市政記者クラブ各位 平成 29 年 4 月 19 日福岡市 ハイクオリティホテル建設促進制度第一号 が本格始動します! 1. 趣旨この度, ハイクオリティホテル建設促進制度第一号として, 博多駅筑紫口前において, 近鉄グループによる,( 仮称 ) 近鉄博多ビル計画 ( 旧博多都ホテル建替え計画 ) が本格始動することとなりました ゆとり クオリティ デザイン の3つの要素を兼ね備えたホテル計画としていただいており, 更に, 新たな地下鉄出入口として, エレベーターやエスカレーターを一般開放いただくほか, 地下鉄と直結した利便性の高い地下駐輪場 ( 約 400 台 ) の整備にも取り組んでいただきます 今後, 増加する国内外観光客などを受け入れるハイクオリティホテル建設が進むことを期待しております 2. 建設予定地 博多駅筑紫口前 博多駅 近鉄博多ビル計画 ( 旧博多都ホテル ) 地下鉄コンコース等 筑紫口駅前広場 3. 問い合わせ先 住宅都市局都心創生部都心創生課 < 担当 > 宮本, 髙橋 ( 電話 092-711-4426 / 内線 2891)
2017 年 4 月 19 日 近鉄不動産株式会社株式会社近鉄 都ホテルズ近鉄グループホールディングス株式会社 博多駅筑紫口駅前に 上質な都市型ホテルを中心とした 新たなランドマークとなるビルを建設します ~ ( 仮称 ) 近鉄博多ビル 計画概要 ~ 近鉄不動産株式会社 ( 本社 : 大阪市天王寺区 / 代表取締役社長 : 赤坂秀則 ) および株式会社近鉄 都ホテルズ ( 本社 : 大阪市天王寺区 / 代表取締役社長 : 二村隆 ) は福岡市博多区において 博多都ホテル建替えを進めており この度計画がまとまりましたので概要についてお知らせします 本計画では 福岡市の掲げる アジアの交流拠点都市 形成に貢献すべく 博多駅筑紫口駅前の新たなランドマークとなるビルを建設します ビルの外観コンセプトは 緑と水と光のビル とし 壁面や最上階に水が流れ落ちる滝や緑を設置し 見える滝 見える緑 を演出します 夜間も建物全体のライトアップを行い にぎわいを演出するなど 海外からも注目されるビルを目指します ホテルは 客室数約 200 室 客室面積は30m2超とします 最上階には レストランや日帰り入浴も可能な温泉を利用した屋外温泉スパ 屋内浴場 などを設け 上質でゆったりとくつろげる福岡のリーディングホテルを目指します 低層階には都市型ホテルと調和する高級飲食店などの商業施設を予定し より多くの方にご利用いただけるよう計画しています また 地下階では地下鉄コンコースと接続し 立体的な歩行者ネットワークを形成するとともに 地下駐輪場を整備することで地域の利便性の向上を図ります 加えて 優れた耐震性など 防災面にも配慮した計画としております 2019 年のラグビーワールドカップ開催前の開業を目指し 国内外から博多を訪れる方はもちろん 地元の皆様など 多くの方にご愛顧いただきたいと考えています 詳細は別紙の通りです 本計画は 今後の行政手続きを経て各種許認可を得た後 具体的に推進します 外観イメージ 本件に関するお問い合わせ 近鉄不動産株式会社企画室 ( 広報 ) 坂本 山﨑 仲谷 (TEL:06-6776-3057) 携帯 :080-8944-9021( 坂本 ) 株式会社近鉄 都ホテルズ営業推進部 ( 営業企画 ) 藤岡 菅原 (TEL:06-6774-7680) 1
別紙 1. 所在地福岡市博多区博多駅東 2-1-1 2. 交通 JR 博多駅 筑紫口徒歩 1 分 ( 新幹線中央改札口 ) 地下鉄空港線 博多駅 徒歩 1 分 3. 規模 用途 (1) 規模 : 地下 3 階地上 13 階建て (2) 用途 : 商業施設 ( 地下 1 階 1 階 2 階 ) ホテル (3 階 ~13 階 ) 4. 外観コンセプト博多駅筑紫口のランドマークとなる 緑と水と光のビル 都市と九州の雄大な自然がつながるこの場所ならではの魅力を創出するため 空に近い上層階に緑と水を立体的に配置します 筑紫口駅前広場からの視認性が高い北西コーナー部から自然が染み出すようなファサードとすることでインパクトのある外観デザインを実現します 外観イメージ 夜景 ビルの構成 ( 概略 ) 2 滝 緑化イメージ
5. ホテルの概要 (1) 名称 : ( 仮称 ) 博多都ホテル (2) 客室数 : 約 200 室 (30m2超) (3) 付帯施設 : 最上階レストラン屋外温泉スパ 屋内温泉浴場 ( 日帰り入浴可能 ) ロビーラウンジ (4) コンセプト内装の意匠には 地域の伝統的な文化を取り入れるなど 居心地の良い空間をつくります 3 階ロビーラウンジは緑を身近に感じられる設えとし 人々の交流の場となるよう演出します また最上階には 温泉を利用した屋外温泉スパ ( 水着着用 ) 屋内浴場およびレストランを備え 開放的で緑と水と空を感じられる空間で 上質なサービスを提供します (5) ターゲット 最上階屋外温泉スパイメージ 国内外から観光目的で博多に訪れるお客様をメインのターゲットとしています 全室 30m2超のゆとりある客室面積を確保し 全室洗い場付の浴室を設けるなど 上質でゆったりとくつろげる福岡のリーディングホテルを目指します 客室イメージ 3
6. 商業施設の概要 (1) 区画数 :5 区画 ( 全区画ガラスファサード ) (2) 階数 : 地下 1 階 ~2 階 ( 地下 1 階は地下鉄コンコースに直結 ) (3) コンセプト (1 階 ) 上質な都市型ホテルと調和し ファサードが美しく賑わいを創出するような店舗を誘致予定です (2 階 ) 主に九州の食材を使用し 上質なサービスを提供して 地元のお客様 観光のお客様ともにご利用いただけるような高級飲食店を誘致予定です ( 地下 1 階 ) 地下鉄コンコース接続という利便性を活かして デイリーサービスを中心とした店舗を誘致予定です 外観イメージ ( 低層階 ) 7. 開業時期 2019 年度 ( ラグビーワールドカップ前 ) 予定 以上 4
参考 福岡市独自のハイクオリティホテル建設促進制度について 福岡市独自のハイクオリティホテル建設促進制度の立ち上げについて 新制度創設の背景とその方向性 福岡市の現況 近年, 市内におけるホテル等の客室稼働率は上昇 ( 平成 23 年 :70.2% 平成 28 年 :84.3%, ここ最近で10ポイント以上増 ) 今後建設が予定されているホテルの多くは, シングル中心のビジネスホテル MICE 参加者等の宿泊ニーズに応えられる質の高いホテルを, 施策として誘導していく必要がある 国内外を問わず観光客が福岡市を訪れる大きな契機となるラグビーワールドカップ (2019), 東京オリンピック (2020), 世界水泳 (2021) 等が開催 こうした宿泊需要を受け止めることの出来る質の高いホテルをスピーディーに供給する必要あり 個別ホテル建設にもスピーディーに対応出来る福岡市独自のハイクオリティホテル建設促進制度をH28.12に立ち上げ! ハイクオリティホテル建設促進制度について 制度概要 福岡市が求めるハイクオリティなホテル建設に対し, 現行の容積率を最大 1.5 倍までの緩和を行う この制度をインセンティブに, ゆとりある客室, クオリティの高い多言語対応コンシェルジュやスパなどのサービス, 魅力あるデザイン性を備えた国際的な観光 MICE 都市に相応しいホテルのスピーディーな建設を促す 適用要件の概要 一定以上のゆとりある客室確保原則 30m2超の客室を確保 ( 総客室数の1/4 以上 ) ハイクオリティなホテル施設 (2 項目以上に取り組む ) 食事施設, 案内施設, その他宿泊客の快適性 利便性を確保するために必要と認められる施設 ( 例 ) レストラン, バー ラウンジ 多言語対応のコンシェルジュデスク スパ, フィットネス, クリーニング ( 自社 ) 等の付帯設備の設置など 魅力あるデザイン性に優れたホテル低層部 公開空地も含めたデザイン性の高いビルまちに潤いを与える木陰や花, 目に映える緑化の推進 ゆとり ハイクオリティ デザイン性 容積緩和イメージ 都心部機能更新型総合設計制度の活用 ( まちづくりに寄与する建築行為が対象 ) 基本要件 : 幅員 8m 以上の道路に接道, 敷地面積 500 m2以上, 空地率 20% 以上など 客室広さ 25 m2 ランク UP! 25 m2超部分を容積率緩和 ゆとり 現在, 市内シティホテルでメインとなっている 25 m2程度の客室を容積率緩和により最大 1.5 倍の広さまで広げることが可能に! これにより, ゆとり ある (30 m2超 ) 客室の供給を誘導! 各部屋で緩和する面積の合計は, 公開空地による割増容積率の 2 分の 1 と容積率 50% のうち, いずれか小さいものを限度とする 出入口及びその前後を車いす使用者に配慮した客室に限る < 既存制度 > 公開空地評価特定施設評価指定容積率 ホテル誘導イメージ 従来 25 m2程度の客室がメインとなるシティホテルを対象にインセンティブを付与し, 概ね 30 m2超の客室へ誘導 ランクアップを図る < 都心部機能更新型総合設計 > 公開空地評価 特定施設評価指定容積率 和来広さ緩従最大 1.5 倍 まちづくりの取り組みに応じた容積率評価の拡充 宿泊施設を追加 都心部機能更新型地区計画制度 ( 街区又は区域規模 0.5ha 以上 ) を活用する場合には, 更に50% の容積率緩和 ( まちづくり取組み評価 : 九州アジア ) が可能