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Microsoft Word - 定年後の夫婦2人暮らし調査リリース

Microsoft Word - 平屋調査リリース4_所長コメント付)

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調査概要 ゆとり世代 と 親世代 の住まいと距離に関する意識調査 調査結果詳細 調査方法 : インターネットリサーチ調査地域 : 1 都 3 県 ( 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 ) (1) 1987 年度以降生まれの 22~25 歳の社会人の男女 1 都 3 県に実家があり かつ現在も圏内に在

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

スライド 1

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質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

自主調査レポート

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

【プレスリリース】AAIF2018

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

~「よい夫婦の日」、夫婦間コミュニケーションとセックスに関する実態・意識調査~

調査概要 調査対象 : 東京都 愛知県 大阪府 福岡県の GF シニアデータベース 有効回答件数 :992 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 23 年 8 月 4 日 (

質問 1 敬老の日 のプレゼントについて (1) 贈る側への質問 敬老の日 にプレゼントを贈りますか? ( 回答数 :11,202 名 ) 敬老の日にプレゼント贈る予定の方は 83.7% となり 今年度実施した父の日に関するアンケート結果を約 25% 上回る結果となった 敬老の日 父の日 贈らない

man2

 

第2章 調査結果の概要 3 食生活

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

Microsoft Word - 老後の住まい調査リリース(最終3)

「高齢者の日常生活に関する意識調査」結果(概要) 3

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「老後の住まいに関する意識と理想の住まい」調査について

平成30年版高齢社会白書(全体版)

平成28年 高齢者の経済・生活環境に関する調査結果(概要版)2/4

1 住みかえ派の 90.3% リフォーム派の 86.9% が シニアライフを送る住まいに 満足! シニアライフを送る 現在の住まいに対して 住みかえを行った人の 90.3% リフォームを行った人の 86.9% が 非常に満足 (100 点 ) または まあまあ満足(75 点 ) と回答し いずれも満

調査レポート

Microsoft Word - ②敬老の日0912(ソニー生命確認).docx

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

Microsoft Word - リリース doc

Microsoft Word 年1月(リリース).doc

報道関係者各位 2015 年 9 月 1 日 アットホーム株式会社 トレンド調査 30 代 40 代男女に聞く 実家に対する思い 調査 実家が空き家になる可能性がある 29.1% 実家がなくなるのは寂しい 68.4% 不動産情報サービスのアットホーム株式会社 ( 本社 : 東京都大田区 代表取締役

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平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

各位

2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

調査レポート

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

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第3回18歳意識調査「テーマ:恋愛・結婚観について」調査報告書

< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

家庭における教育

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

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シニア世代の住まいに関する意識調査 調査結果詳細 調査概要 調査方法 : インターネットリサーチ首都圏 ( 東京 神奈川 千葉 埼玉の 1 都 3 県 ) 調査地域 : 関西圏 ( 大阪 京都 兵庫 奈良の 2 府 2 県 ) および中部圏 ( 愛知県 ) の計 3エリア定年 ( 老 ) 後のシニア

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

ニッセイインターネットアンケート ~ 夏のボーナス について ~ 2019 年 6 月 2 8 日日本生命保険相互会社 日本生命保険相互会社 ( 社長 : 清水博 ) は ずっともっとサービス のサンクスマイルメニューのひとつ として ホームページ (

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< 主な調査結果 > 最も夫ウケする髪型は 黒髪 ミディアム 妻にどんなヘアスタイルをしてほしいか夫に尋ねたところ カラーは ブラック (47.8%) スタイルは ミディアム (45.4%) がトップ回答となり 黒髪 ミディアム の髪型が夫からの人気が高いことがわかりました Q. あなたはパートナー

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

< 調査結果 > 現在 単身赴任をしていますか? 単身赴任者 43.3% 非単身赴任者 56.7% Q. 現在 単身赴任をしていますか?( 対象 :598 名 有効回答 :598 名 ) 56.7% 43.3% 転勤先へは単身赴任かどうか聞いたところ と回答したのは 43.3% でした 家族も一緒に

質問 1 敬老の日 について (1) 贈る側への質問 プレゼントは何を贈る予定ですか? ( 回答者数 :4,450 名 ) (2) 贈られる側への質問 プレゼントは何がほしいですか? ( 回答者数 :1,061 名 ) 昨年同様 贈る側 贈られる側ともに 食事 グルメ がトップ 贈られる側は 旅行

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

PowerPoint プレゼンテーション

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2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

News Release


◎公表用資料

電通総研、「女性×働く」調査を実施

報道関係各位                            2010年7月吉日

スライド 1

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1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

< 調査結果 > 住宅ローン完済まで平均 13.7 年 当初の予定より繰り上げた期間平均 11.2 年 Q. 住宅購入時の 住宅価格 頭金額 親からの援助額 住宅ローン借入額 住宅ローンを組んだ時に設定した返済期間 繰り上げ返済した期間 ローン完済までの期間 年収 ( 住宅購入時 ) 年齢 ( 住宅

報道関係者各位 2019 年 2 月 1 日野村不動産アーバンネット株式会社 リリースカテゴリー 都市型コンパクトタウン 都市再生 地方創生グローバルへの取組み不動産テック 働き方改革健康 介護ニーズ社会課題定期報告 レポート 不動産情報サイト ノムコム 住宅購入に関する意識調査 ( 第 16 回

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< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

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地震と地震保険に関するアンケート調査結果について

問 3 あなたの家族構成は ひとり暮らし世帯 7.5% 夫婦のみの世帯 29.3% 2 世代同居世帯 48.3% 3 世代同居世帯 13.3% 1.0% 0.6% 家族構成は 2 世代同居世帯 が 48.3% と最も比率が高く 以下 夫婦のみの世帯

Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

質問 年 ご自身の 1 年に何点をつけますか?(100 点満点 )( 回答者数 :6,709 名 ) 質問 を回答した方への質問 点数を決めるにあたって 最も大きな要素は何ですか? ( 回答者数 :6,709 名 ) 質問 年 ご自身へのご褒美のた

各質問項目の単純集計結果 設問 1. 性別 男性 女性 無回答 設問 2. 年齢 合計 ( 改 3) 代 代 代 代 代 1767

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

「いい夫婦の日」アンケート結果2011

PowerPoint プレゼンテーション

3. 民泊の利用経験 SQ1: あなたは 民泊 を利用したことがありますか ( いくつでも ) 回答者属性 不在民不在民利用し不在民不在民利用し H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - 泊 - 国泊 - 海たこと泊 - 国泊 - 海たこと国内海外国内海外内外はない内外はない 100.

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

日本、中国、米国の貯蓄に対する意識調査:東京スター銀行

ごみ減量化 資源化に関する 市民アンケート結果 ( 項目別分析 ) 平成 27 年 (2015 年 )12 月 資源循環部

5 防災の日を知っている方は約 8 割 防災の日については知っている 聞いたことがあると答えた方が 8 割以上を占めました 9 月 1 日が防災の日 であることまでご存知の方は全体のうち 57.5% でした (Q10 参照 ) アンケート概要 アンケートタイトル地震防災に関するアンケート リサーチ実

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

PowerPoint プレゼンテーション

世帯主年齢別にみると 加入 追加加入意向あり の割合は 概ね若年齢層ほど高くなって おり 30~34 歳 では 59.3% となっている ( 図表 Ⅱ-75) 図表 Ⅱ 75 今後の加入 追加加入意向 ( 世帯主年齢別 ) - 加入 追加加入意向あり の割合

建替えリリース最終1227.xls

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PDF化【公表】290606報告書(横計入)

目次 P. 1 調査の概要 P 年を振り返って P 年の展望 P 備えが必要 ( 経済的に不安 ) と感じること P 今 一番買いたいもの P お金の支払いをする際の決済方法 P 資産運用について

Transcription:

中高年の生活 住まいに関する意識調査 について 自立し コンパクトに モノにしばられず暮らしたい! 2018 年 11 月 7 日株式会社住環境研究所 積水化学工業株式会社住宅カンパニー ( プレジデント : 関口俊一 ) の調査研究機関である株式会社住環境研究所 ( 所長 : 小池裕人 千代田区神田須田町 1-1) は このほど 中高年の生活 住まいに関する意識調査 を実施し 結果をまとめましたのでお知らせします 中高年の家族価値観 生活価値観について 2000 年の調査と比較し時系列変化等を捉え 今後の住行動トレンドを探りました 調査結果のポイント < 家族観について > 1. 家族それぞれの自立度が高まる 夫婦といえども一人の時間が欲しい が増加 2000 年の調査に比べ 夫婦でも一人の時間ほしい が 12 ポイント増加 夫婦共有の時間を多く持ちたい は 19 ポイント減少し 夫婦間での自立志向は高まっていました 家族一人ひとりの生活尊重 子は自立すべき も増加 2000 年の調査に比べて 一人ひとりの生活尊重 が 17 ポイント増加となり 家族のまとまり第一 は 27 ポイント減少 また 子は自立すべき が 10 ポイント増加 結婚しても一緒に暮らしたい は 19 ポイント減少しており家族のあり方 子どもとの関係 どちらも自立志向が高まっていることがわかりました < 中高齢期の過ごし方について > 2. 自立度アップの背景は中高年の元気化 どの年代も あと 10 年仕事を続ける 就業年齢は上昇傾向現在働いている方に 何歳まで仕事を続けたいか 尋ねたところ 50 代は 75% が 60 代まで仕事を続ける と回答しました 60 代では 51% が 70 代まで仕事を続ける 70 代以上では 53% が 80 代以上まで仕事を続ける と いずれの年代でも半数以上の人があと 10 年近く働きたいと考えていることがわかりました 定年後に向けて 体力 生きがい の準備 6 割以上の人が定年後の生活に向けて何らかの準備をしており 具体的には 趣味 生きがいづくり 体力づくり がそれぞれ 3 割超で最多となり 次いで 生活費試算 退職金 がそれぞれ約 3 割弱 脳トレーニング も 2 割を超えていました < 暮らし 住まいについて > 3. モノを持たない暮らしの志向が増加し 住まいの縮小望む すっきりシンプルに暮らしたい が増加モノに関する意識を調査したところ 2000 年の調査に比べ不要なものは処分し すっきりシンプル な生活を望む人は 13 ポイント増加し スペースの許す限り モノをとっておく と回答した人は 36 ポイント減少しました 広い家に住みたい よりも コンパクトな家に住みたい が多数住まいの広さについて調査したところ 20% が 今よりコンパクトな家 を 16% が 今より広い家 を希望しており 縮小希望の方が多いことがわかりました 住居形態別では 特に持家戸建て層で住まい縮小希望が多い傾向にありました 1

調査概要中高年の生活 住まい関する意識調査調査目的 : 家族価値観 生活価値観の時系列変化等を捉え 今後の住行動トレンドを探る調査対象 :50 代以上 既婚 男女調査エリア : 全国 ( うち 53% が三大都市圏 ) 調査方法 : インターネット調査調査時期 :2018 年 9 月有効回答 :1,180 件 < 比較データの概要 > 調査対象 :50 代以上 既婚 男女調査エリア : 全国 ( うち 54% が三大都市圏 ) 調査方法 : 郵送アンケート調査 ( 総合住宅展示場来場者 ) 調査時期 :2000 年 8 月有効回答 :545 件 調査結果の概要 < 家族観について > 1. 家族それぞれの自立度が高まる 夫婦といえども一人の時間が欲しい が増加夫婦に関する意識を調べるため A 夫婦といえども一人の時間がほしい それでこそ仲良く暮らせる と B 会話があってこそ分かり合える 共有の時間を多く持ちたい の どちらの考えに近いかについて聞きました 2000 年の調査では A 系統 ( ほとんど A の意見 と A に近い の合計 以下同じ ) が 39% B 系統 ( ほとんど B の意見 と B に近い の合計 以下同じ ) が 35% と比較的均衡していましたが 今回の調査では A 系統は 51% B 系統が 16% となり A 系統の方が 3 倍以上も多い結果となりました 年齢別では A 系統は定年前後の 55~59 歳 60~64 歳で高ポイントとなっていました また 性別では 男性より女性の方が A 系統が多く より自立志向が高いことがうかがえます 夫婦に関する意識 A 夫婦といえども一人の時間がほしい それでこそ仲良く暮らせる B 会話があってこそ分かり合える 共有の時間を多く持ちたい 2

家族一人ひとりの生活尊重 子は自立すべき も増加家族に関する意識調査として A 家庭では家族一人ひとりの生活を尊重したい B 家庭では家族のまとまりを第一に大切にしたい のどちらを希望するか聞きました 今回の調査では A 系統が 46% B 系統は 27% でした 2000 年の調査 ( A 系統が 29% B 系統は 54%) と比較すると 独立志向が強まっていることが分かります 家族に関する意識 A 家庭では家族一人ひとりの生活を尊重したい B 家庭では家族のまとまりを第一に大切にしたい また 子どもに関する意識についても A 子どもは社会人になったら自立べきだ ( 家を出るべきだ ) B 子どもが結婚してもできればいっしょに ( 近くで ) 暮らしたい のどちらの考えに近いか探りました 今回の調査では A 系統が 50% B 系統は 13% でした 2000 年の調査 ( A 系統 40% B 系統 32%) と比較すると 親子間においても独立志向が強まっていることが判明しました 子どもに関する意識 A 子どもは社会人になったら自立すべきだ( 家を出るべきだ ) B 子どもが結婚してもできればいっしょに( 近くで ) 暮らしたい 2. 自立度アップの背景は中高年の元気化 どの年代も あと 10 年仕事を続ける 就業年齢は上昇傾向今回の調査では新たに 現在働いている方を対象に 何歳まで仕事を続けますか という質問を行いました 50 代は 60 代まで仕事を続ける が 75% で うち 65-69 歳まで仕事を続ける と回答した方が 49% を占めていました 60 代は 70 代まで仕事を続ける が 51% 70 代以上は 80 代以上まで仕事を続ける が 53% と いずれの年代でも半数以上の人があと 10 年近く働きたいと考えていることがわかりました 何歳まで仕事を続けますか? 有職者に対して設問 3

定年後に向けて 体力 生きがい の準備同じく 定年に向けて準備していること ( 退職者は準備していたこと ) について聞きました その結果 何も準備していない と答えた人は 36% で 6 割以上の人が定年後の生活に向けて何らかの準備をしていることが分かりました 具体的には 趣味や生きがいをつくる 体力をつける 足腰を鍛える がそれぞれ 3 割超で最多となり 今後の日常生活にかかる費用の試算 退職金や年金見込み額の試算 がそれぞれ約 3 割弱 頭をつかう 脳トレーニングをする も 2 割を超えていました 定年に向けて準備していること ( 退職者は準備していたこと ) < 暮らし 住まいについて > 3. モノを持たない暮らしの志向が増加し 住まいの縮小望む すっきりシンプルに暮らしたい が増加モノに関する意識について A すっきりシンプルに生活したい 不必要なものはどんどん処分する B 将来使う可能性のあるものは スペースの許す限り処分せずとっておく のどちらを希望するか調べました 2000 年の調査では A 系統が 28%( B 系統は 58%) でしたが 今回の調査では 41%( 同 22%) に高まっていました モノをとっておく ことから モノにしばられない 暮らしへの転換が鮮明な状況です モノに関する意識 A すっきりシンプルに生活したい 不必要なものはどんどん処分する B 将来使う可能性のあるものは スペースの許す限り処分せずとっておく 4

広い家に住みたい よりも コンパクトな家に住みたい が多数今回は 新たに 住まいの広さ に関する認識も調べました A 今の家は大きすぎる もっとコンパクトな家に住みたい と B 今の家は狭すぎる もっと広い家に住みたい から選択してもらったところ どちらともいえない が多くを占めましたが A 系統が 20% B 系統は 16% となり 住まいを縮小する希望が多いことがわかりました 住居形態別では 特に持家戸建て層では住まいの縮小希望が多い傾向にありました 住まいの広さ A 今の家は大きすぎる もっとコンパクトな家に住みたい B 今の家は狭すぎる もっと広い家に住みたい < 住居形態別 > 今後の住行動トレンド今回の調査では 家族ぞれぞれの自立度が高まり 子世帯との同居希望も減少していることが明らかになりました また 断捨離 や 終活 ブームの影響もあり モノを持たない暮らしへの志向が高まり 特に持家戸建てに居住する層で住まいの縮小を望んでいることも分かりました 今後は 子世帯の住まいとの距離にしばられず 元気な中高齢期を過ごすため 好きな場所への 住み替え また 子どもの巣立った戸建て住宅の 減築 や今の住まいよりも小さく建て直す 縮小建て替え が増加するのではないかと推測されます この件に関するお問い合わせは下記までお願いします株式会社住環境研究所市場調査室遠藤 TEL.03-3256-7571 101-0041 東京都千代田区神田須田町 1-1 神田須田町スクエアビル 8F 5