改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

減量・コース投与期間短縮の基準

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

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アシクリル・アシクリルバッグ(アイロム)使用上の注意改訂のお知らせ_120913

スライド 1

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AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

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改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

Microsoft Word - kipres_Info.doc

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Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

平 成 17 年 3 月

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

2. 改訂内容 ( ) 自主改訂 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 改訂後改訂前 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -2- 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 血中リチウム濃度が上昇し リチウム

< アシクリル点滴静注用 250mg> 改訂後 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

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160223メトトレキサート1_4.indd

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

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Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

扶桑薬品工業 再審査結果のお知らせ 無水エタノール注

抗がん剤を受けられる皆様へ

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

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使用上の注意の改訂理由 副作用( その他の副作用 ) 妊婦, 産婦, 授乳婦等への投与 臨床検査結果に及ぼす影響 の項の改訂について ( 薬生安通知によらない改訂 ) 先発医薬品の改訂に伴い 同様の改訂を行い注意をお願いすることとしました ここでお知らせした内容は 田辺製薬販売株式会社ホームページ

表イ 同種同効品一覧表

p 13

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

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モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

メプチン吸入液・ユニット

23103.indd

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

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経皮吸収型鎮痛消炎貼付剤 外皮用インドメタシン貼付剤 1. 改訂内容改訂後 ( 下線部は追加 変更箇所 ) 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への使用妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ使用すること 妊婦に対する安全性は確立していない 厚生労働

BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるま

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目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 6 歳以上の小児では 1 日 1 回 1 錠を就寝前に飲みます どのように


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改訂後 ( 下線部 : 追記又は変更 ) ( 重大な副作用 失神 意識喪失 (0.1% 未満注 ) ): 血圧低下に伴う一過性の意識喪失等があらわれることがあるので, 観察を十分に行い, 異常が認められた場合には, 投与を中止し適切な処置を行うこと 肝機能障害, 黄疸 ( いずれも 0.1% 未満注

ルパタジンフマル酸塩 1.5 起原又は発見の経緯及び開発の経緯 Page 1 目次 1.5 起原又は発見の経緯及び開発の経緯 起源又は発見の経緯 開発に至った科学的背景 品質に関する試験 非臨床試験の経緯

患者向医薬品ガイド

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 用法 用量 通常 成人にはドネペジル塩酸塩として 1 日 1 回 3mg から開始し 1 ~ 2 週間後に 5mg に増量し 経口投与する 高度のアルツハイマー型認知症患者には 5mg で 4 週間以上経過後 10mg に増量する

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流

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20(1) 重篤な肝障害の報告症例数の推移 2000 年 2 月に緊急安全性情報を発出した以後も重篤な肝障害が毎年 20 例前後報告されております ( 図 1 参照 ) また ユリノーム R 3) 錠服用患者様における肝機能検査の実施状況について調査した結果 投与開始後に一度も肝機能検査が実施されな

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

Microsoft Word - CDDP+VNR患者用パンフレット doc

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2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate

Microsoft Word - ガイド新規案_アダラートカプセル_PTPシート差替_final_150908R.docx

PowerPoint プレゼンテーション

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ストラテラ(アトモキセチン)患者向医薬品ガイド(カプセル)

Microsoft Word _ソリリス点滴静注300mg 同意説明文書 aHUS-ICF-1712.docx

効能 効果 用法 用量 の一部変更承認に基づく改訂 改訂後 ( 下線部 : 追記改訂箇所 ) 改訂前 効能 効果 効能 効果 本態性高血圧症 ( 軽症 ~ 中等症 ) 本態性高血圧症 ( 軽症 ~ 中等症 ) 腎実質性高血圧症 腎実質性高血圧症狭心症 狭心症次の状態で, アンジオテンシン変換酵素阻害

デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

シダキュアスギ花粉舌下錠2,000JAU・5,000JAU

ヒューマリン(インスリン ヒト)患者向医薬品ガイド(R注バイアル)

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パリエット錠5mg、パリエット錠10mg、パリエット錠20mg

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインチュニブ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊

Transcription:

適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 使用上の注意 改訂のお知らせ 持続性選択 H 1 受容体拮抗 アレルギー性疾患治療剤 注 ) 処方せん医薬品 CETIRIZINE HYDROCHLORIDE TABLETS 2011 年 7 月 注 ) 注意 医師等の処方せんにより使用すること このたび 当社の持続性選択 H 1 受容体拮抗 アレルギー性疾患治療剤 セチリジン塩酸塩錠 5mg NP セチリジン塩酸塩錠 10mg NP ( 一般名 : セチリジン塩酸塩 ) の 使用上の注意 を自主改訂により下記のとおり改訂致しましたのでお知らせ申し上げます 本剤のご使用に際しましては 添付文書の各項を十分ご覧くださいますようお願い申し上げます < 改訂のポイント> 禁忌 : ピペラジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者 及び 重度の腎障害のある患者 を追記用法 用量に関連する使用上の注意 : 項を新設し 腎障害患者に対する本剤の用法 用量の調節のための目安を記載相互作用 ( 併用注意 ): テオフィリン リトナビル 及び 中枢神経抑制剤 アルコール を追記その他の副作用 :10 種類の副作用症状を追記妊婦 産婦 授乳婦等への投与 : 設定理由の記載を整備過量投与 : 項を新設し 徴候 症状及び処置を記載 記 改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 1. 本剤の成分又はピペラジン誘導体 ( レボセチリジン ヒドロキシジンを含む ) に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 重度の腎障害 ( クレアチニンクリアランス 10mL/ min 未満 ) のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ] < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 腎障害患者では 血中濃度半減期の延長が認められ 血中濃度が増大するため クレアチニンクリアランスに応じて 下表のとおり投与量の調節が必要である なお クレアチニンクリアランスが 10mL/min 未満の患者への投与は禁忌である 成人患者の腎機能に対応する用法 用量の目安 ( 外国人データ ) 推奨用量 クレアチニンクリアランス (ml/min) 80 50 ~ 79 30 ~ 49 10 ~ 29 2 日に 1 回 本剤の成分又はヒドロキシジンに対し過敏症の既往歴のある患者 ( 該当の項なし ) 1

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシカイニド塩酸塩水和物 併用により テオフィリンの薬物動態に変化はないが 本剤の曝露量の増加が報告されている 併用により 本剤の曝露量の増加 (40%) 及びリトナビルの曝露量のわずかな変化 ( 11%) が報告されている 中枢神経系に影響を与える可能性があるため 中枢神経抑制剤あるいはアルコールと併用する際は注意すること 現行のとおり 機序は明らかではないが 本剤のクリアランスが16% 減少する リトナビルにより本剤の腎排泄が阻害される可能性が考えられる 中枢神経抑制作用が増強される可能性がある 現行のとおり 4. 副作用 感 しびれ感 めまい 浮遊感 不眠 振戦 抑うつ 激越 攻撃性 無力症 錯感覚 幻覚 不随意運動 意識消失 健忘 眼 結膜充血 霧視 眼球回転発作 腎臓 泌尿器 尿蛋白 BUN 上昇 尿糖 ウロビリノー ゲンの異常 頻尿 血尿 排尿困難 遺尿 そ の 他 耳鳴 月経異常 胸痛 ほてり 息苦しさ 関節痛 手足のこわばり 嗅覚異常 鼻出血 脱毛 咳嗽 体重増加 筋肉痛 1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物試験 ( ラット ) で胎盤を通過することが報告されている ] 2) 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること [ ヒト乳汁中へ移行することが報告されている ] 9. 過量投与 1) 徴候 症状本剤の過量投与により錯乱 散瞳 落ち着きのなさ 鎮静 傾眠 昏迷 尿閉があらわれることがある 2) 処置必要に応じ対症療法を行うこと 本剤の特異的な解毒剤はなく また本剤は透析で除去されない 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ] 2)~ 4) 略 ピルシカイニド略略 4. 副作用 感 しびれ感 めまい 浮遊感 不眠 振戦 抑うつ 激越 攻撃性 眼 結膜充血 霧視 腎臓 泌尿器 尿蛋白 BUN 上昇 尿糖 ウロビリノー ゲンの異常 頻尿 血尿 排尿困難 そ の 他 耳鳴 月経異常 胸痛 ほてり 息苦しさ 関節痛 手足のこわばり 嗅覚異常 鼻出血 脱毛 咳嗽 1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない ] 2) 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること [ 動物試験 ( ラット イヌ ) で乳汁中へ移行することが報告されている ] ( 該当の項なし ) 2

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 10. 適用上の注意現行のとおり 9. 適用上の注意略 改訂の理由 禁忌 の項類薬 ( レボセチリジン塩酸塩錠 ) における記載状況や企業報告に基づき 投与禁忌の対象として ピペラジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者 及び 重度の腎障害のある患者 を追記致しました 用法 用量に関連する使用上の注意 慎重投与 の項類薬 ( レボセチリジン塩酸塩錠 ) における記載状況や企業報告に基づき 用法 用量に関連する使用上の注意 の項を新設し 腎障害患者に対する本剤の用法 用量の調節のための目安を記載致しました それに伴い 慎重投与 ( 腎障害のある患者 ) の設定理由についても記載整備を致しました 相互作用( 併用注意 ) の項類薬 ( レボセチリジン塩酸塩錠 ) における記載状況や企業報告に基づき テオフィリン リトナビル 及び 中枢神経抑制剤 アルコール ( 飲酒 ) を追記致しました 副作用( その他の副作用 ) の項企業報告に基づき 精神神経系 : 無力症 錯感覚 幻覚 不随意運動 意識消失 健忘 眼 : 眼球回転発作 腎臓 泌尿器 : 遺尿 及び その他 : 体重増加 筋肉痛 を追記致しました 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項類薬 ( レボセチリジン塩酸塩錠 ) における記載状況や企業報告に基づき 設定理由の記載を整備致しました 過量投与 の項類薬 ( レボセチリジン塩酸塩錠 ) における記載状況や企業報告に基づき項を新設し 徴候 症状及び処置を記載致しました 以上 今後とも当社製品のご使用にあたって副作用等の有害事象をご経験の際には 当社 MRまで できるだけ速やかにご連絡くださいますようお願い申し上げます DSU( 医薬品安全対策情報 )No. 201 掲載 ( 平成 23 年 7 月下旬発行予定 ) 流通の関係上 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでに日数を要することもございますので 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます 改訂後の添付文書の情報は当社ホームページhttp://www.np.nipro-pharma.co.jp/ 並びに医薬品医療機器情報提供ホームページhttp://www.info.pmda.go.jp/ にも掲載されます 次頁より改訂した 使用上の注意 の全文を記載しておりますので 併せてご覧くださいますようお願い申し上げます 3

使用上の注意 全文 1. 本剤の成分又はピペラジン誘導体 ( レボセチリジン ヒドロキシジンを含む ) に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 重度の腎障害 ( クレアチニンクリアランス10mL/min 未満 ) のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ] < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 腎障害患者では 血中濃度半減期の延長が認められ 血中濃度が増大するため クレアチニンクリアランスに応じて 下表のとおり投与量の調節が必要である なお クレアチニンクリアランスが10mL/min 未満の患者への投与は禁忌である 成人患者の腎機能に対応する用法 用量の目安 ( 外国人データ ) 推奨用量 クレアチニンクリアランス (ml/min) 80 50 ~ 79 30 ~ 49 10 ~ 29 使用上の注意 2 日に 1 回 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照) 2) 肝障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ] 3) 高齢者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 5. 高 齢者への投与 の項参照 ) 4) てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者 [ 痙攣を発現するおそれがある ] 2. 重要な基本的注意 1) 眠気を催すことがあるので 本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること 2) 本剤を季節性の患者に投与する場合は 好発季節を考えて その直前から投与を開始し 好発季節終了時まで続けることが望ましい 3) 本剤の使用により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること テオフィリン リトナビル 併用により テオフィリンの薬物動態に変化はないが 本剤の曝露量の増加が報告されている 併用により 本剤の曝露量の増加 (40%) 及びリトナビルの曝露量のわずかな変化 ( 11%) が報告されている 機序は明らかではないが 本剤のクリアランスが 16% 減少する リトナビルにより本剤の腎排泄が阻害される可能性が考えられる 中枢神経抑制剤中枢神経系に影響を与えアルコール ( 飲酒 ) る可能性があるため 中枢神経抑制剤あるいはアルコールと併用する際は注意すること ピルシカイニド塩酸塩水和物 併用により両剤の血中濃度が上昇し ピルシカイニド塩酸塩水和物の副作用が発現したとの報告がある 中枢神経抑制作用が増強される可能性がある 機序は明らかではない 4. 副作用本剤は 副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない 1) 重大な副作用 ( ) (1) ショック アナフィラキシー様症状ショック アナフィラキシー様症状 ( 呼吸困難 血圧低下 蕁麻疹 発赤等 ) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (2) 痙攣異常が認められた場合には 投与を中止し 適切な処置を行うこと (3) 肝機能障害 黄疸 AST(GOT) ALT(GPT) γ GTP LDH Al P の上昇等の肝機能障害 ( 初期症状 : 全身倦怠感 食欲不振 発熱 嘔気等 ) 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (4) 血小板減少血小板減少があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 感 しびれ感 めまい 浮遊感 不眠 振戦 抑うつ 激越 攻撃性 無力症 錯感覚 幻覚 不随意運動 意識消失 健忘 消 化 器 口渇 嘔気 食欲不振 胃不快感 下痢 消化不良 腹痛 腹部不快感 胃痛 口唇炎 便秘 口唇乾燥感 嘔吐 味覚異常 口内炎 腹部膨満感 循 環 器 動悸 血圧上昇 不整脈 ( 房室ブロック 期外収縮 頻脈 発作性上室性頻拍 心房細動 ) 血 液 好酸球増多 好中球減少 リンパ球増多 白血球増多 白血球減少 単球増多 血小板増加 血小板減少 過 敏 症 発疹 蕁麻疹 浮腫 かぶれ そう痒感 血管浮腫 多形紅斑 眼 結膜充血 霧視 眼球回転発作 肝 臓 ALT(GPT) 上昇 AST(GOT) 上昇 総ビ リルビン上昇 Al P 上昇 腎臓 泌尿器 尿蛋白 BUN 上昇 尿糖 ウロビリノーゲンの異常 頻尿 血尿 排尿困難 遺尿 4

そ の 他 耳鳴 月経異常 胸痛 ほてり 息苦し さ 関節痛 手足のこわばり 嗅覚異常 鼻出血 脱毛 咳嗽 体重増加 筋肉痛 5. 高齢者への投与本剤は 主として腎臓から排泄されるが 高齢者では腎機能が低下していることが多く 高い血中濃度が持続するおそれがあるので 低用量 ( 例えば5mg) から投与を開始するなど慎重に投与し 異常が認められた場合は減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと 1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物試験 ( ラット ) で胎盤を通過することが報告されている ] 2) 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること [ ヒト乳汁中へ移行することが報告されている ] 7. 小児等への投与 低出生体重児 新生児 乳児 幼児又は小児に対する安全 性は確立していない ( 使用経験が少ない ) 8. 臨床検査結果に及ぼす影響 本剤は アレルゲン皮内反応を抑制するため アレルゲン皮内反応検査を実施する3 ~ 5 日前より本剤の投与を中止することが望ましい 9. 過量投与 1) 徴候 症状本剤の過量投与により錯乱 散瞳 落ち着きのなさ 鎮静 傾眠 昏迷 尿閉があらわれることがある 2) 処置必要に応じ対症療法を行うこと 本剤の特異的な解毒剤はなく また本剤は透析で除去されない 10. 適用上の注意薬剤交付時 PTP 包装の薬剤は PTPシートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] 5