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233 第四回日露協約と英米協調路線の再考 石井菊次郎を中心に

重回帰分析による高校生のエネルギーおよび栄養素摂取量と食品群別摂取量との関係


別子銅山の産業遺産 東平 ( 新居浜市 ) 2017/ 9 Guarantee Information Column 地域の魅力発信 お知らせ平成 29 年 6 月 7 日から 7 月 27 日までの間の豪雨及び暴風雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定について経営安定関

2014年 希望小売価格表 クボタ

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石鎚山 ( 西条市 ) 2019/ 1 Guarantee Information Column いろいろ日本百選 お知らせ 超長期借換保証 スーパーランディング 20 を創設しました 愛媛銀行女性行員との第 2 回合同研修会を開催しました伊予銀行法人融資アカデミーで講義を行いました愛媛大学ビジネス

する指導の手引き でも高校生への食育については具体的にふれられていない. 高校進学率 ₉₈.₄%( 平成 ₂₅ 年度学校基本調査 ) である高校生は, 社会に巣立つ前に, 学校教育で一斉に健康に対する自己管理能力を養うことができる最後の機会である. 健康日本 ₂₁( 第二次 ) がめざす次世代の健康

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2016/ 4 Contents Guarantee Information 平 成 28 年 度 組 織 体 制 のご 案 内 050ダイヤルイン 番 号 表 変 更 のご 案 内 お 知 らせ 条 件 変 更 改 善 型 借 換 保 証 の 創 設 について 愛 媛 県 中 小 企 業 振 興

₂.₁ アンケート調査の目的広島県耐震改修促進計画の策定にあたり, 県内の住宅や特定建築物の所有者等の耐震診断 耐震改修に関する意識を調査し, 耐震化を促進する上で必要となる事項, 障害となる事項を抽出するために, アンケートによるサンプル調査を実施した ₂.₂ 調査対象 1 昭和 ₅₆ 年以前に建

仲下 中村 木山 北村 影響を及ぼす要因について検討することを目的とした. 減量成功に影響を及ぼす促進および阻害要因を明らかにすることは, 特定保健指導を効果的に実施するうえで有用と考えた. Ⅱ 方法 1. 研究デザインと対象本研究は縦断的研究デザインを用いた.₂₀₀₈ 年 ₄ 月から₂₀₀₉ 年

₁₀) 表 1. 穀類 100 あたりの栄養成分 エネルギー kcal タンパク質 脂質 炭水化物 カリウム m 水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 大麦押麦 ₃₄₀ ₆.₂ ₁.₃ ₇₇.₈ ₁₇₀ ₆.₀ ₃.₆ 大麦米粒麦 ₃₄₀ ₇.₀ ₂.₁ ₇₆.₂ ₁₇₀ ₆.₀ ₂.₇ 小麦 ₃₃₇ ₁

上 野 山 崎 石 川 の 理 解 ₆,₁₃) や 医 療 従 事 者 との 良 好 な 関 係 ₁₄,₁₅), 治 療 への 参 加 意 識 ₃), 治 療 への 同 意 ₃) や 納 得 ₁₆), 疾 患 に 対 するリスクや 薬 の 必 要 性 についての 知 識 を 得 て いること ₃,₁

標準範囲のBMI でHbA1c 高値の若年女性の生活習慣病リスクに関する検討

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2016/ 5 Contents Guarantee Information 平 成 27 年 度 事 業 実 績 お 知 らせ 融 資 保 証 制 度 一 覧 ( 保 証 月 報 4 月 号 )のお 詫 びと 訂 正 経 営 安 定 関 連 4 号 に 規 定 する 災 害 及 び 地 域 の 指

す, 搗く, 焼く, 茹でるの ₄ 種類に分けられ, ソルギトックは蒸して作る餅の基本であり米粉に水, 砂糖, 蜂蜜などを加えふるいにかけ, 型に入れてから蒸した餅である ₁₀)₁₁). 本研究では本来うるち米粉を蒸して作るソルギトックにもち米粉を加え, もち米で作った粘りのある餅を食べてきた日本人

山西央朗 山田裕也 清水斉 層 ₈ ₇ ₆ ₅ ₄ ₃ ₂ ₁ 表 ₁ 部材リスト 柱 梁 C₁, C₂ C₃ G₁ G₂ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₉ ₁₆ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₉ ₁₂ -₄₀₀ ₄₀₀ ₁₉ -₄₀₀ ₄₀₀ ₁₆ H-₄₅₀ ₂₅₀ ₉ ₁₆ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₁₂ ₂₂ -₄₀

石 橋 堀 口 丸 井 稲 田 を 明 らかにし 理 解 することが 必 要 である ₁₀,₁₁).リ スク 認 知 とは,リスクに 対 する 主 観 的 なイメージ であり, 認 知 心 理 学 より 発 達 し 研 究 されてきた. 一 般 の 人 々と 専 門 家 でリスク 認 知 が 違 う

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2016/ 9 Contents Guarantee Information お知らせ経営安定関連保証制度 1 号に規定する 事業者 の指定について 創業者向けリーフレットを作成しました 事業成長支援保証 ( まるサポ 2000) をご活用ください 協会職員紹介 ❺ 新居浜支所 管理課 Q&A よく

図 ₁ 試験体 図 ₂ 試験体の接合金物 図 ₃ 鋼製金物詳細 表 ₁ 試験体名と形態 斜材 ( 段組数 ( 段 ) 設置形態 B₄₀-₃D ₄₀ ₁₀₅ ₃ 対角止め B₄₀-₃C₁ ₄₀ ₁₀₅ ₃ 中央止め B₄₀-₃C₂ ₄₀ ₁₀₅ ₃ 中央止め B₄₀-₁D ₄₀ ₁₀₅ ₁ 対角止め

32, 15, 3 EUS TIC 1 db,eus EG SR EUS 60, 27, 24 EUS EG SR 0. 11, , EUS EUS EG ₂₆ ₆ 1, 2, 1, 1, 3, 2, 4, 1 1, 2, 3, 4 FibroScan,

₁₈ ₂ RI フード ( オークリッジ型 ) ₁₃₀ 万円 ( 本体 )~ ₁.₅ ヵ月 千代田テクノル ₁₈ ₂ 核医学施設向けセフティキャビネット SCシリーズ 別途打合 ₁.₅ヵ月 千代田テクノル ₁₈ ₂ フード ( オークリッジ型 ) NSO ₁₂₀₀ ₁₅₀₀ ₁₈₀₀ ₁₁₈ ₁₃₂

刻な児童虐待であり, その防止が行政の最優先課題であることは異論がないであろう 児童虐待死亡ケースは, 家庭内で起きる 親による子殺し であるが, 日本における 殺人事件全体, 殺人事件の半数は家族親族の児童虐待, 100 間で起きる

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石巻地域 COPD ネットワーク (ICON) における教育効果と増悪の関係 表 1 ICON 基幹病院パス ( 初回治療導入 逆紹介 ) 1 呼吸器内科外来 2 看護外来 3 ICON 外来 (2 から ₁₄ 日後 ) 4 ICON 外来 (3 から ₁₄ 日後 ) 呼吸器内科外来受診 ( 通常の

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2 長田尚子 板橋衛 活用しつつ自給率の低い転作作物等の需要に応じた生産拡大が図られた.2010 年に戸別所得補償モデル対策が開始され, 米の 生産数量目標 に即した生産を行った販売農家 ( 集落営農を含む ) に対して所得補償を行い, 今後の戸別所得補償制度で米以外の多くの品目を広く組み込む方向を

ウォーキングに 対 する 恩 恵 認 知 尺 度 の 開 発 身 体 活 動 運 動 と 関 連 性 のある 恩 恵 を 同 定 するこ とが 重 要 である. 日 常 活 動 に 多 く 含 まれるウォーキングは, 最 も 基 本 的 な 身 体 活 動 であり ₈,₉),₆₀ 歳 代 においても

放射線防護用設備・機器ガイド_2014/15年版(設備・機器資料_放射線管理用品)

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入 門 都 市 計 画 サンプルページ この 本 の 定 価 判 型 などは, 以 下 の URL からご 覧 いただけます. このサンプルページの 内 容 は, 初 版 1 刷 発 行 時 のものです.

世界のナマズ食文化とその歴史

原日本呼吸ケア リハビリテーション学会誌 2017 年第 26 巻第 3 号 慢性呼吸器疾患における Physical Activity Scale for the Elderly を用いた身体活動量評価の有用性に関する検証 甲南女子大学看護リハビリテーション学部 ₁), 国家公務員

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高齢者福祉施設入所者の食事摂取状況と排便習慣に対する乳酸菌含有飲料の影響

Fire Department - - 広 報 ざ. 広 報 ざ. 室 定 先 着 順 講 無 期 間 氺 署 講 事 項 乙 訓 組 署 救 係 乙 訓 組 救 救 昼 間 初 式 優 良 体 育 館 初 式 式 典 頃 火 災 献 身 的 努 貢 献 優 良 次 敬 称 略 京 都 府 協 会

放射線管理用品 ₂₄ ₁ 多機能除染用ワイパー別途見積 ₁₀ 日 アトックス ₂₄ ₁ RI 実験衣 ₀.₄₅ 万円 ( 税抜 ) ₁₀ 日 アトックス ₂₄ ₁ 放射線管理区域標識別途見積別途打合医建エンジニアリング ₂₄ ₁ LED 表示灯 ( 使用中表示灯 ) 別途見積別途打合医建エンジニアリ

Vol. No. 校教育修了後の日常生活における, 手芸 裁縫活動の嗜好意識や実践度, 技能の習得状況等の調査を行い, 手芸 裁縫活動に対する意識と実態を明らかにすることを目的とした. それによって, 日常生活における ものづくり の意義や今日の手芸 裁縫活動及びそれらの技能の習得の意義について再考

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338 西博行 生中雅也 西村良夫 H Br F 図 ₁ ラニレスタットの構造式 のエナンチオマー評価法の開発研究を行っている 本論文では, ラニレスタットの光学活性中間体につき, キラル HPLC を用いた評価法の検討を行った結果について報告する なお, ラニレスタットは, 糖尿病合併症薬として臨

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2018,30,41-51 資料 におけるダイエット とメディアの を とした より 1 めぐみ 2 3 Dieting behaviors and the media influence in females: A cross-sectional study with female student

観 測 点 名 称 住 所 表 ₁ 防 災 科 学 研 究 所 強 震 ネットの 実 地 震 記 録 波 から 求 めた 計 測 震 度 計 測 震 度 震 度 階 ₃ 合 成 最 大 加 速 度 継 続 時 間 地 動 最 大 加 速 度 地 動 最 大 速 度 地 動 最 大 変 位 gal s

広島工業大学紀要教育編第 ₁₅ 巻 (₂₀₁₆)1 10 論文 同期型 CSCL を使った国際協調的外国語学習の実践 ツールの違いにおける社会的存在感と満足度との関係性 安部由美子 * 益子行弘 ** ( 平成 ₂₇ 年 ₁₀ 月 ₂₇ 日受付 ) International Collaborati

2016 Vol.65 No.2 p < 資料 > 母体要因, 出生要因, 分娩様式と児の公衆衛生学的健康障害リスクとの関連についての研究 : 養育医療給付児での検討 高橋篤 ₁,2 ), 原澤和代 ₁ ), 原田明菜 ₁ ), 伊藤里加 ₁ ), 高橋雪子 ₁ ), 勅使河原洋子

目 次 ページ 1. 事業報告書 1 2. 収支計算書 6 3. 事業別収支計算書 8 4. 貸借対照表 財産目録 正味財産増減計算書 正味財産減少理由書 監査報告書 14

問 題 1 ₁ ₃ ₅ ₂ ₄ ₆ 問 題 2 ₁ ₂ ₃ 問 題 3 ₁ ₂ ₃ ₄ ₅ 2 2

高流量鼻カニュラ酸素療法 ( ネーザルハイフロー ) 図 1 HFNC による換気パターンの変化 2) 健常人,COPD 患者,IPF 患者それぞれ ₁₂ 人の HFNC 前後の変化 量の増大が見られたが, 健常者では減少した. 全ての群で呼吸数と分時換気量は減少し,COPD と IPF 患者では毛

情報 BOX 申込み方法 募集 講演 電話以外で申込む場合は次の応募事項を書いてください 名など ( コースも ) 氏名 ( ふりがな ) 電話番号 郵便番号 住所 年齢 小中学生は学校名 学年 福岡市政だより 2016( 平成 28) 年 7 月 1 日 14 講座 などで 特に記載がないものは

原日本呼吸ケア リハビリテーション学会誌 2016 年第 26 巻第 1 号 気管支喘息患者に対する看護師による吸入指導の効果 医療法人康曜会プラーナクリニック看護科 ₁), 医療法人康曜会プラーナクリニック呼吸器内科 ₂), 群馬大学医 ₃) 学部附属病院呼吸器 アレルギー内科 中

佐見 植田 結びつくと考えられている ₅). 畑は, その疾病をいかに深刻なものととらえていたとしても, 罹患の可能性がないと考えている場合には, その疾病への恐れは存在しないことになり, 結果としていかなる予防行動も起こりえないとしている. また, この 重大性 の自覚と 罹患性 の自覚の ₂ つ

北の国際協力拠点 ってなんだろう? 区に 国際協力の拠点があることをご存じですか今月は 開発途上国の課題解決や地域の活性化をお手伝いするJICA 北海道の活動をお知らせします JICAに関するお問い合わせ先 JICA 北海道 ( 札幌 )b₈₆₆ ₈333 c₈₆₆ ₈3₈₂ ホームページ www.

美作大学 美作大学短期大学部紀要 2011, Vol ~ 14 論 文 GABA(γ- アミノ酪酸 ) の味覚への関与について ~ 酸味と塩味への関与 ~ Involvement of GABA in taste sensation : interaction with acid ta

はじめに慶應義塾では, 海外で教育を受けた受験生の学歴背景を尊重し, 能力 適性等を多面的に評価することで, 広く多様性のある優秀な入学者受入れをすべく,₁₉₇₉ 年 ₄ 月より帰国生入試を実施しています この 募集要項 には, 入学試験の概要と, 出願準備から入学手続までのすべての事項を時間の流れ

指定演題 1 D 2 経頭蓋直流電気刺激による歩行 認知課題の機能向上効果 篠田亮平 1) 松浦晃宏 1) 石川衛 1) 苅田哲也 1) 森大志 2) key word: 二重課題 経頭蓋直流電気刺激 歩行 1) 大山リハビリテーション病院 2) 県立広島大学 目的 歩きながら話をするなど 動作の遂


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ニュージーランドにおける多国籍銀行の展開 現地通貨建て現地債権 の分析から 川本明人 ( 受付 ₂₀₁₄ 年 ₁₀ 月 ₃₁ 日 ) 目 次 はじめに Ⅰ ニュージーランドの銀行制度と特徴 Ⅱ ニュージーランドにおける銀行活動の歴史と現状 Ⅲ 多国籍銀行の理論とニュージーランド銀行 Ⅳ ニュージーラ

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下里侑子, 他 写真 ₁ 胸痛自覚時の胸部 X 線右胸水を認めた. 写真 ₂ a を開始された. 移植 ₉ 年後より拘束性換気障害 (%VC ₄₁% FEV₁.₀ % ₁₁₆%) を認めたが, 慢性咳嗽の増悪はなく,SpO ₂は大気下で₉₈% と保たれ Activity of daily life




風間慶祐, 他 ながら,LACの安全性や忍容性の検討は, これまで主に ₇₅ 歳以下もしくは₈₀ 歳以下を対象に検討が行われてきた. 一方で, 加齢により ADLの低下が見られ有訴率は上昇し ₅), 全身臓器機能低下が予想され, 一般に術後合併症のリスクは増加すると言われている ₆). このため ₈


ネーザルハイフロー療法の適応と限界 図 1 左 : フィッシャーアンドパイケル社システム ( 出典 : 社内資料 ) 右 : パシフィックメディコ社システム ( 出典 : 社内資料 ) と酸素濃度計が付属している. ブレンダーには酸素配管と圧縮空気配管からのガスを混合させるものと, 酸素配管からの酸

田中武 栗栖慎也 甲斐健 山崎勇 織田浩二 﨑将智 植月唯夫 に対する評価基準が異なっても良いと考えられる ₂ ) 体育館のスポーツ照明として,LED 光源を用い, ₁ ) 照明用光源の LED 素子単体が見えない状態にする ₂ ) 実際の直下照度を低下させない ことで, 体育館内の照度分布の達成,

モニモニタ ₁ ₁ タ エリアモニタ AE ₁₉₃₁ AE ₁₉₃₁V ₂₁₀ 万円 ₂₇₃ 万円 防水式電離箱 ₁ヵ月校正は別途 応用技研 電離箱式サーベイメータ ₁ ₁ 高感度 線エリアモニタ RFSD ₆₀₁ 別途見積中央監視装置が別途必要 ₄ヵ月応用光研工業 ₁ ₁ エリアモニタ G₆₄ (

バインダー2

注意事項 法令等略記凡例

原日本呼吸ケア リハビリテーション学会誌 2015 年第 25 巻第 3 号 慢性閉塞性肺疾患患者における低酸素血症が高次脳機能と脳血流反応に及ぼす影響の検討 近畿大学医学部附属病院リハビリテーション部 ₁), 聖隷クリストファー大学リハビリテーション科学研究科理学療法開発学領域 ₂

広島工業大学紀要教育編第 ₁₂ 巻 (₂₀₁₃)21 27 論文 CIEDE2000 色差式を用いたディジタルシネマ画像の所要ビット長の評価 古川功 * 鈴木純司 ** Evaluation of Required Bit Depth for Digital Cinema using CIEDE20

日本家政学会誌 Vol. ₆₆ No. ₅ 197~212(₂₀₁₅) 報文 近現代における 着物 の表記法とその意味の変遷 1874 年 ~1980 年の新聞記事を中心に 森理恵 ₁* Changes in the Term Kimono in 1870 s 1970 s Japan Rie MO

放射線 ( 能 ) 測定システム ₁₁ ₁ 簡易型ホールボディカウンタ AT₁₃₁₆ 別途見積別途問合 ₁₁ ₁* ベッド式ホールボディカウンタ ACCUSCAN 別途見積別途問合 アドフューテックベラルーシ ATOMTEX 社 アドフューテックキャンベラジャパン 米国キャンベラ社 ₁₁ ₁* 立式

高糖生地に適した酵母の発酵特性

だしに学ぶ

( 建築設備 ) 1 最も不適当な 2 最も不適当な 3 最も不適当な

はじめに慶應義塾では, 海外で教育を受けた受験生の学歴背景を尊重し, 能力 適性等を多面的に評価することで, 広く多様性のある優秀な入学者の受入れを目指しています このため,₁₉₆₅ 年 ₄ 月より外国人留学生対象入学試験を実施しています この 募集要項 には, 入学試験の概要と, 出願準備から入学

ⅠⅠ 1 Ⅰ Ⅰ 2 Ⅰ 3 Ⅰ Ⅰ Ⅰ 4 Ⅰ 4 Ⅰ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅲ 1 791

公 益 社 団 法 人 日 本 セラミックス 協 会 2014 年 年 会 特 別 講 演 第 1 回 男 女 共 同 参 画 シンポジウム 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 にむけて 2013 年 に 発 足 した 日 本 セラミックス 協 会 女 性 参 画 拡 大 検 討 委 員 会

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ているが, 概要的 断片的内容に止まり, とくに指導的教員の動向を捉えられる叙述になっていない ₅ ) 新修鳥取市史 第 ₅ 巻は, 時期ごとに県教育会 市教育会の動向を叙述し, 研究を一歩進めたが, やはり指導的教員の動向を踏まえたものではない ₆ ) 篠村昭二の鳥取県教育史研究は, 県内の指導的

ごあいさつ 平 素 から 広 島 県 における 血 液 事 業 の 推 進 につきましては 献 血 者 の 皆 さまをはじめ 広 島 県 献 血 推 進 協 議 会 献 血 推 進 団 体 医 療 機 関 関 係 各 団 体 のご 理 解 とご 協 力 を 賜 り 厚 く 御 礼 申 し 上 げます

風間慶祐, 他 図 ₁ 術前腹部造影 CT 検査所見とPET-CT 検査所見 a: 造影 CT 検査では, 多量の腹水と,S 状結腸周囲や左側腹部の索状乳頭状影 ( 矢印 ) を認めた. b:pet-ct 検査では,S 状結腸周囲 ( 矢印 ) に, 特に強い集積 (SUV Max ₁₆.₅₈) を

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革新の高効率へシフトする NEW プロフロー シリーズ シフト 新設計のコントロールスプールが生み出す異次元のエアーセーブ能力 圧倒的な省エネ性能 ( 他社比で -60% のエアー消費量の削減 ) 全く新しいエアー切替システムによる効率革命 2

横浜医学,₆₇,₂₉ ₃₄(₂₀₁₆) 症例報告 イレウス解除術直後に bacterial translocation の関与が疑われる 敗血症性ショックを呈した単純性イレウスの ₁ 例 小林敦夫, 塩入利一, 齋藤範之, 高田厚, 河原正樹 関東中央病院外科 要旨 : 症例は開腹歴のある₉₃ 歳男

広島文教女子大学高等教育研究 ₅,₂₀₁₉ セルフアクセス学習センターの利用状況と利用を促進するための取り組みについて ラットソングリフィス佑加理, 渡瀬弥恵子 The Usage of a Self-Access Learning Center and Improvements to Enhanc

第58回日本臨床細胞学会 Self Assessment Slide


がドロドロしている,3 黄身が盛りあっている,4 白身と黄身の ph の上昇などがあげられる. いずれも消費者の目安になる情報である. 鶏卵は保存すると, 卵黄膜が浸透膜となって, 卵白と卵黄の成分が移動する. このために, 保存期間が長くなると, 卵黄膜は脆弱化し, 壊れやすくなる. 割卵時に卵黄

大 阪 学 院 大 学 国 際 学 論 集 論 説 第 ₂₅ 巻 第 ₁ ₂ 号 ₂₀₁₄ 年 ₁₂ 月 1 ジュトランド 論 争 とジェリコー 山 口 悟 The Jutland Controversy and Admiral John Rushworth Jellicoe YAMAGUCHI S

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7. グラフで見る 1973~26 年の胆膵系腫瘍

胆嚢 胆管 Vater 乳頭 膵 は解剖学的に隣接した臓器であり 発生学的にも共通な部分があり 機能的にも協調している 発生する腫瘍も組織学的に類似しており いずれの臓器から発生したか判別が困難な症例も少なくない しかしそれら症例を集団として見た場合 ₄ つの臓器には明瞭な相違点がある 診療面から見てもこれらには大きな違いがあり 胆石等で比較的侵襲が少なく摘出され 内腔面に病変が起こっても症状の出難い 胆嚢 と 良悪性を問わず何らかの病変が起こると少なからぬ侵襲を伴った介在をせざるを得ない 胆管 内視鏡でも観察や生検が出来 局所切除も可能な Vater 乳頭 発生部位によって症状や治療の侵襲が異なり 病変の発見や摘出に専門的な技術を要する 膵 に分けられる 当然のことながら組織診で病変を確認出来る率 ( 以下 登録率 ) は臓器毎に大きく異なり その登録率に関わる要素も単純ではない このように画像診断や細胞診の発達 手術侵襲の低減に伴って 病変を繰り返し調べることが出来るようになったことから 腫瘍の疾患概念 ことに良性腫瘍の概念が年代とともに広がって行った とりわけ 膵 では当初は粘液産生性膵腫瘍と言われた IPMN(intraductal papillary mucinous neoplasm) IPMC(intraductal papillary mucinous carcinoma) MCN(mucinous cystic neoplasm) は 膵管の内方に向かって増殖することが主体で たとえ腺癌としての組織学的な診断基準を満たしても 早期から外方に向かって浸潤する浸潤性膵管癌 ductal carcinoma とは区別すべきであるという大きな疾患概念の変更があった この IPMN 等が確実に疾患名として認識されているのは ₂₀₀₃ 年以降と考えられる 腫瘍登録が開始された₁₉₇₃ 年から疾患の範囲について変更が少ないのが 膵のラ氏島腫瘍と ₄ つの臓器の浸潤性の腺癌くらいであり これら以外は症例数の変遷に加え 疾患概念の変遷に大きく影響されている さらに良性腫瘍と診断されると 摘出をせずに経過観察される傾向もあり 実際の症例数の把握はさらに複雑となった 29

1. 腫瘍の 表 1 性状別の腫瘍の 合計 胆嚢胆管 臓器内に占める割合 登録した施設数 施設あたり 合計 臓器内に占める割合 登録した施設数 施設あたり 良性 ₁₂₀ ₁₅₀ ₂₇₀ ₁₃.₈% ₃₈ ₇.₁ ₉ ₅ ₁₄ ₁.₁ % ₁₁ ₁.₃ 境界悪性 ₀ ₀ ₁ ₁ ₀.₀₈% ₁ ₁ 粘膜内癌 ₆ ₄ ₁₀ ₀.₅% ₈ ₁.₃ ₂ ₀ ₂ ₀.₁₆% ₂ ₁ 浸潤癌 ₅₇₆ ₉₃₅ ₁,₅₁₁ ₇₇.₁% ₄₉ ₃₀.₈ ₇₀₉ ₄₁₀ ₁,₁₁₉ ₉₀.₃ % ₄₅ ₂₄.₉ 転移登録癌 ₅₈ ₁₁₀ ₁₆₈ ₈.₆% ₃₃ ₅.₁ ₆₄ ₃₉ ₁₀₃ ₈.₃ % ₂₈ ₃.₇ 1 8 6 4 2 良性境界悪性粘膜内癌浸潤癌転移登録癌 図 1-1 胆嚢 8 6 4 2 良性境界悪性粘膜内癌浸潤癌転移登録癌 図 1-2 胆管 表 1 ( 続き ) 合計 Vater 乳頭 臓器内に占める割合 登録した施設数 施設あたり 合計 膵 臓器内に占める割合 登録した施設数 施設あたり 良性 ₅₉ ₄₀ ₉₉ ₁₁.₇ % ₂₇ ₃.₇ ₁₃₁ ₁₆₄ ₂₉₅ ₁₀.₆% ₂₆ ₁₁.₃ 境界悪性 ₀ ₁ ₁ ₀.₁₁% ₁ ₁ ₃₆ ₃₀ ₆₆ ₂.₄% ₁₄ ₄.₇ 粘膜内癌 ₀ ₁ ₁ ₀.₁₂% ₁ ₁ ₃₁ ₂₂ ₅₃ ₁.₉% ₁₄ ₃.₈ 浸潤癌 ₃₉₃ ₃₄₆ ₇₃₉ ₈₇.₂ % ₄₂ ₁₇.₆ ₉₉₂ ₇₁₆ ₁,₇₀₈ ₆₁.₂% ₄₄ ₃₈.₈ 転移登録癌 ₆ ₁ ₇ ₀.₈₃% ₇ ₁ ₄₁₁ ₂₅₃ ₆₆₄ ₂₃.₉% ₄₃ ₁₅.₄ 3

5 4 3 2 1 良性境界悪性粘膜内癌浸潤癌転移登録癌 図 1-3 Vater 乳頭 12 1 8 6 4 2 良性境界悪性粘膜内癌浸潤癌転移登録癌 図 1-4 膵 胆嚢 胆管 Vater 乳頭 膵 それぞれの臓器に発生した良性腫瘍 境界悪性腫瘍 粘膜内癌 浸潤癌 原発臓器が切除出来ず転移巣のみが登録された癌 ( 転移登録癌 ) について検討した は膵が最も多かった 一般的な手術数としては胆嚢が最も多いはずであり 偶然に見つかった症例もかなり含まれていると考えられる それに対し 膵 胆管の手術例はかなりの割合が画像検査で発見後の切除症例と考えられる 胆嚢では良性腫瘍の割合が₁₃.₈% と高いのに対し 胆管では₁.₁% と著しく低かった 膵の悪性腫瘍や胆管の腫瘍ではの症例が多いのに対し 胆嚢では良悪性ともにが多いという明瞭な相違点があった Vater 乳頭の腫瘍は良悪性ともに 性別の差が少なかった Vater 乳頭では転移登録癌が著しく少なく 胆嚢 胆管では転移登録癌の割合が ₈ % 程度であるのに対し 膵では₂₃% と進行してから発見されることが多いことが示唆された ₁ 施設あたりの症例数は 浸潤癌では膵癌が最も多く 専門性が必要であることが示唆された それに対し 良性腫瘍の施設あたりの症例数の差異には様々な解釈が可能であった 31

2. の年次別推移 表 2-1 膵の良性腫瘍のの年次別推移 膵良性腫瘍 合計 ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₁ ₄ ₅ ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₂ ₆ ₈ ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₇ ₈ ₁₅ ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₁₅ ₂₂ ₃₇ ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₁₅ ₃₀ ₄₅ ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₃₈ ₃₇ ₇₅ ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₅₃ ₅₇ ₁₁₀ 6 5 4 3 2 1 診断年 図 2-1 膵の良性腫瘍の年次別推移 膵の良性腫瘍の ₅ 年毎 ₂₀₀₃ 年以降は ₄ 年間の推移を検討した 増加傾向にあるが 序文のごとく 疾患概念の変遷に影響されていると考えられる 胆嚢 胆管 Vater 乳頭の良性腫瘍はほとんどが腺 腫であったため ₆. 組織型の年次別推移 で代表的な組織型別の年次別推移を示す 32

表 2-2 臓器別の原発悪性腫瘍のの年次別推移 胆嚢悪性腫瘍 期間登録率登録率合計 胆管悪性腫瘍 登録率登録率合計 ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₂₈ ₀.₂₈ ₄₀ ₀.₃₂ ₆₈ ₁₄ ₂₀.₆% ₃₀ ₀.₂₉ ₂₂ ₀.₁₈ ₅₂ ₉ ₁₇.₃% ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₂₄ ₀.₂₁ ₅₈ ₀.₄₀ ₈₂ ₆ ₇.₃% ₆₄ ₀.₅₅ ₃₁ ₀.₂₂ ₉₅ ₇ ₇.₄% ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₈₅ ₀.₆₅ ₁₄₈ ₀.₈₈ ₂₃₃ ₃₉ ₁₆.₇% ₈₇ ₀.₆₇ ₄₁ ₀.₂₄ ₁₂₈ ₁₅ ₁₁.₇% ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₉₆ ₀.₆₄ ₂₂₀ ₁.₁₂ ₃₁₆ ₃₆ ₁₁.₄% ₁₀₉ ₀.₇₃ ₈₃ ₀.₄₄ ₁₉₂ ₁₄ ₇.₃% ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₁₂₄ ₀.₇₂ ₁₈₆ ₀.₈₇ ₃₁₀ ₂₆ ₈.₄% ₁₅₁ ₀.₈₉ ₈₈ ₀.₄₀ ₂₃₉ ₁₉ ₇.₉% ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₁₃₂ ₀.₆₇ ₂₀₅ ₀.₇₈ ₃₃₇ ₂₆ ₇.₇% ₁₆₃ ₀.₈₄ ₇₈ ₀.₃₃ ₂₄₁ ₁₇ ₇.₁% ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₁₄₄ ₀.₈₂ ₁₇₉ ₀.₇₇ ₃₂₃ ₁₆ ₅.₀% ₁₆₄ ₀.₉₂ ₁₀₂ ₀.₄₇ ₂₆₆ ₂₀ ₇.₅% 25 2 15 1 5 診断年 図 2-2 - 1 胆嚢の悪性腫瘍の年次別推移 25 2 15 1 5 診断年 図 2-2 - 2 胆管の悪性腫瘍の年次別推移 33

表 2-2 ( 続き ) Vater 乳頭悪性腫瘍 期間登録率登録率合計 膵臓悪性腫瘍 登録率登録率合計 ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₁₂ ₀.₁₂ ₂₀ ₀.₁₆ ₃₂ ₁ ₃.₁% ₈₁ ₀.₇₆ ₃₉ ₀.₃₁ ₁₂₀ ₅₆ ₄₆.₇% ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₂₃ ₀.₂₀ ₁₇ ₀.₁₂ ₄₀ ₀ ₀ ₉₁ ₀.₇₈ ₅₅ ₀.₃₉ ₁₄₆ ₅₀ ₃₄.₂% ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₄₃ ₀.₃₂ ₄₉ ₀.₃₀ ₉₂ ₀ ₀ ₁₇₃ ₁.₃₀ ₁₁₆ ₀.₇₀ ₂₈₉ ₁₁₂ ₃₈.₈% ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₆₁ ₀.₄₀ ₄₄ ₀.₂₂ ₁₀₅ ₀ ₀ ₂₀₈ ₁.₄₀ ₁₆₈ ₀.₉₁ ₃₇₆ ₁₃₂ ₃₅.₁% ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₇₆ ₀.₄₅ ₆₆ ₀.₃₀ ₁₄₂ ₀ ₀ ₂₅₀ ₁.₄₈ ₁₇₁ ₀.₈₃ ₄₂₁ ₁₁₂ ₂₆.₆% ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₁₀₇ ₀.₅₆ ₇₁ ₀.₂₈ ₁₇₈ ₃ ₁.₇% ₃₂₄ ₁.₇₅ ₂₁₂ ₀.₉₀ ₅₃₆ ₈₅ ₁₅.₉% ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₆₃ ₀.₃₈ ₇₉ ₀.₃₅ ₁₄₂ ₂ ₁.₄% ₃₂₉ ₁.₉₆ ₂₅₄ ₁.₂₈ ₅₈₃ ₁₁₀ ₁₈.₉% ( 注 ) 年齢不詳を除く 登録率は人口 ₁₀ 万対 ₁₉₈₅ 年モデル人口で調整 25 35 2 3 25 15 1 2 15 5 1 5 診断年 診断年 図 2-2 - 3 Vater 乳頭の悪性腫瘍の年次別推移 図 2-2 - 4 膵の悪性腫瘍の年次別推移 各臓器に発生した悪性腫瘍の ₅ 年毎 ₂₀₀₃ 年以降は ₄ 年間の推移を検討し 転移のみで登録された症例数との比較を行った 登録率とは年齢構成比などを補正した人口 ₁₀ 万人に対する症例数であり 発生率と大まかに関連する いずれも増加傾向にあり 良性腫瘍とは異なり 男女比も概ね一定であると考えられた 胆管 Vater 乳頭 膵ではの割合が高かったのに対し 胆嚢ではの割合が高かった それに対し転移巣のみが登録された症例は 膵は減少傾向にあることが窺われたが 胆嚢は変動が大きかった Vater 乳頭には転移巣のみの症例がほとんどなく 胆管はほぼ一定であった 後ほど表 ₇ 図 ₇ で代表的な組織型別の年次別推移を示す 34

3. 組織型別の 表 3-1 組織型別の 胆嚢組織型合計 臓器合計に占める割合 腺腫 ₁₁₉ ₁₄₂ ₂₆₁ ₁₃.₄% 良性間葉系 ₁ ₇ ₈ ₀.₄% 腺癌 ₅₈₂ ₉₆₂ ₁,₅₄₄ ₇₉.₅% ₁₅₄ ₁₀.₀% 腺扁平上皮癌 ₂₆ ₄₄ ₇₀ ₃.₆% ₆ ₈.₆% 扁平上皮癌 ₉ ₁₂ ₂₁ ₁.₁% ₄ ₁₉.₀% 内分泌へ分化した癌 ₃ ₂ ₅ ₀.₃% ₀ 癌肉腫 ₂ ₂ ₄ ₀.₂% ₀ 未分化癌 ₁₂ ₁₅ ₂₇ ₁.₄% ₂ ML ₁ ₁ ₂ ₀.₁% GIST ₀ ₁ ₁ ₀.₁% 胆管組織型合計 臓器合計に占める割合 腺腫 ₉ ₅ ₁₄ ₁.₁% 腺癌 ₇₄₇ ₄₃₉ ₁,₁₈₆ ₉₆.₃% ₁₀₀ ₈.₄% 腺扁平上皮癌 ₁₆ ₄ ₂₀ ₁.₆% ₁ ₅ % 扁平上皮癌 ₁ ₃ ₄ ₀.₃% ₁ ₂₅ % 内分泌へ分化した癌 ₂ ₁ ₃ ₀.₂% ₀ 未分化癌 ₅ ₀ ₅ ₀.₄% ₁ ₂₀ % 肉腫 ₀ ₁ ₁ ₀.₁% ₀ 35

胆嚢 胆管 Vater 乳頭 膵に発生した腫瘍を 大まかな組織型別にまとめて検討し 各臓器に それら疾患が占める割合を調べた 悪性腫瘍では原発巣を摘出出来ず 転移巣のみが登録された症例の割合も調べた 胆嚢は良悪性ともに ほとんどの腫瘍での方が多く 良性腫瘍よりも悪性腫瘍の方がの比率が高かった 腺癌が₈₀% 腺腫が₁₃% を占め 扁平上皮方向に分化した症例が ₄ % あった 胆管の良性腫瘍は発生すれば切除対象になる確率の高い病変であり 実数に近いと考えられるが 症例は多くなく に多く発生していた 悪性腫瘍も 胆嚢と異なり 腺方向に分化した症例が ₉₆% 以上であり 扁平上皮方向への分化も目立たず いずれもに多く 胆嚢の腫瘍とは大きく異なっていた Vater 乳頭は 腺腫と腺癌がほとんどであると言う点は胆嚢に類似していたが に多く発生し 扁平上皮方向への分化傾向が低かった 膵は組織標本の採取が難しい臓器であるにもかかわらず 症例数が多く 疾患名も多岐にわたっていた 膵 intraductal papillary mucinous neoplasm(ipmn) などの内向き増殖をし 浸潤傾向の弱い腫瘍群 ( 限局増殖群 ) と 膵腺癌のように早期から外向きに浸潤性の増殖をする腫瘍群 ( 浸潤増殖群 ) ラ氏島腫瘍のように発生母地が明瞭であるが良悪性の区別が難しい腫瘍 ( 内分泌群 ) などに分けた 限局増殖群は疾患概念の確立からの歴史が短いため 登録された症例数も多くないが IPMN intraductal papillary mucinous carcinoma(ipmc) はに多く発生していたのに対し それ以外の mucinous cystic neoplasm(mcn) serous cystadenoma solid pseudopapillary neoplasm(spn) は圧倒的にに多かった 内分泌群は男女ほぼ同数であったが 転移登録例 ₁₂ 例の内訳は ₉ : ₃ との方が多かった 浸潤増殖群の多くを腺癌である浸潤性膵管癌が占めており 未分化癌の割合も ₁ % 程度であった IPMC の転移のみの登録は低く 浸潤性膵管癌とは大きく異なっていた 36

表 3-2 組織型別の Vater 乳頭組織型合計 臓器合計に占める割合 腺腫 ₅₈ ₃₇ ₉₅ ₁₁.₂ % 良性間葉系 ₁ ₂ ₃ ₀.₄ % 腺癌 ₃₈₆ ₃₄₀ ₇₂₆ ₈₅.₉ % ₆ ₀.₈% 腺扁平上皮癌 ₄ ₃ ₇ ₀.₈ % 扁平上皮癌 ₃ ₁ ₄ ₀.₅ % 内分泌へ分化した癌 ₁ ₃ ₄ ₀.₄ % 未分化癌 ₃ ₁ ₄ ₀.₅ % ML ₂ ₁ ₃ ₀.₄ % 膵組織型合計 臓器合計に占める割合 IPMN ₁₀₁ ₅₅ ₁₅₆ ₅.₇ % IPMC ₈₆ ₅₂ ₁₃₈ ₅.₀ % ₂ ₁.₄% MCN ₀ ₃₈ ₃₈ ₁.₄ % serous cystadenoma ₉ ₄₂ ₅₁ ₁.₉ % solid-pseudopapillary ₁ ₁₅ ₁₆ ₀.₆ % ラ氏島良性 ₂₆ ₃₃ ₅₉ ₂.₁ % ラ氏島悪性 ₃₄ ₃₃ ₆₇ ₂.₄ % ₁₂ ₁₇.₉% 腺癌 ₁,₂₆₅ ₈₇₈ ₂,₁₄₃ ₇₇.₉ % ₆₂₂ ₂₉.₀% 腺扁平上皮癌 ₂₄ ₁₆ ₄₀ ₁.₅ % ₄ ₁₀ % 扁平上皮癌 ₇ ₂ ₉ ₀.₃ % ₄ ₄₄.₄% 癌肉腫 ₁ ₀ ₁ ₀.₀₃% ₀ 未分化癌 ₂₂ ₉ ₃₁ ₁.₁ % ₉ ₂₉.₀% ML ₁ ₂ ₃ ₀.₁ % 肉腫 ₀ ₁ ₁ ₀.₀₃% 37

₄ つの臓器に発生する病変を組織型で比べた場合 腺癌では膵の浸潤性膵管癌が最も転移巣のみが登録される割合が高く 進行して発見されることが多いことが示唆された 純粋な扁平上皮癌は 胆嚢 胆管 膵ともに転移巣のみが登録される割合が高く これら臓器に発生した場合は腺癌よりも悪性度が高いことが示唆されたが 腺扁平上皮癌の場合はいずれの臓器も逆に腺癌よりも転移巣のみが登録される割合が低い傾向にあった いずれの臓器も内分泌方向に分化した癌や癌肉腫や未分化型の割合は低く どの臓器にも発生するはずの悪性リンパ腫の原発も極めて少数であった 間葉系腫瘍は胆嚢 Vater 乳頭に多く発生しており 平滑筋系と神経線維系の良性腫瘍がほとんどであった ₂₀ 歳以下の若年者に発生する腫瘍をみると 膵が₁₀ 例で 残りは Vater 乳頭の腺癌 ₁ 例のみであった 膵病変の内訳は solid and pseudopapillary tumor が ₃ 例 ラ氏島腫瘍が ₂ 例 あり 神経芽細胞腫 pancreatoblastoma 浸潤性膵管癌 lymphangioma IPMN がそれぞれ ₁ 例存在した 38

表 4-1 胆嚢病変の年齢別の分布 胆嚢の腺腫 合計 4. 年齢別の分布 胆嚢の腺癌 合計 ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₂₀ ₂₉ ₁₀ ₂ ₁₂ ₂₀ ₂₉ ₁ ₁ ₂ ₀ ₀ ₃₀ ₃₉ ₁₃ ₁₂ ₂₅ ₃₀ ₃₉ ₈ ₈ ₁₆ ₂ ₁₂.₅% ₄₀ ₄₉ ₁₈ ₁₇ ₃₅ ₄₀ ₄₉ ₃₆ ₄₉ ₈₅ ₈ ₉.₄% ₅₀ ₅₉ ₁₉ ₃₅ ₅₄ ₅₀ ₅₉ ₈₁ ₁₃₂ ₂₁₃ ₂₄ ₁₁.₃% ₆₀ ₆₉ ₂₉ ₃₆ ₆₅ ₆₀ ₆₉ ₁₄₉ ₂₅₈ ₄₀₇ ₄₇ ₁₁.₅% ₇₀ ₇₉ ₂₃ ₂₆ ₄₉ ₇₀ ₇₉ ₁₉₆ ₃₄₃ ₅₃₉ ₄₈ ₈.₉% ₈₀ ₈₉ ₆ ₁₁ ₁₇ ₈₀ ₈₉ ₁₀₉ ₁₅₂ ₂₆₁ ₁₈ ₆.₉% ₉₀ ₉₉ ₀ ₀ ₀ ₉₀ ₉₉ ₂ ₁₃ ₁₅ ₂ ₁₃.₃% 4 35 3 25 2 15 1 5-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-1 - 1 胆嚢の腺腫の年齢別分布 4 35 3 25 2 15 1 5-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-1 - 2 胆嚢の腺癌の年齢別分布 組織型別に 胆嚢 胆管 Vater 乳頭の主な疾患の年齢分布の検討を行った 胆嚢の腺腫は ₆₀ 歳代に発生のピークがあり ₄₀ 歳代まではに多いのに対し ₅₀ 歳代以降では女 性に多かった 腺癌は ₄₀ 歳代以降はの方が症例数が多く 年齢とともにその差が広がっていた 39

表 4-2 胆管病変の年齢別の分布 胆管の腺癌合計 ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₂₀ ₂₉ ₁ ₁ ₂ ₁ ₅₀ % ₃₀ ₃₉ ₇ ₁₀ ₁₇ ₂ ₁₁.₈% ₄₀ ₄₉ ₃₆ ₂₉ ₆₅ ₁₀ ₁₅.₄% ₅₀ ₅₉ ₁₁₀ ₆₀ ₁₇₀ ₁₀ ₅.₉% ₆₀ ₆₉ ₂₄₆ ₁₁₀ ₃₅₆ ₂₈ ₇.₉% ₇₀ ₇₉ ₂₇₅ ₁₇₁ ₄₄₆ ₃₈ ₈.₅% ₈₀ ₈₉ ₆₇ ₄₈ ₁₁₅ ₈ ₇.₀% ₉₀ ₉₉ ₁ ₆ ₇ ₁ ₁₄.₃% 3 25 2 15 1 5-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-2 胆管の腺癌の年齢別分布 胆管の腺癌は 発生数の年齢分布は胆嚢の腺癌と類似していたが ₃₀ 歳代以前はに多く 胆嚢 の腺癌とは逆の傾向を示していた それ以降の年代ではに多かった 4

表 4-3 Vater 乳頭病変の年齢別の分布 Vater 乳頭の腺腫 合計 Vate 乳頭の腺癌 合計 ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₁ ₀ ₁ ₀ ₂₀ ₂₉ ₀ ₀ ₀ ₂₀ ₂₉ ₂ ₀ ₂ ₀ ₃₀ ₃₉ ₁ ₂ ₃ ₃₀ ₃₉ ₅ ₅ ₁₀ ₁ ₄₀ ₄₉ ₃ ₄ ₇ ₄₀ ₄₉ ₂₆ ₁₈ ₄₄ ₁ ₅₀ ₅₉ ₁₂ ₄ ₁₆ ₅₀ ₅₉ ₇₃ ₄₇ ₁₂₀ ₁ ₆₀ ₆₉ ₁₈ ₈ ₂₆ ₆₀ ₆₉ ₁₁₀ ₁₀₁ ₂₁₁ ₂ ₇₀ ₇₉ ₁₉ ₁₀ ₂₉ ₇₀ ₇₉ ₁₂₄ ₁₀₄ ₂₂₈ ₀ ₈₀ ₈₉ ₅ ₇ ₁₂ ₈₀ ₈₉ ₂₉ ₅₇ ₈₆ ₀ ₉₀ ₉₉ ₀ ₁ ₁ ₉₀ ₉₉ ₃ ₅ ₈ ₀ 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-3 - 1 Vater 乳頭の腺腫の年齢別分布 14 12 1 8 6 4 2-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-3 - 2 Vater 乳頭の腺癌の年齢別分布 Vater 乳頭の腺腫は腺癌との組織学的な判定の境界が不明瞭である 腺腫で₆₀ 歳代 腺癌で₇₀ 歳代と発生のピークがずれていたが ₈₀ 歳代以降は腺腫 腺癌ともにに多いという傾向が一致していた 転移のみの登録の割合は 胆嚢 胆管とも一定の傾向はなく Vater 乳頭ではごく少数であった 41

表 4-4 膵病変の年齢別の分布 ⑴ 合計 serous cystadenoma solidpseudopapillary 合計 ラ氏島の良悪性腫瘍 合計 ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₁ ₁ ₁₀ ₁₉ ₁ ₁ ₂ ₂₀ ₂₉ ₀ ₁ ₁ ₂₀ ₂₉ ₀ ₆ ₆ ₂₀ ₂₉ ₁ ₃ ₄ ₃₀ ₃₉ ₀ ₂ ₂ ₃₀ ₃₉ ₀ ₅ ₅ ₃₀ ₃₉ ₄ ₅ ₉ ₄₀ ₄₉ ₁ ₂ ₃ ₄₀ ₄₉ ₀ ₃ ₃ ₄₀ ₄₉ ₅ ₁₃ ₁₈ ₅₀ ₅₉ ₁ ₁₁ ₁₂ ₅₀ ₅₉ ₀ ₀ ₀ ₅₀ ₅₉ ₁₃ ₁₇ ₃₀ ₆₀ ₆₉ ₂ ₉ ₁₁ ₆₀ ₆₉ ₁ ₀ ₁ ₆₀ ₆₉ ₁₇ ₁₄ ₃₁ ₇₀ ₇₉ ₅ ₁₇ ₂₂ ₇₀ ₇₉ ₀ ₀ ₀ ₇₀ ₇₉ ₁₉ ₁₃ ₃₂ ₈₀ ₈₉ ₀ ₀ ₀ ₈₀ ₈₉ ₀ ₀ ₀ ₈₀ ₈₉ ₀ ₀ ₀ ₉₀ ₉₉ ₀ ₀ ₀ ₉₀ ₉₉ ₀ ₀ ₀ ₉₀ ₉₉ ₀ ₀ ₀ 18 7 16 6 14 12 5 1 8 6 4 2 4 3 2 1-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 -9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 診断時年齢 図 4-4 - 1 serous cystadenoma の年齢別分布 図 4-4 - 2 solid-pseudopapillary の年齢別分布 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-4 - 3 ラ氏島の良悪性腫瘍の年齢別分布 42

表 4-4 膵病変の年齢別の分布 ⑵ IPMN 合計 IPMC 合計 MCN 合計 ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₁ ₁ ₁₀ ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₂₀ ₂₉ ₀ ₀ ₀ ₂₀ ₂₉ ₀ ₀ ₀ ₂₀ ₂₉ ₀ ₂ ₂ ₃₀ ₃₉ ₁ ₃ ₄ ₃₀ ₃₉ ₀ ₁ ₁ ₃₀ ₃₉ ₀ ₈ ₈ ₄₀ ₄₉ ₃ ₂ ₅ ₄₀ ₄₉ ₄ ₂ ₆ ₄₀ ₄₉ ₀ ₇ ₇ ₅₀ ₅₉ ₁₀ ₆ ₁₆ ₅₀ ₅₉ ₁₀ ₇ ₁₇ ₅₀ ₅₉ ₀ ₅ ₅ ₆₀ ₆₉ ₃₇ ₁₀ ₄₇ ₆₀ ₆₉ ₃₂ ₁₆ ₄₈ ₆₀ ₆₉ ₀ ₁₂ ₁₂ ₇₀ ₇₉ ₄₅ ₃₀ ₇₅ ₇₀ ₇₉ ₃₄ ₂₂ ₅₆ ₇₀ ₇₉ ₀ ₄ ₄ ₈₀ ₈₉ ₅ ₃ ₈ ₈₀ ₈₉ ₇ ₄ ₁₁ ₈₀ ₈₉ ₀ ₀ ₀ ₉₀ ₉₉ ₀ ₀ ₀ ₉₀ ₉₉ ₁ ₀ ₁ ₉₀ ₉₉ ₀ ₀ ₀ 5 4 45 4 35 35 3 3 25 25 2 15 1 2 15 1 5 5-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 -9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-4 - 4 IPMN の年齢別分布 図 4-4 - 5 IPMC の年齢別分布 14 12 1 8 6 4 2-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-4 - 6 MCN の年齢別分布 43

表 4-4 膵病変の年齢別の分布 ⑶ 浸潤性膵管癌合計 ₀ ₉ ₀ ₀ ₀ ₀ ₁₀ ₁₉ ₀ ₁ ₁ ₁ ₁₀₀ % ₂₀ ₂₉ ₀ ₂ ₂ ₁ ₅₀ % ₃₀ ₃₉ ₂₂ ₁₂ ₃₄ ₉ ₂₆.₅% ₄₀ ₄₉ ₇₆ ₄₆ ₁₂₂ ₄₅ ₃₆.₉% ₅₀ ₅₉ ₂₆₆ ₁₄₃ ₄₀₉ ₁₃₄ ₃₂.₈% ₆₀ ₆₉ ₄₆₉ ₂₈₂ ₇₅₁ ₂₀₆ ₂₇.₄% ₇₀ ₇₉ ₃₅₅ ₃₁₉ ₆₇₄ ₁₆₉ ₂₅.₁% ₈₀ ₈₉ ₅₈ ₆₃ ₁₂₁ ₄₉ ₄₀.₅% ₉₀ ₉₉ ₃ ₄ ₇ ₃ ₄₂.₉% 5 45 4 35 3 25 2 15 1 5-9 1-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7-79 8-89 9-99 診断時年齢 図 4-4 - 7 浸潤性膵管癌の年齢別分布 組織型別に 主な膵疾患の年齢分布の検討を行った Serous cystadenoma はいずれの年代でも に多く発生し mucinous cystic neoplasm(mcn) はのみで ₆₀ 歳代にピークがあり Solid and pseudopapillary neoplasm(spn) はほとんどが₄₀ 歳代までのであった ラ氏島腫瘍群は 中年まではに多く発生していた IPMN と IPMC は ほぼ同様の年齢層に分布し 性差もほぼ一定であり 腺癌 ( 浸潤性膵管癌 ) もには大きな違いがあるものの 類似した分布を示していた 転移のみの登録の割合は 他臓器に比べていずれの年代でも高かったが 一定の傾向はなかった 44

5. 膵病変の部位別分布 表 5 膵の部位別分布膵頭部 膵内での割合 膵体部 膵内での割合 膵尾部 膵内での割合 合計 IPMN ₇₁ ₅₂.₂% ₄₇ ₃₄.₆% ₁₈ ₁₃.₂% ₁₃₆ IPMC ₆₉ ₆₅.₁% ₂₇ ₂₅.₅% ₁₀ ₉.₄% ₁₀₆ MCN ₁₂ ₃₈.₇% ₁₂ ₃₈.₇% ₇ ₂₂.₆% ₃₁ serous cystadenoma ₁₇ ₄₁.₅% ₁₃ ₃₁.₇% ₁₁ ₂₆.₈% ₄₁ solid-pseudopapillary ₆ ₄₂.₉% ₃ ₂₁.₄% ₅ ₃₅.₇% ₁₄ ラ氏島良性 ₁₉ ₄₄.₂% ₁₁ ₂₅.₆% ₁₃ ₃₀.₂% ₄₃ ラ氏島悪性 ₁₉ ₄₈.₇% ₁₁ ₂₈.₂% ₉ ₂₃.₁% ₃₉ 腺癌 ₈₈₄ ₇₄.₀% ₁₉₂ ₁₆.₁% ₁₁₉ ₁₀.₀% ₁,₁₉₅ 腺扁平上皮癌 ₁₅ ₅₇.₇% ₄ ₁₅.₄% ₇ ₂₆.₉% ₂₆ SCC ₂ ₁₀₀ ₀ ₀ ₂ 未分化癌 ₁₄ ₇₇.₈% ₂ ₁₁.₁% ₂ ₁₁.₁% ₁₈ ML ₂ ₁₀₀ ₀ ₀ ₂ 1% 8% 6% 4% 膵頭部膵体部膵尾部 2% % IPMN IPMC MCN serous cystadenoma solid-pseudopapillary ラ氏島良性ラ氏島悪性 腺癌腺扁平上皮癌 SCC 図 5 膵の部位別分布 未分化癌 ML 発生部位が限定された膵症例のみを対象として 組織型別の病変の分布を調べた 体積上は最も大きく 十二指腸との関係からも 刺激物が最も多く接触すると考えられる頭部に病変が多かった しかし IPMN 群をはじめとする悪性度の低い病変は体尾部に多く発生し 悪性度の高い病変は頭部に多く発生する傾向があった ラ氏島腫瘍 serous cystadenoma mucinous cystic neoplasm(mcn) は膵全体に比較的均等に分布していた 45

表 6-1 胆嚢病変の年次別推移 6. 組織型の年次別推移 胆嚢の腺腫合計胆嚢の腺癌合計 ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₁ ₂ ₃ ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₂₆ ₄₀ ₆₆ ₁₄ ₂₁.₂% ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₅ ₇ ₁₂ ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₂₂ ₅₆ ₇₈ ₆ ₇.₇% ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₁₀ ₉ ₁₉ ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₈₄ ₁₄₃ ₂₂₇ ₄₁ ₁₈.₁% ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₂₆ ₂₁ ₄₇ ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₈₇ ₁₉₈ ₂₈₅ ₃₂ ₁₁.₂% ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₂₂ ₂₉ ₅₁ ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₁₁₂ ₁₇₃ ₂₈₅ ₂₄ ₈.₄% ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₂₇ ₂₃ ₅₀ ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₁₂₄ ₁₈₇ ₃₁₁ ₂₂ ₇.₁% ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₂₈ ₅₁ ₇₉ ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₁₃₄ ₁₇₁ ₃₀₅ ₁₅ ₄.₉% 6 5 4 3 2 1 1973-1977 1978-1982 1983-1987 1988-1992 1993-1997 1998-22 23-26 診断年 図 6-1 - 1 胆嚢の腺腫の年次別推移 25 2 15 1 5 1973-1977 1978-1982 1983-1987 1988-1992 1993-1997 1998-22 23-26 診断年 図 6-1 - 2 胆嚢の腺癌の年次別推移 組織型別に 胆嚢 胆管 Vater 乳頭の主な疾患の年次別推移の検討を行った 胆嚢の腺腫のは₁₉₉₀ 年前後から増加傾向にあることが窺われ 男女比も一定ではないが 序文のごとく疾患概念の変遷に影響されている面が多いと考えられた 胆嚢の腺癌のは ₁₉₈₀ 年前半から増加傾向にあり どの時期でもの割合が多かった 転移で発見される腺癌の割合は ₁₉₉₀ 年以降は減少傾向にあることが窺われた 46

表 6-2 胆管病変の年次別推移 胆管の腺癌合計 ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₃₀ ₂₀ ₅₀ ₈ ₁₆ % ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₆₆ ₃₂ ₉₈ ₈ ₈.₂% ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₈₆ ₄₃ ₁₂₉ ₁₅ ₁₁.₆% ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₁₀₄ ₈₁ ₁₈₅ ₁₄ ₇.₆% ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₁₄₈ ₈₇ ₂₃₅ ₁₈ ₇.₇% ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₁₅₇ ₇₈ ₂₃₅ ₁₇ ₇.₂% ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₁₅₉ ₉₉ ₂₅₈ ₂₀ ₇.₈% 16 14 12 1 8 6 4 2 1973-1977 1978-1982 1983-1987 1988-1992 1993-1997 1998-22 23-26 診断年 図 6-2 胆管の腺癌の年次別推移 表 6-3 Vater 乳頭病変の年次別推移 Vater 乳頭の腺腫 合計 Vater 乳頭の腺癌 合計 ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₀ ₀ ₀ ₁₉₇₃ ₁₉₇₇ ₁₂ ₁₉ ₃₁ ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₀ ₀ ₀ ₁₉₇₈ ₁₉₈₂ ₂₇ ₁₈ ₄₅ ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₃ ₂ ₅ ₁₉₈₃ ₁₉₈₇ ₄₈ ₅₀ ₉₈ ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₈ ₁₀ ₁₈ ₁₉₈₈ ₁₉₉₂ ₆₀ ₄₃ ₁₀₃ ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₁₄ ₃ ₁₇ ₁₉₉₃ ₁₉₉₇ ₇₆ ₆₃ ₁₃₉ ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₁₅ ₁₂ ₂₇ ₁₉₉₈ ₂₀₀₂ ₁₀₃ ₇₀ ₁₇₃ ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₁₈ ₁₀ ₂₈ ₂₀₀₃ ₂₀₀₆ ₆₀ ₇₇ ₁₃₇ 47

16 14 12 1 8 6 4 2 1973-1977 1978-1982 1983-1987 1988-1992 1993-1997 1998-22 23-26 診断年 図 6-3 - 1 Vater 乳頭の腺腫の年次別推移 16 14 12 1 8 6 4 2 1973-1977 1978-1982 1983-1987 1988-1992 1993-1997 1998-22 23-26 診断年 図 6-3 - 2 Vater 乳頭の腺癌の年次別推移 胆管の腺癌のは ₁₉₈₀ 年代以降は微増であり いずれの時期もの方が多かった 転移で登録される胆管の腺癌の割合の変化もほとんど無く 胆嚢とは異なった傾向を示していた Vater 乳頭の腺腫のは微増にとどまったが これも序文のごとく疾患概念の変遷に影響されている面が多いと考えられた Vater 乳頭の腺癌のも増加傾向にあり 性別の差が少なかった 48

表 6-4 膵病変の年次別推移 ⑴ IPMN & IPMC & MCN 合計ラ氏島腫瘍合計 ₁₉₇₃~₁₉₇₇ ₀ ₀ ₀ ₁₉₇₃~₁₉₇₇ ₂ ₅ ₇ ₁₉₇₈~₁₉₈₂ ₀ ₂ ₂ ₁₉₇₈~₁₉₈₂ ₃ ₈ ₁₁ ₁₉₈₃~₁₉₈₇ ₅ ₅ ₁₀ ₁₉₈₃~₁₉₈₇ ₁ ₆ ₇ ₁₉₈₈~₁₉₉₂ ₁₅ ₁₄ ₂₉ ₁₉₈₈~₁₉₉₂ ₁₁ ₈ ₁₉ ₁₉₉₃~₁₉₉₇ ₂₈ ₂₃ ₅₁ ₁₉₉₃~₁₉₉₇ ₈ ₉ ₁₇ ₁₉₉₈~₂₀₀₂ ₆₈ ₃₅ ₁₀₃ ₁₉₉₈~₂₀₀₂ ₁₀ ₁₆ ₂₆ ₂₀₀₃~₂₀₀₆ ₇₁ ₆₆ ₁₃₇ ₂₀₀₃~₂₀₀₆ ₂₅ ₁₄ ₃₉ 8 7 6 5 4 3 2 1 1973 1977 1978 1982 1983 1987 1988 1992 1993 1997 1998 22 23 26 診断年 図 6-4 - 1 IPMN & IPMC & MCN の年次別推移 6 5 4 3 2 1 1973 1977 1978 1982 1983 1987 1988 1992 1993 1997 1998 22 23 26 診断年 図 6-4 - 2 ラ氏島腫瘍の年次別推移 49

表 6-4 膵病変の年次別推移 ⑵ 浸潤性膵管癌合計 ₁₉₇₃~₁₉₇₇ ₇₇ ₃₈ ₁₁₅ ₅₃ ₄₆.₁% ₁₉₇₈~₁₉₈₂ ₉₁ ₄₈ ₁₃₉ ₅₀ ₃₆.₀% ₁₉₈₃~₁₉₈₇ ₁₆₂ ₁₀₉ ₂₇₁ ₁₀₈ ₃₉.₉% ₁₉₈₈~₁₉₉₂ ₁₉₂ ₁₅₆ ₃₄₈ ₁₂₈ ₃₆.₈% ₁₉₉₃~₁₉₉₇ ₂₁₅ ₁₅₃ ₃₆₈ ₁₀₅ ₂₈.₅% ₁₉₉₈~₂₀₀₂ ₂₆₅ ₁₇₉ ₄₄₄ ₇₉ ₁₇.₈% ₂₀₀₃~₂₀₀₆ ₂₅₉ ₁₉₄ ₄₅₃ ₉₉ ₂₁.₉% 3 25 2 15 1 5 1973 1977 1978 1982 1983 1987 1988 1992 1993 1997 1998 22 23 26 診断年 図 6-4 - 3 浸潤性膵管癌の年次別推移 組織型別に 主な膵疾患の年次別推移の検討を行った 序文のごとく IPMN IPMC ならびに MCN は 疾患概念の変遷に大きく影響されており ほぼ同時期に提唱され 当初は互いに混乱のあった疾患概念であることから一括して扱った 古くから疾患概念が確立されていたラ氏島腫瘍は術前のみならず組織学的にも 良悪性を決定することが難しい腫瘍であり 摘出される確率の高い腫瘍と考えられ ₅ 例前後がコンスタントに登録されている 膵癌 ( 浸潤性膵管癌 ) のは増加しており ₁₉₉₃ 年以降は転移で発見される症例の割合が減少していた 5

7. 医療圏別の 表 7-1 二次医療圏別の腫瘍症例数 胆 嚢 医療圏 良性悪性登録率登録率合計登録率登録率合計 広島保健医療圏 ₆₁ ₀.₃₀ ₅₃ ₀.₂₃ ₁₁₄ ₃₁₀ ₁.₅₆ ₄₆₆ ₁.₈₃ ₇₇₆ 広島西保健医療圏 ₁₁ ₀.₄₉ ₁₉ ₀.₆₉ ₃₀ ₃₃ ₁.₃₃ ₄₉ ₁.₆₂ ₈₂ 呉保健医療圏 ₇ ₀.₁₂ ₁₆ ₀.₂₁ ₂₃ ₈₁ ₁.₂₀ ₁₆₀ ₁.₈₀ ₂₄₁ 広島中央保健医療圏 ₅ ₀.₁₄ ₈ ₀.₂₀ ₁₃ ₃₈ ₁.₀₁ ₆₉ ₁.₄₁ ₁₀₇ 尾三保健医療圏 ₉ ₀.₁₇ ₁₂ ₀.₁₅ ₂₁ ₄₉ ₀.₇₂ ₈₉ ₁.₀₁ ₁₃₈ 福山 府中保健医療圏 ₃ ₀.₀₃ ₈ ₀.₀₉ ₁₁ ₂₈ ₀.₃₀ ₃₀ ₀.₂₇ ₅₈ 備北保健医療圏 ₂ ₀.₀₆ ₄ ₀.₁₇ ₆ ₂₁ ₀.₆₂ ₆₁ ₁.₄₅ ₈₂ ( 注 ) 年齢不詳を除く 登録率は人口 ₁₀ 万対 ₁₉₈₅ 年モデル人口で調整 7 6 5 4 3 2 1 広島広島西呉広島中央尾三福山 府中備北 5 45 4 35 3 25 2 15 1 5 広島広島西呉広島中央尾三福山 府中備北 図 7-1 - 1 胆嚢の良性腫瘍の医療圏別分布 図 7-1 - 2 胆嚢の悪性腫瘍の医療圏別分布 表 7-2 二次医療圏別の腫瘍症例数 胆 管 医療圏 良性悪性登録率登録率合計登録率登録率合計 広島保健医療圏 ₅ ₀.₀₂ ₃ ₀.₀₁ ₈ ₃₅₇ ₁.₈₀ ₂₀₉ ₀.₈₄ ₅₆₆ 広島西保健医療圏 ₀ ₀ ₀ ₄₀ ₁.₆₄ ₂₆ ₀.₈₅ ₆₆ 呉保健医療圏 ₂ ₀.₀₃ ₀ ₂ ₉₆ ₁.₄₄ ₅₈ ₀.₆₉ ₁₅₄ 広島中央保健医療圏 ₀ ₀ ₀ ₄₅ ₁.₂₂ ₃₀ ₀.₆₇ ₇₅ 尾三保健医療圏 ₀ ₁ ₀.₀₂ ₁ ₆₉ ₁.₀₃ ₃₆ ₀.₄₁ ₁₀₅ 福山 府中保健医療圏 ₀ ₀ ₀ ₂₃ ₀.₂₅ ₂₁ ₀.₂₀ ₄₄ 備北保健医療圏 ₁ ₀.₀₇ ₀ ₁ ₄₄ ₁.₄₆ ₂₈ ₀.₇₁ ₇₂ ( 注 ) 年齢不詳を除く 登録率は人口 ₁₀ 万対 ₁₉₈₅ 年モデル人口で調整 51

6 4 5 4 35 3 25 3 2 1 2 15 1 5 広島呉尾三備北 広島広島西呉広島中央尾三福山 府中備北 図 7-2 - 1 胆管の良性腫瘍の医療圏別分布 図 7-2 - 2 胆管の悪性腫瘍の医療圏別分布 表 7-3 二次医療圏別の腫瘍症例数 Vater 乳頭 医療圏 良性悪性登録率登録率合計登録率登録率合計 広島保健医療圏 ₃₅ ₀.₁₇ ₁₇ ₀.₀₇ ₅₂ ₁₉₇ ₀.₉₈ ₁₆₃ ₀.₆₅ ₃₆₀ 広島西保健医療圏 ₀ ₁ ₀.₀₄ ₁ ₁₆ ₀.₆₅ ₁₆ ₀.₅₁ ₃₂ 呉保健医療圏 ₅ ₀.₀₇ ₃ ₀.₀₃ ₈ ₄₃ ₀.₆₇ ₅₄ ₀.₆₃ ₉₇ 広島中央保健医療圏 ₁ ₀.₀₃ ₀ ₁ ₂₄ ₀.₆₆ ₂₄ ₀.₄₆ ₄₈ 尾三保健医療圏 ₄ ₀.₀₆ ₄ ₀.₀₇ ₈ ₃₂ ₀.₄₈ ₂₅ ₀.₂₇ ₅₇ 福山 府中保健医療圏 ₀ ₀ ₀ ₁₄ ₀.₁₅ ₁₀ ₀.₀₉ ₂₄ 備北保健医療圏 ₃ ₀.₀₉ ₅ ₀.₁₁ ₈ ₃₁ ₁.₀₅ ₂₄ ₀.₆₄ ₅₅ ( 注 ) 年齢不詳を除く 登録率は人口 ₁₀ 万対 ₁₉₈₅ 年モデル人口で調整 4 25 35 3 2 25 2 15 15 1 1 5 5 広島呉尾三備北 広島広島西呉広島中央尾三福山 府中備北 図 7-3 - 1 Vater 乳頭の良性腫瘍の医療圏別分布 図 7-3 - 2 Vater 乳頭の悪性腫瘍の医療圏別分布 52

表 7-4 二次医療圏別の腫瘍症例数 膵 医療圏 良性境界悪性悪性登録率登録率合計登録率登録率合計登録率登録率合計 広島保健医療圏 ₆₀ ₀.₃₀ ₇₈ ₀.₃₄ ₁₃₈ ₃₂ ₀.₁₆ ₂₆ ₀.₁₁ ₅₈ ₆₃₅ ₃.₁₆ ₃₈₃ ₁.₅₇ ₁,₀₁₈ 広島西保健医療圏 ₃ ₀.₁₂ ₁₀ ₀.₃₇ ₁₃ ₂ ₀.₀₈ ₁ ₀.₀₅ ₃ ₅₄ ₂.₂₂ ₅₂ ₁.₆₉ ₁₀₆ 呉保健医療圏 ₁₁ ₀.₁₆ ₂₀ ₀.₂₇ ₃₁ ₄ ₀.₀₆ ₄ ₀.₀₆ ₈ ₂₀₂ ₃.₀₈ ₁₄₀ ₁.₇₀ ₃₄₂ 広島中央保健医療圏 ₁₃ ₀.₃₅ ₁₀ ₀.₂₆ ₂₃ ₃ ₀.₀₈ ₃ ₈₇ ₂.₃₉ ₆₃ ₁.₃₉ ₁₅₀ 尾三保健医療圏 ₁₅ ₀.₂₂ ₁₆ ₀.₂₀ ₃₁ ₁₁ ₀.₁₆ ₁₀ ₀.₁₄ ₂₁ ₁₃₀ ₁.₉₉ ₁₁₀ ₁.₂₈ ₂₄₀ 福山 府中保健医療圏 ₁ ₀.₀₁ ₂ ₀.₀₂ ₃ ₃ ₀.₀₃ ₁ ₀.₀₁ ₄ ₃₄ ₀.₃₈ ₄₄ ₀.₄₂ ₇₈ 備北保健医療圏 ₅ ₀.₁₄ ₄ ₀.₁₆ ₉ ₄ ₀.₁₂ ₂ ₀.₀₈ ₆ ₆₇ ₂.₄₁ ₅₃ ₁.₄₄ ₁₂₀ ( 注 ) 年齢不詳を除く 登録率は人口 ₁₀ 万対 ₁₉₈₅ 年モデル人口で調整 9 35 8 7 6 5 4 3 2 1 3 25 2 15 1 5 広島広島西呉広島中央尾三福山 府中備北 広島広島西呉広島中央尾三福山 府中備北 図 7-4 - 1 膵の良性腫瘍の医療圏別分布 図 7-4 - 2 膵の境界悪性病変の医療圏別分布 7 6 5 4 3 2 1 広島広島西呉広島中央尾三福山 府中備北 図 7-4 - 3 膵の悪性腫瘍の医療圏別分布 登録率とは年齢構成比などを補正した人口 ₁₀ 万人に対する症例数であり 発生数と大まかに関連する ₄ つの臓器ともに 悪性腫瘍は医療圏別にの順位が一定していた 良性腫瘍に関しては症例数が少ないことが影響している可能性もあるが 広島二次保健医療圏以外は臓器によりの順位が一定ではなかった 53