資料 3-4 大間原子力発電所 新規制基準適合性審査に関わる現地調査資料 ( 空中写真判読 ) 平成 30 年 11 月 15 日,16 日 電源開発株式会社
空中写真判読 1 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
1. 海成段丘面判読 2 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
1. 海成段丘面判読 (1/9) 3 海成段丘面 : 空中写真評定図 (1/4) 9 弁天島 凡例 現地調査対象箇所 文献地質断層及び断層地形の可能性のある地形 13 折戸 12 ハネコエ島付近 8 運転訓練 広報センター 10 潜石 11 材木北方 二ツ石リニアメント 文献地質断層
1. 海成段丘面判読 (2/9) 海成段丘面 : 空中写真評定図 (2/4) 4 11 材木北方 文献地質断層 材木リニアメント 凡例 現地調査対象箇所 文献地質断層及び断層地形の可能性のある地形 原田東方リニアメント
1. 海成段丘面判読 (3/9) 海成段丘面 : 空中写真評定図 (3/4) 5 凡例 赤川リニアメント 現地調査対象箇所 文献地質断層及び断層地形の可能性のある地形
1. 海成段丘面判読 (4/9) 海成段丘面 : 空中写真評定図 (4/4) 6
1. 海成段丘面判読 (5/9) 地形再判読 (1/4) 大間エリア 第 579 回審査会合 資料 1-1-2 P.712 再掲 7 再判読結果を P.7~P.10 に示す 大間エリアにおいては, 奥戸 ~ 大間 ~ 折戸付近にかけて,H 4 面が分布する なお, 折戸から蛇浦付近にかけて近接箇所間で旧 M 1 面段丘面内縁標高に大きな標高差があることを指摘されていたが, 旧 M 1 面の上部にある崖錐あるいは沖積錐の標高を比較していたものであり, 見直した M 1 面の段丘面内縁標高は 37m~42m となり, 落差は認められない
1. 海成段丘面判読 (6/9) 地形再判読 (2/4) 佐井エリア 第 579 回審査会合 資料 1-1-2 P.713 再掲 8 佐井エリアにおいては, 材木 ~ 津鼻崎 ~ 原田付近にかけて,M 1 面が多く分布する 原田 ~ 佐井付近には,M 3 f 面が分布する M 1 面の段丘面内縁標高は 30m 程度で一定である
1. 海成段丘面判読 (7/9) 地形再判読 (3/4) 赤川エリア 第 579 回審査会合 資料 1-1-2 P.714 再掲 9 赤川エリアにおいては, 甲付近に H 4 面が分布する M 1 面の段丘面内縁標高は 45m 程度である
1. 海成段丘面判読 (8/9) 地形再判読 (4/4) 大畑エリア 第 579 回審査会合 資料 1-1-2 P.715 再掲 10 大畑エリアにおいては, 二枚橋付近に H 4 面が分布する M 1 面の段丘面内縁標高は 22m~38m である
1. 海成段丘面判読 (9/9) 地形判読の概要 ( 判読方法 ) 第 579 回審査会合 資料 1-1-2 P.709 再掲 11 申請時は, 国土地理院及び社団法人日本林業技術協会 ( 現一般社団法人日本森林技術協会 ) で撮影された縮尺 2 万分の 1 の空中写真, 米軍により撮影された縮尺 4 万分の 1 の空中写真, 当社が撮影した縮尺 8 千分の 1 及び 1 万 5 千分の 1 の空中写真並びに国土地理院発行の縮尺 2 万 5 千分の 1 の地形図等を使用して, 実体視鏡による空中写真判読等を行った 今回の調査では, 国土地理院のカラー写真 (1975~76 年撮影 ) をパソコンモニター上で拡大して, 実体視判読を行った その結果, 精度良く判読することができた また, 航空レーザ測量 (2008 年 ) による 2mDEM データ ( 敷地では 1mDEM データ ) から地形面の変化を強調した実体視画像を作成し, 実体視判読に使用した その結果, 標高差や地形の開析程度を詳細に把握することができた ( 申請時からの主な変更点 ) 旧 M 1 面 (MIS5e の海成段丘面 ) の一部で, 上部にわずかな落差 ( 段丘崖 ) が認められることから, その段差より上部を H 4 面 (MIS7 の海成段丘面 ) として新たに認定した 旧 M 2 面 (MIS5e の海成段丘面 ) * は, 旧 M 1 面とは傾斜にわずかな変化が見られるものの, 詳細な地形判読によって明瞭な段丘崖が認められないことから,M 1 面に統合した *: 宮内 (1988) 7) の中位面に相当 航空レーザ DEM から作成した実体視画像 ( 蛇浦付近の例 )
2. リニアメント判読 12 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 (1/5) 周辺陸域における活動性評価の結果 第 579 回審査会合 資料 1-1-1 p.55 再掲 13 7 清水山南方断層 断層地形の可能性がある地形の分類は, 断層地形の蓋然性が高いものから A~E の 5 ランクとした 記号の短線は縦ずれの低下側を示す 1 二ツ石リニアメント 30 km 番号 断層 リニアメント名 活動性評価の結果 当社によるランク 1 文献評価長さ 敷地からの距離 活動性評価の結果 1 二ツ石リニアメント E なし約 0.4km 約 2km 震源として考慮する活断層に該当しない 2 材木リニアメント 3 原田東方リニアメント 4 赤川リニアメント 2 材木リニアメント D なし約 1km 約 5km 震源として考慮する活断層に該当しない 3 原田東方リニアメント E なし約 1.5km 約 8km 震源として考慮する活断層に該当しない 4 赤川リニアメント D なし約 1km 約 17km 震源として考慮する活断層に該当しない 5 福浦リニアメント 6 野平リニアメント 8 恐山東山麓リニアメント 5 福浦リニアメント D Ⅲ 2 約 2km 約 22km 震源として考慮する活断層に該当しない 6 野平リニアメント E Ⅲ 2 約 4.5km 約 28km 震源として考慮する活断層に該当しない 7 清水山南方断層 E Ⅲ 2 約 11km 約 28km 8 恐山東山麓リニアメント D なし : 震源として考慮する活断層 約 12km, 約 6km 約 32km, 約 32km 約 11km の区間について震源として考慮する活断層と評価する 震源として考慮する活断層に該当しない 1 区間によりランクが異なる場合は, 最大ランクを表示 2 活断層研究会編 (1991) 1) による確実度 活動性調査によれば, 赤で示す 清水山南方断層 は後期更新世以降の活動が否定できない断層であり, 文献調査結果よりも約 1km 延長した約 11km の区間を陸域における震源として考慮する活断層と評価する
2. リニアメント判読 (2/5) 周辺陸域の活断層 (5km まで ) に関する評価結果 第 579 回審査会合 資料 1-1-1 p.70 一部修正 14 抽出 活動性等の評価 空中写真 地点 文献 判読 活動性 端部 ( ランク ) 連続性 総合評価 掲載箇所 二ツ石リニアメントなし E 連続露頭の 露頭調査 によって, 後期更新世より古い中新統の易国間層に変位 変形を伴う不連続等が認められないことを確認した - - 震源として考慮する活断層に該当しない - 材木リニアメントなし D E 群列コアボーリング調査 等によって, 材木リニアメントを挟んで後期更新世の M 1 面段丘堆積物の基底面に変位 変形が認められないことを確認した - - 震源として考慮する活断層に該当しない -
2. リニアメント判読 (3/5) 第 579 回審査会合 資料 1-1-1 p.71 一部修正 15 周辺陸域の活断層 (30km まで ) に関する評価結果 抽出 活動性等の評価 空中写真 地点 文献 判読 活動性 端部 ( ランク ) 原田東方リニアメント なし E 連続露頭の 露頭調査 によって, 後期更新世より古い中新統の易国間層に変位 変形を伴う不連続等が認められないことを確認した - 連続性 - : 震源として考慮する活断層 総合評価 震源として考慮する活断層に該当しない 掲載箇所 - 赤川リニアメントなし D E 連続露頭の 露頭調査 によって, 後期更新世より古い中新統の大間層に変位 変形を伴う不連続等が認められないことを確認した - - 震源として考慮する活断層に該当しない - 福浦リニアメント Ⅲ D 野平リニアメント Ⅲ E 清水山南方断層 Ⅲ E 恐山東山麓リニアメントなし D 活断層研究会編 (1991) 1) による確実度 福浦リニアメントの直下 2か所の 露頭調査 において, 福浦リニアメントに沿って後期更新世より古い鮮新統 ~ 下部更新統の地層境界が認められるが, この地層境界に沿って変位 変形を伴う不連続等が認められないことを確認した 群列コアボーリング調査 によって, 野平リニアメントを挟んで後期更新世のM 1 f 面堆積物の基底面に変位 変形が認められないことを確認した 群列オーガボーリング調査 によって, 清水山南方断層を挟んで銭亀沢火砕流堆積物 ( 約 5 万年前 ) 中の鍵層に変位 変形が認められないことを確認したが, 後期更新世又はそれより古い基準面に変位 変形が認められないことを確認できなかった このため, 後期更新世以降の活動が否定できない 群列コアボーリング調査 等によって, 恐山東山麓リニアメントを挟んで後期更新世より古い中部更新統の恐山火山噴出物の鍵層に変位 変形が認められないことを確認した - - 北西延長部では 地形解析 によって, 延長位置を挟んで後期更新世より古い H 3 面等に変位 変形が認められないことを確認した 南東延長部では 地表踏査 ( 精査 ) によって, 延長位置を挟んで後期更新世より古い先新第三系の戸井層に変位 変形が認められないことを確認した - - - 近接して延長線に並ぶ断層等は認められない - 震源として考慮する活断層に該当しない 震源として考慮する活断層に該当しない 約 11km の区間について震源として考慮する活断層と評価する 震源として考慮する活断層に該当しない - - - - : 震源として考慮する活断層
2. リニアメント判読 (4/5) リニアメント : 空中写真評定図 (1/2) 二ッ石リニアメント材木リニアメント原田東方リニアメント 福浦リニアメント 16 二ッ石 野平リニアメント 材木 原田 赤川リニアメント
2. リニアメント判読 (5/5) リニアメント : 空中写真評定図 (2/2) 17 清水山南方断層 恐山東山麓リニアメント
2. リニアメント判読 2-1. 二ツ石 18 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 2-1. 二ツ石 (1/2) 資料 1-1-2 p.344 再掲 19 陰影図 第 579 回審査会合 空中写真判読図 小奥戸川 奥戸川 凡例 陰影図の範囲 数値標高モデル 2m メッシュを使用光源は北西から 45 度 陰影図では, 二ツ石リニアメントは不明瞭である
2. リニアメント判読 2-1. 二ツ石 (2/2) 資料 1-1-2 p.343 再掲 20 地形要素分布 第 579 回審査会合 極めて緩やかに海側に傾斜して分布している M 1 面が,NNE- SSW 方向の小谷によって開析されている その上流部の緩い鞍部状の地形を,E ランクの断層地形の可能性がある地形としている 小奥戸川 奥戸川
( 余白 ) 21
2. リニアメント判読 2-2. 材木 22 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 2-2. 材木 (1/2) 23 材木赤石川 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.360 再掲 陰影図 空中写真判読図 陰影図においても, 材木リニアメントに相当する海岸に平行な谷地形が認められる 陰影図の範囲 数値標高モデル 2m メッシュを使用光源は北西から 45 度
2. リニアメント判読 2-2. 材木 (2/2) 資料 1-1-2 p.359 再掲 24 地形要素分布 第 579 回審査会合 材木リニアメントに相当する D ランクの断層地形の可能性がある地形は, 海岸線と平行な直線状の谷地形として判読される 谷地形の海側に分布する M 1 面よりも, 海側 ( 北西側 ) に分布する沖積錐面の方が標高が高いことから, 直線状の谷地形を, 断層地形の可能性がある地形とした E ランクのものは, 直線状の鞍部として判読され, 高低差は不明である 赤石川
( 余白 ) 25
2. リニアメント判読 2-3. 原田東方 26 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 2-3. 原田東方 (1/2) 陰影図 空中写真判読図 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.374 再掲 27 陰影図の範囲 原田川 原田川 基盤地図情報 数値標高モデル 5m メッシュ ( 標高 ) を使用光源は北西から 45 度 陰影図においても, 高位段丘面と中位段丘面の境界となる傾斜変換点が明瞭である
2. リニアメント判読 2-3. 原田東方 (2/2) 地形要素分布 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.373 再掲 28 原田川 E ランクの断層地形の可能性がある地形は, 中位段丘面と高位段丘面との境界に沿って連続する傾斜変換点として判読される
( 余白 ) 29
2. リニアメント判読 2-4. 赤川 30 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 2-4. 赤川 (1/2) 陰影図 空中写真判読図 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.390 再掲 31 陰影図の範囲 大赤川 小赤川 大赤川 小赤川 数値標高モデル 2m メッシュを使用光源は北西から 45 度 陰影図においても, 赤川リニアメントに相当する大赤川左岸の急峻な谷地形が判読される この谷地形の方向は, 大赤川左岸斜面に発達する他の支沢の方向と等しい
2. リニアメント判読 2-4. 赤川 (2/2) 地形要素分布 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.389 再掲 32 大赤川 小赤川 赤川リニアメントに相当する D ランクの断層地形の可能性がある地形は, 大赤川左岸斜面に切り込む急峻な谷地形として判読される E ランクのものは,D ランクのものの NW 方向延長において, 直線状に並んだ鞍部として判読される
( 余白 ) 33
2. リニアメント判読 2-5. 福浦 34 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 2-5. 福浦 (1/2) 陰影図 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.408 再掲 空中写真判読図 35 陰影図の範囲 陰影図においても, 連続した三角末端面が判読される 国土地理院基盤地図情報 ( 数値標高モデル ) 10m メッシュを使用光源は北西から 45 度 0 1km
2. リニアメント判読 2-5. 福浦 (2/2) 地形要素分布 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.407 再掲 36 D ランクの断層地形の可能性がある地形は, 福浦川左岸の山地と低地又は山地と丘陵地との境界にある, 三角状の急崖, 傾斜変換点として判読される これらは斜面側が隆起した北東側落下の変動地形と認定される 0 1km
( 余白 ) 37
2. リニアメント判読 2-6. 野平 38 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 2-6. 野平 (1/2) 陰影図 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.420 再掲 空中写真判読図 39 国土地理院基盤地図情報 ( 数値標高モデル ) 10m メッシュを使用光源は北西から 45 度 陰影図では, 直線状の谷地形は判読可能であるが, 段丘崖, 傾斜変換点は不明瞭である 陰影図の範囲
2. リニアメント判読 2-6. 野平 (2/2) 地形要素分布 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.419 再掲 40 E ランクの断層地形の可能性がある地形は, 直線状の谷地形, 段丘崖, 傾斜変換点, 鞍部として判読される
( 余白 ) 41
2. リニアメント判読 2-7. 清水山南方 42 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
運賀川白石川汐泊川泊川2. リニアメント判読 2-7. 清水山南方 (1/2) 文献調査 空中写真判読 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.429 再掲 43 清水山 汐首町 活断層研究会編 (1991) 1) 0 2km 汐0 5km 汐首町 文献調査 活断層研究会編 (1991) 1) は, 長さ 10km, 確実度 Ⅲ の活断層の疑いがあるリニアメントとして評価している 今泉ほか編 (2018) 2) の他, 寒川ほか (1984) 3), 山崎ほか (1986) 4), 長谷川 鈴木 (1964) 5), 北海道立地下資源調査所 (1980) 6) は, 対応する位置に断層等を図示していない 空中写真判読 山地と台地の境界に,E ランクで長さ約 10km の断層地形の可能性がある地形が認められる 北西延長にあたる汐泊川付近においては,H 3 面及び丘陵には変位地形が認められない 南東部の運賀川付近では, 断層地形の可能性がある地形は不連続となり, 南東延長にあたる汐首町北東の山地尾根部では, 変位地形は認められない
2. リニアメント判読 2-7. 清水山南方 (2/2) 地形要素分布 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.430 再掲 44 清水山南方断層に相当する E ランクの断層地形の可能性がある地形は, 山地と台地の境界で直線状に配列する傾斜変換点及び三角状の急崖として判読される
( 余白 ) 45
2. リニアメント判読 2-8. 恐山東山麓 46 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方 43 2-8. 恐山東山麓 47
2. リニアメント判読 2-8. 恐山東山麓 (1/2) 陰影図 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.439 再掲 47 陰影図では, 細かな N-S 方向の傾斜変換部, 小鞍部などが, 至る所に認められる 0 2km 空中写真判読図 国土地理院基盤地図情報 ( 数値標高モデル ) 10m メッシュを使用光源は北西から 45 度 0 2km 陰影図の範囲
2. リニアメント判読 2-8. 恐山東山麓 (2/2) 地形要素分布 第 579 回審査会合資料 1-1-2 p.438 再掲 48 N-S 方向 ~NNE-SSW 方向に 2 条の D ランクの断層地形の可能性がある地形を認めた 東側のものは, 関根付近から栗山付近に至る約 6km 区間で, 断続的な傾斜変換点等として判読される 西側のものは, 高梨南方から堺田付近に至る約 12km 区間で, 断続的な傾斜変換点, 比高の極めて小さい崖等として判読される
参考文献 49 1. 活断層研究会編 (1991):[ 新編 ] 日本の活断層分布図と資料, 東京大学出版会,437p. 2. 今泉俊文 宮内崇裕 堤浩之 中田高編 (2018): 活断層詳細デジタルマップ [ 新編 ], 東京大学出版会,141p. 3. 寒川旭 衣笠善博 垣見俊弘 (1984):50 万分の1 活構造図 札幌, 地質調査所. 4. 山崎晴雄 粟田泰夫 加藤碵一 衣笠善博 (1986):50 万分の1 活構造図 青森, 地質調査所. 5. 長谷川潔 鈴木守 (1964):5 万分の1 地質図幅 五稜郭 及び同説明書, 北海道立地下資源調査所,23p. 6. 北海道立地下資源調査所 (1980): 北海道地質図 (60 万分の1). 7. 宮内崇裕 (1988): 東北日本北部における後期更新世海成面の対比と編年, 地理学評論,61 (Ser. A)-5, pp.404-422.
( 余白 ) 50