平成 25 年度事業報告 Ⅰ 概要 熊本 ~ ソウル線については 円安の影響等により 外国人利用者が増加し 平成 25 年度の外国人利用者数は 23,315 人 (H24:15,978 人 ) で 6 年ぶりに 2 万人を超えた 日本人を含めた利用者数全体では 31,374 人 (H24:27,270 人 ) で 3 年ぶりに 3 万人を超え 対前年度比は 115% となった 利用率では 60.8% (H24:58.1%) であった また 昨年 10 月には臨時便が運航され ソウル線就航以来初となる 5 日連続が実現した その際の利用率は約 65% で 平成 25 年度の平均利用率を上回っており 将来の週 5 便化につながる一歩になった 国際チャーター便については 平成 25 年度の運航便数全体は 127 便 (H24: 53 便 ) で 対前年度比 240% と大幅に増加しており 利用者数では 14,382 人 (H24:7,756 人 ) となった その中でも 当協議会が重点的に取り組んでいる台湾線については 積極的なエアポートセールス等により 昨年 8 月 23 日から 12 月 1 日までの熊本 ~ 台湾高雄間の連続インバウンドチャーター便 50 便が実現するなど 平成 25 年度の台湾とのチャーター便数は過去最高の 115 便 (H24:38 便 ) 利用者数も過去最高の 13,131 人 (H24:5,593 人 ) となった Ⅱ 事業報告 1 熊本 ~ ソウル線の利用促進 (1) 主なアウトバウンド ( 熊本からの送客 ) 対策 1 空港駐車場料金無料化事業 実施時期 : 平成 25 年 4 月 ~ 平成 26 年 3 月 実施内容 : 熊本 ~ ソウル線利用者を対象に 空港駐車場料金を無料にするキャンペーンを実施 協力 : アシアナ航空 一般財団法人空港環境整備協会 利用台数 :1,343 台 2 団体利用促進事業 熊本 ~ソウル線を利用して海外へ旅行する 6 人以上の団体に対して助成 (1 人当たり 5,000 円 ) を行い 1,266 人 (69 団体 ) を送客 1
3 グループ旅行助成事業 熊本 ~ ソウル線を利用して海外へ旅行する県内のグループ (2~5 人 ) に対して助成 (1 人当たり 5,000 円 ) を行い 172 人 (76 団体 ) を送客 対象 : 平成 25 年 6~7 月出発分 10 月 4 日出発分 4 修学旅行助成事業 熊本 ~ ソウル線を利用して海外へ旅行する学校に対して助成 (1 人当たり往復 5,000 円 片道半額 ) を行い 1 校 (154 人 ) の修学旅行が実施された 5 教育 スポーツ 文化交流助成事業 熊本 ~ ソウル線を利用して韓国の団体と継続的な教育 スポーツ 文化交流を行う団体に対して助成 ( 上限 10 万円 ) を行い 4 団体 (10 1 人 ) を送客 6 韓国教育旅行セミナーの開催 台湾教育旅行セミナーも併せて実施 実施時期 : 平成 25 年 7 月 24 日 実施内容 : 韓国観光公社やアシアナ航空と連携して 県内の教育関係者や旅行会社を対象に 韓国教育旅行モデルの紹介や韓国の最新情報 助成制度等に関する説明を実施 参加人数 :16 人 7 韓国教育旅行視察ツアーの開催 実施時期 : 平成 25 年 8 月 5 日 ~8 日 12 月 25 日 ~28 日 実施内容 : 韓国観光公社主催の当該ツアーでは 県内の教育関係者を対象に 韓国の学校訪問や日韓教職員交流会等を実施 参加人数 :5 人 8 アシアナ航空に対するトップセールス等 実施時期 : 平成 25 年 7 月 25 日 ~27 日 実施内容 : 同期間で 蒲島知事 くまモンと行く韓国ツアー を実施するとともに 7 月 25 日 蒲島知事はアシアナ航空を訪問し 週 5 便化に関する要望及び意見交換を実施 また 7 月 26 日 ソウル市内のホテルにて 当協議会の通常総会を開催 2
(2) 主なインバウンド ( 韓国からの誘客 ) 対策 1 韓国旅行会社に対する旅行商品企画 造成支援 実施時期 : 平成 25 年 6 月 ~ 平成 26 年 3 月 事業内容 : 熊本 ~ ソウル線を利用して県内に 1 泊以上宿泊する旅行商品を造成し送客を行った韓国旅行会社に対し助成を実施 送客人数 :1,639 人 2 韓国旅行会社に対する広告支援 実施時期 : 平成 25 年 10~12 月 事業内容 : 熊本 ~ ソウル線を利用する旅行商品を造成し集客のための広告を行った韓国旅行会社 (3 社 ) に対し助成を実施 広告内容 : 新聞 ( 東亜日報 毎日經濟新聞 ) ポスター チラシ 3 韓国に対する県内観光情報等の発信 協議会ホームページにおいて 観光モデルコースの紹介等 (3) 就航 10 周年記念事業 1 記念式典の開催 実施日 : 平成 25 年 9 月 23 日 場所 : 阿蘇くまもと空港国際線ターミナルビル 2F 実施内容 : アシアナ航空の熊本 ~ ソウル線は 同日に就航 10 周年が到来 これを記念するとともに 一層の利用促進を図るため 記念式典を開催 2 記念イベント 韓国文化観光の夕べ in 熊本 の開催 実施日 : 平成 25 年 10 月 22 日 場所 : 市民会館崇城大学ホール 実施内容 : 韓国のパフォーマンス NANTA( ナンタ ) 公演 K- POP レーベルの代表取締役であり日韓音楽文化交流コーディネーター等も務める 古家正亨 ( ふるやまさゆき ) 氏 による講演など 来場者数 :1,673 人 (4) 広報対策 1 新聞を活用した広報の実施 新聞名 : 熊本日日新聞 ( 朝刊 ) 実施日 :6 月 4 日 6 月 18 日 6 月 27 日 9 月 8 日 10 月 5 日 内容 : 助成制度や旅行商品 10 周年記念イベント等の PR 3
2 雑誌を活用した広報の実施 雑誌名 : すぱいす *spice リビング熊本 実施日 :9 月 27 日 2 月 22 日 内容 : 助成制度や旅行商品等の PR 3 県政広報ラジオ番組を活用した広報の実施 番組名 :RKK ふれあいくまもと 県庁ダイアリー 放送日 :6 月 11 日 12 月 19 日 4 バス車両へのラッピングによる広報の実施 実施期間 : 平成 25 年 4 月 1 日 ~10 月 31 日 5 協議会会員及び賛助会員に対する利用促進 新規商品及び特別企画商品の PR や助成制度の紹介を通して 利用促進を実施 6 阿蘇くまもと空港総合時刻表の作成 配布 作成部数 :60,000 部 配布先 : 協議会会員 県内ホテル 旅行業者 その他企業宮崎県及び大分県の隣接市町村等 7 阿蘇くまもと空港 空の日 事業への参加 実施時期 : 平成 25 年 9 月 28 日 実施内容 : 韓国 台湾との文化交流関連 修学旅行等の写真パネルの提示や 韓国 台湾ガイドブック パンフレットの配布等を実施 (5) 安定運航維持対策 熊本 ~ ソウル線の安定した運航を維持するため 路線運航に係る空港施設使用料及び着陸料の一部について支援を実施 4
2 新規路線開設に向けた取組み (1) 台湾路線主なアウトバウンド ( 熊本からの送客 ) 対策 1 台湾教育旅行セミナーの開催 韓国教育旅行セミナーも併せて実施 実施時期 : 平成 25 年 7 月 24 日 実施内容 : 台湾観光協会やチャイナエアラインと連携して 県内の教育関係者や旅行会社を対象に 台湾教育旅行モデルの紹介や台湾の最新情報 助成制度等に関する説明を実施 参加人数 :16 人 2 熊本 ~ 台湾高雄間のチャーター便の実施 (9 月 ) 及び知事トップセールス (9 月 10 日 ) 実施時期 : 平成 25 年 9 月 8 日 ~9 月 11 日 実施内容 : 上記日程で阿蘇くまもと空港から台湾高雄へチャーター便を造成 9 月 9 日 台湾高雄市との間で 熊本県 熊本市の三者による国際交流促進覚書を締結 9 月 10 日 県議会 経済界とともに チャイナエアライン本社への知事トップセールスを実施 3 熊本 ~ 台湾高雄間のチャーター便の実施 (2 月 3 月 ) 及び知事トップセールス (3 月 24 日 ) 実施時期 : 平成 26 年 2 月 21 日 ~2 月 25 日 : 平成 26 年 3 月 21 日 ~3 月 25 日 実施内容 : 上記日程で阿蘇くまもと空港から台湾高雄へチャーター便を造成 3 月 24 日 県議会 経済界とともに チャイナエアライン本社に対し 今年度 2 回目の知事トップセールスを実施 また 3 月 22~25 日 県内の旅行会社やテレビ局を対象とした台湾高雄視察ツアーを実施 (8 名参加 ) 4 空港駐車場料金無料化事業 実施時期 : 平成 26 年 2 月 21 日 ~2 月 25 日 : 平成 26 年 3 月 21 日 ~3 月 25 日 実施内容 : 熊本 ~ 台湾高雄間のチャーター便利用者を対象に 空港駐車場料金を無料にするキャンペーンを実施 5
協力 : 日本旅行業協会熊本県地区委員会 一般財団法人空港環境整備協会 利用台数 :75 台 5 団体利用促進事業 熊本 ~ 台湾間のチャーター便を利用して海外へ旅行する県内のグループ等を対象に助成を行い 14 団体 (290 人 ) を送客 6 修学旅行助成事業 阿蘇くまもと空港発着のチャーター便を利用して台湾へ修学旅行を実施する学校に対して助成 (5,000 円 / 人 ) を行い 1 校 (318 人 ) の修学旅行が実施された 7 阿蘇くまもと空港国際チャーター便企画助成事業 台湾 東アジア路線のアウトバウンドチャーター便 10 便を企画 実施した旅行会社に対し 広報経費の助成 ( 台湾路線 : 上限 20 万円 その他東アジア路線 : 上限 10 万円 ) を実施 主なインバウンド ( 台湾からの誘客 ) 対策 1 熊本 ~ 台湾高雄間連続インバウンドチャーター便の実施 熊本と台湾との間では過去最大となる連続 50 便のインバウンドチャーター便が実現 実施時間 : 平成 25 年 8 月 23 日 ~12 月 1 日 運航便数 :50 便 取扱会社 : チャイナエアライン ( 運航会社 : マンダリン航空 ) 2 台湾高雄の旅行会社等による熊本視察ツアーの実施 台湾高雄を含む台湾南部での本県の認知度向上を通じて 県内観光資源を活用した旅行商品造成につなげるため 熊本 ~ 台湾高雄間連続インバウンドチャーターを実施している台湾高雄の旅行会社 航空会社による県内視察ツアーを実施 実施時間 : 平成 25 年 12 月 1 日 ~12 月 5 日 来訪者 : 台湾高雄の旅行会社 航空会社 ( 計 15 名 ) (2) 中国路線 中国の関係自治体や総領事館等と連携し 日中関係の行方を見据えながら 中国の航空会社と新規路線開設に向けた協議を推進 6