札幌市地域防災計画(雪害対策編)

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目 次 はじめに 第 1 章総則 1 目的 P 1 2 マニュアルの性格 P 1 3 用語の定義 P 1 4 豪雪の履歴 P 2 第 2 章組織計画 1 警戒配備体制及び米子市豪雪対策本部 P 2 2 米子市豪雪対策本部の設置及び廃止 P 2 3 防災安全課及び維持管理課の体制 P 2 4 対策本部

札幌市地域防災計画 道路事故災害対策 札幌市防災会議 平成 16 年 7 月平成 20 年 12 月一部修正平成 22 年 9 月一部修正平成 26 年 3 月一部修正平成 28 年 7 月一部修正

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

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二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

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試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

大雪の際のドライブプランの検討に役立つ新たな情報提供を行います 高速道路会社が共同で 株式会社ウェザーニューズと連携した 新たな 高速道路の情報提供サイト を立ち上げます 大雪の際には情報提供サイトをご確認いただき 大雪地域へのご旅行等の見合わせや広域の迂回など ご協力をお願いします タイムライン

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Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

札幌市地域防災計画(地震災害対策編)

協定の資料 1. 番号の付け方 災害応急対策時に, 各部及び各班で利用する資料が分かるよう, 下記の規定で番号を付ける 部班連番 基準 A1 1 A: 統括部 1. 本部班 2. 情報分析班 3. 情報記録班 4. 広報班 5. 財政班 6. 渉外班 E: 建設部 1. 建設総務班 2. 応急仮設住

第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本

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札幌市横断歩道橋横断歩道橋の撤去撤去に関するに関する考え考え方 札幌市が現在管理している横断歩道橋は48 橋あり そのほとんどは昭和 40 年代に建設されています 横断歩道橋は歩行者と車両を分離する構造となっていて 交通安全上重要な役割を果たしてきましたが 近年 周辺環境の変化等の理由により利用者が

大雪警報発表時の対応暴風警報等と異なり 大雪の場合は大雪警報が解除された後も積雪の状況により登園が困難になることも想定されるため 各園の判断で臨時休園等の措置をとります その際 幼稚園敷地内の適切な場所を観測地点として その場所の積雪量が一定基準 ( 大雪警報に準じて20センチメートル程度 ) に達

警察署長又は本部捜査担当課長は 犯罪の検挙状況 被害者等からの相談 関係機関からの通報等により再被害防止対象者に指定する必要がある被害者等を認めるときは 再被害防止対象者指定等上申書 ( 様式第 1 号 ) により警察本部長に再被害防止対象者の指定を上申するものとする この場合において 警察署長は


燕市 ICT 部門の業務継続計画 < 初動版 > ー概要版ー 燕市

第8章 災害復旧計画

スライド 1

外務省訓令第 19 号外交記録公開に関する規則の全部を改正する訓令を次のように定める 平成 24 年 8 月 10 日外務大臣玄葉光一郎外交記録公開に関する規則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 外交記録が 国民共有の知的資源として 主権者である国民が主体的に利用し得るものであることに鑑み 作成又

○福岡県警察交通管制要綱の制定について(通達)

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( 常任本部会議の設置等 ) 第 9 条本部に常任本部会議を設置する 2 常任本部会議は 委員長 副委員長及び委員で組織する 3 委員長は 第 11 条第 1 項に規定する最高情報統括責任者をもって充てる 4 委員長は 常任本部会議の事務を総理する 5 副委員長は ICTに関する事務を分掌するプロジ

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

防災業務計画 株式会社ローソン

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

ブロック塀撤去補要綱

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道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

中間とりまとめを受けての取り組み方針 取組内容 実施内容 H30 3/4 四半期 4/4 四半期 H31 H32 H33 (1) ソフト的対応 関係機関との連携強化 情報連絡本部を都道府県又は県内ブロック単位で設置 道路管理者 警察 気象台 利用者団体等で構成 全国 59 組織を設置 新たな課題に対

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

今後の気象の見通し ( 別紙 1) 渡島地方を中心に これから 2 月 5 日にかけて大雪による車両の立往生などの交通障害の発生するおそれがあります 湿った重い雪により除雪作業が困難になるおそれもあります 大雪による交通障害に警戒し なだれにも注意が必要です 外出される際は 事前に気象情報や道路情報

大阪市再開発地区計画にかかる

チェーン規制区間 < 区間 > せいよしうわちょうおおずしきたただ国道 56 号 : 愛媛県西予市宇和町 ~ 愛媛県大洲市北只 ( 延長 7.0km) ( 別紙 1~4 のとおり ) < 規制内容 > 大雪特別警報 が発表され 冬用タイヤでの走行が困難な路面状況になった場合に 従来であれば通行止めと

今後の気象の見通し ( 別紙 1) 渡島地方を中心に これから 2 月 5 日にかけて大雪による車両の立往生などの交通障害の発生するおそれがあります 湿った重い雪により除雪作業が困難になるおそれもあります 大雪による交通障害に警戒し なだれにも注意が必要です 外出される際は 事前に気象情報や道路情報

平成27年度事業計画書

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

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Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

記者発表資料 平成 29 年 1 月 12 日東北地方整備局仙台管区気象台 大雪に対する緊急発表について 今週末にかけての大雪に備え ドライバー等の皆様への呼び掛けについてお知らせします 東北地方では 15 日頃にかけて大雪が継続し 猛吹雪となるところがある見込みです 14 日 ~15 日頃にかけて

~ 浦商連絡メール の登録方法 ( 生徒用 )~ 1. 下記のQRコードから登録画面へ QRコードが読み取りできない場合は宛先 携帯電話から件名と本文欄に 入会 と入力して送信 ( 携帯が iphone の場合は 件名 本文欄に 入会 と入力して送信 ) 2

通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

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3-1 道路

今後の気象の見通し ( 別紙 1) 石狩 空知 後志地方では 3 月 2 日は 見通しが全くきかない猛ふぶきや大きな吹きだまりにより 車両の立ち往生に警戒が必要です 最新の気象情報や道路情報等を確認していただき 不要不急の外出は避けていただくとともに 万全な備えをお願いします 今後の気象の見通し 2

新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

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緊急発表(案)(気象台)

資料 1 3 小規模附属物点検要領 ( 案 ) の制定について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

(5) 身体障害者 知的障害者 精神障害者又は難病患者のいずれかであって その他市長が必要と認める世帯に属するもの ( サービスの内容 ) 第 5 条第 1 条に規定するサービスの内容は 次に掲げるものとする (1) 1 日につき1 食の昼食又は夕食を居宅へ配達するサービス (2) 食事を配達する際

学校の危機管理マニュアル作成の手引

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

01評価調書(大柳仁豊野線)V6(路肩1.5mVer).pptx

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

鎌ケ谷市緊急事態等対処計画(案)

平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補 県単 事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

Microsoft Word - 報道発表鑑+

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3 治験実施計画書目的 当該治験について 治験実施計画書が手順書に従い適切に作成及び改訂されていることを確認する 次の事項を調べる (1) 治験実施計画書の記載項目 ( 再生医療等製品 GCP 省令第 7 条第 1 項に規定する項目 ) (2) 治験実施計画書の作成 改訂の手順と日付 (3) 治験計

Microsoft Word 【洪水予報】報道発表資料_熊谷地台.doc

H30雑踏事故防止通達(公表用)

第 3 章認定品の利用推進に関する基本方針 ( 認定品の周知 ) 第 6 認定品の製品情報については, 環境生活部環境政策課ホームページ等を参考とするものとする ( 認定品の使用 ) 第 7 工事等において, 認定品を積極的に使用するものとし, 資材の名称, 規格 寸法等の必要項目を設計図書 ( 条

今後の気象の見通し ( 別紙 1) 北海道地方では 明日 3 月 1 日昼前から 2 日にかけて 見通しが全くきかない猛ふぶきや大きな吹きだまり 大雪により 車両の立ち往生に警戒が必要です 最新の気象情報や道路情報等を確認していただき 不要不急の外出は避けていただくとともに 万全な備えをお願いします

1. 趣旨この基本方針は 市がネーミングライツの付与に関する事業 ( 以下 ネーミングライツ事業 という ) を実施するにあたり 郡山市広告事業実施要綱 ( 平成 27 年 4 月 1 日制定 )( 以下 実施要綱 という ) 第 19 条 ネーミングライツ スポンサーの募集 に基づき ネーミングラ

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法 34 条 7 号 既存工場と密接な関連を有する事業の建築物等の用に供する建築行為 提案基準 13 既存工場の事業の質的改善 提案基準 25 工業系ゾーンに位置づけられた区域内の工場 及び提案基準 32 研究施設 における工場又は研究施設の規模及び敷地計画 法 34 条 7 号 立地基準編第 2

条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

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横浜市市民活動推進条例の全部改正

(業務名)                     

1 吾妻町 平成18年3月27日に東村と合併し東吾妻町になりました 2 六合村 平成22年3月28日に中之条町に編入しました 5.2-2

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

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第 3 節対象となる危機事象 1 想定される危機事象と所管部局 危 機 事 象 名 所管部局 関係部局 1 [ 自然災害 ] 大地震 津波 土砂災害 風水害 異常気象 不測の 総 務 部 全 部 局 天変地異 2 [ 特殊災害 ] 原子力発電所トラブルによる放射性物質事故 大規模 総 務 部 全 部

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2 計画 ( 素案 ) からの主な変更点 1 はじめに頁主な変更点 1 これまでの経緯に 不燃化特区補助制度の指定 地区計画と都市防災不燃化促進事業の導入についての記載を追加 また 大和町中央通り沿道地区は 平成 26 年に不燃化特区補助制度 ( 平成 32 年度まで ) の対象区域に指定されるとと

○宇城広域連合●●条例

1 委託業務監督 検査要領 Ⅲ-1-1

中防通知 降積雪期における防災態勢の強化等について ( 各指定行政機関の長 指定公共機関の代表宛て ) の新旧対照表平成 30 年 11 月 27 日平成 30 年度平成 29 年度 降積雪期における防災態勢の強化等について 降積雪期における防災態勢の強化等について 貴殿におかれては 日頃から各般の

今冬の暴風雪に伴う通行止め発生状況 今冬の暴風雪による通行止め発生状況は 平成 27 年 2 月 17 日現在迄において 延べ 36 路線 138 区間 L=3,648.3km 発生しており 近年増加傾向 特に12 月 16 日 ~の爆弾低気圧による数年に1 度の暴風雪の影響により 車両の通行の安全

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

国民保護に関する業務計画(案)

Ⅰ. はじめに はじめに 調査プロジェクトの一環として 外部会場を利用した実査 ( 会場調査 CLT やグループインタビュー等 ) の実施時における 台風 地震 火災その他の災害に対する対応の指針として ここに JMRA 外部会場における調査時の緊急時対応ガイドライン を定める 当ガイドラインは 調

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

Microsoft Word - 目次

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

Transcription:

冬季における異常降雪によって交通が遮断されると 通勤 通学や物流に大きな影響を及ぼす そのために 積雪寒冷地特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法 ( 昭和 31 年法律第 72 号 ) に基づく指定道路等で交通確保を必要とする路線について 除雪を実施する 除雪計画の詳細については 豪雪時の対応指針 ( 札幌市建設局平成 8 年 12 月 12 日 ) によるものとする 第 1 雪害体制の確立 札幌市では 大雪の恐れのある場合 注意体制 警戒体制 緊急除雪体制をとり 情報連絡や除雪作業を実施する 通常の除雪体制では対処できない等の雪害が発生した場合は 札幌市雪害対策実施本部 を設置し 必要な除雪作業を実施する 配備 体制の基準等 体制 各区の配備 市役所の配備 大雪注意報 注意体制 通常の除雪体制 - 大雪警報 これに類する状況 除雪 降雪の状況等により通常の除雪体制では緊急除雪が通勤 通学時までには間に合わないとき 通行止めやバス運休の発生その他 警戒体制 緊急除雪体制 警戒配備体制通常の除雪体制 ( 必要に応じて増員 ) 警戒配備体制建設局 危機管理対策室 市長政策室 市民まちづくり局 保健福祉局 子ども未来局 環境局 交通局 消防局 教育委員会 区 市内の随所で通行止めやバス運休等の交通障害が発生したとき その他市長が必要と認めたとき 雪害対策実施本部の設置 通行止め バス運休状態の復旧 交通機関の運休状態の復旧 緊急自動車が通行可能 生活弱者の安否確認終了その他 雪害対策実施本部の解散 雪害対策実施本部 本部長 : 副市長副本部長 : 建設局長本部員 : 危機管理対策室長 市長政策室長 市民まちづくり局長 保健福祉局長 子ども未来局長 環境局長 交通局長 消防局長 教育次長 その他本部長が必要と 認める者 建設局雪対策室総務部 連絡調整班 情報収集班 広報班 危機管理対策室 市長政策室 市民まちづくり局 保健福祉局 子ども未来局 環境局 交通局 消防局 教育委員会 各区役所 1

民 雪害対策実施本部会議が協議する事項 雪害対策活動の総合調整に関すること 自衛隊の災害派遣要請に関すること 札幌市災害対策本部への移行に関すること その他 実施本部長が必要と認めること 第 2 雪害対策の実施 1 広報活動警戒配備体制を敷いた場合 豪雪に関する気象情報や道路 交通機関の状況等の広報を テレビ ラジオの報道機関に要請する 気象情報 気象台 気象情報会社 除雪情報 各区土木部維持管理課 建設局雪対策室事業課 広報課報道機関市バス等交通 交通局 機関情報 民間バス事業者 道路情報 各区土木部維持管理課 道路管理課 道路交通情報センター 交通局 民間バス事業者 広報の流れ 2

2 緊急除雪除雪作業は 札幌市が管理する道路のうち 市民生活に影響のある重要路線から実施する 1 災害時の第 1 次緊急輸送路及び第 2 次緊急輸送路 2 すべてのバス路線 3 交通量が多く重要な路線除雪した雪は通常の雪堆積場で処理するが 豪雪のため処理が困難な事態となった場合 緊急雪堆積場調書に従って 一定規模以上のオープンスペースを活用する < 参考 > 車道除雪歩道除雪運搬除雪 通常時の除雪基準 幅員 8m 以上の道路で降雪 10 cm以上のとき 通勤 通学時までに実施 幅員 2m 以上の歩道でバス路線及び住宅連担地域の歩行者の多い歩道で降雪 10 cm以上のとき 通勤 通学時までに実施 バス路線等で交通量の多い主要道路及び JR 駅 地下鉄駅等 車両が集中する路線で特に排雪が必要な路線 市内小学校の指定する通学路 業務マニュアル 豪雪時の対応指針 参考資料 除雪計画路線 運搬排雪路線 緊急除雪路線 雪堆積場調書 ( 資料編 ) 3

( 案 ) 大雪時の対応指針 札幌市 ( 平成 23 年度改訂 )

目 次 第 1 章総 則 1 第 1 節 目的 第 2 節 計画の性格 第 3 節 定義 第 4 節 計画の構成 第 2 章組織計画 2 第 1 節 警戒配備体制及び札幌市雪害対策実施本部 第 2 節 区土木部及び雪対策室 第 3 章 情報連絡計画 2 第 1 節 連絡体制 第 2 節 連絡方法 第 4 章 広報活動計画 3 第 1 節 情報項目 第 2 節 広報方法及び連絡系統 第 5 章 緊急除排雪体制時に優先して除排雪を行う路線 4 第 1 節 緊急除雪路線 第 2 節 重要路線 第 6 章 雪たい積場 4 第 1 節 緊急雪たい積場調書 第 7 章 大雪時の除雪対応マニュアル 4 [ 別表 ] 1. 体制の基準 5 2. 体制の解除 6 [ 別図 ] 1. 連絡系統図 7

平成 8 年 12 月 12 日 建設局長決裁 最近改正平成 23 年 12 月 19 日 大雪時の対応指針 第 1 章総則 1 目的この計画は 大雪時における除排雪等の体制整備や情報収集提供及び除排雪を優先すべき道路並びに具体的な行動計画などを予め定めることにより 雪害を未然に防止し あるいは最小限に抑えることを目的とするものである 2 計画の性格この計画は 災害対策基本法 ( 昭和 36 年 11 月 15 日制定 ) 第 42 条の規定に基 づき作成された 札幌市地域防災計画 の 雪害対策編 として定める 札幌市地域防災計画 地震災害対策編 札幌市地域防災計画 風水害対策編 雪害対策編 事故災害対策編 3 定義雪害とは 異常な降雪により 道路の通行止めや公共交通機関の運休が発 生すること等をいう 4 計画の構成この計画の構成は 次の7 章からなる 第 1 章総則第 2 章組織計画 1

第 3 章情報連絡計画第 4 章広報活動計画第 5 章緊急除排雪体制時に優先して除排雪を行う路線第 6 章緊急雪たい積場第 7 章大雪時の除雪対応マニュアル 第 2 章組織計画 1 警戒配備体制及び札幌市雪害対策実施本部大雪となる恐れや積雪が多くなり 十分な通行幅員が確保できなくなるなど 一定の気象状況や道路状況の時に警戒配備体制をとるものとする また 雪害が発生し 札幌市災害対策本部設置に至らない災害対策の実施が必要と認められるときには 札幌市雪害対策実施本部 ( 以下 実施本部 という ) を設置するものとする 2 区土木部及び雪対策室区土木部及び雪対策室は 気象状況等に応じ 体制の基準 ( 別表 1) により注意体制 警戒体制 緊急除排雪体制をとり 所要の活動を行うものとする また 体制の解除 ( 別表 2) に合致する状態となったとき この体制を解除するものとする 区の活動は 除雪対策委員会要綱 ( 昭和 53 年 10 月 20 日市長決裁 ) に基づく区除雪対策委員会の組織体制において実施するものとする 第 3 章情報連絡計画 1 連絡体制降雪状況及び除雪状況等の情報連絡及び報告は 各体制において必要の都度行うものとする また 警戒配備体制時の関係部局への連絡は 連絡系統図 ( 別図 1 ) により行うものとする 2 連絡方法 イントラネット 電話及び FAX 等により迅速に行うものとする 第 4 章広報活動計画大雪時における情報を迅速かつ適切に市民に対し提供するために 連絡系 統その他必要な事項に関し 予め所要の体制を確立することによって市民生 2

活の混乱を防止するものである 1 情報項目次の情報から必要なものを市民に提供するものとする (1) 降雪等気象に関する情報 (2) 除雪に関する情報 (3) 公共交通機関の運休に関する情報 (4) 道路情報 ( 通行止め ) (5) その他必要な情報 2 広報方法及び連絡系統警戒配備体制時の情報提供は 予め定めた担当部局から広報課を通じて報道関係機関に要請するとともに ホームページの活用や町内会での回覧等により情報提供するものとする 第 5 章緊急除排雪体制時に優先して除排雪を行う路線 1 緊急除雪路線市が管理する道路のうち バス路線やライフラインの確保の観点から重視される道路など 特に大雪時には他の道路よりも優先して新雪除雪し 道路交通機能を確保すべきものとして定めた道路である (1) 緊急除雪路線に含まれる道路は 次のとおりである 1 札幌市地域防災計画で設定した第 1 次緊急輸送路及び第 2 次緊急輸送路 2 全てのバス路線 3 地区として交通量が多く重要な路線 (2) 緊急除雪路線延長及び各区別延長等は 別添資料のとおりとする (3) 緊急除雪路線図は 別添資料のとおりとする 2 重要路線緊急除雪路線の一部及び要注意路線の全部から選定した特に重要な路線で 大雪時には他の道路よりも優先して拡幅又は運搬排雪し 道路交通機能を確保すべきものとして定めた道路である (1) 重要路線に含まれる道路は 次のとおりである 1 緊急除雪路線の一部 2 要注意路線の全部 ( 雪たい積場までのアクセス路線 交通量やバス便数の多い狭小バス路線 ) (2) 重要路線の延長及び各区別延長等は 別添資料のとおりとする (3) 重要路線図は 別添資料のとおりとする 3

第 6 章緊急雪たい積場大雪等により 当初計画の雪たい積場での雪処理が困難な事態が発生した場合には 緊急かつ迅速に雪たい積場の拡大及び新規確保を図る必要がある このため 毎年厳冬期までに過年度最大搬入量と当初計画雪たい積場の搬入容量との差分に相当する緊急雪たい積場調書を作成しておくものとする 1 緊急雪たい積場調書大雪時等に当初開設の雪たい積場のうち 当該敷地または隣地等の拡大使用が可能と推定される箇所 又は新たに雪たい積場として緊急使用が可能と推定される箇所について 予め開設に伴う問題点等を記載した緊急雪たい積場調書を作成しておくものとする 第 7 章大雪時の除雪対応マニュアル大雪時における道路交通を緊急に確保するため 迅速かつ適切な除排雪活動を実施できるような連絡系統 除雪計画 除雪機械配置その他必要な事項に関し 予め所要の体制を確立し 円滑な除排雪を実施するため 大雪事象に対応するマニュアルを作成し 雪対策室と区土木部が共有しておくものとする 4

意体制(レベル1)警戒体制(レベル2戒配備体制緊急除排雪体制(レベル3)雪害対策実施本部(4)別表 1 体制の基準 体制配備体制の基準等体制の判断注- 1. 札幌市に大雪又は風雪注意報が発令されるとともに 降雪状況及び予測降雪量から 特に注意を要する場合例 )PM4:00 の情報で 20cm 以上又は風雪等により交通障害の予測 警報発令の予想等がある場合 2. 区ごとの積雪深が 月ごとに定めた一定の値に達した場合 左記に合致する 状況となったと当 該区の維持管理課 長等が判断したと き )警1. 札幌市に大雪又は風雪注意報が発令され 相当の積雪になると予想される場合例 )12 時間で 40cm 6 時間で 30cm を超える又は風雪等により交通障害の予測 警報発令の予想等がある場合 2. 札幌市に大雪又は暴風雪警報が発令された場合 3. 区ごとの積雪深が 月ごとに定めた警戒値に達した場合 4. 交通事業者等から通行に支障があるとの通報を受けるなど このままでは除雪水準が確保できなくなるおそれがある場合 左記に合致する状況となったと当該区の維持管理課長等が判断したとき レベル1. 通常の除雪体制では 通勤 通学時までに緊急除雪路線の除雪を終えることができない場合 2. 重要路線のパトロールなどを行った結果 優先して重要路線の拡幅や運搬排雪を行う必要がある場合 1. 市内随所で通行止めやバスの運休等の交通障害が発生した時及び その他市長が必要と認めた場合 左記に合致する状況となり 当該区の維持管理課長等が雪対策室との協議で判断したとき左記に合致する状況及び その他市長が必要と認めたとき - 5 -

意体制(レベル1)緊急除排雪体制(レベル3)雪害対策実施本部(レベル4)別表 2 体制の解除 体制配備体制の基準等体制の判断注- 1. 大雪又は風雪注意報が解除されるとともに 降雪状況等から特に注意を要する必要がない場合 2. 区ごとの積雪深が月ごとに定めた一定の値を下回った場合 左記に合致する状況となったと当該区の維持管理課長等が判断したとき 警戒体制(レベル2)警戒配備体制1. 大雪又は風雪注意報が解除されるとともに 降雪状況等から特に注意を要する必要がない場合 2. 大雪又は暴風雪警報が解除された場合 3. 区ごとの積雪深が 月ごとに定めた警戒値を下回るとともに 除雪水準が概ね確保できる場合 4. 月ごとに定めた警戒値に達していたとしても 除雪水準が概ね確保できる場合 1. 通常の除雪体制で 通勤 通学時までに緊急除雪路線の除雪を終えることができた場合 2. 重要路線の拡幅や運搬排雪が終了し 概ね交通が確保された場合 3. 雪害対策実施本部が設置されている場合は 雪害対策実施本部が解散された場合 1. 緊急除雪路線及び国道等の通行止めが復旧したとき 2. 公共交通機関の運休状況が復旧したとき 3. 緊急除雪路線の歩車道の除雪 生活道路の車道除雪及び歩道計画路線の除雪が終了したとき 4. 生活弱者の安否確認が終了したとき 5. その他 左記に合致する状況となったと当該区の維持管理課長等が判断したとき左記に合致する状況となり 当該区の維持管理課長等が雪対策室との協議で判断したとき左記の全てに合致する状況となったとき - 6 -

別図 1 連絡系統図 危 ) 危機管理対策課長 企画担当係長 雪対策室長 政 ) 広報課長 報道係長 土木部雪対策室 1 事業課長 2 計画課長 3 車両管理事務所長 市 ) 区政課長 保 ) 総務課長 区政係長 庶務係長 子 ) 子ども企画課長 庶務係長 環 ) 総務課長 庶務係長 建 ) 総務課長 庶務係長 区維持管理課長 建 ) 道路管理課長 管理係長 交 ) 電車事業所担当課長 電車業務係長 123 は, 情報優先順位 消 ) 総務課長 庶務係長 教 ) 指導担当課長 指導担当係長 建 ) 河川管理課長 維持係長 大雨 洪水警報に関する場合 (12/1~3/31) 7