間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

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内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の



平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

住宅リフォームの減税制度の概要 リフォームの減税制度 一定の要件を満たすリフォームを行った場合に受けられる減税制度は 5 種類あります 各制度の概要と主な要件は以下の通りです 詳細は本編をご覧ください 減税制度の種類 1. 所得税の控除 1 投資型減税 2 ローン型減税 3 住宅ローン減税 2. 固


住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

長寿命住宅(200年住宅)税制の創設 (登録免許税・不動産取得税・固定資産税)

新しい住宅ローン減税・投資型減税のしくみ(上)

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

Taro-町耐震改修助成要綱 j

給水管 給湯管又は排水管の維持管理又は更新の容易性を高める工事 木造 鉄骨 RC イ 給水管又は給湯管を維持管理上有効な位置に取り替える工事 ロ 排水管を維持管理上又は更新上有効なもの及び位置に取り替える工事 ハ 給水管 給湯管又は排水管の主要接合部等を点検し又は排水管を清掃するための開 口を床 壁

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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工事証明交付手数料 改修種別工事要件現地調査 省エネリフォーム バリアフリーリフォーム 1 住戸あたりの手数料 ( 税抜き ) 特記事項 21,000 円証明に係る書類審査 証明書発行と送付窓改修工事のみ要 38,000 円 ( 基本 ) 証明に係る現地での検査と書類審査 証明要 ( 他検査同時 )

第2 質疑応答

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以下本人の給与収入速報 平成 29 年度税制改正解説所得課税 ~ 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し 2 配偶者の給与収入が 万円超 15 万円以下の場合の改正案の控除額及び改正前後の影響について 配偶者特別控除 配偶者の給与収入 万円超 15 万円 15 万円以上 11 万円 11 万円以上 1

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

やさしい税金教室

住宅ローン利用ありの場合に適用します 住宅ローン控除は 住宅ローンなどを利用して住宅を購入したり 新築または増改築工事をしたりしたときに一定の条件を満たせば 入居した年から 10 年間にわたり所得税から控除を受けることができる制度です また 所得税で控除しきれなかった分は住民税から 万円

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

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2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

1 も と しく りたい の リフォームの の の み わせ 1 リフォームの の 2 の み わせ 住宅 行 要件 満 場合 税 優遇 受 優遇 受 税 種類 次 の ~ 覧 所得税 月 日 月 日 年間 生 個人 所得 課税 税金 ( 国税 ) 要件 満 行 場合 所得税額 控除 受 住宅 所得

住宅借入金等特別控除の入力編

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

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4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

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平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編 不動産取得税の特例措編

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

所得税確定申告セミナー


税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

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国住政第 4 号国住生第 2 2 号国住指第 3 0 号平成 29 年 4 月 7 日 各都道府県建築主務部長 各政令指定都市建築主務部長 殿 殿 国土交通省住宅局住宅企画官 住宅生産課長 建築指導課長 租税特別措置法第 41 条の 19 の 2 第 1 項の規定に基づく地方公共団体の長の国土交通大

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左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

2 住宅の取得等に係る税額控除の判定表住宅の新築や購入をされた方は 1 を 住宅の増改築等をされた方は 2 をご覧いただき 対象となる税額控除 をご確認ください なお 複数の税額控除から1つを選択できる場合がありますが いずれの税額控除が有利となるかは 毎年の所得金額や借入金等の年末残高などによって

平成 30 年分給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( マル扶 ) の手引き 平成 29 年末に記載する際は 平成 30 年 1 月 1 日時点の情報を書きましょう 平成 30 年の年末調整にて再度記入する際は 平成 30 年 12 月 31 日時点の情報に書き換えます X A 9/19

東日本大震災により被害を受けた方の入力編

(4) 給与所得者の( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除申告書 の記入について 下表および次頁の記入例を参照のうえ ご記入ください 項目 ESS/EXselfを利用できる方 ESS/EXselfを利用できない方 A 給与の支払元会社名をご記入ください B 給与の支払元会社の所在地をご記入くださ

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

MR通信H22年1月号

投資型減得税E 長期優良住宅化 ローン型減J 住宅ローン減税 固定資産税制の組み合わせ 所得税投資型減税ローン型減税 J A B C D E F G H I 住宅長期優良長期優良ローン耐震バリアフリー省エネ同居対応住宅化バリアフリー省エネ同居対応住宅化減税 A 耐震 Bバリアフリー C 省エネ 税D


平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

平成21年4月 源泉所得税改正のあらまし

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必要な書類 市町村 住民票の写し 原本 居住開始年月日を記載するため 法務局 原本 登記簿に記載した内容を確認するため 請負契約書 写 売買契約書 写 ⑨ 家屋 土地等の取得価額を記載するため 住宅取得資金に係る 借入金の年末残高等証明書 原本 二面 一面⑨から転記,,, 借入金残高の確認 家屋の取

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1 リフォームの減税制度所得税の控除 ( 投資型減税 ) 3. 所得税の控除 ⑴ 投資型減税リフォームのための借入金の有無にかかわらずご利用できます マンション共用部分の改修工事を行う場合は 全体工事費用のうち申請者が負担した費用の額も控除対象となります A. 耐震リフォームの投資型減税 耐震改修促

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N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

事務連絡 平成 31 年 2 月 28 日 ( 一社 ) 住宅リフォーム推進協議会ご担当者様 国土交通省住宅局住宅政策課 住宅企画官付 住宅生産課 建築指導課 税制特例に係る証明書における建築士等の個人の住所欄の削除について 平素より住宅行政の推進にご協力をいただき 誠に有難うございます 先般 パブ

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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平成19年度分から

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

あなたと生計を一にする配偶者やその他の親族が受け取る公的年金等から引き落とされている国民健康保険 料 後期高齢者医療保険料 介護保険料はあなたの控除の対象とはなりませんので御注意ください 5 生命保険料控除 地震保険料控除 について それぞれ該当する欄に昨年中に支払った金額を記入し 以下の計算方法に

個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

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税幅を 1% ずつ小刻みに引き上げるべきであるといった意見も浮上しており 予定通り引上げが実施されるかは 不透明な状況です Q 消費税増税で住宅取得時の税負担は どのくらい増加しますか A そもそも住宅購入にかかる消費税は 土地にはかからず新築物件なら建物部分のみです 仮に図表 1の モデル のよう

申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

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この所得税の税額表等は 平成 28 年 11 月 1 日現在の法令等に基づいて作成しています

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_登録免許税の特例措置編

フォームの減税制フォームの減税制度 解説 税制の組み合わせ/ 解説 減税制度利用の流れ減税制度1の控除 20 リリ減税制度 1 制度の併用例減税制度のには 耐震 バリアフリー 省エネ 同居対併用例最大応 長期優良住宅化等のリフォームがあります それぞれ適用要件を満の控除たす改修工事を行った場合 の控


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1. 概要 所得税 贈与税 1 ー 1. 増改築等の減税制度 増改築等のリフォームを対象とした税の優遇措置 増改築等のリフォームを対象とした税の優遇措置には 次の制度があります ❶ 所得税額の控除増改築等のリフォームを対象とした所得税額の控除には 住宅ローン控除制度 があります ❷ 贈与税の非課税措

平成19年度市民税のしおり

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Ⅰ リフォームの減税制度所得税の控除 ( 投資型減税 ) 3. 所得税の控除 ⑴ 投資型減税リフォームのためのローンの借入れの有無にかかわらずご利用できます マンション共用部分の改修工事を行う場合は 全体工事費用のうち申請者が負担した費用の額も控除対象となります A. 耐震リフォームの投資型減税 耐

平成12年11月18日

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

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住宅を改修した場合の所得税額控除制度 N 国民の生活基盤を災害から守り 災害に強い国作りを推進する観点から創設された制度です 建築基準法の現行の耐震基準 ( 昭和 56 年 6 月 1 日施行 ) を満たさない既存住宅について 現行の耐震基準を満たすように改修工事を行った場合に その改修工事費用のうち一定額を 工事を行った年分の所得税額から控除できます 住宅耐震改修に要した費用の額 ( 平成 23 年 6 月 30 日以降に住宅耐震改修に係る契約を締結している場合は補助金等の額を除きます ) とその耐震改修に係る標準的な工事費用相当額 (70ページ 一口メモ 参照 ) のいずれか少ない金額の10%(20 万円が上限 ) なお 平成 26 年 4 月 平成 33 年 12 月については 消費税等の税率が8% または10% である場合 次の表の通りとなります 26 33 12 250 10 25 ( 注 ) 耐震改修工事に要した費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% または 10% である場合の金額であり それ以外の場合における耐震改修工事限度額は 200 万円 控除限度額は 20 万円となります 1 平成 18 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日までの間に 2 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された家屋で一定のものを 3 建築基準法に基づく現行の耐震基準 ( 昭和 56 年 6 月 1 日施行 ) に適合させるための耐震改修工事を行った場合 上記のほか 平成 23 年 6 月 29 日以前に住宅耐震改修に係る契約を締結している場合は 住宅耐震のための一定の事業を定めた区域内の家屋であることが必要です ( 注 ) この制度の適用を受けるためには 確定申告書に明細書 補助金等の額を明らかにする書類 ( 平成 23 年 6 月 30 日以後に改修工事に係る契約を締結している場合 ) 改修工事費用の額を記載した書類等を添付して 税務署に申告しなければなりません N 長寿化社会における住宅のバリアフリー化を支援するために創設された制度です この制度は 一定の居住者が自己の居住の用に供する家屋について一定のバリアフリー改修工事を含む増改築等 ( 以下 バリアフリー改修工事等 といいます ) を行って その増改築した部分を平成 19 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日までの 67

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間 2 控除額次のイとロの合計額イ バリアフリー改修工事費にかかる借入金残高 (250 万円を限度 ) 2% ロ 上記イ以外の工事費にかかる借入金残高 1% なお 平成 26 年 4 月 平成 33 年 12 月については 消費税等の税率が8% または10% である場合 次表の通り ( これ以外は特定増改築等限度額 200 万円 ) となります 26 33 12 250 2 0 62 5 750 1 0 7 5 ( 注 ) 特定増改築等 とは 省エネ改修工事及びバリアフリー改修工事をいいます 1 イ. 年齢 50 歳以上の者ロ. 介護保険法の要介護または要支援の認定を受けている者ハ. 障害者である者ニ. 前記ロまたはハに該当する親族や年齢 65 歳以上の親族と同居している者のいずれかに該当する者が これらの者の居住する家屋について 2 償還期間 5 年以上の借入金により 3 次のいずれかの工事で その工事費用 ( 補助金等をあてる部分を除く ) の合計額が30 万円 ( 平成 26 年 4 月 1 日以降に居住の用に供する場合は 50 万円 ) を超えるものを行い 4 その家屋を平成 19 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 5 その他 53ページの増改築にかかる住宅ローン控除制度の要件を満たしている場合 ( 注 ) この制度の適用を受けるためには 住宅の品質確保の促進等に関する法津に基づく登録住宅性能評価機関 建築基準法に基づく指定確認検査機関または建築士法に基づく建築士事務所に所属する建築士が発行をするバリアフリー改修工事等の証明書が必要です N 自己が居住する住宅について 借入金で一定の省エネ改修工事を含む増改築を行った場合に 一定の要件の下でその省エネ改修工事にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築にかかる住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間 2 控除額下記のイとロの合計額イ 特定断熱改修工事等に要した費用にかかる借入金残高 (250 万円を限度 ) 2% ロ 上記イ以外の工事費用にかかる借入金残高 1% なお 平成 26 年 4 月 平成 33 年 12 月については 消費税等の税率が8% または10% である場 68

合 68 ページの表の通りとなります ( 注 ) 改修部位の省エネ性能が平成 11 年基準 ( 次世代省エネ基準と言われているものです ) 以上となるなどの要件を満たす必要があります なお 改修後の住宅全体の省エネ性能が平成 11 年基準相当以上に上がることと認められる工事を 特定断熱改修工事等 といいます なお 改修後の住宅全体の省エネ性能が改修前から一段階相当以上上がると認められる工事内容であること の要件緩和措置は 平成 27 年 12 月 31 日をもって廃止されました 1 居住者が 自己の居住する家屋について 2 償還期間 5 年以上の借入金により 3 次の工事で合計額が30 万円 ( 平成 26 年 4 月 1 日以降に居住の用に供する場合は 50 万円 ) を超えるもの ( 補助金等の額は除く ) すべての居室のすべての窓の断熱改修工事または住宅全体の省エネ性能 ( 断熱等級 4など ) を改修により確保した場合この工事と合わせてイ床の断熱工事ロ天井の断熱工事ハ壁の断熱工事を行い 4 その増改築した部分を平成 20 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 5 その他現行の増改築に係る住宅ローン控除の要件を満たしている場合 ( 注 ) この制度の適用を受けるためには 住宅品質確保の促進に関する法律に基づく登録住宅性能評価機関 建築基準法に基づく指定確認検査機関または建築士法に基づく建築士事務所に所属する建築士が発行する省エネ改修工事等の証明書を添付して申告する必要があります N 平成 21 年度の税制改正により 既存住宅につい て一定のバリアフリー改修工事や一定の省エネ改修工事を行った場合に 工事が完了して居住の用に供した年分の所得税額から一定額 ( ただし上限は20 万円 ) を控除できる制度が創設されました なお 同一年中に省エネ改修及びバリアフリー改修の両方の工事をして居住の用に供した場合の各税額控除の合計額に対する限度額は20 万円 ( 太陽光発電装置を設置する場合には30 万円 ) でしたが 特定の改修工事をした家屋を平成 26 年 4 月 1 日以降に居住の用に供した場合には 当該限度額がなくなり 省エネ改修及びバリアフリー改修のそれぞれの限度額を控除できます なお これらの制度は53ページから57ページの 住宅借入金等特別控除 前述の 借入金によりバリアフリー改修工事を行った場合の特例 借入金により省エネ改修工事を行った場合の特例 とは選択適用になります そのバリアフリー改修工事の額と当該バリアフリー改修工事にかかる標準的な工事費用相当額 (70ページ 一口メモ 参照) のいずれか少ない金額 ( ただし200 万円 ( 平成 26 年 4 月 平成 33 年 12 月は 消費税等の増税があった場合 ) が上限 ) の10% 相当額 具体的には下表の通りです 26 33 12 200 10 20 ( 注 ) 平成 26 年 4 月から平成 33 年 12 月までについては バリアフリー改修工事に要した費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% または 10% である場合の金額です それ以外の場合 標準的な費用の額の限度額は 150 万円です その年の前年以前 3 年以内にバリアフリー改修工事を行い 本税額控除の適用を受けている場合には適用されません 1 イ. 年齢 50 歳以上の者ロ. 介護保険法の要介護または要支援の認定を受けている者ハ. 障害者である者ニ. 前記ロまたはハに該当す 69

る親族や年齢 65 歳以上の親族と同居している者のいずれかに該当する者が これらの者の居住の用に供する家屋について 2 次のいずれかの工事で その工事費用 ( 補助金等をあてる部分を除く ) の合計額が30 万円 ( 平成 26 年 4 月 1 日以降に居住の用に供する場合は 50 万円 ) を超えるものを行い 3 その家屋を平成 21 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 4 その他一定の要件を満たしている場合 その省エネ改修工事 ( 省エネ改修工事と共に設置する太陽光発電装置の設置費用を含む ) の額と当該改修工事に係る標準的な工事費用相当額 ( 下記の 一口メモ をご参照ください ) のいずれか少ない金額 ( ただし250 万円 太陽光発電装置を設置する場合は350 万円が上限となります ) の10% 相当額具体的には次表の通りとなります 26 33 12 250 350 10 25 35 ( 注 1) カッコ内の金額は 省エネ改修工事と併せて太陽光発電装置を設置する場合の改修工事限度額及び控除限度額です ( 注 2) 平成 26 年 4 月から平成 33 年 12 月までの欄の金額は 省エネ改修工事に要した費用の額に含まれる消費税額等の税率が8% または10% である場合の金額であり それ以外の場合における改修工事限度額は200 万円 ( 太陽光発電設備設置工事が含まれる場合は300 万円 ) となります 1 居住者が 自己の居住する家屋について 2 次の工事 ( イ ハについては改修部位の省エネ性能が次世代省エネ基準といわれている平成 11 年基準以上となるもの ) で工事費用 ( 補助金等をあてる部分を除く ) が30 万円 ( 平成 26 年 4 月 1 日以降に居住の用に供する場合は 50 万円 ) を超えるものを行い すべての居室のすべての窓の断熱改修工事または住宅全体の省エネ性能 ( 断熱等級 4など ) を改修により確保した場合この工事と合わせて行うイ床の断熱工事ロ天井の断熱工事ハ壁の断熱工事ニ太陽光発電装置設置工事 3 その家屋を平成 21 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 4 その他一定の要件を満たしている場合 ( 注 ) 前記 および の制度の適用を受けるためには 住宅品質確保の促進に関する法律に基づく登録住宅性能評価機関 建築基準法に基づく指定確認検査機関または建築士法に基づく建築士事務所に所属する 建築士が発行する該当する工事の証明書を添付して申告する必要があります 70

N 個人が 平成 28 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日までの間に自己の居住の用に供する家屋について一定の同居改修工事 を行った場合 当該工事に係る標準的な工事費用相当額 ( 上限 250 万円 ) の10% がその年分の所得税額から控除されます なお 耐震改修工事 省エネ改修工事及びバリアフリー改修工事を併せて行った場合 上限は950 万円 ( 太陽光発電設備設置工事を併せて行った場合は1,050 万円 ) です 個人が 平成 28 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日までの間に償還期間 5 年以上の住宅ローンを借りて 自己の居住の用に供する家屋について一定の同居改修工事 を含む増改築等工事を行った場合 所得税額の控除を受けることができます ( ア ) 同居改修工事に係る借入金 : 年末残高の2 % を5 年間税額控除 ( 上限 250 万円まで ) ( イ ) ( ア ) 以外の増改築等に係る借入金 : 年末残高の1% を5 年間税額控除 ( ただし 控除対象となる ( ア ) 及び ( イ ) における借入金額の上限は合計 1,000 万円 ) ( 注 ) 投資型ローン型減税はいずれか選択制となります 一定の同居改修工事 : 以下 1~4のいずれかに該当する工事で 補助金等 * の額を引いた後の額 ( 投資型減税の場合は 標準的な工事費用相当額 ) が50 万円を超えるものです ただし 改修後 その者の居住の用に供する部分に 調理室 浴室 便所又は玄関のうち いずれか二以上の室がそれぞれ複数ある場合に限ります なお 標準的な工事費用相当額とは 以下の表を同居改修工事の項目に応じ 箇所当たりの金額に工事箇所数を乗じたものの合計額です 同居改修工事 箇所当たり の金額 1 調理室を増設する工事 ( 改修後の住宅にミニキッチ イ) ミニキッチンを設置する工事以外の工事 1,649,200 円 ン以外の調理室がロ) ミニキッチンをある場合に限る ) 設置する工事 434,700 円 2 浴室を増設する 工事 ( 改修後の住宅に浴槽を有する イ) 給湯設備の設置 取替を伴う浴 1,406,000 円 浴室がある場合に限る ) 槽の設置工事 ロ) 給湯設備の設置 取替を伴わな 837,800 円 い浴槽の設置工事 ハ) 浴槽がないシャ 589,300 円 ワー専用の工事 3 便所を増設する工事 532,100 円 4 玄関を増設する イ ) 地上階 655,300 円 工事 ロ) 地上階以外 1,244,500 円 ( 出典 : 国土交通省資料 ) * 補助金等 とは 1 4のいずれかの同居改修工事を含む住宅の増改築等工事の費用に関し国又は地方公共団体から交付される補助金又は給付金その他これに準ずるものをいいます 1 その者が主として居住の用に供する家屋であること 2 住宅の引渡し又は工事完了から 6 ヶ月以内に居住の用に供すること 3 床面積が 50 m2以上あること 4 店舗等併用住宅の場合は 床面積の 1/2 以上が居住用であること 5 合計所得金額が 3,000 万円以下であること 確定申告の際 以下の書類又はその写しを税務署に提出してください 1 明細書 2 登記事項証明書等 ( 床面積が50m2以上であることを明らかにする書類 ) 3 増改築等工事証明書等 増改築等工事証明書は 1 登録された建築士事務所に属する建築士 2 指定確認検査機関 3 登録住宅性能評価機関 4 住宅瑕疵担保責任保険法人のいずれかに発行を依頼してください 71