平成16年度小学校及び中学校教育課程研究協議会報告書

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平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

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グローバル化に対応した英語教育改革実施計画

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24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

【資料5】小中高等学校における外国語教育の現状

44 大分県

目次 教員養成 研修外国語 ( 英語 ) コア カリキュラム ダイジェスト版 について p. 1 教員養成 研修外国語 ( 英語 ) コア カリキュラムの位置付けについて p. 1 小学校教員養成課程外国語 ( 英語 ) コア カリキュラム構造図 p. 2 学習項目と到達目標 p. 3 中 高等学校

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

平成28年度 小学校外国語活動 2_研究の実際(1)方向性

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ICT による新しい学び 急速な情報通信技術 (ICT) の進展やグローバル化など 変化の激しい社会を生きる子供たちに 確かな学力 豊かな心 健やかな体の調和のとれた 生きる力 を育成することがますます重要になってきています 2

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

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目次 1 草津市英語教育推進計画について 1 (1) 計画策定の趣旨 1 (2) 計画の位置付け 1 (3) 計画の期間 1 2 これまでの草津市英語教育の取組 成果 課題 1 (1) これまでの取組 1 (2) 成果 2 (3) 課題 5 3 草津市が目指す英語教育 8 4 英語教育推進目標と施策

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参考資料 文科初第 49 号 中央教育審議会 次に掲げる事項について, 別添理由を添えて諮問します 新しい時代の初等中等教育の在り方について 平成 31 年 4 月 17 日 文部科学大臣 柴山昌彦

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

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(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(


文科省・28年度『選抜実施要項』変更点等|旺文社教育情報センター

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

1 策定の趣旨 ( 1 ) 趣旨急速に進むグローバル化へ対応するため, 本県生徒の英語力向上に資する英語教育の充実に向け, 小学校から高等学校までの系統的なみやぎの英語教育推進計画 ( 以下 AIM:Advancement of Interconnection for English Educati

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2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

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2019 年 2 月 12 日株式会社ベネッセホールディングス代表取締役社長安達保 進研ゼミ 受講費内で英語検定試験対策や入試対策も! 学年を超え英語 4 技能を学ぶ 12 段階習熟度別トレーニンク 導入 ~2019 年 4 月号教材から小中高講座で提供開始 ~ 株式会社ベネッセホールディングスの子

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Ⅰ 小学校外国語活動の基本的な考え方 小学校ではコミュニケーションの素地を養いましょう 社会や経済のグローバル化が急速に進展し 異なる文化の共存や持続可能な発展に向けて国際協力が求められるとともに 人材育成面での国際競争も加速していることから 学校教育において外国語教育を充実することが重要な課題 小

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2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

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Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

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高等学校における英語教育の現状と今後の方向性

楽しい外国語活動を目指して

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

06-2 平成28年度概算要求の説明2

施策目標2-1 確かな学力の育成

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

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教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語


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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

【資料2】緊急提言(委員意見反映)

資料3 文部科学省説明資料

H30全国HP

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

自己紹介をしよう

Transcription:

平成 27 年度小 中学校各教科等教育課程研究協議会報告書 教科 領域 外国語活動 外国語 報告者職 氏名 愛知県教育委員会指導主事松浦恵美 開催日 小 : 平成 27 年 11 月 16 日中 : 平成 27 年 11 月 17 日 会場 国際ファッションセンター < 小学校外国語活動 > 講師 : 文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官 < 中学校外国語 > 講師 : 文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官 直山木綿子氏 平木裕氏 1 今後の英語教育の改善 充実方策について ( 報告 ) ( 平成 26 年 9 月 ) のポイント 1 改革 1 国が示す教育目標 内容の改善 小 中 高等学校の学びを円滑に接続させる 英語を使って何ができるようになるか という観点から一貫した教育目標を示す 小学校 3 4 年生 : 活動型を開始し 音声に慣れ親しむ 小学校 5 6 年生 : 身近なことについて基本的表現によって 4 技能を積極的に使える英語力を身に付ける 中学校 : 授業は英語で行うことを基本とし 互いの考えや気持ちを伝え合う言語活動を重視する 2 改革 2 学校における指導 評価 英語を使って何ができるようになるかという観点から CAN-DO 形式の学習到達目標に基づく指導と学習評価 3 改革 3 高等学校 大学の英語力の評価及び入学者選抜の改善 入学者選抜における英語力測定において 4 技能のコミュニケーション能力を適切に評価 4 技能を測定する資格 検定試験の活用促進 4 改革 4 教科書 教材の改善 学習指導要領に沿った教科書検定 デジタル教科書 教材の検討 5 改革 5 学校における指導体制の充実 現職教員の研修 大学 外部専門機関と連携した推進リーダーの養成 教員養成 免許法認定講習 開設支援 英語指導力のある教員の採用等 外部人材の活用促進 ALT 非常勤講師 特別免許状の活用 外国語 外国語活動 -1

2 中央教育審議会教育課程企画特別部会 論点整理 ( 平成 27 年 8 月 ) より 英語教育関係分 5. 各学校段階 各教科等における改訂の具体的な方向性 (1) 各学校段階の教育課程の基本的な枠組みと 学校段階間の接続 [2 小学校 ] 国語教育と外国語教育の連携 国語と外国語の音声 文字 語句や単語 文構造 表記の仕方等の特徴や違いへの気付き 言語の仕組みの理解 高学年 4 技能を扱う知識 技能を学ぶ 語彙や表現などを繰り返し活用した言語活動から 自分の考えや気持ちなど聞き手を意識しながら伝えようとするコミュニケーション活動までの総合的な活動を展開し定着を図る 教科として系統的な指導を行う ( 年間 70 単位時間程度 ) 短時間学習 ( 帯学習 モジュール学習 ) として実施する可能性を含めた専門的な検討が必要 中学年 外国語に慣れ親しみ 聞く 話す の 2 技能を中心に外国語学習への動機付けを高める 外国語活動を行う ( 年間 35 単位時間程度 ) 時数については 平成 27 年内から平成 28 年当初を目途に一定の結論を得る [3 中学校 ] 小学校段階での充実を前提に この成果を最大化して高等学校教育につなぐ観点から 互いの考えや気持ちを伝え合うことなどを通じて思考 判断 表現を行うことができる指導内容などの抜本的な質的改善や 教科書を含めて必要な教材の改善 充実が求められる (2) 各教科 科目等の内容の見直し [12 外国語 ] 現状 学校間の接続が十分とは言えない 進学後に それまでの学習内容を発展的に生かすことができていない 特に 話す 書く などの言語活動が十分に行われていない 小学校段階での課題に対応する教科化の内容 音声中心で学んだことが 中学校の段階での音声から文字への学習に円滑に接続されていない アルファベットの文字や単語などの認識 国語と英語の音声の違いや 英語の発音とつづりの関係 文構造の学習において課題がある 国語と英語の音声の違いやそれぞれの特徴への気付き 高学年は 児童の抽象的な思考が高まる段階であり体系的な学習が求められる 語順の違いなど文構造への気付き 中学校段階での内容 発達段階に応じた より具体的で身近な話題についての理解や表現 簡単な情報交換ができるコミュニケーション能力を養うための一層の改善を行う 互いの考えや気持ちなどを英語で伝え合う対話的な言語活動を重視した授業を充実する 外国語 外国語活動 -2

授業を実際のコミュニケーションの場面とする観点から 授業を英語で行うことを基本と する 新たに 4 技能を測定する全国的な学力調査の実施により 指導改善のサイクルを確立する 3 グローバル化に対応した英語教育改革実施計画スケジュール ( イメージ ) 学習指導要領 中教審 学習指導要領改訂 小学校新学習指導要領を 段階的に先行実施 新学習指導要領 全面実施 教科書 教材等補助教補助教材配布 検証材開発 新学習指導要領対応教材の作成 新学習指導要領 対応教材の配布 教科書の作成 教科書の検定 教科書の採択 教科書の配布 研修 英語教育推進リーダー養成研修 及び担当教員の指導力向上研修 県による研修の継続 英語教員の英語力 指導 力強化のための調査研究 コアカリキュラム等の活用 普及 中学生の英語力の把握 フィージビリティ調査 :6 万人 調査設計 予備調査 全国的な学力調査 実施 2014 (26 年度 ) 2015 (27 年度 ) 2016 (28 年度 ) 2017 (29 年度 ) 2018 (30 年度 ) 2019 (31 年度 ) 2020 (32 年度 ) 2021 (33 年度 ) 外国語 外国語活動 -3

4 生徒の英語力向上推進プランについて 課題 生徒の英語力 高 3 生は英検 3 級程度 ~ 準 2 級程度の下位レベルが多い 特に 話す 書く の課題が大きい 英語が好きではないなど学習意欲にも課題 授業 入試 特に 話す 書く や 聞いて理解して書く ( 技能統合型 ) の言語活動が十分ではない 1 技能 ( 読む ) 又は 2 技能 ( 聞く 読む ) の入試が多く生徒への波及効果が大きい 教員の指導力 英語力 話す 書く の活動に関する指導力や英語力に課題 改革のコンセプト 生徒の着実な英語力向上を目指し 国及び県で明確な達成目標を設定 第 2 期教育振興基本計画中の成果目標 中学卒業段階に英検 3 級程度以上 50% 高校卒業段階に英検準 2 級 ~2 級程度以上 50% その達成状況を毎年公表して 計画的に改善を推進 1 生徒の英語力に係る国の目標を踏まえた都道府県ごとの目標設定 公表 都道府県ごとに 目標を達成するための 英語教育改善プラン の策定 フォローアップ 改善のサイクルを構築 2 英語教育実施状況調査 に基づく都道府県別の生徒の英語力の結果の公表を 2016 年度から実施 3 国が新たに行う より客観的な生徒の英語力調査による把握 分析 国として義務教育段階の中学生の英語 4 技能を測定する 全国的な学力調査 を検討 実施 4 英語力評価及び入学者選抜における英語 4 技能を測定する民間の資格 検定試験の活用を 引き続き促進 小 中 高を通じた改革のための取組 4 技能を重視した授業 入試改革 学習指導要領の周知徹底 改善指導 及び次期学習指導要領改訂を通して 英語 4 技能によるコミュニケーション能力を確実に養う 高大接続改革実行プランに基づく高校教育や入試の一体的な改革による英語 4 技能の重視 中 3 高 3 生の英語力のフィージビリティ調査 教員の英語力 指導力向上等 小 中 高校の英語を担当する全教員の研修を実施 ( 英語教育推進リーダー の養成 ) 先行実施のための研修用教材等の開発 提供 モジュール指導用 ICT 教材開発 整備 4 技能を重視した採用の改善充実 ALT 等の外部人材の積極的活用 養成の改善 ( 大学の教職課程におけるコアカリキュラム開発 改善 ) 民間の資格 検定試験を活用し 県ごとの教員の英語力の達成状況を定期的に検証 外国語 外国語活動 -4

5 英語教員の英語力 指導力強化のための調査研究 1 各都道府県における英語教員の指導力に係る取組や英語力の状況については 地域間で様々な状況にあり 将来的に教員の英語力 指導力の地域差が生じる可能性が高い 2 地方公共団体で行う小学校英語の教科化及び中 高等学校英語の高度化に対応する英語力 指導力向上のための研修機会も不十分であるとともに 教員養成等を担う大学との連携も十分に図られていない 英語教員の英語力 指導力強化のため 現職教員の研修等を中心に 英語教員に求められる英語力 指導力を高めるための取組や大学における養成課程の内容について調査研究を実施 優れた取組事例について収集 分析し 全国に普及 これらの結果を活用し 次期学習指導要領の改訂に向けた英語力 指導力向上に資する 教員養成と研修の一体的なモデルプログラムの開発 大学における教員養成課程と現職教員への研修を一体的に捉えた 効果的な指導者養成が全国の都道府県で実施されることで 今後の英語教育改革に対応できる 優れた指導者の育成を加速する 1 小 中 高等学校の現職教員を対象にした教員研修プログラムの開発 検証 1 教育委員会 大学 学校等の連携によるモデルプログラムを活用した研修実施の実証 2 実際の活用や学校等へのヒアリングを通じた検証により プログラムを改善 3 初任者研修 5 年経験者研修 10 年経験者研修 などの研修 免許状更新講習 や 免許法認定講習 への活用 4 活用事例集 映像資料の作成 普及 2 小学校教員及び中 高等学校の英語担当教員の英語力 指導力向上に向けた大学の教職課程におけるコアカリキュラム ( 共通して達成する目標 ) を含めたモデルプログラムの開発 検証 1 各大学の小学校教員及び中 高等学校外国語の教職課程のプログラムにおけるコアカリキュラム等の実証 2 大学等における実際の活用や学会 研究会等へのヒアリングを通じた検証により プログラムを改善 3 大学の教職課程における活用 4 活用事例集 映像資料の作成 普及 英語教員のための英語力 指導力強化のための調査研究事業 シンポジウム ( 平成 28 年 2 月 27 日 ( 土 ) 実施 ) において モデルプログラム ( 案 ) の周知 活用例紹介等 調査研究内容に関する情 報提供がさせる予定 外国語 外国語活動 -5