将来の年金準備はだいじょうぶ? 2016.10
年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての国民に共通する基礎年金が支給され 厚生年金 からは基礎年金に上乗せする報酬比例の年金が支給されるという 2 階建ての仕組みとなっています さらに 公的年金を補完するものとして 私的年金としての企業年金等があり 公的年金と私的年金を合わせて3 階建ての制度と言われています 1 階国民年金 20 歳以上 60 歳未満の全ての国民が加入することになっており 公的年金制度の土台といえます 原則 65 歳になると基礎年金が支給されます 2 階厚生年金企業に勤める会社員等は 公的年金のうち国民年金と厚生年金の2つの年金制度に加入します 加入期間とその間の収入の平均に応じて計算される報酬比例の年金が支給されます 3 階企業年金従業員を対象として企業や団体が任意で実施します 厚生年金基金 確定拠出年金 確定給付企業年金等があります -1-
みらい企業年金基金のあらまし 昭和 52 年 7 月に設立した関東五県印刷工業厚生年金基金を前身とし 公的年金の補完として より豊かな老後生活に備えることを目的とするもので 確定給付企業年金法に基づき設立し 事業主 ( 会社 ) から拠出された掛金を基に資産運用により給付原資を確保し 老後あるいは退職時に年金 一時金の給付を行います 業種 地域を問わずご加入できます ご加入パターン <A コース > ( 分配金含む ) 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) を当基金へ持込みとする * 現在ご加入中の厚生年金基金の加入期間を通算し 加算部分 ( 過去分 ) の脱退一時金相当額を保証いたします 利息クレジット拠出クレジット 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) 過去分 過去分 ( 現在 ) ( 当基金へ移行時 ) ( 当基金へ移行後 ) <B コース > 分配金のみ当基金へ持込みとする * 厚生年金基金の加入期間を通算いたしますが 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) における脱退一時金相当額は保証されません 厚生年金基金 利息クレジット 拠出クレジット 分配金 分配金 ( 現在 ) ( 当基金へ移行時 ) ( 当基金へ移行後 ) 加算部分 ( 過去分 ) <C コース > 分配金を当基金へ持込まないとする ( 当基金へ移行時 ) 利息クレジット拠出クレジット ( 当基金へ移行後 ) -2-
1. 制度内容 ( ア ) シンプルで加入者に分かりやすいキャッシュバランスプラン ( イ ) 予定利率 給付利率 ( 固定利率 ) ( ウ ) 掛金負担額 全額事業主負担 1 掛金払込みコース ( 将来給付部分 ) 2 特別掛金 (* 別途設定 ) 3 事務費掛金 (@1,500 円 / 人 ) * 現在ご加入中の厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) を当基金へ持込みとする場合 2. 本制度のメリット ( ア ) 老後のライフプランが充実します ( イ ) 企業年金財政の安定運営の重視 ( 予定利率 ) 1 将来にわたって掛金の上昇を抑制します 2 予定利率以上の利回りは剰余金として基金財政安定のための資産として留保します ( ウ ) 各企業の実情に応じた掛金水準 (= 給付水準 ) の設定 1 掛金払込みコースが 6コースより選択できます (2,000, 円 ~7,000 円までの 1,000 円単位 ) 2 掛金払込みコースの増額へのコース変更ができます ( エ ) 解散する厚生年金基金制度の保証が 各事業所毎で選択ができます A コース B コース C コース 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) を当基金へ持込みとする - 特別掛金の設定あり ( 分配金含む ) * 厚生年金基金の加入期間を通算し 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) の脱退一時金相当額を保証いたします 残余財産にかかる分配金のみ当基金へ持込みとする - 特別掛金の設定なし * 厚生年金基金の加入期間を通算いたしますが 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) における脱退一時金相当額は保証されません 残余財産にかかる分配金を当基金に持ち込まないとする - 特別掛金の設定なし * 新規加入と同様の取り扱いになります ( オ ) 老齢給付金の給付期間 1 最長 20 年保証有期年金 2 5 年 10 年 15 年 20 年の 4 つから選択ができます ( カ ) 加入者毎の個別残高通知を年 1 回 加入事業所へ送付いたします -3-
3. 本制度の給付のあり方 当月末の仮想個人勘定残高 = 前月末の仮想個人勘定残高 + 前月末の仮想個人勘定残高 利息 / 12 + 当月の拠出クレジット月額 利率 : 加入中 待期中 受給中 掛金払込みコースにおける給付額例 ( 加入時の年齢 20 歳 資格喪失時の年齢 65 歳の場合 ) 一時金額 ( 千円 ) 掛金払込みコース 2,000 円 3,000 円 4,000 円 5,000 円 6,000 円 7,000 円 65 歳到達時 1,538 2,307 3,076 3,845 4,614 5,384 年金年額 ( 千円 ) 掛金払込みコース 2,000 円 3,000 円 4,000 円 5,000 円 6,000 円 7,000 円 有期年金 5 年 319 479 638 798 958 10 年 166 248 331 414 497 15 年 114 172 229 286 343 20 年 89 133 178 222 267 1,117 579 400 311 4. 本制度設計に際しての留意事項 ( ア ) 掛金払込みコースは各事業所毎に 1 コースの適用となります ( イ ) 掛金負担は全額事業主負担となります ( 全額損金算入 ) ( ウ ) 現在ご加入中の厚生年金基金から当基金へ加入する事業所について 過去加入期間分の保証を行う場合の特別掛金は 別途設定となります ( エ ) 事務費掛金負担額は @1,500 円 / 人となります -4-
制度設計の概要 給付形態 キャッシュバランスプラン *1 加入資格 加入時期 拠出クレジット額 ( 毎月の付与額 ) 利息クレジット額 ( 毎月付利額 ) 加入期間 休職 休業期間の取扱い 脱退一時金の受給要件 原則 65 歳未満の被用者年金被保険者等全員 各加入事業所に入所 ( 入社 ) した月 定額選択制 (2,000 円から 7,000 円までの 1,000 円単位 ) の 6 コースにて毎月付与 仮想個人勘定前月末残高 /12( 利率 の 1/12) を毎月 1 日に付与 加入の月から資格喪失月の前月まで ( 但し 厚生年金基金の加算部分 または 厚生年金基金の分配金のみ 持込みをする場合は 厚生年金基金の加入員期間は通算する ) 休職 休業期間中においても 掛金を負担し 期間は通算する 加入期間 3 年以上の者が資格喪失したとき 1 加入期間 3 年以上 15 年未満で資格喪失したとき 2 加入期間 15 年以上かつ 50 歳未満で資格喪失したとき ( 最大 65 歳まで繰下げできる ) 老齢給付金の受給要件 遺族一時金の支給資格 厚生年金基金の過去加入期間分 加入期間 15 年以上の者が65 歳に達したとき 50 歳以上で資格喪失したときは そのときから65 歳までの間で支給開始時期を自由に選択できる 加入期間 3 年以上の加入者 年金受給権者 繰下げ中の者が死亡したとき 厚生年金基金の加算部分 を当基金へ持込みを希望する場合は ご相談ください *1 : キャッシュバランスとは 毎月 加入者ごとの仮想個人勘定口座に規約で定められた金額を付与し 利息が付利されていく積立型の仕組みです -5-
ベース設計は 定額口数制 固定利率 キャッシュバランスプラン を採用し 年金給付は受給者のライフスタイルに応じた 支給期間選択制有期年金 としています 2 千円 規約で毎月割り当て金額 ( 拠出クレジット ) 選択制 掛金払込みコース 3 千円 4 千円 5 千円 ( 過去分 ) 6 千円 加入事業所のニーズに応じて 6コースより選択 7 千円 利息クレジット 拠出クレジット ( 過去分 ) 利率 固定利率 利息クレジット 拠出クレジット利息クレジット拠出クレジット ( 過去分 ) 高)利息 ( 利息クレジット ) 退仮職想時個の人一勘定時残金原資(/ 支給期間 給付利率 固定利率 支給期間 選択制有期 5 年 10 年 15 年 20 年各人のライフプランに対応可能な選択制 5 年後 10 年後制)年金の給付利率 15 年後 20 年後 年金選支択給期間(当基金へ移行時 1 年度 2 年度 65 歳 70 歳 75 歳 80 歳 85 歳 < キャッシュバランス制度の積立元利合計額 ( 一時金 ) > 新制度加入年数 2,000 円コース 3,000 円コース 4,000 円コース 5,000 円コース 6,000 円コース 7,000 円コース ( 千円 ) 過去分 ( 円 ) 5 125 128 187 192 249 255 311 319 374 383 436 447 5 10,773 10 259 272 388 408 518 544 647 681 776 817 906 953 10 11,605 15 403 436 605 654 807 871 1,008 1,089 1,210 1,307 1,412 1,525 15 12,502 20 559 621 839 931 1,118 1,241 1,398 1,552 1,677 1,862 1,957 2,172 + 20 13,469 25 727 830 1,090 1,245 1,454 1,660 1,817 2,075 2,181 2,490 2,544 2,905 25 14,509 30 908 1,067 1,361 1,600 1,815 2,134 2,269 2,667 2,723 3,200 3,177 3,734 30 15,631 35 1,102 1,335 1,654 2,002 2,205 2,669 2,756 3,337 3,307 4,004 3,858 4,671 35 16,839 40 1,312 1,638 1,968 2,457 2,624 3,276 3,280 4,094 3,936 4,913 4,593 5,732 40 18,140 45 1,538 1,981 2,307 2,971 3,076 3,961 3,845 4,952 4,614 5,942 5,384 6,932 45 19,253 *1 は 運用が( 利率 に1.0% の上乗せ ) での実績にてができた場合の一時金見込み額です *2 65 歳受給とした場合の後継新制度移行時から厚生年金基金の過去加入期間分の保証額 ( 過去分保証額 という ) の利息付利期間 (65 歳 - 移行時年齢 ) *3 過去分保証額 1 万円あたりの元利金額を表示しております 各人毎金額が異なるため 各人の過去分保証額の水準に合わせて乗数を乗じ 過去分保証額をイメージ下さいますようお願い致します 例 ) 移行時年齢 50 歳過去分保証額 50 万円の場合過去分 :65 歳迄の残存期間 15 年に対応する保証額 12,502 円 50 として算出 支給開始迄の残存期間 (*2) 過去分保証額 1 万円 (* 3) -6-
お問い合せ先 048-826-5263 ( 平日 : 午前 10 時 ~ 午後 4 時除く 12 時 ~13 時 )