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アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

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ローブレナ錠 25mg / ローブレナ錠 100mg に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 ローブレナ錠 25mg ローブレナ錠 100mg 有効成分 ロルラチニブ 製造販売業者 ファイザー株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

エビリファイに係る ( 別紙様式 ) 販売名 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 1 エビリファイ錠 1 mg /3 mg /6 mg /12 mg 2 エビリファイ散 1% 3 エビリファイ内用液 0.1% 4 エビリファイ OD 錠 3 mg /6 mg /12 mg /24 mg 5

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医薬品リスク管理計画書(本文)

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

ブイフェンド 200mg 静注用ブイフェンド錠 50mg ブイフェンド錠 200mg ブイフェンドドライシロップ 2800mg に係る医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容についての責任はファイザー株式会社にあります 当該情報を適正使用以外の営利目的に利用することはできませ

目次 2 調査の概要 3 回答薬局の概要 4 1. 安全性情報の入手 伝達 5 2. リスクコミュニケーションツールの活用 薬局内でのインターネット活用等 27 望まれる方向 34 参考 1 PMDA 医療安全情報について 37 参考 2 医薬品リスク管理計画について 38 参考 3 リ

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記 第 1 再審査資料の構成及び作成上の注意事項再審査資料の構成及び作成上の注意事項は次のとおりとすること また 再審査申請書の写し及び平成 10 年 12 月 1 日付け医薬審第 1058 号厚生省医薬安全局審査管理課長通知 新医薬品等の申請資料の信頼性の基準の遵守について により添付することとし

本日の内容 添付文書の改訂医薬品の添付文書がどのように作成され 改訂されるかを知る リスクコミュニケーション医療現場 行政 企業とのリスクコミュニケーションツールとその活用方法を知る 2

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

ベスポンサ点滴静注用 1 mg に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名ベスポンサ点滴静注用 1 mg 有効成分 イノツズマブオゾガマイシン ( 遺伝子組換え ) 製造販売業者 ファイザー株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 3 月 1.1. 安全性検討事項 重要

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

減量・コース投与期間短縮の基準

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

(別添様式)

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

【押印あり】日本医学会宛

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添付 書の記載 それってどういう意味? ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構佐藤淳

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63>

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

2018/9/29 ICPM 2018 セッション3 医薬品安全性 国内と海外のデータベースの特徴と医薬品安全性モニタリングへの応用 - 異なる視点からのデータベースの理解 - 医療情報データベースを活用した 医薬品の製造販売後調査について 独立行政法人医薬品医療機器総合機構医療情報活用部疫学課梶山

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

<4D F736F F F696E74202D20382E2088E396F CC90BB91A294CC94848CE392B28DB882CC8CBB8FF382C697AF88D3935F2E >

各位 2016 年 1 月 22 日 会社名アステラス製薬株式会社 代 表 者代表取締役社長畑中好彦 コード番号 4503 (URL 東 証 ( 第 一 部 ) 決 算 期 3 月 問合わせ先広報部長 臼井政明 Tel:(03)

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

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本日の内容 1. 未承認対照薬等の取り扱い別添の 4.(3) ウ.( ア ) 2. 対象疾患の悪化等を評価項目にする試験別添の 7.(3) イ.( ア ) 3. 承認取得者以外の治験国内管理人が治験 依頼者となる場合別添の7.(3) オ. 4. 医師主導治験との情報共有別添の7.(3) カ. 5.

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

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Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

GVPの基礎

目次 1. はじめに P2 2. 本剤の特徴 作用機序 P3 3. 臨床成績 P4 4. 施設について P9 5. 投与対象となる患者 P11 6. 投与に際して留意すべき事項 P13 1

目次 開発の経緯 3 略語一覧 4 特性 5 製品情報 6 警告 6 禁忌 6 組成 性状 6 有効成分に関する理化学的知見 7 効能 効果 7 用法 用量 7 使用上の注意 9 1. 慎重投与 9 2. 重要な基本的注意 9 3. 相互作用 副作用 高齢者への投与 14 6

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

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販売名 製造販売業者 ジャクスタピッドカプセル 5mg 10mg 20mg に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ジャクスタピッドカプセル 5mg 10mg 20mg AEGERION PHARMACEUTICALS 株式会社提出年月 有効成分 ロミタピドメシル酸塩 薬効分類 87218 平成 29 年 12 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリス 頁 重要な潜在的リス 頁 重要な不足情報 頁 ク ク 肝臓への影響 3 出血性事象 5 長期投与時の安全性 7 胃腸障害 4 悪性腫瘍 5 1.2. 有効性に関する検討事項 使用実態下における長期投与時の有効性 8 上記に基づく安全性監視のための活動 2. 医薬品安全性監視計画の概要頁 通常の医薬品安全性監視活動国内外の副作用 文献 学会情報 外 9 国安全性措置情報の収集 評価 分析に基づく安全対策の検討追加の医薬品安全性監視活動使用成績調査 9 3. 有効性に関する調査 試験の計画の概要 頁 使用成績調査 10 上記に基づくリスク最小化のための活動 4. リスク最小化計画の概要頁 通常のリスク最小化活動添付文書及び患者向医薬品ガイドに 11 よる情報提供追加のリスク最小化活動医療従事者向け資材の作成及び配布 11 患者向け資材の作成及び配布 11 各項目の内容は RMP の本文でご確認下さい

医薬品リスク管理計画書 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長殿 平成 29 年 12 月 22 日 住所 : 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル 12 階氏名 :AEGERION PHARMACEUTICALS 株式会社代表取締役中邑昌子印 品目の概要 承認年月日 2016 年 9 月 28 日薬効分類 87218 再審査期間 国際誕生日 2016 年 9 月 28 日 ~ 2026 年 9 月 27 日 2012 年 12 月 21 日 承認番号 ジャクスタピッドカプセル 5mg : 22800AMX00704000 ジャクスタピッドカプセル 10mg : 22800AMX00705000 ジャクスタピッドカプセル 20mg : 22800AMX00706000 販売名有効成分含量及び剤型用法及び用量効能又は効果承認条件 ジャクスタピッドカプセル 5mg 10mg 20mg ロミタピドメシル酸塩 ロミタピドとしてそれぞれ 5mg 10mg 20mg を含有するカプセル剤 通常 成人には 1 日 1 回夕食後 2 時間以上あけて ロミタピドとして 5mg の経口投与から開始する 忍容性に問題がなく 効果不十分な場合には 2 週間以上の間隔をあけて 10mg に増量する さらに増量が必要な場合には 4 週間以上の間隔で忍容性を確認しながら段階的に 20mg 40mg に増量することができる ホモ接合体家族性高コレステロール血症 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤の使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し 本剤の適正使用に必要な措置を講じること 備考 1

変更の履歴 前回提出日 : 平成 29 年 8 月 28 日 変更内容の概要 : 1.1: 重要な特定されたリスク 重要な潜在的リスク 重要な不足情報に対する医薬品安全性監視活動から製造販売後臨床試験を削除 1.2: 有効性に関する試験の名称から製造販売後臨床試験を削除 2. : 追加の医薬品安全性監視活動から製造販売後臨床試験の項を削除 3. : 有効性に関する試験の計画の概要から製造販売後臨床試験の項を削除 5.1: 製造販売後臨床試験実施状況を 終了 に変更 5.2: 製造販売後臨床試験実施状況を 終了 に変更 変更理由 : 1.1 1.2 2. 3. 5.1 5.2: 製造販売後臨床試験終了のため 2

1. 医薬品リスク管理計画の概要 1.1 安全性検討事項 肝臓への影響 重要な特定されたリスク 肝臓への影響を重要な特定されたリスクとした理由 : 本剤の投与は トランスアミナーゼのグレード 3 の上昇を含む一過性の可逆的な用量依存的上昇や肝脂肪の増加と関連しており 重要な特定されたリスクとした 肝障害に関連する事象が 国内第 Ⅲ 相試験において 9 例中 4 例 (44%) 海外第 Ⅲ 相試験において 29 例中 8 例 (28%) に認められた 本剤の投与により肝脂肪が蓄積することはその薬理学的作用により考えられた 長期間の肝脂肪の蓄積による影響は不明であるが 脂肪性肝炎及び肝繊維症が発現する可能性は否定できない 肝臓中の脂肪量は 海外第 Ⅲ 相試験において ベースライン時 1% 以下が 78 週時 8% に増加し 国内第 Ⅲ 相試験において ベースライン時 3% が 56 週時 13% に増加した 臨床試験において 肝線維症の症例報告はなかったが 海外市販後において 肝炎 2 例 肝線維症 1 例の報告があった この肝線維症が発現した患者には脂肪肝の既往があり 脂肪肝が進行して 12 年後に脂肪性肝炎及び肝線維症を発症したと考えられた 本剤の肝臓に対する作用のため 肝機能障害を既に有する患者では 本剤投与により肝機能障害が悪化するリスクが高まる 肝臓への影響に対する医薬品安全性監視活動の内容及び選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動を実施する 追加の医薬品安全性監視活動として以下を実施する o 使用成績調査 選択理由 使用成績調査期間中は 使用実態下における肝臓への影響を観察し 発現率 重症度 傾向を調査する 肝臓への影響に対するリスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動 o 添付文書の 警告 禁忌 用法 用量に関連する使用上の注意 慎重投与 重要な基本的注意 及び 副作用 の項及び患者向医薬品ガイドで注意喚起 追加のリスク最小化活動 o 医療従事者向け資材 ( 適正使用ガイドを含む ) の作成及び配布 o 患者向け資材の作成及び配布 選択理由 医療機関に対して本剤の適正使用を推進し 十分な製品情報の作成及び配布を通じて また上記資材及び活動により 医師及び患者に対し 肝臓への影響のリスクについて十分な理解を促す 3

胃腸障害 胃腸障害を重要な特定されたリスクとした理由 : 胃腸障害は 国内外臨床試験で発現した有害事象として高頻度 (44 例中 41 例 93%) に認められたことから重要な特定されたリスクとした ホモ接合体家族性高コレステロール血症患者 (HoFH 患者 ) を対象とした国内外臨床試験において 胃腸障害を 1 件以上経験した患者は 国内第 Ⅲ 相試験 (56 週まで ) において 9 例中 9 例 (100%) 海外第 Ⅱ 相試験において 6 例中 5 例 (83%) 海外第 Ⅲ 相試験 (78 週まで ) において 29 例中 27 例 (93%) であった 海外第 Ⅲ 相試験で 4 週毎の消化管事象の発現率を検討したところ 用量の増加に伴って発現率が高くなった 胃腸障害が治験薬投与と 関連あり と判断されたのは 国内第 Ⅲ 相試験 ( 56 週まで ) において 9 例中 9 例 (100%) 海外第 Ⅱ 相試験では 6 例中 5 例 (83%) 海外第 Ⅲ 相試験 (78 週まで ) において 29 例中 25 例 (86%) であった なお 臨床試験において胃腸障害を軽減するために低脂肪食を摂取することを指導しており 市販後においても低脂肪食の摂取を遵守するように指導する 胃腸障害に対する医薬品安全性監視活動の内容及び選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動を実施する 追加の医薬品安全性監視活動として以下を実施する o 使用成績調査 選択理由 使用成績調査期間中は 使用実態下における胃腸障害を観察し 発現率 重症度 傾向を調査する 胃腸障害に対するリスク最小化活動の内容及び選択理由 : 通常のリスク最小化活動 o 添付文書の 用法 用量に関連する使用上の注意 重要な基本的注意 及び 副作用 の項及び患者向医薬品ガイドで注意喚起 追加のリスク最小化活動 o 医療従事者向け資材 ( 適正使用ガイドを含む ) の作成及び配布 o 患者向け資材の作成及び配布 選択理由 医療機関に対して本剤の適正使用を推進し 十分な製品情報 教材及び患者向けガイドの作成及び配布を通じて 医師及び患者に対し 胃腸障害のリスクについて十分な理解を促す 4

重要な潜在的リスク 出血性事象 悪性腫瘍 出血性事象を重要な潜在的リスクとした理由 本剤投与により ビタミン K の吸収が低下し 出血が発現する可能性があることから重要な潜在的リスクとした HoFH 患者を対象とした海外臨床試験において ビタミン K の血中濃度は基準値以内に維持されていたものの 出血に関連する有害事象が海外第 Ⅲ 相試験 (78 週まで ) で 29 例中 7 例 (24.1%) 国内第 Ⅲ 相試験 (56 週まで ) で 9 例中 1 例 (11%) に認められ 海外第 Ⅲ 相継続試験 (78 週から 296 週まで ) で 19 例中 4 例 (21.1%) に認められた 出血性事象に対する医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動を実施する 追加の医薬品安全性監視活動として以下を実施する o 使用成績調査 選択理由 使用成績調査期間中は 使用実態下における出血性事象の発現率 重症度 傾向を調査する 出血性事象に対するリスク最小化活動の内容及び選択理由 : 通常のリスク最小化活動 o 添付文書の 慎重投与 重要な基本的注意 及び 相互作用 の項及び患者向医薬品ガイドで注意喚起 追加のリスク最小化活動 o 医療従事者向け資材 ( 適正使用ガイドを含む ) の作成及び配布 o 患者向け資材の作成及び配布 選択理由 医療機関に対して本剤の適正使用を推進し 十分な製品情報 教材及び患者向けガイドの作成及び配布を通じて 医師及び患者に対し 潜在的なリスクである出血性事象について十分な理解を促す 悪性腫瘍を重要な潜在的リスクとした理由 : マウスを用いたがん原性試験において 臨床曝露量と同等以下の曝露量 (AUC 0-24 換算 ) から肝臓及び小腸の腺腫 癌腫又はそれらの混合腫瘍の増加が認められた また ラットを用いたがん原性試験では 臨床曝露量と同等の曝露量 (AUC 0-24 換算 ) において雄で膵腺房細胞腺腫 多発性膵臓腺腫及び空腸癌腫が認められた 長期の動物実験で より高用量を投与した雄マウス及びラットで認められた腫瘍の発現は増加していたものの 本剤によるヒトでの発ガンリスクは明確にはなっていない 5

なお 国内外臨床試験において悪性腫瘍の報告はなかったが 海外製造販売後調査において現時点で 21 例の報告があり その主な腫瘍は 乳がん (3 例 ) 心臓粘液腫 (2 例 ) であった 悪性腫瘍に対する医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動を実施する 追加の医薬品安全性監視活動として以下を実施する o 使用成績調査 選択理由 使用成績調査期間中は 使用実態下における悪性腫瘍の発現の有無を調査する 悪性腫瘍に対するリスク最小化活動の内容及び選択理由 : 通常のリスク最小化活動 o 添付文書の その他の注意 の項で注意喚起 追加のリスク最小化活動 o 医療従事者向け資材 ( 適正使用ガイドを含む ) の作成及び配布 選択理由 医療機関に対して本剤の適正使用を推進し 十分な製品情報 教材の作成及び配布を通じて 医師に対し 悪性腫瘍のリスクについて十分な理解を促す 6

重要な不足情報 長期投与時の安全性 長期投与時の安全性を重要な不足情報とした理由 : HoFH 患者における国内第 Ⅲ 相試験において 投与 56 週時までの情報しか得られていないことから長期投与時の安全性を重要な不足情報とした 国内第 Ⅲ 相試験 ( 第 56 週まで ) において 治療下で発現した有害事象は 9 例中 9 例に認められた 高頻度に認められた胃腸障害は 下痢 8 例 (89%) 及び悪心 2 例 (22%) であった 胃腸障害以外で認められた有害事象は 鼻咽頭炎 6 例 (67%) 肝機能検査異常及び胃腸炎各 3 例 (33%) 並びに 貧血 頭痛及びインフルエンザ各 2 例 (22%) であった 長期投与時の安全性に対する医薬品安全性監視活動の内容及び選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動を実施する 追加の医薬品安全性監視活動として以下を実施する o 使用成績調査 選択理由 使用成績調査期間中は 使用実態下における長期投与時の安全性をモニタリングし 発現率 傾向を調査する 長期投与時の安全性に対するリスク最小化活動の内容及び選択理由 : 通常のリスク最小化活動 追加のリスク最小化活動 o 医療従事者向け資材 ( 適正使用ガイドを含む ) の作成及び配布 選択理由 医療機関に対して本剤の適正使用を推進し 十分な製品情報 教材の作成及び配布を通じて 医師に対し 長期投与時の安全性のリスクについて十分な理解を促す 7

1.2 有効性に関する検討事項 有効性に関する検討事項とした理由 : 使用実態下における長期投与時の有効性 本剤の国内第 Ⅲ 相試験では 日本人の HoFH 患者において 投与 56 週時までの情報しか得られていないため 使用実態下における長期投与時の有効性を検討事項とする 有効性に関する調査又は試験の名称 使用成績調査 調査及び試験の目的 内容及び手法についての概要ならびに選択理由 本剤の投与を受ける全患者について 使用実態下における有効性に関する情報を最高 8 年間収集する 8

2. 医薬品安全性監視計画の概要 通常の医薬品安全性監視活動 国内外の副作用 文献 学会情報 外国安全性措置情報の収集 評価 分析をおこない 安全対策を検討する 使用成績調査 安全性検討事項 追加の医薬品安全性監視活動 重要な特定されたリスク : 肝臓への影響 胃腸障害 重要な潜在的リスク : 出血性事象 悪性腫瘍 重要な不足情報 : 長期投与時の安全性 目的 本剤の使用実態下における長期投与時の安全性及び有効性の確認 実施計画 調査期間 :2017 年 7 月 1 日 ~2025 年 6 月 30 日までの 8 年間 ( 登録期間 6 年 ) 観察期間 :2 年以上 最長 8 年間目標患者数 :166 例実施方法 : 中央登録方式 実施計画の根拠 国内の HoFH 患者の数は少なく指定難病に登録されている患者数は 2014 年時点で 166 名である また 日本人患者を対象とする本剤の臨床経験は少ない ( 国内での臨床試験対象患者数は 9 名 ) このことから 本剤を投与された全例を使用成績調査に登録する 節目となる予定の時期及びその根拠 市販直後調査終了時から 4 年後に中間報告を実施し 再審査申請時に最終報告書を提出する 9

3. 有効性に関する調査及び試験の計画の概要 使用成績調査 2. 医薬品安全性監視計画の概要 追加の医薬品安全性監視活動 使用成績調査 を参照 10

4. リスク最小化計画の概要 通常のリスク最小化活動 添付文書及び患者向医薬品ガイドにより 医師に情報提供する 医療従事者向け資材の作成及び配布 追加のリスク最小化活動 安全性検討事項 肝臓への影響 胃腸障害 出血性事象 悪性腫瘍 目的 医療従事者に対して 本剤の製品特性, 承認時までの副作用概況 投与患者の選択 投与方法 治療前から治療中の注意すべき事項 低脂肪食を中心とした食事療法 発現する可能性のある副作用とその対策について記載した資材を提供することにより 本剤の適正使用を促すため 具体的な方法 医薬情報担当者より, 医療従事者に医療従事者向け資材 ( 適正使用ガイド ) を配布 説明し 下記の内容をよく理解した医師に本剤の使用を承諾する 医療従事者に確認する内容 : 他の経口脂質低下薬で効果不十分又は忍容性が不良な場合に本剤投与の要否を検討後に使用することを理解している 本剤の添付文書の 禁忌 慎重投与 相互作用 の項の内容を理解している 本剤は 低脂肪食との併用で使用することを理解している 本剤は 脂溶性栄養素の補充が必要であることを理解している 本剤が これまで 18 歳未満の患者で試験されていないことを理解している 添付文書に記載された肝臓関連の臨床検査値をモニターする必要がある 脂質低下療法の経験を有する 節目となる予定の時期, 実施した結果に基づき採択される可能性がある更なる措置 安全性定期報告書提出時収集された安全性情報の検討を行った結果に基づき, 情報提供資材の改訂や新たな情報提供資材の要否について検討する 患者向け資材の作成及び配布 安全性検討事項 肝臓への影響 胃腸障害 出血性事象 目的 本剤の適正使用について, 患者の確実な理解を促すため 具体的な方法 納入時に医薬情報担当者が医療従事者に患者向け資材 ( 本剤を服用される患者さんへ ) を配布し説明する 節目となる予定の時期, 実施した結果に基づき採択される可能性のある更なる措置 安全性定期報告書提出時 11

肝臓への影響及び胃腸障害に関連する有害事象の重篤性, 発現件数と販売量の推移 服薬に関連する問い合わせ等を確認する 本結果から リスク最小化策の更なる強化が必要と判断される場合 また新たな安全性検討事項が認められた場合には資材の改訂 配布方法等の実施方法の見直し 追加の資材作成等を検討する 12

5. 医薬品安全性監視計画 有効性に関する調査 試験及びリスク最小化計画の一覧 5.1 医薬品安全性監視計画の一覧 通常の医薬品安全性監視活動 国内外の副作用 文献 学会情報 外国安全性措置情報の収集 評価 分析 追加の医薬品安全性監視活動の名称 節目となる症例数 / 目標症例数 追加の医薬品安全性監視活動 節目となる予定の時期 市販直後調査 該当せず 製品発売から6 ヵ月間 実施状況 終了 報告書作成予定日 作成済み (2017 年 8 月提出 ) 使用成績調査 目標症例数 : 166 例 製造販売後臨床試験 4 年後の中間解析 再審査申請時 実施中 中間解析 :4 年後 再審査申請時 5 例 試験終了時終了 作成済み ( 第 2 回安全性定期報告書提出時 (2017 年 10 月 ) に提出 ) 5.2 有効性に関する調査 試験計画の一覧 調査及び試験の名称 節目となる症例数 / 目標症例数 節目なる予定の時期 実施状況 報告書作成予定日 使用成績調査 目標症例数 : 166 例 製造販売後臨床試験 4 年後の中間解析 再審査申請時 実施中 中間解析 :4 年後 再審査申請時 5 例 試験終了時終了 作成済み ( 第 2 回安全性定期報告書提出時 (2017 年 10 月 ) に提出 ) 13

5.3 リスク最小化計画の一覧 通常のリスク最小化計画 添付文書及び患者向医薬品ガイドにより医師に情報提供 追加のリスク最小化活動 リスク最小化活動の名称節目となる予定の時期実施状況 市販直後調査製品発売から 6 ヵ月間終了 医療従事者向け資材の作成及び配布 安全性定期報告時 実施中 患者向け資材の作成及び配布安全性定期報告時実施中 14