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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

新ルルAゴールドDX細粒 使用上の注意(PDF)

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

2017 年 7 月下線部改訂 カゼゴールドエース 第 2 類医薬品 項目 内容 医薬品区分 一般配置兼用医薬品 薬効分類かぜ薬 ( 内用 ) 承認販売名 製品名 製品名 ( 読み ) 製品の特徴 カゼゴールドエースカゼゴールドエースカゼゴールドエースは, ジヒドロコデインリン酸塩, アセトアミノフ


スライド 1

サリドンWi 使用上の注意(PDF)

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

H 平成 28 年青森県登録販売者試験について 1 概要出願者 612 名受験者 592 名合格者 277 名合格率 46.8%( 四捨五入 ) 2 合格基準総得点の7 割であって かつ 各項目の得点が4 割以上 3 試験成績 手引き第 1 章 手引き第 2 章 手引き第 3 章 手引

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

塩酸プソイドエフェドリン酸 10% 塩酸プソイドエフェドリン散 10% A-477 少柴胡湯小柴胡湯 第三部使用上の注意編 掲載頁一連番号 品目名修正前修正後 B 感冒剤 9 号 A 成分と作用作用 : 解熱 鎮痛成分の働きを助けます また ねむけを除きます B 感冒剤 2

1 アドレナリンってなんだ アドレナリンって何だろう 普段は温厚な人たちでも 草野球の試合になると いつになく興奮し 闘争意識をむきだしにして激しいファイトを展開することがある そんな時 人の体内では 副腎という臓器の髄質部分からアドレナリンやノルアドレナリンというホルモンが分泌されているのだ アド

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

ベナンバックス_患者向医薬品ガイド

甲状腺機能が亢進して体内に甲状腺ホルモンが増えた状態になります TSH レセプター抗体は胎盤を通過して胎児の甲状腺にも影響します 母体の TSH レセプター抗体の量が多いと胎児に甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性が高まります その場合 胎児の心拍数が上昇しひどい時には胎児が心不全となったり 胎児の成

ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

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ヒューマリン(インスリン ヒト)患者向医薬品ガイド(R注バイアル)

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患者向け医薬品ガイド

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

メプチン吸入液・ユニット

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

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一般用漢方製剤の添付文書等に記載する使用上の注意の一部改正について_1

Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc

この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 6 歳以上の小児では 1 日 1 回 1 錠を就寝前に飲みます どのように

患者向医薬品ガイド

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リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと 服用してください しんぼうさいどう 心房細動は 不整脈のひとつです 心房細動になると 心臓が正しいリズムで拍動できな

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イマチニブ家族10-11

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

壮年性脱毛症の病理 壮年性脱毛症では 成長期 ~ 退行期 ~ 休止期という毛髪の生え変わる周期 ( ヘアサイクル ) を繰り返す過程で成長期が短くなり 休止期にとどまる毛包が多くなります 前頭部と頭頂部の毛髪が軟毛化して細く短くなり 最終的には毛髪がなくなってしまいます ミノキシジルの作用 ミノキシ

造影剤を用いる MRI 検査を受けられる方へ 造影剤は画像検査で診断を容易にするために使用される検査用の薬剤です 今回の検査では ガドリニウム造影剤というガドリニウムという物質を含む薬剤が使用されます 造影剤は血管内に注射され 全身の血管や臓器に分布します 造影剤の使用によって病気の性質や血管や臓器

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

BV+mFOLFOX6 療法について 2 回目以降 ( アバスチン +5-FU+ レボホリナート + エルプラット ) 薬の名前アロキシ注吐き気止めです デキサート注 アバスチン注 エルプラット注 レボホリナート注 作用めやすの時間 5-FU の効果を強める薬です 90 分 2 回目から点滴時間が短

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

Ⅰ. 咳の症状の基礎知識 6キキョウキキョウ科のキキョウの根を用いた生薬で 痰又は痰を伴う咳に用いられる 7セネガ オンジセネガはヒメハギ科のセネガ又はその同属植物の根を用いた生薬 オンジはヒメハギ科のイトヒメハギの根を用いた生薬で いずれも去痰作用を期待して用いられる これらの成分の摂取により糖尿

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

患者向医薬品ガイド

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方はこの薬の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイストダックス点滴静注用に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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患者向医薬品ガイド

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

ストラテラ(アトモキセチン)患者向医薬品ガイド(カプセル)

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇意識がもうろうとしたり 睡眠中の異常行動 ( たとえば夢遊症状 : 眠っているときに突然起き上がり 目が覚めているかのように歩き回ったりするなど ) があらわれることがあります また 眠りに入るまでの あるいは途中で目が覚めた時の出来事を記憶していないことがあ

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ロキソニンSプレミアム 使用上の注意(PDF)

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この薬は 細菌感染症には効果がありません この薬を予防に用いる場合は 原則としてインフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族または共同生活者である下記の人が対象となります 高齢の人 (65 歳以上 ) 慢性心疾患の人 代謝性疾患の人 ( 糖尿病等 ) 腎機能障害の人 この薬は 治療に用い

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去に DSPB に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊婦

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインテレンス錠に含まれる成分で過敏症のあった人 アスナプレビルを使用している人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 高齢の人 この薬には併用してはいけない薬 [ ア

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

規制改革会議公開討論資料

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にキプレス錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使

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ベージニオ(アベマシクリブ)患者向医薬品ガイド

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針刺し切創発生時の対応

イミグラン点鼻液 20 患者向医薬品ガイド 2019 年 6 月作成 この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 容器 0.1mL 中 ) イミグラン点鼻液 20 IMIGRAN Nasal Spray 20 スマトリプタン Sumatriptan スマトリプタンとして 20mg 患者向医薬品ガイドに

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

ストラテラ(アトモキセチン)患者向医薬品ガイド(内用液)

Microsoft Word - ①【修正】B型肝炎 ワクチンにおける副反応の報告基準について

患者向医薬品ガイド

Transcription:

19 鼻炎用内服薬 使用上の注意と記載条件 ( 守らないと現在の症状が悪化したり, 副作用 事故が起こりやすくなる ) 1. 次の人は服用しないことあ 15 歳未満の小児 塩酸プロメタジン又はメチレンジサリチル酸プロメタジンを含有する製剤に記載 い本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人 マレイン酸クロルフェニラミン ベラドンナ総アルカロイド 塩酸プソイドエフェドリン カフェイン又はマレイン酸クロルフェニラミン 硫酸プソイドエフェドリン カフェインを含有する製剤に記載 い ' 本剤又は鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人 塩化リゾチームを含有する製剤に記載 う次の症状のある人 前立腺肥大による排尿困難 塩酸プソイドエフェドリン又は硫酸プソイドエフェドリンを含有する製剤に記載 あ小児 ( 特に 2 歳以下 ) に投与した場合, 乳児突然死症候群 (SIDS) 及び乳児睡眠時無呼吸発作があらわれたとの報告がある 小児の安全性を確保するため, 服用しないこととした い記載条件にある 4 成分を組み合わせた鼻炎用内服薬でショックを起こしたとの報告があるため, 本剤によるアレルギー症状の既往歴のある人では, 再度服用することによりショック ( アナフィラキシー ) 等の重篤な副作用があらわれるおそれがある い ' 鶏卵アレルギーの人が塩化リゾチームを服用してアナフィラキシーショック等のアレルギー症状を呈したとの報告があるが, これは塩化リゾチームが鶏卵の卵白から抽出したタンパク質であるためと考えられる うえ交感神経刺激作用により, 前立腺肥大による排尿困難, 高血圧, 心臓病, 甲状腺機能亢進症, 糖尿病が悪化するおそれがある え次の診断を受けた人 高血圧, 心臓病, 甲状腺機能障害, 糖尿病 塩酸プソイドエフェドリン又は硫酸プソイドエフェドリンを含有する製剤に記載

2. 本剤を服用している間は, 次のいずれの医薬品も服用しないこと他の鼻炎用内服薬, 抗ヒスタミン剤を含有する内服薬 ( かぜ薬, 鎮咳去痰薬, 乗物酔い薬, アレルギー用薬 ), 塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する内服薬 ( かぜ薬, 鎮咳去痰薬 ) ア アは, 塩酸プソイドエフェドリン又は硫酸プソイドエフェドリンを含有する製剤に記載 3. 服用後, 乗物又は機械類の運転操作をしないこと ( 眠気 ( や目のかすみ, 異常なまぶしさ等の症状 ) があらわれることがある ) ( ) 内は, 副交感神経遮断剤を含有する製剤に記載 4. 授乳中の人は本剤を服用しないか, 本剤を服用する場合には授乳を避けること ( 母乳に移行して乳児の脈が速くなることがある ) 塩酸ジフェンヒドラミン, サリチル酸ジフェンヒドラミン, タンニン酸ジフェンヒドラミン又はロートエキスを含有する製剤に記載 ただし,( ) 内は, ロートエキスを含有する製剤にのみ記載 2. 併用することにより, 本剤又は併用薬の薬理作用が増強され, 副作用が強くあらわれるおそれがある 3. 抗ヒスタミン剤は, 眠気を生じる可能性があり, 乗物又は機械類の運転操作中に眠気があらわれると重大な事故につながるおそれがある 副交感神経遮断剤は, 眠気や散瞳等を生じる可能性があり, これらの症状が乗物又は機械類の運転操作中にあらわれると重大な事故につながるおそれがある 4. 母乳に移行し乳児に, 塩酸ジフェンヒドラミン, サリチル酸ジフェンヒドラミン又はタンニン酸ジフェンヒドラミンでは一時的な昏睡, また, ロートエキスでは一時的な頻脈等があらわれることが知られている 5. 長期連用しないこと 5. 漫然と長期連用すると副作用があらわれるおそれがある 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談することあ医師の治療を受けている人 い妊婦又は妊娠していると思われる人 あ治療を受けている人は, 医師から何らかの薬剤の投与又は処置を受けており, 素人判断で他の薬剤を服用することは, 同種薬剤の重複投与や相互作用等を引き起こすおそれがある い妊娠時に服用した薬剤は血液中に移り, 胎盤を通過して胎児に悪影響を与えるおそれがあるので, 妊婦は安易に薬剤を服用するのではなく, 慎重を期す必要がある 一般に妊婦は定期的に医師の診察を受けているので, 薬剤の服用に際しては医師に相談すべきである

う授乳中の人 dl 塩酸メチルエフェドリン,l 塩酸メチルエフェドリン又は塩酸トリプロリジンを含有する製剤に記載 安息香酸ナトリウムカフェイン, 無水カフェイン又はカフェインをカフェインとして 1 回分量 100mg 以上を含有する製剤に記載 ただし, してはいけないこと の 4. に記載されている場合は記載しない え乳児 ( 乳児において, 本剤に含まれる塩化リゾチームを初めて服用した時に, ショック ( アナフィラキシー ) があらわれたとの報告がある ) お高齢者 塩化リゾチームを含有する 3 歳未満の用法がある内用液剤又はシロップ剤に記載 か本人又は家族がアレルギー体質の人 き薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人 く次の症状のある人 高熱, 排尿困難, むくみア, 血液凝固異常 ( 出血傾向 ) イ アは, グリチルリチン酸等を 1 日最大配合量がグリチルリチン酸として 40mg 以上又は甘草として 1g 以上 ( エキス剤については原生薬に換算して 1g 以上 ) 含有する製剤に記載 イは, ブロメラインを含有する製剤に記載 う母乳に移行することが知られているが, 乳児への具体的な有害反応は不明である おそらく母乳を通して乳児に移行しても, その量がごく微量である等, 乳児への実際の影響が少ないと予想されるが, 薬剤の乳児移行による危険性を伴うことから, 授乳後に服用する等, 服用前に専門家に相談してその指示を受けるべきである えアレルギー反応は抗原抗体反応の一種であるが, 卵白由来のタンパク質である塩化リゾチームを初めて服用した乳児でショックを起こしたとの報告がある これは胎盤や母乳を通して感作されている可能性を示唆している お高齢者では, 心臓 血管系の機能の低下, 動脈硬化等による二次的な高血圧, 腎 肝機能の低下等, 生理機能の低下が考えられ, 薬剤の作用が強くあらわれることがある か本人又は家族がアレルギー体質の人は, アレルギーを起こしやすいので, 素人判断で薬剤を選ばないで専門家に相談し, その指示によって服用すべきである き薬剤によりアレルギー症状を起こしたことのある人はアレルギーを起こした薬剤並びにその類縁の薬剤を避けて服用する必要がある く高熱 : ウイルス性の感染症やその他の重篤な疾病も考えられるので, 専門家の判断が必要である 排尿困難 : 抗コリン作用により, 膀胱平滑筋の弛緩と膀胱括約筋の緊張が起こり, 尿がさらに出にくくなるおそれがある また, 前立腺肥大がある場合は尿閉を起こすおそれもある アむくみ : グリチルリチン酸等を大量に服用するとナトリウム貯留, カリウム排泄促進が起こり, 浮腫, 高血圧, 四肢麻痺, 低カリウム血症等の症状があらわれ, これらは偽アルドステロン症として報告されている これらの症状は, いずれも投与を中止することにより緩解しているが, 血圧の高い人や高齢者 ( 一般に加齢により排泄機能等が衰えてくる ), 心臓又は腎臓に障害のある人, むくみのある人は特に注意する必要がある イ血液凝固異常 ( 出血傾向 ): ブロメラインは, 血液凝固機構に関与し, フィブリン溶解作用により, 出血傾向を示すことが考えられるので, 特に鼻血等出血しやすい体質の人は, 注意する必要がある

け次の診断を受けた人 緑内障, 糖尿病ア, 甲状腺機能障害ア, 心臓病アイエ, 高血圧アイ, 腎臓病イウ, 肝臓病 アは, 塩酸フェニレフリン,dl 塩酸メチルエフェドリン,l 塩酸メチルエフェドリン又は 塩酸メトキシフェナミンを含有する製剤に記載 イは, グリチルリチン酸等を 1 日最大配合量がグ リチルリチン酸として 40mg 以上又は甘草として 1g 以上 ( エキス剤については原生薬に換算して 1g 以上 ) 含有する製剤に記載 ウは, ブロメラインを含有する製剤に記載 エは, 副交感神経遮断剤を含有する製剤に記載 ただし, してはいけないこと の 1. のえに 高血圧, 心臓病, 甲状腺機能障害, 糖尿病 を記載されている場合は 高血圧, 心臓病, 甲状腺機能障害, 糖尿病 を記載しない こモノアミン酸化酵素阻害剤 ( 塩酸セレギリン等 ) で治療を受けている人 塩酸プソイドエフェドリン又は硫酸プソイドエフェドリンを含有する製剤に記載 2. 次の場合は, 直ちに服用を中止し, この文書を持って医師又は薬剤師に相談することあ服用後, 次の症状があらわれた場合 関係部位 症状 皮ふ 発疹 発赤, かゆみ 消化器 悪心 嘔吐, 食欲不振 精神神経系 めまいア, 不眠ア, 神経過敏ア, 頭痛 その他 排尿困難, 顔のほてりイ, 異常なまぶしさイ アは, 塩酸プソイドエフェドリン又は硫酸プソイドエフェドリンを含有する製剤に記載 イは, 副交感神経遮断剤を含有する製剤に記載 イ け緑内障 : 抗コリン作用により, 房水流出路 ( 房水通路 ) が狭くなり眼圧が上昇し, 緑内障を悪化させるおそれがある ア糖尿病 : 交感神経刺激作用により, 肝臓のグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があるので, 糖尿病を悪化させるおそれがある 甲状腺機能障害, 心臓病, 高血圧 : 交感神経刺激作用により, 血圧を上昇させ, 心拍数を増加させるため, 甲状腺機能亢進症, 心臓病, 高血圧を悪化させるおそれがある イ心臓病, 高血圧, 腎臓病 : グリチルリチン酸等を大量に服用するとナトリウム貯留, カリウム排泄促進が起こり, 浮腫, 高血圧, 四肢麻痺, 低カリウム血症等の症状があらわれ, 心臓病, 高血圧, 腎臓病を悪化させるおそれがある ウ肝臓病 : 代謝, 排泄能の低下により, 本剤の作用が増強することがある エ心臓病 : 副交感神経遮断作用により, 心臓に負担をかけ, 心臓病を悪化させるおそれがある こモノアミン酸化酵素阻害剤との併用により, 血圧を上昇させるおそれがある 2. 配合されている成分により, あらわれることが予測される副作用症状を記載している このような症状があらわれた場合は, 症状の増悪, 重篤な症状への移行を未然に防ぐため, 服用を中止し, 医療機関の受診をすすめることが大切である なお, 服用している薬剤の成分等を専門家に知らせるため, 添付文書等の持参を記載している イ異常なまぶしさ : 副交感神経遮断作用により, 目の調節障害や散瞳により異常なまぶしさを感じる等の症状があらわれることがある

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります その場合は直ちに医師の診療を受けること 症状の名称 ショック ( アナフィラキシー ) アイ 皮膚粘膜眼症候群 ( スティーブンス ジョンソン症候群 ), 中毒性表皮壊死症 ( ライエル症候群 ) ア 偽アルドステロウン症 症状服用後すぐにじんましん, 浮腫, 胸苦しさ等とともに, 顔色が青白くなり, 手足が冷たくなり, 冷や汗, 息苦しさ等があらわれる 高熱を伴って, 発疹 発赤, 火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が, 全身の皮ふ, 口や目の粘膜にあらわれる 尿量が減少する, 顔や手足がむくむ, まぶたが重くなる, 手がこわばる, 血圧が高くなる, 頭痛等があらわれる アは, 塩化リゾチームを含有する製剤に まれに起きる可能性のある重篤な副作用とその初期症状を記載している このような症状があらわれた場合は, 服用を中止し, 直ちに医療機関を受診するよう指導する また, できるだけ専門医を受診すること, 症状が重い場合は入院できる施設を受診するよう指導することも重要である 記載 イは, マレイン酸クロルフェニラミン ベラドンナ総アルカロイド 塩酸プソイドエフェドリン カフェイン又はマレイン酸クロルフェニラミン ベラドンナ総アルカロイド 硫酸プソイドエフェドリン カフェインを含有する製剤に記載 ウは, グリチルリチン酸等を 1 日最大配合量がグリチルリチン酸として 40mg 以上又は甘草として 1g 以上 ( エキス剤については原生薬に換算して 1g 以上 ) 含有する製剤に記載 い 5 ~6 日間服用しても症状がよくならない場合 3. 次の症状があらわれることがあるので, このような症状の継続又は増強が見られた場合には, 服用を中止し, 医師又は薬剤師に相談することア口のかわき, 便秘 アは, 副交感神経遮断剤を含有する製剤 い 5 ~6 日間服用しても症状の改善がみられない場合は, 他に原因があることも考えられるので, 服用を中止し, 専門家に相談する必要がある 3. 一過性の軽い副作用については, 直ちに服用を中止する必要はないが, 症状の継続又は増強がみられた場合には, 服用を中止し, 専門家に相談する必要がある に記載

母乳が出にくくなることがある ロートエキスを含有する製剤に記載 ロートエキスの成分が母乳分泌を抑制する 用法及び用量に関連する注意 あ小児に服用させる場合には, 保護者の指導監督のもとに服用させること 小児の用法及び用量がある場合に記載 い小児の用法がある場合, 次に該当する場合には, そのいずれかを記載 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には, 薬剤がのどにつかえることのないよう, よく注意すること 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤 ( 発泡錠を除く ) 丸剤 軟カプセル剤の場合に記載 イ 2 歳未満の乳児には, 医師の診療を受けさせることを優先し, 止むを得ない場合にのみ服用させること 2 歳未満の用法を有する製剤に記載 イ乳児の病気は, 親による症状の判断が困難な場合も多く, また, 肝臓や腎臓等が未発達の乳児では, 薬物代謝が遅いことが予想されるので, 投与には細心の注意が必要であると考えられる したがって, 乳児においては, まず医師の診療を受けさせることが必要であり, 市販薬の服用は夜間等の医師の診療が困難な場合のみにとどめ, 早めに医師の診療を受けさせることが大切である