今後の雇用均等行政について

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4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5

育児のための両立支援制度 制度の概要 ( イメージ ) 出生 1 歳 1 歳 6か月 3 歳就学 パパ ママ育休プラス 1 歳 6 か月延長 ( 子の年齢 ) ⑴ 育児休業 Ⅰ Ⅱ 努力義務 ⑵ 短時間勤務制度 ⑶ 所定外労働の免除 努力義務 努力義務 ⑷ 子の看護休暇 ⑸ 法定時間外労働の制限 ⑹

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

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ただし 平成 22 年 6 月 30 日時点で 常時 100 人以下の労働者を雇用する事業主については 公布日から3 年後に当たる平成 24 年 6 月 30 日 ( 予定 ) までの間 < 短時間勤務制度の義務化 >< 所定外労働の免除の義務化 >< 介護休暇 >について 改正規定の適用が猶予され

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仕事と家庭の両立支援宣言 子育て応援宣言 仕事と家庭の両立支援宣言 職場風土改革促進事業実施事業主 として 21 世紀職業財団より 指定を受けました * 職場風土改革促進事業 の 2 年目取り組みについて * 財団法人小倉地区医療協会三萩野病院 理事長安部 隆二 当院は 平成 22 年 6 月から財

H29.10・育児休業や介護休業をすることができる有期契約労働者について


4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

H28.10・育児休業や介護休業をすることができる有期契約労働者について

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条


ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

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育児休業をすることができる有期契約労働者の範囲 申出の時点で 次の12の両方を満たす方です 同一の事業主に引き続き 1 年以上雇用されていること 子が1 歳 6か月に達する日までに 労働契約 ( 更新される場合には 更新後の契約 ) の期間が満了することが明らかでないこと ご注意 :1 歳以降の育児

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

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育児休業制度の概要

目 次 Ⅰ 子育てのサポート 1 妊娠前 妊娠中のサポート 1 生理休暇 2 不妊治療の受診 3 妊娠障害 ( つわり ) 休暇 4 健康診査及び保健指導に係る休暇 5 危険有害業務の就業制限 6 深夜勤務及び時間外勤務の制限 7 通勤緩和措置 8 職員の休息等 2 出産前後のサポート 1 産前 産

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第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

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育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

題名

3 育児 介護 112

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参考資料1

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

完 資料3 育児休業給付について

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育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は 従業員の育児 介護休業 子の看護休暇 介護休暇 育児のための所定外労働の免除 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短時間勤務等に関する取扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2

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社団法人今治地方国立公園協会

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

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社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

第2号議案 平成12年度事業計画と収支予算について

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

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別紙 1 妊娠 出産 育児休業 介護休業等に関するハラスメントとなり得る具体的言動例 1. 制度等の利用への嫌がらせ型 教職員が産休や育児業 介護休業等の制度の利用を請求したり 制度を利用したことに関して 上 司が解雇等の不利益な取扱いを示唆したり 上司 同僚が 繰り返し又は継続的に嫌がらせ等を行い

東北大学における出産・育児支援制度

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目 次 第 1 章目的 第 1 条 目的 第 2 章育児休業制度 第 2 条 育児休業の対象者 第 3 条 育児休業の申出の手続等 第 4 条 育児休業の申出の撤回等 第 5 条 育児休業の回数 第 6 条 育児休業の期間等 第 3 章介護休業 第 7 条 介護休業の対象者 第 8 条 介護休業の申

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 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         

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管理職に占める女性の割合 管理職に占める女性の割合は長期的には上昇傾向にあるが 国際的に見ると依然その水準は低い (%) 役職別管理職に占める女性割合の推移 ( 企業規模 100 人以上 ) 15.4 管理的職業従事者に占める女性割合の国際比較 (%)

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女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

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2016 年度の主な活動実績 2WAY マネジメント 2WAY コミュニケーションをより充実させ 効果的な面談を実施するための運用について 2016 年度も継続して 労使間で協議を重ねま した また One NEC Survey( 従業員意識調査 ) の結果もふまえ 各職場でのマネジメント向上施策を

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100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 37.4% 37.7% 39.3% 18.3% 16.3% 13.0% 仕事と家庭の両立をめぐる現状 1 女性の出産後の継続就業は依然として困難 第 1 子出生年別にみた 第 1 子出産前後の妻の就業変化 3.1% 3.4% 3.8% 4.2% 5.2% 35.5% 34.6% 32.8% 28.5% 24.1% 40.6% 43.9% 11.9% 9.7% 5.7% 8.1% 11.2% 14.8% 17.1% 1985-89 1990-94 1995-99 2000-04 2005-09 子どもの出生年 就業継続 ' 育休利用 ( 就業継続 ' 育休なし ( 出産退職 妊娠前から無職 その他 不詳 ( 資料 ) 国立社会保障 人口問題研究所 第 14 回出生動向基本調査 ( 夫婦調査 ) 目標値 ( 日本再生戦略 ) 第 1 子出産前後の女性の継続就業率 38%( 平成 22 年 ) 50%( 平成 27 年 ) 55%( 平成 32 年 ) 出産前有職 70.7 (100)% 出産後継続就業率 26.8(38.0)% 妊娠 出産前後に退職した理由 ' これまでの退職経験 として 妊娠 出産前後に退職していた女性正社員 ( 子を持つ前と仕事の内容や特にない責任等が変わってしまい やりがいを感じられなくなった ' なりそうだった ( 1.5% 2.6% その他 解雇された 退職勧奨された 仕事を続けたかったが 仕事と育児の両立の難しさでやめた 9.0% 26.1% 9.8% 両立が難しかった具体的理由 1 勤務時間があいそうもなかった 4.7% 7.2% 39.0% 家事 育児に専念するため自発的にやめた 夫の勤務地や夫の転勤の問題で仕事を続けるのが難しかった '65.4%( 2 職場に両立を支援する雰囲気がなかった 3 自分の体力がもたなそうだった 4 育児休業を取れそうもなかった '45.7%( '25.0%( 結婚 出産 育児を機に辞めたが 理由は結婚 出産等に直接関係ない '49.5%( 出典 : 三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング 両立支援に係る諸問題に関する総合的調査研究 ' 平成 20 年 (

仕事と家庭の両立をめぐる現状 2 育児休業を利用したい男性は 3 割を超える 目標値 ' ニッセイ基礎研究所 今後の仕事と家庭の両立支援に関する調査 ' 平成 20 年 (( 男性の育児休業取得 育児への関わりは低調 平成 11 年度 '1999( 平成 14 年度 '2002( 平成 16 年度 '2004( 平成 17 年度 '2005( 平成 19 年度 '2007( 平成 20 年度 '2008( 平成 21 年度 '2009( 平成 22 年度 '2010( 平成 23 年度 '2011( 育児休業取得率 = 0.42 0.33 0.56 0.50 1.56 1.23 1.72 1.38 [2.63] 育児休業取得率の推移 [1.34] 男性の育児休業取得率 ( 日本再生戦略 ) 出典 : 厚生労働省 雇用均等基本調査 2.63%( 平成 23 年 ) 8%( 平成 27 年 ) 13%( 平成 32 年 ) 6 歳未満の子どもをもつ男性の育児 家事関連時間 ( 子ども 子育てビジョン ) 56.4 64.0 70.6 72.3 85.6 83.7 89.7 90.6 [87.8] 0 20 40 60 80 100 [84.3] 1 日あたり 67 分 ( 平成 23 年 ) 1 日あたり 2 時間 30 分 ( 平成 29 年 ) 女性 男性 出産者のうち 調査時点までに育児休業を開始した者 ' 開始予定の申出をしている者を含む ( の数 調査前年度 1 年間 ' ( の出産者 ' 男性の場合は配偶者が出産した者 ( の数 ' ( 平成 23 年度調査においては 平成 21 年 10 月 1 日から平成 22 年 9 月 30 日までの 1 年間 注 ( 平成 22 年度及び平成 23 年度の [ ] 内の比率は 岩手県 宮城県及び福島県を除く全国の結果 夫の家事 育児時間が長いほど 第 2 子以降の出生割合が高い 子どもがいる夫婦の夫の休日の家事 育児時間別にみたこの 8 年間の第 2 子以降の出生の状況 総数 家事 育児時間なし 2 時間未満 2 時間以上 4 時間未満 4 時間以上 6 時間未満 6 時間以上 9.9 25.8 47.4 48.1 55.3 67.4 90.1 74.2 52.6 51.9 44.7 32.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 注 :1) 集計対象は 1 または 2 に該当し かつ 3 に該当する同居夫婦である ただし 妻の 出生前データ が得られていない夫婦は除く 1 第 1 回調査から第 9 回調査まで双方から回答を得られている夫婦 2 第 1 回調査時に独身で第 8 回調査までの間に結婚し 結婚後第 9 回調査まで双方から回答を得られている夫婦 3 出生前調査時に子ども 1 人以上ありの夫婦 2) 家事 育児時間は 出生あり は出生前調査時の 出生なし は第 8 回調査時の状況である 3)8 年間で 2 人以上出生ありの場合は 末子について計上している 4) 総数には 家事 育児時間不詳を含む 出典 : 厚生労働省 第 9 回 21 世紀成年者縦断調査 '2011(

仕事と家庭の両立支援対策の概要 法律に基づく両立支援制度の整備 妊娠中 出産後の母性保護 母性健康管理 ' 労働基準法 男女雇用機会均等法 ( 産前産後休業 ' 産前 6 週 産後 8 週 ( 軽易な業務への転換 時間外労働 深夜業の制限 医師の指導等に基づき 通勤緩和 休憩 休業等の措置を事業主に義務づけ 妊娠 出産を理由とする解雇の禁止等 育児休業等両立支援制度の整備 ' 育児 介護休業法 ( 子が満 1 歳 ' 両親ともに育児休業を取得した場合 1 歳 2 ヶ月 = パパ ママ育休プラス ( まで ' 保育所に入所できない場合等は最大 1 歳半まで ( の育児休業 子が 3 歳に達するまでの短時間勤務制度 所定外労働の免除 育児休業を取得したこと等を理由とする解雇その他の不利益取扱いの禁止等 平成 21 年 7 月 1 日公布の改正法により拡充 ' 施行日 : 原則として平成 22 年 6 月 30 日 ただし 一部の規定は 常時 100 人以下の労働者を雇用する事業主については 平成 24 年 7 月 1 日 ( 両立支援制度を利用しやすい職場環境づくり 次世代法に基づく事業主の取組推進 仕事と家庭を両立しやすい環境の整備等に関する行動計画の策定 届出 公表 従業員への周知 '101 人以上は義務 100 人以下は努力義務 ( 一定の基準を満たした企業を認定 ' くるみんマーク ( 認定企業に対する税制上の措置 助成金を通じた事業主への支援 短時間勤務制度の導入など 両立支援に取り組む事業主へ各種助成金を支給 表彰等による事業主の意識醸成 仕事と家庭のバランスに配慮した柔軟な働き方ができる企業を表彰 ' 均等 両立推進企業表彰 ( 両立支援総合サイト 両立支援のひろば による情報提供 両立支援の取組をより効果的に推進するためのベストプラクティス集の普及 その他 長時間労働の抑制 年次有給休暇の取得促進等全体のワーク ライフ バランスの推進 男性の育児休業取得促進等男性の子育てへの関わりの促進 ' イクメンプロジェクト ( 保育所待機児童の解消 放課後児童クラブの充実 ファミリー サポート センター事業 子育て女性等の再就職支援 ' マザーズハローワーク事業 ( 希望する方すべてが子育て等をしながら安心して働くことができる社会の実現 女性の継続就業率 38%( 平成 22 年 ) 50%( 平成 27 年 ) 55%( 平成 32 年 ) 男性の育児休業取得率 2.63%( 平成 23 年 ) 8%( 平成 27 年 ) 13%( 平成 32 年 )

育児休業 介護休業制度 育児 介護休業法の概要 子が 1 歳 ' 一定の場合は 1 歳半 ( に達するまで ' 父母ともに育児休業を取得する場合は 子が 1 歳 2 ヶ月に達するまでの間の 1 年間 < パパ ママ育休プラス >( の育児休業の権利を保障 対象家族 1 人につき 常時介護を必要とする状態に至るごとに 1 回 通算して 93 日まで 介護休業の権利を保障 一定の条件を満たした期間雇用者も取得可能 短時間勤務等の措置 3 歳に達するまでの子を養育する労働者について 短時間勤務の措置 '1 日原則 6 時間 ( を義務づけ 常時介護を必要とする状態にある対象家族の介護を行う労働者に対し 次のいずれかの措置を事業主に義務づけ 1 短時間勤務制度 2 フレックスタイム制 3 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げ 4 介護費用の援助措置 時間外労働の制限 小学校就学前までの子を養育し 又は介護を行う労働者が請求した場合 1 か月 24 時間 1 年 150 時間を超える時間外労働を制限 所定外労働の免除 3 歳に達するまでの子を養育する労働者が請求した場合 所定外労働を免除 深夜業の制限 小学校就学前までの子を養育し 又は介護を行う労働者が請求した場合 深夜業を制限 子の看護休暇制度 小学校就学前までの子が 1 人であれば年 5 日 2 人以上であれば年 10 日を限度として看護休暇付与を義務づけ 介護休暇制度 要介護状態にある対象家族が 1 人であれば年 5 日 2 人以上であれば年 10 日を限度として介護休暇付与を義務づけ 転勤についての配慮 労働者を転勤させる場合の 育児又は介護の状況についての配慮義務 不利益取扱いの禁止 育児休業等を取得したこと等を理由とする解雇その他の不利益取扱いを禁止 下線部は 平成 21 年 6 月の法改正により改正された部分 改正法の施行日 : 原則として平成 22 年 6 月 30 日 ' ただし 一部の規定は 常時 100 人以下の労働者を雇用する事業主については平成 24 年 7 月 1 日 (

育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律の概要 尐子化対策の観点から 喫緊の課題となっている仕事と子育ての両立支援等を一層進めるため 男女ともに子育て等をしながら働き続けることができる雇用環境を整備する 1 子育て期間中の働き方の見直し 3 歳までの子を養育する労働者について 短時間勤務制度 '1 日 6 時間 ( を設けることを事業主の義務とし 労働者からの請求があったときの所定外労働の免除を制度化する 子の看護休暇制度を拡充する ' 小学校就学前の子が 1 人であれば年 5 日 ' 改正前と同じ ( 2 人以上であれば年 10 日 ( 2 父親も子育てができる働き方の実現 父母がともに育児休業を取得する場合 1 歳 2 か月 ' 改正前 1 歳 ( までの間に 1 年間育児休業を取得可能とする ' パパ ママ育休プラス ( 父親が出産後 8 週間以内に育児休業を取得した場合 再度 育児休業を取得可能とする 配偶者が専業主婦 ' 夫 ( であれば育児休業の取得不可とすることができる制度を廃止する 3 仕事と介護の両立支援 これらにあわせ 育児休業給付についても所要の改正 介護のための短期の休暇制度を創設 ' 要介護状態の対象家族が 1 人であれば年 5 日 2 人以上であれば年 10 日 ( 4 実効性の確保 苦情処理 紛争解決の援助及び調停の仕組みを創設 勧告に従わない場合の公表制度及び報告を求めた場合に報告をせず 又は虚偽の報告をした者に対する過料を創設 施行期日 平成 22 年 6 月 30 日 ' ただし 下線の規定は 常時 100 人以下の労働者を雇用する事業主については平成 24 年 7 月 1 日 ( 4 のうち 調停については平成 22 年 4 月 1 日 その他は平成 21 年 9 月 30 日

次世代法に基づく企業の行動計画策定 実施 ' 平成 17 年 4 月から 10 年間の時限立法 ( 行動計画の策定 101 人以上企業 義務 100 人以下企業 努力義務 届出 実施 各都道府県労働局に届出 計画の公表 従業員へ周知 目標達成に向けて計画実施 計画終了 目標達成 次期行動計画の策定 実施 認定の申請 厚生労働大臣による認定 一定の基準を満たす企業を認定 企業は商品等に認定マークを使用可 行動計画例 1 計画期間平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日まで 2 内容目標 1 計画期間内に育児休業の取得状況を次の水準にする男性 : 年に 人以上取得女性 : 取得率 % 以上対策平成 年 月管理職を対象とした研修の実施平成 年 月育児休業中の社員で希望する者を対象とする職場復帰のための講習会を年に 回実施 目標 2 ノー残業デーを月に 1 日設定する 対策平成 年 月部署ごとに検討グループを設置平成 年 月社内報などでキャンペーンを行う 目標 対策 届出状況 ' 平成 24 年 10 月末時点 ( 101 人以上企業の 96.8% 301 人以上企業の 97.0% 101~300 人以下企業の 96.7% 規模計届出企業数 69,723 社 認定状況 ' 平成 24 年 10 月末時点 ( 認定企業 1,377 社 次世代認定マーク くるみん 認定基準 行動計画の期間が 2 年以上 5 年以下であること 策定した行動計画を実施し それに定めた目標を達成したこと 3 歳から小学校に入学するまでの子を持つ労働者を対象とする 育児休業の制度または勤務時間短縮等の措置に準ずる措置 を講じていること 計画期間内に 男性の育児休業等取得者がおり かつ 女性の育児休業等取得率が 70% 以上だったこと など 認定企業に対する税制優遇制度 一定の期間 ' ( に取得 新築 増改築した建物等について 認定を受けた日を含む事業年度において 普通償却限度額の 32% の割増償却ができる 認定を受ける対象となった行動計画の開始日から認定を受けた日を含む事業年度終了の日までの期間 平成 23 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの期間内に始まるいずれかの事業年度において 次世代法の認定を受けた事業主が対象