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いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

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2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

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Microsoft Word - Ł¶‘Í.doc

1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

(市・町)        調査

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4. 調査票の回収状況 < 調査地域の調査対象数および有効回収数 回収状況など> 調査対象数 ( 地点数 ) 有効回収数 有効回収率 地域別構成 全体 6,(3) 3, 札幌市 32(16) 仙台市 18( 9) さいたま市

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問 32-2 うちエコ診断 を受けない理由 ( 問 32 で うちエコ診断は知っている ( 聞いたことがある ) が 受けたことはない と答えた方に ) あなたが うちエコ診断 を受けない理由として 次の中からいくつでも選んで番号を で囲んでください ( 回答者数 =73 人 )( 複数回答 ) (

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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第 1 部 施策編 4

第 1 章調査の概要 1 調査の目的 県民の結婚や子どもを持つこと 子育てに関する意識や現状を把握し 奈良県において子どもを 生み育てやすい環境づくりを進める取組を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した 2 調査の実施概要 (1) 調査対象 夫婦調査 : 平成 30 年 9 月 1 日現在

性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 24 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

公的統計の意義 利活用 公的統計の意義 公的統計は 国民にとって合理的な意思決定を行うための基盤となる重要な情報 ( 国民の共有財産 ) であり ( 統計法第 1 条 ) 国民経済の健全な発展及び国民生活の向上に寄与することを目的として作成 提供されるもの 特に 証拠に基づく政策立案 (EBPM)

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業務説明書 Lv1 Lv2 機能構成図 業務名 (Lv0) 資料番号版数日付国税関係業務 1 作成更新 Lv3 Lv4 Lv5 作成者 計画 連絡 報告 税務統計 納税者に関する情報収集 納税者基礎情報の整理 申告書用紙等の発送

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内閣府政府広報室の世論調査業務について 平成 30 年 6 月 内閣府大臣官房政府広報室 1

1 内閣府が実施する世論調査の概要 所掌事務 内閣府設置法第 4 条第 3 項 39 世論の調査に関すること 事業の目的 内閣府では 基本的な国民意識の動向や政府の重要施策に関する国民の意識を把握するために 世論調査を実施している 世論調査では 調査対象の縮図となるように 代表性を確保する必要性がある このため 標本調査を用いている 2

2 政府広報室が行う世論調査の種類 本体調査 国民生活や国 社会に関する国民の基本的な意識の動向を継続的に把握するために実施する調査 (10,000 サンプル 設問数 20 問程度 ) 各府省における重要施策の企画立案 行政運営上の参考とするために実施する調査 (3,000 または 5,000 サンプル 設問数 20 問程度 ) 附帯調査 重要施策等の企画立案に際し 戦略的かつ機動的に世論を把握することを目的として平成 16 年度より実施 通常の世論調査 (3,000 サンプル ) に 5~7 つ程度設問を追加して実施 3

3 調査対象 調査手法 < 調査対象 > 原則として 全国 18 歳以上の日本国籍を有する者 ( 選挙権年齢の引下げに伴い 平成 28 年以降対象年齢を 20 歳以上から 18 歳以上に変更 ) < サンプル抽出方法 > 層化 2 段無作為抽出法 < 調査手法 > 調査員による個別面接聴取法 4

4 世論調査の実施フロー 各府省庁テーマの調査目的 必要性 調査結果の利活用について内閣府に説明 以上の観点から テーマを選定国調査のお願い 内閣府政府広報室 政府の重要施策に関わるかどうか 各府省庁を横断して中立の立場から行う必要があるかどうか 事業者対象者のサンプリング 調査の実施 集計表の作成 民調査への回答内閣府政府広報室結果の公表分析 公表 5 政策の決定 実施 各府省庁調査結果から 国民の要望 意識を把握 利活用状況の把握 内閣府政府広報室

5 平成 29 年度実施世論調査一覧 サンプルサイズ 通常世論調査テーマ 附帯調査テーマ 第 1 回 10,000 国民生活 第 2 回 3,000 救急 竹島 第 3 回 3,000 障害者 尖閣諸島 第 4 回 3,000 移植医療 運転中の携帯電話使用 第 5 回 3,000 科学技術と社会 治安 第 6 回 3,000 人権擁護 第 7 回 3,000 外交 再配達問題 第 8 回 3,000 防災 運転免許証の自主返納制度等 第 9 回 5,000 家族の法制 第 10 回 3,000 自衛隊 防衛問題 HIV 感染症 エイズ 第 11 回 10,000 社会意識 6

6 回収率の推移 ( 回収率向上の取組 ) (%) 回収率 回収率向上のための取組 調査不能理由 ( 拒否 ) 調査不能理由 ( 一時不在 ) ( 備考 ) 平成 27 年度以前は調査対象は 20 歳以上 28 年度以降は 18 歳以上 調査不能には 一時不在 拒否 の他に 転居 病気 長期不在 などがある ( 年度 ) 内閣府の名称を提示した上の調査 調査協力依頼状の問い合わせ先として 内閣府の代表電話番号を記載 内閣府のホームページに世論調査の解説を記載 各自治体の住民相談窓口に照会対応の依頼文を送付 質問数の縮減 質問文の平易化 丁寧な照会対応 調査謝礼 (500 円分 ) をそれまでの図書カードからクオカードに変更 調査協力依頼状に附帯調査名を入れるように改善 7

7 世論調査の改善に向けた取り組み (1) インターネットモニター調査の試行実施 1. 平成 17 年度 : 国民生活に関する世論調査 の一部の質問をインターネットモニター調査でも試行実施 2. 平成 19~21 年度 : 国民生活に関する世論調査 をインターネットモニター調査でも試行実施 3. 平成 20 年度 : 社会意識に関する世論調査 をインターネットモニター調査でも試行実施 回答者のインターネット利用状況の違い及び調査手法の違い ( ネット調査の対象者が事前に登録されたモニターから抽出されていることも含む ) により 面接調査とインターネットモニター調査では回答傾向が大きく異なった 郵送調査の試行実施 1. 平成 22 25 26 年度に 社会意識に関する世論調査 の郵送調査を試行実施 (1) 平成 22 年度の回収率は面接調査の方が高かった ( 面接調査 64.3% 郵送調査 56.2%) (2) 平成 25 26 年度では 有識者検討会委員のご指導をふまえ 依頼状 調査票のレイアウトを 大きく変更 督促はがきに加えて督促調査票も送付 回収率が面接調査よりも全年代で上昇 面接調査と郵送調査では162 項目中 25 年度は45 項目 26 年度は67 項目で有意な差があった ( 平成 25 年度 : 面接調査 61.9% 郵送調査 75.3%) ( 平成 26 年度 : 面接調査 60.1% 郵送調査 76.6%) 8

7 世論調査の改善に向けた取り組み (2) 郵送調査の試行実施 ( つづき ) 2. 平成 28 年度は 社会意識に関する世論調査 の面接調査時に一時不在だった者 (1,538 人 ) に郵送調査を実施し どの程度回答が得られるか等を検証 有効回収率 38.9% 598 人から回答を得た 通常の面接調査の対象者 (10,000 人 ) の6.0% に相当 有識者検討会の開催 ( 平成 25 26 年度 ) 調査票の改善 実査の改善 郵送調査の活用等について議論 議論を踏まえ 平成 27 年度より 調査票の作成前に各府省庁に対し 政策の方向性 政策推進のため必要となる国民意識 調査結果の見通し 質問事項と選択肢の概要を記入する 質問設計表 を作成してもらうことにした 9

8 政策への活用例 (1) 男女共同参画社会に関する世論調査 ( 平成 28 年度 ) 第 4 次男女共同参画基本計画 ( 平成 27 年 12 月 25 日閣議決定 ) において 男女共同参画社会 女子差別撤廃条約 の周知度が成果目標の一部 仕事と生活の調査 ( ワーク ライフ バランス ) との周知度 夫は外で働き 妻は家庭を守るべきである という考え方が参考指標の一部となっており これらのフォローアップに活用 男女共同参画会議 男性の暮らし方 意識の変革に関する専門調査会報告書 ( 平成 29 年 3 月 ) において 男性が家事 育て 介護 地域活動に積極的に参加するために必要なこと の結果を活用 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会報告書 ( 平成 29 年 3 月 ) において 女性に対する暴力で最も対策が必要なもの JKビジネスのような営業への問題意識 JKビジネスから子供が被害に遭うのを防ぐために必要なこと の結果を活用 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) レポート2016 において 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) という用語の周知度 仕事と生活の調和が実現した社会についての1 年前との比較 仕事と生活の調和の希望と現実 の結果を活用 平成 29 年版 男女共同参画白書 において 夫は外で働き 妻は家庭を守るべきである という考え方に対する意識の結果を活用 平成 29 年版 労働経済の分析 において 女性が職業をもつことに対する意識 の結果を活用 10

8 政策への活用例 (2) がん対策に関する世論調査 ( 平成 28 年度 ) 有識者や患者で構成されるがん対策推進協議会において 第 3 期がん対策推進基本計画 の検討のために活用 第 3 期がん対策推進基本計画 ( 平成 30 年 3 月 9 日閣議決定 ) において がん検診を受けない理由 緩和ケアを開始すべき時期 がんの治療法や病院についての情報源 仕事と治療等の両立について 両立に必要な取り組み の結果を活用 11

8 政策への活用例 (3) 救急に関する世論調査 ( 平成 29 年度 ) 平成 29 年度 救急業務のあり方に関する検討会 において結果を報告 救急業務のあり方に関する検討会報告書 ( 平成 30 年 3 月 ) において 119 番による緊急性判断を受け入れるか 119 番による緊急性判断判断の条件 救急隊による緊急性判断を受け入れるか 救急隊による緊急性判断の条件 の結果を活用 平成 29 年版消防白書において 救急安心センター事業 ( 7119) 推進への考え方 の結果を活用 救急安心センター事業 (#7119) を全国に展開するための PR 資料等に活用 12

9 広報への活用例 (1) (%) 100 80 60 40 20 自分は特殊詐欺の被害にあわないと思う 47.9 54.9 28.2 27.0 47.3 44.5 35.7 34.7 37.9 42.9 30.7 50.7 0 18~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~69 歳 70 歳以上どちらかといえばあわないと思う自分は被害にあわないと思う ( 備考 ) 特殊詐欺に関する世論調査 ( 平成 29 年 ) より作成 自分は特殊詐欺の被害にあわないと思う高齢者が多いことを受け 高齢者の消費者被害防止キャンペーンを展開 (TVCM ネット動画等 ) クレジットカードの安全な利用について 認知度が 5 割程度であったことなどを参考に ネット動画を作成 ( 備考 ) クレジットカード取引の安心 安全に関する世論調査 ( 平成 28 年 ) より作成 IC カード決済もしくは暗証番号の入力が安全であることを 両方知っていた 及び どちらかを知っていた と答えた人の割合 運転経歴証明書の認知度が 5 割程度であったことを受け 新聞記事下広告を掲載 ( 備考 ) 運転免許証の自主返納制度等に関する世論調査 ( 平成 29 年 ) より作成 運転経歴証明書を 知っていた と答えた人の割合 13

9 広報への活用例 (2) 80 (%) 竹島への関心度 70 60 50 71.1 平成 26 年度 59.3 平成 29 年度 竹島 尖閣諸島への関心が 3 年前よりも低下したことを受けて 領土広報を強化 記事下広告 雑誌広告 インターネットバナー広告等を実施 (%) 尖閣諸島への関心度 80 73.7 70 62.2 60 50 平成 26 年度 平成 29 年度 ( 備考 ) 竹島に関する世論調査 尖閣諸島に関する世論調査 ( 平成 29 年 ) より作成 14