結果の概要 (1) 二人以上の世帯の家計消費二人以上の世帯の消費支出は 309,205 円で全国第 9 位 実質 1.5% の減少平成 28 年の二人以上の世帯の消費支出は 1 世帯当たり 1か月平均 309,205 円で全国第 9 位となり 前年 ( 平成 27 年 ) と比較すると 名目 実質共

Similar documents
結果の概要 (1) 二人以上の世帯の家計消費二人以上の世帯の消費支出は 315,868 円で全国第 5 位 実質 1.1% の増加平成 29 年の二人以上の世帯の消費支出は 1 世帯当たり 1か月平均 315,868 円で全国第 5 位となり 前年 ( 平成 28 年 ) と比較すると 名目 2.2

(3) 消費支出は実質 5.3% の増加消費支出は1か月平均 3 万 1,276 円で前年に比べ名目 6.7% の増加 実質 5.3% の増加となった ( 統計表第 1 表 ) 最近の動きを実質でみると 平成 2 年は 16.2% の増加となった 25 年は 7.% の減少 26 年は 3.7% の

2016 年家計調査年報 家計収支編 家計消費傾向と品目別支出金額調査報告書 2017 年 9 月 東松島市商工会

平成11年福井市全世帯勤労世帯

平成11年福井市全世帯勤労世帯

平成11年福井市全世帯勤労世帯

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

(2) 全国との比較消費支出は全国の 1.14 倍東京都の1 世帯当たりの消費支出 331,74 円は 全国の1 世帯当たり消費支出 29,788 円に対し 1.14 倍となっており 前年と同じであった ( 図 Ⅱ-1-3 統計表 第 1 表 参考表 1 ) 1 大費目別の消費支出を全国で調べると

2015 年家計調査年報 家計収支編 家計消費傾向と品目別支出金額調査報告書 2016 年 11 月 東松島市商工会

Ⅰ 利用者のために 1 調査の目的家計調査は 国が行う重要な統計として統計法 ( 平成 19 年法律第 53 号 ) による基幹統計に指定されており 総務省統計局が毎月実施している統計調査である この調査は 世帯の得た収入がどのようなものにいくら支出されたか その支出の仕方が収入 世帯人員 年齢 職

(HP用)H29.7月月報

(HP用)H29.10月月報

(HP用)H30.9月月報

(HP用)H29.3月月報

(HP用)H29年報

(HP用)H30.2月月報

(HP用)H29.5月月報

(HP用)H30.3月月報

ÿþ

結 果 の 概 要 (1) 二 人 以 上 の 世 帯 の 家 計 消 費 二 人 以 上 の 世 帯 の 消 費 支 出 は 313,798 円 で 全 国 第 5 位 実 質 8.7%の 減 少 の 二 人 以 上 の 世 帯 の 消 費 支 出 は 1 世 帯 当 たり1か 月 平 均 313


平成28年平均 山形市消費者物価指数

hyousi

生活福祉研レポートの雛形

季刊 家計経済研究113号_本文p01−100.indd

平成12年(2000年)


目 次 利用者のために Ⅰ 金沢市の家計収支の概況 1 二人以上の世帯の家計

Ⅰ平成15年平均高知市消費者物価指数の概況

平成12年(2000年)

平成11年家計調査概要

公 的 年金を補完して ゆとりあるセカンドライフを実 現するために は 計 画 的 な 資金準備 が必要です 老後の生活費って どれくらい 必要なんですか 60歳以上の夫婦で月額24万円 くらいかな? 収入は 公的年金を中心に 平均収入は月額22万円くらいだ 月額2万の マイナスか いやいやいや 税

計 物価 12 家家計 物価 消費者物価指数 10 大費目別対前年上昇率 県平均 ( 平成 20 年 ) 神奈川県消費者物価統計調査結果 ( 統計課調 )

実質増加率は全国を 0.2 ポイント下回る東京都と全国 ( 農林漁家世帯を除く 平均世帯人員 2.99 人 世帯主平均年齢 59.1 歳 ) の消費支出の対前年実質増加率をみると 東京都は 1.8% の減少となり 全国 (-1.6%) を 0.2 ポイント下回った 対前年実質増加率の推移を東京都と全

計 物価12 家家計 物価 消費者物価指数 10 大費目別対前年上昇率 県平均 ( 平成 24 年 )

図表目次 ([ ] 内は詳細結果表の番号 ) 表 1 貯蓄現在高の推移... 4 [8-4 表,8-3 表 ] 図 1 貯蓄現在高階級別世帯分布... 5 [8-1 表,8-3 表 ] 表 2 貯蓄の種類別貯蓄現在高の推移... 6 [8-4 表 ] 図 2 貯蓄の種類別貯蓄現在高及び構成比...

2. 利用上の注意 統計数値 四捨五入の関係上 合計の数字と内訳の計は必ずしも一致しない また 金沢市分については 標本数が少ないことによる標本誤差に注意を要する 調査世帯について 家計調査 ( 平成 21 年平均 ) の二人以上の世帯 ( 農林漁家世帯を含む ) 集計世帯数 世帯人員等は下記のとお

6 調査事項及び調査期日 調査票の種類 家計簿 A 家計簿 B 世帯票 耐久財等調査票 年収 貯蓄等調査票 調査事項 収入 ( 勤労者世帯と無職世帯のみ ) 支出 収入 ( 勤労者世帯と無職世帯のみ ) 支出, 購入地域, 購入先 二人以上の 世 調査期日 帯 9 月,10 月の 2 か月間 単身世

Microsoft Word - H19本文0521PDF.doc

2 10 大費目指数の動き 平成 29 年の10 大費目指数の動きを寄与度でみると, 光熱 水道 は他の光熱( 灯油 ) や電気代の値上がりなどにより 0.26, 食料 は生鮮魚介, 酒類の値上がりなどにより0.23となり, この2 費目合計で0.49と, 総合指数ののび率 (0.6%) のうち約

第6章 消費・経済

表紙.xls

家計調査報告 ( 貯蓄 負債編 ) 平成 23 年平均結果速報 ( 二人以上の世帯 ) 目 次 Ⅰ 貯蓄の状況 1 概要 貯蓄の種類別内訳 貯蓄現在高階級別貯蓄の分布状況... 9 Ⅱ 負債の状況 Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄 負債の状況 1 世帯主の職業別の状況

目 次 利用者のために Ⅰ 金沢市の家計収支の概況 1 二人以上の世帯の家計

平成23年平均(最新).xls


勤労者世帯の実収入 消費支出は平成 11 年以降減少神奈川県の勤労者世帯 の1 世帯あたりの1ヶ月平均の実収入 ( 2) は 51 万 3842 円で 全国で4 番目に多くなっています 前回調査 (53 万 9542 円 ) と比較すると 名目で 4.8% 減少 消費者物価の影響を除いた実質で 7.

統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

2. 利用上の注意 統計数値 四捨五入の関係上 合計の数字と内訳の計は必ずしも一致しない また 金沢市分については 標本数が少ないことによる標本誤差に注意を要する 調査世帯について 家計調査 ( 平成 25 年平均 ) の二人以上の世帯 ( 農林漁家世帯を含む ) 集計世帯数 世帯人員等は下記のとお

平成21年全国消費実態調査札幌市分統計表

家計調査からみた新潟の家計の収入・支出面の特徴

共働き・子育て世帯の消費実態(1)-少子化でも世帯数は増加、収入減で消費抑制、貯蓄増と保険離れ

(記載例)

8-1 手形 (1) 手形交換状況山口市 防府市を含みます ( 日 枚 ) 山口手形交換所項目平成 25 年 手形交換 注 交換日数 枚数 90,775 86,451 82,444 77,243 74,906 金額 ( 百万円 ) 10

(3) 集計結果 (6 歳未満の世帯 ) ア回答世帯数及び属性回答世帯数 世帯 :3,266 世帯 ( 男 893 世帯, 女 2,36 世帯, 性別不詳 13 世帯 ) うち6 歳未満の世帯 :1,14 世帯 ( 男 461 世帯, 女 642 世帯, 性別不詳 1 世帯 ) 世帯 :1,432

Microsoft Word - ä¸Œä»£å‹¥æ¶‹è²»æ§‰é•€ã†®å¤›å„Œã†¨è¿‚å¹´ã†®ã‡¨ã…³ã‡²ã…«ä¿‡æŁ°ä¸−æŸ⁄ã†®è¦†åł€ã†«ã†¤ã†—ã†¦

PowerPoint プレゼンテーション

平成8年版 労働経済の分析

スライド 1

2016年「全国生計費調査」速報

エンゲル係数の上昇を考える

2015年基準 消費者物価指数 東京都区部 平成30年(2018年)11月分(中旬速報値)

Microsoft PowerPoint - 【資料1】統計的分析手法を用いた消費データ分析について

Microsoft Word - 55_3

Microsoft Word - N-28.ドイツワールドカップ.doc

2017年「全国生計費調査」速報

<4D F736F F D BD90AC E937E82CC837B815B B83678C8B89CA5B315D2E646F63>

統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

1 / 5 発表日 :2019 年 6 月 18 日 ( 火 ) テーマ : 貯蓄額から見たシニアの平均生活可能年数 ~ 平均値や中央値で見れば 今のシニアは人生 100 年時代に十分な貯蓄を保有 ~ 第一生命経済研究所調査研究本部経済調査部首席エコノミスト永濱利廣 ( : )

PowerPoint プレゼンテーション

01 公的年金の受給状況

1 概 況

平成 21 年全国消費実態調査 単身世帯の家計収支及び貯蓄 負債に関する結果 目 次 調査世帯の属性... 1 結果の概況 Ⅰ 家計収支 1 単身世帯の家計収支の状況 若年勤労単身世帯の家計収支の状況 高齢単身世帯の家計収支の状況 Ⅱ 品目別支出の特徴...

表計算課題

消費金額予測データ < 概要 > 消費金額予測データは 家計の世帯種別 年代別 品目別の 2016 年から 2030 年までの世帯あたり消費金額と消費金額です 消費金額予測データの販売概要 データ内容 データ種 家計の世帯種別 年代別 品目別の世帯あたり消費金額と消費金額 予測期間 2016 年から

Economic Trends    マクロ経済分析レポート

2015年基準 消費者物価指数 全国 平成30年(2018年)9月分

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

Microsoft Word - 102第Ⅱ章第1節.doc

家計消費状況調査平成29年12月分等結果概要

2015年基準 消費者物価指数 全国 2019年(平成31年)3月分及び2018年度(平成30年度)平均

消費者物価指数における新指数の公表開始及び公表資料の掲載内容の見直しについて

特集 統計高知 目 平成 28 年平均家計調査報告 ( 高知市 ) 2 統計資料 高知県の主要指標 8 高知県推計人口及び人口動態 平成 29 年 4 月 1 日現在の結果概要 10 統計表一覧 男女別 年齢別 割合(3 区分 ) 世帯数 12 男女別 年齢別 (5 歳階級

平成20年 住宅・土地統計調査から見た       美濃加茂

平成19年6月 

平成26年全国消費実態調査 単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果 結果の概要

事業所規模 5 人以上 (1 表 ) 月間現金給与額 産 業 ( 単位 : 円 %) 現金給与総額 きまって支給する給与 所定内給与 特別に支払われた給与 対前月増減差 対前年同月増減差 全国 ( 調査産業計 確報値 ) 262, , ,075

第3 節第 1 (3) 9 表家計主要項目 ( 二人以上の世帯のうち勤労者世帯 ) と実質消費の増減要因 ( 単位 %) 年 期 消費支出実収入平均消費者可処分所得非消費支出消費性向物価 名目 実質 名目 実質 名目 名目 前年比 [ 実質消費支出への寄与 ] [ 1

Microsoft Word - 21年報表紙.doc

64. 真駒内地区 ( 南区 ) 小売業の店舗分布図 巻末 3-362

表 1 静岡県消費者物価指数の推移及び前年比 総合 平成 16 年 17 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 指数 前年比 (%)

事業所規模 5 人以上 (1 表 ) 月間現金給与額 産 業 ( 単位 : 円 %) 現金給与総額 きまって支給する給与 所定内給与 特別に支払われた給与 対前月増減差 対前年同月増減差 全国 ( 調査産業計 確報値 ) 278, , ,036

Microsoft Word - 28概況(所得・貯蓄)(170929)(全体版・正)

第 7 回大阪市人口移動要因調査報告書 平成 27 年 3 月 大阪市都市計画局

平成14年版 労働経済の分析

全国生計費調査 とは 日本生協連は 1978 年に全国統一版 生協家計簿 にもとづいた調査を開始しました 現在のモニター登録制度による全国生計費調査は 1996 年より開始し 今年で 17 回目になります 全国の生協を通して生協組合員に登録モニターを募り 1 年間 毎月の家計簿の集計結果を各生協経由

タイトル

各商品の動きについて 新規出店を含めた全店ベースの前年比でみると 衣料品の減少と飲食料品の増加がここ数年のトレンドとして定着しており 7 年も衣料品は減少し 飲食料品は増加した 衣料品が減少傾向にあるのは 販売形態の多様化により 購入先として衣料品専門店や通販 インターネットショッピングなどの選択肢

1章図表 名目と実質の 1 世帯当たり 1 か月間の食料消費支出 万円 / 月 名目 昭和 6 年 (18) 平成元 (18). 8.2 実質 () (17) () () (2) 資料 : 総務省 家計調査 ( 全国 二人以上の世帯 用

H19cpi.xdw

Transcription:

経営管理部統計調査課 News Release 担当 : 生計農林係中川 福島 神初 電話 :( 直通 )076-444-3194 ( 内線 )2567 平成 29 年 3 月 9 日 平成 28 年平均富山市の家計調査の結果 ( 家計収支編 ) 概要について 総務省統計局より 家計調査報告 家計収支編 ( 平成 28 年平均速報結果の概況 ) が公表され 富山市分がまとまりましたのでお知らせいたします 調査の概要 1 調査の目的家計調査は 全国の世帯を対象とし 毎月の家計収支を調査することにより 国民生活の実態を明らかにして 経済施策や社会政策立案のための基礎資料を得るために行う調査であり 主に都道府県庁所在市の調査結果が公表されている 2 調査世帯富山県区分全国富山市射水市魚津市計総世帯 8,821 104 26 13 143 二人以上の世帯 8,076 96 24 12 132 単身世帯 745 8 2 1 11 3 調査世帯区分 総世帯 二人以上の世帯 単身世帯 勤労者世帯勤労者以外の世帯無職世帯勤労者世帯勤労者以外の世帯無職世帯 勤労者世帯 : 世帯主が会社 官公庁 学校 工場 商店などに雇われて勤めている世帯 ただし 世帯主が社長 取締役 理事など会社 団体の役員である世帯は 勤労者以外の世帯 に含める 勤労者以外の世帯 : 上記の 勤労者世帯 以外の世帯 例えば 世帯主が自営業者 個人経営者など上記の使用者側にある世帯 無職世帯 : 勤労者以外の世帯 のうち 世帯主が無職である世帯 1

結果の概要 (1) 二人以上の世帯の家計消費二人以上の世帯の消費支出は 309,205 円で全国第 9 位 実質 1.5% の減少平成 28 年の二人以上の世帯の消費支出は 1 世帯当たり 1か月平均 309,205 円で全国第 9 位となり 前年 ( 平成 27 年 ) と比較すると 名目 実質共に 1.5% の減少となった 消費支出を 10 大費目別にみると 家具 家事用品 住居 教養娯楽 光熱 水道 食料 被服及び履物 の 6 費目が実質減少となった一方 教育 その他の消費支出 交通 通信 保健医療 の 4 費目が実質増加となった ( 表 1 図 1 図 2) 表 1 費目別消費支出 ( 二人以上の世帯 ) 項 目 富山市増減率 (%) 全国平成 27 年順位平成 28 年順位名目実質平成 28 年 世帯人員 ( 人 ) 3.15 9 3.34 2 - - 2.99 65 歳以上人員 ( 人 ) 0.80 18 0.85 18 - - 0.84 有業人員 ( 人 ) 1.55 3 1.68 1 - - 1.34 世帯主の年齢 ( 歳 ) 58.3 30 56.2 42 - - 59.2 消費支出 ( 円 ) 食料住居光熱 水道家具 家事用品被服及び履物保健医療交通 通信教育教養娯楽その他の消費支出エンゲル係数 (%) 313,798 5 309,205 9-1.5-1.5 282,188 76,198 6 75,501 14-0.9-2.7 72,934 14,942 33 12,236 43-18.1-17.9 16,679 26,158 7 24,105 8-7.8-3.6 21,177 11,501 7 9,540 34-17.1-18.9 10,329 11,487 23 11,371 19-1.0-1.6 10,878 12,309 20 12,630 23 2.6 1.6 12,888 45,142 7 45,581 10 1.0 3.5 39,054 10,435 20 11,414 19 9.4 7.1 11,310 30,294 13 27,761 19-8.4-8.7 28,159 75,332 4 79,066 3 5.0 5.0 58,780 24.3 27 24.4 32 - - 25.8 ( 注 ) 表中の数字は 表章単位未満を四捨五入しているため 内訳を足し上げても必ずしも合計とは一致しない 2

図 1 費目別消費支出金額 ( 富山市 二人以上の世帯 ) ( 円 ) 80,000 75,501 76,198 60,000 45,581 平成 27 年 平成 28 年 40,000 20,000 0 食料 14,942 12,236 26,158 住居 24,105 光熱 水道 9,540 11,371 12,630 11,501 11,487 12,309 家具 家事用品 被服及び履物 保健医療 45,142 交通 通信 10,435 教育 11,414 30,294 27,761 教養娯楽 24,674 26,016 ( 諸雑費 ) 19,854 ( こづかい ) 22,307 21,705 22,298 ( 交際費 ) その他の消費支出 8,507 ( 仕送り金 ) 9,038 図 2 費目別消費支出の割合 ( 二人以上の世帯 ) 0 20 40 60 80 100 富山市 (%) 平成 27 年 (313,798 円 ) 24.3 4.8 8.3 3.7 3.7 3.9 14.4 3.3 9.7 24.0 平成 28 年 (309,205 円 ) 24.4 4.0 7.8 3.1 3.7 4.1 14.7 3.7 9.0 25.6 住居光熱 水道保健医療その他の消費支出食料家具 家事用品交通 通信被服及び履物教育教養娯楽 全国 平成 28 年 (282,188 円 ) 25.8 5.9 7.5 3.7 3.9 4.6 13.8 4.0 10.0 20.8 3

(2) 二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支勤労者世帯の実収入は 597,295 円で全国第 8 位 実質 5.1% の減少可処分所得は 511,408 円で全国第 3 位 実質 3.5% の減少二人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は 1 世帯当たり 1か月平均 597,295 円で全国第 8 位となり 前年と比較すると名目 実質共に 5.1% の減少となった 実収入の内訳をみると 勤め先収入 のうち 配偶者の収入 (96,512 円 全国第 9 位 ) や 他の世帯員収入 (41,477 円 全国第 1 位 ) が全国平均を大きく上回っている また 年金等を含む その他の収入 も 59,100 円で全国第 2 位となっている その他に 実収入から税金などの非消費支出を引いた可処分所得は 511,408 円で全国第 3 位となった ( 表 2 図 3) 表 2 家計収支と内訳 ( 二人以上の世帯のうち勤労者世帯 ) 項 目 富山市増減率 (%) 全国平成 27 年順位平成 28 年順位名目実質平成 28 年 世帯人員 ( 人 ) 3.42 20 3.55 3 - - 3.39 65 歳以上人員 ( 人 ) 0.37 2 0.42 1 - - 0.24 有業人員 ( 人 ) 1.88 4 1.93 3 - - 1.74 世帯主の年齢 ( 歳 ) 50.2 3 48.0 30 - - 48.5 実収入 ( 円 ) 勤め先収入世帯主収入世帯主の配偶者の収入他の世帯員収入その他の収入消費支出 ( 円 ) 非消費支出 ( 円 ) 可処分所得 ( 円 ) 黒字 ( 円 ) 平均消費性向 (%) エンゲル係数 (%) 629,591 2 597,295 8-5.1-5.1 526,973 560,539 2 538,195 8-4.0-4.0 487,934 423,581 21 400,206 26-5.5-5.5 413,533 96,635 6 96,512 9-0.1-0.1 65,632 40,324 2 41,477 1 2.9 2.9 8,769 69,052 2 59,100 2-14.4-14.4 39,040 333,302 12 319,644 18-4.1-4.1 309,591 99,406 21 85,887 37-13.6-98,276 530,185 1 511,408 3-3.5-3.5 428,697 196,882 1 191,764 1-2.6-119,106 62.9 47 62.5 47 - - 72.2 23.4 20 23.3 29 - - 24.2 ( 注 ) 表中の数字は 表章単位未満を四捨五入しているため 内訳を足し上げても必ずしも合計とは一致しない 4

図 3 実収入の内訳 ( 二人以上世帯のうち勤労者世帯 ) ( 円 ) 700,000 629,591 600,000 69,052 40,324 500,000 96,635 400,000 597,295 59,100 41,477 526,973 39,040 96,512 65,632 その他の収入 8,769 他の世帯員収入配偶者の収入 300,000 200,000 423,581 400,206 413,533 世帯主収入 100,000 0 平成 27 年富山市 平成 28 年富山市 平成 28 年全国 勤労者世帯の消費支出は 319,644 円で全国第 18 位 実質 4.1% の減少二人以上の世帯のうち勤労者世帯の消費支出は 1 世帯当たり 1か月平均 319,644 円で全国第 18 位となり 前年と比較すると名目 実質共に 4.1% の減少となった ( 表 2 図 4) 図 4 家計収支の構成 ( 富山市 二人以上の世帯のうち勤労者世帯 ) 実収入 597,295 円 勤め先収入 538,195 円 1 世帯主の収入 400,206 円 他の世帯員配偶者の収入収入その他の収入 96,512 円 41,477 円 59,100 円 可処分所得 511,408 円 消費支出 319,644 円 (100%) 1 非消費支出 85,887 円 食料 23.3% 光熱水道 7.2% 交通 通信 17.5% 教養娯楽 8.9% その他の消費支出 24.9% 黒字 191,764 円 住居 3.6% 家具 家事用品 保健医療 3.0% 3.1% 被服及び履物 3.7% 教育 4.8% 5

(3) 総世帯の家計収支総世帯の消費支出は 253,296 円で全国第 10 位 実質 0.2% の減少勤労者世帯の実収入は 497,099 円で全国第 12 位 実質 10.8% の減少総世帯 の消費支出は 1 世帯当たり 1か月平均 253,296 円で全国第 10 位 前年と比較すると名目 実質共に 0.2% の減少となった 総世帯のうち勤労者世帯の実収入は 1 世帯当たり 1か月平均 497,099 円で全国第 12 位 前年と比較すると名目 実質共に 10.8% の減少となった ( 表 3 表 4) 総世帯とは 二人以上の世帯 と 単身世帯 を合わせた世帯をいう 表 3 消費支出 ( 総世帯 ) 項 富山市増減率 (%) 全国平成 27 年順位平成 28 年順位名目実質平成 28 年 2.44 10 2.54 1 - - 2.35 有業人員 ( 人 ) 1.26 1 1.34 1 - - 1.08 世帯主の年齢 ( 歳 ) 56.3 39 53.8 45 - - 59.0 消費支出 目 世帯人員 ( 人 ) 253,726 12 253,296 10-0.2-0.2 242,425 表 4 家計収支 ( 総世帯のうち勤労者世帯 ) 項 目 富山市増減率 (%) 全国平成 27 年順位平成 28 年順位名目実質平成 28 年 世帯人員 ( 人 ) 2.79 21 2.72 21 - - 2.68 有業人員 ( 人 ) 1.65 9 1.63 3 - - 1.52 世帯主の年齢 ( 歳 ) 48.1 10 44.2 38 - - 46.6 実収入 ( 円 ) 557,142 3 497,099 12-10.8-10.8 461,577 消費支出 282,954 15 268,672 24-5.0-5.0 268,289 非消費支出 86,152 26 79,542 33-7.7-85,001 可処分所得 470,990 3 417,557 7-11.3-11.3 376,576 黒字 188,036 1 148,885 6-20.8-108,287 平均消費性向 (%) 60.1 45 64.3 44 - - 71.2 エンゲル係数 (%) 23.8 21 22.5 35 - - 24.4 6

(4) 食料品品目別ランキング ( 二人以上の世帯 都道府県庁所在市別 ) ぶり は 45 年連続 こんぶ は 56 回目の支出金額第 1 位二人以上の世帯の 1 世帯当たり年間の食料の支出金額が大きい品目をみると 魚介類への支出が全国の上位を占め ぶり さしみ盛合わせ が全国第 1 位 いか 魚介の漬物 ( みそ漬 昆布締め等 ) が全国第 2 位となった 中でも ぶり は 45 年連続で全国第 1 位である 魚介類のほかには こんぶ オレンジ などが全国第 1 位となり こんぶ は都市別データが確認できる昭和 35 年以来 ( 平成 25 年を除く )56 回全国第 1 位となっている ( 表 5) 表 5 富山市の食料品全国ランキング 全国順位 平成 27 年 平成 28 年 ぶり いか さしみ盛合わせぶり さしみ盛合わせ こんぶ 1 位 こんぶ 魚介の漬物 ( みそ漬 昆布締め等 ) オレンジ プリン カツレツ オレンジ 冷凍調理食品アイスクリーム シャーベット もち 牛乳 ほうれんそう えのきたけもち いか あさり えのきたけ だいこん漬 支出金額 上位 2 位 3 位 こんぶつくだ煮 そうざい材料セット 魚介の漬物 ( みそ漬 昆布締め等 ) 他の茶葉 ( 麦茶 はとむぎ茶等 ) こんぶつくだ煮 天ぷら フライ そうざい材料セット コーヒー飲料 かまぼこ カツレツ 天ぷら フライ カップ麺 かまぼこ はくさい漬 ふりかけ 調理パン ( コロッケパン 焼きそばパン等 ) 冷凍調理食品 果実 野菜ジュース 下位 45 位 - 粉ミルク ケチャップ 46 位ミネラルウォーターかつお節 削り節 ミネラルウォーター 47 位 - 弁当 購入数量 上位 下位 1 位 2 位 3 位 ぶり さしみ盛合せ オレンジぶり さしみ盛合せ だいこん漬オレンジ卵 さつまいも だいこん漬カップ麺 いか 豆腐こんぶつくだ煮えび かぼちゃ こんぶ こんぶつくだ煮塩さけ ソーセージ 卵えのきたけ こんぶ はくさい漬 45 位 - ピーマン 46 位焼酎 たまねぎ 酢 47 位 - 粉ミルク 7

用語の解説 収支項目 実収入実支出消費支出非消費支出可処分所得黒字貯蓄純増 いわゆる税込み収入であり 世帯員全員の現金収入を合計したもの 消費支出 と 非消費支出 を合計した支出 いわゆる生活費のことであり 日常の生活を営むに当たり必要な商品やサービスを購入して実際に支払った金額 税金や社会保険料など 原則として世帯の自由にならない支出 実収入 から税金 社会保険料などの 非消費支出 を差し引いた額で いわゆる手取り収入のこと これにより購買力の強さを測ることができる 可処分所得 = 実収入 - 非消費支出 実収入 と 実支出 との差であり マイナスの場合は赤字ということになる これは 可処分所得 から 消費支出 を差し引いた額とも同じである 黒字 = 実収入 - 実支出 = 可処分所得 - 消費支出 預貯金 と 保険掛金 の合計から 預貯金引出 と 保険取金 の合計を差し引いたもの 貯蓄純増 =( 預貯金 + 保険掛金 )-( 預貯金引出 + 保険取金 ) 各種比率 エンゲル係数平均貯蓄率平均消費性向実質増減率 消費支出に占める食料費の割合であり 生活水準の高低を表す一つの指標となる エンゲル係数 (%)= 食料費 消費支出 100 可処分所得に対する貯蓄純増の割合 平均貯蓄率 (%)= 貯蓄純増 可処分所得 100 可処分所得に対する消費支出の割合 平均消費性向 (%)= 消費支出 可処分所得 100 名目増減率から消費者物価変動の要素を除いたもの 消費支出の項目ごとの対前年実質増減率は 次式により求めている なお 実収入 可処分所得及び消費支出は 消費者物価指数の持家の帰属家賃 を除く総合指数の変化率を用いている 100+ 名目増減率 実質増減率 (%)= 100+ 各項目に対応する消費者物価 -1 100 指数の変化率 持家の帰属家賃 持家の住宅を借家とみなした場合 支払われるべき家賃 調査結果については 調査世帯数が少ないため 標本誤差が大きいことに留意する必要がある この家計調査の結果は 以下の URL でもご覧になれます 富山県 HP とやま統計ワールド http://www.pref.toyama.jp/sections/1015/index2.html 総務省統計局家計調査 HP http://www.stat.go.jp/data/kakei/2.htm#new( 家計収支編 ) 8