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正誤表 ( 抜粋版 ) 気象庁訳 (2015 年 7 月 1 日版 ) 注意 この資料は IPCC 第 5 次評価報告書第 1 作業部会報告書の正誤表を 日本語訳版に関連する部分について抜粋して翻訳 作成したものである この翻訳は IPCC ホームページに掲載された正誤表 (2015 年 4 月 1

気候変動に関する科学的知見の整理について (前回資料2)

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日本の海氷 降雪 積雪と温暖化 高野清治 気象庁地球環境 海洋部 気候情報課

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go.jp/wdcgg_i.html CD-ROM , IPCC, , ppm 32 / / 17 / / IPCC

電気使用量集計 年 月 kw 平均気温冷暖平均 基準比 基準比半期集計年間集計 , , ,

(c) (d) (e) 図 及び付表地域別の平均気温の変化 ( 将来気候の現在気候との差 ) 棒グラフが現在気候との差 縦棒は年々変動の標準偏差 ( 左 : 現在気候 右 : 将来気候 ) を示す : 年間 : 春 (3~5 月 ) (c): 夏 (6~8 月 ) (d): 秋 (9~1

Taro-40-11[15号p86-84]気候変動

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NEWS 特定非営利活動法人環境エネルギーネットワーク 21 No 年 9 月 IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change) の概要 環境エネルギーネットワーク 21 主任研究員大崎歌奈子 今年の夏は世界各国で猛暑や洪水 干ばつ

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北極陸域から発生するダストが雲での氷晶形成を誘発する とうぼう国立極地研究所の當房 おおはた地球環境研究所の大畑 しょう祥 ゆたか豊 あだち助教 気象研究所の足立 こいけ助教 東京大学の小池 まこと真 こうじ光司 主任研究官 名古屋大学宇宙 准教授らによって構成される国際共同 研究グループは 北極圏

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2. エルニーニョ / ラニーニャ現象の日本への影響前記 1. で触れたように エルニーニョ / ラニーニャ現象は周辺の海洋 大気場と密接な関わりを持つ大規模な現象です そのため エルニーニョ / ラニーニャ現象は周辺の海流や大気の流れを通じたテレコネクション ( キーワード ) を経て日本へも影響

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1. 天候の特徴 2013 年の夏は 全国で暑夏となりました 特に 西日本の夏平均気温平年差は +1.2 となり 統計を開始した 1946 年以降で最も高くなりました ( 表 1) 8 月上旬後半 ~ 中旬前半の高温ピーク時には 東 西日本太平洋側を中心に気温が著しく高くなりました ( 図 1) 特

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Executive summary

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このまま温暖化が進むと 地球の平均気温や平均海面水位はどこまで上がってしまうのでしょうか また 温暖化の程度は 世界の社会経済に関する将来の道筋に どのように依存しているのでしょうか していくために 不可欠です 1 さまざまな研究が 迫りつつある危機を予測しています これらの温暖化予測情報を正しく理

( 第 1 章 はじめに ) などの総称 ) の信頼性自体は現在気候の再現性を評価することで確認できるが 将来気候における 数年から数十年周期の自然変動の影響に伴う不確実性は定量的に評価することができなかった こ の不確実性は 降水量の将来変化において特に顕著である ( 詳細は 1.4 節を参照 )

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などの極端現象も含め 気候変動による影響を評価している さらに AR4 は 長期的な展望として 適応策と緩和策のどちらも その一方だけではすべての気候変動の影響を防ぐことができないが 両者は互いに補完し合い 気候変動のリスクを大きく低減することが可能であることは 確信度が高い とし 最も厳しい緩和努

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AIMテンプレ

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我が国の宇宙技術の世界展開

Mwp1a とベーリングイベントは古気候学の謎のひとつで 気候モデルに制約を与える際の大きな問題でした もうひとつの大きな問題点は 南極氷床の安定性に関するものです 南極はアクセスが困難であり また 間氷期である現在でも大陸のほとんどが氷に覆われているため 過去の記録を正確に復元することが難しい氷床

参考資料1 参考資料

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東京大学学内広報 NO.1405 ( )


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IPCC 第5次評価報告書の概要 -WG1(自然科学的根拠)-

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ここでは GOSAT の L2 プロダクトである 酸化炭素カラム平均濃度 (XCO 2 ) を活用 して 地球の大気全体の平均の濃度を推定する 法を検討した 以下にその算出 法について解説する 2. 酸化炭素全大気平均濃度の推定 法 いぶき の観測データから算出されたXCO 2 データ (SWIR

参考資料

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() 実験 Ⅱ. 太陽の寿命を計算する 秒あたりに太陽が放出している全エネルギー量を計測データをもとに求める 太陽の放出エネルギーの起源は, 水素の原子核 4 個が核融合しヘリウムになるときのエネルギーと仮定し, 質量とエネルギーの等価性から 回の核融合で放出される全放射エネルギーを求める 3.から

資料2   低炭素社会づくりに向けて

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過去約 130 年の年平均気温の変化傾向 (1891~2017 年 ) 図 緯度経度 5 度の格子ごとに見た年平均気温の長期変化傾向 (1891~2017 年 ) 図中の丸印は 5 5 格子で平均した 1891~2017 年の長期変化傾向 (10 年あたりの変化量 ) を示す 灰色は長期

パワーシフト ビル トッテン

周期時系列の統計解析 (3) 移動平均とフーリエ変換 nino 2017 年 12 月 18 日 移動平均は, 周期時系列における特定の周期成分の消去や不規則変動 ( ノイズ ) の低減に汎用されている統計手法である. ここでは, 周期時系列をコサイン関数で近似し, その移動平均により周期成分の振幅

温水性のカワアナゴ テンジクカワアナゴ ボウズハゼ ナンヨウボウズハゼ ウロハゼの 5 種をとり上げ 確認状況を整理しました これら 5 種はいずれも現状で分布の北限が日本列島上にあると考えられます また両側回遊性のため海を通じて分布域の変化が可能なため 純淡水魚と比較すると 温度変化による分布域変

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Transcription:

BVg^cZ HX^ZcXZ HZb^cVg 雪や氷が広く分布する寒冷圏は 地球温暖化の影響が顕著に現れる地域であり 環 しまったと考えています 境の変化を敏感にとらえる指標として研究の重要性が高まっています '%%,年に北 極海の海氷の面積が最小を記録したのをはじめとして 特にここ数年 寒冷圏では急 永久凍土の融解が温暖化を加速させる 激な気候変動が起きています 海洋研究開発機構?6BHI:8 がユーラシア北 ここからは私たちの観測についてお話 東地域で長期的な観測を行った結果 永久凍土が融け 氷河が大幅に減少している しします 私が所属するJAMSTECの地 ことなども明らかになってきました いま 寒冷圏で何が起きているのか 地球温暖 球環境観測研究センター水循環観測研究 化による気候変動の実態についてお話しします プログラム寒冷圏水循環グループは 寒 図& 北極の海氷の融解 北極圏の海氷の面積が最小となる9月の衛星写真を比較した 1979年 上 に比べて 2007 画像提供 0 D7I7 年 下 には海氷の面積は激減し 過去最小の値を記録した 冷圏での水循環 つまり雨が降って蒸発 して 水が地球のなかでどのように循環 しているかを研究しています 地球温暖化と寒冷圏 (&&.年'(月(&日 温暖化が著しいユーラシア寒冷圏で は 雪や氷の量が変化して陸での水循環 サ イ ク ル が 変 わ る と い う モ デ ル を 第/&回地球情報館公開セミナーより IPCCが報告しています 凍土が融けて 積雪面積や河川流量が変わるといった水 循環の変動が 全球規模での気候システ ムに影響を与え 温暖化をさらに加速さ せたり気象災害を多発させたりする可能 性があるため 寒冷圏の研究はとても重 要になっています 私たちは ロシアのティクシとヤクーツ 地球温暖化は明らかに進んでいる 海面水位が約17cm上昇しました さら まず地球温暖化とは何かということから に北半球の積雪面積が 最近どんどん減 ティクシは北極海に面した永久凍土ツ お話ししましょう 温暖化とは 地球の大 っています この3つのことから 温暖 ンドラ地帯にあります 凍土とは氷を含 気や海の温度が上昇することです それ 化は明らかであるといわれています んだ土壌で さらに少なくとも2年以上 によって 猛暑や豪雨などの異常気象や 海水面の上昇が起き 生態系や人類の活 で冬だけ表面が凍ったりしますが そう した土壌は季節凍土といいます 夏に温 に関する政府間パネル の第4次評価報 積雪 凍土 氷河 氷床 海氷が存在し 度が高くなって永久凍土の表面が融ける 告書によると 人類が出した温室効果ガ ている地域だといわれています と その融けた部分が活動層と呼ばれま 矢吹裕伯 や ぶ き ひ ろ の り &.+*年 福島県生まれ 理学博士 名古 屋大学大学院理学研究科博士 課程修了 &..-年より海洋科 学技術センター地球フロンティ ア研究システム研究員 専門は 寒冷地水文学 大学院時代は チベット高原の永久凍土の研究 を行う &..,年より&%年以上 にわたってシベリアの永久凍土 の研究に携わる '- 7ajZ :Vgi] (&&/ (") スが温暖化の原因である確率は90 を IPCCの第4次評価報告書によると こ す 活動層の変化は 永久凍土の状態を 超えるといわれています では 温室効 の100年間で北極の気温は世界平均の約2 知るパラメータとしてとても重要です 北東ユーラシアの観測地域 北極海に面した永久凍土ツンドラ 地帯 ティクシ から中部タイガ 地帯 ヤクーツク モンゴル北 部地域 ウランバートル までの ユーラシア北東地域で 長期的な 観測が行われている 下の図は 上の図の赤い線あたりで切った断 面と水循環を模式的に示している ティクシ 久凍土と呼びます 日本では北海道など 地球温暖化の影響が特に現れているの 2007年に発表されたIPCC 気候変動 図' 7 0 以下の温度を保つ土または岩石を永 寒冷圏で急激な変動が起きている は寒冷圏 すなわち気温が0 以下で 動へ悪影響を与えると心配されています 地球環境観測研究センター 水循環観測研究プログラム 寒冷圏水循環グループ サブリーダー クで長期的な観測を行っています 図' ヤクーツク 8 ウランバートル アル タイ 山脈 果ガスが増えると なぜ温暖化が進むの 倍の速さで上昇しています 雪や氷とい 永久凍土はシベリア アラスカ カナダ でしょうか それは 地表から出る熱を った白い部分が減ると 太陽エネルギー などに広く分布しています IPCCの報告 温室効果ガスが吸収して 多くの熱が宇 は反射されずに地上に吸収され 温暖化 によれば アラスカの北極域では 深さ 宙に放出されずに大気中にとどまってし を加速させます また 1978年以降の人 20mで測った地中の温度 地温 が上昇 まうためです 工衛星データによると 北極海の平均海 傾向にあり 1980年代以降には3 以上上 氷面積は10年間あたり2.7 減少 夏季 昇しています 北半球で季節的に凍結す で は7.4 と 大 き く 減 少 し て い ま す る土地の面積も 1990年以降約7 減少し 温の変化を見ると 100年あたり0.67 IPCCの第4次報告書は2007年2月に出さ 春先に限ると15 も減少しています の割合で上昇しています また1971 れましたが その年の夏に 北極圏の海 永久凍土が融けると 地中に蓄積され 2000年 の 平 均 に 対 し て 1998年 に は 氷の面積が過去最小を記録しました 図 ていたメタンが放出されます 温室効果 IPCCの報告書では 北極海の晩夏 0.37 2005年には0.32 上がるなど & ガスとして有名なのは二酸化炭素です 最近急激な変化が起きています 日本の における海氷は21世紀末までにほぼ完 が 温室効果が大きいのはメタンの方で 気温も100年あたり1.07 の割合で上昇 全に消滅すると予測されていますが 北 す そのメタンがどんどん大気に放出さ 和基地は南緯68度ですから それより し 1990年代以降は高温となる年が続 極海の変化はその予測を超えるスピード れるため 永久凍土が融けることで温暖 高緯度に位置しています 寒冷で降水量 出しています さらに東京や大阪などの で進んでいます 2008年には 海氷の 化が加速すると考えられています 大都市では ヒートアイランド現象も加 面積は2007年に次いで2番目の小ささ 500m以上の永久凍土があり 地表には が少なく 年平均気温はマイナス13 スゲやコケが生えています 年間降水量は310mmぐらいです 日本 ティクシは地球温暖化が最も顕著に現 わり 年平均気温が2 3 も上昇して 海氷の体積は過去最小となりました 私 北極海に面したティクシでの観測 では1日の降水量が300mmを超えること れているところといわれています 私た います また 20世紀中に世界の平均 たちは 北極海は変化の臨界点を越えて がありますから いかに降水量が少ない ちはこのティクシで1998年以降 気象 地球温暖化は観測によっても明らかに なってきています 世界の年平均地上気 ティクシは北緯71度です 南極の昭 草原域 タイガ ツンドラ地帯 降水 蒸発 8 流出 水分貯留 活動層 7 北極海 永久凍土 ヤクーツク ウランバートル 季節凍土地帯 不連続永久凍土地帯 ティクシ 連続的永久凍土地帯 か分かるでしょう ティクシには厚さ 7ajZ :Vgi] (&&/ (") '.

10.34 11001 121 12 1 121 1063 9290 1 300 10 19982000 1.21.3 1.2 2005 79 2005 2005 2007 2000 2007 1.2m 2007 1 IPCC 1940 2000 50 50 30

2008 9 25 10 1 KO-OHO-O