地域再生計画 1 地域再生計画の名称 歩いて生み出せ 健康ビジネス と 商業振興 いつまでも住み続けられるま ちプロジェクト 2 地域再生計画の作成主体の名称 長崎県西彼杵郡長与町 3 地域再生計画の区域 長崎県西彼杵郡長与町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 <1. 商業面での課題 > 長与町は長崎市のベッドタウンであり町民の69% が町外へ通勤 町内の購買滞留率は35.3% と 外で稼ぎ 外で使う ことが常態化 結果 町内での金の還流が乏しいことから 町内商業は成長せず 逆に近隣市町の商業地が成長を続けるなど状況を抜け出せない状況にあり 地方創生の面で課題である <2. 地理的理由からみる課題 > 長与町は斜面地の住宅団地を中心に構成されており 地理的特性から 車利用が中心で歩かない 傾向にある これは 高血圧 心臓疾患 股関節疾患 が高い原因と考えられ 重症化予防が急務である 本町は昭和 40 年頃から団地開発と人口流入が相次ぎ40 年間で人口が3.5 倍となった 近年団地毎に急速に高齢化が進行し その対策が急務である 団地の多くは斜面地に造成され 歩けない高齢者が発生した場合 難民化 しやすく 関係者の町外転出意向の上昇につながる <3. 健康関連データから見る課題 > 長与町は県下では若い町であるが 日常生活動作が自立している期間の平均 では 男性 (78.40 年 ) 女性(81.11 年 ) であり 全国の男性 (78.17 年 ) 女性(83.16 年 ) と比較すると女性が低い 今後の高齢化に伴い 特に女性の医療費 介護給付費の急激な増加が見込まれる 4-2 地方創生として目指す将来像 1
地元企業 商店 大学などを巻き込んだ 歩くことを中心とした健康長寿のまちづくりを契機として 健康寿命の延伸 医療費の適正化 削減経費の事業への再投入という正のサイクルを回すことはもとより その取組みを町内商業施設への誘導 町内購買の増化 特産品の振興等に波及させ 経済好循環の実現 町内経済循環率の改善や健康関連ビジネスの創出 住み続けられるまちづくりにつなげ 町の持続的発展の確保につなげるものである 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H29 年度 1 年目 H30 年度 2 年目 H31 年度 3 年目 KPI の 累計 健康ポイントを 地域商品券また は域内産品と交 0 0 2,400 千 2,100 千 4,500 千 換した額 ( 円 ) 健康ポイント制 度への参加者数 0 0 800 700 1,500 ( 人 ) メタボリックシ ンドローム該当 者の率 ( 国保 ) 18.40 0-0.30-0.30-0.60 (%) 健康づくり拠点 での販売実施店 0 0 10 10 20 舗数 ( 件 ) 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要町内経済循環率を低下させる要因の一つについて 健康づくりの面に着目 歩いて外出しない ことを一つの要因として捉える 歩く ことを核とした健康づくり事業を契機として 健康寿命の延伸 医療費の適正化はもとより 商業の活性化 町内経済循環率の改善や健康関連新規ビジネス ( サービス ) の創出等につなげ 持続的な町の発展 いつまでも暮らせるまちづくり を図る 2
5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生推進交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 事業主体長崎県西彼杵郡長与町 2 事業の名称 : 歩いて生み出せ 健康ビジネス と 商業振興 いつまでも 住み続けられるまちプロジェクト 3 事業の内容 歩く ことを核とした健康づくり事業を契機として 健康寿命の延伸 医療費の適正化はもとより 町内経済循環率の改善や健康関連新規ビジネス ( サービス ) の創出等につなげる 歩く ことを核とした健康ポイント制度を実施 ポイントを町内商品券に交換し 町内消費増につなげる 健康づくり拠点 ( 健康に関する総合的な相談 測定窓口 ) を設置 さらに付近商業施設への回遊促進 商業施設での出張測定会により集客の増と町内消費の増を図る 健康づくり拠点を健康ビジネスの場として開放し 新たなサービスの創出を図る 長崎県立大学看護栄養学部と連携した健康づくりプログラム 健康メニュー開発を図る 飲食店と提携した健康メニュー開発と健康意識の醸成を図る 企業と協働した健康意識の啓発を図る ひいては本町が 健康づくりを応援する町 住めば健康になる町 としての PR を図る 4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 健康ポイント制度等による健康増進事業により医療費削減効果が発生し 町の歳出削減が見込める その削減分の一部を事業に再投入する また 協賛企業からの協賛金を財源にあてる 健康ポイント制度については 事業の安定化後 参加者の負担金を得る予定である 官民協働 役場で健康づくりウォーキング事業 健康ポイント事業をはじめとした健 康づくり事業を実施するが 運動プログラムの構築にあたっては長崎県立大 3
学看護栄養学部 町内介護 福祉事業者との協働により 官民一体となった健康町づくり事業を実施する また町内企業での意識啓発 銀行における出張拠点場所の貸与 ( 商店街に立地 ) 健康ながよ21( 健康づくりボランティア団体 ) の事業協力 長崎県地域職域連携推進事業 ( 既存の企業 団体による一体的な健康づくりの取り組み ) による啓発 飲食店による健康メニュー作りなど 幅広い主体との協働 啓発を図る 政策間連携 健康ポイントというインセンティブにより 健康プログラムや健康イベントへの参加を促進させ 健康からさらに健康を生む 健康づくり好循環 と 経済循環率の向上 を図る 新たに設置した健康づくり拠点に 健康に関心のある方の集積 ができ これを新たなビジネスチャンスとして開放し活用を図ることで 町内における健康関連産業の創出と 町内商業施設の集客増を図る 本町は 子育て 教育のまち として県内アンケートでの評価 1 位 全国学力テストで県内 1 位となるなど その住環境を移住促進の具としている 本事業でさらに いつまでも健康で暮らせる町 としての移住 定住促進を図る 地域間連携 町民の健康づくり意識の向上につながる取り組みを行っている 長崎県 長崎県立大学 農産物 加工食品の臨床試験ネットワーク への支援を行っている 大村湾周辺自治体(5 市 5 町長崎市 佐世保市 大村市 西海市 諫早市 長与町 時津町 東彼杵町 川棚町 波佐見町) 大村湾周辺を自転車で周遊するイベント Zekkeiライド の実行委員として参画 観光 PRと同時に自転車コースの定着と健康づくり意識の増進を図る ながさき移住サポートセンター( 長崎県 及び県下 21 市町村 ) 移住希望者への情報提供と 県内企業との雇用マッチングを実施している 本町は 子育て 教育のまち としてのPRを行っており さらに 健康のまち いつまでも暮らせる町 としての魅力向上を図り 発信していく 5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 数値目標 事業開始前 H29 年度 H30 年度 H31 年度 KPI の ( 現時点 ) 累計 4
1 年目 2 年目 3 年目 健康ポイントを 地域商品券また は域内産品と交 0 0 2,400 千 2,100 千 4,500 千 換した額 ( 円 ) 健康ポイント制 度への参加者数 0 0 800 700 1,500 ( 人 ) メタボリックシ ンドローム該当 者の率 ( 国保 )( 18.40 0-0.30-0.30-0.60 %) 健康づくり拠点 での販売実施店 0 0 10 10 20 舗数 ( 件 ) 6 評価の方法 時期及び体制 検証方法 外部有識者 ( 産官学金労言及び住民の代表者 ) で構成する 長与町まち ひと しごと創生推進会議 において 長与町総合戦略施策の進捗状況や設定した数値目標及びKPIの検証を行う 外部組織の参画者 長与町まち ひと しごと創生推進会議を構成する有識者や議会の関与 を得ながら検証結果報告をまとめる 検証結果の公表の方法 毎年度 政策企画課が年度末時点数値をとりまとめ 町の HP での公開に より公表を行う 7 交付対象事業に要する経費 法第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 7,658 千円 5
8 事業実施期間 地域再生計画認定の日から平成 32 年 3 月 31 日 (3 ヵ年度 ) 9 その他必要な事項 特になし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 商業振興事業 (1 地域の核店舗創造事業 2まちゼミ in 西彼杵事業 ) 事業概要 : 個別指導 セミナー等により個店の強化 魅力向上 核となる店舗の増加と周辺への波及 地域全体の商業者のレベルアップ 地域商業の活性化を図るもの 実施主体 : 西そのぎ商工会事業期間 :1 平成 26 年度 ~ 以後継続 2 平成 27 年度 ~ 以後継続 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 32 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況にかかる評価の手法 検証方法 外部有識者 ( 産官学金労言及び住民の代表者 ) で構成する 長与町まち ひと しごと創生推進会議 において 長与町総合戦略施策の進捗状況や設定した数値目標及びKPIの検証を行う 外部組織の参画者 長与町まち ひと しごと創生推進会議を構成する有識者や議会の関 与を得ながら検証結果報告をまとめる 7-2 目標の達成状況にかかる評価の時期及び評価を行う内容 数値目標 6
事業開始前 ( 現時点 ) H29 年度 1 年目 H30 年度 2 年目 H31 年度 3 年目 KPI の 累計 健康ポイントを 地域商品券また は域内産品と交 0 0 2,400 千 2,100 千 4,500 千 換した額 ( 円 ) 健康ポイント制 度への参加者数 0 0 800 700 1,500 ( 人 ) メタボリックシ ンドローム該当 者の率 ( 国保 )( 18.40 0-0.30-0.30-0.60 %) 健康づくり拠点 での販売実施店 0 0 10 10 20 舗数 ( 件 ) 7-3 目標の達成状況にかかる評価の公表の手法 広報 HP 等を活用して 幅広く周知していく 7