Ⅰ いじめについて H 28 改訂 1 いじめとは いじめの定義 ( いじめ防止対策推進法第 2 条より ) 平成 25 年 9 月 28 日施行児童等に対して 当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう (1) 認知件数 いじめの認知件数 H27 問題行動調査より ( 熊本市 ) ( 人 ) 300 250 小学校 250 中学校 234 200 150 100 50 155 128 121 113 128 91 237 122 0 H23 H24 H25 H26 H27 ( 年度 ) いじめられたことがある と答えた児童生徒数 (H27 心のアンケートより ) ( 人 ) 8000 7000 6000 5000 4000 3000 5835 小学校 6986 6634 7004 6980 中学校 2000 1000 0 969 1012 1031 913 1001 H23 H24 H25 H26 H27-1 - ( 年度 )
(2) いじめの態様 (H27 心のアンケートより ) いじめは複数の態様が組み合わされている場合が多く 児童生徒の生活実態のきめ細かい把握に努めるとともに 発達段階を踏まえたいじめの未然防止の取組を積極的に行うことが大切です いじめの態様 小学校中学校 H 28 改訂 文句を言われた冷やかされた自分の物を隠された仲間はずしみんなに無視されたなぐられたお金やものをとられた人に笑われた用事をいいつけられたネット上のいじめ 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 小学校 中学校ともに 冷やかされた と回答した割合が一番高くなっている 次いで 仲間はずし 文句を言われた などの割合が高くなっている (3) 相談相手 (H27 心のアンケートより ) いじめは早期発見することが 早期の解決につながります 日頃から教職員と児童生徒との信頼関係の構築に努めることが大切です 児童生徒に関わるすべての教職員間で情報を共有し 保護者や地域の方とも連携して情報を収集することが大切です 相談相手 小学校 中学校 担任養護教諭担任以外の教諭 SC 心のサポート相談員友だちや先輩家族近所の人その他 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 小学校では 家族 が最も多く 次いで 担任 友だちや先輩 の順になっており 中学校 では 担任 が最も多く 家族 友だちや先輩 の順になっている - 2 -
3 いじめの早期発見の取組 いじめは大人が気付きにくく判断しにくい形で行われることを認識し ささいな兆候であっても いじめではないかとの疑いをもって 早い段階から的確に関わりをもち 積極的にいじめを認知することが必要です また 児童生徒が日頃から気軽に相談できる環境や体制づくりも大切です H 28 改訂 いじめ発見のきっかけ H27 年度問題行動調査 ( 熊本市 ) 小学校 中学校 学級担任が発見担任以外が発見養護教諭が発見外部の相談員が発見アンケート調査本人からの訴え本人の保護者からの訴え他の児童生徒からの訴え他の保護者からの訴え地域住民からの情報学校以外の関係機関からの その他匿名による情報 0% 20% 40% 60% 80% 小中学校ともに 最も高いのが アンケート調査 で 次いで小学校は 本人からの訴 え 中学校は 本人の保護者からの訴え となっている 発見では学級担任が一番高い < 学校が実施する具体的な取組 >( 早期発見 ) 1 毎月実施の きずなアンケート や教育委員会が年 1 回実施する 心のアンケート 及び教育相談の実施によるいじめの実態把握 2 いじめのチェックリスト ( 保護者用 教職員用 学級担任用 ) の定期的な実施と分析 3 いじめについて児童生徒や保護者が 校内で相談できる場所や教職員等についての周知徹底 4 児童生徒 保護者 地域等への 来所や電話 メール等による相談窓口の周知 5 教職員による日常的な児童生徒の観察 生活ノート等を活用した交友関係や悩みの把握 6 全職員による児童生徒の心身の状況に配慮した健康観察 養護教諭との連携 < 児童生徒が相談しやすい環境づくり >( 児童生徒からの早期発信のために ) 本人からの訴えには 日頃から よく言ってくれたね という教職員の姿勢を伝えるとともに全力で守る手立てを考え 心のケアに努める また 教職員や保護者等 誰にでも相談してもよいことを周知する 周りの児童生徒からの訴えには よく言ってきたね とその勇気ある行動を称え 情報の発信元は絶対に明かさないことを 伝え 安心感を与える - 4 -
Ⅱ 不登校について
3. 熊本市における不登校の現状 H27 問題行動調査より ( 熊本市 ) (1) 不登校児童生徒数について 熊本市における不登校児童生徒数の推移 ( 人 ) 700 600 556 519 500 400 小学校不登校児童数中学校不登校生徒数 621 533 577 H 28 改訂 300 200 100 115 105 144 171 176 0 H23 H24 H25 H26 H27 ( 年度 ) H22 年度より小中学校合計 600 人台で推移していた H25 年度より小中学校の不登 校児童生徒数が増加している H27 年度は小中学校合計で約 800 人となった (2) 長期欠席者の状況 ( 病気 経済的理由 不登校 その他 ) 長期欠席者の状況 ( 人 ) 800 600 400 200 0 病気による欠 経済的理由 不登校 その他 席 小学校 50 0 176 24 中学校 132 0 621 25 長期欠席者の状況では不登校が一番多いが 病気による欠席者も中学校では 1 00 人 を越えており 小学校でも 50 人いる - 16 -
H 28 改 訂 (3) きっかけの状況ごとの分析 不登校になったきっかけと考えられる傾向 200 150 中学校においては無気力の傾向が一番多く 次いで不安の傾向が多い 179 177 165 100 64 66 61 50 36 37 8 4 0 学校におけ あそび 非 無気力の傾 不安の傾向 その他 る人間関係 行の傾向 向 小学校 8 4 37 66 61 中学校 64 36 179 177 165 学校に係る状況 150 142 119 小中学校ともにいじめを除く友人関係をめぐる問題が一番の原因となっている また中学校では学業の不振も大きな原因となっている 100 50 0 0 0 いじめ 41 いじめを除く友人関係をめぐる問題 12 2 教職員との関係をめぐる問題 14 学業の不振 27 18 3 1 5 5 8 11 進路にかかる不安 クラブ活動 部活動等への不適応 学校のきまり等をめぐる問題 入学 転編入学 進級時の不適応 小学校 0 41 2 14 3 1 5 8 中学校 0 142 12 119 27 5 18 11 家庭に係る状況 80 60 40 家庭に係る状況でも無気力の傾向が多く 次いで不安の傾向が多い 20 16 15 4 0 0 学校におけ あそび 非 無気力の傾 不安の傾向 その他 る人間関係 行の傾向 向 小学校 0 4 27 37 33 中学校 16 15 73 62 70 27 73 37 62 33 70-17 -
氏 学校名 学 番 組 名 年 号 年間欠席数 別教室等登校 関係機関との連携 ( 関係機関名等を記載 ) 男 女 小学校小学校小学校小学校校 1 年 2 年 3 年 4 年 組組組組 号号号号 0 日 0 日 40 日 35 日 場所 ( ) 場所 ( ) 場所 ( 相談室 ) 場所 ( 保健室 ) 民間施設との連携 ( フリースクール等 ) 欠席等 ( 遅刻 早退 ) 状況及び背景 効果のあった指導 支援の状況 今後の課題 その他参考となる事項 ( 親の思い等を記載 ) 担任氏名印印印印 校長氏名印印印印
別場別室場所 ( 保健室 ) 場所 ( 保健室 カウンセラー室 ) 別室場所 ( ) 別室場所 ( ) 別室場所 ( ) 小学校小学校中学校中学校中学校 5 年 6 年 1 年 2 年 3 年 組組組組組 号号号号号 50 日 39 日 55 日 102 日 178 日 印 印 印 印 印 印 印 印 印 印
第 6 学年 組 学級活動指導案 日時平成 年 月 日 ( ) 第 校時場所 6 年 組教室指導者熊本市立 小学校教諭 1 題材名 中学校生活に夢と希望をもとう! 2 題材について (1) 題材観 (2) 本学級の児童の実態は次の通りである ( 人 ) 1 中学校生活は楽しみですか? とても楽しみ 人 楽しみ 人 少し不安 人 とても不安 人 2 中学校生活で楽しみにしていることや期待していること ( 複数回答 ) 新しい友達との出会い 人 部活動 人 行事 人 3 中学校生活で不安に思うことや心配していること ( 複数回答 ) 学習 人先輩との関係 人 友達との関係 人 校則 人 4 中学校生活でがんばりたいことはありますか? ある 人 まだ決めていない 人 5 将来の夢はありますか? ある 人 まだ決めていない 人 (3) 本題材の系統は次のとおりである ( 学級活動 ) ( 他領域との関連 ) (4) 本題材の指導に当たっては 次の点に留意する < 事前 > アンケート調査を実施し 中学校生活へ向けての意識面の実態把握をする < 本時 > 中学校教師から実際に話を聞くことで 中学校生活に対する不安解消に努めたい 中学校教師からは 中学校生活の説明だけではなく 児童の発表へのアドバイスや声かけもお願いし 児童の意欲を高めたい < 事後 > 帰りの会などで 中学校入学までの心構えなど機会あるごとに話し やる気や期待感がとぎれないようにしていく (5) 人権教育の視点から中学校生活への不安や心配を少なくし めあてや夢をもって生活できるようにすることで 将来の進路保障へとつなげる
3 題材の目標中学校生活に対する不安を少なくし 自分の夢や希望の実現に近づくため 中学校でも目標をもってがんばっていこうという気持ちをもつことができる 4 本時の学習 (1) 目標中学校の生活が希望を持ってスタートできるように 中学校生活への不安や心配を和らげ 中学校でのめあてや将来の夢をもつことができる (2) 展開学習活動時間予想される児童の反応教師の関わり 評価 ( 方法 ) 備考 導 入 展 開 1 中学校生活へ向けてのアンケート結果を知る 2 中学校での生活について知る 3 中学校でがんばりたいことを考え る 1 個人でシートに記 入する 2 グループで意見交換する 3 代表が全体で発表 する 8 中学校生活を楽しみにしている人は多いな 不安に思っている人もいるんだ みんな 将来の夢を決めているんだ 10 20 こんな行事があるんだ 楽しみだな 先輩は恐いと思っていたけど 大丈夫だ きちんと家庭学習することが大事だなあ 校則は細かいけど 当たり前のことをしておけば 大丈夫だな 自分の夢を実現させるためにもしっかりとめあてを決めよう 部活動と学習をきちんと両立させたいな 毎日 コツコツ努力していこう アンケート結果をクイズ形式で予想させ 子どもの関心を高める 結果はグラフや表に表して提 示する GT には次の話をしてもらう GT 1 映像を使っての中学校生活 ゲストティーの紹介 チャーと 2 中学校生活で子どもが特にして中学校不安に感じていたところ 教師 3 将来の夢を持って 中学校生活をがんばり 夢を実現できた中学生の話 学習シートに記入させる ワーク 机間指導を行い 具体的な目シート標を書けるようにアドバイスをしていく 個人で考えた後 グループで発表し合う その後 各グループの代表に全体で発表させる 発表した児童に対して GT からも感想やアドバイスをしてもらう 自分なりに具体的なめあてを書くことができたか ワークシート ま と め 4 本時を振り返る 7 自分なりにめあてを決められてよかった 他の人の発表も参考になったな GTにも授業全体の感想を話してもらう 中学校生活に向けて目標ややる気を持って入学できるような意欲付けを図る 中学校入学への期待感ややる気が高まったか ワークシート 発表
平成
電話メールファックス面接 ( 年末年始 祝日は除く ) ( 土曜日は電話相談のみ 年末年始 日曜祝日は除く ) ( 年末年始 土曜 日曜 祝日は除く ) ( 年末年始 日曜祝日は除く ) 予約制
( 日 祝日 年末年始と 8/13 15 を除く ) ( 上記時間以外は留守電対応 ) ( 上記時間以外は留守電対応 ) ( フリーダイヤル )