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内部統制ガイドラインについて 資料

三沢市行政経営推進プラン

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<はじめに> 退職後, 民間企業等に再就職した者による現職職員への働きかけ規制などにより, 職員の退職管理を適正に行い, 職務の公正な執行及び公務員に対する住民の信頼を確保するため, 地方公務員法が改正され, 平成 28 年 4 月 1 日に施行されました 本市では, 改正法の施行に伴い, 旭川市職

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

イ類似団体の状況 法定上限数 抜粋 30 人 ( 人口 8~ 10 万人 ) 34 人 ( 人口 10~ 14 万人 ) 定数が定数を減員の状況法定市数法定上限人2人3人4人5人6人7人8人9人上限数数より減員1と同じ (14.8%) 9 (23.1%) 10 人11 人以上 23

9川総行推第29号

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横浜市市民活動推進条例の全部改正

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三鷹市指定管理者制度導入の基本方針(仮称)検討試案

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寒川町自治基本条例

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15


1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

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目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

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( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

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市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

2014(平成26)年度 予算編成方針について

鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

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(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施

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1 計画策定の背景と趣旨 昭和 56(1981) 年の 完全参加 をテーマとする 国際障害者年 を契機に, 障害者福祉は大きく変化しました 国では, 平成 5(1993) 年 3 月に 障害者対策に関する新長期計画 が策定され, 同年 12 月には 障害者基本法 * が施行されました 以後も, 平成

道州制基本法案(骨子)

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いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

比較の際にでてきた意見

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総括的事項について 推進プラン全体に関するもの (2 件 ) 1 行政改革の推進プランであるにもかかわらず コスト削減に関する推進項目やプログラムが少ないのではないか 本市では 過去数次にわたる行政改革のプラン実施において 取り組む必要があると考えられる取組については 可能な限り取り組んできたところ

基本理念 1 市民参加及び協働は 市民の豊かな知識及び社会経験並びに創造的な活動を尊重して推進されなければならない まちづくりの基本理念 変更 まちづくりは 市民一人一人が市民参加を行い 協働を行うとともに できるところから自立的に活動して地域の実情に合わせて取り組むことを基本とし 次のことを考慮し

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庁議案件No

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1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

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チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

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⑴ ⑵ ⑶


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1 広島市障害者計画の策定について

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

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この制度は 2003 年 9 月 2 日から施行され 旧 地方自治法 244 条の2による管理委託を行ってきた 公の施設 の場合は 3 年間 ( 経過措置 ) の間に自治体が指定管理者制度に移行することになっている 現時点で 指定管理者制度導入のため 1 指定の手続きについて一般ルールとして定めた自

公表用 平成 31 年 4 月 10 日 評価の見方 A: 達成できたもの B: できている ( ただし 更なる努力を要する ) C: できていない ( 検討を要する ) D: 条文を改正する E: その他 -: 評価の対象としない 条文評価取組状況 課題 問題点今後の対策等 目的第 1 条 - 取

平成18年度標準調査票

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

瑞穂市行政改革大綱

特定個人情報の取扱いの対応について

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

前文 す 私たちの妙高市は 秀峰妙高山の麓に広がる豊かな自然環境の中で 全ての生命が輝くまちで 先人は 妙高連峰の大いなる自然の恵みに畏敬の念を持ちながら それぞれの時代背景を要因とした幾多の困難を乗り越え 脈々と生命を育んできました 21 世紀を迎えた今日 私たちは 先人が守ってきた自然 積み重ね

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

個人情報管理規程

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中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

パブリック・コメントが事後となった理由

美里町行政改革大綱(仮称)(中間報告案)

 

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

(4) 予算 決算について適正な会計処理が行われていること 2 前項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当するものは対象外とする (1) 市が事務局に参加している団体 (2) 営利を目的としている団体 (3) 宗教の教義を広め 儀式行事を行い 及び信者を教化育成することを主たる目的とする団体

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

資料3

Transcription:

市政運営の原則についての中間まとめ ( 案 ) 資料 11 ( 平成 20 年 5 月 26 日資料 ) 以下に述べる事項については すでに市が実施しているものも多くありますが 市政運営の基本原則として また 自治の仕組みとして 自治基本条例に盛り込むべきであると考えるものです ただし 検討委員会として十分に議論されていない事項もありますので 今後なお検討を深めていきたいと考えています 1 総合計画について ⑴ 総合計画は 市の最上位に位置付けられる行政計画で まちづくりを総合的かつ計画的に進めていくための計画です 本市をはじめ 多くの市町村が 基本構想 基本計画 実施計画の 3 層構造を採用されており そのうち基本構想は議会の議決要件になっています 市では 昭和 47 年からこれまで 4 次にわけて 総合計画を策定されていますが 市の最上位の計画で まちづくりの指針であることから 多くの市民参加のもと 時間をかけ 議論を重ねて 策定されておりまして 現在の第 4 次の総合計画は 平成 13 年から平成 22 年までの期間の計画となっています また 総合計画と予算とは 実施計画と財政計画及び毎年度の予算とによって連動されています => 次ページのフロー図を参照してください ⑵ 自治基本条例には 1 総合計画を総合的かつ計画的に進めていかなければならないこと 2 総合計画が市の最上位の計画であることから 自治基本条例の理念に基づいた計画でなければならないこと 3 総合計画を基本に市政運営を行っていかなければならないこと 4 毎年市政の基本方針を明らかにすることによって 市の施策体系を市民に分かりやすく示すとともに 何を重点的に優先的に実施していくのかを示すこと を明記する必要があると考えます なお 総合計画の進行管理においても参画と協働が大事であり 市民参画型の進行管理が必要と考えますが 検討委員会として なお検討を続けます 注 1 基本構想 とは 明石市のめざす都市像とこれを実現するための施策の大綱等を定めています 2 基本計画 とは 基本構想に掲げた施策の大綱に沿って まちづくりの目標を実現するための具体的な施策の方向を明らかにしており 総論 行政施策計画 コミュニティ計画 計画推進のために の 4 編で構成しています 3 実施計画 とは 基本計画で定めた基本的な方策をより具体化するため 3 年間を計画期間として 社会経済環境の変化や計画の進捗等を考慮しながら 効率的 計画的に推進すべき施策事業を明らかにし 毎年度の予算編成の指針とするものです

長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後 3か年で推進すべき重要な事業の協議推進すべき施策 事業の決定 < 要望等 > 市民等からの要望 各派予算要望 タウンミーティング等々予算編成方針の作成 施政方針の作成 H20 年度のキーワードと 視点の決定 予算査定 予算記者発表資料 の作成

2 財政について ⑴ 市においては 総合計画に基づく政策目標を達成するため 10 年後を見据えた中長期的な財政計画を策定し 行財政改革を進めながら 健全で持続可能な財政運営をこれまでやってきています ⑵ 自治基本条例には 1 財政的な裏付けをもって総合計画が進められるように財政計画と総合計画を連動させるとともに 両方の進行管理をするといった仕組みを働かせること 2 財政に関する情報を市民の目線から見て分かりやすい内容で市民に提供して 知ってもらうこと その上で 受益と負担にかんがみると 市が理解を求める必要があること 3 健全で持続可能な財政運営を図ること を明記する必要があると考えます 3 施策等の評価について ⑴ 施策等の評価とは いわゆる行政評価のことであり 市が実施している施策や事業について その目的や実施方法が効果的か 見直すべき点はないかなど 第三者の目で客観的に評価し 施策や事業の見直し 改善を図ること をいいます ⑵ 現在 学識経験者と公募市民による行政評価委員会において 行政評価委員会が選択した事務事業と 全国でも珍しい指定管理者業務について評価を実施し 市に対して業務の改善等の提言を行っています また 市では 行政評価委員会の審査の過程 結果についてもすべて公表され 評価結果に基づき 施策等の見直しを行うほか 予算編成などに反映するよう努められています ⑶ 自治基本条例には 1 施策や事業について 評価を行い その結果と対応については 広く市民に公表するなど説明責任を果たすこと また 2 市では 評価結果を尊重し 施策や事業の見直しを行うほか 総合計画の進行管理 予算編成に反映させなければならないこと といった今後目指すべき行政評価のあり方を明記する必要があると考えます 4 行政改革の推進について ⑴ 市では 新たな時代の市民ニーズに対応できる行政の再構築を図ること を 基本方針として より簡素で効率的な市政運営を実現し 市民サービスの一層の 向上を図るため 行政改革実施計画を策定し 全庁をあげて取り組まれています ⑵ 行政改革は 欠かせない取組みであり 当たり前のことですが 行政改革にし っかり取り組むことを自治基本条例に明記する必要があると考えます

5 組織について ⑴ 市では 時代に応じた施策を推進するため より簡素で効率的な組織を目指して 組織編制の見直しを行われています 今後 極めて厳しい財政状況の下 職員数の大幅な削減のほか 事務事業や業務の執行体制の見直しも進めながら 少数精鋭を前提に適切な市民サービスを提供できる より簡素で効率的な分権自立を目指した組織体制の整備に取り組まれる考えです ⑵ 組織体制については 市政運営の基本原則として 重要なことであり 時代に応じた施策を推進するため 簡素で機能的かつ市民にわかりやすい組織の編成に努め 常にその見直しに努めなければならないことを自治基本条例に明記する必要があると考えます 6 行政手続について ⑴ 行政手続制度については これまで 法的根拠のない いわゆる行政指導が行政運営の上で多用され あいまいな指導 不透明な指導が行われることもたびたびあったことや 許認可とか承認 又はそれらの取り消しなどの処分によっては その審査や処理の基準が明確にされていないことなどが指摘されるなど 透明で 公正な行政運営の確保を求める声が高まったことから 国において 処分 行政指導及び届出に関する手続について 行政の判断基準や標準処理期間をあらかじめ定め それを明らかにするなど行政手続のルールを定める行政手続法が制定されました 市でも この行政手続法の趣旨にのっとり 国と同様に市の条例や規則などに基づく処分や届出などの手続のルールを定める行政手続条例を制定し 平成 9 年 10 月 1 日から実施し 適正な行政手続に努め 透明性の向上を図ってこられました ⑵ 適正な行政手続は 市政運営において欠かせない取組みであり 要綱の条例化を進めるなど公正の確保と透明性の向上を図り 市民の権利を保障するため 行政手続を適正に行わなければならないことを自治基本条例に明記する必要があると考えます

7 法務について ⑴ 地方分権一括法の施行までは 条例等の制定に当たっては 条例準則が示されるなど国から事細かな指示がある場合も多く 条例 規則の制定などの自治立法権について事実上多くの制約を受けており 自治体における法務事務は 法令の解釈や運用に重きを置く傾向が強く 地域の実情を踏まえた自治立法権の活用を図ることが十分になされてこなかった面があります ⑵ しかし 国の地方分権改革推進委員会から条例制定権の拡大を図るべきとの認識が示されるなど 地方分権の推進が大きな潮流となっていることから 国や県の解釈に依存せず 自ら必要な政策を実行できるよう 解釈力を高めるなど職員の法務能力の向上に努め 拡大されていく自治立法権を有効に活用していくことを自治基本条例に明記する必要があると考えます 8 法令遵守と公益通報について ⑴ 市では これまでも透明で適法かつ公正な市政運営の推進を図るため 職員に対する不当要求行為等に対しては その防止のため組織的な対応を図ったり 公職者等からの不当要求行為等の未然防止を図るため 不当要求行為等に該当する具体例を示したガイドラインを作成し 広く公表しています また 自治体又は事業者等の違法又は不当な行為の事実などを告発する公益通報制度などコンプライアンスの向上を図るための仕組みについて検討されています ⑵ そこで 自治基本条例に 1 市は 市政を常に適法かつ公正に運営しなければならないこと 2 職員は 違法な手段による要求及び市の行政執行に関し公正性を損なう不当な要求に応じてはならないこと 3 市は 職員が職務上受けた不当な要求を排除するため 組織的に かつ 制度に基づいて対応しなければならないこと 4 市は 職員の公益通報に関する事項を定め 市政運営上の違法行為又は公益の損失の防止に努めること を明記する必要があると考えます 注 1 不当要求行為等 とは 本市が行う事務事業の公正を害する行為 職員に対する違法又は不当な要求行為 職員に対する暴力的な行為及び執務の障害となる行為をいいます 2 公職者等 とは 国会議員及び地方公共団体の議会の議員 公務員その他本市が行う事務事業に利害関係を有する者をいいます 3 コンプライアンス とは 日本語ではしばしば法令遵守と訳されますが 法律や規則といった法令を守ることだけでなく 社会的規範や倫理 ( モラル ) を守ることも含めてコンプライアンスといいます