宮城県 ( 以下 県 という ) は, 平成 19 年 3 月に策定した 宮城の将来ビジョン に基づき, 観光を経済波及効果の大きい本県経済の成長のカギと位置づけ, 県民の参加のもと幅広い分野で観光振興施策を実施してきました その間, 平成 20 年に開催した 仙台 宮城デスティネーションキャンペー

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第3期みやぎ観光戦略プラン最終案(H26-29)

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

待される 交流人口の拡大 に向けた観光地域づくりの推進に取り組むこととしている また みやぎ第 3 期みやぎ観光戦略プラン では みやぎの観光が抱える課題に対応する取組の柱として 沿岸部の観光資源の再生と積極的な誘客 観光消費効果の高い県外等からの誘客強化 観光資源の魅力の向上と観光客受入態勢の整備

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平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

関経連_事業報告書CS4.indd

度に引き続き中級レベルの接遇研修会を開催するほか 接遇講師を県内各地に派遣する出前 接遇研修会を開催するとともに これまで取り組んできた生産性向上のための観光産業にお ける業務改善の自発的な取り組みを支援する 4 国際観光推進外国人観光客の一層の誘客を図るため 台湾またはアセアン諸国における旅行博等

Ⅰ 観光振興計画制定の背景 1 観光による地域振興 観光立国推進基本法 に基づき策定された 観光立国推進基本計画 の中で 観光立国の実現は地域経済の活性化 雇用機会の増大 国民の健康の増進 潤いのある豊かな生活環境の創造 国際相互理解の増進等の意義を有するものである と位置づけられています また 東

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

世界に誇れる松島湾ダーランドの創造 Matsushima Bay - Journey Through 1,000Years of History - 松島湾ダーランド推進計画概要版平成 28 年 3 月 24 日 目次序章計画の主旨 1 第 1 章松島湾の観光を取り巻く環境 1 第 2 章松島湾の観

2 おもてなしの推進 本県を訪れた旅行者がやすらぎと感動を覚え 再び訪れたくなる魅力ある地域づくりを進めるため 地域への誇りと愛着に基づくおもてなしを県民総参加により推進します 1 満足度 ( アンケート調査で非常に満足と答えた観光客の割合 ) 45% 以上 2 リピーター率 67% 以上 おもてな

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昇龍道フ ロシ ェクト 資料 3 昇龍道プロジェクトの 平成 31 年度活動方針 ( 案 ) 2019 年 3 月 8 日第 10 回昇龍道プロジェクト推進協議会

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

平成 27 年度 観光庁関係 第 1 次補正予算 平成 27 年 12 月 観光庁

6光産業振興に向けた現状と課題 ( 東京の魅力の発信と多様な旅行者誘致の展開 ) 東京の旅行地としての魅力を効果の高い手法で海外に発信し その浸透を図ることが重要となっている そのため 国や地域ごとに旅行者の特性に応じた東京の魅力のPRと多様な形での旅行者誘致活動 ( プロモーション ) を進めるこ

目的 川越市は 埼玉県の南西部に位置し 新河岸川の舟運や川越街道を通じた江戸との交流により発展してきました 蔵造りの町並みや時の鐘などの歴史的な観光資源に恵まれ 都心からのアクセスも良いことから 毎年多くの観光客が本市を訪れています このような中 本市では 平成 20(2008) 年に 川越市観光振

マートシティ2020 年に向けた政策展開のポイント 訪都外国人旅行者の更なる誘致を目指し 東京 2020 大会とその先を見据えた戦略的な観光プロモーションを展開 多様な旅行者が安心かつ快適に観光を楽しめるよう 観光案内機能の充実や多言語対応の強化等 受入環境の整備を推進 ナイトライフ観光の取組や地域

資 料

宮 城 県 ( 以 下 県 という )は, 平 成 19 年 3 月 に 策 定 した 宮 城 の 将 来 ビジョン に 基 づ き, 観 光 を 経 済 波 及 効 果 の 大 きい 本 県 経 済 の 成 長 のカギと 位 置 づけ, 県 民 の 参 加 のもと 幅 広 い 分 野 で 観 光

(5) 観光情報センター活動事業 県内の観光情報を内外に提供し 観光客の誘致促進を図る (6) 九州域内対策事業県内観光施設との連携による周遊 再来訪の仕掛け ( 紙媒体でのスタンプラリー レジャーチケットと絡めた企画 ) や WEB を活用した新しい形でのスタンプラリーを展開することで 九州域内か

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域全体が観光で 稼ぐ 仕組みを構築していくため, 県域 DMOに必要な人材の育成 確保 活用 観光地ブランド化や宿泊施設の充実など魅力ある観光地域づくり 県産品の知名度向上や販路拡大による稼げる観光産業の振興 旅行博や訪日旅行商談会におけるPRな

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

公益目的支出計画実施報告書 29 年度 (2017/4/1 から 2018/3/31 まで ) の概要 1. 公益目的財産額 10,097,432 円 2. 当該事業年度の公益目的収支差額 ((1)+(2) (3)) 10,213,503 円 (1) 前事業年度末日の公益目的収支差額 7,130,4

第2号議案

P.1 平成 28 年度タイ市場調査結果 北海道観光成 市場誘客促進事業 ( タイ市場 ) 概要編 公益社団法 北海道観光振興機構

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

はじめに スノーリゾート地域の活性化は 国内外の旅行者がともに減少する冬期の観光振興を進める上で極めて重要であり 観光庁では平成 27 年から スノーリゾート地域の活性化に向けた検討会 を開催し スノーリゾート地域を取り巻く状況の調査 分析等を通じて 本年 4 月に今後の取組の方向性等について最終報

スライド 1

国内観光復興に向けた取組 3. 来てもらう ( 観光業における風評の払拭 )(4)1 県外からの旅行者の回復に向けた施策 (a) 福島県ならではのコンテンツを発信する これまでの取組内容 日本酒ツーリズム増進事業全国新酒鑑評会で 金賞受賞数が5 年連続で日本一に輝いた 福島県の酒蔵について スタンプ

2 事業の名称及び内容 : 秋田犬 活用による観光地域づくり推進事業 秋田県 1. 秋田犬の里魅力アップ促進事業 (1) 交通機関や施設の受入体制整備 秋田犬の里 の空の玄関である大館能代空港や大館能代空港リムジンバス アクセス鉄道である秋田内陸線等について 案内の多言語化や秋田犬の車両ラッピング

北海道ドライブ観光促進社会実験 実施結果 1 例N 3を表示凡アプリ利用者の属性 実験期間中 1,211 人の外国人観光客が北海道内でアプリ Drive Hokkaido! を利用 ( 実験期間中の全道の外国人レンタカー貸渡台数 19,543 台の約 6% に相当 ) 国 地域別では香港 シンガポー

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地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課


Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサ

2. 本市の上期観光入込客数について平成 27 年度上期観光入込客数は 総数 377,300 人で 前年の 351,600 人より 25,700 人 7.3% の増となった その内訳として 道内客が 84,900 人で 前年の 94,200 人より 9,300 人 9.9% の減 道外客が 292,

Index 1. 東北の現状 2. 業界や企業のこれまでの取組み 3. 観光振興への課題と対応策 4. 結びに 1

4-(1)-ウ①

平成17年

鹿児島県観光動向調査 鹿児島県 PR 観光戦略部観光課 平成 31 年 3 月の観光客の動向 1 概要平成 31 年 3 月における調査対象ホテル 旅館 76 施設の宿泊客数 ( 宿泊延べ人員 ) は 合計 309,924 人で 前年同月比 4.1% 減となった このうち外国人は 41,123 人で


渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス


が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

北海道 欧州諸国 東北 6 県 欧州諸国 人口 562 万人 フィンランド (520 万人 ) 963 万人 スウェーデンベルギー ギリシャ 面積 83456km 2 アイルランド島よ 66889km 2 チェコ りやや大きい 経済規模 20 兆円 フィンランド 33 兆円 スイス ベルギー スウェ

数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

東北観光推進機構の取り組みについて 一般社団法人東北観光推進機構 日本を訪れる外国人旅行者は ここ数年急拡大を続けており 十年前に733万人であった旅行者数が 昨年には2,400万人を超えるまでになっています 国は 観光を低迷する日本経済脱却のための成長戦略 と捉え 官民を挙げた様々な取り組みを行な

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

目 次 1 平成 23 年の観光動向 1 2 観光統計総括表 2 3 観光客数 観光消費額の推移 3 4 月別観光客数 4 5 個人客 団体客の推移 5 6 宿泊客 日帰り客の推移 6 7 交通機関別観光客数の推移 7 8 外国人宿泊者数の推移 8 9 国 地域別外国人宿泊者数 9 10 コンベンシ

1 地域再生計画の名称 りんくうタウン活性化プロジェクト 地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称泉佐野市 3 地域再生計画の区域泉佐野市の区域の一部 ( りんくうタウン インターナショナルビジネス地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状 課題平成 6 年に開港した関西国際空港の地

政策評価書3-3(4)

東日本大震災からの復旧・復興~人づくりから始まる創造的復興~ 2

平成 30 年度上期観光入込客数状況について Ⅰ. 本市の上期観光入込客数の概要について 平成 30 年度上期観光入込客数は 総数 380,100 人で 前年の 399,700 人より 19,600 人 4.9% の 減となった (1) 道内客 道外客の状況 道内客が 98,200 人で 前年の 9

8 月 : 新大阪駅周辺地域について 都市再生緊急整備地域の候補となる地域として公表 10 月 : 第 3 回大阪港ベイエリアに関する意見交換会 を開催 11 月 : 旧成人病センター跡地等に関するマーケットリサーチ結果の公表 ( 予定 ) グランドデザイン 大阪都市圏 の推進 淀川沿川の広域連携型

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

ラグビーワールドカップ2019及び 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた 掛川市の取組基本方針

のインバウンド事業 取組方針 インバウンドの回復を目指して, ハード ソフト両面で積極的に事業を展開する ハードとしては, 無料公衆無線 LAN(Wi-Fi) の充実や多言語案内板の整備など受入環境の整備促進を図る ソフトとしては, 台湾, 中国, 韓国, 香港を誘客の重点市場として, 現地で開催さ

Ⅱ 地域マネジメントの推進 県域版 DMO の機能を効果的に発現するため 商品企画や販売 マーケティング機能などの強化を図るとともに 域内 DMO 組織や観光協会 関係団体等との連携を強化し 県内観光の発展をサポートする (1)DMO 推進事業 1 商品企画 販売機 能の強化 ( 新 ) おんせん県

Ⅱ. 日本遺産 事業の方向性日本遺産事業の設計に先立ち 既に文化財を活用した地域振興を行っている地方自治体の先行事例 10 件について実態調査を行った その際得られた課題を踏まえ 文化財を活用 発信して地域の活性化につなげていくために 以下のような方向性が有効と考えられる (1) 地域に点在する文化

観光消費額観光入込客数観光消費額と観光入込客数の推移 ( 億円 ) , ,391 ( 千人 ) 7,000 6, ,845 5,753 6,000 5,500 第 5 章前期基本計0 5

企画書の審査結果表 業務名 : 特定した提案者及び代表者名 : 特定した提案者の住所 : 特定した日 : シンガポールにおけるFIT 向け情報発信事業に関する請負業務株式会社日本旅行九州法人支店支店長石本信二福岡市博多区博多駅前 3 丁目 2 番 1 号平成 29 年 6 月 26 日 企画書の評価

観光で稼ぐ! ための手引書 観光消費の拡大と域内経済への波及をめざして ~ データに基づき観光施策を作り上げる 7 つのステップ ~ 北海道経済部観光局 平成 31 年 4 月

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

た取組を進めることで 国際的評価の獲得と 国内外での知名度及びイメージ向上を図り 交流人口の増加につなげる さらには 自動車で2 3 時間圏内となる関西圏そして首都圏で効果的なシティプロモーションを実施して交流人口の掘り起こしも行い こうした 美星の星空 の磨き上げにより 観光形態を 日帰り 通過型

目次 第 1 章計画の基本方針 1 1 策定の趣旨 1 2 東京 2020 大会ビジョンの共有 1 3 基本コンセプト 2 4 基本目標 ( 創出するレガシー ) 2 5 計画の期間 2 第 2 章アクション 3 1 共通の取り組み 3 2 基本目標スポーツ振興 4 3 基本目標観光振興 5 4 基

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度増加分 (1 年目 ) 平成 29 年度増加分 (2 年目 ) 平成 30 年度増加分 (3 年目 ) 観光消費額県内の延べ宿泊者 1,503 億円 195 億円 51 億円 51 億円 348 万人 40 万人 6 万人 6 万人 数 訪日外国

な取組 日本や東京の文化 歴史を学び 日本人としての自覚と誇りを涵養主な取組 東京都国際交流委員会 * を再構築し 外国人への生活サポートを推進主な取 様々な広報媒体の活用などによる障害者への理解促進主2020 年に向けた取組の方向性 1 オリンピック パラリンピック教育を推進するとともに 多様性を

平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

特定した及び代表者名 : 香港 広州における九州観光説明会及び商談会開催事業に関する請負業務 株式会社 JTB 九州代表取締役社長古田和吉 特定したの住所 : 福岡市中央区長浜 平成 29 年 6 月 27 日 企画書の評価 ( 2 社 ) 株式会社 JTB 九州 A 提案内容の優良性

Taro-全員協議会【高エネ研南】

1

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JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

で頒布する 作成期日 年 1 回発行 (11 月 ) 作成部数 約 2,500 部 主な内容 本県の自然や景勝地などを紹介した観光カレンダーの作成 d 海外誘客宣伝用パンフレット等作成海外からの観光客の誘致促進を図るため 本県の観光地 交通アクセス等を紹介するパンフレット トラベルマニュアルガイドブ

観光立国の実現に向けた政府の取組 26 年 12 月 観光立国推進基本法を制定 28 年 1 月 観光庁設置 212 年 3 月 観光立国推進基本計画を閣議決定 213 年 6 月 観光立国実現に向けたアクション プログラム策定 7 月 タイ マレーシア向けビザ免除 213 年 12 月 訪日外国人

スライド 1

第1号議案                         資料-1

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

Ⅰ ツーリズムの創造 発展 (1) ツーリズム企画推進事業 平成 30 年度事業計画 ( 案 ) 1 戦略的なツーリズム企画の推進 ( 担当 : 経営 ) ( 担当 : 地域 ) 事業企画委員会やツーリズム戦略会議等のもと 会員相互の連携により事業企画 推進を図るとともに 県や市町村等への事業企画等

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

平成27年度事業計画

観光部 事業報告(案)

北海道MICE戦略(仮称)

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

公営認定に関する県との協議内容(H23

地域子育て支援拠点事業について

Transcription:

参考資料 3-1 第 3 期みやぎ観光戦略プラン概要版 みやぎ観光創造県民条例 に基づく観光振興に関する基本的な計画 ~ みやぎの観光の創造的復興とさらなる飛躍へ ~ 平成 26 年 3 月宮城県

宮城県 ( 以下 県 という ) は, 平成 19 年 3 月に策定した 宮城の将来ビジョン に基づき, 観光を経済波及効果の大きい本県経済の成長のカギと位置づけ, 県民の参加のもと幅広い分野で観光振興施策を実施してきました その間, 平成 20 年に開催した 仙台 宮城デスティネーションキャンペーン をはじめとする誘客活動や県内の魅力ある観光資源の発掘などを通じて, 平成 22 年に過去最高の 6,129 万人の観光客入込数を記録するなど, 大きな成果を上げることができました しかし, 平成 23 年 3 月に発生した東日本大震災によって, 本県の観光は壊滅的な被害を受け, 原発事故の風評等の影響もあり, 本県を訪れる観光客は激減しました これに対し, 県では震災から 10 年間の復興の道筋を示す 宮城県震災復興計画 を策定し, 観光については, 多様な魅力を持つみやぎの観光の再生 を復興実現のポイントの一つに掲げ, 観光の復興に向けた取組を推進しています この度, 近年の観光を取り巻く状況の変化やこれまでの観光振興における課題などを踏まえ, みやぎの観光が震災から再生を遂げ, 地域経済と復旧 復興をけん引する役割を果たせるよう, その指針となる新たな計画を策定することとしました 1 みやぎの観光の現状と課題 観光を取り巻く環境は, 平成 23 年 3 月の 第 2 期みやぎ観光戦略プラン 策定時から大きく変化しています 第 3 期みやぎ観光戦略プラン の策定に当たり, 本県観光の現状と課題を次のように整理しました 東日本大震災による影響 現状課題 ( 必要な対策 ) 平成 24 年の本県の観光客入込数は震災前の 85% の 5,208 万人まで回復 平成 24 年の沿岸部 ( 石巻 気仙沼圏域 ) の観光客入込数は震災前の約 5 割の 415 万人で, 内陸部とは対照的に回復が遅れている 平成 24 年の東北地方の外国人観光客宿泊者数は震災前の約 4 割の 12 万人で, 回復に遅れ 平成 24 年の東北地方の観光客中心の宿泊施設の宿泊者数は震災前の 85% の 1,471 万人で, 全国に比べ回復に遅れ 被災地訪問と県内各地の観光資源をつなぐなど, 内陸部との連携による誘客 原発事故の風評払拭と東日本大震災の風化防止とともに, 沿岸部の復興状況に応じた魅力ある観光資源の開発 訪日リピーターや台湾, 香港, 東南アジア諸国等へのアプローチ強化, 外国人が過ごしやすい環境の整備 東北各県のデスティネーションキャンペーン (DC) での連携を通じた東北地方が一体となった誘客,LCC 就航や仙台空港民営化を契機とした観光需要の喚起 女川町復旧した宿泊施設 震災以前からのテーマ 平成 24 年度の本県の観光客の地域別の割合は, 県内 54%, 関東地方 23%, 東北地方 16% で, 拡大を目指してきた中部以西は1 割未満 観光客の平均消費額は低下傾向 ( 平成 24 年度 : 県内日帰客 4.5 千円, 県外日帰客 10 千円, 県内宿泊客 26 千円, 県外宿泊客 36 千円 ) 平成 25 年のDCを通じて, 本県の魅力が国内外に発信され, おもてなしの精神が広く県民に浸透した 官民が一体となった継続的な観光キャンペーンのほか, 被災地への関心の高まりやL CCを含む国内路線の新規開設などを生かした中部以西からの誘客 県内客に比べて平均消費額の高い県外客の観光需要喚起による観光消費額の向上 自然 や 食 などの従来の観光資源の磨き上げのほか, 新たな観光資源の創出 観光客の多様なニーズに対応できる人材育成や地域ぐるみの受入態勢の整備 平成 25 年 DC のおもてなし 1

2 基本理念 東日本大震災で甚大な被害を受けたみやぎの観光の再生のために, 単に震災前の観光の姿に戻すだけではなく, 復興の過程で生まれた国内外と結ばれた絆や語り部などの震災の経験を伝承する取組を観光の 種 として, 一過性にとどまらない将来の観光資源に大きく育て上げていきます さらに, 東北の観光資源の世界遺産登録や仙台空港の民営化などの追い風を最大限に生かしながら, 東北各県や関係諸団体と連携して, 東北が一体となった国内外からの誘客を行い, 東北全体の活性化を目指します これに基づいて, 本プランの基本理念を次のように定めます 3 基本方針と取組の方向性 基本理念 みやぎの観光の創造的復興とさらなる飛躍へ を推進するため, 沿岸部の観光復興と交流人口の拡大による地域の活性化 を基本方針 ( 政策 ) に, 観光振興に関する取組を実施していきます さらに, 基本方針の実現に向け, 本県観光の現状と課題を踏まえて定めた5つの取組の方向性 ( 施策 ) に基づいて施策を展開します 5つの取組の方向性は, 沿岸被災地の観光の回復や激減している外国人観光客の回復など, 緊急的 戦略的な取組の方向性 と, 従来の課題に対応した 継続的な取組の方向性 に区分します 基本方針 ( 政策 ) 緊急的 戦略的な取組の方向性 継続的な取組の方向性 取組の 方向性 ( 施策 ) (1) 沿岸部の観光資源の再生と積極的な誘客 (2) 外国人観光客の回復 (3)LCC 就航や仙台空港民営化等を契機とした東北が一体となった広域観光の充実 (4) 観光消費効果の高い県外等からの誘客強化 (5) 観光資源の魅力の向上と観光客受入態勢の整備拡充 具体的な 取組 ( 事業 ) 1 復興ツーリズム推進プロジェクト 2 沿岸部復興状況発信プロジェクト 1 外国人誘客プロモーションプロジェクト 2 外国人観光客の受入態勢整備プロジェクト 3 原発事故等風評払拭情報発信プロジェクト 1 中部以西誘客プロモーションプロジェクト 2 仙台空港民営化促進プロジェクト 3 東北広域観光推進プロジェクト 1 旅行意欲喚起促進情報発信プロジェクト 2 県外客 ( 首都圏 中部以西 ) 誘客プロモーションプロジェクト 1 みやぎの観光素材発掘 磨き上げ推進プロジェクト 2 人材育成 おもてなし等の受入態勢整備拡充プロジェクト 2

4 具体的な取組 ( 緊急的 戦略的な取組の方向性 ) (1) 沿岸部の観光資源の再生と積極的な誘客 被災地の復興状況を踏まえ, 本県でしか体験できない防災 減災を目的とした旅行やボランティア等で支援をいただいた方々が復興を確認する旅行をはじめとする 復興ツーリズム の推進, 観光施設等の再建支援などの受入態勢の整備のほか, 風評の払拭に向けて正確な観光情報や復興情報の発信を図ります 1 復興ツーリズム推進プロジェクト みやぎ観光復興支援センター で旅行会社や学校, 企業に対して被災地でのボランティアツアーや研修プログラムについての情報提供を行うほか, 受入先とマッチングを行います 被災地で震災の体験を語り継いでいるガイドを対象に実施する研修会を支援します みやぎ教育旅行等コーディネート支援センター で国内外からの教育旅行やインセンティブツアーの受入態勢の整備や誘致の促進, 防災, 減災教育につながるプログラムの構築に取り組みます 震災で被害を受けた観光施設 設備の復旧を支援します など 2 沿岸部復興状況発信プロジェクト 新聞 旅行雑誌等を活用した観光情報の提供や首都圏キャラバン等による安全 安心と宮城の観光の魅力のPRによって, 観光客の誘致につなげます 被災地訪問と本県観光を組みあわせた 復興ツーリズム の確立に向けて, 沿岸部の復興状況や地元のニーズの紹介, 観光モデルコースの提案を行います 復興に向けて前向きに取り組む被災地の現状や魅力を伝えることにより, 震災の風化防止や全国からの支援に対する感謝, 支援意識や復興気運の維持向上のための広報 啓発を行います など 教育旅行語り部ガイド研修宿泊施設の復旧沿岸部の祭り (2) 外国人観光客の回復 従来の東アジアの重点市場 ( 中国, 韓国, 台湾, 香港 ) に加えて, 観光客の増加が期待できる東南アジア諸国 ( タイ, シンガポール, マレーシア等 ), 親日国をターゲットとして他県等と連携した戦略的な誘客活動や復興支援を縁に始まった海外との交流の継続のほか, 受入態勢の整備に加え海外の原発事故等の風評払拭のための正確な観光 復興状況の継続的な情報提供を図ります 1 外国人誘客プロモーションプロジェクト 海外の旅行博覧会への出展や旅行会社の訪問, 海外のマスコミ招請などによる多様なプロモーション活動を行います 〇アジア地域を中心として増加している海外へのインセンティブツアー ( 報奨旅行 ) の招致を進めます 東北各県や東北観光推進機構等と連携して, 海外から東北への誘客の取組を強化します 多くの外国人を招致できるMICE( 国際会議等 ) の誘致を積極的に進める団体に補助します など 2 外国人観光客の受入態勢整備プロジェクト 市町村等と連携して多言語対応のパンフレットやホームページ等を作成するとともに, 案内看板等を整備します 県内の宿泊施設や観光集客施設に無線 LA N( フリー Wi-Fi) を設置する事業者に経費の補助を行います 2020 年に開催される東京オリンピック パラリンピックを見据えて, 大会期間中に大幅な増加が予想される外国人観光客の受入態勢の整備に向けて取り組みます など 3

3 原発事故等風評払拭情報発信プロジェクト 海外の旅行会社やマスコミを招いて本県観光の安心 安全情報を発信するほか, 海外での商談会を開催します 平成 27 年に仙台市で開催される 国連防災世界会議 での観光案内や情報発信を行います 影響力のある海外要人のための復興ツーリズムの観光メニューを整備して海外要人を誘致し, 根強い海外の風評の払拭を図ります など 旅行博覧会への出展 マスコミ等招請 外国人観光客のトレッキング 旅行会社関係者の招請 (3) LCC 就航や仙台空港民営化等を契機とした東北が一体となった広域観光の充実 今後拡大が期待できる国内外からの LCC 就航や仙台空港民営化, 北陸新幹線や北海道新幹線の開業等を契機として, 中部以西からの誘客を推進するとともに, 東北各県及び東北観光推進機構等の関係諸団体と連携し東北が一体となった観光資源の魅力の発信などにより, 中部以西での知名度の向上と 東北へ行きたい という旅行意欲の喚起を図ります 1 中部以西誘客プロモーションプロジェクト 仙台空港の就航地 ( 中部, 大阪 ( 伊丹, 関西 ), 福岡空港 ) で, 航空会社と連携した観光プロモーションを行うほか, 雑誌や新聞広告を活用して観光情報の発信を行います 航空会社に対するセールスや要望活動を行うほか, 航空旅行の需要を喚起するためのイベントやPR 活動を行います 宮城や東北の魅力とともに, 全国的に人気の高い伊達政宗公の偉業である慶長遣欧使節出帆 400 年記念事業などを生かした観光 P R 誘客活動を行います など 2 仙台空港民営化促進プロジェクト 仙台空港の早期の民営化を目指し, 手続きを円滑に進められるよう, 関係機関との調整等を行います 日本初の民間運営空港 を目指す仙台空港を核として復興の加速化を図るため, 仙台空港民営化の機運醸成や情報発信を行う官民連携会議を開催します 仙台空港の年間旅客数 600 万人 年間貨物量 5 万トンの目標実現に向けて, 調査などを行います など 3 東北広域観光推進プロジェクト 隣接県と連携して, 観光パンフレットの相互配置や観光情報の共同発信, 合同の観光 PR イベントの開催などを行います 東北各県や東北観光推進機構等と連携して, 大都市圏などから東北への誘客の取組を強化します 地域の祭りやイベント等の観光素材や震災後に登録された世界遺産等 ( 平泉, 慶長遣欧使節関係資料 ) を活用した旅行商品の造成を支援し, 誘客の促進を図ります など 航空会社と連携した観光 PR 隣接県や東北観光推進機構と連携した観光 PR 早期の民営化を目指す仙台空港 慶長使節船 サン ファン バウティスタ イベント 4

( 継続的な取組の方向性 ) (4) 観光消費効果の高い県外等からの誘客強化 インターネットや新聞, 旅行雑誌をはじめとした多様な媒体や訴求力のあるツールを戦略的に活用し, 誘客対象を明確にした上で本県の多様な観光の魅力を発信することで訪問意識を呼び起こすとともに, ポスト DC 等の様々なプロモーション活動に官民一体で取り組み, 首都圏や中部以西等からの誘客促進を図ります 1 旅行意欲喚起促進情報発信プロジェクト 宮城県の みどころ イベント 風景 などの様々な観光情報をICT 環境で発信します ツイッターやフェイスブックなどの SNS 環境での提供についても拡充して行います 新聞, 旅行雑誌等を活用した観光情報の提供や, 首都圏キャラバン等による安全 安心と宮城の観光の魅力のPRによって観光誘客につなげます また, 震災研修を目的とした教育旅行の誘致を行います など 2 県外客 ( 首都圏 中部以西 ) 誘客プロモーションプロジェクト ポストDC 等の官民が一体となった短期集中型の観光キャンペーンを実施し, 観光 P R 誘客を行います 宿泊を伴う観光客を増やすため, 名所や旧跡などのライトアップや夕方から夜にかけての街あるきなどの企画の実施を支援します プロスポーツ球団やJR 等と連携したPR を実施して本県のイメージアップを図り, 本県への旅行意欲を喚起します など 首都圏観光キャラバン (5) 観光資源の魅力の向上と観光客受入態勢の整備拡充 本県の誇る 食 温泉 自然 歴史 文化 産業 祭 プロスポーツ などの地域の特性を生かしたテーマ性 ストーリー性のある観光メニューの構築やニーズに応じた観光資源を創出するとともに, 観光客を迎える立場にある県民による域内流動を促進し地域の魅力に対する理解の向上を図ります 観光客へ快適な旅行を提供するため,DC で培った地域力のさらなる向上, おもてなしを浸透させるとともに, 次世代の観光の復興をけん引する人材の育成を図ります 1 みやぎの観光素材発掘 磨き上げ推進プ ロジェクト 祭りや地域固有のイベントなど, 従来は注目さ れていなかった地域の観光素材を発掘し, 磨き 上げを行います グリーンツーリズムや伊達文化, 県産食材など のテーマ性をもった新たな旅行商品の造成を支 援します 本県の観光資源を歴史, 文化などテーマ性やス トーリー性のあるルートを新たに構成し, 旅行 商品の造成を支援します 震災研修を目的とした教育旅行 観光客のニーズにあわせた民宿, 民泊を伴う農 漁村体験等のメニュー拡充を支援します など DC オープニングイベント 2 人材育成 おもてなし等の受入態勢整備 拡充プロジェクト 県民総ぐるみで挨拶や笑顔などの身近でさ りげないおもてなしを日常的に行えるよう, セミナーや研修会で好事例を紹介します 観光客に対して優良なおもてなしの取組が あったと認められる団体等を表彰します 松島高校観光科で, 観光産業や関連する産業 に貢献できる人材を育成します あらゆる観光客の安全な利用に配慮した自 然公園施設の再整備や, 観光客が広域的に移 動しやすい環境整備のため, 観光案内板等を 整備します プロスポーツとの連携 など グリーンツーリズム 漁業体験 おもてなし研修 自然公園の歩道整備 5

5 計画期間 目標 本プランは, 平成 26 年度を初年度とし, 平成 29 年度を目標年度とします 本県観光の再生に向けて, 数値目標として次の 7 つを設定し, 取組の達成度を確認します 平成 29 年の数値目標 現況値 ( 平成 24 年 ) 目標値 ( 平成 29 年 ) 1 観光客入込数 5,208 万人 6,700 万人 2 沿岸部 ( 気仙沼 石巻地域 ) の観光客入込数 415 万人 805 万人 3 宿泊観光客数 888 万人 900 万人 4 沿岸部 ( 気仙沼 石巻地域 ) の宿泊観光客数 38 万人 60 万人 5 外国人観光客宿泊者数 7.5 万人 16 万人 6 観光消費額 4,058 億円 6,000 億円 7 観光客 ( 県外客 ) に対するアンケート調査での宮城県への再訪問意思率 - 99% 6 取組の進め方 各種計画と連携しながら取組を進めます プランの推進に当たっては, 県政運営の基本方針である 宮城の将来ビジョン と東日本大震災からの復興の道筋を示す 宮城県震災復興計画 の下, 県の各分野の個別計画や国における 観光立国推進計画, 東北観光基本計画 など各種計画との連携に努めます 毎年度事業の達成状況を検証しながら取組を進めます 本プランの進行管理に当たっては, 社会情勢の変化に対応するため,PDCA サイクルのマネジメント手法を用い, 毎年度事業の達成状況を検証し公表するとともに, その結果を観光再生の取組に反映させることにより, 着実な推進を図ります 幅広い主体と連携して取り組みます 宮城県のみならず, 市町村, 県民, 観光事業者, 観光関連団体や関連する多くの産業の関係者がプランの実現に向けて緩やかに連携し, 各々が必要な事業費を確保してみやぎの観光の再生の実現に取り組みます 6

発行平成 26 年 3 月編集宮城県経済商工観光部観光課 980-8570 宮城県仙台市青葉区本町 3 丁目 8-1 電話 022-211-2823 E-Mail kankoup@pref.miyagi.jp URL http://www.pref.miyagi.jp/kankou/ 7