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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

2 適用の範囲本記載要領は 医療用医薬品の添付文書等に適用すること ただし 体外診断用医薬品 ワクチン 抗毒素又は検査に用いる生物学的製剤についてはこの限りでない 生物由来製品及び特定生物由来製品については 本通知に基づく記載の他 平成 15 年 5 月 15 日付け医薬発第 号厚生

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

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オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

添付 書の記載 それってどういう意味? ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構佐藤淳

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

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未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

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医療機器添付文書の手引書第 5 版 第 3 章第 3 節 < テンプレート > についての補足解説 1. パルスオキシメータ (WG2 6.1から6.4) テンプレートを利用する場合 以下 5 点の解説を参照すること パルスオキシメータ ( 本体 ) 6.2 パルスオキシメータ ( 一体

相互作用DB

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

を追加する (2) 実施要領通知の報告様式別紙 1 医薬品安全性情報報告書 及び同報告様式別紙 2 医療機器安全性情報報告書 を別添のとおり変更する

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薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

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(別添様式)

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

事務連絡 平成 30 年 1 月 17 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施についての Q&A 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施について

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する

本日の内容 1. 未承認対照薬等の取り扱い別添の 4.(3) ウ.( ア ) 2. 対象疾患の悪化等を評価項目にする試験別添の 7.(3) イ.( ア ) 3. 承認取得者以外の治験国内管理人が治験 依頼者となる場合別添の7.(3) オ. 4. 医師主導治験との情報共有別添の7.(3) カ. 5.


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第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

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都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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2 抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の議論と今後の予定 平成 21 年に取りまとめられた報告書以降の知見を改めて報告書にまとめ 以下の議論がなされた 平成 21 年以降の非臨床研究及び 10 年に及ぶ疫学研究の科学的な知見を総括し 以下の事実から タミフル服用のみに異常行動と明確な因果関係がある

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2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

薬食発第 号平成 21 年 3 月 4 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 バイオ後続品の承認申請について 医薬品の製造販売の承認申請の取扱いについては 平成 17 年 3 月 31 日付け薬食発第 号医薬食品局長通知 医薬品の承認申請について ( 以下 局

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

Microsoft PowerPoint - ⑨140925,30日薬連講習会(後発RMP)930.ppt [互換モード]

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薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管

使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

本日の内容 1. 医薬品の再審査に係る関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料の適合性調査 2.1. GPSP 実地調査における調査の視点 2.2. 適合性書面調査における調査の視点 2.3. ( 参考 ) 医薬品再審査適合性調査相談の現況 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シ

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書

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薬機安一発第 号 薬機安二発第 号平成 26 年 10 月 31 日 ( 別記 ) 殿 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第一部長 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第二部長 添付文書等記載事項の改訂等に伴う相談に関する留意点等について 薬事法等の一部を改正す

2. 検討 ~ 医療に関する事故の特殊性など (1) 医師等による医療行為における事故 医師等が患者に対してどのような医療行為を施すべきかという判断は 医師等の医学的な専門知識 技能に加え 医師等の経験 患者の体質 その時の患者の容態 使用可能な医療機器等の設備等に基づきなされるものである ( 個別

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

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本日の内容 添付文書の改訂医薬品の添付文書がどのように作成され 改訂されるかを知る リスクコミュニケーション医療現場 行政 企業とのリスクコミュニケーションツールとその活用方法を知る 2

( 別添 ) 新記載要領に基づく医療用医薬品添付文書等の作成にあたっての Q&A( その 1) 用いた略語 新記載要領 : 医療用医薬品の添付文書等の記載要領について ( 平成 29 年 6 月 8 日付け薬生発 0608 第 1 号厚生労働省医薬 生活衛生局長通知 ) 及び 医療用医薬品の添付文書

記 第 1 再審査資料の構成及び作成上の注意事項再審査資料の構成及び作成上の注意事項は次のとおりとすること また 再審査申請書の写し及び平成 10 年 12 月 1 日付け医薬審第 1058 号厚生省医薬安全局審査管理課長通知 新医薬品等の申請資料の信頼性の基準の遵守について により添付することとし

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

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医師主導治験取扱要覧

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU 5,000JAU に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU,5,000JAU 有効成分 スギ花粉エキス原末 承認取得者名 鳥居薬品株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 8 月 1.1.

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医療用医薬品の使用上の注意記載要領について ( 平成九年四月二五日 ) ( 薬発第六〇七号 ) ( 各都道府県知事あて厚生省薬務局長通知 ) 標記については 昭和五一年二月二〇日薬発第一五三号薬務局長通知 医療用医薬品の使用上の注意記載要領について により 適切な運用について努めてきたところであるが 今般 添付文書の内容について 平成九年四月二五日薬発第六〇六号薬務局長通知 医療用医薬品の添付文書の記載要領について により新たに添付文書の記載要領が定められたことに伴い 別添のとおり 医療用医薬品の使用上の注意記載要領 を定めたので 左記の点に御留意の上 貴管下関係業者 団体等に対する周知徹底を図るとともに 医療用医薬品の使用上の注意に関する指導につき格段の御配慮を願いたい なお 昭和五一年二月二〇日薬発第一五三号薬務局長通知 医療用医薬品の使用上の注意記載要領について 昭和五八年一二月一五日薬安第一八〇号薬務局安全課長通知 小児に対する医療用医薬品の使用上の注意の記載について 平成四年四月一日薬安第三〇号薬務局安全課長通知 高齢者への投与に関する医療用医薬品の使用上の注意の記載について 平成五年一一月二四日薬発第九九九号薬務局長通知 医療用医薬品の使用上の注意記載要領について 及び平成七年四月一〇日薬安第三二号薬務局安全課長通知 医療用医薬品添付文書 使用上の注意 記載内容の改定について は廃止する 本通知の写しを別紙の関係各団体の長あて発出することとしているので申し添える 記一本記載要領に基づく使用上の注意の変更は 平成九年四月二五日薬発第六〇六号薬務局長通知 医療用医薬品の添付文書の記載要領について に伴う添付文書の変更に併せて行うよう指導されたい 二使用上の注意の記載内容を改めたときは その改めた趣旨及び内容を医師 歯科医師及び薬剤師等の医療関係者に対し周知徹底するよう指導されたい 三使用上の注意事項の変更に伴い 重要な項目である 警告 禁忌 については 製品情報概要等の目立つ部分に明瞭に記載するよう引き続き貴管下関係業者 団体等を指導されたい 別添医療用医薬品の使用上の注意記載要領第一 使用上の注意 の原則一医療用医薬品の 使用上の注意 は 薬事法第五二条第一号の規定に基づき医薬品の適用を受ける患者の安全を確保し適正使用を図るために 医師 歯科医師及び薬剤師に対して必要な情報を提供する目的で 当該医薬品の製造業者又は輸入販売業者が添付文書等に記載するものであること 二 使用上の注意 に記載すべき内容は 原則として当該医薬品が承認された効能又は効果 用法及び用量の範囲で用いられる場合に必要とされる事項とすること ただし その場合以外であっても重大な副作用等特に必要と認められる注意事項は記載すること また 評価の確立していない副作用であっても重篤なものは必要に応じて記載すること これらの事項の選択収録に当たっては 広範に収集した内外の情報を評価して記載すること なお 医薬品による感染症に関する注意についても副作用に準じて記載するものであること 三記載順序は 原則として 記載項目及び記載順序 に掲げるものに従うほか 次の要領によること ( 一 ) 内容からみて重要と考えられる事項については記載順序として前の方に配列すること ( 二 ) 効能又は効果 又は 用法及び用量 によって注意事項や副作用が著しく異なる場合は分けて記載すること 四原則として 記載内容が二項目以上にわたる重複記載は避けること なお 重大な副作用又は事故を防止するために複数の項目に注意事項を記載する場合には 警告 禁忌 慎重投与 あるいは 重要な基本的注意 の項目には簡潔な記載の後に 〇〇の項参照 等と記載した上 対応する項目に具体的な内容を記載して差し支えないこと 五既に記載している注意事項の削除又は変更は 十分な根拠に基づいて行うこと 六記載に当たって データが無いか 或いは不十分な場合には その記載が数量的でなく包括的な記載 ( 例えば 慎重に 定期的に 頻回に 適宜など ) であっても差し支えないこと 第二 使用上の注意 の記載項目及び記載順序

一警告二禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 三慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 四重要な基本的注意五相互作用 ( 一 ) 併用禁忌 ( 併用しないこと ) ( 二 ) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 六副作用 ( 一 ) 重大な副作用 ( 二 ) その他の副作用七高齢者への投与八妊婦 産婦 授乳婦等への投与九小児等への投与一〇臨床検査結果に及ぼす影響一一過量投与一二適用上の注意一三その他の注意第三記載要領一 [ 警告 ] ( 一 ) 致死的又は極めて重篤かつ非可逆的な副作用が発現する場合 又は副作用が発現する結果極めて重大な事故につながる可能性があって 特に注意を喚起する必要がある場合に記載すること ( 二 ) 必要な場合には設定理由を [ ] 内に簡潔に記載すること 二 [ 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと )] ( 一 ) 患者の症状 原疾患 合併症 既往歴 家族歴 体質 併用薬剤等からみて投与すべきでない患者を記載すること なお 投与してはならない理由が異なる場合は 項を分けて記載すること ( 二 ) 本項以外にも 禁忌に該当する内容のある場合は 重複して本項にも記載すること ( 三 ) 原則として過敏症以外は設定理由を [ ] 内に簡潔に記載すること ( 四 ) 本来 投与禁忌とすべきものであるが 診断あるいは治療上当該医薬品を特に必要とする場合には [ 禁忌 ] とは別に 原則禁忌 ( 次の患者には投与しないことを原則とするが 特に必要とする場合には慎重に投与すること ) として記載すること なお 原則禁忌 の記載はむやみに行うべきではなく 診断あるいは治療上特に必要とする場合 に限定すべきであること ( 五 ) 使用に際しての特別の注意 応急対処法があれば簡潔に記載すること 三 [ 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること )] ( 一 ) 患者の症状 原疾患 合併症 既往歴 家族歴 体質 併用薬剤等からみて 他の患者よりも以下 1~7 に述べるような副作用による危険性が高いため 投与の可否の判断 用法及び用量の決定等に特に注意が必要である場合 又は 臨床検査の実施や患者に対する細かい観察が必要とされる場合に記載すること 他の患者と比較して危険性が高い場合として 次のものが考えられる 1 副作用が早く発現する場合 2 副作用の発現率が高い場合 3 より重篤な副作用が現れる場合 4 非可逆性の副作用が現れる場合 5 蓄積する結果 副作用が現れる場合 6 耐性が変化する場合 7 その他 ( 二 ) 原則として過敏症以外は設定理由を [ ] 内に簡潔に記載すること 四 [ 重要な基本的注意 ] 重大な副作用又は事故を防止する上で 用法及び用量 効能又は効果 投与期間 投与すべき患者の選択 検査の実施等に関する重要な基本的注意事項があれば内容を具体的に記載すること 五 [ 相互作用 ] ( 一 ) 他の医薬品を併用することにより 当該医薬品又は併用薬の薬理作用の増強又は減弱 副作用の増強 新しい副作用の出現又は原疾患の増悪等が生じる場合で 臨床上注意を要する組合せを記載すること これには物理療法 飲食物等との相互作用についても重要なものを含むものであること ( 二 ) 内容により措置概略として 併用禁忌 ( 併用しないこと ) と 併用注意 ( 併用に注意すること ) に分けて記載すること ( 併用禁忌は禁忌の項にも簡潔に記載し 相

互作用の項参照 と記載すること ) ( 三 ) 記載に当たっては まず相互作用を生じる薬剤名 薬効群名を挙げ 次いで相互作用の内容 ( 臨床症状 措置方法 機序 危険因子等 ) を簡潔に記載すること また 相互作用の種類 ( 機序等 ) が異なる場合には項を分けて記載すること ( 四 ) 併用禁忌の記載は一般名と代表的な販売名を併記すること ( 五 ) 記載様式は可能な限り表形式等にして分かり易くすること 併用注意では 場合により記述方式で記載しても差し支えないこと < 事例 > [ 併用禁忌 ]( 併用しないこと ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 ( 一般名 代表的販売名 ) [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等 臨床症状 措置方法 機序 危険因子 ( 薬効群 代表的 一般名 ) 六 [ 副作用 ] ( 一 ) 前段に副作用発生状況の概要を記載すること 次いで医薬品の使用に伴って生じる副作用等を 重要な副作用 と その他の副作用 に区分して記載すること ( 二 ) 副作用等の発生状況の記載に当たっては調査症例数 調査の情報源 記載時期 ( 承認時 安全性定期報告時 再審査終了時 再評価結果等 ) を明記すること また 発現頻度については調査症例数が明確な調査結果に基づいて記載すること ( 三 ) 重大な副作用 の記載に当たっては次の点に注意すること 1 当該医薬品にとって特に注意を要するものを記載すること 2 発現頻度は 出来る限り具体的な数値を記載すること 副詞によって頻度を表す場合には まれに ( 〇 一 % 未満 ) ときに ( 五 % 以下 ) 等 数値の目安を併記するよう努めること 3 副作用の発現機序 発生までの期間 具体的防止策 処置方法等が判明している場合には 必要に応じて ( ) 書きすること 4 初期症状 ( 臨床検査値の異常を含む ) があり その症状が認められた時点で投与を中止する等の措置をとることにより症状の進展を防止できることが判明している場合には その初期症状を ( ) 書きすること 5 海外のみで知られている重大な副作用については 原則として 国内の副作用に準じて記載すること 6 類薬で知られている重大な副作用については 必要に応じ本項に記載すること ( 四 ) その他の副作用 の記載に当たっては次の点に注意すること 1 重大な副作用以外の副作用については発現部位別 投与方法別 薬理学的作用機序又は発現機序別等に分類し 発現頻度を設定して表形式にする等分かり易く記載すること 2 海外のみで知られているその他の副作用についても 原則として 国内の副作用に準じて記載すること 七 [ 高齢者への投与 ] ( 一 ) 高齢者は腎機能 肝機能等の生理機能が低下していることが多く 医薬品の副作用が発現し易い傾向があり 一般的に 医薬品の投与に当たっては常に十分な注意が必要である 用法及び用量 効能又は効果 剤形等から高齢者に用いられる可能性のある医薬品の場合は 他の患者と比べて高齢者で特に注意する必要がないと考えられる場合を除き 原則として 高齢者への投与 の項を設け 必要な注意を記載すること ( 二 ) 記載の内容 1 臨床試験 市販後調査又は薬物動態等の具体的なデータから高齢者に投与した場合の問題が示唆される場合はその内容を簡潔に記載すること なお 高齢者に使用される医薬品の臨床評価法に関するガイドライン ( 平成五年一二月二日薬新薬第一〇四号新医薬品課長通知 ) に基づいて実施された試験結果より得られた情報についても留意すること 2 同種同効品等の臨床での使用経験から高齢者へ投与する場合に注意すべき問題が示唆される場合はその内容を簡潔に記載すること ( 三 ) 記載表現の実際前記 ( 二 ) の具体的な記載表現は 別表一に準じ 当該薬剤の特徴 高齢者の特徴 当該薬剤を高齢者に投与した場合の問題点 必要な注意 処置の内容を簡潔かつ適切に記載すること なお 別表の表現は必ずしもこれに限るものではなくそれぞれの問題に応

じて問題点が理解され易いよう留意すること 八 [ 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 ] ( 一 ) 用法及び用量 効能又は効果 剤形等から妊婦 産婦 授乳婦等の患者に用いられる可能性があって 他の患者と比べて 特に注意する必要がある場合や 適正使用に関する情報がある場合には 必要な注意を記載すること また 投与してはならない場合は禁忌の項にも記載すること ( 二 ) 動物実験 臨床使用経験 疫学的調査等で得られている情報に基づき 必要な事項を記載すること ( 三 ) 記載にあたっては別表二の B C D を適宜組み合わせたものを基本とし 更に追加する情報がある場合にはその情報を記載すること 九 [ 小児等への投与 ] ( 一 ) 未熟児 新生児 乳児 幼児又は小児 ( 以下 小児等 という ) の用法及び用量は承認されていないが 小児等に用いられる可能性のある医薬品であって 小児等 に対する臨床試験データが十分でない場合には 原則として次のように記載すること 未熟児 新生児 乳児 幼児又は小児に対する安全性は確立していない なお 使用経験がない 使用経験が少ない 等の理由を ( ) 書きで付記しても差し支えない ( 二 ) 小児等に特殊な有害性を有すると考えられる場合にあっては その旨を記載すること ( 三 ) 小児等の薬物代謝に関する文献等を参考として できるだけ情報を記載する方向で検討し 類似薬から類推できるものは その旨を記載すること ( 四 ) 特に記載すべき情報としては次のものが該当すること 1 解毒機能が未発達な乳児以下の者に関する情報 2 成人と薬物代謝が異なる場合の情報 ( 例えば 解毒 排泄機能が未発達であるために生ずる血中薬物濃度低下の遅延等 ) 一〇 [ 臨床検査結果に及ぼす影響 ] 医薬品を使用することによって 臨床検査値が見かけ上変動し しかも明らかに器質障害又は機能障害と結びつかない場合に記載すること ( 器質障害又は機能障害との関係が否定できない場合には 副作用 の項に記載すること ) 一一 [ 過量投与 ] ( 一 ) 過量投与の例があれば記載すること ( 二 ) 過量投与時 ( 自殺企図 誤用を含む ) に出現する中毒症状を記載し 適切な処置方法があれば併せて記載すること 一二 [ 適用上の注意 ] 投与経路 剤形 注射速度 投与部位 調製方法 薬剤交付時等に関し 必要な注意を適切な標題をつけて具体的に記載すること 一三 [ その他の注意 ] ( 一 ) 評価の確立していない文献 報告であっても重要な情報はこれを正確に要約して との報告がある と記載すること ( 二 ) 前記一 ~ 一二のいずれにも属さないが 必要な注意 ( 例えば 動物実験の毒性に関する記載必要事項等 ) はこの項に記載すること 第四データの取り扱い方一動物実験データ動物実験のデータは国内 国外の如何を問わず同等に扱うものとすること 障害の詳しい内容 投与量 投与期間 投与経路 投与回数等の投与方法及び動物種等が極めて重要な情報である場合には これらを ( ) 書きすることがあること 二類似化合物のデータ類似化合物の動物実験又は臨床成績を検討した結果 当該医薬品についても類似の重篤な副作用の危険性が考えられる場合には 類似化合物 ( ) の投与により と記載すること 類似化合物の代わりに薬効群又はその他のグループを表す名称を具体的に記載しても差し支えないこと なお ( ) には代表的な医薬品名を記載すること 三疫学的調査データ疫学的調査データがある場合には との疫学的調査報告がある と記載し具体的な調査手法も記載すること 四外国の報告外国文献のみに報告されている副作用は 人種差や我が国とは違った使用方法等の要因がある場合を除き 原則として国内のデータと同一の表現により記載すること 別表 1 高齢者への投与 記載表現

臨床試験等のデータ 薬物動態データ 使用経験 データ 臨床試験等において高齢者に投与した場合の問題が認められた場合 1 腎排泄性の薬剤で 腎機能の低下により高い血中濃度が持続する恐れがある場合 2 肝代謝性の薬剤で 肝機能の低下により高い血中濃度が持続する恐れがある場合 3 血漿蛋白結合性の強い薬剤で 遊離薬剤の血中濃度が高くなる恐れがある場合 4 高齢者での薬物動態データがあり 問題が認められた場合 1 一般に高齢者で反応性が低下又は感受性が増大することの知られている薬理作用を有している場合 2 一般に高齢者にみられる各種生理機能 ( 腎機能 肝機能 造血機能 呼吸機能 心機能 精神機能 免疫機能等 ) の低下により 特に高齢者に発現しやすいと思われる副作用がある場合 3 類薬で高齢者に投与した場合の問題が知られており 当該医薬品についても同様な問題があると思われる場合 問題 ( 例 : 臨床試験 ) において高齢者に 等の副作用の発現率が高い傾向が認められているので 高齢者を対象とした ( 例 : 臨床試験 ) において 等の副作用の発現率高い傾向が認められているので 本剤は 主として腎臓から排泄される ( 薬物動態 の項参照 ) が 高齢者では腎機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続する恐れがあるので 本剤は 主として肝臓で代謝される ( 薬物動態 の項参照 ) が 高齢者では肝機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続する恐れがあるので 本剤は 血漿アルブミンとの結合性が強い ( 薬物動態 の項参照 ) が 高齢者では血漿アルブミンが減少していることが多いため 遊離の薬物の血中濃度が高くなる恐れがあるので 高齢者での薬物動態試験で ( 例 : 血中濃度が高い傾向 高い血中濃度が持続する傾向等 ) が認められているので 高齢者では 作用 ( 例 : 抗コリン作用 ) による が強く現れやすいので 高齢者では ( 生理機能 腎機能 肝機能 造血機能 呼吸機能 心機能 精神機能 免疫機能等 が低下していることが多く ) ( 等 ) が現れやすい ) ので ( 注 ) ( ) 内の記載は問題点の理解に有用と考えられる場合に記載する 高齢者では 一般に による が知られているので 高齢者では が現れやすいので 慎重投与 用量調節 検査 措置 1 注意すること 2 慎重に投与すること 3 患者の状態を観察しながら 慎重に投与すること 4 用量に注意して +1~3 5 用量並びに投与間隔に留意するなど +1~3 6 少量 ( 低用量 ) から投与を開始するなど +1~3 7 少量 ( 低用量 ) から投与を開始するとともに 投与間隔を延長するなど +1~3 8(4~7)+ 定期的 ( 頻回 ) に 検査を行い +1~3 9(4~7)+ 定期的 ( 頻回 ) に血中濃度モニタリングを行い +1~3 禁 10 投与しないことが望ましい

忌 11 投与しないこと 別表 2 妊婦 産婦 授乳婦への投与に関する表現方法 A( データ ) B( 理由 ) 1 本剤によると思われるヒトの奇形の症 1 催奇形成を疑う症例報告があるので 例報告がある場合 2 奇形児を調査したところ 母親が妊娠中に本剤を投与された症例が対照群と比較して有意に多いとの報告がある場合 3 妊娠中に本剤を投与された母親を調査したところ 奇形児出産例が対照群に比較して有意に多いとの報告がある場合 4 妊娠中に本剤を投与された母親から生まれた新生児に奇形以外の異常が認められたとする報告がある場合 5 母体には障害はないが胎児に影響を及ぼすとの報告がある場合 6 妊婦への投与は非妊婦への投与と異なった危険性がある場合 7 妊娠中に使用した経験がないか又は不十分である場合 8 薬物がヒトの乳汁に移行し 乳児に対し有害作用を起こすとのデータがある場合 9 動物実験で乳汁中に移行するとのデータがある場合 10 動物実験で催奇形成作用が認められている場合 11 動物実験で催奇形成以外の胎児 ( 新生児 ) に対する有害作用が認められている場合 2 奇形児を出産した母親の中に本剤を妊娠中に投与された例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告があるので 3 本剤を妊娠中に投与された患者の中に奇形児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告があるので 4 新生児に を起こすことがあるので 5 胎児に を起こすことがあるので 6 を起こすことがあるので 7 妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので 8 ヒト母乳中へ移行する ( 移行し を起す ) ことがあるので 9 動物実験で乳汁中に移行することが報告されているので 10 動物実験で催奇形成作用が報告されているので 11 動物実験で胎児毒性 ( 胎児吸収 ) が報告されているので