2. 現況調査 2-1 社会的条件 (1) 人口 世帯数等 本市の人口 世帯数は 平成 17 年 10 月の国勢調査では 71,408 人 24,083 世帯となっています 人口 世帯数ともに増加傾向が続いています ( なお 平成 21 年 4 月現在 73,845 人 26,209 世帯 ) 本市

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スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

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中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【神奈川県】

県産材の需要拡大の推進について(枠組み)

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表面.ai

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

案の理由書 1 南大浜地区本地区は石垣島の南部に位置し 字大浜 字真栄里 字平得の3 字を含み 用途地域が指定されている市街地の東側に隣接する地区です 本地区は 農振農用地区域が除外されたことにより 農業的土地利用と都市的土地利用が混在し 道路 公園 下水道等の都市基盤整備が不十分なまま無秩序な開発

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

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目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

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都市計画の概要

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

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計画書

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

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能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

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[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,

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都市再生整備計画の目標及び計画期間 都道府県名 茨城県 市町村名 坂東市 ( 旧猿島町 ) 地区名 猿島地区 面積 800 ha 計画期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 交付期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 目標 地域資源を活用した交流人口の拡大と良好な居住環境を形成するまちづ

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名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

2 自然条件 (2) 歴史的条件

(2) 金沢市の世帯数の動向 350, , ,000 ( 人 世帯 ) ( 人 / 世帯 ) 世帯数 世帯人員 , , , , ,1

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1


2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

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立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

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また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

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Microsoft Word 【詳細版】.doc

工業地域用途地域の一つで 主として工業の業務の利便の増進を図る地域のこと 住宅や店舗は建てられるが 学校や病院 ホテルなどは建てられない 高次都市機能行政 教育 文化 情報 商業 交通 レジャーなど都市自体が持つ住民生活や企業の経済活動に対する各種のサービス機能のうち 受益圏が広域にわたる質の高い機


4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

計画書

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スライド 1

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

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4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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第3 復興整備計画 参考様式集


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上田市都市計画マスタープラン地域別構想 上田中央地域(案)

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

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再販入札⇒先着順物件調書

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

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参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

周南4市市街化調整区域における地区計画運用指針

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

(2) 小学校区別人口特性 2010 年の校区別総人口は 学校区の順に多い 2010 年の校区別人口密度は の順に高くなっており 学校区の殆どの区域と 学校区の一部区域は DID 地区となっている 2040 年の推計人口は 学校区で 2010 年人口を上回る若しくは横ばいの見込みであるが その他の殆

2 1 都市計画の目標 基本理念 愛知の都市づくりビジョン 平成 29 年 3 月 の都市づくりの理念である 時代の波を乗りこなし 元気と暮らしやす さを育みつづける未来へ の考え方を受け 元気 と 暮らしやすさ に対応した本区域の基本理念を定めます 広域からヒトやモノが集まるとともに 歩いて暮らせ

金沢都市計画地区計画の変更

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Microsoft Word - 10.問題Ⅳ-1-用

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

旧(現行)

用途地域の指定のない地域の建築形態規制\(素案\)

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表 区域の区分 区域の区分第一種区域第二種区域第三種区域第四種区域 該当地域 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 2 章の規定により定められた第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域都市計画法第 2 章の規定により定められた第一種中高層住居専用地域 第二種

国土技術政策総合研究所 プロジェクト研究報告


1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

Transcription:

2. 現況調査 2-1 社会的条件 (1) 人口 世帯数等 本市の人口 世帯数は 平成 17 年 10 月の国勢調査では 71,408 人 24,083 世帯となっています 人口 世帯数ともに増加傾向が続いています ( なお 平成 21 年 4 月現在 73,845 人 26,209 世帯 ) 本市の老年人口は 年々増加する傾向にあり 平成 17 年現在では 17.7% となっています 年少人口 は 平成 17 年で 15.8% と県平均の 14.8% を上回っています 外国人登録者数は年々増加しており 10 年間で約 2,000 人の増加があります 人 75,000 70,000 65,000 60,000 55,000 50,000 45,000 40,000 35,000 30,000 60,680 14,629 62,021 15,766 63,778 16,938 65,899 18,629 人口 世帯数の推移 66,956 67,814 19,631 21,176 71,408 昭和 50 年昭和 55 年昭和 60 年平成 2 年平成 7 年平成 12 年平成 17 年 人口 世帯 24,083 出典 : 国勢調査 世帯 26,000 24,000 22,000 20,000 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 愛知県 ( 平成 17 年 ) 14.8 67.9 17.3 碧南市 ( 平成 17 年 ) 15.8 66.5 17.7 碧南市 ( 平成 12 年 ) 16.8 64.8 16.1 碧南市 ( 平成 7 年 ) 17.9 68.8 13.2 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 年少人口 (0~14 歳 ) 生産年齢人口 (15~64 歳 ) 老齢人口 (65 歳以上 ) 年齢別人口の構成 出典 : 国勢調査 - 5 -

(2) 産業構造 事業所数の産業別の割合は 第 3 次産業の割合がもっとも高くなっており そのなかでも 卸売 小売 が 885 件 (26%) ともっとも多くなっています 事業所数の推移は 平成 3 年以降 第 2 次産業 第 3 次産業ともに減少傾向となっています 従業者数の産業別の割合は 第 2 次産業の割合がもっとも高くなっており そのなかでも 製造業 が 17,613 人 (45%) ともっとも多くなっています 従業者数の推移は すべての産業において増加傾向となっています 25 147 174 324 49 106 558 11 4 2 885 358 事業所 3,552 821 73 6 9 535 79 12 271 3,210 2,519 1,173 2,715 1,951 208 598 5,759 従業者 38,648 1,675288 42 17,613 農林漁業 ( 個人事業者を除く ) 鉱業建設業製造業電気 ガス 熱供給 水道業情報通信業運輸業卸売 小売金融 保険業不動産業飲食店 宿泊業医療 福祉教育 学習支援業複合サービス事業その他のサービス業公務 出典 : 碧南の統計 ( 平成 20 年版 ) 産業別の事業所数及び従業者数 事業所 ( 件 ) 4,500 事業所 従業者 ( 人 ) 45,000 従業者 3,000 2,484 2,552 2,475 2,534 2,367 30,000 13,415 15,609 17,073 18,148 18,425 1,500 15,000 1,563 1,564 1,454 1,322 1,181 17,225 18,556 18,430 18,231 20,144 0 0 2 2 4 4 昭和 61 年平成 3 年平成 8 年平成 13 年平成 18 年 0 0 54 17 69 79 昭和 61 年平成 3 年平成 8 年平成 13 年平成 18 年 第一次産業第二次産業第三次産業 第一次産業第二次産業第三次産業 事業所数及び従業者数の推移 出典 : 碧南の統計 - 6 -

(3) 土地 建物利用 市街化区域内の土地利用の割合は 住宅系が約 28.4% 商業系が約 2.6% 工業系が約 23.0% などと住宅系の土地利用の割合が高くなっています また 市街化調整区域である矢作川沿いや市域北部には 優良な農地が広がっています 市街化区域は 都市計画区域 3,586ha のうち 59.0% に当たる 2,117ha です 市街化区域内の用途地域 の面積割合は 住居系が 43.0% 商業系 6.1% 工業系 50.9% と 市街化区域内の半分が 工業系の用途地域となっています 本市の建物は 全体で約 29,000 棟あり 住居系施設が 23,625 棟 ( 約 81.4%) 商業系施設が 1,042 棟 ( 約 3.5%) 工業系施設が 2,237 棟 ( 約 7.7%) となっています 準工業地域(390ha) のうち 144ha(36.9%) が住宅用地 73ha(18.7%) が工業用地となっています 土地利用現況 ( 市街化区域内のみの集計 ) 宅地 非宅地 種別 面積 (ha) 割合 備考 住居系 600.75 28.4 商業系 55.21 2.6 工業系 487.68 23.0 その他 455.93 21.5 公共施設用地など 小計 1,599.57 75.5 農地 159.39 7.5 山林 16.51 0.8 道路 287.67 13.6 水面 14.83 0.7 溜池 河川など その他 42.03 1.9 小計 517.43 24.5 合計 2,117.00 100.0 都市的未利用地 ( その他除く ):175.90ha (%) うち 約 58ha は生産緑地地区 出典 : 平成 19 年度都市計画基礎調査 用途地域の指定状況 ( 平成 19 年 7 月 20 日告示 ) 種 別 面積 (ha) 構成比 (%) 対行政区域対市街化区域 行政区域 ( 都市計画区域 ) 3,586 100.0 - 市街化調整区域 1,469 41.0 - 第一種低層住居専用地域 86 2.4 4.1 第一種中高層住居専用地域 245 6.8 11.6 住居系 第二種中高層住居専用地域 29 0.8 1.4 第一種住居地域 499 13.9 23.6 第二種住居地域 19 0.5 0.9 準住居地域 33 0.9 1.6 ( 小 計 ) 911 25.4 43.0 市街化区域 商業系 工業系 近隣商業地域 111 3.1 5.2 商業地域 18 0.5 0.9 ( 小 計 ) 129 3.6 6.1 準工業地域 390 10.9 18.4 工業地域 25 0.7 1.2 工業専用地域 662 18.5 31.3 ( 小 計 ) 1,077 30.0 50.9 合計 2,117 59.0 100.0 出典 : 都市計画課 - 7 -

N 0 500 2000m 都市計画総括図 - 8 -

(4) 交通体系 1) 国道 県道 市道 本市の道路網は 平成 20 年現在 国道 1 路線 県道 14 路線 市道 1,625 路線に より構成され 国道 247 号及び主要地方道安城碧南線が 本市の広域交通軸を形 成しています 平成 20 年現在の整備率は それぞれ 国 道路の整備状況 道 :100% 県道 :94.8% 市道 :73.9% 平成 20 年区分となっており 国県道の整備率は高いが 国道県道市道 暫定断面の供用や歩道の未設置など今後改良が必要な区間があります 生活に密 路線数 % 1 100.0 14 94.8 1,625 73.9 接に関わる市道は 73.9% とやや低くな * 国県道の整備済は 幅員 5m 以上の道路が対象 * 市道の整備済は 幅員 4m 以上の道路が対象っており 4m 未満の道路が多く残ってい出典 : 碧南の統計ます 2) 交通量等 本市の交通量は南北方向の国道 247 号が平日 19,873 台 /12hで最大であり 平日の混雑度 も 2.06 と高くなっています 道路が混雑している状況を示す混雑度が 1.0 を越える地点が碧南駅周辺や近隣市と繋がる道路で多くみられます 3) 都市計画道路 本市の都市計画道路 は 現状では 18 路線 延長 58,430mが都市計画決定されています 平成 21 年 4 月 1 日現在の整備率は約 82% となっており 未着手区間は 10,343m( 約 18%) となっています 未着手区間は 名鉄三河線の西側に多くなっています 4) 鉄道 本市と豊田市 知立市等とを結ぶ名鉄三河線が南北に通っています 平成 16 年に 3 駅 ( 玉津浦 棚尾 三河旭 ) が廃止され 現在 市内には 4 駅が開設されています 碧南駅の乗降客数は 平成 16 年の名鉄三河線碧南駅以南の廃止を境に増加していますが その他の駅はほぼ横ばいです 5) バス ふれんどバスは 名鉄三河線碧南駅以南の廃止後 碧南駅と吉良吉田方面とを連絡する周辺市町の利便性の高い移動手段として ふれんどバス運行協議会 ( 碧南市 西尾市 一色町 吉良町 ) により運行されています ふれんどバスのバス停付近に駐輪場を設け 利便性の向上を図っています 高齢者や障がい者等が気軽に外出できるよう くるくるバス が 平成 10 年から市が事業主体となり運行を開始し 現在では 市内を 4 系統で運行しています - 9 -

0 500 2000m 都市計画道路の整備状況図 * 都市計画道路 ( 未整備 ) については 現道がある路線を含む * 整備率は一部完工済を含む - 10 -

(5) 都市基盤整備状況等 1) 宅地整備 本市の土地区画整理事業 は 土地の有効利用 良好な住環境等の整備 住宅用地の供給を目的に昭和 38 年に市役所を中心とする松本地区で 市施行による最初の事業に着手しています これまでに 市施行 2 地区 組合施行 8 地区の合計 10 地区が完了しており 全市街化区域 ( 臨海部を除く ) の約 17% ( 約 247ha) が 土地区画整理事業による基盤整備となっています また 現在施行中の事業は 下山第二地区 (32.8ha) の1 地区となっています 今後 伊勢地区(10.7ha) が事業化する予定です 地 区 名 施行面積 (ha) 備考 1 松本土地区画整理事業 48.9 施行済 2 松本第二土地区画整理事業 57.8 3 碧南伏見屋土地区画整理事業 23.2 4 碧南平七土地区画整理事業 23.2 5 碧南平七第二土地区画整理事業 1.4 6 碧南雨池土地区画整理事業 9.9 7 碧南下山土地区画整理事業 38.1 8 碧南下山第二土地区画整理事業 32.9 施行中 9 碧南東部土地区画整理事業 33.5 施行済 10 碧南札木土地区画整理事業 2.7 11 碧南権田土地区画整理事業 8.3 12 碧南伊勢土地区画整理事業 10.7 計画中 ( 平成 21 年 3 月現在 ) 土地区画整理事業の状況図 2) 公園 緑地 本市の都市計画公園は 平成 20 年度末時点で 臨海部に総合公園として海浜水族館 青少年海の科学館 臨海体育館 野球場等を有する碧南市臨海公園があります また 地区公園として明石公園 近隣公園として水源公園 都市緑地として須磨海岸緑地を始め 5 ヶ所があります また 市内に 35 ヶ所の街区公園が整備されています 県営油ヶ淵水辺公園が平成 17 年 10 月 15 日に都市計画決定され 広域的な利用に加え 油ヶ淵の水質改善が期待されています 都市公園以外にも 中央東ふ頭の碧南緑地やあおいパークなどが整備されています 公園の整備水準としては 近隣公園と地区公園では不足していますが 街区公園と総合公園では一人当りの原単位面積を充たしています - 11 -

3) 河川 本市は 衣浦港 矢作川 油ヶ淵と水に囲まれ 市内には 1 級河川矢作川 鹿乗川を始めとして 6 つの二級河川と 4 つの準用河川 があり 自然環境が豊かな反面 水害による被害も生じています 油ヶ淵周辺や蜆川沿いは 地盤も低く満潮時や高潮時の降雨により 河川の氾濫や 高潮による被害を受けやすい状況にあります 本市東部を流れる矢作川の河川敷や 堤防道路などの有効な利用が期待されています 4) 下水道 昭和 63 年度に矢作川 境川流域関連公共下水道 として事業に着手し 平成 8 年 4 月 1 日より一部地域で供用を開始しています 平成 20 年度末 ( 平成 21 年 3 月 31 日現在 ) の普及率は約 52.4% です 整備状況は 県内平均と同等ですが 全国平均と比較すると 低い水準です 県が事業主体である矢作川 境川流域下水道の衣浦東部処理区は 碧南市 高浜市の全域と安城市の一部区域を計画区域として昭和 63 年度より事業着手しています 平成 20 年度末の浄化センターの処理能力は 28,850m 3 / 日で全体計画の約 38% の整備状況です 5) 防災 市域東部から南部は 標高が 2.5m 未満となっており 水害の危険性が指摘されています 東海 東南海連動型地震が発生した場合 震度 6 弱から 6 強の揺れが想定され 緊急輸送道路 も含めて 液状化の危険性が指摘されています 6) 景観 平成 19 年 3 月に碧南市景色づくり基本計画を策定し 景観行政団体への移行及び景観計画の策定を含め検討を進めています 愛知県は 平成 20 年 3 月に 美しい愛知づくり景観資源 600 選 を指定し 碧南市においては 38 箇所の景観資源が指定されています 権田土地区画整理事業 矢作川 衣浦港のボードウォーク - 12 -

(6) 土地利用規制 1) 河川保全区域矢作川下流部は 堤防先より 18mが河川保全区域 に指定されています この区域における工作物の新改築 土地の区画形質の変更には 国土交通大臣又は知事の許可が必要です 2) 海岸保全区域高浜川河口部から矢作川河口部までの旧海岸線沿いは 海岸保全区域 に指定されています 海岸保全区域は 海岸及び海岸保全施設を保護すべき区域として知事が定めており この区域における工作物の新改築 土地の区画形質の変更には海岸管理者の許可を受ける必要があります 3) 農業振興地域 ( 農用地区域 ) 市街化区域周辺は農業振興地域 の農用地区域 に指定されています N 凡 例 鉄道 駅主要な幹線道路市街化区域出典 : 愛知県土地利用規制図 ( 平成 13 年度版 ) 愛知県土地利用規制図 ( 平成 13 年度版 ) - 13 -

2-2 市民意向の把握 (1) 市政アンケート 1) 調査の概要 実施期間 : 平成 19 年 10 月 22 日 ~ 平成 19 年 11 月 7 日 調査対象者 : 満 20 歳以上の市民 調査票の発送 回収 : 郵送による発送 回収 配布票数及び回収票数 :1,525 票配布 1,035 票回収 ( 回収率 67.8%) 2) 結果の概要土地の利用方法で特に力を入れて欲しいことについては 住宅と工場の混在の解消 (35%) が最も多くなっており 続いて 市街地への商業施設の集積 (33%) となっています また 碧南市の今後の都市像については 健康 福祉を重視するまち (65%) 防犯 防災等を重視した安全なまち (53%) の意向が高くなっています 市の重点施策については まちのにぎわい (24%) 狭い道路や密集市街地の改善 (23%) に対する意向が高くなっています (2) 中学生アンケート 1) 調査の概要 実施期間 : 平成 20 年 6 月 6 日 ~ 平成 20 年 6 月 30 日 調査対象者 : 市内 5 中学校の 3 年生各 1 クラスを対象 配布票数及び回収票数 :170 票配布 170 票回収 ( 回収率 100%) 2) 結果の概要碧南市の今後の都市像については 自然や緑に恵まれた 環境にやさしいまち (44%) 防犯 防災 交通安全対策を重視した安全なまち (31%) の意向が高くなっています 10 年後に住んでいたい場所については 碧南市以外の郊外 (30%) 碧南市内の郊外 (27%) と 郊外での居住意向が高くなっています 10 年後に働きたい場所については 名古屋周辺 (37%) 近隣市 (19%) の意向が高くなっています - 14 -

(3) 企業アンケート 1) 調査の概要 実施期間 : 平成 20 年 6 月 25 日 ~ 平成 20 年 7 月 21 日 調査対象者 : 市内企業 2,000 社を対象 配布票数及び回収票数 :2,000 票配布 157 票回収 ( 回収率 7.9%) 2) 結果の概要碧南市の今後の都市像については 産業や経済が盛んな活力にあふれたまち (45%) 健康 福祉を重視するまち (32%) 防犯 防災 交通安全対策を重視した安全なまち (32%) の意向が高くなっています 今後の事業所規模 ( 土地の大きさ ) の拡大または縮小の予定については 当面の間 今の規模のままである (58%) 時期はわからないが規模を拡大したい (18%) の意向が高くなっています まちづくりにおいて 特に力を入れた方が良いと思うことについては 公共交通機関 ( 電車 バス ) の充実 (45%) まちの賑わいの創出( 商店街の活性化 ) (43%) の意向が高くなっています (4) 地区別懇談会概要 実施期間( 第 1 回 ) : 平成 20 年 6 月 19 日 ~ 平成 20 年 8 月 21 日 ( 第 2 回 ) 平成 21 年 1 月 14 日 ~ 平成 21 年 1 月 21 日 参加人数 : 延べ 447 人 地区別懇談会の様子 - 15 -