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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

指導計画 評価の具体例 単元の目標 単元 1 化学変化とイオン 化学変化についての観察, 実験を通して, 水溶液の電気伝導性や中和反応について理解するとともに, これらの事物 現象をイオンのモデルと関連づけて見る見方や考え方を養い, 物質や化学変化に対する興味 関心を高め, 身のまわりの物質や事象を

(2) 単元構想図 学習の手立て 数は時数軸 授業の目標 視点 1 果物で電池を作り 電流を取り出す 果物電池から電流を取り出す実験を通して 電池の仕組みについて 疑問や関心を抱くことができる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) 小集団の中で果物電池を作り 疑問を出し合ったり 共有したりする姿 自

理科科学習指導案

英語科学習指導案

見いださせる 3 章 化学変化と電池 本章では電解質水溶液と2 種類の金属を用いて電池をつくる実験を行い 電流が取り出せることを見いださせる このとき化学エネルギーが電気エネルギーに変換されていることを理解させる また 電極での電子の授受をイオンのモデルで表し 電池のしくみを微視的視点でとらえさせる

2 単元の評価規準関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 知識 理解 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事物 現象に興味 関心を持ち, それを科学的に探究しようとするとともに, 事象を日常生活との関わりで捉えようとする 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事象 現象の中に問題を見いだし,

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7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

がお互いの性質を打ち消しあう また, その際, その他のイオンから塩が生じる パフォーマンス課題 硫酸に電極をさし, 電源装置で電圧を加えると電流が流れ, 電球が点灯する これに水酸化バリウム水溶液を少しずつ加えていくと水溶液は白く濁り, 電球は次第に暗くなり, やがて消える しかし, さらに加え続

群教セ G04-03 平 集 理科 - 中 生徒が解決の見通しを持って実験方法を立案する理科授業 モデル図やグラフを使った予想の共有と タブレット端末の活用を通して 特別研修員奈良達也 Ⅰ 研究テーマ設定の理由 平成 29 年 3 月公示の新学習指導要領では 内容のイとして思考 判断

とである そこで, 紫キャベツを使った料理にレモンをかけると色が変わることを取り上げたり, 湖沼の水質の中和やあくとりなどの例を用いたりして, 興味 関心を高めるようにしたい なお,1 学年の いろいろな気体の性質,2 学年の 化学変化と原子 分子 ( 化学式と化学反応式 ),3 学年の 酸 アルカ

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(2) 単元構想図 単元デザイン 時数と手立て軸 数ねらい 引き出したい学習活動の姿 ICT の活用 カリキュラムマネジメント 疑問や知りたいことを共有する 1 電池のしくみについて 疑問や知りたいことを共有することができる ( 自然事象への関 1 果物電池を作り 電子オルゴールを鳴心 意欲 態度

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

2 原子やイオンのつ 3 原子が電気的に中性 3 原子の構造について くりに関心をもっ になる理由を 原子 説明している て説明を聞こうと の構造から指摘して 4 陽イオンや陰イオン する いる の違いを説明でき 4 イオンは原子が電子 イオンをイオン式で を失ったり 受け取っ 表している たりして

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< イオン 電離練習問題 > No. 1 次のイオンの名称を書きなさい (1) H + ( ) (2) Na + ( ) (3) K + ( ) (4) Mg 2+ ( ) (5) Cu 2+ ( ) (6) Zn 2+ ( ) (7) NH4 + ( ) (8) Cl - ( ) (9) OH -

FdData理科3年

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

調査研究「教科等で考える異校種間の連携の工夫」〔理科〕

質問 2 1イオンには大きさがあると思いますか あると思う人は どれくらいの大きさだと思いますか ある 35 人 ない 5 人 すごく小さい 12 人 原子サイズ 6 人 目に見えない大きさ 5 人 原子より小さい 2 人 種類によってちがう 2 人 分子サイズ 1 人 分子の 10 分の1 1 人

決するための学習の見通しをもたせ, 単元を貫く課題を意識させ, 目的意識をもたせた授業を展開していきたい 本単元では, 理科での学習内容が日常生活で見られる事象に関連することに気付かせたい 日常生活の事象から酸とアルカリの性質を粒子で考え中和反応をイオンのモデルと関連付けて理解させたい それを通して

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

(2) 本単元に関わる生徒の実態及び指導方針 1 既習の学習内容 水溶液には酸性 中性 アルカリ性のものがあること 金属を変化させる水溶液があること( 小 6) 気体の発生と性質 物質への水への溶解について( 第 1 学年 ) 物質が原子や分子でできていること( 第 2 学年 ) 電流が電子の流れで

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事例 2-2

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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○数学科 2年 連立方程式

H30全国HP

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教師の持つ指導ポイント 評価規準 中国地方の送電線網の図を利用し, 発電所からの電力を消費地に届けていることを示す その際, 送電の途中では, 電線の抵抗のために電線が発熱して電気エネルギーが損失することを, 本単元の内容をもとに考察させる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) エネルギーは変換の際

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6年 ゆで卵を取り出そう

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

中学校学習指導要領解説理科編

いきたいと考えるはずである 水溶液を区別する ためには, 水溶液のどんな性質やはたらきに着目していったらよいか, 子どもたちの考えを大切にしながら学習を進めていきたい 本単元の問題を解決するためには, いくつかの実験結果から, 総合的に判断することが必要である そこで,5つの水溶液を区別するという意

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

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3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

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国語科学習指導案様式(案)

第 6 学年理科学習指導案指導者千葉市立小中台小学校本間希世 1 研究主題 (1) 市教研統一テーマ 自ら学び 心豊かに生きる力を身につけた児童生徒の育成 (2) 部会テーマ 個を生かした学習指導の進め方 小中合同主題 教材の本質にもとづき 児童の力で自然を調べる楽しさが体得される場の工夫と指導方法

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

単元の系統 粒子 学年 粒子の存在 粒子の結合 粒子の保存性 粒子のもつエネルギー 小学校ものの重さ 年 形と重さ 体積と重さ 4 年 空気と水の性質 空気の圧縮 水の圧縮 金属 水 空気と温度 温度と体積の変化 温まり方の違い 水の三態変化 5 年 ものの溶け方 物が水に溶ける量の限度 物が水に溶

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

本時の評価規準 ( 観点 / 方法 ) 1. 今まで学習したことをもとに, 実験を適切な操作で行い, 各極で発生した物質を同定 することができる ( 観察 実験の技能 / ワークシートへの記述 ) 2. 食塩水に電流を通したときの陽極および陰極での変化の様子を粒子モデルを使って図 示し, そのモデル

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Ⅲ 化学変化とイオン 単元における観察 実験の位置付け 学習活動備考 課題 どのような水溶液が電流を通すのだろうか 実験 1 電解質や非電解質の水溶液について電流を通すか調べる実験 様々な水溶液を用意するが この後に 塩化銅水溶液や塩酸の電気分解に触れるため この 2 つの水溶液は用意しておくとよい

第4学年算数科学習指導案

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

第 2 学年 4 組理科学習指導案 平成 18 年 10 月 20 日 ( 金 )5 限 指導者坂井輪中学校教諭野上貴浩 1 単元名化学変化と原子 分子 -2 章物質どうしの化学変化 - 2 単元の目標化合, 分解などの化学変化に関する観察, 実験をもとに反応における物質の変化や量的関係を原子 分子

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

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31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

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4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

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( 高等部 )( 自立活動 )学習指導案

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

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解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

基礎化学 Ⅰ 第 5 講原子量とモル数 第 5 講原子量とモル数 1 原子量 (1) 相対質量 まず, 大きさの復習から 原子 ピンポン玉 原子の直径は, 約 1 億分の 1cm ( 第 1 講 ) 原子とピンポン玉の関係は, ピンポン玉と地球の関係と同じくらいの大きさです 地球 では, 原子 1

5 指導について (1) 単元について 3 年磁石の性質 4 年電気の働き 5 年電流の働き ( 本単元 ) 磁石に引きつけら 乾電池の数とつな 鉄心の磁化 極の変化 れる物 ぎ方 電磁石の強さ 異極と同極 光電池の働き 電気の通り道 電気を通すつなぎ方 電気を通す物 6 年電気の利用 中学 2 年

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

高 1 化学冬期課題試験 1 月 11 日 ( 水 ) 実施 [1] 以下の問題に答えよ 1)200g 溶液中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 整数 ) 2)200g 溶媒中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 有効数字 2 桁 ) 3) 同じ

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第 3 学年理科学習指導案 日 時 平成 2 4 年 1 0 月 2 4 日 ( 水 ) 第 5 校時 場 所 理科室 1 単元名化学変化とイオン 2 単元について ( 1 ) 生徒の実態イオンの学習に入る前に下記のようなアンケートを実施した ( 生徒アンケートについては http://www.nipec.nein.ed.jp/sc/rika/teiken/ を参考に作成 ) アンケートの内容 イオン という言葉を聞いたことはあるか はい : 9 7 % いいえ 3 % イオン という言葉から何を連想するか マイナスイオン 9 7 % 小さな粒子 3 6 % プラスイオン 5 7 % プラスイオン 5 7 % 電気 2 2 % 自然 森林 滝 4 3 % イオン水 イオン飲料 5 5 % 電磁波 1 0 % 電気製品 1 9 % 電気製品の例としてドライヤー 冷蔵庫 プラズマクラスター イオン には どのような働きや性質があるか キレイにする 6 2 % 体に良い心地よい 6 0 % 潤う ( 肌 髪 ) 4 3 % 癒される ( リラックス ) 6 2 % 水と結びつく 3 3 % 温度調整 1 2 % 目に見えない 7 9 % 電気を通す 2 8 % 電子と関係がある 4 1 % 物質に影響を与える 2 0 % 結果から ほとんどの生徒がイオンという言葉は聞いたことがあることがわかった また イオンという言葉から連想する語句として マイナスイオンが最も多く その他イオン水や電気製品に関するものも多かった さらにイオンの働きや性質についての設問でも 日常生活との関わりから答えている生徒が多く テレビ等の C M の影響も少なくないと考えられる その中で 目に見えない と答えている生徒が 8 割弱おり イオンは小さいものという認識を多く持っていることが分かる また モデル化を授業の中で進めていくために 水溶液についても質問した 以下にその結果を示す 次の中で水溶液はどれか 7 4 % 8 8 % 2 2 % 3 % 4 5 % 1 0 % 砂糖水食塩水コーヒー牛乳塩酸蒸留水

水溶液の条件 濃度について あてはまるものはどれか 4 3 % 1 4 % 8 % 1 7 % 1 8 % 水に溶けている 液体 均一 透明 溶けきっている 1 9 % 3 % 7 8 % 下部が濃い 上部が濃い 均一 電流を流す水溶液はあるか ある : 8 4 % ない : 1 6 % あると答えた人次のどれが電流を流すと思いますか 6 7 % 3 1 % 1 2 % 1 6 % 4 9 % 2 8 % 水酸化ナトリウム 食塩水 砂糖水 水 塩化銅 塩酸 水溶液 水溶液 食塩水 の様子を ( 目に見えない構造 ) 説明してください a モデル化 ( 図 イラスト ) で説明した生徒 : 8 1 % a のうち ( 均一の状態で表した生徒 ) : 6 9 % ( 不均一の状態で表した生徒 ) : 1 2 % b その他 : 1 9 % 水溶液はどのようなものかという質問に対しては曖昧な答えが多く 水溶液の条件である 均一 透明 というキーワードが少なく 単に溶けているという認識を持っている生徒が多いことがわかった また 濃度に関しても全体の 2 割が下部が濃いという考えを持っていた 最後に食塩水に食塩が溶けている様子を説明させてみたが 図やイラストを使ってモデル化しながら説明した生徒は 8 割であり 水溶液の濃度の設問と同様の結果となった 全体の傾向として 実験や観察などの体験的な活動を進んで行うが 単に活動が主になってしまい 本時の目標を見失ってしまう傾向が見られる 導入時はもちろん 活動中においても学習目標の確認を行い 見通しを持った学習活動を進める必要がある また 考察を苦手と感じている生徒も少なくなく どのように表したらいいのか分からないという理由を挙げている生徒が見られる このことから 考察の表し方についての支援を進め その過程を繰り返すことで 考察の表現方法についても経験的に学習させていく必要があると考える ( 2 ) 教材観この単元では 水溶液の電気伝導性や中和反応について理解させ これらの事物 現象をイオンのモデルと関連付けてみる見方や考え方を養うことをねらいとしている 小学校での 水溶液の性質 中学校での 身の回りの物質 電流とその利用 化学変化と原子 分子 での学習を基礎にして 物質概念のまとめを行う 具体的には 水溶液の電気的な性質 電気分解 電池 酸とアルカリの中和反応の観察や実験を通して これらの性質や化学変化を理解させる 学習の系統性小学校第 6 学年 水溶液の性質 中学校第 2 学年 物質の成り立ち 化学変化 化学変化と物質の質量 第 3 学年 水溶液とイオン 酸 アルカリとイオン

また 原子 分子のモデルの発展としてイオンモデルを取り入れ 中和反応や塩をイオンモデルと関連付けてとらえさせる このことから 物質についての微視的 電気的な見方や考え方を深めていく ( 3 ) 指導観目的意識を持って観察 実験に取り組ませるため 生徒の実態及び既習事項や日常生活との関連を考慮し 適切な化学変化の例をあげる必要がある それらの事象から原子 分子の学習を受け 物質の調べ方や物質の性質を活用できるように配慮する そして 粒子概念をもとに 目に見えないイオンをモデルとして 生徒に理解させることが重要であり 化学変化とイオンに関わる事象を微視的に考察させることで イオン概念の形成を進めていきたい さらに今後の取組として 様々な現象からそれらのメカニズムを解明していくためには 量的な変化を観察したり 表やグラフを用いて表現することや 実験結果をもとに論理的に考察する態度が不可欠であると考え 予想や考察など 生徒が思考する場面をプリントなどの補助教材を活用して進め 本時の目標に確実に迫れるよう 配慮していきたい 3 研究課題との関わり 研究課題 基礎的 基本的な内容を確実に定着させ 思考力 判断力 表現力を育成する授業の工夫改善 理科では科学的な思考力 表現力の育成を図る観点から 言語活動の充実を進めるために以下 3 点の充実が求められている 自ら課題を見出し 観察 実験活動を計画する活動 ( 話合い活動 ) 観察 実験の結果を分析し解釈する学習活動 ( 表 グラフの作成やモデル化 ) 科学的な概念を使用して考えたり説明したりする学習活動 ( レポート作成や発表 討論 ) 以上の点を踏まえ 生徒の思考を可視化する活動を進める そして 可視化したものを材料として 他者と意見交換できるような場面を通して自らの思考をより深め 科学的な思考力 表現力の育成を積み重ねていくようにしたい 4 学習指導要領上の位置付け ( ア ) 水溶液の電気伝導性水溶液に電流を流す実験を行い 水溶液には電流が流れるものと流れないものとがあることを見いだすこと ( イ ) 原子の成り立ちとイオン電気分解の実験を行い 電極に物質が生成することから イオンの存在を知ること また イオンの生成が原子の成り立ちに関係することを知ること イ 原子の成り立ち については 原子が電子と原子核からできていることを扱うこと その際 原子核が陽子と中性子からできていることにも触れること また イオン については イオン式で表されることにも触れること ( ウ ) 化学変化と電池電解質水溶液と 2 種類の金属などを用いた実験を行い 電流が取り出せることを見いだすとともに 化学エネルギーが電気エネルギーに変換されていることを知ること ウ 電池 については 電極で起こる反応を中心に扱うこと また 日常生活や社会で利用されている代表的な電池にも触れること 5 目標及び評価規準 ( 1 ) 目標 水溶液には電流が流れるものと流れないものがあることを見いだす イオンの存在を知り イオンの生成が原子の成り立ちに関係することを知る

( 2 ) 評価規準 塩化銅の電気分解の実験に興味を持ち 意欲的に調べようとする 関心 意欲 態度 塩化銅を電気分解したとき 陽極に塩素が 陰極に銅が生じることを予想し表現している 科学的な思考 表現 電流計や電源装置を正しく扱え 正しい回路の組み立て方を身につけている 観察 実験の技能 塩化銅を電気分解したとき 陽極に塩素が 陰極に銅が生じることを理解している 自然現象についての知識 理解 6 指導計画 ( 2 5 時間扱い ) ( 1 ) 水溶液とイオン 9 時間 本時 ( 3 / 9 ) 塩化銅水溶液に電流を流したときの変化を調べよう ( 2 ) 酸 アルカリとイオン 9 時間 ( 3 ) 化学変化と電池 7 時間 7 本時の指導 ( 1 ) 本時の目標 興味関心を持ち 班で協力して実験や話合いに進んで取り組んでいる 自然現象への関心 意欲 態度 関 塩化銅を電気分解すると + 極に塩素が - 極に銅が生じることを表現している 塩化銅水溶液の中には電気帯びた粒子が存在することを指摘し モデルで自らの考 えを表現している 実験器具を安全に使い 結果の整理の仕方を身につけている ( 2 ) 本時の展開 科学的な思考 表現 科 観察 実験の技能 技 指導 学習内容 学習活動 指導 支援と評価 方法 資料 過程 : C 判断生徒への手立て 準備等 導 前時の確認 前回の実験の内容を確 電解質の水溶液に電流が流れる 入 認をする と化学変化が起きたことから 5 分 本時の授業につなげる 課題の提示 本時の課題を確認 課題 : 塩化銅水溶液に電流を流すと何ができるのか調べてみよう 生徒実験 器具等の準備をして 関課題を解決するために班で 電極ホ 展 実験をする 協力して意欲的に取り組んでい ルダー 開 方法の確認 る 教師による観察 電源装 技実験器具を正しく使用してい 置 40 準備 る 教師による観察 炭素棒 分 コード 開始 : + 極と - 極を間違えないよう 塩化銅 に確認させながら 電極のま 水溶液 わりを観察させる ビーカ ー

+ 極に発生する塩素は有毒な気体なので 吸い込まないように注意させる 安全面に配慮し 必要に応じ ( 保護て保護メガネの使用及び換気メガネ ) に注意させる 炭素棒どうしの接触 ( ショート ) に注意させる 実験結果の 実験結果を実験報告書 技塩化銅水溶液の電気分解を 記録 に記入する 計画的に行い + 極と - 極にできる物質について 結果を記録し整理している 実験報告書 後片付け : それぞれの極にどのような変化が見られたかを確認させる 考察 実験結果について 科 + 極に塩素 - 極に銅が付 考察する 着したことを表現している 教師による観察 実験報告書 展開 40 分 この化学変化の反応式 : この化学変化は分解であるこを書く とに気づかせ 電流による分解を電気分解ということを確 C u C l 2 認する C u + C l 2 : 化学式を忘れてしまった生徒に対応する なぜ 銅は - 極に 塩素は + 極にでるのだろうか 予想 まず 自分の考えを書 科実験結果から 塩化銅水溶 く 液の中には電気帯びた粒子が存在することを指摘し モデ モデル化ルで自らの考えを表現している 実験報告書等 なぜ 銅は - 極で生成し 塩素が + 極で生成するのかまず個人で考えさせる : 必要に応じて 磁石の性質等を想起させ 考えさせる

話合い 班内で実験結果をもと 話合いを進める際 用意してあに話合いをする る用紙を使い 図で様子を表すようにさせ 話合いが全員で進めやすいように配慮する 用紙 : 話合いに参加できるよう 言 マジッ葉かけをし 意見を聞く ク 発表 話合いの結果を図をも 必要に応じて 補足する とに説明する まとめ イオンの定義について 水溶液中で - の電気を持つ原 ま 知る 子や + の電気を持つ原子がある と ことを知る め 次時の確認 次回はイオンについての学習を さらに 5 分 深めていくことを知る 8 備考男子 1 8 名女子 1 3 名計 3 1 名