1-1 ー 11 エコツーリズム推進の取組 政府の取組 観光立国推進基本計画 ( 平成 19 年 6 月閣議決定 ) より要約 ) エコツーリズムとは 自然環境や歴史文化を対象とし それらを損なうことなく 体験し学ぶ観光のあり方 地域の自然環境やそれと密接に関連する風俗慣習等の生活文化に係る資源を持

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4-(1)-ウ①

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

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別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市


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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

PowerPoint プレゼンテーション

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

システムの開発は 国内において 今後の普及拡大を視野に入れた安全性の検証等に係る研究開発が進められている 一方 海外展開については 海外の事業環境等は我が国と異なる場合が多く 相手国のユーザーニーズ 介護 医療事情 法令 規制等に合致したきめ細かい開発や保守 運用までも含めた一体的なサービスの提供が

11

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

H28秋_24地方税財源

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愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

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Ⅰ 観光振興計画制定の背景 1 観光による地域振興 観光立国推進基本法 に基づき策定された 観光立国推進基本計画 の中で 観光立国の実現は地域経済の活性化 雇用機会の増大 国民の健康の増進 潤いのある豊かな生活環境の創造 国際相互理解の増進等の意義を有するものである と位置づけられています また 東

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【課題1】海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境づくり~【参考】民間によるビジネス交流拠点の例

第6回議論における補足資料

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

新興国市場開拓事業平成 27 年度概算要求額 15.0 億円 (15.0 億円 ) うち優先課題推進枠 15.0 億円 通商政策局国際経済課 商務情報政策局生活文化創造産業課 /1750 事業の内容 事業の概要 目的 急速に拡大する世界市場を獲得するためには 対象となる国 地

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

PowerPoint プレゼンテーション

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

4-(1)-ウ①-11世界水準の大規模MICE施設の整備

Ⅱ. 日本遺産 事業の方向性日本遺産事業の設計に先立ち 既に文化財を活用した地域振興を行っている地方自治体の先行事例 10 件について実態調査を行った その際得られた課題を踏まえ 文化財を活用 発信して地域の活性化につなげていくために 以下のような方向性が有効と考えられる (1) 地域に点在する文化

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

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02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

人材育成 に関するご意見 1) 独立行政法人情報通信研究機構富永構成員 1 ページ 2) KDDI 株式会社嶋谷構成員 8 ページ 資料 7-2-1

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

スライド 1

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

はじめに スノーリゾート地域の活性化は 国内外の旅行者がともに減少する冬期の観光振興を進める上で極めて重要であり 観光庁では平成 27 年から スノーリゾート地域の活性化に向けた検討会 を開催し スノーリゾート地域を取り巻く状況の調査 分析等を通じて 本年 4 月に今後の取組の方向性等について最終報

政策評価書3-3(4)

Taro-全員協議会【高エネ研南】

5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

地域再生計画 1. 地域再生計画の名称 石鎚山系の魅力発信及び持続可能な資源とする事業 2. 地域再生計画の作成主体の名称 愛媛県西条市並びに上浮穴郡久万高原町及び高知県吾川郡いの町 3. 地域再生計画の区域 愛媛県西条市並びに上浮穴郡久万高原町及び高知県吾川郡いの町の全域 4. 地域再生計画の目標

歯科中間報告(案)概要

県外 海外の企業等に中堅人材を出向させながら研修プログラムが受けられるような支援制度の創設 企業によるプロデューサー人材の発掘 誘致の取組への支援 3 農林水産業 農林水産業を行っている者が自ら商品の企画立案機能を高められるような実践販売する機会の提供など支援する仕組みの充実 経営力 や 仕事の基礎

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

ソーシャルセクター組織実態調査 2017 特定非営利活動法人新公益連盟 2017 年 12 月 6 日 Copyright 2017 Japan Association of New Public All Rights Reserved,

平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

生涯現役促進地域連携事業に係る企画書の評価等について 1 評価委員会の設置等 (1) 厚生労働省職業安定局雇用開発部高齢者雇用対策課 ( 以下 事務局 という ) に生涯現役促進地域連携事業の企画書評価のため 生涯現役促進地域連携事業企画書等評価委員会 ( 以下 評価委員会 という ) を設置する

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

17日南市277_0324

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

PowerPoint Presentation

第 1 部 施策編 4

2016年度 事業計画書(第一次補正)

基地跡地利用の現状について

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

<4D F736F F D E64976C8F91817A B7B8E73959F8E F41984A8BC696B18A4A91F D F8E968BC68BC696B18E6

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

(CANACINTRA) 等と連携を図りつつ設置する案を有しており 国家中小企業コンサルタント養成 認定制度を具現化するためにいかにして事業を進めていくかが課題となっている (2) 相手国政府国家政策上の位置づけカルデロン大統領は 近代的かつ競争力のある経済の強化及び雇用の創出 を 治安 貧困撲滅

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

様式第十二 ( 第 10 条関係 ) 認定経営資源再活用計画の内容の公表 1. 認定した年月日平成 24 年 1 月 31 日 2. 認定事業者名富士フイルムイメージテック株式会社 3. 認定経営資源再活用計画の目標 (1) 経営資源再活用に係る事業の目標認定事業者は 富士フイルム株式会社コンシュー

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

Transcription:

1-1 ー 10 文化資源を活用した観光の取組 政府の取組 地域の文化資源を観光振興に積極的に活用 観光立国推進基本法 ( 平成 18 年 12 月法律第 117 号 ) 国は 観光資源の活用による地域の特性を生かした魅力ある観光地形成を図るため 文化 産業等に関する観光資源の保護 育成及び開発に必要な施策を講じる ( 第 13 条など ) 観光立国推進基本計画 ( 平成 19 年 6 月閣議決定 ) 歴史 伝統 文化等の新たな観光魅力の発掘 観光体験プログラム等のコンテンツの充実 知恵と工夫に富んだ観光まちづくりの取組を強力に支援 地域の祭礼行事 民俗芸能 伝統工芸等の個性豊かな伝統文化の継承 発展を守るため 伝統文化の保存 活用のための事業を支援 新成長戦略 ( 平成 22 年 6 月閣議決定 ) 我が国は 自然 文化遺産 多様な地域性等豊富な観光資源を有しており 観光のポテンシャルは極めて高い 我が国独自の文化財 伝統芸能等の文化遺産の活用は 地域経済の活性化や雇用機会の増大の切り札 沖縄における現状 県内各地には 特色ある伝統行事や伝統芸能など文化資源に恵まれながらも それらが観光資源として活用されていない ( 旅行商品の高い地域文化資源 として 全県で235 件もの文化資源を抽出 ( 平成 20 年度内閣府沖縄総合事務局報告書 )) 自然景勝地や観光施設を巡る周遊型観光から 体験や滞在を目的とした個人型旅行への旅行形態が変化 観光における地域間格差や観光ボトム期の存在 内閣府の取組 平成 23 年度概算要求額 ( 国費 :133,440 千円 ) 文化観光戦略推進事業 沖縄の文化 芸能を観光資源として活用するための中長期的な戦略の構築 既存施設を文化発信の拠点として整備するための調査 公募提案による地域主体の文化 芸能を活用した観光誘客の取組支援 沖縄の文化 芸能の魅力を発信するための県外派遣公演

1-1 ー 11 エコツーリズム推進の取組 政府の取組 観光立国推進基本計画 ( 平成 19 年 6 月閣議決定 ) より要約 ) エコツーリズムとは 自然環境や歴史文化を対象とし それらを損なうことなく 体験し学ぶ観光のあり方 地域の自然環境やそれと密接に関連する風俗慣習等の生活文化に係る資源を持続的に保全しつつ 新たな観光需要を掘り起こす エコツーリズムの普及 定着のため エコツーリズムを推進するセミナーや特に優れた事例の表彰 インストラクターやエコツアーガイドの人材育成や各地域のエコツーリズムに取り組む体制づくりを支援 エコツーリズム推進法 の制定 ( 平成 19 年 6 月議員立法 ) 自然環境への配慮 観光振興や地域振興への寄与等を基本理念 政府が基本方針を策定 地域ぐるみの推進体制を構築し エコツーリズムの実施方法や自然観光資源の保護措置 ( 汚損 損傷の禁止 利用者制限が可能 ) 等を内容とする全体構想を国が認定 内閣府の取組 沖縄振興計画 ( 平成 14 年 7 月内閣総理大臣決定 ) より要約 沖縄の豊かな自然を生かし エコツーリズムを推進する 地域の特性を踏まえてエコツーリズム等のルールづくりや 自然環境と調和した魅力あるプログラムの作成を促進するとともに 情報の収集 提供等に努める 保全利用協定等の活用を併せて図りながら 亜熱帯地域の豊かな自然環境 景観 伝統文化等を生かしたグリーンツーリズム ブルーツーリズム ダイビング 修学旅行生の体験学習を積極的に促進する 体験 滞在型観光のガイド インストラクター等の養成に取り組む 平成 23 年度概算要求額 ( 国費 :43,512 千円 ) 環境共生型観光地形成支援事業 持続的に観光資源の保全 利用を行うためのルール作り策定 現況を把握するための調査 資源を回復させるための取組支援等 環境負荷を軽減させる施設整備 ( トイレ 駐車場 山道 案内板など ) < 沖縄県内の主な動き > 県内には 10 以上ものエコツーリズム関係の民間団体が発足 慶良間地域では エコツーリズムに基づくエコツーリズム推進全体構想の作成及び国への認定申請に向けて準備中 西表島でのカヌー ツアー

1-1 ー 12 医療ツーリズムの取組 趣旨 観光立国推進本部観光連携コンソーシアム資料より要約 訪日外国人旅行者 3,000 万人時代の実現に向けて 海外における訪日プロモーションともに 日本国内における次世代成長分野の育成等による新たな訪日メニューを創出 今後 日本の医療の国際化の進展等により 日本の医療機関等で治療 健診等を受けるために訪日する外国人の増加を予想 これに伴い 医療観光への需要が高まり 国際交流や国際貢献 更には地域経済の活性化にも資することを期待 医療観光の将来イメージ療将 (3 類型類 ) Ⅰ 健診 観光 Ⅱ 治療 観光 Ⅲ 美容 健康増進 観光 健康診断 ( 人間ドック ) 等の高度な技術と医療機器 日本独自のホスピタリティ & 観光ノウハウによる高付加価値化 定期的な診断によるリピーター化 今後の課題 : 検診ツアーの販売拡大 地域医療機関への誘客 治療が必要になった場合の対応等 家族等の同行者の滞在プランの一つとして 周辺地に国内観光をオプション化 患者の呼び込みにより医療の振興と国際競争力の更なる向上を目指すとともに 同行者も含めた旅の安全 安心と充実 今後の課題 : 医療事故等のリスク負担 渡航 滞在時の緊急時対応 治療費の支払い方法 帰国後のアフターケア等 長寿大国日本が誇る温泉療養 美容エステ 健康食等の癒し 美容 健康文化 今後の課題 : 日本の癒し 美容 健康文化の海外情報発信 認知度向上等 内閣府の取組 22.10.1 琉球新報より 医療ツーリズム促進事業 ( 沖縄特別振興対策事業費を活用 ) 事業期間 : 平成 22 年度 ~24 年度 (22 年度事業費 :48 百万円 ) 沖縄の多様な観光資源と 検診や健康増進サービス 治療 ( リハビリ 国際医療研修 先端医療など ) を組み合わせた特色ある医療ツーリズムの実現戦略の構築 国内外の政策や先進地の取り組み 市場状況等の整理 国外からの医療等を目的とする旅行社の受入体制の検討 モニターツアーの発地候補の選定 当該市場の特性を踏まえたモデルプランの検討等

1-2-1 情報通信産業 現状と実績 県外からの企業誘致数 54 社 196 社 200 社 1 目標は 第 3 次情報通信産業振興計画 ( 沖縄県策定 ) の目標値 2 生産額の目標値は 第 3 次計画策定時に当初設定の 3,590 億円から引き上げ 3 雇用者数の目標値は 第 3 次計画策定時に当初設定の 22,400 人から引き上げ 概要 沖縄において民間主導による自立型経済を構築するに当たり 情報通信関連産業はリーディング的な役割を果たすものと期待されている 実際 県 GDP における情報通信関連産業の構成比や雇用人数は順調に増大しており 沖縄 IT 津梁パーク整備を含めこれまでの振興策により 情報通信関連産業の集積が進展している < 予算投入額 (H14~H20) > IT 津梁パークの施設整備 ( 平成 19 年度 ~21 年度 ) 総事業費 3,224 百万円 ( 国庫補助額 2,153 百万円 ) 北部振興事業による IT 施設整備等 総事業費 9,334 百万円 /11 事業 (4 施設 ) ( 国庫補助額 8,400 百万円 ) 人材育成のべ13,842 人の受講者数 ( 事業費 1,091 百万円 ) < 税の優遇額 (H14~H19) > 情報通信産業振興地域 1 事業税 ( 県税 ) 32 件 (409 百万円 ) 2 不動産取得税 ( 県税 ) 17 件 (89 百万円 ) 3 固定資産税 ( 市町村税 ) 298 件 (866 百万円 ) 4 事業所税 ( 市町村税 ) 12 件 (8 百万円 ) 情報通信産業特別地区利用実績なし 情報通信関連産業関係の指標の状況 出典 : 沖縄県調べ 平成 12 年度 実績 ( 平成 20 年度 ) 目標 ( 平成 23 年度 ) 生産額 1,391 億円 2,252 億円 ( 平成 18 年度 ) 3,900 億円 雇用者数 8,600 人 23,297 人 33,700 人

1-2-2 情報通信産業 課題 課題 営業活動については なお距離による制約が大きく 受動的な業務展開になりがちな状況 従業員 1 人あたり年間売上高が低い ( 全国平均の半分程度 ) 県外企業等からの下請け受注が多い アジア諸国の台頭により 沖縄の安い人件費が強みではなくなりつつある 雇用者数で見れば依然 コールセンター等の労働集約型産業が中心 沖縄における情報システムやサービスに対する内需の拡大が必要 情報通信産業特別地区制度については 使い勝手が悪い ( 特区内での法人の新設や従業員数等の条件 ) 沖縄 IT 津梁パークについては 進出企業間の交流を促進するための中核になる組織が必要総点検報告書より 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 従業員 1 人あたり年間売上高の比較 ( 平成 20 年 ) 1,134 ソフトウェア業 2,394 904 2,105 情報処理 提供サービス業 沖縄県 全国 出展 : 平成 20 年特定サービス産業実態調査 沖縄における新規 IT 人材の供給力 ( 単位 : 人 ) 学校名卒業者数 2005 年度 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 琉球大学 45 54 44 45 55 沖縄高等専門学校 - - - 76 68 沖縄職業能力開発大学校 52 51 46 51 52 専修学校 (IT 関連 ) 200 216 213 221 172 合 計 297 321 303 393 347 ( 注 ) 専修学校 (IT 関連 ) については 6 校 ( パシフィックテクノカレッジ学院 那覇日経ビジネス工学院 日経ビジネス 国際電子ビジネス専門学校 沖縄情報経理専門学校 IT カレッジ沖縄 ) が対象となっている 出展 : 沖縄県調べ 20,000 18,000 16,000 14,000 沖縄へ進出した情報通信関連企業の雇用者数の推移 12,000 139 473 180 10,000 164 439 162 13,536 148 12,058 8,000 444 11,456 107 91 318 6,000 92 9,195 83 7,91 99 352 4,000 318 50 7,147 4 67 264 6,182 60 2,000 203 5 4,216 3,628 2,808 22 74 198 274 752,264,410 2,120 2,649 2,707 1,505 24 0 55 2~11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 ( 年度 ) 情報サービス業コールセンターコンテンツ制作業ソフトウェア開発業その他 199 746 265 136,216 258 278 1,266 288 出展 : 沖縄県調べ

1-2-3 情報通信産業 今後の方向性 課題 IT 人材の確保 情報通信産業の高度化 多様化への対応沖縄 21 世紀ビジョンより 方向性性 情報通信産業の高付加価値化 コンテンツ産業やソフトウェア開発業の育成 高度な IT 人材の育成と活躍の場の提供中間報告より インフラの整備 利用者がニーズに応じ 違和感なくネットワークで繋がる環境の構築 国際情報通信ハブ機能の強化沖縄 21 世紀ビジョンより 市場の開拓 年々市場規模の高まるアジアとの結節点という沖縄の地理的な利点を活用中間報告より 公共分野 産業分野における情報通信技術利活用の推進沖縄 21 世紀ビジョンより 電子自治体 医療 教育分野での利活用推進 産業分野における生産性向上 販路拡大などへの利活用推進 高機能データセンタービジネス バックアップセンターの振興 BPO センター アフターサポートセンターの一体的集積 情報系大学など高等教育機関の設置沖縄 21 世紀ビジョンより アジア ゲートウェイの実現 沖縄 IT 津梁パーク及び沖縄 GIX の整備 拡張 世界の投資家が投資しやすくなるような制度 環境の整備 世界から頭脳人材や専門人材を積極的に誘致沖縄 21 世紀ビジョンより