2 西洋美術が好きな理由 リアルだから 光の射すところの色が変わったり, 影になるところの色が変わったりして立体的だと思うから 名前が覚えやすい 不思議な感じの絵が多いから いろんな種類のものを見ているから 不思議な感じがして, 見るのが楽しいから 色々な形があっておもしろい 独特な色使いがあって好

Similar documents
<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

国語科学習指導案様式(案)

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

Taro-12事例08.jtd

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

○年○組 □□科学習指導略案

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

少ない生徒たちに, 本題材を通して, 尺八の音色に親しみ, 様々な奏法による音色の変化を感じ取り, 尺八の魅力を味わわせたい 一方, 尺八の表現活動においては, 塩ビ尺八 を使用し, 実際に尺八の音出しの難しさを体験させ, 練習を重ね音が出た時の喜びと, 夕焼け小焼け 等の簡単な旋律が吹けるようにな

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

< F31322D C8E825693FA8A778F4B8E7793B188C42E6A7464>

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

第○学年 ○○科指導計画

Taro-【HP用】指導案.jtd

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

解答類型

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

とデザイン 家紋 日本の古いマッチ箱のデザインなど 2 日本画 着物の模様などを参考にして 単純形を使ったおおまかな画面の構成を考える 絵画の構成要素 ( バランス リズム アクセント 等 ) を考えて構成させる アイデアスケッチの記入例を提示して 制作の具体的なイメージをもつことができるようにする

<4D F736F F D A778D5A95DB8C9291CC88E789C881408E7793B188C42E646F63>

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

5 指導の構想 H 1 8 年度中学校家庭科課題研修講座テーマ ~ 進んで生活を工夫 創造する能力と態度を育てる家庭科の授業改善 ~ 生活の自立と衣食住 の学習内容は 生徒の興味 関心も高く 学習したことがすぐに 生活に生かすことができる しかし 家族と家庭生活 の内容の中でも特に 幼児とのかかわり

○ ○ 科 学 習 指 導 案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

第2学年 美術科学習指導案

第2学年音楽科学習指導案

第 学年 組 図画工作科学習指導案

「粘土で作るモンスタ-」指導案19年度

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F355F88C08C7C8D E7397A789C288A48FAC2E646F6378>

第 2 学年 1 組国語科学習指導案 指導者平方舜 1. 単元名二千五百年前からのメッセージ - 孔子の言葉 - 2. 単元について (1) 単元観本題材に用いられる 論語 は古代中国の思想家 孔子とその弟子たちの言行を記録したものである 簡潔な文章で書かれていて 抽象的なメッセージが多く それゆえ

○数学科 2年 連立方程式

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

< F2D F8C8E FA90948A7789C88A778F4B8E7793B1>

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

(3) 生徒観これまで 1 年次に粘土を素材とした そっくり野菜 の制作 2 年次に木材を加工したペーパーナイフの制作を行っている 2 年次のペーパーナイフの制作では 糸ノコ 金やすり 紙やすり 切り出しナイフ 彫刻刀を用いて木材を削ったり磨いたりして 自分の好きな形のナイフを制作した 立体的な作品

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

<4D F736F F D2089C692EB89C88E7793B188C481698F648CF58BB A2E646F63>

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

< F2D986189D98E7182C B CA794FC8F708BB388E7>

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

題材について 本題材は, 小学校学習指導要領図画工作第 5 学年及び第 6 学年の内容 A 表現 (2) を受け, 特にア 感じたこと, 想像したこと, 見たこと, 伝え合いたいことから, 表したいことを見付けて表すこと, 共通事項 イ 形や色などの造形的な特徴を基に, 自分のイメージをもつこと に

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

Taro-6学習指導案(事例①小学校

○ ○ 科 学 習 指 導 案

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

本時では, 鑑賞する際に着目する [ 共通事項 ] を4つ示し, 強弱 を必ず手がかりとすることに加え, 音色 リズム 旋律 のいずれかを生徒自らが選択し着目することとした そうすることで, 個々の生徒のレベルに応じた学習となり, 努力を要する 状況と判断した生徒にも無理のない学習活動となると考える

国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 25 日 ( 火 ) 5 校時 第 3 学年 A 組 ( 男子 12 名, 女子 15 名計 27 名 ) 授業教室 3A 教室 指導者相田健太郎 (T1) 柿内香予 (T2) 1 単元の学習指導について (1) 単元名 近現代の短歌 俳句 読もう 詠もう短

保健体育科学習指導案

Microsoft Word - 社会科

○ ○ 科 学 習 指 導 案


第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

(Microsoft Word - \211\271\212y\211\310\201i\340_\226{\224\362\222\271\202Q\201j.docx)

○ ○ 科 学 習 指 導 案

第○学年○組 学習指導案

4 目標及び評価規準 (1) 目標 光源 材料や身近な場所 空間の特徴をもとに 思いついたり つくり方を考えたりして活 動することができる (2) 本題材における [ 共通事項 ] 光と影の効果を試しながら 形や色 奥行きなどの造形的な特徴をとらえ それらをもとに 活動のイメージをもつ (3) 本題

書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

< F2D34944E90B682CC8EC A926E8FAC816A2E6A7464>

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

指導に当たっては, 作品に対する解釈は開かれていることから, 子供たちがそこから何を感じどのように考えたか, 子供の思いを大切にしたい そのために, 子供が自分の感じたことを進んで話したり, 友達の思いに興味を持って聞いたりできるような雰囲気づくりに努めることが大切である 自分と異なった捉え方や感じ

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

鑑賞活動において鑑賞の視点を明確にせずに感想を書かせると 造形的な視点のない感想文に陥ってしまうことがある 仏像の鑑賞では 顔の表情やポーズなどから受ける印象などを語っていくことが大切であり そのためには 言葉で考えさせ整理させることが重要である 知識の習得にとどまらず 自分の感性で自由に感じ取らせ

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

(Microsoft Word - HP\227p\201i\217\274\211i\222\206\201j.doc)

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第2学年1組 家庭科学習指導案

2年音楽

保健体育第 1 学年庄原市立高野中学校 ん 単元名 心身の発達と心の健康 ~ 思春期の心の変化への対応 ~ 本単元で育成する資質 能力 知と学びに向かう思考力 表現力 日時 平成 29 年 11 月 20 日 ( 月 )5 校時 (13:30~14:20) 場所 1 年生教室 学年 第 1 学年 (

題材について 本題材は, 小学校学習指導要領図画工作第 3 学年及び第 4 学年の内容 A 表現 (2) を受け, 特にウ 表したいことに合わせて, 材料や用具の特徴を生かして使うとともに, 表し方を考えて表すこと に重点を置いて設定している 粘土の立ち上がらせ方を工夫し, 切り糸やかきベラなどを用

筝で社会に貢献しよう !

ICTを軸にした小中連携

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

(Microsoft Word -

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

著作権教育の実践事例-レポート

理解させた上で活動させたい 児童たちの意欲を大事にし 自分の思いが自信を持って伝えられ 鑑 賞することの楽しさを十分味わわせたいと考える また お互いの考えを素直に受け入れられるよう な温かい雰囲気の授業にしていきたい (2) 本題材を指導するにあたって本題材は 絵をよく見て 絵について友だちと話し

Transcription:

美術科学習指導案 竹原市立忠海中学校 1 日時平成 26 年 1 月 8 日 ( 水 ) 第 5 校時 2 学年学級第 3 学年 A 組 ( 視聴覚教室 ) 33 名 ( 男子 14 名女子 19 名 ) 3 題材名 尾形光琳 紅白梅図屏風 の鑑賞 4 題材について (1) 題材観本題材は, 中学校学習指導要領美術の第 2 学年及び第 3 学年 B 鑑賞 (1) の事項ウ 日本の美術の概括的な変遷や作品の特質を調べたり, それらの作品を鑑賞したりして, 日本の美術や伝統と文化に対する理解と愛情を深める を受けて設定した 本題材は, 日本の美術の中で独特の存在感を発揮している琳派, 中でも尾形光琳の 紅白梅図屏風 の鑑賞である 日本独自の文化に触れ, そのよさや表現の特質を味わうことによって, 日本の美術文化に対する理解を深めることをねらいとする 琳派の特徴を基に, 日本の美術文化の素晴らしさに感動の気持ちをもたせることができる題材である (2) 生徒観本学年の生徒は, 美術の授業に積極的に落ち着いて学習に取り組むことができている 制作に対しても興味をもち, 各自で工夫を行いながら作品を作り上げている 鑑賞分野でも時代や作家の特徴を意欲的に理解しようとしている しかし, 鑑賞分野の中でも日本美術を中心に据えた教材は今まで実施しておらず, いわゆる西洋美術に比べて知識も体験も授業では少ないと言える また, 現代では日常生活の中で日本美術, とりわけ伝統文化にふれる体験は非常に限られている そのため, 日本美術に関する関心は低く, 知識は少ないはずである 日本美術に関する美術科で行ったアンケートの結果は次の通りである 日本美術と西洋美術とどちらが好きですか あなたの身の回りにはどちらが多くありますか 日本美術がとても好き 7 人日本美術がとても多くある 5 人 日本美術の方が少し好き 13 人日本美術の方が少し多くある 15 人 西洋美術の方が少し好き 6 人西洋美術の方が少し多くある 7 人 西洋美術がとても好き 7 人西洋美術の方がとても多くある 2 人 1 日本美術が好きな理由 しぶくてカッコイイから 水墨画がいい 構図が面白いから 日本人だから 浮世絵が独特で好き 日本の文化を感じるから 西洋に親しみがないから 日本らしい感じがするのが好きだから 風景画がとてもきれいだから 四季折々の風景が好きだから ほっとするから 絵が繊細な感じがするから 美しいから 何となく

2 西洋美術が好きな理由 リアルだから 光の射すところの色が変わったり, 影になるところの色が変わったりして立体的だと思うから 名前が覚えやすい 不思議な感じの絵が多いから いろんな種類のものを見ているから 不思議な感じがして, 見るのが楽しいから 色々な形があっておもしろい 独特な色使いがあって好きだから 決まった描き方がないから 日本の絵があまり思いつかないから 好みだから たくさん種類があるから 有名なものが多いから 美しいから 3 知っている日本美術の作品 太陽の塔, 富嶽三十六景, 金剛力士像, 浮世絵, 有田焼, 水墨画, 葛飾北斎, 東海道五十三次, 西 陣織, 歌川広重, 平山郁夫, 白鶴図, 焼き物 4 伝統文化で親しみをもっているもの神明祭, 宮床祭, 祭り, 和, ふすま, きもの, 正月, 西陣織, 陶芸, おせち, 畳, 卓袱台, 掛け軸, 獅子舞意外にも日本美術の方に親しみを感じている生徒が半数を超えていることが明らかになった 日本の伝統文化に対して親近感を抱いていることが見て取れる 他の教科でも取り組まれている伝統文化にかかわる教育内容が影響しているのではないだろうか また, 忠海の特色である祭りを自分たちの伝統文化と捉えている生徒が多数にのぼった しかし, 西洋美術よりも日本美術の方が好きと言いながらも, 知っている作家名や作品名も少なく, 好きな理由も気分的なものが多い つまり, 日本美術の実態を理解することなしに漠然とした好感を持っている状態に止まっていると言える (3) 指導観指導に当たっては, 西洋美術との比較を通して相対的に日本美術の特色を理解させ, 作者の技術や工夫を知り, 作品の中の具体的な形や色彩などの要素に着目し, 日本美術独自のよさを味わわせていきたい また, 今までの座学中心の授業から作品の形や色彩など造形的な要素に着目させ, 鑑賞に対してより積極的な姿勢を育むために創作活動 言語活動を取り入れていきたい ただ光琳の作品を見るだけではなく, 自分が描いた絵と比べることで, 光琳の絵の効果をより深く考えさせる そして, 紅白梅図屏風 の鑑賞においては漫然と絵を見せるのではなく, 造形的な要素に着目させ, 具体的に比較するものを用意して思考の深まりを促してきたい この活動によって光琳独特の水の流れや梅の木の表現方法, 背景の金地や対称的な画面構成などを理解させ, 日本の美術文化に対する理解を深めることができると考える

5 題材の目標 形や色彩, 材質感など造形的な要素に着目し, 琳派の鑑賞を通して日本の美術の表現方法や表現形 式を味わい, それらのよさを理解し, その特有の美しさを理解できる 6 題材の評価規準 美術への関心 意欲 態度 日本の美術に関心をもち, 意欲的に鑑賞活 動に取り組もうとしている 鑑賞する能力造形的な要素に着目して, 日本の美術文化の独自のよさを味わい, 美しさを感じている 7 指導と評価の計画 ( 全 2 時間 ) 次学習内容評価の観点 1 洋画と日本画の比較 2 ( 本時 ) 紅白梅図屏風 の印象 中央部の川の意匠を作画 表現 技法の効果について考え る 紅白梅図屏風 の造形分析 作者の思いやねらいについての 理解 関鑑評価規準評価方法 西洋絵画と比べて, 日本画の 特徴や良さを積極的に理解し ようとしている 光琳の作品の平面性 装飾性 を理解し, その効果を考えよ うとしている 形や色についての各要素を比 較することで, 光琳の技法の 特色やねらいを理解する 光琳のねらいを積極的に理解 しようとしている 行動観察 プリント 行動観察 プリント 8 本時の展開 (1) 本時の目標 造形的要素を分析して 紅白梅図屏風 の美しさを述べることができる (2) 評価規準 紅白梅図屏風 について造型的な分析を行い, 具体的に説明することができる (3) 準備物提示用鑑賞資料, 電子黒板, プリント, 広島県版美術史料

(4) 学習の展開学習活動 1 前時の復習導尾形光琳の生涯についてプリントによって学習入する 指導上の留意事項 ( ) ( 努力を要する と判断した生徒への指導の手立て ) 尾形光琳が琳派の特徴をよく表していることに留意させる 視覚的理解を助けるためにプレゼンテーションソフトを使って電子黒板で説明する 評価規準 ( 評価方法 ) 本時の目標 紅白梅図屏風 の秘密を 比較 によって探ろう展開 2 4つのテーマに分けて比較分析を行う 構成美の要素 ( コン 集団 トラスト, シンメトリ A 白梅と紅梅ー, バランス, リズム B 梅と川など ) を使うことによ C 右と左の構図って造型的に説明で D 風神雷神図と紅白梅図屏風きることを気づかせ 言語活動 る 3 個人でプリントに相違点と類似点を記入し, そ 2 班ごとに1つのテの効果を考える 個人 ーマで検討させる 4 班で各自の意見をまとめて, 発表する 集団 それぞれの造型要素が鑑賞者にどのよう 5 分析を発表し合う 集団 な影響を与えるのか考えさせる 造型的要素に気づきやすいように, 前時に行ったコメントを集めたプリントを配布する 途中から各班にヒント シートを配布して, 話し合いを進みやすくする 紅白梅図屏風 について造型的な分析を行い, 具体的に説明することができる ( 行動観察 プリント)

ま と め 6 紅白梅図屏風 の解釈についてまとめを行っ ていく 7 本時の感想を書く 各班の発表内容を引用しながらまとめを行っていく 紅白梅図屏風 が光琳晩年の作品であり, 俵屋宗達の名作 雷神風神図 を乗り越えるために描いた彼の熱意を伝える 最初の印象と比較しながら, 感想を書かせる 学習内容を一覧できるように黒板にまとめを行っておく 生徒のまとめ例宗達に学んだ光琳は, 最後に自分にしか描けない絵によって宗達を超えようとした そのために, 自分の個性や得意な技法をいかして, 変化と統一の間で緊張感のある絵を生み出した 風神雷神図に倣って, 一枚の絵の中に様々な相反する要素を用い て, 対立する関係をつくり出した しかし, 左右の構図を工夫する 事によって, ひとつの絵にまとめることができた

美術科鑑賞ノート 尾形光琳 紅白梅図屏風 3 年番名前 絵の中の要素を比較して気づいたことを述べなさい A 白梅と紅梅 B 梅と川 C 右と左の構図 D 風神雷神図と紅白梅図屏風 具体的に違う点と似ている点をあげてみよう 2 つを比べて気づいたことをのべなさい