露店による食品営業取扱要綱 (案)

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食品衛生の窓

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食品衛生法施行条例等の一部を改正する条例

第 5 条保健所長は 必要に応じ 巡回指導を行い 営業施設の設置状況等の把握に努めるものとする 2 保健所長は 前項の調査の結果 別表に定める基準に適合しないと認めるときは 営業者等に対し 必要な措置を講ずるよう指導し 又は勧告するものとする 附則 この要綱は 平成 15 年 4 月 1 日から施行

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生活衛生営業 HACCP ガイダンス ( 旅館業用 ) 導入手引書 旅館業用衛生管理点検表 1 個人衛生管理点検記録個人衛生管理は 従事者の感染症対策を中心に基準条例 8 の従事者に係る衛生管理の項目を始業時点検として次の項目を確認する (1) 従事者は 下痢 嘔吐等の体調不良がないことを確認し 症

食品衛生関係営業許可申請の手引き ( 自動車 ) 4 申請手続きから許可証交付までの流れについて (1) 事前相談 * 改造工事の着工前に 設計図 ( 自動車の平面図 立面図 ) を持参し 主に営業を予定している地域の福祉保健センターの窓口までご相談ください * 取扱食品や営業形態などをお聞きしなけ

四興行場の名称及び所在地 2 法第二条の二第二項の規定により営業者の地位の合併による承継の届出をしようとする者は 次の各号に掲げる事項を記載した届出書に規則で定める書類を添付して 知事に提出しなければならない 一届出者の名称 主たる事務所の所在地及び代表者の氏名二合併により消滅した法人の名称 主たる

(案)

生活衛生営業 HACCP ガイダンス ( 食肉販売業用 ) 導入手引書 本ガイダンスでは まず メニュー調査表 と 調理工程表 によりそれぞれの施設の 危害要因分析 を行い 次にこの手引書の 衛生管理点検表 を HACCP の考え方を取り入れた 衛生管理計画 とし それを用いて モニタリング 記録の

( 認定の審査 ) 第 8 条知事は 第 6 条又は第 11 条の規定による申請があった施設の実地調査等を行い 当該申請内容が第 3 条に定める認定基準に適合していると認めるときは 認定しなければならない ( 認定書の交付等 ) 第 9 条知事は 前条の規定により認定した場合には 当該申請者に対して

1 施設設備の衛生管理 1-1 食品取扱室の清掃及び保守点検 < 認証基準 > 床 内壁 天井 窓 照明器具 換気扇 手洗い設備及び排水溝の清掃手順 保守点検方法が定められていること 床及び排水溝の清掃は1 日に1 回以上 その他の清掃はそれぞれ清掃の頻度の記載があること 保守点検頻度の記載があるこ


東京都コインオぺレーションクリーニング営業施設の衛生指導要綱

第 3 許可対象業種及び取扱食品 許可対象業種及び取扱食品は次表のとおりとする 営業形態 許可対象業種 取扱食品 A 供食前十分に加熱された食品 飲食店営業簡易な調理加工により提供できる食品で 供食前十分に加 B 熱されたもの 削氷 ( 砕氷を含む 密閉構造の自動削氷又は自動砕氷 喫茶店営業 機を使

食品営業 旅館業 その他 ( ) 八保第 食品営業 旅館業旅館業 理容理容 美容業美容業などのなどの申請申請をされるをされる方へ その他の法令等の手続きはお済みですか? 保健所における飲食店等の営業許可申請は 施設の構造設備などが衛生上の観点から適正であるか否かについて審査するものであり 実際に営業

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

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Ver.05 評価チェック表 (Ⅰ 製造環境の管理 ) 点 点 0 点 評価点数 A 施設設備機械器具の衛生管理 作業場内は 必要に応じて空調設備により温度管理を行っていますか温度管理している一部で温度管理されていない 温度管理していない ノロウイルス等の感染の原因とならないように トイレについて適

食品製造業等におけるミニHACCP承認事業について

食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を

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とする (1) 土地改良区の名称が 土地改良法 ( 昭和 24 年法律第 195 条 以下 法 という ) 第 16 条第 1 項又は法第 79 条第 1 項の規定に基づく定款 ( 以下 定款 という ) に記載した名称と一致すること (2) 土地改良区の主たる事務所の所在地が 定款に記載した事務所

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

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法人及び地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人ホ医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 1 条の 2 第 2 項に規定する医療提供施設又は獣医療法 ( 平成 4 年法律第 46 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する

い 9以上に達した事業者は 確認申請書 ( 様式第 3 号 ) を保健所長に提出することができる 2 保健所長は 前項の申請に基づき 自己採点の妥当性を確認するものとする 3 保健所長は 前項の結果 自己採点が妥当であると認めた施設に対して 衛生管理向上プログラム終了証 ( 様式第 4 号 ) を交

目黒区特定商業施設の出店に伴う生活環境との調和のための要綱

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

あった場合又は事業を休止し 若しくは廃止した場合は 遅滞なく規則で定めるところにより その旨を町長に届け出なければならない ( 不均一課税決定の取消し等 ) 第 8 条町長は 第 6 条第 1 項の規定により決定を受けたが次の各号のいずれかに該当するときは 不均一課税決定の全部若しくは一部を取消すこ

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静岡市の耐震対策事業

職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

弘前市告示第   号

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( 変更等の届出 ) 第 7 条助成金の交付決定を受けた中小企業者の代表者は 次の各号に掲げる事由が生じたときは 当該各号に定める申請書を遅滞なく理事長に提出し その承認を受けなければならない (1) 助成事業の内容を著しく変更しようとする場合 または事業に要する経費の合計額を大きく変更しようとする

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卵及び卵製品の高度化基準

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施設基準

1.9.1 管理基準の遵守状況を連続的又は相当の頻度で確認をするためのモニタリングの方法を設定し その文書を作成すること 十分なモニタリング頻度を設定することまた 設定した理由を整理しておくこと モニタリングに関する全ての文書と記録は モニタリングを行う担当者及び責任者による

従事者等の衛生管理点検表 氏名 下痢 嘔吐 発熱等 化膿創 服装 帽子 毛髪 履物 爪 指輪等 手洗い 点検項目 1 健康診断 検便検査の結果に異常はありませんか 2 下痢 嘔吐 発熱などの症状はありませんか 3 手指や顔面に化膿創がありませんか 4 着用する外衣 帽子は毎日専用で清潔のものに交換さ

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⑥愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・えひめ大会 食品衛生対策実施要領(案)【別紙2】.doc

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条例解説6~11条

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

( 使用承認期間 ) 第 6 条第 3 条第 3 項の規定によるキャラクターの使用の承認の期間は 当該承認の日から起算して1 年を経過する日以後の最初の3 月 31 日までとする ただし 更新することができる 2 第 4 条の規定によるキャラクターの使用内容変更承認の期間は 前項に定める当該承認の元

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審議するものとする 2 前項の審議は 当該任期付職員の在任中の勤務態度 業績等の評価及び無期労働契約に転換した場合に当該任期付職員に係る退職日までの人件費の当該部局における措置方法について行うものとする 3 教授会等は 第 1 項の審議に当たり 必要に応じて 確認書類の要求 対象者への面接等の措置を

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3 署長は 前条の申請のあった防火対象物について 該当する審査項目のいずれかが判定基準に適合していないと認めたときは 申請者に対して その旨を第 3 号様式による防火基準不適合通知書により通知するものとする 4 署長は 第 2 項の規定による通知を行ったときは 第 4 号様式による防火基準適合表示対

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とおりとする ただし, 市長は, 特に必要があると認めるときは, 当該試験品の採取方法に記載する数量を変更することができる ( 検査命令による検査 ) 第 6 条令第 5 条第 2 項の申請書は, 検査申請書とする 2 市長は, 令第 5 条第 3 項の規定により試験品を採取したときは, 食品衛生監

地域見守りカメラ設置促進事業要綱

第 6 条図書等の公開期間は 別表 1 及び別表 2 の右欄に示すとおりとする ( 公開の中止 ) 第 7 条前条に規定する図書等の公開期間において 事業者は 市長に対し図書等の公開の中止を申し出ることができる 2 前項の申出は 様式 2により行うものとする ( 図書等にかかる電磁的記録 ) 第 8

ごと又は施行規則第 1 3 条第 1 項第 2 号に規定する小規模特定用途複合防火対象物における特定の用途部分ごとに設置義務が生じるときも同様とする ( 報告及び公表の決定 ) 第 4 条査察員は 立入検査において 公表の対象となる違反を認めた場合は 立入検査結果通知書により署長に報告するものとする

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札幌市ワンルーム形式集合住宅に関する建築指導要綱 平成元年 6 月 15 日助役決裁 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は ワンルーム形式集合住宅の建築計画 管理等について必要な事項を定め 建築主等に協力を要請することにより その建築に伴う紛争の未然防止と良好な居住環境の確保を図ることを

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- 2 - 第一条農林物資の規格化等に関する法律の規定に基づく公聴会等に関する内閣府令(平成二十一年内閣府令第五十四号)の一部を次のように改正する 第十一条の見出し中 都道府県知事 の下に 又は指定都市の長 を加える (健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令の一部改正)第二条健康増

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第 1 票 学校給食施設等定期検査表 検査年月日年月日 ( ) 学校 ( 調理場 ) 名 給食従事者 : 栄養教諭等名 調理員名 定期点検票作成者 ( 職 氏名 ) 給食対象人員 給食調理室面積m2 建物の位置 使用区分 人 校長印 1 位置ア便所 ごみ集積場等からの位置は適切であるか A B C

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基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

静岡市スポーツ競技大会出場補助金交付要綱(案)

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

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火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

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軽自動車税 ( 種別割 ) 減免に関する取扱基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この基準は 船橋市市税条例第 89 条及び第 90 条の規定に基づき 軽自動車税 ( 種別割 ) の減免の取り扱いに関し 必要な事項を定める ( 公益のために直接専用するものの範囲 ) 第 2 条条例第 89 条第 1 項第

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平成 25 年 9 月 2 日制定 京都市 JR 奈良線高速化 複線化第二期事業費補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は,JR 京都駅と京都府南部地域を結ぶ広域交通網であるJR 奈良線の充実と, 沿線住民の利便性の向上等を図るために実施するJR 奈良線の高速化 複線化第二期事業 ( 以下

指定申請時に提出 別記様式第 4 の 4( 別紙 )( 第 16 条関係 ) 指定事業者事業実施計画書 1. 実施する復興推進事業 ( 以下 事業 という ) の内容業資本金額, 万円従業員数 人 日本標準産業分類を用いる ( 複数記載可 ) 総務省統計局のホームページで閲覧することができます 法人

豊中まつり 2015 飲食出店者向けマニュアル ~ 安全に食品を提供するために ~ 豊中まつり実行委員会 豊中市保健所

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大阪府露店による食品営業取扱要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 以下 法 という ) 第 52 条の規定により大阪府知事の許可を要する営業のうち 露店営業に関する取扱いについて必要な事項を定めることによって 法の円滑な運営をはかり もって飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止することを目的とする ( 用語 ) 第 2 条この要綱において次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ以下に定めるところによる (1) 露店 とは 出店の都度組み立てる組立式店舗又は屋台等をいう (2) 露店営業 とは 露店において 食品の調理及び提供等を移動して行う形態の営業をいう (3) 基地施設 とは 営業設備及び食品等の保管 一次加工 給水 器具等の洗浄消毒を行うための施設をいう (4) 一次加工 とは 営業施設内で加熱処理等の簡易な調理等の工程により客に提供できる状態 形状にするために あらかじめ食品を加工することをいう (5) 一次加工所 とは 基地施設のうち一次加工を行う施設をいう ( 許可業種 ) 第 3 条本要綱は次に掲げる業種について定める (1) 飲食店営業 (2) 喫茶店営業 (3) 菓子製造業 ( 食品の取扱に関する制限 ) 第 4 条取り扱う品目は 次のとおりとする (1) 出店先での製造 加工 調理の工程が簡易であり 原則として 客に提供する直前に加熱した食品とする ただし 米飯類の取扱いを禁ずる (2) 加熱した食品に クリーム類などの盛付けを行ってはならない ただし 市販の調味料や製菓材料などで簡単な調味を行うことは認める (3) 客に提供する直前に加熱するものではないが かき氷 わらびもち 飲料 ( 清涼飲料水及び酒精飲料 ) の取り扱いは可とする ただし かき氷以外の氷の取扱を禁ずる 2 営業者は 出店先において一次加工を行ってはならない ( 営業者が講ずべき措置の基準 ) 第 5 条営業者は 大阪府食品衛生法施行条例 ( 平成 12 年大阪府条例第 14 号 以下 条例 という ) 第 3 条で規定する別表第一に定める措置を講じなければならない ( 営業施設の基準 ) 第 6 条営業施設の基準は 営業形態の特殊性を考慮して条例第 4 条で規定する別表二の施設基準を別表のとおり適用する 1

( 営業許可の申請 ) 第 7 条府内 ( 政令指定都市 中核市を除く 以下同じ ) で露店営業を営もうとする者は 食品営業許可申請書 ( 大阪府食品衛生法施行細則 ( 昭和 27 年大阪府規則第 40 号 以下 細則 という ) 様式第 7 号 ) により基地施設を管轄する保健所長に申請しなければならない ただし 府内に基地施設がない場合は 主たる営業地を管轄する保健所長に申請すること 2 前項の食品営業許可申請書に添付する書類は次の各号とする (1) 露店による食品営業設備の大要 ( 様式第 1 号 ) (2) 営業施設の平面図等 (3) 一次加工所を設けた場合はその図面 ( 許可施設は 許可証の写しで可 ) 3 露店は 1 台につき 業種ごとに営業許可を要する 4 一次加工の内容によっては 一次加工所において必要な許可を取得すること ( 臨時出店 ) 第 8 条地域の人々が 次に掲げるような 地域交流や互いの親睦を深めるために開催する行事において 臨時的に飲食物の調理や提供を行う場合などは 法第 4 条第 7 項の営業に該当しない (1) 地方公共団体 自治会 子ども会等が行う祭事 ( 盆踊り等 ) (2) 学校 社会福祉施設等が行う祭事 ( 学園祭等 ) 2 前項の行事の主催者は 臨時出店届 ( 様式第 2 号 ) を管轄保健所長に提出するとともに 第 4 条 第 5 条及び第 6 条の規定に準じ 食品衛生の確保 事故の防止に努めること 附則 1 この要綱は 平成 7 年 4 月 1 日から実施する 2 食品衛生法に基づく いわゆる 露店飲食店 等の取締りについて ( 昭和 31 年 1 月 14 日付け 30 公 4737 号 ) は廃止する 附則この要綱は 平成 24 年 4 月 1 日より実施する 2

別表 ( 第 6 条関係 ) 一共通基準項 要件 露店営業施設への適用 一営業の施設の設置場所の基準 営業の施設は 衛生上支障のない場所に設置するこ 適用する と 二営業の施設の構造設備の基準 1 営業の施設は 住居その他営業の施設以外の施設と 適用する 明確に区分すること 2 作業場は 使用目的に応じて適当な広さを有し かつ 十分な明るさを確保することができる照明の設備及び換気を十分に行うことができる設備を設けること 適用するただし 換気設備は省略できる 3 作業場の床は 次に掲げる要件を備えること (1) 排水溝を有すること (2) 清掃が容易にできるよう平滑であり かつ 適当な勾配のある構造であること (3) 水その他の液体により特に汚染されやすい部分は 耐水性材料 ( 厚板 モルタルその他水により腐食しにくいものをいう 以下同じ ) で造られていること 4 作業場の床面と内壁面との接合部分及び排水溝の底面の角は 適度の丸みをつけ 清掃が容易にできる構造であること 5 作業場の内壁は 清掃が容易にできる構造とし 床面からの高さが一 五メートルまでの部分及び水その他の液体により特に汚染されやすい部分は 耐水性材料で造られていること 6 作業場の天井は すき間がなく 清掃が容易にできる構造であること 7 営業の施設は ねずみ 衛生害虫等の侵入を防ぐ構造であること 8 営業の施設及び機械 器具類は 製造量 販売量 適用する来客数等に応じて十分な規模及び機能を有するものただし 来客数には影響されを設けること ない 9 器具の洗浄 消毒 水切及び乾燥の設備を設けるこ適用すると 10 9 の洗浄の設備は 熱湯を十分に供給できるものであること 11 固定した設備又は移動が困難な設備は 洗浄が容易にできる場所に設けること 12 機械は 食品又は添加物に直接接触する部分が不浸適用する透性材料 ( ステンレス 石 コンクリートその他水が浸透せず かつ さびないものをいう 以下同じ ) で造られ かつ 洗浄及び消毒が容易にできる構造であること 13 器具及び容器包装を衛生的に保管するための設備適用するを設けること 3

14 添加物を使用する場合は 専用の計量器を備えるこ適用すると 15 原材料 添加物 半製品又は製品を保管する設備は 適用するそれぞれ専用のものとし 及び温度 湿度 日光等に影響されない場所に設ける等衛生的に保管ができるものであること 16 冷蔵庫 ( セ氏十度以下に冷却する能力を有するもの適用するに限る 以下同じ ) 冷凍庫その他温度又は圧力を調節する必要のある設備には 温度計 圧力計その他必要な計器を見やすい位置に備えること 17 飲用に適する水を十分に供給できる衛生的な給水適用する (20l 以上 ) 設備を専用に設けること 18 十分な容量を有し 不浸透性材料で造られ 清掃が適用する容易にでき 及び汚液 汚臭等が漏れない構造である廃棄物容器を設けること 19 便所には ねずみ 衛生害虫等の侵入を防ぐ設備を設けるとともに その出入口及びし尿くみ取口は 衛生上支障のない場所にそれぞれ設けること 20 消毒薬を備えた流水受槽式手洗い設備を 適当な場適用する所に設けること ただし 露店により営業を行う場合又は自動車により営業 ( 魚介類販売業を除く ) を行う場合にあっては この限りでない 21 従業員の数に応じて 更衣室その他更衣のための設備を設け 及び専用の外衣 帽子 マスク 履物等を備えること 22 露店により営業を行う場合又は自動車により営業 ( 魚介類販売業を除く ) を行う場合は 次に掲げる要件を備えること (1) 流水受槽式手洗い設備を有しないときは 消毒用アルコール 逆性石けん等を含ませた綿を十分に入れた容器を備えること (2) 直接排水ができない場合は 水その他の液体が浸透しにくい材質で かつ 洗浄が容易にできる排水容器を備えること 23 露店により営業を行う場合は 当該営業に係る施設について 屋根を設け 及び覆いをする等により 調理し 又は加工するための設備にほこり ちり等が入らない構造とすること 24 自動販売機は 屋内に設置すること ただし ひさし等により雨水を防止できる場合にあっては この限りでない 25 自動販売機の設置場所の床面は 不浸透性材料で造られ かつ 清掃が容易にできる構造であること 適用するただし 更衣室その他更衣のための設備は省略できる 適用する 適用する 4

二業種別基準 項 区分 要件 露店営業施設への適用 一 飲食店 1 調理場の床は 不浸透性材料で造られてい 営業 ること 2 調理場の食品の保管設備は 床面から〇 適用する 五メートル以上の高さに設けること 3 不浸透性材料で造られた洗浄槽を二槽以上 設けること 4 まな板及び包丁は 食肉用 魚介類用 野 菜類用 生食用及び加熱調理済み食品用として それぞれ専用に備えること 5 生食用及び加熱調理済み食品用のまな板 は 合成樹脂 ( 合成ゴムを含む 以下同じ ) で造られていること 6 冷却保存 ( 常にセ氏十度以下の温度で保存することをいう 以下同じ ) をする必要がある食品を取り扱う場合は 冷蔵庫を設ける 適用するただし クーラーボックスでも可 こと 7 放冷 ( 放熱して 常温まで温度を下げること をいう 以下同じ ) の必要がある食品を取り扱う場合は 放冷のための施設又は設備を専用に設けること 8 弁当又は仕出し料理を製造する場合は 下 処理 ( 原材料の選別 解凍 洗浄等の処理をいう 以下同じ ) をするための場所 ( 以下 下処理場 という ) 及び食器の洗浄場を それぞれ専用に設けること 9 調理室以外の場所において食品の盛り付け を行う場合は そのための設備を専用に設けること 10 食肉処理業及び食肉販売業の施設において自家製ソーセージを製造する場合は 次に掲げる要件を備えること (1) 原材料用の肉の細切 ひき肉処理 塩漬け等を行うための施設を設けること (2) ソーセージを製造するための肉練り機 充填機 くん煙機 湯煮槽 冷却槽その他必要な機械及び器具を適正に配置した調理室を設けること (3) 添加物 調味料等の調合及び計量を行う施設を設けること (4) ソーセージの中心部を測定できる温度計を備えること (5) 肉の水素イオン濃度を測定するための装置を備えること (6) 細菌検査を行うための設備を備えるこ と 5

二 三 喫茶店営業菓子製造業 11 生食用食肉を加工し 又は調理する場合は 次に掲げる要件 ( 生食用食肉規格基準に規定する生食用食肉の調理基準 ( 以下 生食用食肉調理基準 という ) のみが適用される場合にあっては (1) から (3) までに掲げる要件 ) を備えること (1) 生食用食肉を取り扱う場所は 他の場所と明確に区分すること (2) 器具の洗浄及び消毒並びに手指の洗浄及び消毒に必要な設備をそれぞれ専用に設けること (3) 生食用食肉が接触する設備及び器具を専用に備えること (4) 加熱殺菌を行うのに十分な能力を有する設備を設け これに温度を正確に測定することができる装置を備えること (5) 加熱殺菌後の冷却を行うのに十分な能力を有する設備を設けること 不浸透性材料で造られた洗浄槽を二槽以上設けること 1 原材料の下処理場は 他の場所と明確に区分すること 2 不浸透性材料で造られた洗浄槽を二槽以上設けること 3 放冷の必要がある食品を取り扱う場合は 放冷のための施設又は設備を専用に設けること 4 製品を直接包装する場合 ( 機械により自動的に包装する場合を除く ) は ステンレス又は合成樹脂で造られた包装台を専用に設けること 5 まな板及び包丁は 生食用 加熱調理済み食品用及びそれ以外の用途用にそれぞれ専用に備えること 6 生食用及び加熱調理済み食品用のまな板は 合成樹脂で造られていること 7 冷却保存の必要がある食品を取り扱う場合は 冷蔵庫を設けること 適用するただし クーラーボックスでも可 6

( 様式第 1 号 ) 露店による食品営業設備の大要 営業者氏名 営業者住所 基地施設所在地 設備保管場所 一次加工所 取扱品目 業態組立式 車付屋台 その他 ( ) 手洗い設備 流水受槽式設備 ( 有 無 ) 材質等 ( ) 消毒方法 ( ) 洗浄設備材質等 ( ) 消毒方法 ( ) 給水量 L 排水設備ポリバケツ その他 ( ) 食品保管設備材質等 ( ) 食器器具保管設備材質等 ( ) 冷蔵設備冷蔵庫 クーラーボックス その他 ( ) 廃棄物容器ふた付きポリバケツ その他 ( ) 作業着 帽子専用の作業着 帽子 マスク その他 ( ) 屋根 側壁テント張り 板張り その他 ( ) 食器使い捨て食器 再使用食器 その他 ( ) 一次加工又は材料供給承認書 私の営業施設 の調理場において原材料の一次加工を行うから材料を供給する ことを承認します 年月日 屋号 所在地 氏名 印 ( 自署の場合は印不要 ) 許可証の写しを添付すること 7

( 様式第 2 号 ) 臨時出店届 大阪府 保健所長殿 平成年月日 ( 代表者 ) 所属住所 ( - - ) 氏名 この度 下記のとおりを開催することになりましたので 露店による食品営業取扱要綱第 8 条第 2 項の規定により 届出をします 記 1 目 的 2 日 時 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日 午前 午後 時 分 ~ 午前 午後 時 分 3 場 所 4 店舗数 店舗 5 取扱食品 食品名 調理方法 一次加工施設 所在地及び名称 購入先 所在地及び名称 保健所受 控えが必要な場合は 2 部用意すること 8