審査基準1(目次~設置単位)

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第2 令別表第1の取扱い

第7 非常用の昇降機(エレベーター)

第2章 事務処理に関する審査指針

ポリカーボネート板に関する建築物の屋根への適用状況

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さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

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1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

資料 5-1 防耐火に係る基準 資料の素案 第 1 章総則 ( 設計基準 ) 1.2 用語の定義 主要構造部 : 建築基準法第 2 条第 5 号による 耐火構造 : 建築基準法第 2 条第 7 号による 準耐火構造 : 建築基準法第 2 条第 7 の 2 号による 防火構造 不燃材料 : 建築基準法

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

東京都建築安全条例の見直しの考え方

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

表 1 不燃認定となる下地材一覧 ( 建設省告示第 1400 号 * 1) より抜粋 ) 下地材 * 2) 除く * 3) 鉄鋼 厚さ (mm):0.5~20.0 質量 (kg/m 2 ):1.4~56.0 合金番号 : 以下の通り 1070, 1060, 1050, 1100, 1200, 201

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

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建築基準法第85条第4項の仮設建築物の許可基準

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

平成 27 年 6 月 1 日施行 建築基準法令 ( 法第 21 条 第 27 条関連抜粋 )

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CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐火性能の評価 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐

第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

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建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

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藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

民泊の安全措置の手引き ~ 住宅宿泊事業法における民泊の適正な事業実施のために ~ 平成 29 年 12 月 26 日 ( 平成 30 年 3 月 29 日改訂 ) 国土交通省住宅局建築指導課

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

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(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

日影許可諮問(熊野小学校)

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LL 品質規格 :JIS( ボーダーを除く ) SV F 材料区分 : 塩化ビニル系樹脂壁紙 単頁品番位 表示価格には消費税は含みません 価格 m 2 価格 直張り施工時の防火性能防かび機能性 その他 機能性 規格 54 LL-8078 m 1,100 1,200 巾 92.5c

根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

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申請者等の概要 1. 申請者 氏名又は名称のフリガナ 電話番号 2. 代理者 氏名又は名称のフリガナ 電話番号 3. 建築主 氏名又は名称のフリガナ 電話番号 設計者 資格 ( 1 級 ) 建築士 ( 建設大臣 ) 登録 号 氏名 建築士事務所名 ( 1 級 ) 建築

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

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基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

スライド 1

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予防課関係の要綱,通達改正案

( 裏 ) 工事等の概要7東京消防ビル 2 階の東京消防オフィスのテナント入居に伴う使用開始の届出である 添付書類のとおり 8 配置図 備考 1 届出者が法人の場合 氏名欄には その名称及び代表者氏名を記入すること 2 同一敷地内に管理権原が同一である 2 以上の防火対象物がある場合は 主要防火対象



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旧なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であるこ用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であることに留意するものとする

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

様式第 2 号 ( 第 3 条 第 4 条 第 9 条 第 21 条及び第 23 条関係 ) 経歴書 1 氏名 2 生 3 現住所 4 経歴 期間自至 勤務先並びに職務内容又は業務内容 上のとおり相違ありません 氏名 印 注 1 不要の文字は 抹消すること 2 この用紙の大きさは 日本工業規格に定め

資料2 保育所における屋外階段設置要件について

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

交野市税条例の一部を改正する条例案 交野市税条例の一部を改正する条例 交野市税条例 ( 平成 15 年条例第 38 号 ) の一部を次のように改正する 第 69 条の次に次の1 条を加える ( 法第 349 条の3 第 28 項等の条例で定める割合 ) 第 69 条の2 法第 349 条の3 第 2

- 2 - 改正する 次の表により 改正前欄及び改正後欄に対応して掲げるその標記部分に二重傍線を付した規定は 改正前欄に掲げる対象規定を改正後欄に掲げる対象規定として移動し 改正後欄に掲げる対象規定で改正前欄にこれに対応するものを掲げていないものは これを加える

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鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

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イ果実果実 ( 濃縮果汁を除く 以下この項において同じ ) の名称を表示する なお 三種類以上の果実を使用した場合は 使用量が上位三位以下の果実の名称を その他果実 と表示することができる ロ濃縮果汁濃縮果汁を希釈したものは 濃縮還元 果汁 と 濃縮果汁を希釈していないものは 濃縮 果汁 と表示する

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

附属書1

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

1. ヨドコウ外壁防耐火認定商品一覧表 認定内容 耐火構造 構造認定準耐火構造 防火構造 材料認定 商品名 1 時間 30 分 45 分 捨て張り工法 旧認定品の読替え仕様等 ( 内装材等必要 ) 不燃材料 準不燃材料 鉄骨下地 鉄骨下地 鉄骨下地 木造下地 鉄骨下地 鉄骨下地 木造下地 ヨド耐火パ

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

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Taro-121 工業包装(H17改正)

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消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

平成14年8月  日

申請者等の概要 1. 申請者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 2. 代理者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 3. 建築主 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 4. 設計者 資格 ( ) 建築士 ( ) 登録 号 氏名 建築士事務所名 (

番号

Taro-フロン排出抑制法施行令

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

建築基準法第85条第4項の仮設建築物の許可基準

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第 7 内装制限 防火材料 地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律 ( 平成 11 年法律第 87 ) が平成 12 年 4 月 1 日に施行されたことに伴い これまでの建設省等の通達等の取り扱いについては 建築 主事等の執務上の取り扱いによることとなった 1 防火材料 ⑴ 不燃材料 ( 建基法第 2 条第 9 ) 建築材料のうち 不燃性能 ( 通常の火災時における火熱により燃焼しないことその他建基政令第 108 条の2で定める性能をいう ) に関して次に掲げるものとすること ア建築材料に通常の火災による火熱が加えられた場合に 加熱開始後 20 分間次に掲げる要件 ( 建築物の外部の仕上げに用いるものにあっては 1 及び2) を満たしているもので 国土交通大臣が定めた構造方法 ( 平成 12 年 5 月 30 日建設省告示第 1400 ) を用いるもの 1 燃焼しないもの 2 防火上有害な変形 溶融 き裂その他の損傷を生じないもの 3 避難上有害な煙又はガスを発生しないものイ国土交通大臣の認定を受けたもの ⑵ 準不燃材料 ( 建基政令第 1 条第 5 ) ア建築材料のうち 通常の火災による火熱が加えられた場合に 加熱開始後 10 分間前 ⑴. アの要件を満たしているもので 国土交通大臣が定めた構造方法 ( 平成 12 年 5 月 30 日建設省告示第 1401 ) を用いるものイ国土交通大臣の認定を受けたもの ⑶ 難燃材料 ( 建基政令第 1 条第 6 ) ア建築材料のうち 通常の火災による火熱が加えられた場合に 加熱開始後 5 分間前 1. アの要件を満たしているもので 国土交通大臣が定めた構造方法 ( 平成 12 年 5 月 30 日建設省告示第 1402 ) を用いるものイ国土交通大臣の認定を受けたもの 2 内装制限を受ける建築物等 内装制限を受ける建築物 部分等については 建基法第 35 条の 2 の規定によること 3 調理室等の火を使用する場所の取り扱い ⑴ 建基法第 35 条の2の規定により内装制限を受ける調理室等は その壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを次のア又はイに掲げる仕上げとしなければならないこと ア準不燃材料でしたものイアに掲げる仕上げに準ずるものとして国土交通大臣が定める方法により国土交通大臣が定める材料の組み合わせによってしたもの ⑵ 建基政令第 128 条の4 第 4 項の 内装の制限を受ける調理室等で火を使用する場所 の取り扱いは 次によること ア火気使用部分とその他の部分とが一体である室については 天井から概ね50cm以上下方に突出した不燃材料で造り又はおおわれた垂れ壁 その他これに類するもので当該部分が相互に区画された場合を除き その室の全てを内装制限の対象とするものであること イ季節的にストーブを用い又は臨時的にコンロ等を用いる室は 内装制限の対象とならないものであること 第 7-1

ウ暖炉 炉等を壁等の建築物の部分として設けた室については その使用が季節的なものであっても内装制限の対象とするものであること ( 昭和 46 年 1 月 29 日建設省住指発第 44 ) エ電磁誘導過熱式調理器は 火気を使用しないため 建基法第 35 条の2に規定される その他火を使用する設備若しくは器具 に該当しないものであること ただし 火災予防条例等による規制については 電気を熱源とする火気使用設備 器具に該当することになるので留意すること 4 組み合わせによる内装仕上げ ⑴ 天井の仕上げ材を不燃材料でし かつ 壁の一部を木材等を用いた仕上げとする場合等これまでの規定と異なる方法によった場合でも同様の効果が期待できる場合があることが判明しているため 国土交通大臣が定める方法により国土交通大臣が定める材料の組み合わせによる内装の仕上げができること ⑵ 難燃材料でした内装の仕上げに準ずる仕上げが 平成 12 年建設省告示第 1439 で次のように定められたこと ア建基政令第 129 条第 1 項第 1 ロ及び同条第 4 項第 2 に規定する難燃材料でした内装の仕上げに準ずる材料の組み合わせは 次に定めるものとすること 1 天井 ( 天井のない場合においては 屋根 ) の室内に面する部分 ( 回り縁 窓台その他これらに類する部分を除く ) の仕上げにあっては 準不燃材料ですること 2 壁の室内に面する部分 ( 回り縁 窓台その他これらに類する部分を除く ) の仕上げにあっては 木材 合板 構造用パネル パーティクルボード若しくは繊維板 ( これらの表面に不燃性を有する壁張り下地用のパテを下塗りする等防火上支障がないように措置した上で壁紙を張ったものを含む 以下 木材等 という ) 又は木材等及び難燃材料ですること イ建基政令第 129 条第 1 項第 1 ロ及び同条第 4 項第 2 に規定する難燃材料でした内装の仕上げに準ずる仕上げの方法は ア.2の木材等に係る仕上げの部分を次に定めるところによることとする ただし 実験によって防火上支障がないことが確かめられた場合においては この限りでないこと 1 木材等の表面に火炎伝搬を著しく助長するような溝を設けないこと 2 木材等の取り付け方法は 次のa 又はbのいずれかとすること ただし 木材等の厚さが25mm以上である場合においては この限りでないこと a 木材等の厚さが10mm以上の場合にあっては 壁の内部での火炎伝搬を有効に防止することができるよう配置された柱 間柱その他の垂直部材及び梁 胴縁その他の横架材 ( それぞれ相互の間隔が1m 以内に配置されたものに限る ) に取り付け 又は難燃材料の壁に直接取り付けること b 木材等の厚さが10mm未満の場合にあっては 難燃材料の壁に直接取り付けること 5 照明器具カバー 装飾用角材等の取り扱い ⑴ 壁又は天井の照明器具のカバー等で 壁又は天井面に占める表面積の1/10を超える場合は 内装制限の対象とすること ( 昭和 44 年 5 月 1 日建設省住指発第 149 ) ( 昭和 45 年 1 月 31 日建設省住指発第 35 ) ⑵ 次に掲げるものは 内装制限の対象としないことができるものであること ア壁 天井面に装飾用として設けた小規模の角材等 ( 格子天井 よしず天井のように天井の一部を構成しているものを除く ) 第 7-2

イ和室のさお縁 天井のさお縁 6 居室から地上へ通じる通路の取り扱い建基政令第 129 条中の その他の通路 には 通路入口等に属するロビーの類 避難専用通路 避難上必要な他の用途部分の通り抜け部分 等が含まれるものであること ( 昭和 44 年 5 月 1 日建設省住指発第 149 ) 7 消防法令上の内装規制 ⑴ 建築基準法令上では 規制項目により 床面から1.2m 以下の部分は規制の範囲の対象としていないが 消防法令上にあっては 床面から規制の対象範囲になること ⑵ 内装制限の範囲は 人が内部に立ち入れる室全てを対象とする ただし 可燃性物品の集積量が少なく かつ 出火危険の少ないトイレ 浴室その他これらに類する室は除くものとする ⑶ 室内等に天井まで達しない間仕切りを設けた場合で 当該間仕切りの高さが概ね2m 以上で 床等に固定されたものは 内装規定の適用を受ける壁として取り扱うものであること 8 防火材料の表示 ⑴ 成型品のマーク ( 資料第 7-1) 不燃材料 準不燃材料及び難燃材料 ( 以下 防火材料 という ) として認定されたもののうち成型品 ( 工場等で製造された規格品 ) については 工場等から出荷の際 その表面又は包装に表示マークを付すことになっているので 施工前に確認するよう指導すること ⑵ 施工後の表示マーク ( 資料第 7-2) 認定された防火材料については 各室又はこれに準ずる用途上の区分ごとに2 箇所以上に表示マークを付すよう指導すること なお 表示マークについては常時貼付しておくべきものではないが 明らかに表面からのみでは防火材料の区分等が不明のものについては 意匠上差し支えない場所 ( 例として点検口裏等 ) に貼付することで差し支えないこと 9 防火材料の施工上等の留意事項 ⑴ 火気使用設備周囲に断熱性のない鉄板等の材料を使用したり 湿度の高い場所に かさ比重が高い石綿等を使用すると内装材料の防火性能が落ちることとなるので 使用場所に応じた材料を選択するよう指導すること ⑵ 認定された防火材料には 使用条件が付されるものがあるので 使用場所 施工上の条件等を確認するものであること ⑶ 内装の一部にプラスチック系の断熱材料を使用する場合は 直接室内にその表面が表れないように ( 表面は断熱性を有する不燃材料で覆うことが望ましい ) するとともに 引火点の低い接着剤が多く使われることから あらかじめ危険物の取り扱いについて指導しておくこと ⑷ 断熱材を施工した天井等の部分にダウンライトを設置する場合には S 形ダウンライトを使用することを原則として指導すること ただし ダウンライトの製造事業者が指定する施工方法により設置する場合は この限りでない S 形ダウンライトとは 断熱材の施工に対し特別の注意を必要としないものであって ( 社 ) 日本照明器具工業会規格に適合するものをいう 第 7-3

[ 資料第 7-1] 防火製品表示ラベル製品が製造工場から出荷される時に包装面に添付され 所定の下地と施工方法に基づいて仕上げられた場合は 防火材料として認定されていることを表すラベル 防火製品表示ラベルの様式 防火製品表示ラベル 5mm 材料区分 防火種別 基材の種類 ( 下地の種類 ) 防火 性能 施工 方法 認定番 不燃材料 ( 金属板及び不燃石膏ボードを除く ) 不燃石膏ボード 準不燃材料 金属板 177mm 施工用接着剤は JIS A 6922 の品質規格に合格したもの もしくはこれと同等以上のものを使用し その使用量は 固形換算量で 60g/ m2 ( シーラー剤を含む ) 以下にしてください 張替えを容易にするため 張り下地の表面にシーラー処理を施して下さい 施工については 日本壁装協会制定による [ 防火壁装材料の標準施工法 ] を参照して下さい 難燃材料に施工しても 防火材料としては認められません この壁紙は 認定条件通りに仕上げた場合 国土交通大臣より防火材料として認定されております 品番及びロット番 寸 法 販売元 J I S A - 6 9 2 1 cm m JIS マーク欄 認定番 : 退色性 耐摩擦性 製造者 材料構成 日本壁装協会登録壁紙製品規格協議会様式 5mm 5mm 118mm 第 7-4

個別認定 ( 新 ) 防火種類 防火性能 [ 施工方法 / 直張り ( ) 内は下張り ] 不燃下地不燃石膏ボード準不燃下地金属下地難燃下地 1-1 不燃 不燃 準不燃 準不燃 1-2 不燃準不燃準不燃難燃 ( 準不燃 ) ( 難燃 ) ( 難燃 ) 1-3 不燃 準不燃 準不燃 1-4 不燃 不燃 準不燃 不燃 1-5 不燃 不燃 準不燃 難燃 1-6 不燃 不燃 準不燃 2-1 準不燃 準不燃 準不燃 準不燃 2-2 準不燃準不燃準不燃難燃 ( 難燃 ) ( 難燃 ) ( 難燃 ) 2-3 準不燃 準不燃 準不燃 2-4 準不燃 準不燃 準不燃 難燃 2-5 準不燃準不燃準不燃 ( 難燃 ) ( 難燃 ) ( 難燃 ) 3-1 不燃 難燃 難燃 3-2 不燃 不燃 難燃 3-3 不燃 準不燃 難燃 4-1 準不燃 難燃 難燃 4-2 準不燃 準不燃 難燃 5-1 難燃 難燃 難燃 6-1 不燃 不燃 6-2 不燃 防火認定について防火認定商品は 施工現場において基材となる下地材ごとに日本壁装協会制定による 防火壁装材料の標準施工法 によって仕上げた場合 国土交通大臣より防火材料として認定されます ただし 通則の特定壁紙については特有の施工方法によるものもあります 防火種別について左の数字 1~5は旧通則認定における認定級に基づく区分 ( 新規取得品を含む ) です また新たな下地との組合せによる新規認定取得品は6の数字で区分します それから右の数字は級ごとの各々の連番を示し 旧通則認定商品と個別認定商品のいずれの防火性能も判別できるように記化して分類をしています 施工管理について施工管理は 申請者が直接施工を行う責任施工 または 申請者が責任をもって施工者を指導する のいずれかで行います 第 7-5

[ 資料第 7-2] 防火施工管理ラベル認定条件に基づいた施工方法で仕上げた印として施工現場の仕上げ箇所に添付される 赤 ( 不燃材料 ) 緑( 準不燃材料 ) 青( 難燃材料 ) の3 種類があり それぞれに委託施工用と責任施工用の2タイプがある なお ラベル内には 認定番 並びに 施工者登録番 若しくは 施工管理社名 が記載されていないと無効となる 委託施工用 ( 責任施工用共通 ) 国土交通大臣の認定を取得した防火壁装材料仕上げです 認定番 NM- 不燃材料 基材との組み合わせによる 日本壁装協会壁装施工団体協議会施工管理者 国土交通大臣の認定を取得した防火壁装材料仕上げです 認定番 QM- 準不燃材料 基材との組み合わせによる 日本壁装協会壁装施工団体協議会施工管理者 国土交通大臣の認定を取得した防火壁装材料仕上げです 認定番 RM- 難燃材料 基材との組み合わせによる 日本壁装協会壁装施工団体協議会施工管理者 第 7-6