的生き方がすべて現れていると言えます 神の御前に生きているのか 人を前に置いて生きているのか 何を気にし どんな思いを大事にして向かっているのか 本音をどこに置いているのか 何を判断の基準にして 1

いるのか等々 一つの事柄への対応が その人の生き方すべてを現していると言っても過言ではないでしょう なぜなら 信仰理解という土台が積み上げられ 築かれていて そこから具体的な言動が出てくるからです * ある人が 牧師に向かって 先生 このメッセージを準備されるのにどれぐらいの時間をかけておられるのですか と聞いたところ 牧師は 40 年ですというようなことを言ったと聞きました その牧師は 伝道者となってから 40 年になっていたのでしょう 聞いた人は具体的にかかった時間を聞いたのでしょうが 40 年の土台の上に 具体的な準備に時間をかけていたのです すなわち牧師の 40 年かけた信仰的理解 生き方の積み重ねが このメッセージに現れていると言いたかったのでしょう * 私たちも パウロが コリントのクリスチャンたちの霊性を高めるために 救援募金を通して語られている内容から 自分の信仰の土台をどこに置いているのか ここに記された一つの事柄に対する信仰的向かい方を 自分にとって重要な信仰の判断すべき材料として学び取っていき それをすべての事柄に対する信仰的対処の基本として確立していくことが大事だと思わされるのです * 確かな信仰という土台なくして 表面だけの薄っぺらな信仰による生き方をするべきではないでしょう これまでの信仰理解 信仰による生き方 言動が 信仰の土台として積み重ねられていき それを基にして 目の前に起きてくる一つ一つの事柄に対して信仰的対処をしていくことが重要になってくるのです それでは 今日の箇所から私たちへの御心を学び取っていくことにしましょう 2

(1) 信仰者の内に霊の思いを与えられる神 * 前回のところにおいては 信仰者は 霊的には無限の資産を頂いている者であったとしても 地上においては 神の御心によって自分に与えられている分量が決められているので 与えられている分量に応じて主に仕えていくように導かれているということを見てきました 具体的に 今の状態の中で 救援募金を完成させるという形で 主に仕える信仰を現していくことの大事さを示してきたのです * 主に仕える信仰を現していく上で 最も注意しなければならないことは 救われてもなお 肉の思いが残っている人間にとって 人に目を向けやすい肉の心が出てくることが災いとなることを知って 神にのみ目を向けて 主に仕えたいと願って向かうことの大切さを示してきたのです これは 聖霊の助けなくして出来ないことです * パウロが コリントのクリスチャンたちに対して 霊的な生き方を回復し始めた人たちとして受けとめ 主に仕える信仰についてまで勧めることができる信頼関係に戻ることができたのは テトスによるところが大であると分かっていたので テトスのことをここでも触れていくのです * もちろん無意味に テトスのことを何度も取り上げようとしているのではなく テトスや他の兄弟たちのことを取り上げることによって示そうとしたことは 彼らの上に神がどのように働きかけておられるかを語り それによって 神はどのようにわざを進めておられるのかを語ろうとしているのです * そこで 16 節でこう言います 私があなたがたに対して持っていた思い すなわち あなたがたが主としっかりと結び合わされるためなら どんなことでもすると言わんばか 3

りのあの熱意を 神はテトスの心の中にも与えて下さった と言いました * これは 自分がどんなにあなたがたのことを思っていたかというパウロ自身の思いを伝えようとしたのではなく テトスや他の兄弟たちの思いの中に 神が働きかけられた結果 主に仕えたいという霊の思いが起こされたという霊的な事実を伝えようとするためでした テトス自身が熱心な人であったと言うのではなく あなたがたのことを熱く思う熱意は 神が与えられたものだと言ったのです * 神が 信仰者の内に霊の思いを与えられるということが パウロの信仰においては 重要な福音として捉えていましたから すべてはあなたがたのことを導こうと 御手を伸ばしておられる神による愛の働きかけだということを テトスや他の兄弟たちのことを取り上げることによって明らかにしようとしていることが分かります * すなわち テトスの今回の働きは 私が頼んだからではなく 彼の一存で私のために一肌脱ごうと考えたからでもなく テトス自身が熱心な性質を持っていたからでもなく 神が 彼の思いの中に働きかけられ 何としてでもコリントのクリスチャンたちの信仰を霊的に正しく整えたいと願われた その神の熱い思いが テトスの思いの中に与えられたと言っていることが分かります * テトスだけではなく 諸教会の中から主に仕えるこの務めのために仕える者として選ばれた兄弟のことがここに取り上げられ 救援を必要としているエルサレムの仲間たちのために 救援募金を持ち運ぶ協力者として 彼の思いの中に 神が霊の思いを与えられたと言っているのです * 諸教会から頼まれたので嫌々仕えようとしているのではな 4

く 又彼の思いの中にある正義感 困っている人たちのことを思う憐憫の思いなどがあったから同伴者として向かおうとしていたのでもありません 諸教会から選ばれたのですが 人間による選びというより そこに神が導きを与えられ 働かれたから私が選ばれ 神に仕えたいという強い思いが神によって与えられたから 主に仕える思いで向かおうとしていたことを ここに伝えようとしているのです このことをもう少し考えて見ることにしましょう (2) 私たちの内に聖霊によって起こされた信仰と思い * 神が信仰者の内に霊の思いを与えて下さるとはどのようなことでしょうか 具体的に見ていく必要があるでしょう パウロは第 1 の手紙でこう言っています 神の霊によって語る者はだれも イエスは呪われよ とは言わないし また 聖霊によらなければ 誰も イエスは主である と言うことができない と言いました (12:3) ここにパウロの信仰理解がはっきりと示されています * サタンが肉の思いをその人の内側に起こすと 主に敵対し イエスは呪われよと言うようにされるし 聖霊がその人の内に霊の思いを起こされると イエスは主であると心底告白するようになると言いました 信仰の思いは その人の思いから出て 現しているように見えますが 聖霊がその思いを与えて下さったから 主を信じる信仰を現すことができると言っているのです このことが分からなかったならば 神がよしとされる信仰を持つことはできません * もしこのことを本気にすることができないなら 神は霊の思いを私たち信仰者の内に起こして下さるということも 実感できない事柄ですから 全く分からないでしょう 信 5

じる思いも 従う思いも 主に仕える思いも 他の兄弟を愛する思いも 主に委ねていこうとする思いも すべて聖霊が起こして下さる思いによって与えられているのです * もちろんその人が その思いを否定する心が強ければ 神は その人の内に霊の思いを起こそうと働きかけられたとしても それは消されてしまい 信仰の思いは湧き上がってきません その人の思いを無視して 無理矢理霊の思いを起こすことはできないからです 言わば その人の思いを 信仰を持って向かうように促され 整えられ その人自身の思いのように形造って行かれるのです * ですから私たちの信仰は 神が私たちの内に聖霊によって起こされたものであり 信仰を持つように促され 自分の中から出てきた思いのように主が形造って下さるのですから 私の信仰というよりも 聖霊の贈り物なのです このことが分かれば 主に仕えようとする思いも 主が霊の思いを与えられ 導かれていることだと分かります * ヨハネも手紙でこう言っています あなたがたは こうして神の霊を知ることができるのです すなわち イエス キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は すべて神から出ている と (Ⅰ ヨハネ 4:2) 私たちの思いの中には 神から出ているものとそうでないものとがあります それを見分けなさいと言っているのです こうして聖霊が起こして下さる思いだけが 神からのものだと明らかにしているのです * これほど明白な語りかけはないと言えるのですが あいにく 神から出ていると言われるキリストを告白する霊は 肉の目には見えないので これが聖霊から出たものだと断言できない部分を残しており そこに難しさがあります 6

ここでは結果として そのように告白できるのは人間の思いではなく 神からの霊によると言われている神のお言葉を信じるかどうかにかかってくるのです * パウロと共に私たちが信じるのは 神が聖霊をもって私たちの霊に働きかけておられるから 私たちはキリストを贖い主だと信じることができるし 主に従い 主に仕えたいという思いが起きてくると信じているのです 私たちの信仰に何ら誇るものはありませんが 聖霊が与えて下さった霊による信仰は誇ることができるのです * このことを示してきたのは テトスやエルサレムに同伴する他の兄弟たちの思いは すべて神から出たものであり その思いを持ってあなたがたに接しており あなたがたの内にも 神から出た思いによって働きかけて下さり 主に仕える思いをもって救援募金をするならば それは神から出た思いだと示すためであったことが分かります (3) 主に仕えるわざに潜んでいる罠に注意する * これらのことを明らかにしようとした意図は 人間の思いには 肉から出てくる思いと霊から出てくる思いとがあり (Ⅰ ヨハネ 4:1) 肉の思いから出た思いに徹底して否定して従わず 神から出た思いを大事なものとして認識し 主に仕える信仰に立つように勧めるためであったことだと分かります * その向い方において パウロが特に注意してきたことを知らせようとしています それは 救援募金というわざには誘惑と疑惑の罠が潜んでいることをよく知っていたからです そこに潜む罠に極力落とし込まれないように十分注意してきたと言うのです 7

* それはどんな点だと言っているのでしょうか 第 1 は この募金の一部を私物化しているところがあると疑われないために また 不公平な集め方をしているのではないかとの疑惑の目で見られないために 諸教会から選ばれた中立の立場にいる兄弟に 鑑定人として加わってもらい それだけではなく もう一人の兄弟にも加わってもらい 公正な仕方で募金を行っていることを証言してくれるように気を配ってきたと言いました * ここまで気を配る必要があると考えていたのは 募金という性質上 それを集める人の心の中に入り込みやすい金銭的罠を 極力排除するためであったと考えられます 少しでも私物化していると疑われないために 中立的な人物の目を置くという 疑われないための対策を講じていたから信用してもらえるはずだと言いたかったのです * パウロがここまで対策しなければならなかったのは パウロが コリントの人たちのことを疑いやすいタイプだと考えていたからでしょうか そうではないでしょう 募金を集めて届けようとする者にとっても 募金を託す人たちにとっても その金銭トラブルという信頼関係を壊す罠をできる限り排除することによって 信頼関係を大事にしたいと考えていたからだと言えます * パウロにとっては 全て心の奥底まで見通すことができる神の御前に生きている者でしたから 人の目がなくても 金銭的罠に陥る人ではありませんでしたが それは その人と神との事柄であって 他の人との関係においては 気を配る必要があると考えていたのです * パウロは 金銭的罠がもたらす怖さをよく知っていたので 必要以上に注意していたのが見えます 集める側の内に起 8

こる誘惑 託す側への疑惑の目 これらが主にある兄弟の信頼関係を壊す恐ろしい罠となることは いつの時代においても同じです 極力注意をして誘惑と疑惑が入り込まないように気を配ることが必要になってくるでしょう * 救援募金を届けるという使命を受けた務めは この当時においては大変なことでありましたが 募金を託す人たちの愛を届けるために 主によって起こされた霊の思いに沿って 主に仕えたいとの思いで向かおうとしているのです ここに 募金によって仕えようとしている人たちと それを届けるために時間と労力と命とを懸けて仕えようとしている人たちの思いがこの救援募金に込められているのです * そして第 2 は 募金を託された私たちが 神と人の前において真実な思いで向かってきたことを証言してきただけではなく あなたがたの側も 私たちがあなたがたのことを 主に仕える信仰を貫き通してくれると信頼してきたように 主に仕える信仰を完成させる姿を 自分たちの意志で明らかにして下さいと言ったのです * 分かりやすく言うならば 私たちがあなたがたの信仰に対して抱いてきた思いに対する期待を裏切らないでくださいと言っているのです もちろんパウロは 自分が抱いた思いを壊さないでほしいと 自分のことだけを考えて言っているのではなく 神の願いとして伝えているのです * 神が私たちを救い上げ下さったのは 罪を赦すためだけではなく 霊性が整えられ 神が起こして下さった霊の思いを大事にして歩み 御国に迎え入れられるのにふさわしくなるまで霊を育て 喜びと感謝に溢れ 御国につながる今を生きるようにならせるためでありました そのための大事な一つの事柄として 主に仕える信仰を現し それを完 9

成させてほしいと願っておられるのです ( 結び ) 神が力あるお方だと信じた上での生き方に * 私たちは ともすれば このような救援募金の勧めなどについて読む時 これほど くどいほどに語り続ける必要があるのかと思って読んでしまいやすいのですが パウロにとっては違っていました この一つの事柄への対応の仕方において その人の信仰がすべて出てくるのだから 主に仕える信仰者として その対処の仕方を重要視するように語っているのが分かります * 確かに救援募金に対してどのように対処すべきか 土台に確かな信仰的理解があってこそできることですが パウロがここにおいて示してきたことは その思いが肉の思いから出てきたことなのか それとも神によって与えられた思いによってしていることなのか そこから明らかにしていこうとしているのです * 人間の思いの中には 人の目を気にしようとする肉の思いが強く残っており 特にこのような救援募金などに向かう時に入り込んでくる肉の思いは よほど信仰理解を確立していないと 肉の思いをとどめることができず 主に仕えるわざとならずに 肉の思いを満足させるためのもので終わってしまい 主に仕える信仰のわざとはならないのです * そればかりか 金銭的罠に注意が必要です 募金を集める側の内に起きる誘惑があり 届けてほしいとその募金を託す側に対して疑惑の目が消えない怖さ よほど注意をしないと主に仕えるわざがサタンに利用される罠になり 信仰者の間の信頼関係が崩される結果となります * 神は 私たちの思いの中をすべてご存じですから 私たち 10

が人に目を向けず 神にのみ目を向けて向かうならば 何の問題もないのですが 人間に対しては疑心暗鬼に陥るとどうにもなりません ですから 神にのみ目を向けるだけではなく 思いの中が見えない人間に対しては 真実な思いであることを証しするという気を配る必要があるのです * これは主にある兄弟姉妹の関係が 主を中心とした信頼関係にされているのですから 主の前においては主にのみ目を向ける信仰に立ち 人の前においては 主に目を向けつつも 兄弟姉妹に対しては 真実な思いで向き合っていることを示す気配りが必要なのです それは主が与えて下さった信頼関係を大事にするためです そこに その人の信仰的生き方がはっきりと表れてくるのです * パウロが テトスや他の協力者をも含めて 救援募金を届けるという働きは これほど大変で 自分にとって益になるどころか 戦いでしかないこのわざに向かおうとし そのわざに協力するように勧めている救援募金について なぜここまで大事なこととして向かっているのでしょうか * エルサレムの信仰者たちのことを思えば 大変で困っているからということもありますが これはどこまでも 救われた信仰者が 更に霊性が成長するために大事なこととして 神によって導かれている主に仕えるわざに勤しむことによって 信仰が高められ 神が望んでおられる天国人となっていく一つの事柄として 神がこの状況を与えられたと見ていたのです * 神が力のないお方であるなら 人間が必死になって助けてあげなければ 困っている人は落ち込むばかりでありますが 神が直接 困窮状態を解消しようと思われたらできるにもかかわらず それをされず そんな困窮状態にある者 11

たちのために祈り できる手を尽くすようにと 信仰者の内側に霊の思いを与え 導き 主に仕えるわざに勤しむようにされたことを思うと 他の信仰者を用いて 困窮の中にある信仰者を助けようとされている神の働きかけだと分かります 神は人を用いてみわざをなさっているのです * 助けられる側も助ける側も人を見ないで神にのみ目を向ける信仰に立たせるための 巧みな神のみわざだと思われます 神がこのようななさり方をされるのは 信仰者を育てたいために他なりません 序論のところで見ましたように あなたは神の御前に生きているのか 人を前に置いて生きているのか 何を気にし どんな思いを大事にして向かっているのか 本音をどこに置いているのか 何を判断の基準にしているのか等々 これらの点が確立されていくように あえて救援募金をするような状況に置かれたのでしょう 神のなさることの深さはただただ驚くばかりです 12