情報システム管理では オーダリングシステムを経て電子カルテを導入 更新し 統括メンテナンスの下 全部門で業務効果を挙げている 文書管理は 実態に即しておらず マニュアルを含めた対象文書 管理者の指定 また承認 改廃の仕組みなど なお一層の取り組みが望まれる 診療機能に見合った人材は 医師 看護師など

Similar documents
高知赤十字病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 2 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および10 月 7 日 ~8 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 2 認定 改善要望事項 機能種別 一般病院 2 該当項目はありません 1. 病院の特

市立輪島病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 1 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 7 月 14 日 ~15 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 1 改善要望事項 認定 機能種別 一般病院 1 該当項目はありません 1. 病院の

子カルテで適正に管理されているが さらなる利活用が期待される 文書管理は各種規定や議事録は整備されているが 説明書 同意書等の書式については院内での一元管理が望まれる 施設基準の必要人員は確保され 採用は計画的に行われているが 多くの職種で求められるニーズを満たしていない 看護師 薬剤師 診療放射線

医療法人社団菫会名谷病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 1 及び副機能種別 リハビリテーション病院 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 4 月 26 日 ~27 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 1 機能種別 : リハビリテー

社会福祉法人聖隷福祉事業団聖隷横浜病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 2 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 11 月 20 日 ~21 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 2 改善要望事項 認定 機能種別 一般病院 2 該当項

社会医療法人社団熊本丸田会熊本リハビリテーション病院 総括 機能種別 主たる機能種別 リハビリテーション病院 及び副機能種別 一般病院 2 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 6 月 19 日 ~20 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : リハビリテー

社団医療法人啓愛会宝陽病院 総括 機能種別 主たる機能種別 慢性期病院 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および10 月 15 日 ~16 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 慢性期病院認定 改善要望事項 機能種別 慢性期病院 該当項目はありません 1.

医療法人みやうち廿日市野村病院 総括 機能種別 主たる機能種別 慢性期病院 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および11 月 12 日 ~13 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 慢性期病院認定 改善要望事項 機能種別 慢性期病院 該当項目はありません 1

が策定され 年次事業計画から各部門の目標も設定されている また 目標に対する達成度の評価も行っているが 評価内容をもう少し詳細に行い PDCサイクルが機能するよう工夫が望まれる 意思決定会議は運営委員会であり 定期的に開催され職員に周知徹底されている 情報管理機能は 事務長が主となり各種部門システム

施設 設備の充実や人材の確保 育成など直ちに解決できない課題も多くあるが 病院の将来を見据えた中 長期計画は3か年の計画の中で目標的なものが示されているのみであり 財政計画や着手 達成年度などを更に示して より具体的な計画が策定され達成度の評価や見直しなどが行われる仕組みの構築を望みたい 情報管理機

医療法人盈進会岸和田盈進会病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 1 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および10 月 19 日 ~20 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 1 認定 改善要望事項 機能種別 一般病院 1 該当項目はありま

旭川医科大学病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 2 及び副機能種別 精神科病院 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 1 月 29 日 ~30 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 2 機能種別 : 精神科病院 ( 副 ) 改善要望

かみいち総合病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 1 及び副機能種別 リハビリテーション病院 精神科病院 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 8 月 8 日 ~9 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 1 機能種別 : リハビリテー

琉球大学医学部附属病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 2 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 4 月 23 日 ~24 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 2 改善要望事項 認定 機能種別 一般病院 2 該当項目はありません 1

諸規程は整備され 適切に周知されている 職員の安全衛生管理については 安全衛生委員会が機能しており適切である 働きやすい職場作りに努められているが 全職員対象の職員満足度調査の定期的な実施を期待したい 職員の教育 研修では 職員教育委員会を中心に必要な全体研修が実施されている また 各部門での専門的

«項目No» «評価項目»

医療法人社団協友会彩の国東大宮メディカルセンター 総括 機能種別主たる機能種別 一般病院 2 および副機能種別 緩和ケア病院 を適用して審査を実施した 認定の種別書面審査および 7 月 12 日 ~13 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 2 機能種別 :

社会医療法人友愛会南部病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 1 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および12 月 17 日 ~18 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 1 認定 改善要望事項 機能種別 一般病院 1 該当項目はありません

鹿児島県立大島病院 総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 2 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および9 月 14 日 ~15 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 2 認定 改善要望事項 機能種別 一般病院 2 該当項目はありません 1. 病

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

役立てる取り組みに期待したい なお 医師を含む全職種に人事評価シートがあり 適切である 3. 患者中心の医療患者の権利は セカンドオピニオンを含め明示され 患者 家族 職員に周知されている 患者の個人情報の取り扱いについては 院内 LAN や職員研修会で周知されており 診察室 相談室の個室化 病室の

はじめに 平成 27 年の日本医療機能評価機構創立 20 周年を機に 病院機能評価事業のさらなる発展を目指すため 次世代医療機能評価のアジェンダ ( 以下 アジェンダ ) を取りまとめた アジェンダでは (1) 地域医療の質向上に寄与するための評価 の実現に向け 以下 2 点の施策について検討するこ

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

H21年事業年度業務実績評価

27 年度調査結果 ( 入院部門 ) 表 1 入院されている診療科についてお教えください 度数パーセント有効パーセント累積パーセント 有効 内科 循環器内科 神経内科 緩和ケア内科

000-はじめに.indd

最終.indd

水光No49 最終.indd

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF B9957B8CA78BA68B6389EF B83678C8B89CA82BD82CE82B188C432>

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

訪問審査当日の進行表 審査体制区分 1: 主機能のみ < 訪問 2 日目 > 時間 内容 8:50~9:00 10 分程度休憩を入れる可能性があります 9:00~10:30 薬剤部門 臨床検査部門 画像診断部門 地域医療連携室 相談室 リハビリテーション部門 医療機器管理部門 中央滅菌材料部門 =

平成18年度標準調査票

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

Microsoft PowerPoint - å½fi报説柔ㅂㅯㅼㅚ㇤ㅳㅋ.pptx

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

Microsoft Word 年度シニア 呼吸器内科 2014.docx

大垣市民病院改革プラン実施計画の概要 1. 実施計画策定までの経緯総務省が平成 19 年 2 月に示した 公立病院改革ガイドライン を踏まえ 当院では 平成 21 年 3 月に 大垣市民病院病院改革プラン を策定し 病院事業経営の改革に総合的に取り組みました 平成 25 年度以降 改革プランは 大垣

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針


平成18年度標準調査票

< F2D95CA8E86824F82502E6A7464>

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D208DBB939C97DE8FEE95F18CB48D EA98EE58D7393AE8C7689E6816A2E646F63>

クリニカルパスの 普及・体制の現状と課題

2017年度患者さん満足度調査結果(入院)

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

Microsoft PowerPoint 指標の定義[version1.4_1].ppt [互換モード]

<4D F736F F D E9197BF32817A8AEE967B8D5C917A8A FC92E8817A2E646F63>

一般会計負担の考え方

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

自己点検・評価表

TOHOKU UNIVERSITY HOSPITAL 今回はすこし長文です このミニコラムを読んでいただいているみなさんにとって 救命救急センターは 文字どおり 命 を救うところ という印象が強いことと思います もちろん われわれ救急医と看護師は 患者さんの救命を第一に考え どんな絶望の状況でも 他

獨協医科大学病院医療安全対策規程(案)

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

10_12A-20.pdf

医師等の確保対策に関する行政評価・監視結果報告書 第4-1

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

富山西総合病院 医療安全管理指針

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

中小医療機関における輸血 療法委員会の設置に向けて 長崎県合同輸血療法委員会平成 31 年 1 月 16 日

生活保護医療券 財務経理部医事室 受給者の確認 登録 1 住所 2 氏名 3 生年月日 4 公費番号 国立長寿医療研究センターで生活保護医療を受けた患者様 行政機関からの通知 ( 所在地 ) 愛知県大府市森岡町源吾 35 訂正及び利用停止について 他の法律又はこれに基づく命令の規定に

褥瘡発生率 JA 北海道厚生連帯広厚生病院 < 項目解説 > 褥瘡 ( 床ずれ ) は患者さまのQOL( 生活の質 ) を低下させ 結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります そのため 褥瘡予防対策は患者さんに提供されるべき医療の重要な項目の1 つとなっています 褥瘡の治療はしばしば困難

高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の

内部統制ガイドラインについて 資料

2009年8月17日

<4D F736F F D2088E397C388C091538AC7979D8B4B92F E81698F4390B3816A2E646F6378>

ンパ浮腫外来業務および乳腺外来業務で全日および半日をそれぞれ週に 2 日に変更する さくら 9 は現状の外来業務として平日の全日に 4 名を助勤しているが これに加え さらに輸血業務として 1 名を助勤し 計 5 名を助勤していきたいと考えている さくら 8 は新たに児童精神科外来業務として全日を週

医科診療報酬点数表関係 別添 1 在宅患者支援療養病床初期加算 在宅患者支援病床初期加算 問 1 療養病棟入院基本料の注 6の在宅患者支援療養病床初期加算及び地域包括ケア病棟入院料の注 5の在宅患者支援病床初期加算の算定要件に 人生の最終段階における医療 ケアの決定プロセスに関するガイドライン 等の

【1

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

平成30年度 患者様満足度調査 【外 来】

総合診療

(3) 共通事項 原則, 調査対象期間における全ての患者を対象とする ただし, 以下の患者等についてはこの限りではない 1 記載を拒んだ患者及び患者家族 2 記載困難な患者及び患者家族 3 患者が記載困難であり, 患者家族がいない場合 評価は6 段階とし, :5 ほぼ :4 ふつう :3 少し :2

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

獨協医科大学病院医療安全対策規程(案)

平成19年度 病院立入検査結果について

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

平成18年度標準調査票

<4D F736F F F696E74202D E81798E9197BF33817A8FAC8E998B7E8B7D88E397C391CC90A782CC8CBB8FF32E >

地域医療連携部

< 様式 > 個人情報ファイル簿 ( 単票 ) 個人情報ファイル簿番号 1 健診 MMG カテゴリー 以上患者リスト 東京城東病院放射線科症例研究及び追跡調査 1. 検査日. 健診番号. 患者番号健診センターでMMGを受診した方 MMG 結果票 ( 所在地 ) 東京都江東区亀戸 丁目 1

Microsoft Word _発刊にあたって.doc

名称未設定

診調組 D DPC/PDPS の包括範囲について 1. 包括評価の基本的考え方 (DPC 制度 (DPC/PDPS) の概要と基本的な考え方より抜粋 ) 2 包括評価の対象とする診療報酬項目 ( 包括範囲 ) 包括評価の対象として設定されている出来高診療報酬項目は 入院基本料

横須賀市立市民病院院内感染対策要領

<4D F736F F D DB782B58AB782A6817A5F32342E342E31365F96F28DDC8E7482CC F8BC696B182CC906982DF95FB5F E312E305F2E646F63>

保険薬局におけるハイリスク薬取り扱い時の注意点

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

Microsoft PowerPoint - gennjyou.ppt [互換モード]

平成18年度標準調査票

Microsoft Word - 平成28年度診療報酬改定における主要改定項目.docx

看護師のクリニカルラダー ニ ズをとらえる力 ケアする力 協働する力 意思決定を支える力 レベル Ⅰ 定義 : 基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する 到達目標 ; 助言を得てケアの受け手や状況 ( 場 ) のニーズをとらえる 行動目標 情報収集 1 助言を受けながら情報収集の基本

表紙@C

Microsoft Word - 体裁修正 【登録後修正版】説明資料(案)

山梨県地域医療再生計画 ( 峡南医療圏 : 救急 在宅医療に重点化 ) 現状 社保鰍沢病院 (158 床 ) 常勤医 9 名 実施後 社保鰍沢病院 峡南病院 (40 床 ) 3 名 市川三郷町立病院 (100 床 ) 7 名 峡南病院 救急の重点化 県下で最も過疎 高齢化が進行 飯富病院 (87 床

Transcription:

総括 機能種別 主たる機能種別 一般病院 2 を適用して審査を実施した 認定の種別 書面審査および 2 月 15 日 ~16 日に実施した訪問審査の結果 以下のとおりとなりました 機能種別 : 一般病院 2 改善要望事項 認定 機能種別 一般病院 2 該当項目はありません 1. 病院の特色貴院の歴史は極めて長く 1860 年 ( 万延元年 ) 函館医学所の開設に遡る 官立 公立 区立の名称を経て 1922 年市制施行とともに現在の名称に改められた 現在 30 診療科 許可病床数 668の規模を有し 北海道南部の中核病院として 行政 医療機関 団体 住民から大きな信頼を得て運営されている 優秀な人材の確保とハイレベルな医療機器の整備を進める中 高度な医療をはじめ 不採算な医療をも提供しており 救命救急センターの他 地域がん診療連携拠点病院 臨床研修病院 エイズ診療拠点病院 災害拠点病院等の指定を受け 自治体病院としての役割を遂行している 院長のリーダーシップが浸透し 現場スタッフの意欲は高く 院内連携はよい この度の病院機能評価 更新審査において幾つかの改善課題は残るものの これに取り組む努力が貴院に一層の発展をもたらすよう期待する 2. 理念達成に向けた組織運営住民が求める最良の医療を理念に立て 周辺地域 広域で果たすべき使命を表現した基本方針を掲げ 院内外に周知している 高度かつ特殊な医療を担う自治体病院として 中期改革プランを策定し 毎年の事業目標をもって運営されており 病院幹部は近未来に向けた幾つかの課題をもって職員に働きかけ 指導力を発揮している 病院組織は 市機構に組み込まれて編成されているが 職能と現場業務に見合った指揮 命令系統を明確にし 意思決定と伝達の場を設け 職種横断的な委員会を設置しており 情報共有のための院内 LNも活用されている 一部組織の位置付け 一部会議の議事録規程について より望ましいものに向けて検討されたい 情報システム管理では オーダリングシステムを経て電子カルテを導入 更新し 統 1

情報システム管理では オーダリングシステムを経て電子カルテを導入 更新し 統括メンテナンスの下 全部門で業務効果を挙げている 文書管理は 実態に即しておらず マニュアルを含めた対象文書 管理者の指定 また承認 改廃の仕組みなど なお一層の取り組みが望まれる 診療機能に見合った人材は 医師 看護師などの確保に努力しているが 現状で一部の科の医師 臨床工学技士などの不足が認識されている 人事管理および労務管理は諸規程を整備し適正な運用がなされている 法定委員会の下で職員の安全衛生に種々配慮されているが 職員健康診断の完全実施については早期に望まれる 教育 研修においては入職者オリエンテーション 安全や感染防止に関する全職員対象の研修会を年間計画で実施しているが 多人数組織を考慮した参加率の向上策も検討されたい また 患者の権利 医療倫理 個人情報などの必要なテーマに関しても 年間プログラムをもって継続的に開催していくことを期待したい 職員の能力開発については 病院幹部の理解の下で医師をはじめ各職種で資格取得などスキルアップに取り組まれており がん診療など貴院の特色を踏まえた支援体制は評価できる 3. 患者中心の医療患者の権利と義務を併記した7か条が宣言され 院内掲示の他 ホームページや入院案内書を通じて周知している なお セカンドオピニオン 開示を求める権利については文言になく 今日の要請を勘案し リスボン宣言等も参照した対応が望まれる 説明 同意にあたっては指針を明文化し 電子カルテに収載した書式をもって臨んでいるが 同意書式を要する項目の明確化や 同席者欄の設定などを再検討することを望みたい 外来部門の一角に患者情報室が運営され 専任職員を置いて患者 家族との接触を通じて理解度を高める他 入院案内書を通じて誤認防止の名乗りや転倒 転落の注意などを呼びかけるなど医療への参加を促している 患者相談室は なんでも相談コーナー と称して運営され 社会福祉士や看護師などの専従職員がケースごとにきめ細かな対応をしており がん相談も充実している 虐待には現場で適切に対応しているが 内外連絡体制など統一した手順を準備し周知しておかれたい 個人情報保護では院内方針を制定し 診察 検査時や療養中のプライバシーにもおおむね配慮されているが 貴院の業務実態に応じた個人情報保護規程の見直しや 病棟面談室の整備を検討されたい 臨床倫理的課題への取り組みについては 貴院の基本方針を明示し ケースによって倫理委員会を開催するが 当委員会の活動強化 さらに現場での認識を高め より積極的な事例検討ができる風土づくりを今後に期待したい 療養環境の向上は貴院の運営方針であり 快適にして利便性のある施設サービスが実現している 高齢者や障害者等に対するバリアフリーでも 通路スペースはもとより 車椅子や専用トイレなどによく配慮されている 病室その他スペースはゆったりとし 静かで安全 清潔な環境が維持されている 受動喫煙の防止では敷地内禁煙の方針を徹底しているが 患者や職員へのさらなる啓発活動にも努められたい 2

4. 医療の質患者 家族が寄せる苦情や意見などは みなさんの声 として収集し 外来コーナーで回答するが 意見箱の設置箇所について再検討されたい 診療の質的向上への取り組みでは 各科カンファレンス 多職種参加の検討会など活発である 臨床指標の分析は外部団体の当該事業に参加し 自施設の成績を分析しているが これを役立てるべく取り組みの向上を期待したい クリニカル パスは 多種類を設け有効に適用されている 医療サービスの改善では 医療マネジメント委員会を中心としたQC 活動が展開され 年 3~4 回の事例発表会があるなど 評価できる 新たな診療 治療方法や技術の導入には高次機能病院として積極的な姿勢がみられ 研修支援にも意欲 理解をもって臨んでいる 診療 ケアの管理 責任体制は 医師 看護師で明確にしているが 病棟での表示や患者 家族への伝達について再考されたい 診療記録は記載基準を設け 電子カルテにて適切な記載に努めている 臨床研修指定病院として2 週間以内の退院サマリーに係わる完成率の維持 また看護記録を含めた質的監査の向上などが課題である NST 緩和ケア スキンケアなどのチームが立ち上げられ 多種の専門職がよく協働している 5. 医療安全医療安全管理室は独立に組織され 担当副院長を責任者とし 専従職員 ( 医療安全管理者 ) を置いて 事故報告の収集 分析その他の定型業務を処理している なお 医療安全に係わる組織図は 活動実態に応じて適切な表示を行う同時に 室内ミーティングについては構成員の見直し 加えて開催記録の充実が望まれる 医療安全管理マニュアルは毎年検証し改訂版を重ねている 各職場の委員で構成した医療安全に関する委員会は毎月定例で開催されており 個々の事故報告から得られた問題点を検討し対策を協議している インシデントおよびアクシデントの事例は電子的に報告できる仕組みをもつが 報告数の偏りの是正 また分析精度のさらなる向上も課題である 患者 部位 検体などの誤認防止対策では 手術室等におけるタイムアウトを含めて 院内統一で実践されている 情報伝達エラー防止対策は口頭指示ルールも遵守しており 転倒 転落防止対策にも十分配慮されている 医薬品の安全な使用では 重複投与やアレルギー等の電子的警告 麻薬等の保管 管理 レジメン管理など おおむね適切な対策が講じられている しかし 病棟担当薬剤師の活動は十分といえず ハイリスク薬などの日常的な保管 管理体制を一層強化していくことが望まれる 医療機器の安全使用に向けては 小人数ながら看護師への教育を含め 人工呼吸器などの使用時への関与が適切になされている 患者の急変時対応では 救急カートを適所に設置し薬品 備品等を定期に点検し LSなどの訓練も計画的に行っており参加率も高い 3

6. 医療関連感染制御適切なメンバーで構成した感染対策委員会が 毎月開催され必要な対策の検討 決定がなされている また 委員会の下にICD( 小児科医師の兼任 ) およびICN( 専従 1 名 専任 1 名 ) 薬剤師( 感染制御認定 ) などからなるICTが必要な権限を与えられており 体制を整えている ICTは 各種の定期ラウンドの他 内外情報の収集 分析と対策の立案 計画的な教育 研修 さらに地域内病院との情報交換など 多彩かつ積極的な活動が認められる マニュアルは適時に更新し履歴を明示し ICTニュースの発行 緊急情報に関しては院内 WEによる発信もなされている MRSなど微生物関連のサーベイランスを実施し情報共有を図り 主要な医療関連感染の収集 分析では貴院の特性に応じた取り組みがあり JNISにも参加している アウトブレイクに向けては迅速対応手順を作成しており インフルエンザ発生時にも活かされた 病棟等の感染防御活動では 手指衛生 個人防護用具の着用 標準予防策の実践などにリンクナースの協力を得ている しかしながら サニタリー室の清潔 不潔区分 血液等の付着したリネン類の保管場所 感染性廃棄物容器の管理 透析室のシーツ交換など 適切といえない現場の状況が少なからず見受けられたので ICTラウンドによる環境面のチェック内容を再点検していくことが望まれる 抗菌薬の適正使用に向けては 貴院の指針を作成し ICTが使用状況を検証し フィードバックにも努めている 7. 地域への情報発信と連携貴院の診療内容の特色などは 広報委員会が統括し ホームページを運営し更新して これを中心にPRがなされる現況である 院内以外の媒体を活用したPR 活動は多彩であり 地域医療連携室からの案内も適時になされる ただし 自院の広報誌は年 1 回ペースと少なく 広報誌のあり方や活用法を検討することを期待したい 年報は確実に編纂し 今般診療各科の実績をまとめた病院紹介本を作成しており 評価できる 貴院は 広域を含む医療連携に取り組み インターネット回線を利用した連携システムも運用されている 紹介 逆紹介 検査依頼 返書など担当の職員で実務が遂行されている 地域への教育 啓発では 市民公開講座 健康教室などが頻度高く開催されており がん診療連携拠点病院としての従事者研修会も積極的に行われている 8. チーム医療による診療 ケアの実践総じて医師 看護師が自らの職能 職責を果たしており 診療科間 職員間の交流も親密である 個々の患者に応じてアセスメントし 電子カルテを活用した情報共有を図りながら 外来から入院 さらに退院 療養継続までの業務がチームとして適切に実践されている 救急 夜間 時間外 紹介などの受診手続きは 各窓口で迅速かつ適切に行われて 4

る 救急 夜間 時間外 紹介などの受診手続きは 各窓口で迅速かつ適切に行われている 外来患者が多いための対策として 総合案内に隣接した初診患者の問診センターを運営し 効率的に情報共有がなされており 評価できる 外来診療は 的確な説明 同意を介して安全に行われており ストーマなどの専門外来も実施されている 診断的検査は的確な判断 検討の下で実施し 侵襲的な検査にあっては十分な説明を心がけ 看護師が理解度の確認にも努めている 入院適応は各科で検討 決定し 弾力的な病床運用が図られている 診療計画書は アレルギー等のリスク情報を含めて確実に入手し 患者 家族の希望を聴取し 多職種と連携して診療計画書を作成しているが パターン化した記述も見受けられ また入手した情報が看護計画に十分反映されていない面もうかがえたので 検証されたい ケースワーカーは 入院初期から病棟看護師と調整しながら 患者 家族との連絡をよく保持し対応している 入院生活上のルールは 病棟の特色も含めて丁寧に説明されている 回診 記録など医師の病棟業務は堅実にして指導性があり 看護師は部門の理念 方針を掲げる中で 基準 手順を遵守した種々の業務に従事している 投薬 注射 輸血 血液製剤投与 周術期の対応 重症患者の管理 褥瘡の予防 治療 栄養管理 食事指導 症状緩和 急性期のリハビリテーション いずれもマニュアル等に沿っており 多職種も適時に関与し おおむね良好である なお 身体抑制においては期間の明示 説明など さらなる取り組みが望まれる 退院にあたっては 院内外の関係職員がカンファレンスの上で円滑に進め 地域内の医療資源の選択にも考慮している ターミナルステージについては 患者や家族の意向を汲みながら 環境などにも十分配慮された対応に努めている 9. 良質な医療を構成する機能各部門は貴院の役割 業務量等に応じて人員を配し設備を整えており 夜間 休日を含めて良質に機能している 薬剤師による処方鑑査 疑義照会 調剤後の確認 注射薬の1 施用ごとの取り揃え 持参薬の鑑別 管理 抗がん剤注射薬の調製 混合など おおむね適切である 病棟薬剤師の活動性を高め もって薬品の管理 ( 使用 保管 ) に係わるリスク低減を図っていくよう 今後に期待したい 臨床検査は迅速に結果を報告し エコー検査を担い 国際基準規格も取得するなど 多分野で精度高く業務が行われている 今後 採血業務への関与も課題とみられる 画像診断はCT MRIを含む高度機器を備え 放射線科医の読影率は高く 各科とのカンファレンスも充実し 技師の質向上にもよく努めている 食事提供はおおむね衛生的な環境でなされ 管理栄養士が主導的な役割を果たしている リハビリテーションは 専門医が在籍し指導力を発揮する中で 貴院としての役割を適切に果たしており 対外活動を含めて優れた機能を持っている 診療情報の管理では 従前紙媒体分を含め1 患者 1IDの保管 管理を徹底しているが カルテ監査方法の充実にも貢献できるような体制づくりを期待したい 5

充実にも貢献できるような体制づくりを期待したい 主要な医療機器は専従 専任の臨床工学技士が定期点検 日常点検を含めて一元的な管理をしており 24 時間体制も開始したところである 今後 器材担当者の充実を図る中で さらなる安全管理の向上を期待する 使用後器材等の洗浄は中央化されており ゾーニングの管理 滅菌の保証が確実にできている 病理診断は非常勤で実施するが ダブルチェックに係わるコンサルテーション体制も運用され CPCへ積極的に関与している また ホルマリン対策も適切である 放射線治療は専従医 2 名が在籍し 医学物理士 品質管理士資格を有する診療放射線技師 がん放射線治療認定看護師を配し 高精度の機器等を駆使するなど がん診療連携拠点病院として秀でた機能を発揮している 輸血 血液管理は 中央検査部内の一センターとして運営されているが 発注から廃棄までの流れは十分に適切であり 日本輸血細胞治療学会 (I&) の認定を受けているなど その機能は高く評価できる 手術 麻酔機能では 全身麻酔件数に見合った麻酔科医を確保し スケジュールの作成 術前訪問 術中管理 退室管理など 看護スタッフと十分に協力した運営が安全になされている 集中治療ではICU8 床を設置しており 入退室基準を明確にし各職種の関与も適切であり 院内での役割は大きい NICUも稼働している 貴院は三次救命救急センターに指定されていて 院内連携を緊密にして 受け入れ態勢を万全にしており 北海道南部区域の住民への貢献度は高い 10. 組織 施設の管理毎年度の予算は 病院の改革プランを堅調に進めるべく作成し 執行を管理しており 決算処理 監査も適正である また コストカットなどの経営努力も続けられている 患者受付と窓口会計 DPC 病院としての診療報酬請求 未収金の回収など医事業務は着実になされている 業務委託は 清掃 給食 設備など多種で行っているが 業者の選定と契約 管理状況の把握など おおむね適切である 施設 設備全般の院内責任者を明確にしており メンテナンスは計画的に実施し 緊急時の連絡体制も整えている なお 医療ガス安全管理委員会は数年来開催されておらず 所要の対応が望まれる 物品管理では 所定の委員会で合理的に材料を選定しており 購入 検品のプロセス 在庫管理など良好である なお ディスポーザブル製品の取り扱いに関して 今一度 組織的な検討 決定 周知が望まれる 保安業務は出入口部などに防犯用カメラを 一部箇所にテンキーロックを設置する他 日夜とも警備員の巡視が行われている 火災や大規模災害への対策については マニュアルを作成し周知しており 定期の訓練を実施する他 DMTの編成 緊急電源の確保 食糧 飲料水等の備蓄など 災害拠点病院として適切な体制を備えている 医療に係わる重大事故に際しては初期連絡手順を周知し また医療事故調査制度への必要な対応も用意しており 訴訟時に備えて保険加入の他 事務窓口を定めて誠実に対処する仕組みがある 6

11. 臨床研修 学生実習貴院は基幹型の臨床研修病院として指定されており 管理委員会の下でローテーション各科のプログラムを作成し見直しも行うとともに 研修医および指導医を的確に評価しており 卒後臨床研修評価機構による5 年認定を受けるなど 優れた運営が認められる 貴院の方針によって看護師 薬剤師 診療放射線技師 臨床検査技師その他コメディカル職種の学生実習を受け入れる環境があり 各現場では指導者が所定のカリキュラムに沿った実習と適切な評価をしている 救急救命士の実習も積極的である 7

1 患者中心の医療の推進 評価判定結果 市立函館病院 1.1 患者の意思を尊重した医療 1.1.1 患者の権利を明確にし 権利の擁護に努めている 1.1.2 患者が理解できるような説明を行い 同意を得ている 1.1.3 患者と診療情報を共有し 医療への患者参加を促進している 1.1.4 患者支援体制を整備し 患者との対話を促進している 1.1.5 患者の個人情報 プライバシーを適切に保護している 1.1.6 臨床における倫理的課題について病院の方針を決定している 1.2 地域への情報発信と連携 1.2.1 必要な情報を地域等へわかりやすく発信している 1.2.2 地域の医療機能 医療ニーズを把握し 他の医療関連施設等と適切に連携している 1.2.3 地域に向けて医療に関する教育 啓発活動を行っている 1.3 患者の安全確保に向けた取り組み 1.3.1 安全確保に向けた体制が確立している 1.3.2 安全確保に向けた情報収集と検討を行っている 1.4 医療関連感染制御に向けた取り組み 1.4.1 医療関連感染制御に向けた体制が確立している 1.4.2 医療関連感染制御に向けた情報収集と検討を行っている 8

1.5 継続的質改善のための取り組み 1.5.1 患者 家族の意見を聞き 質改善に活用している 1.5.2 診療の質の向上に向けた活動に取り組んでいる 1.5.3 医療サービスの質改善に継続的に取り組んでいる 1.5.4 倫理 安全面などに配慮しながら 新たな診療 治療方法や技術を導入している 1.6 療養環境の整備と利便性 1.6.1 患者 面会者の利便性 快適性に配慮している 1.6.2 高齢者 障害者に配慮した施設 設備となっている 1.6.3 療養環境を整備している 1.6.4 受動喫煙を防止している 9

2 良質な医療の実践 1 評価判定結果 市立函館病院 2.1 診療 ケアにおける質と安全の確保 2.1.1 診療 ケアの管理 責任体制が明確である 2.1.2 診療記録を適切に記載している 2.1.3 患者 部位 検体などの誤認防止対策を実践している 2.1.4 情報伝達エラー防止対策を実践している 2.1.5 薬剤の安全な使用に向けた対策を実践している 2.1.6 転倒 転落防止対策を実践している 2.1.7 医療機器を安全に使用している 2.1.8 患者等の急変時に適切に対応している 2.1.9 医療関連感染を制御するための活動を実践している 2.1.10 抗菌薬を適正に使用している 2.1.11 患者 家族の倫理的課題等を把握し 誠実に対応している 2.1.12 多職種が協働して患者の診療 ケアを行っている 10

2.2 チーム医療による診療 ケアの実践 2.2.1 来院した患者が円滑に診察を受けることができる 2.2.2 外来診療を適切に行っている 2.2.3 診断的検査を確実 安全に実施している 2.2.4 入院の決定を適切に行っている 2.2.5 診断 評価を適切に行い 診療計画を作成している 2.2.6 患者 家族からの医療相談に適切に対応している 2.2.7 患者が円滑に入院できる 2.2.8 医師は病棟業務を適切に行っている 2.2.9 看護師は病棟業務を適切に行っている 2.2.10 投薬 注射を確実 安全に実施している 2.2.11 輸血 血液製剤投与を確実 安全に実施している 2.2.12 周術期の対応を適切に行っている 2.2.13 重症患者の管理を適切に行っている 2.2.14 褥瘡の予防 治療を適切に行っている 2.2.15 栄養管理と食事指導を適切に行っている 2.2.16 症状などの緩和を適切に行っている 2.2.17 急性期のリハビリテーションを確実 安全に実施している 2.2.18 安全確保のための身体抑制を適切に行っている 2.2.19 患者 家族への退院支援を適切に行っている 2.2.20 必要な患者に継続した診療 ケアを実施している 2.2.21 ターミナルステージへの対応を適切に行っている 11

3 良質な医療の実践 2 評価判定結果 市立函館病院 3.1 良質な医療を構成する機能 1 3.1.1 薬剤管理機能を適切に発揮している 3.1.2 臨床検査機能を適切に発揮している 3.1.3 画像診断機能を適切に発揮している 3.1.4 栄養管理機能を適切に発揮している 3.1.5 リハビリテーション機能を適切に発揮している 3.1.6 診療情報管理機能を適切に発揮している 3.1.7 医療機器管理機能を適切に発揮している 3.1.8 洗浄 滅菌機能を適切に発揮している S 3.2 良質な医療を構成する機能 2 3.2.1 病理診断機能を適切に発揮している 3.2.2 放射線治療機能を適切に発揮している 3.2.3 輸血 血液管理機能を適切に発揮している 3.2.4 手術 麻酔機能を適切に発揮している 3.2.5 集中治療機能を適切に発揮している 3.2.6 救急医療機能を適切に発揮している S S S 12

4 理念達成に向けた組織運営 評価判定結果 市立函館病院 4.1 病院組織の運営と管理者 幹部のリーダーシップ 4.1.1 理念 基本方針を明確にしている 4.1.2 病院管理者 幹部は病院運営にリーダーシップを発揮している 4.1.3 効果的 計画的な組織運営を行っている 4.1.4 情報管理に関する方針を明確にし 有効に活用している 4.1.5 文書を一元的に管理する仕組みがある 4.2 人事 労務管理 4.2.1 役割 機能に見合った人材を確保している 4.2.2 人事 労務管理を適切に行っている 4.2.3 職員の安全衛生管理を適切に行っている 4.2.4 職員にとって魅力ある職場となるよう努めている 4.3 教育 研修 4.3.1 職員への教育 研修を適切に行っている 4.3.2 職員の能力評価 能力開発を適切に行っている 4.3.3 医師 歯科医師の臨床研修を適切に行っている 4.3.4 学生実習等を適切に行っている 13

4.4 経営管理 4.4.1 財務 経営管理を適切に行っている 4.4.2 医事業務を適切に行っている 4.4.3 効果的な業務委託を行っている 4.5 施設 設備管理 4.5.1 施設 設備を適切に管理している 4.5.2 物品管理を適切に行っている 4.6 病院の危機管理 4.6.1 災害時の対応を適切に行っている 4.6.2 保安業務を適切に行っている 4.6.3 医療事故等に適切に対応している 14

年間データ取得期間 : 2014 年 4月 1日 ~ 2015 年 3月 31日 時点データ取得日 : 2015 年 10月 1日 I 病院の基本的概要 I-1 病院施設 I-1-1 病院名 : 市立函館病院 I-1-2 機能種別 : 一般病院 2 I-1-3 開設者 : I-1-4 所在地 : 市町村北海道函館市港町 1-10-1 I-1-5 病床数 許可病床数 稼働病床数 増減数 (3 年前から ) 病床利用率 (%) 平均在院日数 ( 日 ) 一般病床療養病床医療保険適用介護保険適用精神病床結核病床感染症病床総数 582 543-55 83.8 13.9 50 0-100 30 10-20 15.0 83.2 6 6 0 0 0 668 559-175 H11193 I-1-6 特殊病床 診療設備 救急専用病床集中治療管理室 (ICU) 冠状動脈疾患集中治療管理室 (CCU) ハイケアユニット (HCU) 脳卒中ケアユニット (SCU) 新生児集中治療管理室 (NICU) 周産期集中治療管理室 (MFICU) 放射線病室無菌病室人工透析小児入院医療管理料病床回復期リハビリテーション病床亜急性期入院医療管理料病床特殊疾患入院医療管理料病床特殊疾患病床緩和ケア病床精神科隔離室精神科救急入院病床精神科急性期治療病床精神療養病床認知症治療病床 稼働病床数 増減数 (3 年前から ) 24 +2 8 0 11 0 30 0 0-5 I-1-7 病院の役割 機能等 : 災害拠点病院 ( 地域 ) 救命救急センター がん診療連携拠点病院( 地域 ) エイズ治療拠点病院 DPC 対象病院 (Ⅲ 群 ) 地域周産期母子医療センター I-1-8 臨床研修 I-1-8-1 臨床研修病院の区分 医科 1) 基幹型 2) 協力型 3) 協力施設 4) 非該当 歯科 1) 単独型 2) 管理型 3) 協力型 4) 連携型 5) 研修協力施設 非該当 I-1-8-2 研修医の状況 研修医有無 1) いる 医科 1 年目 : 14人 2 年目 : 12人 歯科 : 人 2) いない I-1-9 コンピュータシステムの利用状況 電子カルテ 1) あり 2) なし院内 LN 1) あり 2) なし オーダリングシステム 1) あり 2) なし PCS 1) あり 2) なし 1

I-2 診療科目 医師数および患者数 I-2-1 診療科別医師数および患者数 平均在院日数 診療科名 医師数 ( 常勤 ) 1 日あたり医師数外来患者 ( 非常勤 ) 数 ( 人 ) 外来診療科構成比 (%) 1 日あたり入院患者数 ( 人 ) 入院診療新患割合平均在院科構成比 (%) 日数 ( 日 ) (%) 医師 1 人 1 日あたり外来患者数 ( 人 ) 医師 1 人 1 日あたり入院患者数 ( 人 ) 呼吸器内科 5 62.68 5.4646.66 9.68 6.1 17.9512.54 9.33 循環器内科 7 0.1 59.2 5.16 36.33 7.54 4.0712.89 8.34 5.12 消化器内科 ( 胃腸内科 ) 8 180.7515.75114.9123.84 3.8616.1322.5914.36 神経内科 3 49.44 4.3124.95 5.18 7.1232.7616.48 8.32 血液内科 4 56.8 4.95 33.87 7.03 2.3621.65 14.2 8.47 皮膚科 0 0.4 17.76 1.55 0 0 7.51 0 44.41 0 小児科 5 40.52 3.53 9.6 1.99 21.68 4.91 8.1 1.92 精神科 1 33.6 2.9314.92 3.09 0.56 165 33.614.92 呼吸器外科 1 1.96 0.17 2.52 0.52 1.88 11.1 1.96 2.52 循環器外科 ( 心臓 血管外科 ) 5 0.1 22.48 1.9626.83 5.57 8.7516.47 4.41 5.26 乳腺外科 1 16.43 1.43 7.36 1.53 4.55 12.516.43 7.36 消化器外科 ( 胃腸外科 ) 8.9 25.45 2.2228.19 5.85 3.5914.61 2.86 3.17 泌尿器科 3 79.69 6.95 24.5 5.08 3.1216.6326.56 8.17 脳神経外科 2 23.64 2.0613.26 2.75 7.6318.2611.82 6.63 整形外科 5 76.36 6.6640.67 8.44 9.6522.3615.27 8.13 形成外科 2 21.83 1.9 3.82 0.79 6.8616.2310.91 1.91 眼科 1 37.67 3.28 2.13 0.44 4.76 6.6 37.67 2.13 耳鼻咽喉科 2 42.82 3.7312.29 2.55 8.6216.0221.41 6.14 産婦人科 5 27.72 2.4210.45 2.17 7.88 6.71 5.54 2.09 リハビリテーション科 1 144.4612.59 0.04 0.01 0.04 5 144.460.04 放射線科 2 6.46 0.56 0.08 0.02 9.8 5 3.23 0.04 麻酔科 6 4.9 0.43 0 0 1.25 0 0.82 0 病理診断科 0.5 0.3 0 0 0 0 0 0 0 0 臨床検査科 0.5 0 0 0 0 0 0 0 0 救急科 9 15.66 1.37 26.9 5.58 41.41 9.21 1.74 2.99 歯科 2 45.8 3.99 0.71 0.15 19.14 7.59 22.9 0.35 放射線治療科 2 41.49 3.62 1.05 0.22 0.8522.6520.74 0.53 健診センター 0.1 5.83 0.51 0 0 0 0 58.29 0 緩和ケア科 1 5.91 0.51 0 0 0 0 5.91 0 H11193 研修医全体 I-2-2 年度推移 1 日あたり外来患者数 1 日あたり外来初診患者数新患率 1 日あたり入院患者数 1 日あたり新入院患者数 26 119 0.91147.32100 482.05100 6.0315.41 9.57 4.02 実績値 対前年比 % 昨年度 2 年前 3 年前 昨年度 2 年前 年度 2014 2013 2012 2014 2013 1147.32 1166.84 1224.77 98.3395.27 69.2277.7781.3589.01 95.6 6.03 6.67 6.64 482.0523.97 526.73 92 99.48 31.231.6930.7398.45103.12 2