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平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

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第三期 特定健康診査等実施計画 伊藤忠連合健康保険組合 平成 30 年 3 月

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-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

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ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

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死亡率 我が国における疾病構造 生活習慣病は死亡割合の約 6 割を占めている 我が国の疾病構造は感染症から生活習慣病へと変化 死因別死亡割合 ( 平成 24 年 ) 生活習

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

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Ⅰ 目標達成

3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

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はじめに

事象 :2 健診項目の中で特定健診必須項目に未受診の項目が存在する 返戻事由健診結果データ異常備考検査項目エラー返戻コード 03 特定健診で必須となっている健診項目に実施されていない項目が存在します 別表: 特定健診項目存在チェックシート を参考に健診結果を入力してください 事象 :3 生活機能評価

自動車運送事業者における 心臓疾患大血管疾患 対策ガイドライン 概要版 本ガイドラインのポイント 実践 業者が実施スクリーニング検査事医療機関が実施事業者が実施知識 健康起因事故の原因となる心臓疾患 大血管疾患 疾患の原因と予防 ( 参考 ) 関係法令について 心臓疾患 大血管疾患の早期発見と発症予

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カテゴリー別人数 ( リスク : 体格 肥満 に該当 血圧 血糖において特定保健指導及びハイリスク追跡非該当 ) 健康課題保有者 ( 軽度リスク者 :H6 国保受診者中特定保健指導外 ) 結果 8190 リスク重なりなし BMI5 以上 ( 肥満 ) 腹囲判定値以上者( 血圧 (130 ) HbA1

小松市医師会 糖尿病連携推進協議会 の取り組み 小松市医師会糖尿病連携推進協議会湯淺豊司

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

まず 内部精度管理については 健診機関で 検体の採取 輸送 保存 測定 検査結果の管理 安全 管理者の配置などについて常に管理して 検査値の精度を保証することが必要とされます 外部精度管理については 日本医師会 日本臨床検査技士会 全国労働衛生団体連合会などの外部精度管理事業を少なくとも一つは定期的

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第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

資料 6 広島市健康福祉局保健部保健医療課 元気じゃ健診 ( 特定健診 ) の受診に関する地域包括支援センターから地域住民への呼びかけについて 1. 趣旨 広島市は 全国平均に比べて 平均寿命は長いが 健康寿命は短くなっている また 広島市国民健康保険の 1 人当たり医療費は 政令市の中で最も高くな


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特定健康診査等実施計画

わが国における糖尿病と合併症発症の病態と実態糖尿病では 高血糖状態が慢性的に継続するため 細小血管が障害され 腎臓 網膜 神経などの臓器に障害が起こります 糖尿病性の腎症 網膜症 神経障害の3つを 糖尿病の三大合併症といいます 糖尿病腎症は進行すると腎不全に至り 透析を余儀なくされますが 糖尿病腎症

計画改訂の趣旨 社会構造が大きく変化し 少子高齢化が進む中 生活環境の改善や医療の進歩などにより 平均寿命が延びている一方で 肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しており 健康づくりや疾病予防の重要性はますます高まっています 子どもから高齢者まで すべての県民が 健やかな生活をおくるために ヘルスプロ

スライド 1

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とする LDL コレステロールの評価方法を従前は示していなかったところであるが その評価に当たっては フリードワルド式によって総コレステロールから求める方法 ( ただし トリグリセライド 400mg/dl 以上や食後採血の場合には Non-HDL コレステロールにて評価する ) 又は 本検査の円滑な

特定健康診査等 ( 平成 30 年度 平成 35 年度 ) 背景 現状 基本的な考え方 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 事業所数が多く その健康課題も多岐にわたるため対策実施に当たっては事業所の協力が欠かせない 被保険者の特定健診受診率は 95% 前後であり 事業主健診は

1. 趣旨 目的 香川県糖尿病性腎症等重症化予防プログラム 香川県医師会香川県糖尿病対策推進会議香川県国民健康保険団体連合会香川県 本県では 糖尿病患者の人口割合が全国上位にあり 糖尿病対策が喫緊 の課題となっている 糖尿病は放置すると網膜症や腎症 歯周病などの合 併症を引き起こし 患者の QOL

特定健康診査等実施計画

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

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第2章

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もくじ特定健診 保健指導とは 1 生活習慣病を 本気 で防ぐ! 生活習慣病を 根こそぎ 防ぐ! 2 生活習慣をチェック 改善する絶好のチャンス! 4 特定健診について Q 特定健診を受けるのはどんな人? Q どんな検査を受けるの? Q その検査でなにがわかるの? 8 Q 結果はどのように判断されるの

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

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特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) 三菱製紙健康保険組合 平成 30 年 4 月

Ⅰ 計画策定にあたって 1. はじめに私たちは 国民皆保険制度 フリーアクセス という日本の医療を支える象徴的な仕組みを享受し 世界最長レベルの平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 日本経済が長期停滞する中 少子高齢化の進展や生活スタイルの変化 加えて医療技術の高度化や疾病構造の変化など

特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

データを正しく 活用していただくために 今回は 平成 23 年度に市町村国保で実施した特定健診結果のみ集計しています 今後 協会けんぽ沖縄支部の結果とあわせて 改めてデータ集を発行する予定です 1. 集計対象者 今回の集計対象者は 平成 23 年度に特定健康診査を受診した者 ( 市町村国保分のみ )

国民医療費の年次推移

第4章:施策と目標 2:生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(3)糖尿病(4)COPD

目次 1. 目的 2 2. 人工透析患者の年齢等の分析 3 性別 被保険者 被扶養者 3. 人工透析患者の傷病等の分析 8 腎臓病 併存傷病 平成 23 年度新規導入患者 4. 人工透析 健診結果 医療費の地域分析 13 二次医療圏別 1

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標準的な健診 保健指導プログラム ( 案 )( 平成 30 年 月 ) の主な変更点の具体的内容 第 2 編健診 平成 29 年 6 月 6 日 第 10 回特定健診 特定保健指導の在り方に関する検討会 資料 3-2 第 2 章 2-1 健診項目 ( 検査項目及び質問項目 ) < 本編 ( 案 )p.2-2~5 新旧対照表 p.2 ー 2~5> 特定健診の基本的な項目に以下の内容を追加 脂質検査において中性脂肪が 400mg/dl 以上である場合又は食後採血の場合には LDL コレステロールに代えて non-hdl コレステロールでも可とした 血糖検査において やむを得ず空腹時以外に採血を行い HbA1c を測定していない場合は 食直後を除き随時血糖により血糖検査を行うことを可とした 詳細な健診の項目に血清クレアチニン検査 (egfr による腎機能の評価を含む ) を追加 第 3 章 (2) 具体的な階層化の方法 < 本編 ( 案 )p.2-10~11 新旧対照表 p.2 ー 8~10> 1 血糖高値 の項目において 空腹時血糖 の後に ( やむを得ない場合は随時血糖 ) を追加 やむを得ず空腹時以外に採血を行い HbA1c を測定していない場合は 食直後を除き随時血糖により血糖検査を行うことを可とした 第 3 章 (3) 留意事項 < 本編 ( 案 )p.2-12 新旧対照表 p.2 ー 10~11> 腹囲計測によって腹囲基準に満たない場合でも 血糖高値 血圧高値 脂質異常 喫煙等のリスクが 1 つ以上存在している者では虚血性心疾患や脳血管疾患等の発症リスクが上昇することについての内容を追加 第 4 章 (1) 保険者に期待される役割 < 本編 ( 案 )p.2-13~14 新旧対照表 p.2-12~13> データを活用した健診 保健指導についての内容を追加 第 4 章 (2) 市町村の役割 < 本編 ( 案 )p.2-14~15 新旧対照表 p.2-13~14> 以下の内容を追加 加入している医療保険の種別を問わず すべての住民が健診を受けやすい体制の整備 特定保健指導以外の保健指導の実施( 喫煙者や過量飲酒者 非肥満の心疾患血管危険因子保有者への保健指導 要治療者への受療勧奨 介護保険等の特定健診以外のデータを含めた総合的な分析 ) 等 1

第 4 章 (3) 都道府県の役割 < 本編 ( 案 )p.2-15~16 新旧対照表 p.2-14~15> (3) 都道府県の役割 を追加し 以下の内容を記載 健診実施機関における精度管理の実施状況の把握と必要な助言 各保険者の健診等実施状況の把握と保健指導実施者を対象とした研修の実施 保険者によるデータヘルス計画の進捗状況の確認とその支援 地域 職域連携推進協議会等を活用して 職域における生活習慣病対策の強化 データを踏まえた生活習慣病対策全体の評価と効果的な対策の立案 保険者協議会と連携し 特定健診等の実施に係る課題の効果的な解決方策の立案等 第 6 章 6-1(2)65 歳以上 74 歳以下の者に対する健診 保健指導の在り方について < 本編 ( 案 )p.2-22~23 新旧対照表 p.2-22~23> 高齢者の保健指導では 体重や筋肉量の減少 低栄養等によるロコモティブシンドロームやフレイル等の予防 改善に着目した対策も考慮すべきである等の内容を追加 第 6 章 6-1(3)75 歳以上の者に対する健診 保健指導の在り方について < 本編 ( 案 )p.2-23~24 新旧対照表 p.2-23~24> 前項に加え 75 歳以上の者の 8 割以上が かかりつけ医を受診していることを鑑みて かかりつけ医と連携した取組を推進する必要がある等の内容を追加 第 6 章 6-2 40 歳未満の者に対する健診 保健指導 < 本編 ( 案 )p.2-24~25 新旧対照表 p.2-24~25> 20 歳以降の体重増加が生活習慣病の発症と関連があることや有所見率が 40 歳以上の者と異なることを示し インセンティブや環境的な支援により肥満や喫煙の防止を図る必要性があることを追加 2

別紙 2 詳細な健診 項目について < 本編 ( 案 )p.2-26~27 新旧対照表 p.2-27~28> (1)12 誘導心電図 (2) 眼底検査を実施する判定基準を 1 血糖高値 2 脂質異常 3 血圧高値 4 肥満の全ての項目の基準に該当した者 から血圧 血糖に着目した内容に変更 12 誘導心電図 : 当該年度の健診結果等において 血圧の基準に該当した者又は問診等において不整脈が疑われる者 眼底検査 : 当該年度の健診結果等において 1 血圧又は 2 血糖の値がいずれかが基準に該当した者 (4) 血清クレアチニン検査を追加 対象者は 当該年度の健診結果等において 1 血圧又は 2 血糖の値がいずれかの基準に該当した者 別紙 3 標準的な質問票 < 本編 ( 案 )p.2-28~29 新旧対照表 p.2-29> 質問 13 を この 1 年間で体重の増減が ±3kg 以上あった から 食事をかんで食べる時の状態はどれにあてはまりますか に変更 別紙 3 標準的な質問票解説 留意事項 < 本編 ( 案 )p.2-30~46 新旧対照表 p.2-30~49> 表形式でまとめていたものを 解説 留意事項 として記述形式に変更 質問 4,5,6: 慢性腎臓病 (CKD) の解説を追加 < 本編 ( 案 )p.2-30~31 新旧対照表 p.2-31> 質問 8: 喫煙量の評価のための標準的な質問 を追加 < 本編 ( 案 )p.2-31~32 新旧対照表 p.2-32~33> 質問 10,11,12: 安全に運動 身体活動を指導するための具体的な判断 対応の手順としてアクティブガイドを推奨する等の内容を追加 < 本編 ( 案 )p.2-32~34 新旧対照表 p.2-34~35> 質問 13: 質問内容変更に伴い解説内容も変更 < 本編 ( 案 )p.2-34 新旧対照表 p.2-35~36> 質問 16: 果物に関する留意事項 ( 単純糖質の摂取は控え果糖を含む果物の適量摂取を推奨する等 ) を追加 < 本編 ( 案 ) p.2-36 新旧対照表 p.2-37~38 > 質問 17: 朝食欠食者の糖尿病や脳出血発症リスクに関する内容を追加 < 本編 ( 案 )p.2-36~37 新旧対照表 p.2-38~39> 質問 18,19:WHO が作成したアルコールスクリーニングテスト AUDIT(Alcohol Use Disorders Identification Test) についての解説を追加 < 本編 ( 案 )p.2-37~38 新旧対照表 p.2-39~40> 3

別紙 5 健診検査項目の保健指導判定値及び受診勧奨判定値 < 本編 ( 案 )p.2-51 新旧対照表 p.2-54> non-hdl コレステロール 随時血糖 egfr を追加 別添資料健診結果とその他必要な情報の提供 ( フィードバック文例集 ) < 本編 ( 案 )p.2-68~96> 脂質異常 の項に non-hdl コレステロールを用いた場合の判定値 例文を追加 TG の受診勧奨判定値を越えるレベルを TG 500mg/dl に変更 < 本編 ( 案 )p.2-72~77> 血糖高値 の項で判定値の表に随時血糖を追加 内容を糖尿病学会発行のガイドラインに合わせて修正 < 本編 ( 案 )p.2-78~81> 喫煙 の項に 3. 受動喫煙に関する情報提供 を追加 ( 非喫煙者 禁煙者と喫煙者いずれも対象 ) < 本編 ( 案 )p.2-82~84> 尿蛋白及び血清クレアチニン の項において egfr の健診判定値の区分を変更 < 本編 ( 案 )p.2-85~89> 心電図検査 眼底検査 ( 高血圧性変化 糖尿病網膜症 ) に関するフィードバック文例集を追加 < 本編 ( 案 )p.2-90~92 93~94 95~96> 4

第 3 編保健指導 第 1 章 (3) 生活習慣の改善につなげる保健指導の特徴 < 本編 ( 案 )p.3-1~2 新旧対照表 p.3-1~2> 保健指導を実施する際の留意事項を整理し 内容を追加 生活習慣の改善によって 発症の予防や疾病のコントロールが可能であることを分かりやすく説明することの重要性を明記 生活習慣の改善につながる様々な働きかけの 1 つとして 特定健康診査の受診継続の支援を追加 健康づくりの取組を継続して実施してもらう 1 つとして インセンティブの提供や ICT 等を活用した健康づくりの取組の継続を促す環境づくりの必要性を追加 第 3 章 表 4 動機付け支援 積極的支援 に必要な詳細な質問項目 < 本編 ( 案 )p.3-20~31 新旧対照表 p.3-23~41> 現場で活用しやすく かつ保健指導を充実させるため 具体的な質問項目を例示し 解説を追加 第 3 章 3-3(1) 情報提供 < 本編 ( 案 )p.3-34~36 新旧対照表 p.3-44~46> 健診結果にかかわらず 分かりやすく健診結果を提供し 健康に対する問題意識を喚起することが重要であることから ICT 等を活用した分かりやすい情報提供の推進について追加 第 3 章 3-3(2) 動機付け支援 < 本編 ( 案 )p.3-36~38 新旧対照表 p.3-46~48> 第 3 章 3-3(3) 積極的支援 < 本編 ( 案 )p.3-39~49 新旧対照表 p.3-49~59> 評価の実施時期の変更等 制度改正 ( ) を踏まえ 支援期間 頻度について 支援終了後にも継続的に状況確認することの重要性を追加すると共に 支援内容に食生活や身体活動について内容を追加 1 行動計画の実績評価の時期の見直し (3 か月後でも可能とする ) 2 初回面接と実績評価の同一機関要件の廃止 3 特定健診当日に初回面接を開始するための運用方法の改善 42 年連続して積極的支援該当者への特定保健指導の弾力化 5 積極的支援該当者に対する柔軟な運用による特定保健指導のモデル実施 等 5

第 3 章 3-3(4) 実施に当たっての留意事項 < 本編 ( 案 )p.3-50~52 新旧対照表 p.3-59~62> 喫煙及び受動喫煙による健康影響について 疫学的なデータを示すと共に 禁煙支援及び受動喫煙の情報提供の重要性について内容を追加 過量飲酒による健康影響について疫学的データを示すと共に 減酒支援の重要性について内容を追加 保健指導のための禁煙支援簡易マニュアル の内容を修正 追加 < 本編 ( 案 )p.3-79~92 新旧対照表 p.3-94~111> 保健指導におけるアルコール使用障害スクリーニング (AUDIT) とその評価結果に基づく減酒支援 ( ブリーフインターベンション ) の手引き に 飲酒に問題がある群とない群を鑑別すること等ができる等の短縮版 (AUDIT-C)( 全 3 問 ) について説明を追加 < 本編 ( 案 )p.3-93~100 新旧対照表 p.3-112~119> 第 3 章 3-8 2 回目以降の対象者への支援 < 本編 ( 案 )p.3-64~65 新旧対照表 p.3-72~73> 繰り返し保健指導の対象となる者に対する支援として 年齢や支援開始時の行動変容ステージの状況等により 効果が現れにくい場合があることについて理解を促すことやマンネリ化を防ぐための工夫をすることが望ましい等の内容を追加 第 3 章 3-9 特定保健指導の対象とならない非肥満の脳 心血管疾患危険因子保有者に対する生活習慣の改善指導 < 本編 ( 案 )p.3-65~67 新旧対照表 p.3-73~75> 特定保健指導の対象とならない者においても 高血圧 糖尿病 脂質異常症 喫煙習慣は 脳 心血管疾患の発症の危険因子であり 食生活や身体活動 喫煙習慣等の生活習慣に対する保健指導が これらの生活習慣病の予防や進行の抑制に効果があることについて追加 また 関係学会の治療ガイドライン等を踏まえ 危険因子ごとの具体的な生活習慣改善方法について 効果と必要性からみた優先順位を示すと共に 保健指導をする際の留意点を追加 危険因子ごとの生活習慣改善の要点と生活習慣ごとの改善の要点を別添として編末に追加 第 3 章 3-10 宿泊型新保健指導 ( スマート ライフ ステイ ) プログラム < 本編 ( 案 )p.3-67~68 新旧対照表 p.3-75~76> 従来の保健指導では十分に効果が得られなかった者等に対する保健指導の新たな方法の 1 つとして 体験学習や相談の機会の増加 グループダイナミクスの相乗効果等を特徴とする宿泊型新保健指導 ( スマート ライフ ステイ ) プログラムを追加 6

第 5 章 5-2 地域 職域連携による効果 < 本編 ( 案 )p.3-76~78 新旧対照表 p.3-84~86> 保険者協議会の法定化や特定健診等データ レセプトデータ等を活用した保健事業等の展開等の状況を踏まえ 退職等の際には特定健診等データが保険者間で適切に引き継がれることの重要性を追加 7