1 柔軟な働き方の推進 (1) 在宅勤務職員が 自宅において貸出用モバイルパソコンを活用し インターネット回線経由で庁内 LAN( ファイルサーバー等 ) に接続して通常の業務を遂行できる制度を構築する なお 業務を行う際には 山形県情報セキュリティポリシーを遵守するものとする ( 以下 (2) (

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4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

総務省テレワーク推進計画 平成 27 年 6 月 5 日総務大臣決定 政府方針である 国家公務員テレワーク ロードマップ ( 平成 27 年 1 月 21 日 : 各府省情報化統括責任者 (CIO) 連絡会議決定 ) が定められ 2020 年度までを視野に入れた各府省等におけるテレワーク推進計画を策

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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敦賀市次世代育成支援対策行動計画(特定事業主行動計画)改訂にあたって

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公


Let s ゆとり! キャンペーン好事例 実施期間 : 平成 30 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日 参加事業所数 :249 事業所 PickUp! 参加してどんな効果があったの? ゆとりキャンペーン参加事業所の事例紹介 宣言内容 県内一斉 ノー残業デー に参加します 毎月第 2 第 4 水

目 次 1 計画の基本的な考え方... 1 (1) 計画策定の趣旨... 1 (2) 計画期間... 2 (3) 計画の対象となる職員... 2 (4) 計画の推進体制... 2 (5) 計画の位置づけ 現状認識 成果... 3 (1) 女性職員の活躍推進... 3 (2) 仕事と家庭

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教職員の働き方改革プラン.indd

目次 はじめに 1 第 1 章我が国における働き方の現状 1-1 労働時間の実態 年次有給休暇の取得率 年次有給休暇の取得率向上に向けた取組 4 第 2 章 地方公務員の時間外勤務に関する実態調査 について 2-1 調査の概要 調査結果 5 (1) 時間外勤務の時

報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規

現在 学校には 急速に変化する社会の中で 自立して生きていく力を育成するための指導の充実が求められております そのためには 教員が健康で生き生きとやりがいをもって働きながら 学校教育の質を高めることができる環境を構築することが必要です しかしながら 北海道教育委員会が平成 28 年度に行った 教育職

1 取組の目的一人ひとりが心身ともに健康で いきいきと働くことで生産性を高め 価値を創造し利益を生むことと それにより 働きやすい会社 やりがいのある会社 成長し続ける会社 を実現することを目的として 働き方改革の取組を進めている 2 現在の取組 働き方改革推進室 を中心とした取組の推進同社では約

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

なぜ働き方改革が必要か 業務が増え続けている 組織としての持続可能性 新しい挑戦の余地 人口減少時代を見据えた職員の適正配置 業務の中身が変化している ( 作業 企画 ) 物量ではなく 質 ( 生産性 ) で勝負できる働き方へ 世の中の流れ 特に若い人材が働き続けられるように 子育て 介護との両立

平成23年9月29日WG後修正

福利厚生基本計画

Ⅰ 総論 1 趣旨少子化の急速な進行は わが国の経済社会に深刻な影響を与えることが懸念されています そのため 国 地方公共団体 企業等が一体となって対策を講じる必要があり 次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ 育成される環境の整備を行うことを目的に平成 15 年 7 月に 次世代育成支援対策推進法

育児短時間勤務

1 取組の目的 ES( 従業員満足 ) なくしてCS( 顧客満足 ) なし との考えを経営の重要なテーマに掲げ 従業員のワーク ライフ バランスの推進に取り組んでいる また 合併後の従業員の一体感の醸成 モチベーションの向上を目的に労働時間やテレワークなど 働き方 有給休暇をはじめとした 休み方 の

石岡市役所 働き方改革について

はじめに 学校を取り巻く環境は, 社会や経済の変化に伴い, より複雑化 多様化しており, 学校には, これまで以上に子供たちに対するきめ細かな対応が求められております また, 情報化やグローバル化といった社会の急速な変化が進む中, 知識を活用し, 協働して新たな価値を生み出せるよう, 主体的な学びを

(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

内閣府令本文

. 当年度目標取組み事項及びその内容関連施策 ( 総合計画 ) 基本政策行政改革の推進 中期行財政運営方針に基づき 計画的に行財政運営基盤の充実強化を図るため 平成 年度行財政運営方針を 8 月に策定します ( 公民連携セクションの設置 働き方見直しの推 事務事業の見直しについては 見直しに向けた取

IP サポートプラン 2016 ~ 石川県警察特定事業主行動計画 ~ 第 1 目的この計画は 次世代育成支援対策推進法 ( 平成 15 年法律第 120 号 ) 及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) に基づく特定事業主行動計画として 職員が仕事と子

小川町女性職員活躍推進行動計画 平成 28 年 3 月 31 日小川町長小川町議会議長小川町教育委員会小川町選挙管理委員会小川町農業委員会 小川町における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画 ( 以下 本計画 という ) は 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年

働き方改革推進の基本方針 平成 29 年 9 月 22 日 一般社団法人日本建設業連合会 政府は 平成 29 年 3 月 28 日に 働き方改革実行計画 を策定した 本計画では 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善 賃金引上げと労働生産性向上 罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是

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地方公務員の育児休業等取得状況 育児休業取得率 ( 教員及び消防 警察職員を含む ) 特別休暇取得率 ( 教員及び消防 警察職員を含む ) (%) (%)

はじめに 我が国における急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化にかんがみ 京都府では 平成 8 年度に きょうと未来っ子 21プラン を策定し また 個人の価値観の多様化や子育てに対する不安が増す中 平成 16 年 12 月に 未来っ子いきいき応援プラン を策定し 次代を担う子ども

Taro-山口県警察特定事業主行動計画

仕事・子育ていきいき両立プラン(案)

PowerPoint プレゼンテーション

大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

都庁ライフ・ワーク・バランス実現 プロジェクトチーム 提言(案)

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

Microsoft Word - アクション8本文(確定版)

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

Microsoft Word - ◆女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画.docx

2016 年度の主な活動実績 2WAY マネジメント 2WAY コミュニケーションをより充実させ 効果的な面談を実施するための運用について 2016 年度も継続して 労使間で協議を重ねま した また One NEC Survey( 従業員意識調査 ) の結果もふまえ 各職場でのマネジメント向上施策を

改定アクション8本文_2

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

平成18年度標準調査票

Microsoft Word 年度評価シート.docx

「次世代育成支援対策推進法」に基づく特定事業主行動計画

2 給与改定に対する基本的考え方職員の給与については 地方公務員法において 国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないとされている (1) 月例給本年 4 月時点で 市職員給与が民間給与を326 円 (0.09%) 下回っていることから 市職員の給与

持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

09資料4-3<統合版> (300216差し替え)雇用型テレワークガイドライン(案)

Microsoft Word - 【H28

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

Ⅰ 職員の勤務環境に関すること ( 次世代育成支援関係 ) 1 妊娠中及び出産後における配慮妊娠中及び出産後の女性職員については 産前産後休暇をはじめ母性保護の観点から各種支援制度が設けられており それらの制度を正しく理解し活用することが求められる (1) 母性保護及び母性健康管理の観点から設けられ

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

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平成 30 年 5 月 14 日 教職員育成課 横浜市教育委員会 東京大学中原淳研究室共同研究 ( 平成 29 年度 ) ~ 教員の 働き方 や 意識 に関する質問紙調査の結果から ~ < 内容 > 1 研究の目的 調査の概要 (1) 研究の目的 (2) 調査の概要 2 調査結果から見えてきたこと

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2 取組実績 ( 選択した取組事項について記入すること ) (1) 労働時間等設定改善委員会の設置等労使の話し合いの機会の整備 ( 労働時間等の設定の改善に関する特別措置法第 7 条第 2 項の規定による衛生委員会のみなしを含む ) 労働時間等設定改善委員会などの設置の有無 名称 話し合いの機会の頻

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Microsoft Word - (参考資料2(第4回資料3)修)本編_企業アンケート結果

総括的事項について 推進プラン全体に関するもの (2 件 ) 1 行政改革の推進プランであるにもかかわらず コスト削減に関する推進項目やプログラムが少ないのではないか 本市では 過去数次にわたる行政改革のプラン実施において 取り組む必要があると考えられる取組については 可能な限り取り組んできたところ

中央教育審議会(第119回)配付資料

Microsoft PowerPoint - (改)秋田市教育委員会特定事業主行動計画

(2) テレワークを巡る最近の動きと本ロードマップの位置づけ 2013 年 6 月に閣議決定された IT 総合戦略本部の 世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 以下 創造宣言 という ) においては IT サービスを活用し 外出先や自宅 さらには山間地域等を含む遠隔地など 場所にとらわれない就業を可能

スライド 1

過労死等の防止のための対策に関する大綱 ( 平成 30 年 7 月 24 日閣議決定 ) の概要 ~ 過労死をゼロにし 健康で充実して働き続けることのできる社会へ ~ 第 1 はじめに 1 これまでの取組 過労死等防止対策推進法の成立 施行の背景 過労死等の防止のための対策に関する大綱の策定 見直し

4 副校長 教頭の長時間業務改善への取組 学校内施設 ( 校舎等 ) の鍵の開閉は 副校長 教頭のみが行うこととせず 全教職員等で協力して行います ( 警備員が配置されている学校においては そのシステムを適切に活用します ) 児童生徒の登校時間については 学校と県教育委員会 市町村教育委員会が連携し

また 四半期毎に部門長を対象とした勤務実績報告会で テレワークを含めたワークスタイル改革を推進させるための施策について議論を実施している 周知 啓発方法 2015 年から約 2,000 名の間接部門社員を対象にしたスキルアップワークショップを実施している ワークショップでは テレワークのススメ とい

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

Microsoft Word - H29 結果概要

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

学校における 働き方改革推進プラン 千葉県教育委員会 平成 30 年 9 月

別添

事務連絡

Microsoft Word - 第4次計画

ボスの本音(ボスジレンマ)調査報告書_

基本認識

テレワーク制度等 とは〇 度テレワーク人口実態調査 において 勤務先にテレワーク制度等があると雇用者が回答した選択枝 1 社員全員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 2 一部の社員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 3 制度はないが会社や上司などがテレワーク等をす

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.T.v...ec6

職員組合の要求事項に対する県の回答 職員組合の要求事項 1 賃金及び諸手当の改善について本県の長年の労使交渉経過を尊重し 以下のとおり賃金及び諸手当の改善を行うこと (1) 基本賃金については 組合員の生活実態から一律 13,400 円以上の引上げを行うこと 県の回答 人事委員会勧告制度は 労働基本

岡山市特定事業主行動計画の改定について 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条の規定に基づき 特定事業主 ( 地方公共団体の機関 その長等 ) が実施する女性の職業生活における活躍の推進に関する計画 ( 特定事業主行動計画 ) を策

3 計画期間次世代育成支援対策推進法は平成 37 年 3 月 31 日までの時限法ですが 本計画は 延長された10 年間のうち 平成 27 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの5 年間を計画期間とします 4 計画の対象職員本計画は 各部局 ( 労働委員会事務局 人事委員会事務

Microsoft Word - 1【プレスリリース】

図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

目 次 1 計画策定の背景 1 2 計画の目的 1 3 計画の期間 2 4 実施体制 2 5 計画内容 (1) 制度を知るために 3 (2) 妊娠中及び出産後における職員の健康を守るために 5 (3) 男性の育児参加を促進するために 6 (4) 育児休業等を活用しやすい環境を整えるために 9 (5)

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

小-労働法ハンドブック-18.indd

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

平成18年度標準調査票

Transcription:

平成 29 年 5 月 8 日 職員のワーク ライフ バランスを推進するための重点取組方針 長時間労働の是正や柔軟な働き方がしやすい環境整備等 昨今の 働き方改革 に係る社会情勢を踏まえ 本県においても 行財政改革推進プラン ( 平成 29 年度 ~) や 山形県特定事業主行動計画 ( 平成 28 年 3 月策定 ) に基づく取組みを推進しているところである 平成 28 年 12 月には 職員が明るく元気に働ける職場づくりの推進や 育児 介護など多様な事情を抱えた職員一人ひとりが 仕事と家庭生活を両立しながら能力を発揮できる職場環境の整備に一層取り組んでいくため 知事を本部長とする ワーク ライフ バランス推進本部 を設置した 従来より 職員のワーク ライフ バランス推進に係る取組みとして 活き活き職場づくり 運動による取組み 特定事業主行動計画に基づく取組み 健康で充実した生活を目指す取組みを行ってきたところだが これまで それぞれの組織等で別々に取り組んできたという状況にあった これらの取組みを ワーク ライフ バランス推進本部 の取組みとして一体的に推進するとともに 在宅勤務やサテライトオフィス等のテレワークの推進等 新たな取組みを行っていくことにより 全ての職員が力を発揮できる働き方の見直しを進めていく 1

1 柔軟な働き方の推進 (1) 在宅勤務職員が 自宅において貸出用モバイルパソコンを活用し インターネット回線経由で庁内 LAN( ファイルサーバー等 ) に接続して通常の業務を遂行できる制度を構築する なお 業務を行う際には 山形県情報セキュリティポリシーを遵守するものとする ( 以下 (2) (3) 及び (4) において同じ ) 平成 29 年度より1 中学校就学未満の子を養育する職員 2 介護を行う職員 3 通勤距離が片道 35 km以上の職員を対象として試行を開始し 平成 30 年度以降は対象業務を勘案して全職員を対象とする (2) サテライトオフィス 職員が勤務先以外の オフィス スペース で パソコン端末等を活用して業務を遂行できるよう サテライトオフィスの整備を行う 平成 29 年度は県庁舎にサテライトオフィスを設置 し 順次 設置場所を各総合支庁等に拡大していく 県庁舎におけるサテライトオフィスについては 県庁舎勤務以外の職員が県庁舎での会議終了後に 勤務公所に戻るよりも 県庁舎で迅速な対応が必要な業務等を行い直帰した方が 時間を有効に活用できる場合等での利用を想定している (3) モバイルワーク出張先や移動中にICT を活用して業務を遂行できるようにする タブレット端末等を活用することにより リアルタイムでの現場との情報共有や 出張先でタブレット端末等で資料を提示することによるペーパーレス化を推進する 平成 29 年度からタブレット端末の配付を開始し 順次拡大していく ICT Information and Communications Technology の略 インターネット等の 情報通信技術のこと 2

(4)Web 会議パソコン端末のカメラを用いることで 離れた公所の職員が移動時間をかけずに会議に参加することができるよう Web 会議の活用を推進する 平成 29 年度から各所属への設置を開始し 順次 設置箇所を拡大していく (5) 時差出勤の拡充従来の育児 介護等の事情のある職員を対象とした時差出勤制度に加えて 平成 28 年度に ゆう活 ( 夏季における時差出勤 ( 朝型勤務 )) を実施した アンケートで挙げられた課題等を改善しながら 時差出勤制度の拡充に努めていく (6) フレックスタイム制度 国家公務員の制度の状況や他県での実施状況等を情報収集しながら 本 県での導入について検討していく (7) 先進的な事例の共有ワーク ライフ バランス推進委員会において 国や他県の先進的な事例について情報共有を図る あわせて 特に参考となる事例については イントラネット等を活用し 職員への紹介を行っていくことで 職員一人ひとりの意識の醸成にもつなげていく ( 3 職員一人ひとりの意識改革 ) 3

2 仕事の見直し (1) 事務事業の見直し 改善部局長のマネジメントの下 部局内で検討する取組みを進め スクラップ アンド ビルドの徹底による業務量の縮減 ( 時間外勤務の縮減 ) と歳出の見直しを推進する その際には 民間活力の活用 業務プロセスの再構築 情報通信技術の活用など行財政改革推進プランに掲げた項目を重点的に推進する (2) 職員のアイディアを活用した業務の見直しこれまでの職員提案における働き方に関わるアイディアについて より効果的な取組みへ磨き上げたうえで 日ごろの業務において効果的に活用できるものをワーク ライフ バランス推進委員会やイントラネット等を通して 紹介していく 3 職員一人ひとりの意識改革 (1) 明るく元気に働ける職場づくり朝礼や夕礼等において挨拶の復唱を行うことにより 職員一人ひとりが常日頃から自発的に挨拶を行うよう習慣化し 明るい挨拶の実践による元気な職場づくりを推進していく また 担当間でのミーティングや 所属長との対話シート を活用した定期的な話合い等により 職場の円滑なコミュニケーションを促進していく (2) 職員研修でのワーク ライフ バランス意識の醸成昇任時に行うマネジメント研修において 職員のワーク ライフ バランス意識を醸成する 特に 管理職には ワーク ライフ バランスを推進する役割にあることを徹底して周知していく また ワークライフマネジメント研修の実施により ワーク ライフ バランスの重要性を広く職員に周知していく 4

(3) 時間外勤務縮減の徹底 長時間労働を是正し職員の心身の健康保持を推進するため 時間外勤務 縮減の取組みを実施する 1 毎週水曜日は 山形県庁 NO 残業デー として定時に退庁し 18 時に管理職が課室の消灯を確認する 2 業務の繁閑を踏まえて部局ごとに定時退庁日を設定し実施する 3 20 時を超える時間外勤務は原則禁止とする 災害対応等の緊急を要する業務がある場合はこの限りでない 勤務時間内に仕事を終える 定時退庁 が基本! 仕事の基本は定時退庁であり 勤務時間内に仕事を終えるという意識を持って 職員一人ひとりが計画的に業務を進めること また 管理職等は 職員が心身の健康を害することのないよう 業務の見直し等により長時間労働の是正を図ること また 事前命令を徹底することにより 命令権者 発案者等が個々の職員と十分なコミュ二ケーションを図り 業務の処理状況を把握するとともに時間外勤務の必要性を確認する さらに 所属長による時間外勤務縮減検証シート を活用し 職員の仕事の状況の見える化を進めていくことにより 時間外勤務増減の要因を分析し 業務の平準化や事務分担の見直し等を推進していく 時間外勤務縮減に取組む中で 不払い残業 が発生してしまっては本末転倒! 時間外勤務命令が引き続き適正に行われるよう 所属長は事前命令を基本として変更命令 事後命令を改めて徹底するとともに 各職員からも申し出るようにする 災害対応等の緊急を要する業務については 状況に応じて時間外勤務が必要! 災害等の県民の生命 身体及び財産を脅かすような事態が発生した場合等には 時間内 時間外を問わず早期に対応する必要があるため 状況に応じて 命令により時間外勤務に従事する必要がある (4) 年次有給休暇 育児関連休暇等の取得促進計画的に仕事を進め 家族や自分のために年次有給休暇を取得できるよう 機会をとらえて働きかけていく また 育児や介護等に関する各種休暇制度についても 更なる周知 啓発を行っていく 5

4 ワーク ライフ バランスの推進を加速するための取組み (1) 各部局等における独自の 働き方の見直し の取組みの推進各部局の特色 ( 繁忙期がいつなのか どんな職種の職員が多いのか 窓口対応が多いのか等 ) に応じて それぞれの部局の状況に適した独自の取組みを推進していく また 各部局長等自らが 山形県庁イクボス宣言 に掲げる取組みを実践し 各部局において働きやすい職場環境づくりを進めていく 加えて エコオフィス運動と連動して全庁的な一斉退庁 一斉消灯を実施する (7 月のライトダウンデー 夏 冬の運動期間中のライトダウンウィーク ) (2) 取組成果のフォローアップ (1) で実際に取り組んだ結果 うまくいった点 うまくいかなかった点 今後工夫していくべき点等について ワーク ライフ バランス推進委員会等の場で情報共有 意見交換を行う また 推進委員会での報告等を経て 各部局ごとの取組状況の把握を行い 時間外勤務縮減等の実践効果を検証し さらに効果的な取組みへと繋げていく 今後の取組みの進め方について ワーク ライフ バランス推進本部において重点取組方針を決定 ワーク ライフ バランス推進委員会において具体的な取組みの推進 取組みの実践 フォローアップ推進委員会での取組報告等により部局ごとの取組状況を把握し 効果を検証 6