年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての

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これまでの経緯について すでにご案内のとおり 当基金では 平成 26 年 4 月に施行された厚生年金保険法等の一部を改正する法律に対応するため 検討委員会を立ち上げ検討を重ねてまいりました 検討委員会での議論をもとに 平成 27 年 2 月の第 98 回代議員会において平成 30 年 3 月末を目途

給付の支給時期 脱退一時金 加入者資格を喪失したとき ( 退職 65 歳到達等 ) 65 歳未満の年齢到達で資格喪失させることも可能 遺族一時金 1 加入中に死亡したとき 2 給付の繰下期間中に死亡したとき 3 年金受給中に死亡したとき 年金 < 退職による資格喪失の場合 > 1 50 歳未満で資格

確定給付企業年金制度のご案内 ━ 大阪府電設工業企業年金基金のご案内 ━

企業年金のポータビリティ制度 ホ ータヒ リティ制度を活用しない場合 定年後 : 企業年金なし A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 ホ ータヒ リティ制度を活用する場合 ホ ータヒ リティ制度活用 ホ ータヒ リティ制度活用 定年後 :27 年分を通算した企業年金を受給 A

厚生年金基金から残余財産の交付を受けた DB の加入員期間の期間算入 解散した厚生年金基金の残余財産の交付を受けて DB を新設する際に 以下のように 解散日から DB の設立までの期間が数日空くケースが考えられる 法令上 このような取扱いはできない < 例 > 平成 27 年 9 月 28 日厚生

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企業年金基金 事業所事務マニュアル 石川県機械工業企業年金基金 平成 30 年 5 月

制度変更の背景 厚生年金保険法の改正法は 国の厚生年金保険の一部を代行している部分について 厚生年金基金の資産が代行部分に不足することがないような仕組みづくりを趣旨としています 国の代行資産に企業年金の上乗せ部分の資産を加えた厚生年金基金は 大きな資産を保有し 運用環境の悪化時には一時的に大きな積立

年金制度のポイント

年金・社会保険セミナー

第14章 国民年金 

上乗部分Q1. 基金制度のどの給付区分が分配金の対象となるのか A1 基金の給付区分は 国の厚生年金の一部を代行している 代行部分 と 基金独自の 上乗部分 から構成されています 代行部分は 解散により国に返還され 解散後は国から年金が支給されますので 分配金の対象となるのは基金独自の上乗部分となり

Slide 1

Ⅰ. 厚生年金基金の取扱について 1. 残余財産の分配について (1) 分配の有無 Q1: 代行部分返納後に残余財産があれば 基金の上乗せ部分に係る 分配金 として 加入者 受給待期者 受給者に分配することになりますが 現時点および最終時点で残余財産はいくらになりますか? A1: 仮に平成 27 年

2/5 ヘ ーシ Q1. 年金通算とは何ですか? A. これまで各企業や基金では 加入者の老後の安定の一助となるよう さまざまな年金制度をつくり運営してきました しかし 従来の終身雇用を前提とした制度では 現代のライフスタイルに対応することが難しくなってきています 転職など雇用の流動化に対応し これ

基金からの支給に関する手続きのご案内

年金・社会保険セミナー

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年金・社会保険セミナー

年 12 月 厚生年金基金制度を解散して後継制度に資産を持込む場合の手続き 本資料は 平成 26 年 12 月 11 日に発出された事務連絡 解散存続厚生年金基金の残余財産を他の制度へ交付又は移換する際の取扱いについて 及び関連する法令等に基づきその要点を纏めたものです 作成時点にお

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ITS企業基金のご案内

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仕組み(HP用)

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基金からの支給に関する手続きのご案内

( Part ) 企業年金基金とは? 私たちは現在 3 つの年金制度に加入しています 加入する制度は 3 階建てになっています 階部分は国民全員が 20 歳から 60 歳になるまで加入する 国民年金 ( 基礎年金 ) 2 階部分は会社員や公務員などが加入する 厚生年金保険 3 階部分は企業や団体が運

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1 基金の概要と給付 日産連合企業年金基金とは日産連合企業年金基金は 厚生労働大臣の認可をうけて 確定給付企業年金 (DB) の基金型として設立した法人です 加入事業所 ( 会社 ) に納付していただいた掛金を管理 運用したものを年金資産 ( 原資 ) として 受給権者の方々に年金や一時金給付を行っ

ファイナンシャル プランニングと倫理 関 連法規 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 2

柔軟で弾力的な給付設計について

中小企業の退職金制度への ご提案について

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ITS企業基金のご案内

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

厚生年金基金制度のしくみ 厚生年金基金は 国の厚生年金の一部 ( 老齢厚生年金の報酬比例部分 ) を代行して基金独自の給付 ( 上乗せ部分 ) を行う企業 年金制度です プラスアルファ ( 上乗せ ) 部分の掛金は全額事業主様負担であるため 従業員にとっては手厚い年金を受取ることが出来ます 基金へ掛

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

スライド 1

当基金の今後の方向性について 当基金では 昨年 6 月に厚生年金基金制度の見直し法が成立したことから 今後の当厚生年金基金のあり方について検討を重ねてまいりました 改正法は 厚生年金基金に対しこれまでより高い積立水準を課し 達成できなければ短期間での不足の解消または解散を促すという大変に厳しいもので


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Microsoft Word - 6 八十歳までの保証がついた終身年金

年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合

年 発 第     号

確定拠出年金向け説明資料 スミセイのスーパー積立年金 (10 年 ) 確定拠出年金保険 ( 単位保険別利率設定型 /10 年 ) 商品提供会社 : 住友生命保険相互会社 運営管理機関 : 労働金庫連合会 本商品は元本確保型の商品です 1. 基本的性格 払込保険料は 毎月 1 日に新たに設定される保険

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確定拠出年金制度に関する改善要望について

「連合会通算年金に関する統計集」‐平成26年度‐.PDF

基金解散時の最低積立基準額の算定 最低保全給付 ( 控除前 ) 規約に定める最低保全給付の区分ごとに基準日における加入員 受給者等の区分に応じ計算する 各給付区分において 受給者又は受給待期脱退者でかつ加入員である者については 規約に定める残余財産の分配方法に準じて最低保全給付を計上する 将来期間に

例以下のケースにおいて 遺族基礎年金が支給されるのはだれか? 夫 A 妻 A 夫 B 妻 B 子 B (21 歳 ) 夫 C 妻 C 子 C (17 歳 ) 夫 D 同居 妻 D 子 D (17 歳 ) その他 ( 第 1 号被保険者の場合特有の制度 ) 一方のみ 寡婦年金妻が 60 歳 ~65 歳

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

2909_0 概要

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

問題 2A 1 一〇五 % 2 いずれにも該当しない 3 〇 九 4 一五〇 % 5 一〇五 % 6 解散計画等 以下の同意が必要である 交付の申出に係る残余財産を分配すべき解散基金加入員等が使用される設立事業所の 事業主の全部 当該設立事業所に使用される厚生年金基金の加入員の二分の一以上の者 (

年金1(問題)

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1. 改正法の内容 改正法の概要 厚生年金基金制度見直し法により 基金存続が困難に 1 平成 26 年 4 月 1 日 ( 施行日 ) 以降は厚生年金基金の新設は認められません 2 代行割れ ( 注 1) している基金は 施行日から 5 年以内に解散することになっています 3 施行日から 5 年時点

Microsoft Word - T2-06-1_紙上Live_老齢(1)_①支給要件(9分)_

平成 29 年 1 月度実施実技試験 ( 保険顧客資産相談業務 ) 73

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

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厚生年金基金の解散に向けて

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強制加入被保険者(法7) ケース1

高齢者福祉

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しくみ2 厚生年金は基礎年金に上乗せ 厚生年金保険が適用されている事業所に勤めるサラリーマン等は 国民年金と厚生年金保険の2つの年金制度に加入することになります 厚生年金保険から支給される年金は 加入期間とその間の平均収入に応じて計算される報酬比例の年金となっていて 次のように基礎年金に上乗せするか

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国民年金

厚生年金基金に関する要望.PDF

( 当該数が零未満となる場合にあっては零とする ) を 15 で除して得た数を乗じて得た 額を控除するものとする ( 継続加入者に係る給付に関する経過措置 ) 第 6 条第 3 条第 1 項の規定によりその支給に関する義務を承継した旧基金の加入員であって 第 2 条の規定によりこの基金の加入者となっ

国民年金法関連 国民年金保険料の追納 ( 改正法附則第 2 条 ) 施行日から 3 年以内の間 国民年金保険料の納付可能期間を延長 (2 年 10 年 ) し 本人の希望により保険料を納付することで その後の年金受給につなげることができるようにする ただし 2 年経過後の保険料は国債利率を基礎として

1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

ご自身の加入限度額は? 加入条件 お さまの 性 自 者 年金 者種 1 者 に確定 年金や 確定拠出年金 ( 型 ) がない 確定拠出年金 ( 型 ) に加入している 2 者 加入できる 確定 年金がある 者 基本的には 60 歳未満のすべての方 にご加入いただけます 国民年金を免除されている方等

由積立型 ) において退職時に医療保険や一時払退職後終身保険に移行した場合は 疾病 災害入院給付金 手術給付金 高度先進医療給付金 特定疾患給付金 死亡 高度障害保険金 災害死亡 高度障害保険金をお支払いします 第 11 条 ( 脱退一時金 ) 脱退一時金額は 当該加入者の払込実質保険料累計額と積立

ライフプランニングと資金計画 問題 1. ファイナンシャル プランナーの顧客に対する行為に関する次の記述のうち 職 業倫理や関連法規に照らし 最も適切なものはどれか 1. 税理士資格を有しないファイナンシャル プランナーが 住宅ローン相談セミナーを開催し その出席者に対して無償で確定申告書の作成代行

b. 通算加入者等期間に算入する期間及び移換申出の手続きア. 移換元制度の算定基礎期間を ( 重複しない範囲で ) 全部合算することイ. 移換申出の手続きは 本人が移換元事業主に対して行うこと c. 手数料移換に関する手数料はかからないこと d. 課税関係確定給付企業年金の本人拠出相当額は拠出時にも

2 厚年基金付加支給利率を定める告示 解散する厚生年金基金から中退共へ資産を移換した場合 掛金納付月数へ通算するとともに 掛金納付月数へ通算されなかった残余の額については 予定運用利回り ( 年 1%) に厚生労働大臣が定める利率を加えた利率を乗じて得た額をとして支給することとしており 本告示で当該

再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

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介護保険・高齢者福祉ガイドブック

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年金制度について 31

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ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

確定拠出年金制度に関する改善要望について

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年金・社会保険セミナー

Transcription:

将来の年金準備はだいじょうぶ? 2016.10

年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての国民に共通する基礎年金が支給され 厚生年金 からは基礎年金に上乗せする報酬比例の年金が支給されるという 2 階建ての仕組みとなっています さらに 公的年金を補完するものとして 私的年金としての企業年金等があり 公的年金と私的年金を合わせて3 階建ての制度と言われています 1 階国民年金 20 歳以上 60 歳未満の全ての国民が加入することになっており 公的年金制度の土台といえます 原則 65 歳になると基礎年金が支給されます 2 階厚生年金企業に勤める会社員等は 公的年金のうち国民年金と厚生年金の2つの年金制度に加入します 加入期間とその間の収入の平均に応じて計算される報酬比例の年金が支給されます 3 階企業年金従業員を対象として企業や団体が任意で実施します 厚生年金基金 確定拠出年金 確定給付企業年金等があります -1-

みらい企業年金基金のあらまし 昭和 52 年 7 月に設立した関東五県印刷工業厚生年金基金を前身とし 公的年金の補完として より豊かな老後生活に備えることを目的とするもので 確定給付企業年金法に基づき設立し 事業主 ( 会社 ) から拠出された掛金を基に資産運用により給付原資を確保し 老後あるいは退職時に年金 一時金の給付を行います 業種 地域を問わずご加入できます ご加入パターン <A コース > ( 分配金含む ) 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) を当基金へ持込みとする * 現在ご加入中の厚生年金基金の加入期間を通算し 加算部分 ( 過去分 ) の脱退一時金相当額を保証いたします 利息クレジット拠出クレジット 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) 過去分 過去分 ( 現在 ) ( 当基金へ移行時 ) ( 当基金へ移行後 ) <B コース > 分配金のみ当基金へ持込みとする * 厚生年金基金の加入期間を通算いたしますが 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) における脱退一時金相当額は保証されません 厚生年金基金 利息クレジット 拠出クレジット 分配金 分配金 ( 現在 ) ( 当基金へ移行時 ) ( 当基金へ移行後 ) 加算部分 ( 過去分 ) <C コース > 分配金を当基金へ持込まないとする ( 当基金へ移行時 ) 利息クレジット拠出クレジット ( 当基金へ移行後 ) -2-

1. 制度内容 ( ア ) シンプルで加入者に分かりやすいキャッシュバランスプラン ( イ ) 予定利率 給付利率 ( 固定利率 ) ( ウ ) 掛金負担額 全額事業主負担 1 掛金払込みコース ( 将来給付部分 ) 2 特別掛金 (* 別途設定 ) 3 事務費掛金 (@1,500 円 / 人 ) * 現在ご加入中の厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) を当基金へ持込みとする場合 2. 本制度のメリット ( ア ) 老後のライフプランが充実します ( イ ) 企業年金財政の安定運営の重視 ( 予定利率 ) 1 将来にわたって掛金の上昇を抑制します 2 予定利率以上の利回りは剰余金として基金財政安定のための資産として留保します ( ウ ) 各企業の実情に応じた掛金水準 (= 給付水準 ) の設定 1 掛金払込みコースが 6コースより選択できます (2,000, 円 ~7,000 円までの 1,000 円単位 ) 2 掛金払込みコースの増額へのコース変更ができます ( エ ) 解散する厚生年金基金制度の保証が 各事業所毎で選択ができます A コース B コース C コース 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) を当基金へ持込みとする - 特別掛金の設定あり ( 分配金含む ) * 厚生年金基金の加入期間を通算し 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) の脱退一時金相当額を保証いたします 残余財産にかかる分配金のみ当基金へ持込みとする - 特別掛金の設定なし * 厚生年金基金の加入期間を通算いたしますが 厚生年金基金加算部分 ( 過去分 ) における脱退一時金相当額は保証されません 残余財産にかかる分配金を当基金に持ち込まないとする - 特別掛金の設定なし * 新規加入と同様の取り扱いになります ( オ ) 老齢給付金の給付期間 1 最長 20 年保証有期年金 2 5 年 10 年 15 年 20 年の 4 つから選択ができます ( カ ) 加入者毎の個別残高通知を年 1 回 加入事業所へ送付いたします -3-

3. 本制度の給付のあり方 当月末の仮想個人勘定残高 = 前月末の仮想個人勘定残高 + 前月末の仮想個人勘定残高 利息 / 12 + 当月の拠出クレジット月額 利率 : 加入中 待期中 受給中 掛金払込みコースにおける給付額例 ( 加入時の年齢 20 歳 資格喪失時の年齢 65 歳の場合 ) 一時金額 ( 千円 ) 掛金払込みコース 2,000 円 3,000 円 4,000 円 5,000 円 6,000 円 7,000 円 65 歳到達時 1,538 2,307 3,076 3,845 4,614 5,384 年金年額 ( 千円 ) 掛金払込みコース 2,000 円 3,000 円 4,000 円 5,000 円 6,000 円 7,000 円 有期年金 5 年 319 479 638 798 958 10 年 166 248 331 414 497 15 年 114 172 229 286 343 20 年 89 133 178 222 267 1,117 579 400 311 4. 本制度設計に際しての留意事項 ( ア ) 掛金払込みコースは各事業所毎に 1 コースの適用となります ( イ ) 掛金負担は全額事業主負担となります ( 全額損金算入 ) ( ウ ) 現在ご加入中の厚生年金基金から当基金へ加入する事業所について 過去加入期間分の保証を行う場合の特別掛金は 別途設定となります ( エ ) 事務費掛金負担額は @1,500 円 / 人となります -4-

制度設計の概要 給付形態 キャッシュバランスプラン *1 加入資格 加入時期 拠出クレジット額 ( 毎月の付与額 ) 利息クレジット額 ( 毎月付利額 ) 加入期間 休職 休業期間の取扱い 脱退一時金の受給要件 原則 65 歳未満の被用者年金被保険者等全員 各加入事業所に入所 ( 入社 ) した月 定額選択制 (2,000 円から 7,000 円までの 1,000 円単位 ) の 6 コースにて毎月付与 仮想個人勘定前月末残高 /12( 利率 の 1/12) を毎月 1 日に付与 加入の月から資格喪失月の前月まで ( 但し 厚生年金基金の加算部分 または 厚生年金基金の分配金のみ 持込みをする場合は 厚生年金基金の加入員期間は通算する ) 休職 休業期間中においても 掛金を負担し 期間は通算する 加入期間 3 年以上の者が資格喪失したとき 1 加入期間 3 年以上 15 年未満で資格喪失したとき 2 加入期間 15 年以上かつ 50 歳未満で資格喪失したとき ( 最大 65 歳まで繰下げできる ) 老齢給付金の受給要件 遺族一時金の支給資格 厚生年金基金の過去加入期間分 加入期間 15 年以上の者が65 歳に達したとき 50 歳以上で資格喪失したときは そのときから65 歳までの間で支給開始時期を自由に選択できる 加入期間 3 年以上の加入者 年金受給権者 繰下げ中の者が死亡したとき 厚生年金基金の加算部分 を当基金へ持込みを希望する場合は ご相談ください *1 : キャッシュバランスとは 毎月 加入者ごとの仮想個人勘定口座に規約で定められた金額を付与し 利息が付利されていく積立型の仕組みです -5-

ベース設計は 定額口数制 固定利率 キャッシュバランスプラン を採用し 年金給付は受給者のライフスタイルに応じた 支給期間選択制有期年金 としています 2 千円 規約で毎月割り当て金額 ( 拠出クレジット ) 選択制 掛金払込みコース 3 千円 4 千円 5 千円 ( 過去分 ) 6 千円 加入事業所のニーズに応じて 6コースより選択 7 千円 利息クレジット 拠出クレジット ( 過去分 ) 利率 固定利率 利息クレジット 拠出クレジット利息クレジット拠出クレジット ( 過去分 ) 高)利息 ( 利息クレジット ) 退仮職想時個の人一勘定時残金原資(/ 支給期間 給付利率 固定利率 支給期間 選択制有期 5 年 10 年 15 年 20 年各人のライフプランに対応可能な選択制 5 年後 10 年後制)年金の給付利率 15 年後 20 年後 年金選支択給期間(当基金へ移行時 1 年度 2 年度 65 歳 70 歳 75 歳 80 歳 85 歳 < キャッシュバランス制度の積立元利合計額 ( 一時金 ) > 新制度加入年数 2,000 円コース 3,000 円コース 4,000 円コース 5,000 円コース 6,000 円コース 7,000 円コース ( 千円 ) 過去分 ( 円 ) 5 125 128 187 192 249 255 311 319 374 383 436 447 5 10,773 10 259 272 388 408 518 544 647 681 776 817 906 953 10 11,605 15 403 436 605 654 807 871 1,008 1,089 1,210 1,307 1,412 1,525 15 12,502 20 559 621 839 931 1,118 1,241 1,398 1,552 1,677 1,862 1,957 2,172 + 20 13,469 25 727 830 1,090 1,245 1,454 1,660 1,817 2,075 2,181 2,490 2,544 2,905 25 14,509 30 908 1,067 1,361 1,600 1,815 2,134 2,269 2,667 2,723 3,200 3,177 3,734 30 15,631 35 1,102 1,335 1,654 2,002 2,205 2,669 2,756 3,337 3,307 4,004 3,858 4,671 35 16,839 40 1,312 1,638 1,968 2,457 2,624 3,276 3,280 4,094 3,936 4,913 4,593 5,732 40 18,140 45 1,538 1,981 2,307 2,971 3,076 3,961 3,845 4,952 4,614 5,942 5,384 6,932 45 19,253 *1 は 運用が( 利率 に1.0% の上乗せ ) での実績にてができた場合の一時金見込み額です *2 65 歳受給とした場合の後継新制度移行時から厚生年金基金の過去加入期間分の保証額 ( 過去分保証額 という ) の利息付利期間 (65 歳 - 移行時年齢 ) *3 過去分保証額 1 万円あたりの元利金額を表示しております 各人毎金額が異なるため 各人の過去分保証額の水準に合わせて乗数を乗じ 過去分保証額をイメージ下さいますようお願い致します 例 ) 移行時年齢 50 歳過去分保証額 50 万円の場合過去分 :65 歳迄の残存期間 15 年に対応する保証額 12,502 円 50 として算出 支給開始迄の残存期間 (*2) 過去分保証額 1 万円 (* 3) -6-

お問い合せ先 048-826-5263 ( 平日 : 午前 10 時 ~ 午後 4 時除く 12 時 ~13 時 )