[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 米国主要企業の1~3 月期決算の動向 8 英総選挙 : 保守党が予想外の単独過半数確保 10 Ⅲ. 参考資料 12 今週 来週の主要経済指

Similar documents
[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 日銀のETF 購入動向と株式市場への影響 8 国債市場の不安定化と金融政策 10 Ⅲ. 参考資料 12 今週 来週の主要経済指標 12 月

サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

○ユーロ

untitled

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 内外経済の中期見通し (2015 年 7 月 24 日発表 ) 8 Ⅲ. 参考資料 10 今週 来週の主要経済指標 10 月次 四半期のス

米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

Economic Indicators_  定例経済指標レポート

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

3_2

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 国内経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 6 低金利長期化による副作用への警戒を強める日銀 6 イラン制裁を前に下落する原油相場 7 Ⅲ. 参考資料 8 今週 来週の主要経済指標 8

<4D F736F F F696E74202D E835A838B94C5817A837D815B B834A E738FEA816A2E >

経済金融・情勢資料  15年7月 

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 6 月金融政策決定会合の主な意見 8 Ⅲ. 参考資料 10 今週 来週の主要経済指標 10 月次 四半期のスケジュール 12 今週の金融市

わが国の経済・物価情勢と金融政策

<4D F736F F D20819A819A8DC58F49835A C C8E816A2E646F63>

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 不安定な動きが続く米国株式市場の見通し 8 パウエルFRB 新議長デビュー 10 Ⅲ. 参考資料 11 今週 来週の主要経済指標 11 月

参考資料いちよし証券投資情報部 2019 年 10 月 7 日 極端な悲観相場の修正へ 業績の下方修正リスクも織り込み 日米経済指標に注目 最終ページに お客様にご確認いただきたい重要な注意事項を記載しております 必ずご確認ください

untitled

Microsoft Word ECB利下げ.doc

今月の経済金融情勢2018年11月30日号

nichigingaiyo

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

マネーマーケットマンスリー 2018年3月

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 5 月議事録の予告どおり 再投資縮小計画を発表した6 月 FOMC 8 ECBは緩和策からの脱却に向かえるか 9 Ⅲ. 参考資料 11 今

Microsoft Word doc

Microsoft Word

今月の経済・金融情勢

スライド 1

Glo

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

Microsoft PowerPoint - Pictet_Market_Flash_ (直近の下落).pptx

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 国内経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 6 1~3 月期米企業業績動向 6 通貨急落に直面するアルゼンチン 8 Ⅲ. 参考資料 10 今週 来週の主要経済指標 10 月次 四半期のス

月例経済報告

金融市場ウィークリー 2016 年 4 月 22 日 28 日合併号 [ 経済 金融市場動向 ] 金融市場見通し 内外経済指標 株高 債券安を支援する原油相場が注目材料 FOMC の利上げ見送りは株高材料だが割高感から米株の上値は重い 日銀の追加緩和を巡り振れる展開に留意 [ トピックス ] 201

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 日銀短観 (12 月調査 ) 8 日銀の次の一手は春闘の結果を見極めてから 10 Ⅲ. 参考資料 11 今週 年末 年始の主要経済指標 1

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

マネーマーケットマンスリー

金融市場ウィークリー 2017 年 4 月 7 日号 [ 経済 金融市場動向 ] 金融市場見通し 内外経済指標 米経済指標は底堅く推移する見込みだ 米国の政策の不透明感は残存し リスクオンの動きは限定的に 米金利は横ばい ドルは上値が重い展開を予想 [ トピックス ] 日銀短観 (3 月調査 ) 輸

月例経済報告

Microsoft Word - 49_2

Economic Indicators_  定例経済指標レポート

[000]目次.indd

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 国内経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 6 Brexitの現状整理と展望 6 米中貿易摩擦が招く新興国不安 8 Ⅲ. 参考資料 9 今週 来週の主要経済指標 9 月次 四半期のスケジ

< E97708AC28BAB82C982C282A282C42E786C73>

資料1

今月の経済金融情勢2018年12月25日号

国内短期金利

オーバルネクスト ETF 情報 2010 年 2 月 15 日号 ( 株 ) オーバルネクスト 東京都中央区日本橋兜町 13-2 TEL 03(5641)5777

FOMC 2018年のドットはわずかに上方修正

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 マネーフローとドル円相場 8 輸出は高品質化で稼ぐ時代に 9 Ⅲ. 参考資料 11 今週 来週の主要経済指標 11 月次 四半期のスケジュ

<4D F736F F F696E74202D20837D815B B834A E738FEA816A2E B8CDD8AB B83685D>

PowerPoint プレゼンテーション

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 国内経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 6 アジアの債務拡大に伴うリスク 6 金利上昇リスクを考える 8 Ⅲ. 参考資料 9 今週 来週の主要経済指標 9 月次 四半期のスケジュール

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 国内経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 6 米韓通商交渉の最近の動向 6 財政健全化計画の見直しに向けて 8 Ⅲ. 参考資料 10 今週 来週の主要経済指標 10 月次 四半期のスケ

中国:PMI が示唆する生産・輸出の底打ち時期

マネーマーケットマンスリー 2018年12月

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 イタリア総選挙後の情勢展望 8 ドイツでは新政権が発足へ 10 Ⅲ. 参考資料 11 今週 来週の主要経済指標 11 月次 四半期のスケジ

スライド 1

チーフエコノミスト : 高田創 [ 経済予測チーム ] 山本康雄 ( 全体総括 ) 米国経済小野亮 山崎亮

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

ファンダの鬼・柳澤 浩と小杉 篤諭の「ファンダメンタルズの学び方、活かし方セミナー!」

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

経済・物価情勢の展望(2018年1月)

金融政策決定会合における主な意見

2017年上半期の為替相場展望

Outlook201609

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

3. 資産購入プログラムの円滑な実施に向けた選択肢が検討されることに上述の通りECBの景気 物価見通しがほぼ変わらない中 記者会見においてドラギ総裁は 実施期間の延長や購入規模の拡大などは議論していない ことを明かした 理事会の前には 9 月理事会で資産購入プログラムの実施期間が延長されると予想する

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

Invesco Australian Bond Fund (Monthly)

Outlook201806

PowerPoint プレゼンテーション

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

Outlook201608

経済・物価情勢の展望(2017年7月)

当面の金融政策運営について(貸出増加支援資金供給の延長等、12時29分公表)

Microsoft Word - 20_2

Invesco Premia Plus Fund

43_1

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

1. トピック : 米国金融政策と通商政策は 次の ステージへ 6 月 FOMC は 0.25% 利上げ フォワードガイダンスを大幅変更漸進的とは言え 利上げ一直線のみの方針に長期水準を超えるタイミングが 2020 年から 2019 年に 2019 年からは 毎回記者会見を実施今後の焦点は緩和的スタ

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

米労働市場は直近の回復基調に変化なし ~FRB出口政策への影響は限定的~

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

13_2

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

低インフレ 乏しい利上げ観測労働市場に目を向けると 8 月の失業率は約 年ぶりの低水準となる5.3% に低下した 雇用者数も伸びており 一部では技術者不足の声も聞かれる RBAは今後数年 失業率は自然失業率とされる5.% を目指して低下が続くとの見方を示している ただ 賃金の上昇率は ~ 月期が前年

Transcription:

金融市場ウィークリー 2015 年 5 月 15 日号 [ 経済 金融市場動向 ] 金融市場見通し 内外経済指標 来週にかけての金融市場は 欧米長期金利にらみの展開が続こう 米長期金利は横ばい圏でのもみ合いが予想され 株 為替市場も方向感は出にくい [ トピックス ] 米国主要企業の 2015 年 1~3 月期決算の動向 米国の主要企業の 2015 年 1~3 月期決算は総じて事前予想比良好であった 業種別にはドル高の悪影響が懸念された業種でポジティブサプライズが相次いだ 英総選挙 : 保守党が予想外の単独過半数確保 英総選挙は 与党保守党と スコットランド国民党の大勝という結果に終わった 保守党勝利で 英国の EU 離脱を問う国民投票実施の可能性は高まった

[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 米国主要企業の1~3 月期決算の動向 8 英総選挙 : 保守党が予想外の単独過半数確保 10 Ⅲ. 参考資料 12 今週 来週の主要経済指標 12 月次 四半期のスケジュール 14 今週の金融市場の動き 17 最新リポート一覧 18 マーケット時流潮流 中国経済の下振れリスク調査本部本部長代理長谷川克之中国経済の減速懸念が強まっている 今週発表の景気指標 (4 月 ) は生産 投資 小売り等 軒並み市場予想を下回った 貸出やマネーサプライ等の金融指標も然りだ M2の前年比伸び率は 10.1% と 中国としては過去最低を更新した 先週末の中国人民銀行の利下げも合点がいく デフレ懸念も根強い 物価の前年比伸び率は 消費者物価こそは2% 弱を維持しているが 生産者物価を見ると3 年以上もマイナスの状況が続いており ここ4カ月は 4% 台で推移している 物価の総合的な動きを示すGDPデフレーターは本年 1~3 月期にはマイナスに落ち込んだ 実体経済が悪化する中で 企業の信用状況も悪化している 米系大手格付機関 2 社による中国での格下げが年初来急増している 実際 中国企業によるデフォルトも徐々に増えつつある 銀行の不良債権残高も前年比 5 割超の急上昇 大手行の1~3 月期の決算では金利自由化と金融緩和に伴う利鞘縮小 信用コスト負担等から増益率が大幅に鈍化している 銀行株の値動きも冴えない こうした中では更なる追加緩和は時間の問題だろう 実質金利は未だ高いと考えられ 預金準備率も二桁台の後半と明らかに高い 金融緩和はまだまだ序の口かもしれないが 気になるのは金融緩和効果が減殺されてしまっている可能性があることだ 事実上ドルにペッグしている人民元は ドル高が進めば貿易量で加重平均した実効レートベースでは金融緩和にも係らず人民元高になってしまう 最近では 資本流出への警戒か はたまた 今後のSDR(IMFの特別引出権 ) 配分への布石か 許容される対ドルでの僅かな変動幅内でもほぼ横這いとなっている ソフトランディングがメインシナリオだか 中国経済の下振れリスクの高まりには警戒が必要だ

^ ~ 今週の注目チャート ~ ( 倍 ) 3.5 3.4 3.3 3.2 3.1 3.0 2.9 2.8 2.7 2.6 日銀国債買入れオペ応札倍率の推移 年初以降やや低下 2.5 14/10 14/12 15/02 15/04 ( ) 残存期間 5~10 年の国債買入れオペ応札倍率 ( 過去 3 カ月平均 ) ( 資料 ) 日銀よりみずほ総合研究所作成 ( 年 / 月 ) 解説 日銀の国債買入れオペ( 残存 5~10 年 ) の応札倍率の推移を過去 3 カ月平均で見ると 年初以降やや低下している 国債買入れの持続性を懸念する見方もあるが 年初以降の長期金利上昇によるボラティリティの高まりで市場の売買高が減少したことも倍率低下の要因と考えられる 但し 年初以降は応札倍率が 1 倍台となった買入れオペもあり 今後の動向に留意が必要だ 日銀の ETF 保有残高と上限 日本株の下落局面で実施される日銀による ETF 購入 ( 兆円 ) 8.0 7.0 6.0 ETF 保有残高 ETF 保有残高上限 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 量的 質的金融緩和導入 追加緩和 0.0 10/11 11/11 12/11 13/11 14/11 15/11 ( 注 ) 保有残高は 2015 年 5 月 14 日時点 ( 資料 ) 日本銀行より みずほ総合研究所作成 解説 今週は前場に下落基調が強まった 12 日から 14 日の 3 営業日連続で日銀が ETF を買入れ 日本株 の良好な需給環境に伴う下値の堅さが確認された 昨年 10 月末の追加緩和で ETF 保有額の増加ペースの拡 大を決定後 日銀は 1 回あたりの ETF 購入額を増額している しかし 2015 年末時点の保有残高の上限ま で買入れ余力は 2 兆円近く残っており 当面日本株の下支え効果を発揮しそうだ ( 年 / 月 ) 1

ユーロドル相場と関連指標 ユーロ反発の背景に底打ちした原油相場 ( ユーロ / ハ レル ) 90 原油相場 ( ユーロ建てブレント価格 左目盛 ) 1.70 80 期待インフレ率 ( 右目盛 1) 1.65 ユーロ圏の5 年先 5 年インフレスワップ フォワードレート 70 右目盛 1 1.60 (%) 60 2.1 1.55 2.0 1.50 右目盛 2 50 1.9 (%) 1.45 1.2 40 1.8 右目盛 1.40 3 1.7 1.0 ( ト ル / ユーロ ) 30 1.35 1.6 0.8 20 1.30 1.5 0.6 1.25 10 0.4 1.20 0 独 10 年債利回り ( 右目盛 2) 0.2 1.15-10 0.0 1.10-20 ユーロドル相場 ( 右目盛 3) 1.05 原油相場インフレ期待ドイツの長期金利ユーロドル相場 -30 14/7 14/9 14/11 15/1 15/3 15/5 ( 15/7 年 / 月 ) ( 資料 )Bloomberg 1.00 解説 ドイツの長期金利が上昇し 市場の注目を集めている ドイツの 10 年債利回りは ECB の量的緩和 を受けて低下傾向にあったが 4 月下旬から上昇基調に転じると僅か 3 週間余りで 60bp 以上上昇し ユーロ ドル相場も反発する展開となっている ドイツの金利上昇の一因にはインフレ期待の持ち直しがあると見ら れ 米国での生産調整の予想を受けた原油相場の上昇が影響していると考えられる 株価の長期推移 中国の突出した株高は持続するか? (2009/3 末 =100) 250 230 210 新興国株 (MSCI エマージング指数 ) ダウ平均上海総合ユーロ ストックス 190 170 150 130 110 90 70 08 09 10 11 12 13 14 15 ( 年 ) ( 資料 )Bloomberg 解説 中国株は昨年後半から急速な上昇基調が続いているが 短期的には 4 月下旬をピークにそれまでの株高トレンドに一服感が見られる 長期低迷から脱した昨年後半以降も 中国経済の減速傾向は変わっておらず 急速な株高の持続性を問題視する見方もある 今週は利下げが実施され株価も反発したが 先週の調整を相殺するまでには至らなかった 景気と乖離しながら進んだ中国の株高について 先行きが懸念される 2

Ⅰ. 経済 金融市場動向 ~ 金融市場見通し ~ 来週も引き続き欧米金利 にらみの展開 今週の金融市場では 債券価格は下落 株価は概ね横ばい圏でのもみ合い 為替市場ではドルが下落した 今晩以降も引き続き欧米金利動向睨み で 経済指標に振らされ易い展開が予想される FOMC 議事録では 利上げが金融市場に与える影響への議論に注目 今晩以降 米国では 5 月のミシガン大学消費者信頼感指数 (5/15) 4 月の鉱工業生産 ( 同 ) 5 月のNY フィラデルフィア連銀景況感指数(5/15 21) などの経済指標が発表される 企業関連指標は低迷が続く一方 消費 関連指標は底堅さを維持する見込み FOMC 議事録 (5/20) では 米利上げが金融市場へ与える影響に関する言及があるかなどに注目したい 日本の 1~3 月期 GDPは増加 欧州では 5 月のPM Iに注目 日本では 1~3 月期 GDP 成長率 (5/20) が発表される みずほ総合研究所では前期比 +0.4% と 市場予想と同程度の成長を予想している 欧州では 5 月の合成 PMI(5/21 速報値) が発表される 足元でユーロ圏の 消費環境には減速の兆しもあり サービス業 PMIの変化が注目される ギリシャ情勢については 来週 債権者との合意に至る可能性は低い 米長期金利はもみ合い 日米株も欧米金利や米経済指標にらみ 米 10 年国債利回りは 2.3% 台を中心としたもみ合いを予想する イエレン議長が先週示した利上げに伴う長期金利上昇リスクが FOMC 議事録でも言及されれば金利上昇に繋がる可能性はある しかし 金利上昇局面では 内外投資家の押し目買いも出やすい 経済指標も強弱まちまちの内容が見込まれ 来週は長期金利に方向感を与えるまでには至らないだろう 日本の10 年国債利回りは 先週来の急上昇の反動から 今晩以降は低下含みの展開を予想する 日米株は 上下に振れやすい地合いが続こう 米国株は 米経済指標や長期金利にらみで 米国債同様に方向感が出づらい 日本株は 決算発表がほぼ一巡し 海外市場動向に反応しやすい ドル円 ユーロドルともに来週は方向感出にくい 内外株や債券市場同様に ドルは対円 対ユーロでもみ合う展開を予想している 為替市場は今週の米小売統計に大きく反応しており 米経済指 標への注目は高まりそうだ しかし 今晩以降の米経済指標にサプライズが無ければ 為替相場も方向感が出るには至らないだろう ( 吉田健一郎 ) 来週の予想 内外金利 内外株式 為替 項目 予想レンジ USD LIBOR 3カ月 (%) 0.265 ~ 0.285 米 10 年国債 (%) 2.10 ~ 2.40 円 TIBOR 3カ月 (%) 0.16 ~ 0.18 10 年国債 (%) 0.35 ~ 0.45 ダウ平均 ( ト ル ) 17,800 ~ 18,400 NASDAQ 総合指数 ( ホ イント ) 4,900 ~ 6,000 日経平均 ( 円 ) 19,200 ~ 20,100 TOPIX( ホ イント ) 1,570 ~ 1,650 円 / ドル 118.0 ~ 121.0 ドル / ユーロ 1.110 ~ 1.155 円 / ユーロ 133.0 ~ 138.0 3

~ 金融市場レビュー ~ < 内外金利動向 > 日米独 10 年国債利回りは上昇後やや低下 < 内外株式動向 > 日米株とも米雇用統計と金利上昇一服を受けて上昇 日本株は良好な需給環境も投資家心理を下支え < 為替動向 > ユーロ高方向への揺り戻しが続くユーロドル相場 < 新興 資源国動向 > 株価は上値が重く 通貨は世界的なドル安を受けて対ドルレートが増価 先週末以降の米 10 年国債利回りは 独国債利回りの上昇などを受け一時 2.3% 台半ばまで上昇した 4 月の米雇用統計 (5/8) や小売売上高 (5/13) など経済指標は市場予想を下回る結果となった 週後半は良好な国債入札結果などを受け利回りがやや低下している 独 10 年国債利回りは 0.7% 台に上昇した 1~3 月期のユーロ圏 GDP(5/13) が小幅に加速するなど 景気回復が意識され易い状況が続いている 日本の 10 年国債利回りは 欧米金利の上昇や 10 年国債入札 (5/12) が低調な結果となったことを受け 0.4% 台半ばに上昇した 30 年国債入札 (5/14) もやや弱めの結果となったが 入札後は買戻しの動きから利回りがやや低下している ( 野口雄裕 ) 先週末以降の米株式相場は上昇した 4 月の米雇用統計 (5/8) は非農業部門雇用者増加数が前月から持ち直したものの 早期の利上げを意識させる程良好な内容ではなかったことが好感され株価は大幅に上昇した その後は長期金利の上昇に対する警戒感が強まり上値の重い展開となったが 週末にかけては金利上昇一服とともに大幅に上昇した 日本株は上昇した 雇用統計後の米株高を受けて上昇基調を強めた 上値では利益確定売りに押される場面もあったものの 日銀が 3 日連続でETFの買入れを実施し 良好な需給環境から底堅い展開となった 週末は米株が再び最高値圏に戻し安心感が広がり 日本株も上昇幅を拡大させた ( 大塚理恵子 ) 為替相場は今週もユーロ高基調を維持している 週初は 米国の長期金利が上昇したことを受けて先週半ば以降のドル安ユーロ高の流れが続いたものの ドイツの長期金利が今週も上昇していることなどから その後は再びドル安ユーロ高方向で推移した 米国の 4 月の小売売上高 (5/13) が予想を下回る結果であったこともあり ユーロドル相場は足元で1ユーロ =1.14 ドルを上回る展開となっている ドル安方向への振れは ドル円相場でも見られた 週前半は1ドル=120 円前後で落ち着いた値動きを見せていたものの ユーロドル相場と同様に低調な米国の小売売上高の発表を受けて 一時 1ドル=119 円台を下回る展開となった ( 井上淳 ) 新興国では金融緩和の動きが続いている 今週も 中国が貸出基準金利と預金基準金利の引き下げを実施し (5/11) その影響から中国株は先週末より値を上げている ただし 先週の調整を取り戻すまでには至っておらず 4 月下旬につけたピークを下回ったままとなっている 株安基調に転じたとまでは言えないものの 利下げ直後の反発は限定的だったと評価できよう また 中国株に限らず ASEAN や NIEs などのアジア株についても上値の重さが目立つ展開が続いている 新興国株は 4 月に見られた持ち直しが総じて一服している 一方 通貨は世界的なドル安を受けて反発しており 特にユーロ高につられた中東欧通貨が増価している ( 井上淳 ) 4

~ 内外経済指標の解説と予測 ~ < 国内 > 企業マインドは緩やかに改善 経常収支は大幅に改善 実質 GDPは 2 四半期連続でプラス 機械受注は 3 カ月ぶりの前月比プラス 4 月の景気ウォッチャー調査 (5/13) は景気の現状判断 DIが53.6(50が景気の良し悪しの境目 ) と前月から1.4ポイント上昇し 5カ月連続の上昇となった 雇用関連が5カ月ぶりに低下したが 家計動向関連 企業動向関連が上昇した 家計動向関連では 賃上げが消費の押し上げに寄与しているほか 旧正月後も外国人観光客が順調に増加しているといったコメントがみられた なお 北陸新幹線の開業効果もあり 北陸の現状判断 DI (59.9) は全地域で最も高い水準となった 3 月の国際収支 (5/13) は 経常収支 ( 季節調整値 ) の黒字額が2 兆 663 億円と前月 (6,061 億円の黒字 ) から大幅に増加した 米国向け EU 向けを中心に輸出が増加する一方 輸入が大幅に減少し 貿易収支が大幅に改善したことが経常収支の黒字幅拡大につながった 来週は実質 GDP(1 次速報 ) や機械受注統計などが発表される 1~3 月期の実質 GDP(1 次速報 )(5/20) は 前期比 +0.4% 年率 +1.6% と 2 四半期連続のプラス成長を予測する 輸出の増加が続いたほか 設備投資が緩やかに持ち直したとみられる もっとも 個人消費が小幅な増加にとどまる中で 在庫投資が大幅なプラス寄与に転じるなど 景気回復の力強さには欠ける内容となった見込みである 3 月の機械受注 ( 船舶 電力を除く民需 )(5/18) は 前月比 +2.2%(2 月同 0.4%) と予測する 月々の振れを均してみれば 製造業が増加傾向にあることに加え 非製造業からの受注も上向いてきており 1~3 月期は内閣府見通し ( 前期比 +1.5%) を達成するとみられる ( 川口亮 ) 実質 GDP 成長率の推移 機械受注 ( 船舶 電力除く民需 ) の推移 ( 前期比 %) 3 公的需要 2 実質 GDP 成長率 1 0 外需 予測 (2010 年 =100) 140 135 130 125 3 カ月後方移動平均 月次 予測値 1 120 2 3 民間在庫投資 家計 ( 消費 + 住宅 ) 115 110 105 4 5 民間設備投資 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 2013 2014 2015 ( 注 )2015 年第 1 四半期はみずほ総合研究所による予測値 ( 資料 ) 内閣府 国民経済計算 ( 期 ) ( 年 ) 100 95 90 12/01 13/01 14/01 15/01 ( 年 / 月 ) ( 注 )2015 年 3 月の値はみずほ総合研究所による予測値 ( 資料 ) 内閣府 機械受注統計調査報告 5

< 海外 ( 米国 )> 先週末以降発表された経済指標は 経済への寒波による悪影響ははく落 したが その後の持ち直しテンポは足元緩やかであることを示している 雇用統計は底堅い結果 3 月の急減は悪天候による一時的なものであったことを示唆 4 月の雇用統計 (5/8) では 非農業部門雇用者数が前月差 +22.3 万人と 増加基調に復している 天候の影響を受けやすい建設業や外食サービスの雇用が増加に転じたことは 3 月の急減が悪天候による一時的なものであったことを示唆している 失業率は 4 月に 5.4% まで低下し 代替的失業率も低下傾向を維持している 週当たり賃金は前月比 +0.1% と緩やかな上昇率にとどまったが 労働需給は改善傾向にあるといえよう 4 月の小売売上高は前月から横ばい推移 一方 小売売上高 (5/13) は 3 月実績が前月比 +0.9% から同 +1.1% に上方修正されたものの 4 月は横ばいとなった コア小売 ( 自動車 ガソリ ン 建材 造園関連を除く小売 ) は同 +0.1% と緩やかな増加を示した 住宅関連指標は良好な結果を示す見込み 製造業部門の指標は緩やかな改善を予想 来週発表となる住宅関連指標は 良好な結果となる見込みだ 住宅着工件数は 悪天候の影響のはく落を背景に持ち直し 中古住宅販売件数も堅調さを示すと予想する 一方 製造業部門の指標は緩やかな改善を示す結果となろう 4 月の鉱工業生産指数 (5/15) は小幅な増産となる見込みで 5 月の連銀製造業業況指数 ( ニューヨーク :5/15 フィラデルフィア:5/21) は 製造業業況の緩やかな改善を示唆すると予想している FOMC 議事録では 経済 物価の持ち直しに関する議論がポイントに 5 月 20 日には 4 月 FOMC(4/28 29) の議事録が発表となる 声明文では景気判断が下方修正されたものの その背景として一時的な要因への指摘がみられた 議事録では今後の経済と物価の持ち直しに対する見方に関 する議論が重要なポイントになろう 来週発表となる 4 月のコア消費者物価指数 (5/22) は 前月比緩やかな上昇にとどまる見込みだ ( 山崎亮 ) 非農業部門雇用者数 小売売上高 ^ ( 前月差 千人 ) 700 サービス ( 除く外食 )+ 政府製造業 600 鉱業建設業 + 外食 500 非農業部門合計 400 300 建設業 + 外食が増加に転じ 3 月の急減が寒波による一時的なものであったことを示唆 ( 前月比 %) 2.0 コア小売建材 造園 1.5 1.0 0.5 小売売上高 自動車 部品 ガソリン 3 月は前月比 +1.1% に上方修正された一方 4 月は前月から横ばいの推移 200 0.0 100 0.5 0 1.0 100 2014/4 2014/7 2014/10 2015/1 2015/4 1.5 ( 年 / 月 ) 2014/4 2014/7 2014/10 2015/1 2015/4 ( 資料 ) 米国労働省より みずほ総合研究所作成 ( 資料 ) 米国商務省より みずほ総合研究所作成 ( 年 / 月 ) 6

< 海外 ( 欧州 )> 今週発表された経済指標は ユーロ圏及び主要国が 1~3 月期も緩やかな 景気回復を続けたことを示した 1~3 月期のユーロ圏成長率はやや加速 フランスやイタリアの停滞感は払拭されつつある状況ギリシャの資金繰りは更に悪化 5 月のPMIが来週の注目点 1~3 月期のユーロ圏 GDP(5/13) は 前期比 +0.4% と 10~12 月期 ( 同 + 0.3%) から小幅に加速した 現時点で需要項目別の内訳は不明だが 個人消費が成長の牽引役となった模様である 国別にみると ドイツは減速したが 堅調な回復傾向を維持した フランスやイタリアは成長率がプラス圏に浮上しており 停滞局面から脱しつつあると判断される スペインは一段と加速し 景気の好調さが際立っている 3 月のユーロ圏鉱工業生産 (5/13) は 前月比 0.3% と減少した 均せば増産傾向だが 前月と同様 アイルランドの大幅増産が全体を大きく押し上げた点に留意が必要だ ( ユーロ圏全体に対する同国の寄与度は+0.4%pt 程度 ) この点を考慮すると ユーロ圏生産の回復テンポはヘッドラインの数値が示すよりも緩やかであると考えられる ユーロ圏財務相会合 (5/11) は ギリシャへの資金支援の承認を見送った 5/12 が期限のIMFへの返済は予定通り実行されたが 一部報道によると ギリシャはSDR( 特別引出権 ) を利用して返済に充てた模様である ギリシャの資金調達環境が一段と悪化している様子がうかがわれる 来週は 5 月のユーロ圏合成 PMI(5/21 速報値) や 4 月のECB 政策理事会の議事要旨 (5/21) の公表が予定されている ユーロ圏合成 PMIは引き続き 50 超を維持し 緩やかな景気回復の持続を示唆するとみられる 国別では フランスの結果が注目される フランスの合成 PMIは 4 月に 50 近傍まで低下した 1~3 月期の景気の好調さが持続的かを考える上で 5 月のPMIが反発するかが重要となるだろう ( 松本惇 ) ユーロ圏 主要国 GDP 成長率 ユーロ圏鉱工業生産 ( 前期比 %) (2010=100) 1.0 103 0.8 0.6 0.4 102 0.2 0.0 0.2 101 0.4 0.6 100 0.8 1.0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 2013 2014 2015 99 13/9 14/3 14/9 15/3 ユーロ圏ドイツフランスイタリアスペイン鉱工業生産鉱工業生産 ( 除くアイルランド ) ( 資料 ) Eurostat より みずほ総合研究所作成 ( 資料 )Eurostat より みずほ総合研究所作成 7

Ⅱ. トピックス ~ 米国主要企業の 2015 年 1~3 月期決算の動向 ~ 事前予想比で良好だった米国企業の 1~3 月期決算 米国の主要企業の 2015 年 1~3 月期の決算がほぼ出揃った 今期の決算はドル高や原油安の悪影響が懸念され S&P500 指数採用企業の決算発表シ ーズン直前のEPS( 1 株当たり利益 ) の予想増益率 ( 前年同期比 ) は 2.8% と 21 四半期ぶりとなる減益が予想されていた しかし 5 月 11 日時点では +2.1% に上方修正されており 予想比では総じて良好な結果となり増益に留まった模様である 但し 2014 年 10~12 月期の増益率が 7.0% さらに 1 期前の 2014 年 7~9 月期の増益率が 10.3% だったことを考慮すると 米国経済の一時的な停滞とともに企業収益の改善ペースも減速したと言えるだろう 事前のアナリストの予想平均と実績とを比較すると 予想を上回った企業は約 68% 予想通りが約 10% 予想を下回った企業は約 22% であった 企業側が保守的な業績見通しを示すこともあり 発表された決算の内容はアナリストの事前予想と比較してポジティブサプライズが多くなる傾向があるが 今期もポジティブサプライズ比率は過去と同水準となった ( 図表 1) ドル高の悪影響が懸念された業種で相次いだポジティブサプライズ 業種別に見ると 生活必需品やエネルギー ヘルスケアにポジティブサプライズが目立っている 食品や家庭用品といった価格以外の差別化が図りにくい財を販売している生活必需品業種のグローバル企業では ドル高 による価格競争力低下等を通した業績悪化が懸念されていた しかし ドル高のネガティブな影響が予想の範囲内に留まったことで 市場に安心感を与えた ヘルスケアも海外売上高比率が 50% を超え相対的に高い業種であることから ドル高の影響が注目されたが 事前の予想 EPS 増益率 ( 前 図表 1 S&P500 採用企業の事前予想と実績 図表 2 S&P500 採用企業の増益率予想変化 80% 70% (%) 3 15/1Q 15/2Q 15/3Q 20-30% 60% 50% 40% 2 1 10-20% 0-10% ホ シ ティフ サフ ライス 30%- 30%- 20-30% 10-20% 0-10% ネカ ティフ サフ ライス 30% 20% 10% 0% -10% -20% -30% 111Q 113Q ( 注 ) 決算が市場の予想コンセンサスを上 ( 下 ) 回った銘柄の全体に占める割合 ( コンセンサスからの乖離ごとに集計 ) ( 資料 )Bloomberg 121Q 123Q 131Q 133Q 141Q 143Q 151Q 0-1 -2-3 -4 3/2 3/9 3/16 3/23 3/30 4/6 4/13 4/20 4/27 5/4 5/11 ( 月 / 日 ) ( 注 ) アナリストによる予想 EPSの前年同期比 ( 資料 )Thomson Financial First Call 8

年同期比 ) は 7.2% であったのが 18.0% と大幅に上方修正された 技術力の高い米国企業のドル高に対する耐性が示された例として ダウ平均株価の構成銘柄でもある製薬大手のメルクが挙げられる 同社は 1~3 月期の純利益は減益であったものの がん治療の新薬の販売等が伸びていることから 通期の業績見通しを引き上げ 株価は決算発表前後で 5% 以上上昇している ( 図表 3) 海外売上高比率が最も高い情報技術業種でも 半導体のインテルやソフトウェアのマイクロソフトといった市場への影響度が大きい銘柄の決算で 成長分野の収益拡大が好感され 決算発表前後の騰落率が高かった ( 図表 3) エネルギー関連は原油安が一服していることで予想を上回る決算が相次いだと見られる 4~6 月期は未だ減益予想であり 企業収益への懸念は株価の上値抑制要因 1~3 月期決算の発表により 株式市場では企業収益に対する警戒感がやや和らいでいる 一方 4~6 月期決算のアナリストの予想 EPS 増益率 ( 前年同期比 ) を見てみると 3 月末の 0.5% 減益から 2.6% 減益に下方修正さ れており 先行きの企業業績について楽観視は出来ない ( 前頁図表 2) 特に 資本財 サービスの下方修正が顕著であり ドル高の逆風が吹く製造業部門の動向が注目される 足元ではドル高に一服感が見られているが 4 ~6 月の経済指標にて景気持ち直しが確認されるまで 企業収益への懸念は株式市場の上値抑制要因となりそうだ ( 大塚理恵子 ) 図表 3 米国主要企業の 2015 年 1~3 月期の決算概要と発表前後の株価騰落率 会社名発表日業種 増収率 ( 前年比 %) 増益率 ( 前年比 %) EPS ( ドル ) 予想 EPS ( ドル ) 発表前後の株価騰落率 (%) NIKE Inc 3/20 耐久消財 アパレル 7.00 15.98 0.89 0.84 3.72 JPMorgan Chase & Co 4/14 銀行 3.67 21.38 1.61 1.41 1.56 Johnson & Johnson 4/14 医薬品 バイオテク -4.09-4.65 1.56 1.53-0.03 Intel Corp 4/15 半導体 0.13 4.18 0.41 0.41 4.26 UnitedHealth Group Inc 4/16 ヘルスケア機器 12.77 31.98 1.46 1.35 3.65 Goldman Sachs Group Inc/The 4/16 総合金融 14.47 38.36 6.00 4.26-0.44 American Express Co 4/16 総合金融 -2.73 6.62 1.48 1.37-4.44 General Electric Co 4/17 資本財 -2.67-4.61 0.31 0.30-0.11 International Business Machines Corp 4/21 ソフトウェア -11.90-8.30 2.91 2.81-1.14 EI du Pont de Nemours & Co 4/21 素材 -9.44 15.98 1.34 1.31-2.95 Travelers Cos Inc/The 4/21 保険 -1.36-17.52 2.53 2.52-4.01 United Technologies Corp 4/21 資本財 -1.38 14.89 1.58 1.46 0.38 Verizon Communications Inc 4/21 電気通信 3.78 45.78 1.02 0.95-0.43 Boeing Co/The 4/22 資本財 8.23 38.38 1.97 1.80-1.4 Coca-Cola Co/The 4/22 食品 飲料 1.12 18.55 0.48 0.42 1.3 McDonald's Corp 4/22 消費者サービス -11.07-22.12 1.01 1.06 3.13 Procter & Gamble Co/The 4/23 家庭 パーソナル用品 -7.63-8.52 0.92 0.92-2.58 Caterpillar Inc 4/23 資本財 -4.07 2.32 1.72 1.35-0.09 3M Co 4/23 資本財 -3.23-0.66 1.85 1.93-3.04 Microsoft Corp 4/24 ソフトウェア 6.50-11.50 0.62 0.53 10.45 Apple Inc 4/28 テクノロジー ハード 27.09 32.73 2.33 2.16-1.58 Merck & Co Inc 4/28 医薬品 バイオテク -8.17-15.08 0.85 0.747 5.04 Pfizer Inc 4/28 医薬品 バイオテク -3.82-17.11 0.51 0.50-0.32 Exxon Mobil Corp 4/30 エネルギー -36.92-45.71 1.17 0.83-0.57 Visa Inc 4/30 ソフトウェア 7.78-2.88 0.63 0.624 0 Chevron Corp 5/1 エネルギー -37.68-41.73 1.37 0.79-1.82 Walt Disney Co/The 5/5 メディア 6.97 11.92 1.23 1.10-0.20 ( 資料 )Bloomberg 9

~ 英総選挙 : 保守党が予想外の単独過半数確保 Brexit の可能性高まる ~ 英総選挙は保守党が予想外の単独過半数を獲得して勝利 5 月 7 日 ( 木 ) 英国で 5 年ぶりの総選挙が実施され 8 日 ( 金 ) に全ての議席が確定した 注目されたのは 保守党の過半数獲得とSNPの躍進であった 事前の世論調査では二大政党である保守党 労働党の支持率が 拮抗し どの党も過半数を獲得できないハング パーラメント ( 宙ぶらりん国会 ) になる可能性が高いとされていた しかし ふたを開けてみれば保守党が議席数を選挙前の 302 から 330 に伸ばし 単独で過半数 ( 総議席数は 650 議席 ) を獲得する結果となった ( 図表 1) 一方 労働党の議席数は 256 から 232 に減少し 選挙での敗北を受けてミリバンド党首は辞任を SNPが大勝 UKIP 自民党は敗北 表明した その他の政党では スコットランド国民党 (SNP) がスコットランドの議席 59 のうち 56 を獲得する大躍進をみせる一方 英国独立党 (UKIP) の獲得議席は 1 にとどまり ファラージ党首も落選した また 前回 (2010 年 ) の総選挙で 57 議席 ( 当時 ) を獲得し連立政権の一角を担ってきた自民党は 議席数を 8 に大きく減らした 自民党のクレッグ党首は自身の議席は確保したものの 敗北の責任をとり党首辞任を表明した 注目される Brexit の行方 新内閣の政策の注目点は二つある 第一は外交面の問題で EU( 欧州 連合 ) に残留するか離脱するかを問う国民投票の行方である 保守党は 2017 年末までにEU 残留 離脱を問う国民投票を実施することを公約しており それに先立ち EU 加盟条件の再交渉を表明している EUに移譲した権限のうち何を回復する交渉を行うのか 具体的な内容は明らかにしていないが 英国内での不満が大きい移民規制のあり方を議論しようとすれば 域内の人の移動の自由を基本理念とするEUとの交渉難航は必至である 図表 1 英総選挙の結果 選挙前議席数 選挙後議席数 増減 獲得票数 保守党 302 330 28 11,334,576 労働党 256 232-24 9,347,304 スコットランド国民党 (SNP) 6 56 50 1,454,436 自民党 56 8-48 2,415,862 民主統一党 (DUP) 8 8 0 184,260 シン フェイン ( アイルランド ) 5 4-1 176,232 社会民主労働党 (SDLP アイルランド ) 3 3 0 99,809 プライド カムリ ( ウェールズ ) 3 3 0 181,704 北アイルランド同盟党 1 2 1 114,935 英国独立党 (UKIP) 2 1-1 3,881,099 グリーン 1 1 0 1,157,613 リスペクト 1 0-1 9,989 無所属 5 1-4 n.a. 議長 1 1 0 n.a. 合計 650 650 0 0 ( 資料 ) 英下院 BBC よりみずほ総合研究所作成 10

内政面ではスコットランドへの自治権拡大が注目金融市場は好感も 中期的には楽観できず 第二の注目点は内政上の問題で スコットランドへの対応である 今回の総選挙によりSNPが第 3 党に躍進したことで これまで以上にスコットランド問題への対応には慎重さが求められることになる キャメロン首相は当選後のスピーチで すべての党が合意したウェールズ スコットランド 北アイルランドへの自治権移譲 (devolution) を可能な限り早く実行する と発言した スコットランドではさらなる自治権移譲や再度の住民投票を求める声が高まる可能性もある 今回の予想外の保守党勝利は 有権者が 2013~2014 年の英国経済回復を与党の経済政策の成果と評価したことに加え 労働党への政権交代 ( 特に SNPに支えられる形での政権交代 ) によって政治が不安定化するリスクを嫌った結果とみられる 保守党の勝利が伝えられると 金融市場は株高 ポンド高という反応をみせた ( 図表 2) しかしながら 今回の保守党勝利により EUとの関係を問う国民投票が実施される蓋然性がかなり高まったことは間違いない キャメロン首相自身はEU 残留を望んでいるとされるが EUとの交渉が難航し 英国が十分な譲歩を引き出すことができなければ 国民投票でEU 離脱が選択される可能性が高くなる とりあえず保守党の単独政権誕生を好感した金融市場だが 中長期的にみて今回の選挙結果が英国経済の成長や政治安定につながるかどうかは こうした内外の問題に第 2 期キャメロン政権がどう対応するかにかかってくるだろう ( 吉田健一郎 ) 詳細は 2015 年 5 月 11 日付みずほインサイト 保守党勝利で注目される Brexit ~ 英国総選挙の注目点 ( 後編 )~ をご覧ください http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu150511.pdf 図表 2 英総選挙後の為替相場 株価の動き (Pt) 7,200 7,100 7,000 6,900 6,800 6,700 6,600 ( ドル / ポンド ) 1.58 1.56 1.54 1.52 1.50 ポンド高 6,500 6,400 6,300 6,200 英国株価 (FTSE100) ポンドの対ドル相場 ( 右目盛 ) 選挙日 1.48 1.46 1.44 ポンド安 ( 資料 )Bloomberg ( 年 / 月 ) 11

Ⅲ. 参考資料 今週の主要経済指標 日付 経済指標等 今回実績 予想 5/8( 金 ) 米雇用統計 (4 月 ) 失業率非農業部門雇用者数時間当たり賃金 ( 全従業員ベース ) 前月差前月比 5.4% +223 千人 +0.1% 5.4% +228 千人 R +0.2% R 前回実績 5.5% +85 千人 +0.2% 5/9( 土 ) 中消費者物価指数 (4 月 ) 前年比 +1.5% +1.6% +1.4% 5/11( 月 ) 英英中銀金融政策委員会 (8 11 日 ) 5/12( 火 ) 日 10 年利付国債入札 : 最高利回り 0.445% 平均利回り 0.434% 入札倍率 2.24 倍 景気動向指数 (3 月速報 ) 先行 DI 一致 DI 先行 CI 一致 CI 55.6% 40.0% 105.5 109.5 N.A. N.A. 105.5 109.7 60.0% 70.0% 104.7 110.7 米 3 年国債入札 : 最高利回り 1.000% 平均利回り 0.969% 入札倍率 3.34 倍 5/13( 水 ) 日景気ウォッチャー調査 (4 月 ) 現状判断 DI 53.6 52.3 52.2 国際収支 (3 月速報 ) 経常収支 ( 前年比 ) 貿易収支 ( 前年比 ) +27,953 億円 - +6,714 億円 - +20,613 億円 - +5,275 億円 - +14,401 億円 +140.5% 1,431 億円 - 5/14( 木 ) 日 730 N.A. 847 中鉱工業生産 (4 月 ) 前年比 +5.9% +6.0% +5.6% 米小売売上高 (4 月 ) 前月比 0.0% +0.2% R +1.1% 欧ユーロ圏 GDP 速報 (1~3 月期速報 ) +0.4% +0.4% +0.3% 米 全国企業倒産件数 [ 帝国データ ](4 月 ) 10 年国債入札 : 最高利回り 2.237% 平均利回り 2.220% 入札倍率 2.72 倍 マネーストック (4 月速報 ) 比金融政策決定会合 M2 前年比 M3 前年比広義流動性前年比 5/15( 金 ) 日黒田日銀総裁講演 ( 読売国際経済懇話会 ) 前月比前月比 +3.6% +3.0% +3.1% 0.4% 0.2% +3.6% +3.0% N.A. 30 年利付国債入札 : 最高利回り 1.526% 平均利回り 1.514% 入札倍率 2.74 倍 生産者物価指数 (4 月 ) [ 食品 エネルギーを除く ] +0.1% +0.1% 30 年国債入札 : 最高利回り 3.044% 平均利回り 2.980% 入札倍率 2.20 倍 失業保険新規申請件数 (~5/9) +3.6% +3.0% +3.3% +0.2% +0.2% 264 千人 273 千人 265 千人 国内企業物価指数 (4 月 ) 前月比前年比 +0.1% 2.1% +0.1% 2.1% +0.3% +0.7% 消費動向調査 (4 月 ) 消費者態度指数 41.5 41.8 41.7 韓金融政策決定会合 予想 : 情報ベンダー (Bloomberg Reuters 等 ) の取りまとめた予想コンセンサス 米国の経済指標は特に断りのない限り季調値 R は改定値 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 中 : 中国 韓 : 韓国 印 : インド 尼 : インドネシア 泰 : タイ 比 : フィリピン 伯 : ブラジル 馬 : マレーシア 12

来週の主要経済指標 日付 経済指標等 予 想 前 回 前々回 5/15( 金 ) 米 鉱工業生産指数 (4 月 ) 設備稼働率 (4 月 ) 前月比 [+0.1%] 78.3% 0.6% 78.4% +0.1% 79.0% 5/18( 月 ) 日 ニューヨーク連銀製造業業況指数 (5 月 ) ミシガン大消費者信頼感指数 (5 月速報 ) 機械受注 (3 月 ) [ 船舶 電力を除く民需 ] 前月比前年比 [3.0] 1.2 +6.9 [97.0] 95.9 93.0 [+2.2%] [ 1.8%] 0.4% +5.9% 1.7% +1.9% 設備稼働率 (3 月 ) N.A. 101.0 104.3 第 3 次産業活動指数 (3 月 ) 前月比 [ 1.2%] +0.3% +0.7% 5/19( 火 ) 日 5 年利付国債入札 米 住宅着工件数 (4 月 ) 住宅着工許可件数 (4 月 ) 年率年率 [106.0 万件 ] [109.0 万件 ] 92.6 万件 104.2 万件 90.8 万件 110.2 万件 尼金融政策決定会合 5/20( 水 ) 日 GDP(1~3 月期 1 次速報 ) 前期比 1~3 月期 [+0.4%] 10~12 月期 +0.4% 7~9 月期 0.7% 米 FOMC 議事録 (4/28 29) 5/21( 木 ) 日全産業活動指数 (3 月 ) 前月比 [ 1.5%] +0.1% +0.5% 中 HSBC 製造業 PMI(5 月速報 ) N.A. 48.9 49.2 米中古住宅販売件数 (4 月 ) 年率 [523 万件 ] 519 万件 489 万件 [8.0] +7.5 +5.0 [270 千人 ] 264 千人 265 千人 欧ユーロ圏合成 PMI(5 月速報 ) 53.9 53.9 54.0 5/22( 金 ) 日日銀金融政策決定会合 (21 22 日 ) 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (5 月 ) 失業保険新規申請件数 (~5/16) 日銀総裁定例記者会見 消費者物価指数 (4 月 ) [ 食品 エネルギーを除く ] 前月比前月比 [±0.0%] [+0.1%] 0.004 予想 :[ ] はみずほ総合研究所予想 それ以外はコンセンサス (Bloomberg 等 ) 予定は変更になる可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 中 : 中国 韓 : 韓国 印 : インド 尼 : インドネシア 泰 : タイ 比 : フィリピン 伯 : ブラジル 馬 : マレーシア +0.2% +0.2% 独 ifo 景況感指数 (5 月 ) 108.1 108.6 107.9 13

5 月のスケジュール 国内米国他 1 消費者物価 (3 月全国 4 月都区部 ) 新車販売台数 (4 月 ), 毎月勤労統計 (3 月速報 ) 家計調査 (3 月 ), 労働力調査 (3 月 ) 2 2 3 憲法記念日 ( 日本休場 ) 3 1 米製造業 ISM 指数 (4 月 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (4 月確報 ) 4 みどりの日 ( 日本休場 ) 4 米製造業新規受注 (3 月 ) 5 こどもの日 ( 日本休場 ) 5 米非製造業 ISM 指数 (4 月 ) 貿易収支 (3 月 ) 6 振替休日 ( 日本休場 ) 6 米イエレン FRB 議長講演 ( ワシントン D.C.) 労働生産性 (1~3 月期暫定 ) 7 7 8 日銀金融政策決定会合議事要旨 (4/7 8 分 ) 8 米雇用統計 (4 月 ) 10 年物価連動国債入札 9 9 10 10 11 11 英英中銀金融政策委員会 (8 11 日 ) 12 10 年利付国債入札 12 米連邦財政収支 (4 月 ) 景気動向指数 (3 月速報 ) 3 年国債入札 13 景気ウォッチャー調査 (4 月 ) 13 米小売売上高 (4 月 ) 国際収支 (3 月速報 ) 10 年国債入札 14 マネーストック (4 月速報 ) 14 米 PPI(4 月 ) 30 年利付国債入札 30 年国債入札 15 黒田日銀総裁講演 ( 読売国際経済懇話会 ) 15 米鉱工業生産 設備稼働率 (4 月 ) 企業物価指数 (4 月 ) ネット対米証券投資 (3 月 ) 消費動向調査 (4 月 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (5 月速報 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (5 月 ) 16 16 17 17 18 機械受注統計 (3 月 ), 設備稼働率 (3 月 ) 18 第 3 次産業活動指数 (3 月 ) 19 5 年利付国債入札 19 米住宅着工 許可件数 (4 月 ) 20 GDP(1~3 月期 1 次速報 ) 20 米 FOMC 議事録 (4/28 29) 21 全産業活動指数 (3 月 ) 21 米フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (5 月 ) 中古住宅販売件数 (4 月 ) 景気先行指数 (4 月 ) 22 日銀金融政策決定会合 (21 22 日 ) 22 独 ifo 景況感指数 (5 月 ) 日銀総裁定例記者会見米 CPI(4 月 ) 23 23 24 24 25 日銀金融経済月報 (5 月 ) 25 米メモリアルデー ( 米国休場 ) 貿易統計 (4 月 ) 26 20 年利付国債入札 26 米耐久財受注 (4 月 ), 新築住宅販売件数 (4 月 ) S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (20 都市 3 月 ) カンファレンスボード消費者信頼感指数 (5 月 ) 2 年国債入札 27 日銀金融政策決定会合議事要旨 (4/30 分 ) 27 米 5 年国債入札 28 商業動態統計 (4 月速報 ) 28 米 7 年国債入札 2 年利付国債入札 29 鉱工業生産 (4 月速報 ) 29 米ミシガン大学消費者信頼感指数 (5 月確報 ) 消費者物価 (4 月全国 5 月都区部 ) GDP(1~3 月期暫定 ) 家計調査 (4 月 ), 労働力調査 (4 月 ) 企業収益 (1~3 月期暫定 ), シカゴPMI 指数 (5 月 ) 30 30 31 31 * 印は期日未定 網掛け部分は休場を示す 予定は変更の可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 14

6 月のスケジュール 国内米国他 1 法人企業統計調査 (1~3 月期 ) 新車販売台数 (5 月 ) 2 毎月勤労統計 (4 月速報 ) 10 年利付国債入札 3 3 欧 米 1 米製造業 ISM 指数 (5 月 ) 個人所得 消費支出 (4 月 ) 2 米製造業新規受注 (4 月 ) ECB 政策理事会非製造業 ISM 指数 (5 月 ), 貿易収支 (4 月 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 4 30 年利付国債入札 4 英英中銀金融政策委員会 (3 4 日 ) 米労働生産性 (1~3 月期改訂 ) 5 景気動向指数 (4 月速報 ) 5 米雇用統計 (5 月 ) 6 6 7 7 8 GDP(1~3 月期 2 次速報 ) 8 景気ウォッチャー調査 (5 月 ) 国際収支 (4 月速報 ) 9 マネーストック (5 月速報 ) 消費動向調査 (5 月 ) 9 米 3 年国債入札 10 機械受注統計 (4 月 ), 企業物価指数 (5 月 ) 10 米連邦財政収支 (5 月 ),10 年国債入札 11 20 年利付国債入札法人企業景気予測調査 (4~6 月期 ) 11 米小売売上高 (5 月 ) 30 年国債入札 12 設備稼働率 (4 月 ) 第 3 次産業活動指数 (4 月 ) 12 米 PPI(5 月 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (6 月速報 ) 13 13 14 14 15 15 米鉱工業生産 設備稼働率 (5 月 ) ネット対米証券投資 (4 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (6 月 ) 16 5 年利付国債入札 16 米住宅着工 許可件数 (5 月 ) 17 貿易統計 (5 月 ) 17 米 FOMC(16 17 日 ) 18 40 年利付国債入札 18 米 CPI(5 月 ), フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (6 月 ) 経常収支 (1~3 月期 ), 景気先行指数 (5 月 ) 19 日銀金融政策決定会合 (18 19 日 ) 19 日銀総裁定例記者会見全産業活動指数 (4 月 ) 20 20 21 21 22 日銀金融経済月報 (6 月 ) 22 米中古住宅販売件数 (5 月 ) 23 23 米耐久財受注 (5 月 ), 新築住宅販売件数 (5 月 ) 2 年国債入札 24 日銀金融政策決定会合議事要旨 (5/20 21 分 ) 24 独 ifo 景況感指数 (6 月 ) 米 GDP(1~3 月期確定 ) 企業収益 (1~3 月期改訂 ),5 年国債入札 25 2 年利付国債入札 25 米個人所得 消費支出 (5 月 ),7 年国債入札 26 消費者物価 (5 月全国 6 月都区部 ) 26 米ミシガン大学消費者信頼感指数 (6 月確報 ) 家計調査 (5 月 ), 労働力調査 (5 月 ) 27 27 28 28 29 鉱工業生産 (5 月速報 ), 商業動態統計 (5 月速報 ) 29 資金循環統計 (1~3 月期速報 ) 30 毎月勤労統計 (5 月速報 ) 30 米 S&Pケース シラー住宅価格指数 (20 都市 4 月 ) シカゴPMI 指数 (6 月 ) カンファレンスボード消費者信頼感指数 (6 月 ) * 印は期日未定 網掛け部分は休場を示す 予定は変更の可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 15

四半期スケジュール 7 月 8 月 9 月 日本 1 新車販売台数 (6 月 ) 日銀短観 (6 月調査 ) 2 10 年利付国債入札 6 景気動向指数 (5 月速報 ) 7 10 年物価連動国債入札 8 国際収支 (5 月速報 ) 景気ウォッチャー調査 (6 月 ) 9 マネーストック (6 月速報 ) 30 年利付国債入札機械受注統計 (5 月 ) 10 企業物価指数 (6 月 ) 消費動向調査 (6 月 ) 13 設備稼働率 (5 月 ) 第 3 次産業活動指数 (5 月 ) 15 日銀金融政策決定会合 (14 15 日 ) 日銀総裁定例記者会見 16 日銀金融経済月報 (7 月 ) 5 年利付国債入札 22 全産業活動指数 (5 月 ) 20 年利付国債入札 23 貿易統計 (6 月 ) 28 2 年利付国債入札 29 商業動態統計 (6 月速報 ) 30 鉱工業生産 (6 月速報 ) 31 消費者物価 (6 月全国 7 月都区部 ) 家計調査 (6 月 ) 労働力調査 (6 月 ) 米国 1 製造業 ISM 指数 (6 月 ) 2 雇用統計 (6 月 ) 3 非製造業 ISM 指数 (6 月 ) 7 貿易収支 (5 月 ) 米 3 年国債入札 8 FOMC 議事録 (6/16 17) 米 10 年国債入札 9 米 30 年国債入札 13 連邦財政収支 (6 月 ) 14 小売売上高 (6 月 ) 15 鉱工業生産 設備稼働率 (6 月 ) PPI(6 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (7 月 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 16 フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (7 月 ) 17 CPI(6 月 ) 住宅着工 許可件数 (6 月 ) ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (7 月速報 ) 22 中古住宅販売件数 (6 月 ) 23 景気先行指数 (6 月 ) 24 新築住宅販売件数 (6 月 ) 27 耐久財受注 (6 月 ) 28 S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (20 都市 5 月 ) カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (7 月 ) 米 2 年国債入札 29 FOMC(28 29 日 ) 米 5 年国債入札 30 GDP(4~6 月期速報 ) 米 7 年国債入札 31 雇用コスト指数 (4~6 月期 ) ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (7 月確報 ) シカゴ PMI 指数 (7 月 ) 3 新車販売台数 (7 月 ) 4 毎月勤労統計 (6 月速報 ) 7 日銀金融政策決定会合 (6 7 日 ) 日銀総裁定例記者会見 10 国際収支 (6 月速報 ) 日銀金融経済月報 (8 月 ) 景気ウォッチャー調査 (7 月 ) 11 マネーストック (7 月速報 ) 12 設備稼働率 (6 月 ) 企業物価指数 (7 月 ) 第 3 次産業活動指数 (6 月 ) 17 GDP(4~6 月期 1 次速報 ) 19 全産業活動指数 (6 月 ) 貿易統計 (7 月 ) 28 商業動態統計 (7 月速報 ) 消費者物価 (7 月全国 8 月都区部 ) 家計調査 (7 月 ) 労働力調査 (7 月 ) 31 鉱工業生産 (7 月速報 ) 3 個人所得 消費支出 (6 月 ) 製造業 ISM 指数 (7 月 ) 5 貿易収支 (6 月 ) 非製造業 ISM 指数 (7 月 ) 7 雇用統計 (7 月 ) 11 労働生産性 (4~6 月期暫定 ) 米 3 年国債入札 12 連邦財政収支 (7 月 ) 米 10 年国債入札 13 小売売上高 (7 月 ) 米 30 年国債入札 14 鉱工業生産 設備稼働率 (7 月 ) PPI(7 月 ) ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (8 月速報 ) 17 ニューヨーク連銀製造業業況指数 (8 月 ) 18 住宅着工 許可件数 (7 月 ) 19 CPI(7 月 ) FOMC 議事録 (7/28 29) 20 フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (8 月 ) 中古住宅販売件数 (7 月 ) 景気先行指数 (7 月 ) 25 新築住宅販売件数 (7 月 ) S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (20 都市 6 月 ) カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (8 月 ) 米 2 年国債入札 26 耐久財受注 (7 月 ) 米 5 年国債入札 27 GDP(4~6 月期暫定 ) 企業収益 (4~6 月期暫定 ) 米 7 年国債入札 28 ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (8 月確報 ) 個人所得 消費支出 (7 月 ) 31 シカゴ PMI 指数 (8 月 ) 1 法人企業統計調査 (4~6 月期 ) 新車販売台数 (8 月 ) 毎月勤労統計 (7 月速報 ) 8 GDP(4~6 月期 2 次速報 ) 国際収支 (7 月速報 ) 9 マネーストック (8 月速報 ) 10 企業物価指数 (8 月 ) 11 法人企業景気予測調査 (7~9 月期 ) 15 日銀金融政策決定会合 (14 15 日 ) 日銀総裁定例記者会見 16 日銀金融経済月報 (9 月 ) 17 資金循環統計 (4~6 月期速報 ) 貿易統計 (8 月 ) 25 消費者物価 (8 月全国 9 月都区部 ) 30 鉱工業生産 (8 月速報 ) 商業動態統計 (8 月速報 ) 毎月勤労統計 (8 月速報 ) 1 製造業 ISM 指数 (8 月 ) 2 労働生産性 (4~6 月期改訂 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 3 貿易収支 (7 月 ) 非製造業 ISM 指数 (8 月 ) 4 雇用統計 (8 月 ) 8 米 3 年国債入札 9 米 10 年国債入札 10 米 30 年国債入札 11 連邦財政収支 (8 月 ) PPI(8 月 ) ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (9 月速報 ) 15 鉱工業生産 設備稼働率 (8 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (9 月 ) 小売売上高 (8 月 ) 16 CPI(8 月 ) 17 FOMC(16 17 日 ) フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (9 月 ) 住宅着工 許可件数 (8 月 ) 経常収支 (4~6 月期 ) 18 景気先行指数 (8 月 ) 21 中古住宅販売件数 (8 月 ) 22 米 2 年国債入札 23 米 5 年国債入札 24 新築住宅販売件数 (8 月 ) 耐久財受注 (8 月 ) 米 7 年国債入札 25 ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (9 月確報 ) GDP(4~6 月期確定 ) 企業収益 (4~6 月期改訂 ) 28 個人所得 消費支出 (8 月 ) 29 S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (20 都市 7 月 ) カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (9 月 ) 30 シカゴ PMI 指数 (9 月 ) 欧州 9 英中銀金融政策委員会 (8 9 日 ) 6 英中銀金融政策委員会 (5 6 日 ) 3 ECB 政策理事会 16 ECB 政策理事会 10 英中銀金融政策委員会 (9 10 日 ) * 印は期日未定を示す 予定は変更の可能性があります 16

今週の金融市場の動き [ 海外金利 ] 5/7 5/8 5/11 5/12 5/13 5/14 5/15 前週末比 ドルLIBOR 3M(%) 0.27885 0.27985 0.27660 0.27500 0.27390 0.27600 0.00385 ユーロト ル金先 (Dec15) 99.380 99.420 99.395 99.405 99.435 99.460 0.040 米国債 (10 年 %) 2.180 2.148 2.280 2.249 2.293 2.230 0.082 スワッフ 金利 (10 年 %) 2.260 2.224 2.347 2.318 2.350 2.287 0.064 独国債 (10 年 %) 0.590 0.547 0.610 0.675 0.724 0.702 0.155 英国債 (10 年 %) 1.921 1.876 1.949 1.984 2.021 1.982 0.106 [ 内外株式 ] 5/7 5/8 5/11 5/12 5/13 5/14 5/15 前週末比 ダウ平均 ( ト ル ) 17,924.06 18,191.11 18,105.17 18,068.23 18,060.49 18,252.24 61.13 S&P500 指数 2,088.00 2,116.10 2,105.33 2,099.12 2,098.48 2,121.10 5.00 NASDAQ 総合指数 4,945.54 5,003.55 4,993.57 4,976.19 4,981.69 5,050.80 47.25 日経平均 ( 円 ) 19,291.99 19,379.19 19,620.91 19,624.84 19,764.72 19,570.24 19,732.92 353.7 TOPIX(Pt.) 1,574.64 1,587.76 1,598.33 1,602.27 1,604.21 1,591.49 1,607.11 19.35 出来高 ( 百万株 ) 2,365.67 2,565.27 2,893.78 2,731.28 2,791.60 2,574.84 2,548.72 16.55 売買代金 ( 億円 ) 28,617.96 28,001.70 28,468.03 27,512.50 29,213.18 27,762.56 25,775.36 2,226.34 日経 JASDAQ 平均 ( 円 ) 2,541.26 2,562.81 2,572.81 2,566.70 2,571.70 2,570.39 2,567.89 5.08 [ 円金利 ] 5/7 5/8 5/11 5/12 5/13 5/14 5/15 前週末比 TIBOR 3カ月 (%) 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.00000 ユーロ円金先 (Mar16) 99.845 99.850 99.855 99.850 99.840 99.845 99.850 0.000 新発国債 (10 年 %) 0.430 0.420 0.390 0.445 0.455 0.445 0.390 0.030 長国先物 (Jun15) 146.77 146.97 147.20 146.60 146.63 146.80 147.27 0.300 スワッフ 金利 (5 年 %) 0.306 0.294 0.286 0.304 0.303 0.289 0.268 0.026 [ 為替 ] 5/7 5/8 5/11 5/12 5/13 5/14 5/15 前週末比 円 /$ 119.74 119.76 120.08 119.87 119.15 119.18 119.50 0.2580 $/EUR 1.1267 1.1199 1.1155 1.1213 1.1354 1.1410 1.1383 0.0184 円 /EUR 134.91 134.18 133.96 134.41 135.29 135.98 136.04 1.86 ( 注 ) 前週末比は 海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値 米国 10 年債 米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値 日本株出来高 売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高 売買代金 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値 新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値 金利先物は東京金融取引所 (TFX) のユーロ円 3 ヵ月金利先物 独 英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値 為替は NY 時間終値 ( 発行日のみ東京時間 15:00 時点 出所 :Bloomberg) 17

最新リポート一覧 < みずほインサイト > 2015 年 5 月 12 日米財政運営の正常化は緩やかに ~6 年ぶりの予算決議 財政規律に弛緩の兆し ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us150512.pdf 2015 年 5 月 11 日保守党勝利で注目される Brexit ~ 英国総選挙の注目点 ( 後編 ) ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu150511.pdf 2015 年 5 月 11 日物価目標達成に向けた不確実性 ~ 量的 質的金融緩和の効果と副作用 ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/mk150511.pdf 2015 年 5 月 8 日消費税の設計シリーズ 6~ 金融活動税 (FAT) ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl150508.pdf < 内外経済見通し > 2015 年 3 月 9 日 2014 15 16 年度内外経済見通し (2014 年 10~12 月期 GDP2 次速報後改訂 ) ~ 世界経済の回復は勢いを欠くも 日米の成長ペース拡大 ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_150309.pdf 2015 年 2 月 17 日 2014 15 16 年度内外経済見通し ~ 世界経済の回復は勢いを欠くも 日米の成長ペース拡大 ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_150217.pdf 2014 年 10 月 2 日内外経済の中期見通しと人口 地域の課題 ~ みずほ総研が描く 2020 年の世界 ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/urgency/report141002.pdf 執筆担当者 市場調査部武内浩二 03-3591-1244 koji.takeuchi@mizuho-ri.co.jp 野口雄裕 03-3591-1249 takehiro.noguchi@mizuho-ri.co.jp 井上淳 03-3591-1197 jun.inoue@mizuho-ri.co.jp 大塚理恵子 03-3591-1420 rieko.otsuka@mizuho-ri.co.jp 欧米調査部小野亮 03-3591-1219 makoto.ono@mizuho-ri.co.jp 吉田健一郎 03-3591-1265 kenichiro.yoshida@mizuho-ri.co.jp 松本惇 03-3591-1199 atsushi.matsumoto@mizuho-ri.co.jp 山崎亮 03-3591-1289 ryo.yamasaki@mizuho-ri.co.jp 経済調査部多田出健太 03-3591-1283 kenta.tadaide@mizuho-ri.co.jp 松浦大将 03-3591-1435 hiromasa.matsuura@mizuho-ri.co.jp 川口亮 03-3591-1243 ryo.kawaguchi@mizuho-ri.co.jp 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 商品の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります 発行 編集 / みずほ総合研究所調査本部 100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296 18