から抜粋 ) を用意する その中から自分の興味のある資料を選択させ 主体的に文章が書けるようにする その後 書き上げた文章が説得力のある文章であるか 友だち同士で読み比べたり 校内の先生方に読んでいただいたりしながら 自分の文章を評価してもらうようにする そのことにより 児童が文章を書き換えることで

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第 5 学年国語科学習指導案 ( 東京書籍版 ) 1 本単元で付けたい力資料から必要な情報を引用して 自分の考えを記述する力 2 単元 ( 題材 ) 名 かきえもん への道 ~ よびかける文章を書こう の巻 ~ ( 資料を読んで考えたことを書こう 東京書籍 5 年上 ) 3 単元目標 資料を基に 興

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

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【授業 1】

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

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た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

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の記事 年月日曜日 五年組名前 梅雨の季節の代表選手のカタツムリ カタツムリ 先生が 102 の新種発見! 雨が多くなる梅雨の季節 この季節によく見かけるのがカタツムリです 県 市の さんは 新しいカタツムリを 種見つけ カタツムリ先生 と呼ばれています 季節によって 身のまわりで見かけ

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

Taro-5年研究のまとめ

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

解答類型

第1学年国語科学習指導案

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

第○学年○組 国語科学習指導案

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

社会科学習指導案

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

第1学年国語科学習指導案

国語科学習指導案

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

H27 国語

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

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国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

Microsoft Word - 原稿【市教委指摘訂正済】

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第4学年算数科学習指導案

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

ICTを軸にした小中連携

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平成29年度 中学校国語科教育

検印

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

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第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

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5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

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第 5 学年国語科学習指導案 ( 光村図書版 ) 1 本単元で付けたい力グラフや表を引用して 自分の考えを記述する力 2 単元 ( 題材 ) 名 食料ジャーナリスト になって 食料に関する自分の考えを知らせよう ( 理由づけを明確にして説明しよう グラフや表を引用して書こう 光村図書 5 年 ) 3 単元目標 グラフや表などの資料を基に 興味をもって自分の考えを書こうとする 国語への関心 意欲 態度 グラフや表などの資料から必要な事柄を引用して 自分の考えが伝わるように工夫して書くことができる 書くこと 文や文章にはいろいろな構成があることについて理解することができる 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 4 評価規準国語への関心 意欲 態度 自分の考えを伝えるために必要なグラフや表を進んで読み取ったり 考えを書いたりしようとしている 記述 書く能力 考えと資料から分かったことなどを書き分けている 記述 グラフや表を説明するときの表現方法を用いて 記述している 記述 言語についての知識 理解 技能 自分の考えを書く文章の構成要素を理解し 文章の型を作っている 構成 5 言語活動の特徴本単元では 自分の考えを記述する力を付けることに重点を置くこととするため 考えの形成 という部分には重きを置いて指導しない それに関わって 学習で使用する資料は 児童に探させるのではなく 指導者が用意した資料の中から児童に選択させる その選択した資料から児童が読み取ったことを基に 自分が思ったことや感じたことを 自分の考え とする しかし 自分の考えを深めさせるために 同じ資料を選んだ友だち同士で資料から読み取ったことについての意見交流や資料に関連した書籍の並行読書は行う 自分の考えを記述する力を付けるために 資料から読み取ったことを基に 食料ジャーナリストになって自分の考えを記述する という言語活動を取り入れる また 単元の出口 ( 第 3 次 ) では 食料ジャーナリストサミット を開き 書き上げた文章を読み合う場を設定する 食料ジャーナリストサミットで友だちや先生に紹介するために グラフや表などの資料を基に 自分の考えを文章として書いたり サミットという場で 文章を読み合い よい点や修正すべき点を指摘し合ったりすることで よりよい文章にしようという思いをもたせるとともに 記述する力も高めることができるのではないかと考える 6 単元を貫く言語活動 を位置付けた単元展開本単元は 活動を報告する文章を書こう (P. 78 次への一歩 - 活動報告書 ) 説明のしかたについて考えよう (P.128 天気を予想する ) で学習したことを受けて設定した まず 本単元では 単元の出口 ( 第 3 次 ) において 5 で述べた言語活動を取り入れる そのために 第 3 次では まず 食料についての自分の考えを書かせる その際 基本的には 教科書 P.140 の資料を参考にして文章を書かせる 自分で資料を選び 食料に関する考えを書きたいという児童の思いをもたせるために 五つの資料 ( 農林水産省の みんなの大地 森 海のめぐみ ( 平成 22 年 11 月 ) - 1 -

から抜粋 ) を用意する その中から自分の興味のある資料を選択させ 主体的に文章が書けるようにする その後 書き上げた文章が説得力のある文章であるか 友だち同士で読み比べたり 校内の先生方に読んでいただいたりしながら 自分の文章を評価してもらうようにする そのことにより 児童が文章を書き換えることでさらによりよい作品にすることができるとともに 今後の書く活動への意欲につながると考える 次に 第 2 次では 書くことの名人である かきえもん ( 本単元で設定するキャラクター ) になろう ということによって 第 3 次の 自分の考えが伝わるように文章を書く という学びを 児童に常に意識させる おおまかな学習の流れとしては 児童が自信をもって学習を進めるために 資料の読み取り方を学ぶ 資料を引用するときの書き方を学ぶ 考えを記述するための型を学ぶ とする 特に 記述する力を付けるために 資料を引用するときの書き方を学ぶ や 考えを記述するための型を学ぶ など 必要な力を身に付けさせる そのために 読むこと と 書くこと の学習を以下のように 横断的 往還的に行う < 読むこと > 資料を読み取る ( グラフや表を含む ) 読み取ったことから 自分の考えをもつ 同じ資料を選んだ友だちと資料から読み取 ったことや自分の考えを交流する < 書くこと > 自分の考えを記述する文章の型を作る 型を基に 資料を引用しながら 自分の考えを書く 読み手に考えが伝わるように 資料を引用して 文章を書く 書いたものを読み返したり 交流したりする そして 単元の導入時である第 1 次では 児童の主体的な学びとなるように 食料ジャーナリスト になって 食料に関する自分の考えを知らせよう と児童に提示し 学習課題を設定させる ジャーナリスト という耳慣れない職業に対しての興味や関心から 書くことが苦手な児童にも 書いてみよう という思いをもたせることができると考えた また 本単元では 教科書教材を中心にしながら学習を展開していくが 以下のような五つの言語意識をもたせるようにする 1 相手意識 クラスや学年 他の学年の友だち 学校の先生方に 2 目的意識 資料から自分が考えたことを知らせるために 3 場面や状況 条件意識 食料ジャーナリストサミット という場で発表する 4 方法意識 自分の考えを文章で書く 5 評価意識 ( 評価の基準 を基に ) 資料を読んで考えたことを 資料を引用しながら文章に書く 7 評価について従来から 指導と評価の一体化といわれてきたが 実際には 評価の方法や評価のタイミング 評価規準に満たない児童への手立ての方法と時期等が明確でないことが少なくなかった そこで 本単元では 児童が主体的に学び 記述する力を身に付けていけるようにするために 形成的評価や総括的評価を 主体的な学びを喚起する評価 1 時間の学びに対する評価 単元を貫く言語活動に対する評価 の三つに分けて行っていく 主体的な学びを喚起する評価 は従来の自己評価として意味合いが強く 1 時間の学びに対する評価 の中の自己評価を活用する 具体的には 1 時間ごとに自分の学びに対する評価を付箋に書かせ 次時の学習の導入時に紹介する 1 時間の学びに対する評価 は いわゆる形成的評価で 単元の出口の言語活動のためにどれだけ力が付いたかを評価するものである 各時間の指導 学習内容により 教師からの評価だけでなく 相互評価や自己評価なども取り入れる 単元を貫く言語活動に対する評価 では 第 1 2 次で 第 3 次の言語活動を意識して学習したことに対する評価 ( 主として 情意面の評価 ) を行い 第 3 次で 評価の基準 を基にした言語活動に対する評価 ( 総括的評価 ) を行う 1 時間の学びに対する評価 や 評価の基準 を基にした言語活動に対する評価 を行う際 評価規準や 評価の基準 に満たない児童に対する手立ての内容とその時期を明確にし 評価を指導 - 2 -

につなげていく このような評価を行うことで 指導と評価を一体化させ 主体的な学びを喚起するとともに 付けたい力を身に付けさせていきたい 第 1 次第 2 次第 3 次第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 対言単す語元る評活を価動貫にく 喚主起体す的るな評学価びを 一時間の学びに対する評価 モデリング 評価の基準 単元の出口 ( 第 3 次 ) の言語活動を意識して学習したことに対する評価 ( 主として 情意面の評価 ) < 本時の目標 > 単元の学習に興味や見通しをもつことができる 評価 教師からの評価 ( 態度 発言 ) 自己評価 ( 付箋 ) < 本時の目標 > 引用して書くときの書き方を理解することができる 評価 教師からの評価 ( ワークシート ) 自己評価 ( 付箋 ) < 本時の目標 > 選んだ資料を読み取って考えをもち 交流して考えを深めることができる 評価 教師からの評価 ( ワークシート ) 相互評価 ( 交流 ) 自己評価 ( 付箋 ) < 本時の目標 > 自分の考えを記述する文章の型を作ることができる 評価 教師からの評価 ( ワークシート ) 自己評価 ( 付箋 ) < 本時の目標 > 型を用いながら 自分の考えを文章に書くことができる 評価 教師からの評価 ( 原稿用紙 ) 自己評価 ( 付箋 ) < 本時の目標 > 助言を基に よりより文章にすることができる 評価 教師からの評価 ( 原稿用紙 ) 相互評価 ( 交流 ) 自己評価 ( 付箋 ) * 評価に関して 基準に満たない児童に対して 1 時間の学びに対する評価 では 以下のよう な手立てを行う 評価のタイミング 手立ての時期 手立ての内容 学習活動中 学習活動中 既習の内容について確認する 本時に学習内容が習得できるように 助言する ( 思考を促す ) 学習後 前時の自己評価を紹介 学習意欲の喚起 教師からの評価だけでなく 児童が他の児童のよさに目を向けて感想を書いた場合は 意図的に紹介する 次時の学習活動前や学習中 評価の基準 を基にした言語活動に対する評価 ( 総括的評価 : 文章の記述の内容 ) 既習の内容について確認する 前時の学習内容について説明し 復習させる * 同様に 単元を貫く現活動に関する評価 の中の 評価の基準 を基にした言語活動に対する評価 に対する手立てについては 8 で述べる 8 評価の基準 * 尺度 3が評価規準のBにあたる 尺度自分の考えを書いた文章の記述内容 型を生かして自分で文章の構成を考えながら 自分の考えを書いている 引用する際 原文を正確に引用したり 文章等の出典について明記したりしながら 適切な量( 原稿 4 用紙 1 枚半程度 ) で書いている 何のために書くのかという目的を意識して 引用した部分と自分の考えとの関係を明確に区別しながら 自分の考えを書いている 型に合わせて 自分の考えを書いている 引用する際 原文を正確に引用したり 文章等の出典について明記したりしながら 適切な量( 原稿 3 用紙 1 枚半程度 ) で書いている 自分の考えと事実を区別して書いている 資料から分かったことや自分の考えを書いている 2 自分の考えと事実を区別して書いている 1 資料から分かったことが書けている 0 無解答 * 評価の基準 は 第 1 次に 学習課題とともに児童に示すことにより 見通しをもって学習を進めさせる なお 評価の基準 の示し方は 第 1 次の教師によるモデリングで使用する自分の - 3 -

考えを書いた文章とともに示す * 評価の基準 を基にした言語活動に対する評価 に関して 基準に満たない児童に対して 以下のような手立てを行う <3 に達していない児童に対して > 評価のタイミング手立ての時期手立ての内容 第 5 時の学習活動中 学習後 第 5 時の自分の考えを文章に書くとき 第 6 時の自分の考えを書いた文章を修正するとき 型 を学習したワークシートを用い 自分の考えを書くように助言する かきえもん の技を想起させ 引用の仕方を振り返らせる 意図的に 校内の先生に修正点を指摘していただくように依頼する その修正点に従って 書き直すように助言する ( なお 修正点は 児童の書いた文章を基に 個に応じた内容になる ) <2 1 に達していない児童に対して > 評価のタイミング手立ての時期手立ての内容 第 5 時の学習活動中 学習後 第 5 時の自分の考えを文章に書くとき 第 6 時の自分の考えを書いた文章を修正するとき 自分の主張に対して どんな考えや理由をもったかを確認させる 自分の考えをもたせた上で 型 を学習したワークシートを用いて書くように助言する かきえもん の技を想起させ 引用の仕方を振り返らせる 意図的に 校内の先生に修正点を指摘していただくように依頼する その修正点に従って 書き直すように助言する ( なお 修正点は 児童の書いた文章を基に 個に応じた内容になる ) - 4 -

9 主体的に記述させるために (1) 型を身に付けさせる記述することが苦手な児童の中には どのように書いていいのか分からない という思いをもっており 上手に書けないという思いから書くことに抵抗感をもったり不安を抱いていたりする場合が少なからずある そこで 自信をもって書く活動に取り組めるように 書くことの指導を充実させる必要があると考える 具体的に 教科書教材 (P.140 141) から自分の考えを書くときの 型 を考えさせる そして その型を活用させることで 児童が不安を抱くことなく書く活動に取り組めるようにする なお 自分の考えを書いた文章 ( 教科書教材 ) の型は以下の通りである < 自分の考えを書いた文章 ( 教科書教材 ) の型 > 3 まとめ 2 グラフや表の引用 1 自分の考え 読自事み分手の へ考のえ実よびかけ ( ) 考え グラフや表か られ らる分こかとること どグのラよフやう表にの示読さみれ取てりい方るのか ( ) 何グをラ表フやす表ののか説 明 ( ) 事 実 理 由 自分の考え (2) キャラクターを活用する 安心して書く活動に取り組ませるとともに 引用するときの書き方を身に付けさせるために キャラクター かきえもん を用いる 具体的には キャラクターを拡大した掲示物を作成し 教室の壁面に掲示する そして 引用するときの書き方 ( 技 ) を短文やキーワードで書き表し キャラクターを拡大した掲示物の上に掲示していく そのことにより 8 で示した 評価の基準 を児童に分かりやすく示すことができるだけでなく 文章を書くときの参考にすることができると考える キャラクターを有効に活用し 書く活動の意欲の向上や書き方の習得につなげ 自分の考えを記述する力を高めたい < キャラクターの説明 > かきえもん 書くことの達人 書く技 を袋から出し 教えてくれる 拡大し 教室に掲示する 児童が考えを書くときの手本となるように 学習した引用するときの書き方 ( 技 ) を短文やキーワードにして 掲示する キーワード 短文 書くときの技 - 5 - 図 かきえもん

10 単元のイメージ - 6 -

11 単元計画 ( 全 6 時間 ) (* 評価 は観点 は 評価の方法を示す ) 次時段階学習活動評価 一次 二次 三次 1 2 3 4 5 6 読むことの学習 つかむ まなぶ いかす 書くことの学習 1 学習課題を設定し 学習の見通しをもつ 学習課題を設定する 学習の見通しをもつ ジャーナリスト について知る 2 教科書教材 ( モデル ) を読む 教科書教材を読む 本単元における 評価の基準 を理解する 3 資料 ( モデルの文章 ) から情報を読み取る グラフや表などの読み取り方を学ぶ 資料から分かったことを引用するときの書き方 ( かきえもん の技) を理解する (P.140) 4 モデルの文章と資料を読み比べる 資料から情報をどのように引用しているか比べながら読む 5 選んだ資料を読む 必要な資料を選ぶ 資料を読み取り 自分の考えをもつ 自分の考えを基に 必要な情報を探す 同じ資料を選んだ友だちと考えを交流する 6 自分の考えを記述する文章の構成をつかむ 構成 モデルの文章 ( 教科書 P.140 141) の 型 を作る 7 自分の考えを書く文章の型を考える 型 を基に 自分が書く文章の構成を考える 予習 選んだ資料を何度も読み 考えを深めたり 構成を考えたりする 8 自分の考えを記述する文章を書く 記述 考えた 型 を基に 必要な資料を引用して 自分の考えを文章に書く 3 で学習した書き方を使って書く 9 食料ジャーナリスト サミット を開く 交流 友だちの書いた文章のよいところ ( 考え方や文章の書き方 表やグラフの用い方 ) を付箋に書いて 互いに評価し合う 10 自分の考えを書いた文章を修正する 記述 友だちや先生からの助言を基に 自分の考えを書いた文章を修正する 資料や自分の考えを書いた文章に興味をもち 五つの言語意識とともに 単元の学習を進めようとしている 関 態度 発言 ワークシート 資料の読み取り方や資料から分かったことを書くときの書き方を理解している 書 ワークシート 自分が書く文章のために 資料から読み取ったことを基に 自分の考えをもっている 書 ワークシート 自分の考えを書いた文章の構成要素を理解し 文章の型を作っている 伝 ワークシート 自分の考えを伝えるために必要な資料を進んで読み取ったり 考えを書いたりしようとしている 関 ワークシート 考えと資料から分かったことなどを書き分けている 書 原稿用紙 かぎ( ) や ~によると~ など 引用するときに用いる表現を用いて 記述している 書 原稿用紙 他者の文章を読んで 優れた点を具体的に指摘している 書 態度 友だちや先生の助言を基に 読み手に自分の考えが伝わるように文章を書き直している 書 態度 原稿用紙 - 7 -

12 各時間の学習展開例 (1) 第 1 時の展開例 (1/6) 第 1 次第 2 次第 3 次第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 自分の考えを書いた文章のモデルを読んだり資料を読み取ったりする活動を通して 単元の学習 に対する興味や見通しをもとうとする 自分の考えを記述する力を付けるための本時のポイント 1 出口 ( 第 3 次の言語活動 ) を意識した魅力ある入口 ( 導入 ) に! 2 評価の基準 を児童にも! ポイント 1 児童が学びたくなるような魅力ある導入にする 教師によるモデリング 第 3 次の言語活動を紹介 書いてみたい! 書けそうだ! 学習へのあこがれ 学習の見通し 学習に対する安心感 ポイント 2 子供の言葉でも 評価の基準 を示す * 評価の基準 を児童に示すことは大切です 児童がどのように書けばよいのかを意識するだけではなく どのような力を身に付けていけばよいのかが分かります ただそのままでは 児童が理解しにくいので 児童にも分かる言葉で示しましょう 1 原稿用紙 1 枚半程度書けている 3 自分の考えや意見が書けている 2 引用するときの技を使って書いている 4 型 に合わせて書いている * この 4 つができていたら です! 食料ジャーナリストサミット で 読み手が なるほど! と思えたら です! - 8 -

第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 展開 (* 評価 は観点 は 評価の方法を示す ) 学習活動 支援 評価 つかむ 1. 単元の学習課題を設定する 学習に興味をもたせる まなぶ 食料ジャーナリスト になって 食料に関する自分の考えを知らせよう 2. 単元の学習について見通しをもつ (1) 自分の考えを書いた文章のモデルを見て 学習のイメージをつかむ (2) 教科書 P.140 の文章を読む (3) 自分の考えを書いた文章の 評価の基準 を知る 尺度 4 3 2 ために ジャーナリスト の意味を調べさせたり知らせたりする グラフや表を引用して自分の考えを書くことを告げる 自分の考えを書いた文章の記述内容 自分の考えを書いた文章のモデルから 学習の見通しをもとうとしている 関 態度 発言 振り返りカード 型 を生かして自分で文章の構成を考えながら 自分の考えを書いている 引用する際 原文を正確に引用したり 文章等の出典について明記したりしながら 適切な量 ( 原稿用紙 1 枚半程度 ) で書いている 何のために書くのかという目的を意識して 引用した部分と自分の考えとの関係を明確に区別しながら 自分の考えを書いている 型 に合わせて 自分の考えを書いている 引用する際 原文を正確に引用したり 文章等の出典について明記したりしながら 適切な量 ( 原稿用紙 1 枚半程度 ) で書いている 自分の考えと事実を区別して書いている 資料から分かったことや自分の考えを書いている 自分の考えと事実を区別して書いている 1 資料から分かったことが書けている 0 無解答 1 2 いかす 3. 自分の考えを書くための資料について知る みんなの大地 森 海のめぐみ ( 平成 22 年 11 月 ) から抜粋した五つの資料について知る 評価の基準 を示すことで 学習の見通しをもたせる 五つの資料や資料に関 連する本を読む ( 並行読書 ) ように勧める 並行読書できるように関連する図書を用意し 教室に並べておく 4. 本時の学習を振り返る (1) これからがんばっていきたいことや知りたいことなど 思ったことや考えたことを付箋に書く (2) 感想を発表する 今後の学習への意欲につながるよう 時間があれば 本時の学習についての感想を発表させる 児童に分かりやすく提示する 1 原稿用紙 1 枚半程度書けている 2 引用するときの技を使って書いている 3 自分の考えや意見が書けている 4 分かったことと自分の考えを区別して書いている * この四つができていたら サミットで読み手が なるほど! と思えたら - 9 -

(2) 第 2 時の展開例 (2/6) 第 1 次第 2 次第 3 次第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 自分の考えを書いた文章の中で 資料をどのように引用しているかを理解することができる 自分の考えを記述する力を付けるための本時のポイント 1 モデルの文章を用い 書き方 ( 書くときの技 ) を工夫して指導! 2 書くときの技を教室に掲示! ポイント 1 書き方の指導を工夫する ( 読むことと書くことの往還的 横断的な指導 ) 読むこと 書くこと モデルの文章書くときの技かきえもんの技 教科書教材を読む 資料の読み取り どのように資料を読み 引用しているか文末表現とともに 見付けさせる 引用の仕方やグラフや表を説明するときの技を知る 引用する場合は に入れて書くなど 書き方について指導する 書くときの技をかきえもんの技として整理する 読み技 書き技 としてまとめさせる ポイント 2 書くときの技を言葉や短文で掲示する 技 を教室に掲示 * 文章を書くときの参考にすることができます 自信をもって書く活動に取り組ませる キーワード 短文 書くときの技 書くときの技を身に付けさせる - 10 -

第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 展開 (* 評価 は観点 は 評価の方法を示す ) 学習活動 支援 評価 つか 1. 本時の学習課題を設定し 学習の見通しをもつ む まなぶ いかす 資料を引用するときの技を身に付けよう 2. 資料 ( グラフや表 ) やモデルの文章から情報を読み取る 教科書 P.140 141 のモデルの文章を読む 家庭からのごみ排出量 のグラフや表の資料からどんなことが読み取れるかを考えながら 読む 3. グラフや表を説明したり引用したりするときの技 ( 書き方 ) について知る (1) 教科書 P.140 を読み 説明するときの技 ( 書き方 ) を理解する (2) 引用や考えと事実を区別して書くことについては 教科書 P.80 で確認する (3) 資料の読み取り方は 教科書 P.128 ~で確認する 4. グラフや表から読み取ったことがどのように記述してあるかを学ぶためモデルの文章を読み比べる 資料の引用の仕方を考えながら読む グラフや表から分かったことをどのように記述しているか考えながら読む 3.(1) で学習した技をどのように記述しているか 確認する 5. 本時の学習を振り返る 付箋に学習して分かったことや身に付いたこと 感想などを書く < 書く力を付けるための支援 > 前時に書いた付箋を数名分紹介し 本時の学習への意欲付けとする 資料からどんなことが分かるかを理解させるために ワークシートにまとめさせる グラフや表の見方で戸惑っている児童には 読み取り方を助言する 学習意欲を喚起するために かきえもん の技として理解させるだけでなく その技を身に付けなければならないことを告げる 児童がより理解しやすいようにするために 資料から分かる部分 と 自分の主張 や 事実 に分けさせながら読ませる 時間があれば 何人かの感想を発表させ 次時からの学習への意欲付けをする グラフや表を進んで読み取ろうとしている 関 態度 資料の読み取り方や資料から分かったことを引用するときの書き方を理解している 書 ワークシート 整理した書くときの技を かきえもんの技 として教室に掲示する そのことにより 常に 児童の目にふれさせるとともに 今後の書く活動の際に 参考にできるようにする 1 2-11 -

(3) 第 3 時の展開例 (3/6) 第 3 次 第 1 時 第 2 時 第 3 時 第 4 時 第 5 時 第 6 時 選んだ資料を読み取り 自分の考えをもつことができる 同じ資料を選んだ友だちと考えを交流することを通して 自分の考えを深めたり 文章を書くこ とへの自信をもったりすることができる 自分の考えを記述する力を付けるための本時のポイント 1 資料を選ばせ 読み取らせることで自分の考えを! 2 考えを深めさせるために 交流 を! ポイント 1 主体的に学ばせるために 資料を選ばせ 自分の考えをもたせる * 本単元では 自分の考えを記述する力を付けることを中心に指導するため 考えの形成 という部分には重きを置いて指導はしません しかし 児童の主体的な学びにするために 五つの資料から選ばせ 学習を展開します 五つの資料から 自分で資料を選択 児童の主体的な学び 資料の読み取り 考えの形成 単元を貫く言語活動 に向けた児童の主体的な学び ポイント 2 自分の考えを深めさせるために 交流 させる 同じ資料を選んだ友だちとの交流 < 交流する内容 > 読み取ったこと 考えを深める 考えを広げる 考えたこと 引用すること 自信をもって 自分の考えを記述する - 12 -

第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 展開 (* 評価 は観点 は 評価の方法を示す ) 学習活動支援評価 つ 1. 本時の学習課題を設定し 学習の見 前時に書いた付箋を数 か 通しをもつ 名分紹介し 本時の学 む 選んだ資料を読み取ったことから 自分の考えをもとう 習への意欲付けとする 1 ま 2. 選んだ資料を読む 資料の読み取りにつま 自分の考えを伝えるた な 資料から分かることをワークシー ずいている児童には めに必要な資料を進 ぶ トにまとめる 教室に掲示してある んで読み取ろうとし 読み取ったことを基に自分の考え かきえもん の技や ている 関 態度 をワークシートに書く 教科書 P.128 ~ や 自分の考えを書くために どんな P.140 を読ませる ことを引用するのかをワークシ い ートにまとめる 3. 同じ資料を選んだ友だちと読み取っ 同じ資料を選んだ友だ 自分が書く文章のため 2 か たことなどを交流する ちが大勢いる場合は に 資料から読み取っ す < 交流する内容 > 資料からどんなことを読み取 ったか 読み取ったことを基にどんな 考えをもったか 3~4 名の小グループで話し合わせる 選んだ資料に合わせて 個に応じた指導や支援を行う たことを基に 自分の考えをもっている 書 ワークシート 自分の主張の理由や根拠を明 確にするために 資料からど んなことを引用するのか 4. 話し合って 自分の考えがどのよう 考えの変容や深まりを < 予習 > に変わったかをまとめる 話し合って変容したことや感想な どをワークシートにまとめる 認め 書くことへの自信につながるような声かけを行う 予習の意味や予習の内容について知らせる 選んだ資料を何度も読んだり 関連する図書を読んだりして 自分の考えを深める 5. 本時の学習を振り返る 付箋に学習して分かったことや身 時間があれば 何人か に付いたこと 感想などを書く の感想を発表させ 次 時からの学習への意 欲付けをする - 13 -

(4) 第 4 時の展開例 (4/6) 第 2 次 第 1 時 第 2 時 第 3 時 第 4 時 第 5 時 第 6 時 自分の考えを書いた文章のモデルを読みながら 文章の 型 を作ることができる 作った 型 を活用しながら 自分が選んだ資料について 自分の考えを書く文章の 型 を考 えることができる 自分の考えを記述する力を付けるための本時のポイント 1 モデルの文章から 型 を! 2 型 を活用して 書くことの準備を! ポイント 1 モデルの文章を基に ワークシートに 型 を作らせる 読むこと モデルの文章 書くこと モデルの文章の 型 文章の構成を読む どのような内容を どんな順で書かれているか 何を引用しているかを考えさせる 書くことに活用するために 文章の構成を 型 としてまとめる 何について書かれているか ワークシートにまとめさせる ポイント 2 型 を活用して 自分が書く文章の内容を考えさせる 書くこと 自分が書く文章の 型 を作る ワークシートには 自分が書く内容を簡単にまとめさせる そのことにより 次時の学習により自信をもって取り組むことができます - 14 -

第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 展開 (* 評価 は観点 は 評価の方法を示す ) 学習活動支援評価 つ 1. 本時の学習課題を設定し 学習の見 前時に書いた付箋を数 か 通しをもつ 名分紹介し 本時の学 む モデルの文章の 型 をもとに 自分が書く文章の 型 を考えよう 習への意欲付けとする 1 ま 2. 自分の考えを書いた文章のモデルを 日頃から書くことが苦 な 読んで 型 を作る 手な児童に対して 少 ぶ (1) 文章のモデルを読み どのような しでも書くことがで 型 になっているか考える きるようになるため 文章のモデル ( 教科書 P.140 141) に モデルとなる文章 を読み 型 を考える から 型 を作り 文 (2) モデルの文章の 型 を作る 章を書いていく方法 ワークシートにまとめていき について知らせる 型 を作る 考えにくい児童のため 型 を確認する に ワークシートを用 い 3. 自分の考えを書くために 型 を いる 自分の考えを書いた文 2 か 作る 章の構成要素を理解 す 2.(2) で作成した 型 を活用 選んだ資料に合わせ し 自分が選んだ資料 して自分が選んだ資料について て 個に応じた指導や に合わせた文章の 自分の考えを書いた文章の 型 支援を行う 型 を作っている を考える 言 ワークシート ワークシートにまとめていく 4. 本時の学習を振り返る 付箋に学習して分かったことや身 時間があれば 何人か に付いたこと 感想などを書く の感想を発表させ 次 時からの学習への意 欲付けをする - 15 -

(5) 第 5 時の展開例 (5/6) 第 3 次第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 前時に考えた文章の 型 を活用しながら グラフや表を引用して自分の考えを書くことができ る 自分の考えを記述する力を付けるための本時のポイント 1 第 2 次の学習を活用して 書く活動に! 2 出口 ( 言語活動 ) を意識させることでよりよい文章に! ポイント 1 第 2 次の学習を活用させ 自分の考えを書かせる 第 2 次の学習 書くときの 技 を身に付ける 資料を引用するなどして 自分の考えを書かせる ( 原稿用紙 1 枚半程度 ) 交流により考えを深める 自分が書く文章の 型 を作る よりよい文章にするために 第 1 時に示した 評価の基準 を想起させる ポイント 2 食料ジャーナリストサミット を意識させ 推敲させる 第 3 次の学習 自分の考えを書く 食料ジャーナリストサミット を開く 文章を書く 書くときの条件に合わせて書けているか推敲させる 次時の 食料ジャーナリストサミット のために書いた文章を推敲させる - 16 -

第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 展開 (* 評価 は観点 は 評価の方法を示す ) 学習活動支援評価 つ 1. 本時の学習課題を設定し 学習の見 前時に書いた付箋を か 通しをもつ 数名分紹介し 本時の む 型 を活用しながら 資料を引用して自分の考えを書こう 学習への意欲付けとする 1 ま 2. グラフや表を引用して 自分の考え 考えと資料グラフや な を書く 表から分かったこと ぶ 前時に考えた文章の 型 を活用 児童が書きやすいよ などを書き分けてい しながら グラフや表を引用して うに原稿用紙を用意 る 自分の考えを書く する 書 原稿用紙 ( 本文の字数は 原稿用紙 1 枚半程 よりよい文章を書くた グラフや表を説明する 度とする 題名と名前を除く ) めに 第 1 時に示した ときの表現方法やか 引用するときの書き方 ( かきえも 評価の基準 を想起 ぎ ( ) や ~ によると ん の技 ) を使って書く させる ~ など引用するとき 自分の考えと事実を区別して書く の表現を用いて 記述 している い 3. 書いた文章を読み返し 推敲する 資料から分かったこと 書 原稿用紙 資料の引用の仕方 2 か 書き上げた文章を読み返し 修正 を引用するときの技 型 書き方など自 す する ( 教科書 P.140) をふま 分の考えが読み手に 資料の引用の仕方 型 書き え 修正させる 伝わるような文章に 方など 自分の考えが読み手に伝 なっているか 書いた わるような文章になるように修 ものを読んで確かめ 正する ようとしている 関 態度 付箋 4. 本時の学習を振り返る 付箋に学習して分かったことや身 時間があれば 何人か に付いたこと 感想などを書く の感想を発表させ 次 時からの学習への意 欲付けをする - 17 -

(6) 第 6 時の展開例 (6/6) 第 3 次第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 友だちと自分の考えを書いた文章を読み合い 友だちからの助言を基によりよい文章にすることができる 自分の考えを記述する力を付けるための本時のポイント 1 サミット という場で評価させることで書く力が向上! 2 交流させることで よりよい作品に! ポイント 1 評価させることで 書くことへの意欲を高める 意 欲 食料ジャーナリストサミット で評価し合う よかったこと 学級の友だち 校内の先生方 評価 付箋に書く * 評価の基準 を基に評価させましょう 今後の書くことへの意欲 ( 書くことへの自信 ) につながる ポイント 2 評価させることで 書く力を高める 書く力 食料ジャーナリストサミット で評価し合う 評価 付箋に書く 評価の基準 修正したほうがよいところ よりよい文章にするために 評価の基準 を基に 文章を修正する * よりよい文章にするために評価の観点 ( 評価の基準 ) を基に 評価させましょう * 修正させることで より書くことの力を高めます - 18 -

第 1 時第 2 時第 3 時第 4 時第 5 時第 6 時 展開 (* 評価 は観点 は 評価の方法を示す ) つかむ まなぶ いかす 学習活動支援評価 1. 本時の学習課題を設定し 学習の見通しをもつ 食料ジャーナリストサミット を開こう 2. 食料ジャーナリストサミット を開く (1) 評価の観点を確認する 第 1 時の 評価の基準 を確認する かきえもんの技 を確認する かきえもんの技 〇グラフや表を説明するときの書き方を使って書いている 型 を活用して書いている 自分の考えと事実とを区別して書いている (2) 友だちの文章を読む 評価の基準 や かきえもんの技 を意識しながら 友だちが書いた文章を読む (3) 評価の基準 や評価の観点を基に 評価する 友だちの文章のよかったところや修正したほうがよいところを きらりカード ( 付箋 ) に書く 3. 友だちからの助言を基に 文章を修正する 2.(3) で書いた きらりカード を基に 文章を修正する 4. 本時の学習を振り返る 付箋に学習して分かったことや身に付いたこと 感想などを書く 前時に書いた付箋を数名分紹介し 本時の学習への意欲付けとする よいところを具体的に評価できるように 評価の基準 や かきえもんの技 を想起させ これらの観点で評価することを知らせる * 校内の先生方にも 参加していただ き 文章を読み 評価していただ く 今後の書く活動の意欲につながるように 友だちの文章のよいところにも目を向けさせる 修正点については 具体的に書くように告げる 今後の書く活動の意欲付けとなるように 互いの文章のよいところについて話し合わせる 時間があれば 何人かの感想を発表させ 次時からの学習への意欲付けをする 友だちの文章を読んで 優れた点や修正すべき点を具体的に指摘している 書 態度 きらりカード 友だちや先生の助言を基に 読み手に自分の考えが伝わるように文章を書き直している 書 態度 原稿用紙 1 2-19 -