( 平成 35 年 (2023 年 )10 月 ~) 等の仕入税額控除可 税額計算( 注 ) 売上税額を 積上げ計算 する場合には 仕入税額も 積上げ計算 特例( みなし計算 簡易課税の事後選択 ) - その他適格等保存方式の導入 等保存方式 ( 現行制度 ) の記載事項 発行者の氏名又は名称 取引

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2 財政健全化目標との関係や平成 30 年度の 経済 財政再生計画 の中間評価を踏まえつつ 消費税制度を含む税制の構造改革や社会保障制度改革等の歳入及び歳出の在り方について検討を加え 必要な措置を講ずる (3) 対象品目及び適用税率軽減税率の対象品目は 1 酒類及び外食を除く飲食料品 2 定期購読契

Microsoft Word - ?281110 表紙等(導入オチ)

平成 30 年 11 月 13 日 一般社団法人日本病院会会員病院各位 一般社団法人日本病院会 消費税の軽減税率制度に関する Q&A 等について 拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます さて 2019 年 10 月 1 日より消費税の軽減税率制度が実施されるにあたり 厚生労働省医政局地域医

実施時期はいつなの? 平成 31 年 10 月 1 日 ( 消費税率引上げと同時 ) 税率はどうなるの? 標準税率 10%( 消費税率 7.8% 地方消費税率 2.2%) 軽減税率 8%( 消費税率 6.24% 地方消費税率 1.76%) 軽減税率の対象品目は何? 酒類 外食を除く飲食料品 週 2

(消費税)確定申告書作成(一般課税)編

付表の計算式

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

B-POST 113号

23-24

消費税率引上げ時期の変更に伴う対応について 消費税関係 資料 1 税率引上げ関係 軽減税率関係 軽減税率財源確保関係 転嫁対策 改正前 1 税率引上げ時期 : 平成 29 年 4 1 ( 税制抜本改 法で規定 ) 2 請負契約等に係る経過措置の指定 : 平成 28 年 軽減税率実施時期

step.2 課税標準額を計算する ( 申告書 1) step.2-1 課税売上高の合計 ( 表イ 16 欄 ) に 100/108 を掛けます 課税売上高 ( 税込み ) = 1 課税標準額 表イ 17 欄を使用します step.2-2 step.2-1 の計算結果 ( 表イ 17

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消費税申告資料

間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

2 消費税軽減税率の対象となる新聞 軽減税率の対象は全ての新聞ではなく 一定の要件を満たす新聞のみです ( 図 2) 新聞販売所は定期購読契約の新聞のほか 即売 週 1 回以下の発行などさまざまな形態の新聞を扱っています このため 区分けには慎重な対応が必要です 図 2 軽減税率が適用される新聞の譲

2 その他 H26 中間申告義務のない事業者が 届出 012 書を提出した場合には 自主的に中間申告 納付することができる旨を 検討したか ( 平成 26 年 4 月 1 日以 後開始課税期間より適用 ) 本則課税の場合科目等 No. 主な項目チェック摘要 1 課税事業者 H26 課税期間の基準期間

わくわく青色申告3-消費税申告及び資料

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消費税申告書の計算式

はじめに 令和元 (2019) 年 10 月 1 日から消費税率が10% に引き上げられることに合わせて 食品と新聞に対して8% の軽減税率が導入されます そのため 消費税率は8% と10% の複数税率になります 食品や新聞を取り扱っている事業者は 軽減税率や複数税率への対応が必要となりますが 売上

step.2 課税売上高の合計を計算する します step.21 欄の内容を転記します 表ロ 1~3 欄にそれぞれ記入します step.22 を転記します 表ロ 4~6 欄にそれぞれ記入します step.23 容を転記します 表ロ 7~9 欄にそれぞれ記入します step.24 その他の所得に係る収

Ⅰ 電気通信利用役務の提供に係る内外判定基準の見直し 電子書籍 音楽 広告の配信などの電気通信回線 ( インターネット等 ) を介して行われる役務の提供を 電気通信利用役務の提供 と位置付け その役務の提供が消費税の課税対象となる国内取引に該当するかどうかの判定基準 ( 内外判定基準 ) が 役務の

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

消費税申告書の計算方法 税率 8% 対応 平成 26 年 4 月 1 日以後終了する課税期間分の消費税申告書の計算方法です 原則課税で申告する方 税率が 3% 5% の取引がある場合 原則計算方式原則課税本表... P.2 原則課税付表 1... P.4 原則課税付表 P

消費税申告書の計算式

d 凡例 文中 文末引用の条文等の略称は 次のとおりである 法令改正法 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 15 号 ) 改正令 消費税法施行令等の一部を改正する政令 ( 平成 28 年政令第 148 号 ) 改正省令 消費税法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 28 年

( 注 ) 役務の提供を受ける者の本店又は主たる事務所が日本にあれば課税 ということですので 国内に本店がある法人の海外支店に対して インターネットを介してソフトウェア等を提供した場合は 提供者が国内 国外いずれの事業者であっても国内取引に該当し消費税が課税されます ( 国税庁作成の 国境を越えた役

(消費税)確定申告書作成(一般課税)編

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原則課税申告書本表 ( 原則計算方式 ) 税率が 3% 5% の取引がある場合 項目 金額 課税標準額 1 付表 1 の1[ 課税標準額 (D)] 消費税額 2 付表 1 の2[ 消費税額 (D)] 控除過大調整税額 3 付表 1 の3[ 控除過大調整税額 (D)] 控除税額控除対象仕入税額 4 付

第62回税理士試験 消費税法 模範解答(計算)

凡例 文中 文末引用の条文等の略称は 次のとおりである 法令改正法 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 15 号 ) 改正令 消費税法施行令等の一部を改正する政令 ( 平成 28 年政令第 148 号 ) 改正省令 消費税法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 28 年財務

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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(消費税)確定申告書作成(簡易課税)編

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ことも認められています 施行日前 ( 平成 26 年 3 月 31 日以前 ) にリース契約を締結し リース資産の引渡しを行ったリース取引についてこの特例により賃貸借処理を行っている場合には 旧税率の 5% が適用されます 3. 資産の貸付け に関する経過措置指定日の前日 ( 平成 25 年 9 月

申告書の作成手順 申告書の作成は 次の手順で行います 課税標準額及び消費税額の計算 控除対象仕入税額等の計算 付表 5 の作成 納付 ( 還付 ) 税額の計算 納税地 欄等及び 付記事項 欄等の記載 Ⅰ ( 注 ) 経過措置により旧税率 (3% 又は4%) が適用された取引がある場合は 付表 5では

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

第68回税理士試験 消費税法 模範解答(理論)

目 次 ページ テーマ 1 軽減税率制度の概要 1~3 テーマ 2 軽減税率の対象品目 4~12 テーマ 3 区分記載請求書の記載事項 13~16 テーマ 4 軽減税率制度導入後の消費税の計算方法 17~21 テーマ 5 消費税率引上げに伴う経過措置規定 22~26 テーマ 6 インボイス制度の概要

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共同事業体協定書ひな形 ( 名称 ) 第 1 条この機関は 共同事業体 ( 以下 機関 という ) と称する ここでいう 機関 は 応募要領の参加資格に示した共同事業体のことであるが 協定書等において必ず 共同事業体 という名称を用いなければならない ということはない ( 目的 ) 第 2 条機関は

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( 補助対象者 ) 第 3 条補助の対象となる中小企業者等は 次に掲げる要件を満たすものとする ただし 同様の補助金を既に受けたものは対象外とする ( 1 ) プロジェクトのウェブサイトでの公開等 仲介事業者が提供するサービスの利用に必要な契約を仲介事業者と締結していること ( 2 ) 県内に本店又

消費税法における個別対応方式と一括比例配分方式 河野惟隆 1 はじめに本稿の課題は 個別対応方式と一括比例配分方式とで 課税仕入れ等の税額の合計額が如何よう になるか つまり その大小関係は如何ようになるか ということを 明らかにすることである これを 次のように 条件を追加しながら 次のような順序

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事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

産業廃棄物税は 最終処分される産業廃棄物に課されるものであり 排出事業者から中間処理に委託された廃棄物すべてに課税されるわけではありません 中間処理業者の方が排出事業者から処理料金に含めて受け取る税相当額は 中間処理によって減量化されたり リサイクルされた分を除いた中間処理後に最終処分される産業廃棄

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

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平成23年度税制改正の主要項目

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b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

第 6 章 消費税 6-1 課税方式設定 消費税 T 課税方式設定 1 消費税申告書の計算方法や各種情報を設定します 計算方式設定 基本設定 集計選択 消費税を集計する期間を選択します 単月をクリックして指定 またはドラッグして複数月を指定する ことができます 申告区分が 中間 の場合は 中間申告の

3 減免の期間及び割合 下表の左欄の期間に終了する事業年度又は課税期間に応じて右欄の減免割合を適用します H27.6.1~H 減免割合 5/6 納付割合 1/6 H28.6.1~H 減免割合 4/6 納付割合 2/6 H29.6.1~H 減免割合 3/6 納

様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

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注意事項 委任状は 別添様式 2 を使用すること 委任期間は 入札及び開札日 ( 平成 30 年 12 月 13 日 ) とすること (7) 入札保証金及び契約保証金 1 入札保証金ア入札保証金等は 見積もった契約希望金額 ( 消費税及び地方消費税を含む 以下同じ ) の 100 分の 5 以上の金

労働基準法が改正されます

平成 30 年度改正版 平成 30 年 6 月 1 日から平成 31(2019) 年 5 月 31 日までの間に終了する事業年度に ついては 減免割合が 2/6 に変更となりましたので 30 年度改正版をご使用くださ 1 減免の対象 ( 変更はありません ) 詳細は次ページをご覧ください 1 資本金

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適格等保存方式の導入

( 平成 35 年 (2023 年 )10 月 ~) 等の仕入税額控除可 税額計算( 注 ) 売上税額を 積上げ計算 する場合には 仕入税額も 積上げ計算 特例( みなし計算 簡易課税の事後選択 ) - その他適格等保存方式の導入 等保存方式 ( 現行制度 ) の記載事項 発行者の氏名又は名称 取引年月日 取引の内容 対価の額( 税込 ) 受領者の氏名又は名称 区分記載等保存方式 ( 平成 31 年 (2019 年 )10 月 ~) 同左プラス 軽減税率の対象品目である旨 税率ごとにした対価の額( 税込 ) ( 注 ) の交付を受けた事業者による追記も可 適格等保存方式 同左プラス 登録番号 税率ごとの消費税額及び適用税率 ( 注 ) 税率ごとにした対価の額 は 税抜又は税込 御中 11 月分 21,600 円 ( 税込 ) 11/1~30 牛肉 2kg 5,400 円 ( 控 ) 御中 11 月分 43,200 円 ( 税込 ) 11/1~30 牛肉 2kg 10,800 円 御中 11 月分 21,800 円 ( 税込 ) 11/1 牛肉 2kg 5,400 円 ( 控 ) 御中 11 月分 43,600 円 ( 税込 ) 11/5 牛肉 2kg 10,800 円 御中 11 月分 20,000 円 ( 本体 ) 11/1 牛肉 2kg 5,000 円 ( 株 ) 43,200 円 11/8 割りばし4 箱 5,500 円 21,800 円 (10% 対象 11,000 円 ) (8% 対象 10,800 円 ) ( 株 ) 11/9 割りばし4 箱 6,600 円 43,600 円 (10% 対象 22,000 円 ) (8% 対象 21,600 円 ) ( 株 ) 11/8 割りばし4 箱 5,000 円 20,000 円消費税 1,800 円 (10% 対象 10,000 円消費税 1,000 円 ) (8% 対象 10,000 円消費税 800 円 ) ( 株 ) 登録番号 T1234 交付義務なし 不正交付の罰則なし 免税事業者も交付可 免税事業者からの仕入税額控除可 同左同左 交付義務あり 不正交付の罰則あり 登録を受けた課税事業者のみ交付可 免税事業者からの仕入税額控除不可 免税事業者からの仕入れについて 3 年 間 80% その後 3 年間 50% 取引総額からの 割戻し計算 ( 例 ) 43,200 円 8/108=3,200 円 - せり売りなど媒介 取次業者により代替発行されたによる仕入税額控除可 3 万円未満の取引や自動販売機からの購入 中古品販売業者の消費者からの仕入れ等は 帳簿の記載で仕入税額控除可 小売業等が発行するは 記載事項を簡略可 ( 受領者の名称の記載不要 ) 売上仕入 税率ごとの取引総額からの 割戻し計算 ( 例 ) 10% 対象 22,000 円 10/110=2,000 円 +)8% 対象 21,600 円 8/108=1,600 円 3,600 円 売上税額 仕入税額の計算の特例 税率ごとの取引総額からの 割戻し計算 適格の税額の 積上げ計算 ( 例 ) 積上げ計算の場合 2,000 円 +1,600 円 =3,600 円 同左同左 ( ただし 3 万円未満の取引に係る規定は廃止 ) 仕入売上適格等の内容につき電磁的記録での提供可 売上仕入 ( 控 ) 御中 11 月分 40,000 円 ( 本体 ) 11/5 牛肉 2kg 10,000 円 ( 株 ) 21,600 円 11/9 割りばし4 箱 6,000 円 40,000 円消費税 3,600 円 (10% 対象 20,000 円消費税 2,000 円 ) (8% 対象 20,000 円消費税 1,600 円 ) ( 株 ) 登録番号 T2345 いずれかの方法によることができる

区分記載等保存方式 区分記載等保存方式 現行の等保存方式を維持しつつ 区分経理に対応するための措置を講ずる ( 区分記載等保存方式 ) 等 売り手が発行するの記載事項に 1 軽減税率の対象品目である旨と 2 税率ごとにした対価の額 ( 税込 ) を加える ( 免税事業者も 区分記載を交付可 ) なお 現行どおり 売り手には区分記載の交付義務 保存義務を課さない 買い手は 区分記載の保存を仕入税額控除の要件とする ( 免税事業者からの仕入れも 仕入税額控除可 ) なお 上記 1 及び2については 買い手が事実に基づき追記できるものとする 偽りのの交付に対する罰則は設けない 納付税額の計算方法 現行どおり 適用税率ごとの取引総額に110 分の10 108 分の8を乗じて計算する 割戻し計算 を維持する 区分記載 売上税額の計算方法 (10% 対象 )11,000 円 10/110=1,000 円 (8% 対象 )10,800 円 8/108= 800 円 売上税額 1,000 円 +800 円 =1,800 円 売手 交付義務なし保存義務なし罰則なし 御中 11 月分 21,800 円 ( 税込 ) 11/1 牛肉 2kg 5,400 円 11/8 割りばし4 箱 5,500 円 21,800 円 (10% 対象 11,000 円 ) (8% 対象 10,800 円 ) 買手 仕入税額の計算方法 (10% 対象 )11,000 円 10/110=1,000 円 (8% 対象 )10,800 円 8/108= 800 円 仕入税額 1,000 円 +800 円 =1,800 円 売り手が発行したに 1 軽減税率の対象品目である旨と 2 税率ごとにした対価の額 ( 税込 ) の記載がない場合は 買い手が事実に基づき追記することで 仕入税額控除の要件を満たすものとする ( 経過措置 ) 売上税額の計算の特例 売上げを税率ごとに区分することが困難な中小事業者 ( 前々年又は前々事業年度の課税売上高が5 千万円以下の事業者 ) が 売上げの一定割合 ( 軽減税率売上割合 ) を 軽減税率対象品目の売上げとして計算する特例を設ける 軽減税率制度の実施から4 年間の特例 仕入税額の計算の特例 仕入れを税率ごとに区分することが困難な中小事業者が 仕入れの一定割合 ( 軽減税率仕入割合 ) を 軽減税率対象品目の仕入れとして計算する特例を設けるほか 簡易課税の事後選択を可能とする 軽減税率制度の実施から1 年間の特例 支払対価が 3 万円未満の場合や自動販売機から購入する場合 入場券など証拠書類が回収される場合 中古品販売業者が消費者から仕入れる場合など 等の交付を受けることが困難な場合は 現行どおり 帳簿への記載により仕入税額控除が可能 現行どおり せり売り 入札により行われるもの その他の媒介 取次を行う者により販売される場合は 媒介 取次を行う者が作成した等の保存により仕入税額控除が可能

適格等保存方式 適格等保存方式 等 登録を受けた課税事業者 ( 売り手 ) に対して 事業者から求められた場合の適格の交付 及び交付した適格の写しの保存を義務付ける ( 登録を受けた課税事業者のみ適格を交付できる ) 適格の記載事項 発行者の氏名又は名称及び登録番号 取引年月日 取引の内容 ( 軽減税率対象品目である場合にはその旨の記載を含む ) 税率ごとにした対価の額 ( 税抜又は税込 ) 及び適用税率 税率ごとの消費税額等 交付を受ける事業者の氏名又は名称 不特定多数の者に対して販売を行う小売業 飲食業 タクシー業等については 適格の記載事項を簡易なものとすることができる ( 適格簡易 ) 適用税率 及び 適用税率ごとの消費税額等 適用税率 又は 適用税率ごとの消費税額等 交付を受ける事業者の氏名又は名称 省略 売上に係る対価の返還等を行った場合 登録を受けた課税事業者 ( 売り手 ) に対して 対価の返還等の内容等を記載した適格返還の交付 写しの保存を義務付ける 買い手は 帳簿及び適格の保存を仕入税額控除の要件とする ( 免税事業者からの仕入れは 仕入税額控除不可 ) 適格 適格簡易又は適格返還の記載事項につき 電磁的記録での提供も可能 ( 電子インボイス ) 偽りの記載をした適格 ( 簡易 ) 適格 ( 簡易 ) であると誤認されるおそれのある書類の交付行為に対して罰則を設ける 納付税額の計算方法 売上税額 仕入税額の計算は 適格 に記載のある消費税額の 積上げ計算 ( 仕入税額については 帳簿上での積上げ計算も可能 ) と 適用税率ごとの取引総額に 110 分の 10 108 分の 8 を乗じて計算する 割戻し計算 のいずれかの方法によることができる ただし 売上税額を 積上げ計算 する場合には 仕入税額も 積上げ計算 ( 端数処理による益税を防止 ) 導入時期平成 35 年 (2023 年 )10 月 1 日から導入 ( 登録申請は平成 33 年 (2021 年 )10 月 1 日から ) 免税事業者が平成 35 年 (2023 年 )10 月 1 日を含む課税期間中に登録を受けることとなった場合には 登録を受けた日から課税事業者となる 売上税額の計算方法以下のいずれかの方法による 交付した適格に記載した税額を すべて集計 売上税額 1,000 円 +800 円 =1,800 円 適用税率ごとの課税売上高の額にそれぞれ税率を乗じて計算 (10% 対象 )11,000 円 10/110=1,000 円 (8% 対象 )10,800 円 8/108= 800 円 売上税額 1,000 円 +800 円 =1,800 円 ( 課税事業者 ) 売手 登録を受けた課税事業者のみ交付可能交付義務あり保存義務あり罰則あり 適格 御中 11 月分 20,000 円 ( 本体 ) 消費税 1,800 円 11/1 牛肉 2kg 5,000 円 11/8 割りばし4 箱 5,000 円 ( 経過措置 ) 免税事業者からの仕入れに係る控除の特例 免税事業者からの課税仕入れについては 適格等保存方式の導入後 3 年間は 仕入税額相当額の 80% その後の 3 年間は同 50% の控除ができる 自動販売機から購入する場合 (3 万円未満のものに限る ) や入場券など証拠書類が回収される場合 中古品販売業者が消費者から仕入れる場合など 適格の交付を受けることが困難な場合は 現行制度を基本的に維持し 帳簿への記載により仕入税額控除が可能 ( 適格等の保存は不要 ) ただし 3 万円未満の課税仕入れについて 等の保存を不要とする規定等は廃止 出荷者から委託を受けた受託者が卸売市場において卸売の業務として譲渡する生鮮食料品等や 生産者から委託を受けた農協等が無条件委託方式 共同計算方式により譲渡する農林水産物の場合は 当該受託者 農協等が作成した等 ( 電磁的記録で提供を受けたものも含む ) の保存により仕入税額控除が可能 20,000 円消費税 1,800 円 (10% 対象 10,000 円消費税 1,000 円 ) (8% 対象 10,000 円消費税 800 円 ) 登録番号 T1234 買手 適用税率ごとの取引総額を計算した上で 税率ごとの消費税額を算出 ( 端数処理は 一当たり 税率ごとに一回ずつ ) 仕入税額の計算方法交付を受けた適格に記載された税額をすべて集計 仕入税額 1,000 円 +800 円 =1,800 円 適格の保存が仕入税額控除の要件 適用税率毎の課税仕入れの総額から消費税相当額を割り戻して計算することも可能 ( 割戻し計算により売上税額を計算する場合に限る )

適格 の発行 仕入税額控除における 適格 等の保存の特例について 売上側 現行の売上に関する記帳義務の特例 ( 記載内容の一部省略 ( 売上先の名称 )) の対象範囲とほぼ同じ 1 適格 の発行が困難な場合として 交付義務が課されない場合 公共の鉄道 バス 船舶による旅客の運送 (3 万円未満のものに限る ) 出荷者が卸売市場において行う生鮮食料品等の譲渡 ( 出荷者から委託を受けた受託者が卸売の業務として行うものに限る ) 生産者が農協 漁協 森林組合等に委託して行う農林水産物の譲渡 ( 無条件委託方式かつ共同計算方式により生産者を特定せずに行うものに限る ) 自動販売機による販売 (3 万円未満のものに限る ) 郵便切手を対価とする郵便サービスの提供 ( 郵便ポストに差し出されたものに限る ) 2 適格簡易 の発行が可能な場合 小売業 飲食店業 写真業 旅行業 タクシー業 不特定多数の者に対して行う駐車場業 上記に準ずるその他不特定多数の者を対象とする一定の営業 3 媒介者等 による適格の交付を可能とする特例 媒介又は取次ぎに係る業務を行う者 ( 媒介者等 ) を介して行う課税資産の譲渡等について 委託者 媒介者等の双方が適格発行事業者であり 委託者が登録を受けている旨を媒介者等に通知する等の一定の要件を満たす場合には 媒介者等が自己の氏名又は名称及び登録番号を記載した適格を交付することができる 仕入側 現行の等の保存の特例制度の対象範囲と異なる部分は 二重下線部分 1 適格 又は 適格簡易 以外の書類等の保存により仕入税額控除が可能な場合 仕入側が作成する仕入明細書 仕入計算書等 ( 電磁的記録によるものも含む )( 適格 の記載内容と同様の内容が記載され 相手方の確認を受けたものに限る したがって 免税事業者から仕入れる場合は 登録番号 が記載できないため 記載要件を満たせず 仕入税額控除ができない ) 出荷者から委託を受けた受託者が 卸売市場において卸売の業務として生鮮食料品等の譲渡を行う場合に作成する 納品書等 ( 電磁的記録で提供を受けたものも含む ) 生産者から委託を受けた農協 漁協 森林組合等が 無条件委託方式 かつ 共同計算方式により生産者を特定せずに農林水産物の譲渡を行う場合に作成する 納品書等 ( 電磁的記録で提供を受けたものも含む ) 2 等の保存がなくても仕入税額控除が可能な場合 ( 帳簿への一定の記帳は必要 ) 〇等の交付を受けることが困難な場合として次に掲げる課税仕入れ 公共の鉄道 バス 船舶の運賃 (3 万円未満のものに限る ) 適格簡易の記載事項 ( 取引年月日を除く ) を満たす入場券等が使用の際に回収されるもの 古物営業を営む者が適格発行事業者でない者から買い受ける古物 質屋営業を営む者が適格発行事業者でない者から取得する質物 宅地建物取引業を営む者が適格発行事業者でない者から買い受ける建物 リサイクル業等を営む者が適格発行事業者でない者から買い受ける再生資源又は再生部品 自動販売機での購入 (3 万円未満のものに限る ) 郵便切手を対価として受ける郵便サービス ( 郵便ポストに差し出されたものに限る ) 従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費等 ( 出張旅費 宿泊費 日当及び通勤手当 ) 現行の等の保存の特例制度の対象範囲とほぼ同じ ( 現行 3 万円未満の課税仕入れ 及び 相手方に等の交付を請求したが 交付を受けられなかった場合 については等の保存を要しないこととされているが 適格 等の発行義務が課されることを踏まえ 廃止 ) 免税事業者等からの仕入れについては 仕入税額控除不可 ただし インボイス制度導入後 3 年間は仕入税額相当額の 80% その後の 3 年間は同 50% の控除を可能とする

適格等保存方式についての政省令での規定事項等 Ⅰ 適格等の作成 交付関係 1. 適格発行事業者の登録制度 適格発行事業者登録簿 への登載事項 氏名 名称 登録番号 登録 ( 取消 失効 ) 年月日 ( 法人の場合 ) 本店又は主たる事務所の所在地 登載事項はインターネットを通じて確認可能 ( 事業者から公表の申出があった場合には 個人事業者の主たる屋号 事務所の所在地等についても参考事項として確認可能 ) 登録番号の桁数等 法人については T+ 法人番号 個人事業者等については T+13 桁の数字 ( 個人番号は利用せず ) 2. 適格の交付免除 事業者が行う事業の性質上 適格を交付することが困難な以下の課税資産の譲渡等については その交付義務が免除される 1 公共交通機関である船舶 バス又は鉄道による旅客の運送として行われるもの (3 万円未満のものに限る ) 2 出荷者が卸売市場において行う生鮮食料品等の譲渡 ( 出荷者から委託を受けた受託者が卸売の業務として行うものに限る ) 3 生産者が農業協同組合 漁業協同組合又は森林組合等に委託して行う農林水産物の譲渡 ( 無条件委託方式かつ共同計算方式により生産者を特定せずに行うものに限る ) 4 自動販売機により行われるもの (3 万円未満のものに限る ) 5 郵便切手を対価とする郵便サービスの提供 ( 郵便ポストに差し出されたものに限る ) 3. 電子インボイスの保存方法 ( 電子帳簿保存法における保存方法に準じた方法 ) 正当な理由のない訂正削除を防止するため タイムスタンプを付す又は事務処理規程を定める等の一定の措置が必要 ( 受け手も同様の保存方法 ) ( ) 上記保存方法のほか 電子インボイスを紙出力したものによる保存も可能 4. 異なる 2 以上の税率区分の資産を同一の者に対して同時に譲渡等 ( 対価の返還等を含む ) した場合の対価の額の計算 資産の内容に応じ 税率の異なるごとに合理的に区分 合理的に区分されていないときは 資産の総額に占める税率区分ごとの資産の割合により按分 ( 区分記載等保存方式においても同様 ) 5. 適格等に記載する消費税額等の計算方法 次のいずれかの方法とし それぞれの方法により算出した金額の一円未満の端数を処理 ( 一当たり 税率区分ごとにそれぞれ一回 ) 1 取引の税抜価額を税率の異なるごとに区分してした金額に 100 分の 10( 軽減税率対象品目については 100 分の 8) 2 取引の税込価額を税率の異なることに区分してした金額に 110 分の 10( 軽減税率対象品目については 108 分の 8)

6. その他 適格等の記載事項について 税率ごとに等を分けて 交付することも可能 ( 区分記載等保存方式においても同様 ) 一定期間分の取引について等を作成する場合のと納品書 ( 請求明細書 ) など 相互の書類の関連が明確であり 受領者側において適格等の交付対象となる取引内容 ( 適格等の記載事項 ) を正確に認識できる方法で交付されている場合には 相互の書類全体で記載事項を満たすことも可能 ( 区分記載等保存方式においても同様 ) ( 注 ) この場合 それぞれの書類が 単独で 適格等であると受領者側に誤認されるおそれのある表示がなされないよう 留意する必要 媒介又は取次ぎに係る業務を行う者 ( 媒介者等 ) を介して行う課税資産の譲渡等について 委託者 媒介者等の双方が適格発行事業者であり 委託者が登録を受けている旨を媒介者等に通知する等の一定の要件を満たす場合には 媒介者等が自己の氏名又は名称及び登録番号を記載した適格を交付することが可能 Ⅱ 売上税額の計算 1. 適格又は適格簡易の写し ( 電子インボイスを含む ) を保存している場合には これらの書類に記載された消費税額等 ( 上記 Ⅰ5. により端数処理した後の金額 ) を積み上げて課税標準額に対する消費税額を計算することが可能 2. 現行の特例措置である課税標準額に対する消費税額の計算に関する経過措置 ( 積上げ計算の特例 ) については インボイス制度導入の際に上記 Ⅱ 1. のとおり移行して廃止 Ⅲ 仕入税額控除関係 1. 適格又は適格簡易以外の書類の保存により仕入税額控除ができる場合の当該書類の記載事項 仕入れを行った者が作成する仕入明細書 仕入計算書等 ( 相手方の確認を受けたものに限る )( 電磁的記録によるものも含む ) 記載事項 適格の記載事項と基本的に同じとし 課税仕入れの相手方の登録番号の記載を必要とする ( 相手方が免税事業者の場合には 登録番号がないため 記載事項を満たすことはできない ) 出荷者から委託を受けた受託者が 卸売市場において卸売の業務として生鮮食料品等の譲渡を行う場合に作成する 納品書等 ( 電磁的記録で提供を受けたものも含む )( 上記 Ⅰ2.2に掲げる譲渡に係るもの ) 記載事項 適格の記載事項のうち 適格発行事業者 ( 委託者 ( 出荷者 )) の氏名 名称 登録番号は 書類の作成者 ( 受託者 ) の氏名 名称 登録番号とする 生産者から委託を受けた農協 漁協 森林組合等が 無条件委託方式 かつ 共同計算方式により生産者を特定せずに農林水産物の譲渡を行う場合に作成する 納品書等 ( 電磁的記録で提供を受けたものも含む )( 上記 Ⅰ2.3に掲げる譲渡に係るもの ) 記載事項 適格の記載事項のうち 適格発行事業者 ( 委託者 ( 生産者 )) の氏名 名称 登録番号は 書類の作成者 ( 農協 漁協 森林組合等 ) の氏名 名称 登録番号とする

2. 帳簿のみの保存により仕入税額控除ができる場合の取引 次に掲げる課税仕入れについては 適格又は適格簡易の保存を要せず 一定の事項が記載された帳簿のみの保存により仕入税額控除が認められる 1 適格の交付義務が免除される上記 Ⅰ2.1に掲げる公共交通機関からのもの (3 万円未満のものに限る ) 2 適格簡易の記載事項 ( 取引年月日を除く ) を満たす入場券等が使用の際に回収されるもの 3 古物営業 質屋 宅地建物取引業 リサイクル業等を営む者が適格発行事業者以外の者から買い受ける一定のもの 4 自動販売機からのもの (3 万円未満のものに限る ) 5 郵便切手を対価として受ける郵便サービス ( 郵便ポストに差し出されたものに限る ) 6 従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費等 ( 出張旅費 宿泊費 日当及び通勤手当 ) 3. その他 不動産賃貸借契約等 継続的に資産の譲渡等が行われる取引等 その取引の都度等を受領しないものについては 一定の記載事項を満たした契約書と取引事実を証する一定の書類 ( 振込金受取書 通帳等 ) を併せて保存することで仕入税額控除を行うことも可能 Ⅳ 仕入税額の計算 ( 注 1. 課税仕入れに係る消費税額は原則として適格及び適格簡易に記載された消費税額等を積み上げて計算 ) する ( 注 1) 課税仕入れの都度 端数処理 ( 切捨て又は四捨五入 ) した後の課税仕入れに係る消費税相当額を帳簿に記載している場合には 帳簿上での積上げ計算が可能 ( 注 2) 上記 Ⅲ2. に掲げられる適格又は適格簡易の保存を要しない課税仕入れについては 当該課税仕入れに係る支払対価の額を基礎として消費税額等を計算し 1 円未満の端数につき税率の異なるごとに当該端数を切捨て又は四捨五入により処理する方法により計算 2. 売上げに係る税額の計算につき 上記 Ⅱ1. の適用を受けない場合 ( 割戻し計算の場合 ) は 仕入控除税額も割戻し計算が可能