(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

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(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

台谷町内会 自主防災組織 防災マニュアル

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H25 港南区区民意識調査

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(3) 事 前 対 策 リスト( 自 助 ) 家 の 中 の 安 全 避 難 救 水 や 食 料 避 難 生 活 用 品 家 具 が 転 倒 しないように 固 定 する 耐 震 診 断 耐 震 補 強 をする 寝 室 には 家 具 を 置 かないか 寝 床 に 向 かって 転 倒 しないようにする

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3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

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(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

Q. 断層帯の発生確率をおしえてください A. 地震調査委員会が発表した 立川断層帯の長期評価について ( 平成 15 年 8 月 7 日 ) によりますと 下記のような発生確率がでています 今後 30 年以内の地震発生確率 : 0.5%~2%( 1, 2) 今後 50 年以内の地震発生確率 : 0

3) 仲宿地区 被災 共助 ) 資料 2 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 ) をまとめました 1 建物倒壊 注 1) の ) は活動内容を示し ) は活動準備を示す 木造密集市街地老朽木造住宅余震による被害激しい揺れブロック塀 電柱の

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6

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首都圏で大地震が起きると 建物 が 倒 れ ま す! 揺れで建物が倒れます 窓ガラスが割れ 道路に飛び散ります 火災があちこちで起きます 特に木造の建物が集まっている 火災 が 起 き ま す! 地域では 大規模な火災が起きる場合があります 道路 が 通れ な く な り ま す! 建物が倒れて道路

室田自治会防災活動マニュアル 室田自治会自主防災組織 このページ左下に隠れている ( ) 矢印をクリックして次頁にお進みください (1 ページ ~ 9 ページ ) - 1 -

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【東日本大震災発生から7年】「災害への備えに関する調査」結果 ~あなたのご家庭の備えを点検しませんか~_損保ジャパン日本興亜

職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

() 港南区の防災 箇条 港南区の防災 箇条は平成 年に定められましたが 初めて言葉を聞いた が% と最も多く 認知度は低くなっています 内容を知っており 箇条をもとに災害時の備えを実施している は% にとどまっています [ 性年代別防災五箇条認知度 ] 高齢者の方が認知度が高くなる傾向にあり 男女

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

( 注 1) 対応シナリオ ( 例 ) の ( ) は活動内容を示し ( ) は活動準備を示す ( 注 2) 写真は全て阪神 淡路大震災の様子 2) 建物火災 火災発生の場合は 消火活動 救出 救護活動 避難誘導 等が必要となります そのためには 迅速な 対応方針の決定 活動体制の整備 必要資器材の

PowerPoint Presentation

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目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

被害想定や防災対策の具体的検証例

4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

帰宅支援ハンドブック

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発災対応型防災訓練 皆さんが住むまちの中を訓練会場として 地震発生時に地域にある資器材を活用して 災害対応を行う防災訓練です 参加者は 煙 ( 発炎筒 ) などを見て初めて近所の火災を知り 近くの消火器などを利用して消火します 実施要領 1 事前に町会役員等と協議し 地域に数箇所の火災の発生場所を決

調査概要 調査目的本調査は 今後の本市の防災施策の策定を進める上での基礎資料データの取得 震災後の自助 共助の取り組みの実態の把握を行い その結果を分析し 今後の防災施策に反映させることを目的とするものである また平成 22 年度の調査結果との比較を行い 東日本大震災前後での市民の災害 防災に関する

5 防災行動マニュアルの作成 自主防災会の防災行動マニュアルを具体的に作成していきましょう 次に掲げる項目について検討し, 実施する項目の にチェックをしていきます また, 災害図上訓練で検討した結果, 課題となった事項や実施すべき事項などで, 記載されていない項目があれば追記していきましょう Ⅰ

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

Microsoft Word - ★★災害対策マニュアル(教団本部 案).docx

マンション特有の被害や危険性とは?

防災についてのアンケート結果報告

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5 緊急連絡網を作成しておくこと ( 不在者があった場合にはスキップ ( 飛び越し ) し FAXあるいは後刻再度電話により連絡内容を伝達する ) 6 通常時の防災活動に利用できること マニュアルは適宜見直しをし 常時役立つものとしておくことが必要です 災害対策本部設置について ( 印は別紙参照 )

備える 災害に備えて今やるべきこと 住宅の耐震化 昭和 56 年 5 月以前の木造住宅にお住まいの方は まずは無料耐震診断を受診してください 無料 耐震診断 耐震診断 とは 住宅の地震に対する強さを判定することで その強さを点数 (0~ 1.5) で示します 1.0 以上になると 倒壊するおそれが少

はじめに 近年は 日本各地で地震が起こり 台風 土砂災害で毎年のように被害がでています いざという時に被害に合わないためには 日ごろから備えておくことが大切です 個人 家庭でできる備え 隣近所や自主防災会でできる備えを 関市自主防災会防災訓練メニュー としてまとめました 定期的に個人 家庭の備えを確

施行社会福祉施設等における非常災害対策計画の点検・見直しガイドラインページ入り.docx

( 時差退社計画の作成 ) ⑸ 管理権原者は 従業員等の徒歩による帰宅経路を把握し グループ毎の時差退社計画を作成しておく 時差退社計画表 別表 2のとおり 2 震災時の活動計画 1 家族等との安否確認の実施に関すること ( 家族との安否確認 ) (1) 従業員は 震災時に家族等の安否を確認し に報

自主防災組織をつくろう

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我が家の家庭内 DIG 地震が発生した時の 我が家 を想像してみましょう 1 家族等の命 ( 最優先 ) 我が家の耐震性は? 家庭内で倒れてくる物はないか? 津波や山がけ崩れの危険性は? 災害イメージ ( 東京経済大学吉井教授の設問資料を変形 ) 自宅建物の倒壊 ( ぺしゃんこ 傾く ) 下敷き 死

1. 自主防災組織とは 自主防災組織活動マニュアル目次 第 1 章自主防災組織とは 1 自主防災組織の必要性 1 2 自主防災組織の役割 1 3 自主防災組織とはどんな組織か 2 4 リーダーとして行うべきこと 3 第 2 章災害時の防災活動 1 災害応急活動に関する情報の収集及び伝達 4 2 避難

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BCP(事業継続計画)テンプレート

備蓄品リストの一例 ( その 1) 区分 品目 災害対策本部用 帰宅困難者用 徒歩帰宅者用 毛布 ( 防災用毛布 ) 全社員の 80%~90% 用途 備考 宿泊 生活 非常用食料 飲料水 寝袋 本部要員用 キャンピングマット 全社員の 80% 簡易トイレ トイレットペーパー 必要量 非常持ち出し袋

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

1 防災に関する意識 (1) 災害被害の具体的イメージ ( 複数回答, 上位 4 項目 ) 平成 25 年 12 月 地震 80.4% 竜巻, 突風, 台風など風による災害 48.1% 河川の氾濫 19.6% 津波 17.8% ( 複数回答 )

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障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

要配慮者支援班の業務 1 配慮が必要な人の情報把握 (1) 情報把握 総務班名簿係と連携し 避難所利用者 ( 避難所以外の場所に滞在する人を含む ) のうち 配慮が必要な人を グループごとに把握する 避難支援のための個別計画がある場合は 内容を確認する (2) 聞き取り 避難所利用者でつくるグループ

大津市避難所運営マニュアル

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

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南海トラフ地震発生時の不安 南海トラフ地震が発生した場合 不安や危険に思うことは何ですか?( は 3 つまで ) 66.7% の人が 自宅の倒壊や損壊 49.2% の人が 家族等の安否やその確認手段 と答えています 自宅の


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Microsoft Word 地震防災アンケート結果.ver6.docx

北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

ガスの元栓を閉める ブレーカーを切る ウ避難開始 (5 分 ~10 分 ) ⅰ) 家屋の倒壊の恐れがある場合や避難勧告が発令された場合は 非常時持ち出し品を確認し 隣近所で声を掛け合って 一時避難場所へ避難する 要援護者の方に対しては 特に配慮する ⅱ) 安否状況 家屋の倒壊 道路の陥没など 避難中

- 目次 - 第 1 章総則 1 第 1 節計画策定の趣旨 1 第 2 節計画策定に当たっての考え方 1 第 3 節自助 共助 公助の基本的な役割 1 第 2 章自助 共助による備蓄 2 第 1 節県 2 第 2 節自主防災組織 4 第 3 節事業所 5 第 3 章公助による備蓄 調達 6 第 1

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目次 1. はじめに 2. 基本的な考え (1) 家庭内備蓄 (2) 企業内備蓄 (3) 流通在庫備蓄 3. 行政備蓄の果たす役割 4. 行政備蓄の対象人口の想定 5. 行政備蓄品目および目標数 (1) 食料等 (2) 生活必需品等 (3) 資機材 6. 行政備蓄品の保管について 7. 資料編年次整

防災マニュアル 戸室 2 丁目自治会自主防災隊 自主防災隊組織図 任務と各役割 厚木市災害時要援護者支援制度実施要綱 要援護者支援体制について 戸室地区災害時における要援護者支援の活動プラン 要援護者への支援活動内容 災害時の要援護者支援に係る戸別訪問調査表 支援者連絡表 神奈川県立厚木高校避難所運

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3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!

■第3回WG会議記録概要

港区マンション震災対策ハンドブック

夜久野ふれあいプラザ施設概要 保有施設 バリアフリー トイレ男女共用 - 毛布 テレビ ラジオ FAX スロープ 防災無線 - ブルーシート 12 タオル 300 枚 バスタオル 50 枚 懐中電灯 1 乾電池 ( 単一型 ) 6 カセットコンロ 2020 年 8 月 1 台 ダンボール間仕切りセッ

地震被害予測システムにより建物被災度を予測 また 携帯電話と地図を利用した 被害情報集約システム では GPS 機能と地理情報システムとの連係により 現在位置周辺にある同社施工済物件を検索し 物件や周辺の被害状況を文字 静止画 動画を添付して報告することができる これら被害情報を地理情報システムに集

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1. 予測される巨大地震と室田地区の災害リスク 1-1 予測される巨大地震 神奈川県地震想定被害調査 ( 平成 27 年 3 月 ) より大正型関東地震 ( 相模トラフが震源域 ); 震度 7 マグニチュード8 強震度 7は皆さんがこれまで経験したことのない激しい揺れです家屋倒壊 火災により甚大な被

国土技術政策総合研究所 研究資料

防災業務計画 株式会社ローソン


大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

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はじめに 高知県民にとって避けることのできない南海地震は 今後 30 年以内に 60% 程度 ( 地震調査研究推進本部 平成 25 年 1 月現在 ) の高い確率で発生することが懸念されており 激しいゆれによる被害のほか 直後に襲ってくる津波により大きな被害が発生することが予想されています 安芸市に

ソシエ北大阪防災計画(簡易版)

はじめに マンションには 規模や構造など様々なタイプがあります このため 本編では 平常時と発災時の震災時活動マニュアルの標準的なモデルを示します これを参考にして各マンションの管理組合や自治会などの皆様において お住まいの各マンションの実情に応じた震災時活動マニュアルを作成し 防災活動を進めてくだ

5 安全 減災措置 建物建物は地震対策はなされていますか? 耐震補強 耐震 制震 免震設備状況 ( リスト ) 耐震 安全性診断 ( 発災前 ) 耐震 安全性診断を受けていますか? 施行証明書 実施状況 ( リスト ) 応急危険度判定 ( 発災後 ) 転倒 転落の防止措置 6 本部への被害状況の報告

備蓄事前対策 防犯避難 救助用品救急 衛生用品飲料水非常用食料品 食事補助用品給食 品インデックスNo. 都道府県 政令指定都市 ( 市名 ) 条例名 施行 ( 改正含む ) 対象備蓄日数備蓄品の例 備蓄の量の目安 (1 人当たり ) 8 静岡県 静岡市 静岡市いのちを守る 防災 減災の推進に 関す

Transcription:

6. 事前対策リスト 災害時の応急対応を効果的に行えるよう 1 事前対策リスト ( 自助 ) と 2 事前対策リスト ( 共助 ) を考えましょう 2 事前対策リスト ( 共助 ) は 第 3 回ワークショップの議論をもとに 災害対応の 特に優先度の高い活動 とそのための 事前対策 をテーマ毎に検討し まとめました (1) 事前対策リスト ( 自助 ) の考え方 p27 参照 自助を普及啓発するために 災害に備えて日頃から家庭で準備しておきたい事柄をチェックリストにしました いつも使っているものを災害時にも使えるように 分かりやすい場所に置いておくことが大切です (2) 事前対策リスト ( 共助 ) の考え方 p28 参照 1) 特に優先度の高い活動 の考え方 実際の災害では 限られた資源を特に優先度の高い活動に集中投下する判断が求められます 被害状況の把握とそれにもとづくその後の対応について その優先度合いを考えます 2) 事前対策 ( 必要資源 ) の考え方 優先度が高い活動を円滑に進められるように必要な備えを行います 活動テーマごとの事前対策リストを 以下の 人 モノ 情報 空間 の視点で考え 作成しました 人 は 人材や組織を育て 地区内外の関係団体と連携すること 住民同士が交流し顔見知りの関係になること等が大事です モノ は 救出 救護 搬送 消火等の対応に用いる資器材の配備 調達方法等を検討しておくことが大事です 情報 は 必要になる情報を 整理し 情報収集 伝達の体制をつくり 情報連絡手段を準備し 訓練で動けることが大事です 空間 は 災害対応に必要な 空間 安全な避難に必要な空間 災害に強い空間の整備 利用方法の検討等が大事です 26

(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周りに物を置かない 家具の扉が揺れで開かないようにする ( 耐震ラッチなど ) 家具のガラス扉などは飛散防止フィルムを貼る 寝室に靴やスリッパ 軍手 ( ガラスが飛散した場合に必要 ) ほうき ちり取り ( 掃除機は停電時使えない ) 消火器の設置場所と使い方の熟知 安否確認用ステッカー ホイッスル ( 閉じ込め時に音を発するため ) 災害用伝言ダイヤルなど家族の連絡方法の確認 応急医薬品 ( 絆創膏 消毒薬 傷薬 包帯 胃腸薬 鎮痛剤 解熱剤 目薬 持病のある人は常備薬など ) 飲料水 ;1 人 1 日 3 リットルを最低 3 日分 7 日分を推奨 水用携行タンク ( 飲料水の配給時に必要 ) 食料 ( レトルト 缶詰 インスタント食品 栄養補助食品 チョコレート等の菓子 最低 3 日分 7 日分を推奨 ) 生活用水 ( 飲料しない水 ); 風呂の汲置き やかんやポットに水を入れておく 粉ミルク 離乳食 ( 乳幼児がいる場合 ) アレルギー対応食品 ガスカセットコンロ 予備のガスボンベ ラップ ( 食器にかぶせて使えば洗わなくてよい ) 紙皿 紙コップ 割り箸 簡易トイレ ( 便袋 ) トイレットペーパー ( 余分に備蓄 ) ティッシュ ( 余分に備蓄 ) 懐中電灯, ランタン, マッチ, ライター ラジオ 電池 ( 余分に備蓄 ) 毛布 虫よけ用品 ガムテープ ドライシャンプー 使い捨てカイロ マスク 衣類 生理用品 紙おむつ 雨具 ビニールシート ( 敷物 雨よけ ) 新聞紙 ( 防寒 燃料 ) 貴重品リスト リュック ( 物資の持ち運び用 ) 情報収集先リスト ( 自治体 HP 等 ) 防災マップ 便利なもの ソーラーまたは手動充電器 ( 携帯 電池用 ) 家庭用発電機 蓄電池 防災カード ( 住所 氏名 連絡先 既往症 通院先 薬アレルギー等 ) ヘルメット 工具類 公衆電話用 10 円硬貨 27

(4) 事前対策リスト ( 共助 ) 1) 建物倒壊への対策 1 安否確認 2 参集 3 被害調査分析 4 活動体制の整備 家族 近所の安否確認 要援護者の情報収集 被害状況の把握 状況判断しながら参集 防災リーダーが町会事務所に参集 参集者による役割分担 道路上の瓦礫 火災発生等の情報収集 避難道路の調査 倒壊家屋による要救助者の把握 連絡体制の確保 被害状況を連絡 地図化する ( 視覚的 ) 避難 救出救護 搬送等の準備 動ける人で役割分担 ( 自衛消防隊を中心に ) 資器材の搬出 調達 食料の確保 住民 ( 町会 ) 名簿の作成 町会員以外への対応 ( 個人情報の壁 ) の検討 ( 事前に個人情報の協定等 ) 要援護者名簿の作成 学校関連名簿の確認 報告内容を決める ( 氏名 安否 ケガ人数 負傷情報等 ) 参集場所を事前に決める 参集経路の確保 防災住民組織の緊急連絡体制の確立 スキルを持った人のリスト 地域の危険度の把握 木密地域の調査把握 ( 倒壊の恐れのある建物及びブロック塀の場所 ) 被害調査分析体制の整備 要援護者名簿の作成 報告体制を決める ( 地区幹事が中心で調査報告 マンションは各階に責任者を決める等 ) 他の町会や学校長との連携 消防団との連携 地域の地図の準備 消火栓の場所の準備 防災マップの活用 支援者の確保 訓練等を通じて防災意識の向上 資器材置き場の確認 3 日分の備蓄 5 区に報告要請 被害状況を 公衆電話で報告 公衆電話設置場所の把握 各種連絡先リストの準備 28

2) 建物火災への対策 1 被害調査 情報収集 2 消火活動 3 救急救命活動 4 避難誘導 被害情報の収集 情報を収集する範囲等の役割分担 情報を集約する場所の決定 人を集める メガホンなどの準備 資器材を集める 消火器 消火栓の場所を確認 備品リストやマップの作成 初期消火 消火訓練をする ( 啓発活動 ) 医薬品の備蓄 ( 薬局との連携 ) 負傷者の応急手当 応急手当の訓練 医療従事者との連携 ( リスト化 ) 搬送機器の備蓄 ( 車いす 担架等 ) けが人の搬送 災害時に開設する病院の確認 防災訓練の実施と参加 避難誘導 避難場所の把握 安全な避難場所の情報収集 防災マップの活用 避難誘導訓練 家族の安否確認 安否確認方法の確認 安否確認訓練 3) 要援護者への対策 1 参集 町会の避難場所に集合 参集者リスト ( 昼 夜に分けて ) 作成 2 活動体制の整備 3 搬送準備 救出 搬送 ラジオ等の準備 安否確認用旗の配備 安否確認用リストの整備 情報収集( 安否確認 ) 民生 児童委員による要援護者リストの集約 要援護者リストの作成 ( 障害者 独居高齢者等 ) 安否確認体制の検討 区に要援護者リスト開示要請 区との連携 支援者リストの作成 ( 役立つ業種別 医療従事者や実務者 ) 支援者の確保 防災訓練等 町会の行事を継続 啓蒙活動 ( 避難所はどこにあるか等 ) 備品リストの作成 救出搬送用資器材の調達 資器材の確認 ( リヤカー 車いす 簡易担架等 ) 消防団に要請 消防団との連携 ( 連絡先確認等 ) 怪我人への応急対応の検討 救出 搬送 搬送シミュレーション 物資入手先の確認 ( 常備薬 赤ちゃん用品はドラッグストア 水 食糧はコンビニ 他布団 衣類 トイレ 要援護者に必要な物資の調達等 ) 福祉事業所との連携 29

おわりに (1) 地区防災対策に関わる 論点 ワークショップの議論では 地区防災対策に関して参加者の意見が分かれたり よい解決策が見つからない場合もありました そうした論点や悩みをテーマ毎に整理したのが下表です 今後とも 地域での話し合いのテーマとして 地域に合ったよい解決策を考えましょう テーマ 1 建物倒壊 2 建物火災 3 要援護者 地区防災対策に関わる論点 建物被害の把握方法( 建物被害 家具の転倒 生き埋め等 ) 救出救護に携わる従事者の安全確保( 体制 装備 情報提供等 ) 救出救護のための資器材の確保( 調達先情報 事業所との協定等 ) 避難者が一部の避難所に集中しないための避難方法の検討( 一時集合場所での方針決定等 ) 救出救助の活動ができるメンバーの増加方法( 訓練等 ) 火災被害の把握方法( 出火点 延焼方向等 ) 同時多発火災の場合の延焼阻止 避難の方法 避難路 避難場所の安全性の確認方法( 火災延焼による避難支障等 ) 避難方法の代替案の確保( 災害時の迅速な判断と避難者の誘導等 ) 道路( 歩道 ) の大渋滞を避けるための避難方法の検討 ( 一時集合場所での方針決定等 ) 消火器以外の消火器具の増加方法および 活動ができるメンバーの増加方法 ( 訓練等 ) 安否情報の収集 整理 役割分担の方法( 優先順位 行動手順等 ) 要援護者支援の担い手確保の方策( 民生 児童委員 福祉事業所との連携等 ) 平常時における要援護者名簿の活用方法 個別支援プラン の作成方法 (2) 本マニュアルの活用方法 本マニュアルの活用方法として下記のことが考えられますので 地域の皆さまで進めていきましょう 1 防災の勉強会 地域住民への防災教育 啓発 2 まち歩きと防災マップづくり 3 被災 対応シナリオ に沿った防災訓練の企画と実施 4 被災 対応シナリオ に沿った組織体制の見直し 5 様々な事業所や関係機関との連携 6 その他 事前対策リスト の対応 整備 今後は この 仲宿地区防災対策マニュアル をもとに 各町会 自治会等の地区特性に応じた わがまちの防災対策マニュアル を作成することで より一層きめ細やかな 実効性のあるマニュアルが完成します 30 刊行物番号 26-174