三視覚障害者誘導用ブロック視覚障害者に対する誘導又は段差の存在等の 警告若しくは注意喚起を行うために路面に敷設されるブロックをいう 第二章歩道等 ( 歩道 ) 第三条道路 ( 自転車歩行者道を設ける道路を除く ) には 歩道を設けるものとする ( 有効幅員 ) 第四条歩道の有効幅員は 道路構造令第十

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大分市条例第 70 号 大分市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章歩道等 ( 第 3 条 第 10 条 ) 第 3 章立体横断施設 ( 第 11 条 第 16 条 ) 第 4 章乗合自動車停留所 ( 第 17 条

議案第146号~第172号

便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状

○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準 ( 案 ) 基準の ( 案 ) 参考とすべき基準類型 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準 ( 案 ) 設置に関する基準を定める省令 - ( 趣旨 ) ( 趣旨 ) 第一条高齢者

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用に供するものをいう ) の昇降路の出入口に接するは 水平とすること ( ウ ) 壁面には 突出物を設けないこと ただし やむを得ず突出物を設ける場合にあっては 視覚障害者の通行の安全上支障が生じないよう必要な措置を講ずること ( エ ) 特定施設を利用する者の休憩の用に供するための設備を適切な位置

1 以上の出入口を適合させる ( 段を併設する場合は 90 以上 ) ( 傾斜路の高さ 16 以下の場合は 1/8 以下 ) ( ウ ) 踊場 ( 踏幅 150 以上 ) の設置 ( 高さ 75 以内ごとに設置 ) ( エ ) 傾斜路の手すりの設置 ( オ ) 壁のない傾斜路には 左右の縁端部には脱

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移動等円滑化経路を構成するエレベーターの規定である ( 停止階の規定やかご及び昇降路の出入口に関する規定など ) 適合義務の対象となる建築物のうち床面積の合計が 500 m2以上の建築物については エレベーター等の設置義務が発生する (500 m2未満の建築物における任意設置するエレベーターに対して

バリアフリー化に対応した歩道の構造基準『歩道における段差及び勾配等に関する基準』

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- 1 - 国土交通省告示第三百十九号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律(平成三十年法律第三十二号)の一部の施行に伴い 移動等円滑化の促進に関する基本方針において移動等円滑化の目標が定められているノンステップバスの基準等を定める告示の一部を改正する告示を次のように

道路法に基づく道路の構造の技術的基準等を定める条例 ( 平成 24 年 9 月 19 日広島県府中市条例第 25 号 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 道路法 ( 昭和 27 年法律第 180 号 以下 法 という ) 第 30 条第 3 項及び第 48 条の3の規定に基づき 市が管理する市道

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

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山地部 6,000 第 4 級 平地部 8,000 山地部 6,000 第 1 級 12,000 第 4 種 第 2 級 10,000 第 3 級 9,000 交差点の多い第 4 種の道路については, この表の設計基準交通量に 0.8を乗じた値を設計基準交通量とする 3 前項に規定する道路以外の道路

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道路 地形 設計基準交通量 ( 単位 1 日につき台 ) 第 3 種 第 2 級 平地部 9,000 第 3 級 平地部 8,000 山地部 6,000 第 4 級 平地部 8,000 山地部 6,000 3 第 2 項規定道路以外の道路 ( 第 5 級の道路を除く ) の車線の数は 4 以上 (

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道路 1 歩道 整備の基本的考え方 (1) 高齢者 障害者等を含む歩行者の安全を確保するため 歩道と車道は可能な限り分離する必要があります また 歩道の幅員は 高齢者 障害者等が安心して通行できるものとする必要があります (2) 歩道の段差は高齢者 障害者等の移動の大きなさまたげになります 通行動線

根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

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通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

佐倉市道路構造条例 (案)

非常時のための設備 乗降ロビー 制御装置 かご内に設ける制御装置 ( 車いす使用者が利用しやすい位置及びその他の位置に制御装置を設ける場合にあっては 当該その他の位置に設けるものに限る ) に 停電等の非常の場合に外部の対応の状況を表示する聴覚障害者に配慮した装置を設けること 乗降ロビーは 高低差が

設計内容説明書 ( バリアフリー性 : 等級 3 対応 ) 専用部分 ( 第二面 ) 手すり 通路及び出入口の幅員 ( 日常生活空間 ) 寝室 便所及び浴室 ( 日常生活空間 ) 廊下階段 ( 開放されている側 ) 転落防止 手すり子 通路 出入口 ( バルコニー勝手口を除く ) 浴室 便所 特定寝

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

3-1 道路

第 3 部施設別技術指針 第 6 章駐車場

バリアフリー法(建築物)関係法令集

石狩市道路の構造の技術的基準等を定める条例をここに公布する 平成 25 年 3 月 28 日 石狩市長田岡克介 石狩市条例第 12 号石狩市道路の構造の技術的基準等を定める条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章道路の区分 ( 第 3 条 ) 第 3 章横断面の構成 ( 第

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第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

Microsoft Word - 文書 1

幅員構成に関する規定 2 幅員構成 幅員については 車道 歩道等 をはじめとして その他に 軌道 緑化 に関する規定があり これらの組み合わせにより道路の断面構成が決定される 車道については 計画交通量 道路の区分から決定される 車線数 車線幅員 中央帯 路肩 の規定のほか 必要に応じて設置できる

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

条例解説6~11条

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

四興行場の名称及び所在地 2 法第二条の二第二項の規定により営業者の地位の合併による承継の届出をしようとする者は 次の各号に掲げる事項を記載した届出書に規則で定める書類を添付して 知事に提出しなければならない 一届出者の名称 主たる事務所の所在地及び代表者の氏名二合併により消滅した法人の名称 主たる

第 8 条令第 144 条の4 第 1 項第 1 号に規定する転回広場の位置及び形状は 別記第 5 図に示すところによるもの又はこれらを包含し かつ 有効に機能すると認められるものでなければならない 2 第 4 条の規定により指定道路が接続する道路 ( 以下 取付道路 という ) が幅員 6メートル

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

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用語集

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手すり かご内の左右両面の側板に 手すりを設けること 手すり取り付け高さは 75cm~ 85cm 程度とする 非常時のための設備 乗降ロビー 制御装置 標識 ( 再掲 ) かごの大きさ 制御装置 音声案内 ( 戸の閉鎖 ) 制御装置の点字表示等 音声案内 ( 昇降方向 ) 制御装置の形状点状ブロック

高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)

ウ エ ( エ ) ホーム上に車両ドアの位置を表示する点状ブロックを設置してほしいとの要望があります ( オ ) ホーム上にあるエレベーターの案内サインが少なく, 位置が分かりにくいことが現地調査の 結果, 課題 問題点として挙げられます ( カ ) ホームに設置されている電光式の列車運行案内表示板

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東京都駐車場条例(昭和三十三年東京都条例第七十七号)新旧対照表(抄)

ガイドライン分割5

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○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

大津市 道路位置指定基準

日影許可諮問(熊野小学校)

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概要道路交通の円滑化や高齢者 障がい者等の移動における利便性や安全性の向上などを目的として 駐車場法等に基づく技術的基準への適合や届出等が必要となるものです 路外駐車場に関連する法律等として 駐車場法 ( 昭和 32 年 5 月 16 日法律第 106 号 ) 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

- 2 - 定を改正後欄に掲げるもののように改め 改正後欄に掲げる対象規定で改正前欄にこれに対応するものを掲げていないものは これを加える

3 軌道経営者別の概要 事業者名長崎電気軌道株式会社熊本市交通局鹿児島市交通局 特許年月明治 45 年 4 月大正 10 年 11 月明治 44 年 8 月 輸送人員の推移 ( 千人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 19

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- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

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0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

1 見出し1

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

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じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

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平方・中野久木物流施設地区

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- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

新旧対照表 (1/15)

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ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

4-2

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る場合で 終端及び区間 35 メートル以内ごとに自動車の転回広場に関する基準 ( 昭和 45 年建設省告示第 1837 号 ) に適合する自動車の転回広場 ( 形状は別図 ) が設けられている場合 (4) 幅員が6メートル以上の場合 ( 指定道路の幅員 ) 第 4 条 指定道路の幅員は車道幅員とし

別紙 1 整備基準チェックリスト 太枠の中を記入してください 施設の名称主要用途 施設の所在地 記入者の氏名電話番号 整備適用の別 整備箇所整備基準設計概要 1アプローチ (1) 道路から建物入口まで歩行者通路を設ける (2) 歩行者通路と自動車通行路は原則分離 (3) 通路に段差を設けない ( 段

はじめに 本書の特徴と使い方 本格的な基本テキスト 容易に内容が分かるように平易な文章で要点を整理し また多くのイラスト 表 写真などを載せてヴィジュアルなものにした 用語 メモ 太字 はじめに 本書の特徴と使い方 3

4. エレベータホール ( 設置する場合 ) 5. エレベーター ( 設置する場合 ) 6. 共用廊下 共用階段 ること 共用玄関等からの見通しが確保されていない場合には 見通しを補完する対策が講じられていること 照明設備 1 共用メールコーナーの照明設備は 床面において50ルクス以上の平均水平面照

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山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

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平成十八年国土交通省令第百十六号 移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令 目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章歩道等 ( 第三条 第十条 ) 第三章立体横断施設 ( 第十一条 第十六条 ) 第四章乗合自動車停留所 ( 第十七条 第十八条 ) 第五章路面電車停留場等 ( 第十九条 第二十一条 ) 第六章自動車駐車場 ( 第二十二条 第三十二条 ) 第七章移動等円滑化のために必要なその他の施設等 ( 第三十三条 第三十七条 ) 附則 第一章総則 ( 趣旨 ) 第一条この省令は 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第十条第一項に規定する道路移動等円滑化基準を条例で定めるに当たって参酌すべき基準 ( 道路法 ( 昭和二十七年法律第百八十号 ) 第三条第二号の一般国道にあっては法第十条第一項に規定する道路移動等円滑化基準 ) を定めるものとする ( 用語の定義 ) 第二条この省令における用語の意義は 法第二条 道路交通法 ( 昭和三十五年法律第百五号 ) 第二条 ( 第四号及び第十三号に限る ) 及び道路構造令 ( 昭和四十五年政令第三百二十号 ) 第二条に定めるもののほか 次に定めるところによる 一有効幅員歩道 自転車歩行者道 立体横断施設 ( 横断歩道橋 地下横断歩道その他の歩行者が道路等を横断するための立体的な施設をいう 以下同じ ) に設ける傾斜路 通路若しくは階段 路面電車停留場の乗降場又は自動車駐車場の通路の幅員から 縁石 手すり 路上施設若しくは歩行者の安全かつ円滑な通行を妨げるおそれがある工作物 物件若しくは施設を設置するために必要な幅員又は除雪のために必要な幅員を除いた幅員をいう 二車両乗入れ部車両の沿道への出入りの用に供される歩道又は自転車歩行者道の部分をいう

三視覚障害者誘導用ブロック視覚障害者に対する誘導又は段差の存在等の 警告若しくは注意喚起を行うために路面に敷設されるブロックをいう 第二章歩道等 ( 歩道 ) 第三条道路 ( 自転車歩行者道を設ける道路を除く ) には 歩道を設けるものとする ( 有効幅員 ) 第四条歩道の有効幅員は 道路構造令第十一条第三項に規定する幅員の値以上とするものとする 2 自転車歩行者道の有効幅員は 道路構造令第十条の二第二項に規定する幅員の値以上とするものとする 3 歩道又は自転車歩行者道 ( 以下 歩道等 という ) の有効幅員は 当該歩道等の高齢者 障害者等の交通の状況を考慮して定めるものとする ( 舗装 ) 第五条歩道等の舗装は 雨水を地下に円滑に浸透させることができる構造とするものとする ただし 道路の構造 気象状況その他の特別の状況によりやむを得ない場合においては この限りでない 2 歩道等の舗装は 平たんで 滑りにくく かつ 水はけの良い仕上げとするものとする ( 勾配 ) 第六条歩道等の縦断勾配は 五パーセント以下とするものとする ただし 地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 八パーセント以下とすることができる 2 歩道等 ( 車両乗入れ部を除く ) の横断勾配は 一パーセント以下とするものとする ただし 前条第一項ただし書に規定する場合又は地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 二パーセント以下とすることができる ( 歩道等と車道等の分離 ) 第七条歩道等には 車道若しくは車道に接続する路肩がある場合の当該路肩 ( 以下 車道等 という ) 又は自転車道に接続して縁石線を設けるものとする 2 歩道等 ( 車両乗入れ部及び横断歩道に接続する部分を除く ) に設ける縁石の車道等に対する高さは十五センチメートル以上とし 当該歩道等の構造及び交通の状況並びに沿道の土地利用の状況等を考慮して定めるものとする

3 歩行者の安全かつ円滑な通行を確保するため必要がある場合においては 歩道等と車道等の間に植樹帯を設け 又は歩道等の車道等側に並木若しくはさくを設けるものとする ( 高さ ) 第八条歩道等 ( 縁石を除く ) の車道等に対する高さは 五センチメートルを標準とするものとする ただし 横断歩道に接続する歩道等の部分にあっては この限りでない 2 前項の高さは 乗合自動車停留所及び車両乗入れ部の設置の状況等を考慮して定めるものとする ( 横断歩道に接続する歩道等の部分 ) 第九条横断歩道に接続する歩道等の部分の縁端は 車道等の部分より高くするものとし その段差は二センチメートルを標準とするものとする 2 前項の段差に接続する歩道等の部分は 車いすを使用している者 ( 以下 車いす使用者 という ) が円滑に転回できる構造とするものとする ( 車両乗入れ部 ) 第十条第四条の規定にかかわらず 車両乗入れ部のうち第六条第二項の規定による基準を満たす部分の有効幅員は 二メートル以上とするものとする 第三章立体横断施設 ( 立体横断施設 ) 第十一条道路には 高齢者 障害者等の移動等円滑化のために必要であると認められる箇所に 高齢者 障害者等の円滑な移動に適した構造を有する立体横断施設 ( 以下 移動等円滑化された立体横断施設 という ) を設けるものとする 2 移動等円滑化された立体横断施設には エレベーターを設けるものとする ただし 昇降の高さが低い場合その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては エレベーターに代えて 傾斜路を設けることができる 3 前項に規定するもののほか 移動等円滑化された立体横断施設には 高齢者 障害者等の交通の状況により必要がある場合においては エスカレーターを設けるものとする ( エレベーター ) 第十二条移動等円滑化された立体横断施設に設けるエレベーターは 次に定める構造とするものとする 一かごの内法幅は一 五メートル以上とし 内法奥行きは一 五メートル以上とすること

二前号の規定にかかわらず かごの出入口が複数あるエレベーターであって 車いす使用者が円滑に乗降できる構造のもの ( 開閉するかごの出入口を音声により知らせる装置が設けられているものに限る ) にあっては 内法幅は一 四メートル以上とし 内法奥行きは一 三五メートル以上とすること 三かご及び昇降路の出入口の有効幅は 第一号の規定による基準に適合するエレベーターにあっては九十センチメートル以上とし 前号の規定による基準に適合するエレベーターにあっては八十センチメートル以上とすること 四かご内に 車いす使用者が乗降する際にかご及び昇降路の出入口を確認するための鏡を設けること ただし 第二号の規定による基準に適合するエレベーターにあっては この限りでない 五かご及び昇降路の出入口の戸にガラスその他これに類するものがはめ込まれていることにより かご外からかご内が視覚的に確認できる構造とすること 六かご内に手すりを設けること 七かご及び昇降路の出入口の戸の開扉時間を延長する機能を設けること 八かご内に かごが停止する予定の階及びかごの現在位置を表示する装置を設けること 九かご内に かごが到着する階並びにかご及び昇降路の出入口の戸の閉鎖を音声により知らせる装置を設けること 十かご内及び乗降口には 車いす使用者が円滑に操作できる位置に操作盤を設けること 十一かご内に設ける操作盤及び乗降口に設ける操作盤のうち視覚障害者が利用する操作盤は 点字をはり付けること等により視覚障害者が容易に操作できる構造とすること 十二乗降口に接続する歩道等又は通路の部分の有効幅は一 五メートル以上とし 有効奥行きは一 五メートル以上とすること 十三停止する階が三以上であるエレベーターの乗降口には 到着するかごの昇降方向を音声により知らせる装置を設けること ただし かご内にかご及び昇降路の出入口の戸が開いた時にかごの昇降方向を音声により知らせる装置が設けられている場合においては この限りでない ( 傾斜路 ) 第十三条移動等円滑化された立体横断施設に設ける傾斜路 ( その踊場を含む 以下同じ ) は 次に定める構造とするものとする 一有効幅員は 二メートル以上とすること ただし 設置場所の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 一メートル以上とすることができる

二縦断勾配は 五パーセント以下とすること ただし 設置場所の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 八パーセント以下とすることができる 三横断勾配は 設けないこと 四二段式の手すりを両側に設けること 五手すり端部の付近には 傾斜路の通ずる場所を示す点字をはり付けること 六路面は 平たんで 滑りにくく かつ 水はけの良い仕上げとすること 七傾斜路の勾配部分は その接続する歩道等又は通路の部分との色の輝度比が大きいこと等により当該勾配部分を容易に識別できるものとすること 八傾斜路の両側には 立ち上がり部及びさくその他これに類する工作物を設けること ただし 側面が壁面である場合においては この限りでない 九傾斜路の下面と歩道等の路面との間が二 五メートル以下の歩道等の部分への進入を防ぐため必要がある場合においては さくその他これに類する工作物を設けること 十高さが七十五センチメートルを超える傾斜路にあっては 高さ七十五センチメートル以内ごとに踏み幅一 五メートル以上の踊場を設けること ( エスカレーター ) 第十四条移動等円滑化された立体横断施設に設けるエスカレーターは 次に定める構造とするものとする 一上り専用のものと下り専用のものをそれぞれ設置すること 二踏み段の表面及びくし板は 滑りにくい仕上げとすること 三昇降口において 三枚以上の踏み段が同一平面上にある構造とすること 四踏み段の端部とその周囲の部分との色の輝度比が大きいこと等により踏み段相互の境界を容易に識別できるものとすること 五くし板の端部と踏み段の色の輝度比が大きいこと等によりくし板と踏み段との境界を容易に識別できるものとすること 六エスカレーターの上端及び下端に近接する歩道等及び通路の路面において エスカレーターへの進入の可否を示すこと 七踏み段の有効幅は 一メートル以上とすること ただし 歩行者の交通量が少ない場合においては 六十センチメートル以上とすることができる ( 通路 ) 第十五条移動等円滑化された立体横断施設に設ける通路は 次に定める構造とするものとする 一有効幅員は 二メートル以上とし 当該通路の高齢者 障害者等の通行の状況を考慮して定めること 二縦断勾配及び横断勾配は設けないこと ただし 構造上の理由によりやむ

を得ない場合又は路面の排水のために必要な場合においては この限りでない 三二段式の手すりを両側に設けること 四手すりの端部の付近には 通路の通ずる場所を示す点字をはり付けること 五路面は 平たんで 滑りにくく かつ 水はけの良い仕上げとすること 六通路の両側には 立ち上がり部及びさくその他これに類する工作物を設けること ただし 側面が壁面である場合においては この限りでない ( 階段 ) 第十六条移動等円滑化された立体横断施設に設ける階段 ( その踊場を含む 以下同じ ) は 次に定める構造とするものとする 一有効幅員は 一 五メートル以上とすること 二二段式の手すりを両側に設けること 三手すりの端部の付近には 階段の通ずる場所を示す点字をはり付けること 四回り段としないこと ただし 地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては この限りでない 五踏面は 平たんで 滑りにくく かつ 水はけの良い仕上げとすること 六踏面の端部とその周囲の部分との色の輝度比が大きいこと等により段を容易に識別できるものとすること 七段鼻の突き出しその他のつまずきの原因となるものを設けない構造とすること 八階段の両側には 立ち上がり部及びさくその他これに類する工作物を設けること ただし 側面が壁面である場合においては この限りでない 九階段の下面と歩道等の路面との間が二 五メートル以下の歩道等の部分への進入を防ぐため必要がある場合においては さくその他これに類する工作物を設けること 十階段の高さが三メートルを超える場合においては その途中に踊場を設けること 十一踊場の踏み幅は 直階段の場合にあっては一 二メートル以上とし その他の場合にあっては当該階段の幅員の値以上とすること 第四章乗合自動車停留所 ( 高さ ) 第十七条乗合自動車停留所を設ける歩道等の部分の車道等に対する高さは 十五センチメートルを標準とするものとする ( ベンチ及び上屋 )

第十八条乗合自動車停留所には ベンチ及びその上屋を設けるものとする ただし それらの機能を代替する施設が既に存する場合又は地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては この限りでない 第五章路面電車停留場等 ( 乗降場 ) 第十九条路面電車停留場の乗降場は 次に定める構造とするものとする 一有効幅員は 乗降場の両側を使用するものにあっては二メートル以上とし 片側を使用するものにあっては一 五メートル以上とすること 二乗降場と路面電車の車両の旅客用乗降口の床面とは できる限り平らとすること 三乗降場の縁端と路面電車の車両の旅客用乗降口の床面の縁端との間隔は 路面電車の車両の走行に支障を及ぼすおそれのない範囲において できる限り小さくすること 四横断勾配は 一パーセントを標準とすること ただし 地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては この限りでない 五路面は 平たんで 滑りにくい仕上げとすること 六乗降場は 縁石線により区画するものとし その車道側にさくを設けること 七乗降場には ベンチ及びその上屋を設けること ただし 設置場所の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては この限りでない ( 傾斜路の勾配 ) 第二十条路面電車停留所の乗降場と車道等との高低差がある場合においては 傾斜路を設けるものとし その勾配は 次に定めるところによるものとする 一縦断勾配は 五パーセント以下とすること ただし 地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 八パーセント以下とすることができる 二横断勾配は 設けないこと ( 歩行者の横断の用に供する軌道の部分 ) 第二十一条歩行者の横断の用に供する軌道の部分においては 軌条面と道路面との高低差は できる限り小さくするものとする 第六章自動車駐車場 ( 障害者用駐車施設 )

第二十二条自動車駐車場には 障害者が円滑に利用できる駐車の用に供する部分 ( 以下 障害者用駐車施設 という ) を設けるものとする 2 障害者用駐車施設の数は 自動車駐車場の全駐車台数が二百以下の場合にあっては当該駐車台数に五十分の一を乗じて得た数以上とし 全駐車台数が二百を超える場合にあっては当該駐車台数に百分の一を乗じて得た数に二を加えた数以上とするものとする 3 障害者用駐車施設は 次に定める構造とするものとする 一当該障害者用駐車施設へ通ずる歩行者の出入口からの距離ができるだけ短くなる位置に設けること 二有効幅は 三 五メートル以上とすること 三障害者用である旨を見やすい方法により表示すること ( 障害者用停車施設 ) 第二十三条自動車駐車場の自動車の出入口又は障害者用駐車施設を設ける階には 障害者が円滑に利用できる停車の用に供する部分 ( 以下 障害者用停車施設 という ) を設けるものとする ただし 構造上の理由によりやむを得ない場合においては この限りでない 2 障害者用停車施設は 次に定める構造とするものとする 一当該障害者用停車施設へ通ずる歩行者の出入口からの距離ができるだけ短くなる位置に設けること 二車両への乗降の用に供する部分の有効幅は一 五メートル以上とし 有効奥行きは一 五メートル以上とする等 障害者が安全かつ円滑に乗降できる構造とすること 三障害者用である旨を見やすい方法により表示すること ( 出入口 ) 第二十四条自動車駐車場の歩行者の出入口は 次に定める構造とするものとする ただし 当該出入口に近接した位置に設けられる歩行者の出入口については この限りでない 一有効幅は 九十センチメートル以上とすること ただし 当該自動車駐車場外へ通ずる歩行者の出入口のうち一以上の出入口の有効幅は 一 二メートル以上とすること 二戸を設ける場合は 当該戸は 有効幅を一 二メートル以上とする当該自動車駐車場外へ通ずる歩行者の出入口のうち 一以上の出入口にあっては自動的に開閉する構造とし その他の出入口にあっては車いす使用者が円滑に開閉して通過できる構造とすること 三車いす使用者が通過する際に支障となる段差を設けないこと ( 通路 )

第二十五条障害者用駐車施設へ通ずる歩行者の出入口から当該障害者用駐車施設に至る通路のうち一以上の通路は 次に定める構造とするものとする 一有効幅員は 二メートル以上とすること 二車いす使用者が通過する際に支障となる段差を設けないこと 三路面は 平たんで かつ 滑りにくい仕上げとすること ( エレベーター ) 第二十六条自動車駐車場外へ通ずる歩行者の出入口がない階 ( 障害者用駐車施設が設けられている階に限る ) を有する自動車駐車場には 当該階に停止するエレベーターを設けるものとする ただし 構造上の理由によりやむを得ない場合においては エレベーターに代えて 傾斜路を設けることができる 2 前項のエレベーターのうち一以上のエレベーターは 前条に規定する出入口に近接して設けるものとする 3 第十二条第一号から第四号までの規定は 第一項のエレベーター ( 前項のエレベーターを除く ) について準用する 4 第十二条の規定は 第二項のエレベーターについて準用する ( 傾斜路 ) 第二十七条第十三条の規定は 前条第一項の傾斜路について準用する ( 階段 ) 第二十八条第十六条の規定は 自動車駐車場外へ通ずる歩行者の出入口がない階に通ずる階段の構造について準用する ( 屋根 ) 第二十九条屋外に設けられる自動車駐車場の障害者用駐車施設 障害者用停車施設及び第二十五条に規定する通路には 屋根を設けるものとする ( 便所 ) 第三十条障害者用駐車施設を設ける階に便所を設ける場合は 当該便所は 次に定める構造とするものとする 一便所の出入口付近に 男子用及び女子用の区別 ( 当該区別がある場合に限る ) 並びに便所の構造を視覚障害者に示すための点字による案内板その他の設備を設けること 二床の表面は 滑りにくい仕上げとすること 三男子用小便器を設ける場合においては 一以上の床置式小便器 壁掛式小便器 ( 受け口の高さが三十五センチメートル以下のものに限る ) その他これらに類する小便器を設けること 四前号の規定により設けられる小便器には 手すりを設けること 2 障害者用駐車施設を設ける階に便所を設ける場合は そのうち一以上の便

所は 次の各号に掲げる基準のいずれかに適合するものとする 一便所 ( 男子用及び女子用の区別があるときは それぞれの便所 ) 内に高齢者 障害者等の円滑な利用に適した構造を有する便房が設けられていること 二高齢者 障害者等の円滑な利用に適した構造を有する便所であること 第三十一条前条第二項第一号の便房を設ける便所は 次に定める構造とするものとする 一第二十五条に規定する通路と便所との間の経路における通路のうち一以上の通路は 同条各号に定める構造とすること 二出入口の有効幅は 八十センチメートル以上とすること 三出入口には 車いす使用者が通過する際に支障となる段を設けないこと ただし 傾斜路を設ける場合においては この限りでない 四出入口には 高齢者 障害者等の円滑な利用に適した構造を有する便房が設けられていることを表示する案内標識を設けること 五出入口に戸を設ける場合においては 当該戸は 次に定める構造とすること イ有効幅は 八十センチメートル以上とすること ロ高齢者 障害者等が容易に開閉して通過できる構造とすること 六車いす使用者の円滑な利用に適した広さを確保すること 2 前条第二項第一号の便房は 次に定める構造とするものとする 一出入口には 車いす使用者が通過する際に支障となる段を設けないこと 二出入口には 当該便房が高齢者 障害者等の円滑な利用に適した構造を有するものであることを表示する案内標識を設けること 三腰掛便座及び手すりを設けること 四高齢者 障害者等の円滑な利用に適した構造を有する水洗器具を設けること 3 第一項第二号 第五号及び第六号の規定は 前項の便房について準用する 第三十二条前条第一項第一号から第三号まで 第五号及び第六号並びに第二項第二号から第四号までの規定は 第三十条第二項第二号の便所について準用する この場合において 前条第二項第二号中 当該便房 とあるのは 当該便所 と読み替えるものとする 第七章移動等円滑化のために必要なその他の施設等 ( 案内標識 ) 第三十三条交差点 駅前広場その他の移動の方向を示す必要がある箇所には 高齢者 障害者等が見やすい位置に 高齢者 障害者等が日常生活又は社会

生活において利用すると認められる官公庁施設 福祉施設その他の施設及びエレベーターその他の移動等円滑化のために必要な施設の案内標識を設けるものとする 2 前項の案内標識には 点字 音声その他の方法により視覚障害者を案内する設備を設けるものとする ( 視覚障害者誘導用ブロック ) 第三十四条歩道等 立体横断施設の通路 乗合自動車停留所 路面電車停留場の乗降場及び自動車駐車場の通路には 視覚障害者の移動等円滑化のために必要であると認められる箇所に 視覚障害者誘導用ブロックを敷設するものとする 2 視覚障害者誘導用ブロックの色は 黄色その他の周囲の路面との輝度比が大きいこと等により当該ブロック部分を容易に識別できる色とするものとする 3 視覚障害者誘導用ブロックには 視覚障害者の移動等円滑化のために必要であると認められる箇所に 音声により視覚障害者を案内する設備を設けるものとする ( 休憩施設 ) 第三十五条歩道等には 適当な間隔でベンチ及びその上屋を設けるものとする ただし これらの機能を代替するための施設が既に存する場合その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては この限りでない ( 照明施設 ) 第三十六条歩道等及び立体横断施設には 照明施設を連続して設けるものとする ただし 夜間における当該歩道等及び立体横断施設の路面の照度が十分に確保される場合においては この限りでない 2 乗合自動車停留所 路面電車停留場及び自動車駐車場には 高齢者 障害者等の移動等円滑化のために必要であると認められる箇所に 照明施設を設けるものとする ただし 夜間における当該乗合自動車停留所 路面電車停留場及び自動車駐車場の路面の照度が十分に確保される場合においては この限りでない ( 防雪施設 ) 第三十七条歩道等及び立体横断施設において 積雪又は凍結により 高齢者 障害者等の安全かつ円滑な通行に著しく支障を及ぼすおそれのある箇所には 融雪施設 流雪溝又は雪覆工を設けるものとする 附則 ( 施行期日 )

1 この省令は 法の施行の日 ( 平成十八年十二月二十日 ) から施行する ( 経過措置 ) 2 第三条の規定により歩道を設けるものとされる道路の区間のうち 一体的に移動等円滑化を図ることが特に必要な道路の区間について 市街化の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 第三条の規定にかかわらず 当分の間 歩道に代えて 車道及びこれに接続する路肩の路面における凸部 車道における狭窄部又は屈曲部その他の自動車を減速させて歩行者又は自転車の安全な通行を確保するための道路の部分を設けることができる 3 第三条の規定により歩道を設けるものとされる道路の区間のうち 一体的に移動等円滑化を図ることが特に必要な道路の区間について 市街化の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 第四条の規定にかかわらず 当分の間 当該区間における歩道の有効幅員を一 五メートルまで縮小することができる 4 移動等円滑化された立体横断施設に設けられるエレベーター又はエスカレーターが存する道路の区間について 地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 第四条の規定にかかわらず 当分の間 当該区間における歩道等の有効幅員を一メートルまで縮小することができる 5 地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ないため 第八条の規定による基準をそのまま適用することが適当でないと認められるときは 当分の間 この規定による基準によらないことができる 6 地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては 第十条の規定の適用については 当分の間 同条中 二メートル とあるのは 一メートル とする 附則 ( 平成二十四年国土交通省令第十号 ) この省令は 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律附則第一条第二号に掲げる規定の施行の日 ( 平成二十四年四月一日 ) から施行する