新たな食と緑の基本計画○○地域推進プラン(様式案)

Similar documents
重点戦略事業土地改良事業補助事業 土地改良区が行う土地改良事業 ( 用排水施設の整備等 ) について 農家負担の軽減を図るため 事業費の一部を補助した 土地改良区が行う土地改良事業 ( 用排水施設の整備等 ) について 農家負担の軽減を図るため 事業費の一部を補助する 重点戦略事業基盤整備促進事業

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のと

3 売れる農産物づくり (1) 農業産出額 目標 評価 755 億円 (22 年度 ) 760 億円 (25 年度 ) 755 億円 A (2) 県オリジナル品種の作付面積 141ha (21 年度 ) 197 ha (26 年度見込み ) 190 ha A (3) オリーブ牛出荷頭数 100 頭

資料 2 東海管内における農業水利施設の防災 減災の取組 ( 農村地域防災減災事業 海岸事業 ) 平成 27 年 2 月東海農政局整備部防災課

田原市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 3 月 23 日 田原市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等の利

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

ニュースリリース 農業景況調査 : 設備投資 平成 2 9 年 3 月 24 日 株式会社日本政策金融公庫 農業者の設備投資意欲が過去最高 ~ 生産効率関連の農業機械投資が最多 後継者確保に課題も ~ < 平成 28 年下半期農業景況調査関連 > ( 注 1) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

Microsoft PowerPoint 農業経済論9.pptx

01 ï¼‹æ§Ÿå¼‘ï¼Łï¼›æŒ°è¦‘å°±è¾²è•–ã†®è‡²æ‹’ã…»å®ıçš•ã†¨çµ„åŒ¶çŽºå±Łå‘−ㆳä¸�怸çı—組匶ä½fiㆸㆮæfl¯æ‘´2.xdw

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

PowerPoint プレゼンテーション

< F835A83938A6D95F12E786C73>

国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり

東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事

【千葉県事業計画】別記様式第3号別添

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

流拠点としての那覇空港を備えており 沖縄県への物流を確立することにより本市農産物の輸出の可能性が広がることが期待できること さらには年間 790 万人の観光入込客数があり そのうち 160 万人が外国人であることから 今後のインバウンドの増加を見込んだPRを実施する場所として効果的であると考えている

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

調査の仕様

農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援

利用することをいう (4) 林業事業者森林において森林施業 ( 伐採, 植栽, 保育その他の森林における施業をいう 第 12 条において同じ ) を行う者をいう (5) 木材産業事業者木材の加工又は流通に関する事業を行う者をいう (6) 建築関係事業者建築物の設計又は施工に関する事業を行う者をいう

国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1

第3節 重点的な取り組み

teigen2018_03

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県


(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

平成 25 年度農林水産省委託業務報告書 平成 25 年度 水資源循環の見える化 調査 検討事業 報告書 平成 26 年 3 月 みずほ情報総研株式会社

Taro-【済】85頁-91頁_07主要事業の概要(農地整備課)

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

Microsoft Word - 01 変更計画書

公益目的支出計画実施報告


農林水産省より 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) が公表されましたので 富山県の概要について 次のとおりお知らせいたします 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) について ( 農林業経営体調査 富山県分 ) - 農業経営体数が減少する一方 法人化や経営規模の拡大が

資料 3 ー 1 環境貢献型商品開発 販売促進支援事業 環境省市場メカニズム室

【H 制定】災害高機能型推進事業実施要領

Microsoft Word - 栃木県土地改良区運営強化推進計画(最終版)

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

tsugaru_H26

2 作物ごとの取組方針 (1) 主食用米本県産米は 県産 ヒノヒカリ が 平成 22 年から平成 27 年まで 米の食味ランキングで6 年連続特 Aの評価を獲得するなど 高品質米をアピールするブランド化を図りながら 生産数量目標に沿った作付けの推進を図る また 平成 30 年からの米政策改革の着実な

平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むこ

第 6 節農業の高付加価値化等の推進 表 農業生産関連事業の年間総販売金額の推移 平成 22 年度 (2010) 23 (2011) 年間総販売金額 計 農産物の加工 農業経営体 農協等 計 農産物直売所 農業経営体 農協等 観光農園 ( 単位 : 億円 %) 農家レストラン等 16,5

4 農林業 経営耕地面積割合 ( 農家数 ) ( 平成 27 年 ) 畑 63.4% (171 戸 ) 田 11.3% (53 戸 ) 樹園地 25.3% (102 戸 )

石川県水田フル活用ビジョン 1 地域の作物作付の現状 地域が抱える課題 水稲作付面積については 昭和 60 年の 37,700ha から 平成 25 年では 26,900ha と作付 面積で約 10,000ha 作付率で約 30% と大きく減少したものの 本県の耕地面積に占める水稲作 付面積の割合は

現行見直し案見直し理由等 カラス 被害時期 : 通年 ニホンザル 被害対象 : 農作物全般への食害 農業施設へ被害 生活環境被害 ヒヨドリ 被害時期 : 通年 アナグマ 被害対象 : 果樹への食害 被害対象 : 農作物全般への食害 ハクビシン 被害対象 : 農作物全般への食害 住居侵入による生活環境


事業に対する決議平成 25 年 2 月 19 日に関係市町及び土地改良区からなる大利根用水地区国営施設機能保全事業推進協議会において 平成 26 年度事業実施に向けた推進について了解を得たところであり 平成 25 年 3 月 14 日に千葉県大利根土地改良区総代会及び平成 25 年 3 月 29 日

年社会 経済のうごき食料 農業 農村の動向と主要な施策の流れ 食料 農業 農村基本計画 の策定 00 中山間地域等直接支払制度導入 00 農地法改正 ( 農業生産法人の一形態として株式会社を位置付け ) 国際化の進展と食料 農業 農村基本法の制定 米穀同時多発テロ発生 0

ふくしま・地域産業6次化戦略

Microsoft PowerPoint - 資料2.pptx

<4D F736F F F696E74202D D758B FA967B945F8BC682CC925382A28EE882CD924E82A A957A8E9197BF>

( 別紙様式 2) 平成 28 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 29 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 北海道農業委員会名 : 美唄市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 畑 普通畑樹園地牧草畑 耕地面積 8,

untitled

個別の農産物など産業製品は市外への流通経路は確立しているが 市 内への流通が少なく 市民が地域の産業の素晴らしさを実感できておらず 地産地消が進んでいない 4-2 地方創生として目指す将来像本市特産物の産地である中山間地域では高付加価値のついた農産物を生産し 流通ルートの確保による農業収入の増加が図

( 別紙様式 2) 平成 30 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 31 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 茨城県農業委員会名 : 守谷市 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 経営耕地面積

はじめに.indd

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

untitled

<4D F736F F D208C7689E EC897A8E73945F8BC682CC8CBB8FF382C689DB91E85F2E646F63>

めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

新たな 食料 農業 農村基本計画 の策定に関する 提案書 平成 2 7 年 1 月 北海道農業 農村確立連絡会議

中井町緑の基本計画(概要版)

5. 防災 減災への取組強化 (2) 国土強靱化の理念の実現 既存施設の有効活用 ( 平常時と非常時における施設の効果的な活用 ) 既存の農地や農業用施設が有している防災機能を有効活用した防災 減災対策 ため池 空き容量の活用と低水位管理の推進 空き容量 洪水調整容量等 ため池廃止

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

1 貴重な自然環境を継承するため 保全活動に取り組みます 指標目標の推移 指標目標 米代川やきみまち阪 風の松原などの豊かな自然を他に誇れると思う市民の割合 ( 市民意識調査 ) 松くい虫被害量 計画策定目標値 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H19 年度 (H

ウ WCS 用稲本市は県内最大の酪農地帯であるため 需要に応じた生産確保に努め 多収品種の推進 病害虫防除や雑草管理など適切な圃場管理を行う また についても実施する エ加工用米実需者の要望に対応できるよう 産地交付金を活用して複数年契約を進めることにより安 定的な供給を目指し 担い手の作付維持 (

資料2 紙類の判断の基準等の設定に係る検討経緯について

Microsoft Word - (HP用)H31年度企画書記載例doc

書き方 ( 例 ) 別記第 17 号様式 農業生産法人報告書 自 至 平成 年 月 日平成 年 月 日 伊達市農業委員会会長様 平成年月日 主たる事務所の所在地伊達市 町 番地 法人の名称株式会社 代表者氏名 印電話番号 次のとおり農地法第 6 条第 1

( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 熊本県農業委員会名 : 宇土市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 1, 経営耕地面積

PowerPoint プレゼンテーション

数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

目次 1. 奈良市域の温室効果ガス排出量 温室効果ガス排出量の推移 年度 2010 年度の温室効果ガス排出状況 部門別温室効果ガス排出状況 温室効果ガス排出量の増減要因 産業部門 民生家庭部門

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

新規前年度継続 ( 変更あり ) 前年度継続 加工用米助成 ( 基幹作物 ) 豊郷町農業再生協議会整理番号 2 加工用米 ( 基幹作物 ) 1,079 円 /10a 参考となる 3 1,300 円 /10a 豊郷町では加工用米を地域振興作物に位置付けている 一定品質を確保するために 種子更新を行って

3. 経営所得安定対策及び日本型直接支払制度の確立 (1) 経営所得安定対策の平成 26 年度以降のあり方の検討に当たっては 真に農業者の経営安定に資する制度とするために 地域の特性や実情を反映し 農業者及び都市自治体の意見を十分に尊重すること また 農業者等が安心して農業に取り組むことができるよう

分析事例 の作成方法 分析に用いた DB 以下に示す DL ファイルは 全て 5 年の農業集落基準です 表名 ( ファイル名称 ) 表コード年次出典資料名利用項目対象列 農業経営体 _ 組織形態別経営体数 (SA9_5_5_ xlsx) (SA9 5_ xlsx) (SA9_5_5_ xlsx) S

Microsoft Word - Ⅰ調査の概要.doc

Q1 1

長野県みらい基金からのお知らせ 2

広報たかす

北見市総合計画.indd

<4D F736F F F696E74202D C835B B E B8CDD8AB B83685D>

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

II 基本政策 1 食料自給率 食料自給力の維持向上 食料安全保障の観点から 食料自給率に加え 食料自給力の理念を導入し 地域の自主性と創意工夫の活きる生産振興を図ることで 農地 担い手 技術の育成 確保を図る カロリーベース及び生産額ベース双方の食料自給率目標の達成 ( 食料 農業 農村基本計画平


三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

Transcription:

食と緑の基本計画 2015 海部地域推進プラン Ⅰ 推進プランの性格 食と緑の基本計画 2015が目指す姿と主要目標の実現に向け 海部地域として 地域の特徴を踏まえ 重点的に取り組んでいく施策の基本的な方針です 計画期間 2011 年度 ( 平成 23 年度 ) から5 年間 目標年度 2015 年度 ( 平成 27 年度 ) Ⅱ 海部地域の特徴 海部地域は 愛知県の西部に位置し 津島市 愛西市 弥富市 あま市の4つの市と海部郡の大治町 蟹江町 飛島村の3 町村を区域とし 総面積は 208 平方キロメートルです おもに木曽川によって形づくられたデルタ地帯に属し 沖積地とその周囲を干拓した土地で形成され 海抜ゼロメートル地帯が全域に広がっています 農林水産業では 総農家戸数が 8,274 戸で そのうち専業農家 947 戸 耕地面積は 7,764ha で うち水田が 6,388ha と水田率が 82.3% と県内で最も高い地域になっています また 農業産出額は 1,861 千万円で 野菜 ( いちご トマト れんこん等 ) が最も多く 米 花き 畜産となっています 水産では 金魚が特産品となっており 林産関係ではきのこの栽培が行われています 1 安全で良質な農林水産物の生産と供給の確保専業農家数は 減少傾向から 現在は下げ止まり状態ですが 相変わらず総農家戸数は減少しています また 基幹的農業従事者については 65 歳以上の従事者が約 61% (2010 年農林業センサス ) を占めているため 新たな担い手の確保に向けた取組が必要になります さらに 輸入農産物の増加等 国内の産地間競争の激化に対応するため 高品質 高付加価値生産の取組を一層推進し 他産業従事者並の所得の確保を図り 担い手農家の育成を進めていきます また 農業従事者の高齢化や後継者不足により耕作放棄地の発生が懸念されるので 発生防止の取り組みにより管内で耕作放棄地が生じないよう努め 優良な農地を保全し 農地の合理的な利用を促進します 一方 安全 安心な食料供給に対する消費者の関心は高まってきており 環境にやさしく 安全 安心な農業を進める産地が形成されるよう推進するとともに 適正な 1

表示の確保のため食品小売店舗等が JAS 法を遵守するよう調査 指導していきます また 生産情報などを消費者に順次提供し 農産物に対する適正な評価を得るための取組を推進します 当管内は 古くから干拓により農地が拓かれましたが 地盤が低いため 常に排水不良や湛水被害が起きるなど農業生産には非常に条件が悪く 先人達は苦労を重ね 排水路や排水機場などを整備し排水改良を行ってきました また 農業用水については 木曽川を水源とする大規模な農業用水事業等により効率的に水を利用できるようにしてきました しかし 1961 年頃から地下水のくみ上げによる地盤沈下が急速に進み 農地や農業用施設の機能が低下するとともに施設の老朽化などにより 農業経営に支障を来しています このため 施設の機能を将来にわたり適正な水準に保つため 計画的な更新 改修及び長寿命化を行い 災害に強い優良農地を確保していく必要があります 2 県産農林水産物の適切な消費と利用の促進都市近郊地域である当地域では 都市化の進展等により消費者が日常生活の中で農林水産業を実感したり 実際に係わったりする機会が減少しています 農林水産業の重要性を理解するうえで 子供の頃からの体験 記憶といったものが重要な役割を果たしています そのため 管内の小学校におけるこれらの継続的な取組を推進するため 指導者として農業者等を必要な時に派遣できる組織体制を整備すると共に 実施中の優良事例等を紹介し 成果の普及を図っていきます また いいともあいち運動 をさらに盛り上げるとともに 海部の特産物の利用拡大につながる取組も強化していく必要があるため 特産のトマトやれんこん いちご等で農商工連携の産品を考え地産地消をより一層進めていきます 3 自然災害から守られ 緑と水に恵まれた生活環境の確保当管内は全市町村に海抜ゼロメートル地帯が広がっており地域の排水は全て機械排水に依存しています 農業排水はもちろん 住宅地や市街地などにおいて農業農村整備事業で設置された大小あわせて約 130 か所の排水機場により 農地の保全や住民の生命 財産の安全を守っています これらの排水施設は 常に機能を保全し万全な備えで管理していくことが重要であり 計画的な施設の更新 改修を行い 自然災害に強く住民を洪水や地震被害から守 2

る地域づくりを行っていく必要があります 農村環境は 農業生産活動や集落の営みの中で作られるものですが 近年 高齢化や混住化の進行等に伴い 農村における用排水施設などの維持管理が十分行われなくなり 農村環境の悪化が懸念されています このため 貴重な農村の生態系や多面的機能を失わないためにも 地域に住む人達で農村の環境を保全管理していく必要があります また 当地域では 花きや野菜などの施設園芸が盛んであることから地球温暖化防止対策として 先端技術や省エネ技術の活用により温室効果ガスの一つであるCO2 の排出量削減を図っていきます 3

Ⅲ 海部地域における重点的な取組 1 安全で良質な農林水産物の生産と供給の確保 (1) 生産者と消費者の思いを伝える農林水産業の推進 食品関連産業をはじめとする他産業との連携により 農林水産物の新たな生産 加工技術や流通 販売方法の開発 普及を推進し 多様化する消費者等のニーズに応えます 生産者による農林水産物の加工 販売などの6 次産業化の取組を支援し 消費者への新たなサービスの提供と生産者の所得の向上を図ります 高品質な海部産の農産物を全国の消費者等にPRし 販路の拡大を図るとともに 農産物輸出に関する情報の収集に努めます 施策目標 1 生産者と消費者の思いを伝える農林水産業 のモデル事例の育成 5 年間で5モデル (+α) を育成 (2) 多様な担い手の育成 確保 新品目 新品種 低コスト 増収 省力化 軽労化などの革新技術の導入により 意欲ある基幹経営体の育成を図ります 所得 規模など経営階層に応じた制度資金 補助事業等の活用 法人化の推進など総合的な指導により 多様な経営体の育成を図ります 所得補償制度や価格安定制度への参加を促進し 経営体の経営安定を図ります 基幹経営体の経営を発展的に継承するため 担い手の育成を図ります 市町村や農業協同組合 関係機関との情報の共有化を進め 就農相談や支援体制を整備し 新規就農者を育成 確保します 施策目標 2 基幹経営体の育成 158 経営体 170 経営体 3 新規農業就業者の確保 10 人 / 年 4

(3) 農業生産基盤の整備と優良農地の保全 老朽化した農業水利施設の保全対策工事を行い 長寿命化を図ります 老朽化した農業用石綿セメント管を塩ビ管等への更新工事を実施して 石綿に起因する影響を未然に防止します 老朽化や地盤沈下により機能低下した農業用用排水施設の更新工事や機能復旧工事を行います 海岸整備事業により 海岸堤防の耐震補強を進めていきます 耕作放棄地発生防止の呼びかけと早期発見に努めるとともに 農地利用集積円滑化事業等により担い手等への利用権設定または作業委託を斡旋していきます 施策目標 4 生産性維持のための農業水利施設の更新 1,090ha 5 自然災害に強い農地の整備 2,680ha (4) 食品の安全 安心の確保 生産 出荷組織や法人等の大規模農家などを対象に 生産工程ごとの管理を適切に行うGAP 手法 ( 農業生産工程管理手法 ) の導入を推進し 農産物の安全性を確保するとともに 農業生産に伴う環境負荷の軽減を図ります 市町村や農協 関係機関と連携し 防疫対策マニュアルの整備や防疫演習を通じて 高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫 ( こうていえき ) などの特定家畜伝染病の発生に備えた危機管理の徹底を図ります 食品販売店等を巡回してJAS 法に基づく食品表示の遵守状況を調査するとともに 食品表示制度の普及 啓発を図り 事業者による自主的な食品表示の適正化の取組を促進します 施策目標 6 農産物環境安全推進マニュアルを始めとしたGAP 手法導入組織 法人等数 7 12 7 畜産農家 ( 牛 豚 鶏 ) の飼養衛生管理状況の立入検査計画に対する実施率 100% の達成 8 JAS 法遵守状況調査の実施 60 か所 / 年 5

2 県産農林水産物の適切な消費と利用の促進 (1) 食と農林水産業に対する県民の理解と活動の促進 食や農林水産業に対する正しい知識を子供の頃から育てるため 農業者 関係団体等との連携により 農業者等の指導者を必要な時に派遣できる体制を整えます 農業体験等を未実施の学校及び部分的に実施している学校に対し 実施中の優良事例等を紹介し 成果の普及を図って 小学校において積極的に取り組む実施校の拡大を図ります 市町村や農協 海部苗木花卉生産組合連合会等と連携したイベントの開催や 花育 の実施により 花や緑が身近にある生活の実現をめざします 施策目標 9 農林漁業体験に取り組む小学校の割合 53.1% 76.5% 10 花と緑の取組組織の育成 5 組織 7 組織 (2) 県産農林水産物の消費と利用の促進 地元や県内でとれた農林水産物を活用する 愛知を食べる学校給食の日 の取組を 食育月間である6 月を含めて年 3 回 推進月間として設け 小中学校の学校給食において 地産地消を進めます いいともあいち運動 を推進するとともに 農商工連携による海部の特産物を使った新商品の開発や新たな流通ルートの開拓等を推進します 施策目標 11 学校給食において地域の産物を活用する割合 32.0% 12 農商工連携等 多様な取組による県産農林水産物を使った新商品開発数 2 品目 3 自然災害から守られ 緑と水に恵まれた生活環境の確保 (1) 農地が有する多面的機能の適切かつ十分な発揮 農地 水 環境保全向上対策の農村環境共同活動において 生態系保全を組織の活動として取り組んでいきます 6

施策目標 13 県民との協働連携により生物多様性の保全活動を実施している組織数 2 組織 (2) 災害に強く安全で快適な生活環境の確保 たん水防除事業 地盤沈下対策事業 海岸整備事業により 老朽化した排水機場の更新 機能低下した排水路の改修及び海岸堤防の耐震補強を計画的に進めていきます 施策目標 14 排水機場の整備 (5 年間で9か所 ) などにより洪水や地震被害のリスクから 守られる住宅戸数 22,840 戸 (3) 環境への配慮と資源の再生 循環利用を図る取組の強化 LEDを始め 省エネルギー技術等の活用により CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量の削減を推進します 施策目標 15 農業分野におけるCO2 排出量の削減 5 年間で1,300トンを削減 Ⅳ 海部地域推進プランの達成に向けた推進体制 管内市町村 農業 水産業や商工関係団体 生産者団体及び消費者団体等並びに県関係機関等を構成員とする 食と緑の基本計画海部地域推進会議 において 重点的な取組の総合的 計画的な推進を図ります 7