住宅金融改革への対応状況

Similar documents
Microsoft PowerPoint - 調査結果(2017年度第2回住宅ローン利用者編)

Microsoft PowerPoint - 調査結果(2017年度第1回住宅ローン利用者編:統合版)

【別添3】道内住宅ローン市場動向調査結果(概要版)[1]

トップヒアリング質問事項

Microsoft PowerPoint - 調査結果(H20第1回)第1案.ppt

Microsoft PowerPoint - 調査結果(2016年度第2回住宅ローン利用者編:公表用)

Microsoft PowerPoint - 調査結果(2016年度第1回住宅ローン利用者編)

空 白

1.<みちのく> 金利選択型住宅ローン M s STYLE( 保証料ゼロタイプ ) 商品概要説明書 (2018 年 10 月 1 日現在 ) 1. 商品名 <みちのく> 金利選択型住宅ローン M s STYLE( 保証料ゼロタイプ ) 2. ご利用いただける方 3. お使いみち 当行各営業店の営業区

Microsoft PowerPoint - N_借換調査2017

固定金利特約期間(3 年 5 年 10 年 ) 中は毎月の元利金返済額の変更はありません ご指定いただいた指定口座から自動で返済いただきます 9. 保証人 原則 2 名以上必要です 10. 担保 当該融資対象物件( 土地 建物 ) および対象物件( 建物 ) の底地が自己所有 家族所有 の場合はその

<4D F736F F D F D E C83588F5A91EE838D815B8393>

商品概要 新・マイホームローン

1. 住宅ローン商品の特徴比較 お奨めするそれぞれの住宅ローン商品の特徴は次のとおりです 各候補の住宅ローン詳細に関しましては次ページ以降の 住宅ローン比較表 お勧めする住宅ローン および金融機関のパンフレット等にてご確認ください 特徴 候補 A 候補 B 候補 C 候補 D A 銀行 A 銀行 B

(4) 適用金利につきましては お申込み内容等に応じた当行の審査結果が適用されるほか 審査基準の見直しにより これまで以上に幅広いお客さまにご利用いただくことが可能となります (5) 融資実行後につきましても お客さまのライフプランの変更に合わせて 柔軟にご返済額等の諸条件の見直しができるようにした

平成22年2月●日

Microsoft PowerPoint 平清水展示場セミナー

平成22 年 11月 15日

住宅ローン「団らんB」商品概要説明書


中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

空 白


【 金融円滑化に関する基本方針・体制について 】

商 品 名

<4D F736F F D2095BD90AC E937896AF8AD48F5A91EE838D815B839382CC8EC091D482C98AD682B782E992B28DB895F18D908F91>

各位 平成 28 年 1 月 29 日 株式会社みちのく銀行 全国保証 保証付 住宅ローン新商品 取扱い開始について みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 28 年 2 月 1 日 ( 月 ) から住宅ローンの新商品として <みちのく> 金利選択型住宅ローン住まいるいちばんネクストV( 全国

10月分_合併記念特別プラン集宅ローンチラシ

お使いみち JA 住宅ローン商品概要 ( 基金協会保証型 KHL 保証型 ) 住宅の新築 増改築 住宅および敷地の購入 マンション購入 中古住宅購入 住宅用土地の購入 (2 年以内に住宅を新築し 居住することが条件です ) 住宅金融支援機構 ( 旧住宅金融公庫 ) 他行住宅ローンの借換え 上記の付帯


地銀十八 融資期間 :35 年以内 (1 年単位 ) 金利種類 : 変動金利型 固定金利型 (2 年 3 年 5 年 10 年 ) 親子リレー 夫婦ペア返済可能 変動金利型 固定金利型を組み合わせて 金利方式を自由に選択可能オール電化住宅 ホットメリット住宅は金利優遇

(平成13年9月25日現在)

商品名

<商品概要説明書>

第 1 府令第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条および第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 金融円滑化管理に対するする基本方針当組合は 中小企業者等に対する金融円滑化を図るための臨時措置に関する法律 を受け 最近の経済金融情勢および雇用環境も踏まえ 中小企業や個人事業

1- 初期画面 初期条件の入力 入力はこの枠内のみで OK 初期条件を入力 計算基準日 26 年 3 月 借入実施日 年 6 月当初固定金利期間 年 6 月迄当初金利 1. % 既に変動金利へ移行している場合も本欄で対応可 借入期間 3 年間 直近ホ ーナス月 6 月 現在 当初借入額 2,, 円

中小企業等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置

グラフィック 2

1

15. 返済試算額の入手方法 平成 27 年 10 月 21 日現在 融資窓口にお申し出いただくか 当行ホームページのシミュレーション画面で試算できます 最寄りの道銀までお問い合わせください 16. 事務手数料 27,000 円 ( 消費税込み ) の手数料をお支払いただきます 17. その他全額繰

しんきん きゃっする

< 商品概要説明書 > 三重県移住者向け住宅ローン 株式会社百五銀行 ( 平成 28 年 2 月 24 日現在 ) 項目 内容 1. 商品名 三重県移住者向け住宅ローン 2. ご利用いただける方以下のすべての条件に該当する個人の方 次のいずれかの団体信用生命保険に加入できる方地銀協団体信用生命保険

<4D F736F F D FAC8AE98BC68ED C991CE82B782E98BE0975A82CC897E8A8A89BB82F0907D82E982BD82DF82CC97D58E9E915

お使いみち JA 住宅ローン商品概要 ( 基金協会保証型 KHL 保証型 ) 住宅の新築 増改築 住宅および敷地の購入 マンション購入 中古住宅購入 住宅用土地の購入 (3 年以内に住宅を新築し 居住することが条件です ) 住宅金融支援機構 ( 旧住宅金融公庫 ) 他行住宅ローンの借換え 上記の付帯

【商品概要説明書】_ツインプラン100_

商品名

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫


担保火災共済 ( 保険 ) 保証 融資対象不動産を担保として差し入れていただき 原則第 1 順位の抵当権を設定させていただきます 融資対象建物に対して火災共済 ( 保険 ) にご加入いただき その共済 ( 保険 ) 金請求権に原則として第 1 順位の質権を設定させていただきます なお 火災共済 (

商品名

Microsoft Word - ①NEWS RELEASE リバースモーゲージ

住 宅 ロ ー ン

ご融資金額 商品名 : しましん住宅ローン 住まいるアシスト ( 無担保 ) ( 全国保証 保証 ) 年収倍率 対象物件 100 万円 ~1,000 万円以内 (1 万円単位 ) 本件を含む債務の合計額が 6,000 万円の範囲内であること ( 下記 ご融資限度 を参照願います ) 12 本立て申込

すしん無担保住宅ローン

商品名

独立行政法人住宅金融支援機構の概要 概要 主な業務一般の金融機関による住宅の建設等に必要な資金の融通を支援するための貸付債権の譲受け等所在地東京都文京区後楽 理事長宍戸信哉 業務の概要 証券化支援業務 民間金融機関による長期固定金利の住宅ローンの供給を支援するもの 買取型 : 民間金融

「札幌支店オープン記念キャンペーン《商品概要

住宅ローン「大安吉日」商品概要説明書

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

住 宅 ロ ー ン

<4D F736F F F696E74202D E9197BF C A89EF8C CC82CC95818B798FF38BB52E >

ご注意 ( 個人向け ) 補修の場合で 元金据置期間を設定するときは 返済期間の欄の年数から 1 年を引いた年数の返済額をご覧ください ( 例 ) 返済期間 20 年据置期間 1 年 20 年 - 1 年 = 19 年 返済期間 19 年の返済額をご覧ください < 個人向け> 災害復興住宅融資 10

しんきんマイホームローン

Microsoft Word - 最新H 茨城県2自治体での「定住支援商品」の取扱い開始について

1998年10月1日現在

(平成13年9月25日現在)

<4D F736F F D CDCC3DEA8B0BCB0B6B0C4DE95DB8FD A815B D815B F FA495698A E096BE8F912E646F63>

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律



2014年2月●日

正誤問題 次の設問 ( 問 1~ 問 30) について 正しい記述には 1 を 誤った記述には 2 をマークして 解答してください 問 1 フラット 35( 買取型 ) の借入要件である総返済負担率は 年収が 400 万円未満の場 合が 30% 以下 年収 400 万円以上の場合が 35% 以下であ

1, H H17 4.2H17

Microsoft Word - 全国保証住宅ローン doc

商品名

正誤問題 次の設問 ( 問 1~ 問 30) について 正しい記述には 1 を 誤った記述には 2 をマークして 解答してください 問 1 フラット 35( 買取型 ) は 申込人またはその配偶者の両親や子供が住むための住宅 取得やセカンドハウスの住宅取得にも利用できる 問 2 フラット 35( 買

21/6/18 融資概要と仕組み 融資概要と仕組み 借入内容 19,4, 借入年数 3 年 73,31 ボーナス月の加算支払額 シート内のグラフは月々返済のみ 変動なしで計算した場合で表記 しています ローンの内訳って こういうふうになって いるんだね ,4,

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

がん保障特約 上記 23の場合および50% 給付後は 死亡 高度障害保障のみ継続となります 三大疾病保障特約 ご融資日前の疾病を原因として急性心筋梗塞 脳卒中を発病したとき お客様の健康状態や病歴等により保険会社がご加入をお断りする場合がございます 親子リレーローンは一般のみのお取扱いとなります 本

「77スマートネクスト」のインターネット契約取扱開始およびカードローンの商品内容拡充について

Microsoft Word - プレス.doc

表紙

商品名

教育ローン

<4D F736F F D2082B582F182AB82F195DB8FD88F5A91EE838D815B E31322E646F63>

諸費用の範囲 お借入に伴う諸費用 ( 保証料 保証会社 当金庫事務手数料 印紙税 繰上完済手数料 経過利息 ) 住宅取得に伴う諸費用 ( 火災 地震保険料 登記費用 仲介手数料 水道負担金 修繕積立基金 ) 引越し費用 ( 業者委託するものに限る ) その他 住宅関連資金で保証会社が特別に認めた費用

返済期間逆算 例 借入額 1,000 万円を毎月 50,000 円 ボーナス加算分で 250,000 円を返済する場合の返済期間を計算します 金利は年利率 4.3% で借り入れから初回ボーナス返済までの月数は 2 ケ月です 1 入力処理 画面表示キー操作備考 F1 メニュー呼出 Menu No.(1

住まいるちばんネクストⅤ

<4D F736F F D208F5A91EE838D815B ED88AB7899E89878C5E816A8FA495698A E096BE8F912E646F63>

< 商品概要説明書 > 百五ホームローン住まいのちから 株式会社百五銀行 ( 平成 26 年 4 月 21 日現在 ) 項目 内容 1. 商品名 百五ホームローン住まいのちから 2. ご利用いただける方下記のすべての条件に該当する個人の方 以下のいずれかの団体信用生命保険に加入できる方地銀協団体信用

Microsoft Word - 円滑化開示資料目次.doc

Microsoft Word - 金融円滑化HP用.doc

Microsoft Word - ①_川之江信用金庫_方針.doc

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

審査項目 回答数 構成比 ( 丸数字は順位 ) 性別 % 具体的な内容 ( 複数回答 ) 借入時年齢 % 歳未満 (8)270 歳未満 (131)365 歳未満 (274)4 60 歳未満 (57)555 歳未満 (4)6その他(772) 完済時年齢 1

借換保証制度要綱(H ~)[1]


平成 31 年 2 月 14 日 ( 木 ) 実施 効果測定実施後回収 受講番号 - 住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー養成講座 ( 応用編 ) 効果測定問題 開始前の注意事項 1 問題用紙 ( 本冊子 ) は 効果測定監督者の指示があるまで開かないでください 2 問題用紙 ( 本冊子 ) の上

固定期間選択型利用者の理解度 理解しているか不安 25% よく理解していない 6% まったく理解していない 1% 変動金利型利用者の理解度 よく理解していない 9% 理解しているか不安 26% ほぼ理解 45% まったく理解していない 3% 十分理解 23% 十分理解 19% ほぼ理解 43% 今春

Transcription:

参考資料 1 我が国の住宅金融の現状について 国土交通省住宅局 平成 22 年 1 月 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

住宅ローンの新規貸出額及び貸出残高 個人向け住宅ローンの新規貸出額は ここ 10 年程は概ね 20 兆円から 25 兆円で推移してきたが 趨勢的には低下傾向 貸出残高は 180 兆円程で推移してきたが 若干の減少傾向にある 09 年度は第 2 四半期まで 資料 : 日本銀行 住宅金融支援機構 年度 09 年度は第 2 四半期末 資料 : 日本銀行 住宅金融支援機構 年度 1

住宅ローン金利に係るニーズと供給状況等 具体的な住宅取得予定を伴う民間住宅ローンの利用予定者に対するアンケート結果によると あなたはどのタイプの住宅ローンを選びますか あなたの考えに最も近いものをお選びください との問いに対し 変動型 と回答した割合は 24.2% 固定期間選択型 と回答した割合は 36.7% 全期間固定型 と回答した割合は 39.2% となっている ( 平成 21 年 10 月 ) 10 年超固定金利の住宅ローン 全期間固定金利の住宅ローン及びフラット 35 の供給実績は 15.3% となっている ( 平成 19 年度 ) 希望する住宅ローンの金利タイプ 平成 21 年度第 2 回 平成 21 年度第 1 回 平成 20 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 17 年度 平成 16 年度 7.0 13.0 12.5 7.8 23.3 20.2 変動型固定期間選択型全期間固定型 24.2 36.7 39.2 21.8 35.5 33.4 37.9 35.4 41.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% ( 資料 ) 住宅金融支援機構 平成 21 年度民間住宅ローン利用者の実態調査 民間住宅ローン利用予定者編 ( 第 2 回 ) 71.3 51.5 54.1 54.3 44.4 35.4 H19 H18 H17 H16 H15 10.3% 15.7% 12.4% 14.5% 27.2% 10.9% 18.8% 16.3% 17.2% 4.5% 11.9% 20.4% 6.7% 32.6% 36.1% 29.7% 7.3% 32.4% 20.6% 9.8% 10.2% 8.3% 4.9% 9.8% 8.2% 10.8% 3.4% 2.1% 3.8% 0.3% 0.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 変動 2 年固定 3 年固定 5 年固定 10 年固定 その他 10 年超固定 全期間固定 フラット35 4.9% 1.5% 11.8% 12.4% 9.5% 6.5% 8.2% 1.0% 4.7% 8.1% 4.9% 4.4% 4.3% 0.9% ( 参考 )10 年超固定 全期間固定 フラット 35 の割合 15.3% 20.2% 13.9% 6.6% 8.4% ( 資料 ) 民間住宅ローンの実態に関する調査 ( 国土交通省 ) 及び 業態別住宅ローンの新規貸出 貸出残高の推移 ( 住宅金融支援機構 ) 民間住宅ローンの利用者に対するアンケート結果によると 借入された住宅ローンを選んだ理由について お知らせください ( 複数回答可 ) との問いに対し 金利が低いこと と回答をした割合が 7 割程度であった ( 平成 21 年 11 月 ) 消費者の住宅ローン決定要因 金利が低いこと住宅 販売事業者 ( 営業マン等 ) に勧められたから繰上返済手数料が安かったこと勤務先 取引関係など 日頃から付合いや馴染みがあったから返済期間中の繰上返済が小額から可能であること借入可能か否か ( 審査結果 ) が早くわかったこと将来 金利が上昇する可能性があるので 将来の返済額をあらかじめ確定しておきたかったから諸費用 ( 融資手数料 団体信用生命保険特約料など ) が安かったこと保証料が無料なこと融資額が多く 住宅取得費のほぼ全額を1つのローンで賄えること他の住宅ローンが利用できなかったから取得物件に付随して提携ローンなど利用できる住宅ローンが決まっていたからつなぎ資金を借りなくてよかったこと取扱金融機関窓口で 丁寧な対応を受けられたから金融機関に勧められたからクチコミによる勧めがあったから返済中も安心できる相談サポート体制があることファイナンシャルプランナー 住宅ローンアドバイザー等の専門家に勧められたから ホームページが見やすく 分かりやすかったから コールセンターを利用した際 丁寧な説明を受けられたから その他 ( 資料 ) 住宅金融支援機構 平成 21 年度民間住宅ローン利用者の実態調査 民間住宅ローン利用者編 ( 第 2 回 ) 2

我が国の民間住宅ローンの概要について 我が国の民間住宅ローンは 変動金利型 固定金利期間選択型 全期間固定型 に大別され 各々の特徴は下記の通りである 変動金利型固定金利期間選択型全期間固定型 借入期間中 金利の見直し 金利は年 2 回見直しされる 返済額の見直し 借入期間中 適用金利が変動しても 返済額は 5 年間一定 (5 年ルール ) 5 年間経過後の新返済額は 前 5 年の返済額の 125% が上限となる (125% ルール ) 適用金利が大幅に上昇した場合未収利息が発生する可能性がある 金利の見直し 固定金利期間中 金利は一定 固定期間終了時には 変動金利以外に 他の固定期間を設定することも可能 返済額の見直し 固定金利期間中 返済額は一定 5 年ルール 125% ルールは適用されない 金利の見直し 借入期間中 一定 返済額の見直し 借入期間中 一定 平成 19 年度供給割合 27.2% 60.5% 11.5% ( フラット35 :4.9%) このほか 公的機関による融資 :0.8% がある < 参考 > 返済シミュレーション 前提条件 借入金額 /20 百万円借入期間 /35 年 < 変動金利型 > 新規実行時 5 年経過時点の金利 適用利率 4%(100) 5%(125) 6%(150) 7%(175) 8%(200) 毎月返済額 89 千円 (100) 100 千円 (112) 111 千円 (125) 111 千円 (125) 111 千円 (125) < 固定金利期間選択型 > 新規実行時 5 年経過時点の金利 適用利率 4%(100) 5%(125) 6%(150) 7%(175) 8%(200) 毎月返済額 89 千円 (100) 100 千円 (112) 111 千円 (125) 123 千円 (138) 136 千円 (152) ( ) の数値は新規実行時の利率 返済額を 100 とした場合の指数 3

我が国及び諸外国の金利推移について 現在 我が国においては歴史的な低金利が続いている状況 我が国の主要金利の推移について 諸外国との固定金利の推移に関する比較 民間変動金利民間 10 年固定金利フラット35 平均金利公庫基準金利 4.20 3.58 2.776 2.475 イギリスドイツアメリカフランス 10 年国債 1.32 日本 ( 公庫 機構 ) 日本 (10 年固定 ) 直近の金利は平成 22 年 1 月のもの 民間 10 年固定金利について 都市銀行 5 行 ( 埼玉りそな銀行含む ) における最優遇金利の中央値は 2.60%(2010 年 1 月 1 日現在 ) ( 注 ) それぞれの金利は以下の金利推移を記載アメリカ : 30 年固定の金利 出典 :FRB イギリス :(~2007) 固定の金利 ( 固定金利期間は不明 ( 公表データなし )) 出典:CML 2008 年から公表停止 (2008~) 10 年固定の金利 出典 :Bank of England フランス :(~2002) 10 年固定の金利 (2003~) 5 年超 10 年固定の金利 出典:Banque de France 2008 年は12 月の数字 2009 年は1~10 月の単純平均ドイツ :(~2002) 10 年固定の金利 (2003~) 10 年超固定の金利 出典:Bundesbank 2009 年は1~11 月の単純平均日本 ( 公庫 機構 ): (~2004) 住宅金融公庫直接融資基準金利 (2005~) フラット35 平均金利 出典: 住宅金融支援機構 日本 (10 年固定 ) : 都市銀行 5 行 ( 埼玉りそな銀行含む ) の優遇前金利の中央値 最優遇金利の中央値は2.60%(2010 年 1 月 1 日現在 ) 4

住宅ローン借入者における金利上昇リスクへの対応状況 民間住宅ローンの利用者に対するアンケート結果によると 将来 金利上昇に伴い返済額が増加した場合 どう対応されますか との問いに対し 返済目処や資金余力があるので 返済継続 との回答結果が 2 割程度 返済額圧縮 あるいは金利負担軽減のため 一部繰上返済する との回答が 5 割弱 見当がつかない わからない との回答結果が 1 割強あった ( 平成 21 年 11 月 ) 住宅ローン利用者の金利上昇に係るリスクへの対応状況について 変動金利型住宅ローン利用者 平成 21 年度第 2 回 19.6% 8.1% 47.6% 9.2% 14.0% 1.5% 平成 21 年度第 1 回 21.1% 6.5% 48.8% 10.8% 12.2% 0.6% 固定期間選択型住宅ローン利用者 平成 21 年度第 2 回 20.9% 9.8% 46.1% 10.8% 12.2% 0.3% 平成 21 年度第 1 回 18.8% 16.9% 42.8% 9.9% 10.9% 0.7% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 返済目処や資金余力があるので 返済継続金利負担が大きくなれば 全額完済する返済額圧縮 あるいは金利負担軽減のため 一部繰上返済する借換する見当がつかない わからないその他 ( 資料 ) 住宅金融支援機構 平成 21 年度民間住宅ローン利用者の実態調査 民間住宅ローン利用者編 ( 第 2 回 ) 5

住宅ローンの貸出姿勢 ( 主要銀行による貸出動向等 ) 6 主要銀行に対するアンケート調査によれば 住宅ローンが大宗を占める個人向け融資の貸出姿勢は 慎重化の傾向が 08 年 7~9 月期まで続き その後は横這い状態となっていたが 積極化姿勢がやや高まる傾向

時限 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律について 住宅ローンの借り手等から申込みがあった場合に 金融機関は貸付条件の変更等を行うよう努める旨等を内容とする 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律 臨時措が 先の臨時国会で成立し 12 月 4 日から施行されている 中小企業者等に関する金融円滑化を図るための置に関する法律中小企業等に対する金融円滑化対策の総合的パッケージ 金融機関の努力義務 金融機関 ( 注 ) は 中小企業又は住宅ローンの借り手から申込みがあった場合には 貸付条件の変更等を行うよう努める ( 注 ) 銀行 信金 信組 労金 農協 漁協及びその連合会 農林中金 金融機関自らの取組み 金融機関の責務を遂行するための体制整備 実施状況と体制整備状況等の開示 ( 虚偽開示には罰則を付与 ) 行政上の対応 実施状況の当局への報告 ( 虚偽報告には罰則を付与 ) 当局は 報告をとりまとめて公表 検査 監督上の措置 法律の施行に併せて 検査マニュアル 監督指針を改定 中小企業融資 経営改善支援への取組み状況を重点的に検査 監督 更なる支援制度 信用保証制度の充実等 中小企業者のみを対象としている その他の措置 政府関係金融機関等についても 貸付条件の変更等に柔軟に対応するよう努めることを要請 金融庁幹部が 中小企業庁等と連携し 全国各地の中小企業等と意見交換 金融機能強化法の活用の検討促進 7

住宅金融支援機構の返済困難者対策の概要 住宅金融支援機構では 解雇等により返済が困難化した場合に 返済期間の延長や据え置き期間の設定など貸付条件の見直しにきめ細かく対応する 住宅ローン返済困難者対策 を実施 現行制度の概要 フラット 35 と旧公庫融資の返済困難者対策の比較 : 対策あり : 対策なし フラット 35 旧公庫融資 返済期間の延長 ( 最長 15 年 ) 元金据置期間の設定 ( 最長 3 年 ) 元金据置期間中の金利引下げ ( ) H22 予算 ( 案 ) により拡充予定 H22 予算 ( 案 ) の主な拡充内容 フラット 35 元金据置期間中の金利引下げ ( 1%) を可能とする ( 現在 元金据置期間中の金利引下げ不可 ) 旧公庫融資返済開始後の経過期間を問わず 元金据置期間中の金利引下げ ( 1%) を可能とする ( 現在 段階金利で 11 年目以降の金利が 5% 以下の場合等は 元金据置期間中の金利引下げ不可 ) 8