Microsoft Word - 三養基支部 報告 指導案

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平成 年度授業改善 ( 中学校社会 ) 第 2 学年社会科 ( 歴史的分野 ) 学習指導案 1 単元名 近代国家の歩みと国際社会 - 新しい価値観のもとで - ( 帝国書院 ) 2 単元について 本単元は, 学習指導要領の内容 (1) ウ及び (5) イを受け, 開国とその影響, 富国強

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Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

Microsoft Word - 社会科

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

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中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

年間授業計画09.xls

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第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

4 単元の評価規準 社会的事象への 社会的な思考 判断 観察 資料活用の 社会的事象について 関心 意欲 態度 技能 表現 の知識 理解 報道の在り方につい表現の自由と個人報道について調べ報道の意義や働き, て関心をもち, テレビの人権尊重という 2 たことを基に, これその仕事に携わる人番組や新聞

Microsoft Word - 高等学校公民科(大島).doc

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

第○学年 ○○科指導計画

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

前に準備しておく ただし 膨大な資料をすべて読み解くことは不可能なため あらかじめ指導者側 ( 社会科担当 司書教諭 学校司書 ) で各学習課題に応じた複数の資料を選んでおく 資料を分析 選択する段階においては 学習課題をもっとも適切に解決できるもの また 事後の発表会を踏まえ もっとも効果的に相手

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

国語科学習指導案

国語科学習指導案様式(案)

(4) 指導にあたってア言語活動を充実させる視点から 調べてわかったことや疑問点をカードにまとめさせ 整理し 学習のまとめにつなげるようにする イ写真や文章だけでなく 映像資料も準備し 児童の興味 関心が高まるようにする ウ具体的な聞き取りが可能な場面では 家庭に協力をお願いして聞き取りをさせたり

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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中学校社会科公民的分野における 「総合的問題解決能力」を育成する 時事問題学習の授業開発

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

3 僕が蝶を一つ一つつぶしたのは償いのためであとすこれらは 生徒の感想や疑問をもとに教師が設定した人物像 行動 結末の意図に焦点を当てて3つに絞ったそれぞれを賛成 反対 2つの視点から読み進めていくには 討論会の形式で提示すことが有効であ討論会の班編成は まず課題に対して自分が肯定か否定かを考えさせ

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

(2) 系統観 小学校社会科 ( 第 6 学年 ) 世界の中の日本の役割について, 我が国と経済や文化などでの面でつながりが深い国の人々の様子などを調査し, 外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であることを考える 中学校社会科 ( 第 1 学年地理的分野 ) 世界

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Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

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社会系(地理歴史)カリキュラム デザイン論発表

しかし 社会科については 嫌い どちらかといえば嫌い と答えている生徒の方が多く また 地理分野よりも歴史分野のほうに興味関心が高い傾向がある 資料の活用に関しては 地図や資料集を用いながら授業を進めている ほとんどの生徒は資料を読み取ることができるものの 読み取ったことを比較したり 関連付けたりす

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

基礎 基本の定着 習得すべき基礎 基本について 基本的人権の考え方や個人の尊重, 法の下の平等の原理についての理解 平等権をめぐる現代社会の諸課題とそれらに対する法整備の理解 自由権の種類とその内容の理解 社会権の種類とその内容の理解 参政権と請求権の種類とその内容の理解 公共の福祉と国民の義務の理

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 1 単元名生涯を通じる健康 ( 現代保健体育 大修館書店 ) 期日平成 23 年 10 月 19 日 ( 水 ) 第 5 校時場所県立宇土高等学校 2 年 2 組教室指導者教諭横田大典 2 単元について (1) 単元観本単元は 生涯の各段階において健康にかか

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Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

○数学科 2年 連立方程式

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

中学校第 2 学年社会科学習指導案 日時 : 平成 29 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 第 2 学年 組 名学校 : 中学校授業者 : 1 単元名 欧米の進出と日本の開国 2 単元の目標 欧米諸国の近代化やアジア諸国への進出について関心をもち それらが日本に与えた影響や開国に至る過程について

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

教育研究グループ報告書


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第6学年 国語科学習指導案

学習指導要領

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

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(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

授業単元名 中学校 3 年公民科 : 市場経済 ( 金融 )/ 消費生活 目標 震災復興プランの策定では 政府 企業 銀行 の各立場やその役割から どのようにして震災からの復興を支援していくことができるのかを検討してきた 今回は 賢い消費者として自分自身の生活設計を検討する際の 人生全体を通したお金

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

効であると考えた また, 環境問題は, 日本を含めた世界全体の課題であり, 持 続可能な開発の大切さについて考えさせる上でも有意義な単元である 研究テーマとの関連 : 教材選択の条件 現在, 日本を含め世界的にも地球温暖化を抑えるなど環境保護の意識が高まっている中で, ブラジルにおける熱帯林が減少し

指導内容科目世界史 A の具体的な指導目標評価の観点 方法 ユーラシアの諸文明 西アジア 西アジアにおける古代オリエント文明とイラン人の活動 アラブ人とイスラーム帝国の形成過程や文明の特質を理解する 5 ユーラシアの諸文明 ヨーロッパ 古代ギリシア ローマ文明 キリスト教を基盤とした東西ヨーロッパ世

保健体育第 1 学年庄原市立高野中学校 ん 単元名 心身の発達と心の健康 ~ 思春期の心の変化への対応 ~ 本単元で育成する資質 能力 知と学びに向かう思考力 表現力 日時 平成 29 年 11 月 20 日 ( 月 )5 校時 (13:30~14:20) 場所 1 年生教室 学年 第 1 学年 (

第 6 学年社会科指導案 日時平成 24 年 10 月 17 日 ( 木 ) 児童男子 13 名女子 10 名計 23 名 指導者河野美恵 1 単元名平和で豊かな暮らしを目ざして 2 単元を展開するにあたって (1) 単元について本単元は, 新学習指導要領第 6 学年の内容 (1) のケ 日華事変,

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

0630指導案A1

20情報【授業】

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

Taro-seitokenpatu.jtd

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

Transcription:

社会科学習指導案 ( 歴史的分野 ) 日時平成 18 年 11 月 30 日 (5 校時 ) 場所 2 年学級 2 年指導者教諭 1. 単元名 日清 日露戦争と近代産業 ~ 日露戦争は必要だったか? 2. 単元設定の理由 (1) 教材観本単元は 開国した日本が天皇中心の集権国家をめざし 隣国の清やロシアと戦い 欧米列国と対等な関係に立とうしていく 歴史的な節目を扱うところである 特に日露戦争は 日本だけでなく東アジア諸国やロシアにとっても大きな転換期となる戦争である この戦争をきっかけに日本の東アジア諸国や欧米列国との関係は 大きく変化していく 戦後の日本は アジア アフリカの植民地の人々に立ち上がる勇気を与えた反面 東アジアの人々には欧米列国と同じ脅威を与え 欧米列国とは対等な関係を築き さらにその後は敵対していく 19 世紀末 ロシアは強大な軍事力で満州 朝鮮半島への進出をはかっていた 当時の日本は 明治維新以降 欧米の文化を積極的に取り入れ 工業化をはかり近代化を推進していたが まだ開国後 30 年の発展途上国にすぎなかった 日清戦争に勝利したものの 日清戦争後の三国干渉の屈辱と南下政策をとるロシアに対する国民の対露感情は悪化し 日本国内では次第に自国を防衛するためにロシアと戦うべきだと主張する主戦論が高まってくる これに対し 少数ではあったがあくまで戦争に反対する非戦論を主張する人たちもいた (2) 生徒観本学級の生徒は 大変真面目に学習に取り組んでいる しかし 答えがわかっていても自分から挙手する生徒は少なく 特に自分の考えを述べることについては 大変 苦手意識を持っている また 自分で資料を選択 収集する活動や話し合う経験が少なく 受け身になりがちである 歴史学習の中で生徒たちは 断片的な歴史的な出来事についての知識は ある程度身に付いていていても その出来事が起きた時代背景やなぜ起きたかということについては 深く理解できていないのが現状である (3) 指導観この単元の指導にあたっては ただ単に日露戦争の原因や経過 結果を知識としてとらえるだけでなく 日露戦争に対する必要と不要のそれぞれの立場に分かれて 資料に基づいて討論を深めることで歴史的な思考 判断の力を身につけさせたい また さまざまな立場の人々の戦争に対するとらえ方や考え方があったこと 自国 自国民だけでなく 相手国 被害国の視点からも物事を考えさせることで 歴史に対する多面的 多角的な見方の育成につなげていきたい

3. 単元の指導目標 (1) 帝国主義の時代の東アジア情勢や当時の人々の様々な意見について関心を高めさせ 主体的に考えようとする態度を育てる (2) 日露戦争開戦当時のさまざまな意見やその後の日本に関する資料を教科書や資料集などを活用し 多面的 多角的に考えさせる (3) 日露戦争に至るまでの原因 経過やその影響 東アジアの情勢について 理解させる 4. 学習計画 ( 全 5 時間 ) 時数主な学習内容第 1 時 戦争についてどう思うか 自分の意見を書かせる 日露戦争についての原因 経過 結果について 簡単に振り返らせる 討論の論題 日露戦争は必要だったか? を知らせる 論題について自分の意見を書く ( 第 1 回目の価値判断 ) 教科書 資料集を参考に根拠となる理由を書かせる 第 2 時 論題に対する必要 不要の数とその根拠を伝える 日露戦争当時 どのような立場の人々がいたかを考えさせる 1 回目の価値判断は, どの立場に立って行ったことになるかを考えさせる グループ分けをして メンバーとリーダーを決定する 資料集 教科書の資料や記述をもとに討論会に向けて 立論作成を行う 資料をもとに 3 点以内に主張を整理する 第 3 時 グループで意見交換し 立論の内容を検討し それぞれの立場の主張をまとめさせる 立論のための提示用資料づくりを行う 役割分担をする第 4 時 学級で討論会( 前半 ) を行う 各立場ごとに立論を行う ( 各 2 分 ) 記録用紙を配布し 各立場の主張や反論を記録させる 各立場の立論に対する質問 批判意見を述べる 反論のためのワークシートに記入し 反論の準備をさせる ワークシートを交換させ, 再反論の準備もさせる 第 5 時 立場討論( 後半 ) を行う ( 本時 ) 前時の討論を振り返り 主張のポイントを確認する 用紙にまとめたものを提示する それぞれ班から出された意見を整理しておく 反論 フロアーからの質問 意見 再反論を主張する 今までの自分の立場を離れて 日露戦争は必要だったか についての2 回目の価値判断を行う 自分が何を大切にしたのかを書かせる 討論の学習を通して学んだことを書かせる 5. 本時の授業 (1) 本時の指導目標 1 それぞれの立場に立って 討論に積極的に参加させる

2 必要な資料を有効に活用しながら 質問や反論をさせる 3 必要 不要の主張をもとに最終的に自分の判断を下すことができるようにする (2) 本時の評価基準 1 積極的に立場討論に参加することができる ( 関心 意欲 態度 ) 2 資料をもとに日露戦争開に関する必要 不要の立場とそれに対する意見を聞いて 質問や反論することができる ( 資料活用 ) 3 必要 不要の主張をもとに最終的に自分の判断を下すことができる ( 思考 判断 ) (3) 校内研究との関わり本時の学習は 日露戦争に関する討論の学習を通して 教科書や資料集の中のさまざまな資料から適切な資料を選び それをもとに自分たちの立場の主張をしたり 他の立場の意見についての質問や反論をすることで 多角的 多面的に思考 判断する力を育てることができる (4) 本時の展開過程学習活動教師の指導 支援評価方法 1. 前時の復習 ポイントをまとめたものを提示し それぞれの立場の主張を確認させる 導入 2. 本時の学習内容を確認 立場討論の後半を行うこと 最終的な価値判断をする することを伝える 3. 立場討論を行う (1) 反論 質問 (3 分ずつ ) 司会 計時は教師が行う 観察 それぞれの立場に対して 反論 質問をする 発言 (2) フロアーからの質問 意 代表による発言 ( 各立場 2 名ずつとする ) 展開 見 (3 分 ) それぞれの立場からの発言内容を事前に把握して ワークシートの (3) 相談タイム (1 分 ) おく 内容 (4) 再反論 (3 分ずつ ) フロアーの生徒は これまでの立場を離れて中立 とする 事前にワークシートに記入させておく ワークシートの 4. 課題に対する 2 回目の これまでの討論の立場を離れて 課題に対する 内容 価値判断を行う 2 回目の価値判断を書かせる 自分が何を大切にして判断したかも書かせる まとめ 5. 日露戦争の学習から 立場討論をしての自分の変容や感想を書かせる 学んだことを書く (4) 本時の評価 1 質問 反論に積極的に討論に参加することができたか ( 関心 意欲 態度 ) 2 資料をもとに日露戦争に関する必要 不要の立場とそれに対する意見を聞いて 質問と反論をすることができたか ( 資料活用 ) 3 必要 不要の主張をもとに最終的に自分の判断を下すことができたか ( 思考 判断 )

社会科学習指導案 ( 歴史的分野 ) 期日 : 平成 18 年 1 月 19 日 ( 金 ) 場所 : みやき町立中原中学校合同教室対象 :2 年 1 組 ( 男子 19 名, 女子 20 名, 計 39 名 ) 指導者 : 教諭野田英樹 1 単元名 日清 日露戦争と近代産業 ~1904 年の日露戦争は, 必要であったか ~ 2 単元設定の理由 教材観 21 世紀初頭の現在, イラク戦争 を筆頭に世界各地で内戦やクーデターなど, 絶え間なく戦渦が広がっている 我が国日本でも, 日本国憲法第 9 条を中心にした改憲や, 教育基本法改正の動き等が見られる 戦後 61 年が経過し戦争体験者が減少する中, 平和 戦争 について, 批判的に思考することなく善悪の判断を行っている現状がその背景にあると思われる そのような状況の中, よりよい社会の形成者となるべき生徒達にとって, 戦争の世紀 20 世紀の戦争と向き合い考えていく意義は大きいと思われる 20 世紀は, 戦争の世紀といわれる 2 度の世界大戦とその後の東西冷戦, さらには核兵器の開発競争を経験してきた そして, その幕開けとなったのが日露戦争なのである 日露戦争は,1904 年 2 月 10 日の宣戦布告から始まる 日清戦争に勝利した日本は, 激しさを増す欧米列強による植民地獲得競争の中, 近代国家の仲間入りをすべく急ピッチで国作りを進めていた しかし, 国防に関して1902 年に日英同盟を結ぶものの, その国力の違いから南下してくるロシアが大きな脅威となっていた 特に, 満州から朝鮮半島へとロシアが勢力を広げる段階にいたると, 新聞を中心に主戦論が盛んに唱えられることとなった 日露戦争の特徴の1つに, 国内において主戦派と非戦派の双方がその主張を行うことができた点をあげることができる 主戦派としては東京帝国大学の七博士, 非戦派としては幸徳秋水や内村鑑三らが中心となる 自国を防衛するため開戦すべきとする主戦派, 戦争の愚かさを主張し開戦すべきではないとする非戦派が, それぞれ世論を巻き込み対立するのである また特徴の2つめとして, 日露両国だけの問題に止まらず, 世界史的な影響を与えた戦争であったことである 外債を発行しての戦費調達 増税 徴兵の拡大など, 日本にとって戦争遂行自体厳しい状況であった反面, ロシアから植民地支配を受けていた東欧諸国からは 人種間戦争 ととらえられ, 日本賛美の声を受けることになるのである このように, 賛否が分かれた1つの歴史的事象について, 多面的 多角的に考察し, 価値的判断を行うことは生徒にとって意義あることと思われる 生徒観本学級の生徒は全般的に落ち着いており, 男女を問わず挙手による発表を行いやすい雰囲気がある 1 年生時より, 地理 歴史的分野において, 縄文と弥生, どちらで暮らしたい? 九州新幹線長崎 ( 西九州 ) ルート, 建設に賛成 反対? など学習課題を設定した一単位時間での討論を経

験してきている また,1 年生時の冬休み及び2 年生時の夏休みに, 長期休業中の課題としてレポートの作成も行ってきている そのため, 資料を収集 選択する活動や, 話し合い活動を通して自分の思考を高める経験を比較的積んできていると言える また, 毎週 1 枚提出の新聞記事の切り抜き活動も行っており, 社会的事象に対する関心の高まりや自分の意見を書くことによる思考 判断力の向上も感じられる 戦争 平和に関する学習は, これまでの歴史的分野での学習と, 沖縄修学旅行に関連した平和学習が中心になる 特に修学旅行に関連した平和学習では, 事前学習として平和劇に取り組んだり, 月 1 回実施の学年朝会の中で沖縄コーナーを実施したりしてきた しかし, 認識は深まったものの思考することなしに戦争 = 悪と判断してしまう生徒が多く見られる また, 戦争に至った経緯 背景に思いを巡らす生徒となると, その数は少ないのが現状である 指導観中学校学習指導要領解説社会編 ( 平成 10 年 12 月 ) に 急速に近代化を進めた我が国の国際的地位の向上と大陸との関係のあらましを日清 日露戦争を通して理解させる 大陸をめぐる当時の国際情勢を背景に, 戦争に至るまでの我が国の動き, 戦争のあらましと国内外の反応, 韓国の植民地化などを扱う という記述がある そこで本単元の指導にあたっては, 帝国主義という現代とは異なる当時の価値観 時代背景を理解させた上で, 我が国日本が選択した進路, 特に日露戦争が持つ意義 影響について考えさせたい 学習の形態としては, まず一斉授業及び課題を通して, 事実認識を十分に深めさせる 次に, 学習課題 1904 年の日露戦争は, 必要であったか をテーマに討論活動 ( 立場討論 ) を取り入れ, 多面的 多角的に考察させる 主戦派 非戦派の主張を軸に, 日露戦争の功罪をデータに基づいて, 複数の視点から明らかにさせる その際トゥールミンモデルを用い, 主張を論理的に組み立てさせたい データから導かれる主張及び, それらを結びつける根拠を意識させながら記述させたい 最後に, 討論の中で級友の考えに触れることにより, 自分の考え 価値観を吟味し, よりよい価値判断をさせたいと考える 個人的な感情を基にした最初の価値判断から, データを活用することにより社会的に利益になるであろう最善の選択肢を選ぶことができる価値判断へと最終的に高めたい そして, それらの学習活動を通して21 世紀を生きる公民としての資質の基礎, 社会形成力の育成につなげていきたいと考える 3 単元の目標 (1) 帝国主義の時代, 日本が近代化を図る過程において日清 日露戦争を行った経緯を理解し, 当時の日本の進路ついて主体的に考えようとする意欲 態度を育てる (2) 資料を活用し, 戦争 ( 日露戦争 ) の意味について多面的 多角的に考察する能力を高める (3) 戦争 ( 日露戦争 ) の意味について, 立場討論や意見交換を経験することで, 優先した価値を意識しながら判断する能力を高める

4 単元の指導計画 ( 全 5 時間 ) 時数第 1 時 第 2 時 第 3 時 第 4 時 第 5 時 主な学習内容 近年, 世界で起きた戦争に関する新聞記事を, プロジェクターで提示する 戦争を行うことについてどう思うか と問い, 各自に意見を書かせる 賛否の数を確認した後, 数名にその根拠を発表させる 短冊状のカードを提示し, 対立する価値 ( 正義 VS 幸福 ) を意識させる 日露戦争当時の時代背景, 日本が置かれた状況, 戦争の経緯を確認させる 学習課題 1904 年の日露戦争は, 必要であったか を知らせる 学習課題を基に, リンクマップ ( 必要 不要から ) を書かせる 学習課題に対する1 回目の価値判断を, トゥールミンモデルに沿って書かせる 学習課題に対する賛否の数, 及びその主な根拠を伝える 当時, 賛否それぞれの立場には, どのような人々がいたか考えさせる 1 回目の価値判断は, どの立場に立って行ったことになるか吟味させる 開戦を巡る当時の意見( 帝大七博士と内村鑑三ら ) とその対立を, 説明する 日露戦争に関わる立場に分かれて, 討論することを伝える 次時までに, 各立場のメンバー及びリーダーを決定しておく それぞれの立場からの主張を,1 回目の価値判断を基に整理させる データを吟味するとともに,3 点以内に主張を整理させる パワーポイントを使い, プレゼンテーションの準備を行わせる 次時までに, 教師は各立場からの主張をマトリックスにまとめておく プレゼンテーションの役割分担を, 決めさせておく 立場討論の前半( 各立場からの主張 ) を, フォーマットに従って行わせる パワーポイントを使ったプレゼンテーションを行わせる マトリックスを配布し, 資料として活用させる 学習課題に対する2 回目の価値判断を, トゥールミンモデルに沿って書かせる 質問および意見の準備( ワークシートへ記入 ) を行わせる ワークシートを交換させ, 反論の準備 ( ワークシートへ記入 ) もさせる 前時の学習内容 ( 各立場からの主張 ) を,VTR を通して振り返らせる フォーマットに従い, 質問 フロアーからの意見 反論を行わせる 立場討論の立場を離れ,3 回目 ( 最終 ) の価値判断をワークシートに書かせる 2 人組, さらに班で意見交換を行い, 自分の価値判断を吟味させる 再度 日露戦争の学習から学んだことは と問い, 各自に意見を書かせる 5 本時の目標 1 学習課題追求のために, 主体的に立場討論に関わることができる ( 関心 意欲 態度 ) 2 立場討論を通して, 学習課題に対し, より社会的な価値判断を行うことができる ( 思考 判断 )

6 本時の展開 過程 学習活動 教師の指導 支援 評価の視点 1 前時 ( 第 4 時 ) の学習内容を振り返る VTRを視聴させ, 立場討論の一回目 ( 各立場からの主張の内容 ) を確認させる 学習課題に対する各立場の主な根拠を伝え 導入 る 2 本時の学習内容を, 確認する 立場討論を経て, 最終的な価値判断を行うことを説明する 個人の利害に固執せず, 社会的な決定を大切にする視点を持っておくことを, 確認する 3 立場討論を行う 1904 年の日露戦争は 必要であったか? 展開 (1) 質問 意見 (5 分ずつ ) (2) フロアーからの意見 (3 分 ) (3) 反論 (3 分ずつ ) 4 学習課題に対する,3 回目の価値判断を行う 司会 計時は教師が行う 代表は各立場 3 人とする それぞれの立場からの質問 意見など, 生徒が発言しそうな内容を事前に把握しておく 生徒の発言に対して適切な言葉掛けを行い討論が円滑に進むように配慮する フロアーの生徒は, これまでの立場を離れ中立の立場とする 1 回目からのワークシートと比べさせ, 自分の優先した価値の変化に気付かせる これまでの立場を離れ, 一個人に戻って価値判断することを, 確認する 留保条件付の内容も認める 目標の 1 観察 発言 目標の 2 文章分析 展開 まとめ 5 意見交換を行う 2 人組, グループで意見交換をさせる 級友の価値と比較させることで, 自分が優先した価値を吟味させる 6 日露戦争の学習から学んだことは について, 自分の意見を書く 立場討論を行う前の考え ( 文章 ) と比較させ変容したところに気づかせる 7 評価 1 学習課題追求のために, 主体的に立場討論に関わることができたか ( 関心 意欲 態度 ) 2 学習課題に対し, より社会的な価値判断を行うことができたか ( 思考 判断 )