1 特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方次の⑴ ⑵ 又は⑶に該当する方は 増改築等をした部分を居住の用に供した年以後 5 年間の各年分の所得税の額から 住宅借入金等特別控除に代えて⑴ ⑵ 又は⑶のいずれかに応じ 5で計算した特定増改築等住宅借入金等特別控除額の控除 ( 以下 ⑴に該当する方

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2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

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内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

住宅借入金等特別控除の入力編

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除について

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

第2 質疑応答

住宅借入金等特別控除の入力編

1 住宅借入金等特別控除が受けられる方 ⑴ 2に当てはまる家屋の新築や購入又は3に当てはまる増改築等をして 平成 20 年 1 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日までの間に自己の居住の用に供し その新築や購入の日又はその増改築等の日から6か月以内に居住の用に供した場合に限ります ) 引

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

2 住宅の取得等に係る税額控除の判定表住宅の新築や購入をされた方は 1 を 住宅の増改築等をされた方は 2 をご覧いただき 対象となる税額控除 をご確認ください なお 複数の税額控除から1つを選択できる場合がありますが いずれの税額控除が有利となるかは 毎年の所得金額や借入金等の年末残高などによって

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左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

1 住宅借入金等特別控除が受けられる方 ⑴ 2に当てはまる家屋の新築や購入又は3に当てはまる増改築等をして 平成 13 年 1 月 1 日から平成 13 年 6 月 30 日まで 又は平成 18 年 1 月 1 日から平成 27 年 12 月 31 日までの間に自己の居住の用に供し その新築や購入の

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

やさしい税金教室

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

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2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に


住宅リフォームの減税制度の概要 リフォームの減税制度 一定の要件を満たすリフォームを行った場合に受けられる減税制度は 5 種類あります 各制度の概要と主な要件は以下の通りです 詳細は本編をご覧ください 減税制度の種類 1. 所得税の控除 1 投資型減税 2 ローン型減税 3 住宅ローン減税 2. 固

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

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土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

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Microsoft Word - No.23_住宅財形の払出し要件.doc

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

必要な書類 市町村 住民票の写し 原本 居住開始年月日を記載するため 法務局 原本 登記簿に記載した内容を確認するため 請負契約書 写 売買契約書 写 ⑨ 家屋 土地等の取得価額を記載するため 住宅取得資金に係る 借入金の年末残高等証明書 原本 二面 一面⑨から転記,,, 借入金残高の確認 家屋の取

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

「2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちでない方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

(4) 給与所得者の( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除申告書 の記入について 下表および次頁の記入例を参照のうえ ご記入ください 項目 ESS/EXselfを利用できる方 ESS/EXselfを利用できない方 A 給与の支払元会社名をご記入ください B 給与の支払元会社の所在地をご記入くださ

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

平成21年4月 源泉所得税改正のあらまし

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

措置法第 69 条の 4(( 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 )) 関係 ( 被相続人等の居住の用に供されていた宅地等の範囲 ) 69 の 4-7 措置法第 69 条の 4 第 1 項に規定する被相続人等の居住の用に供されていた宅地等 ( 以下 69 の 4-8 までにおいて 居

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この所得税の税額表等は 平成 30 年 11 月 1 日現在の法令等に基づいて作成しています 平成 31 年分以降の元号の表示につきましては 便宜上平成を使用しています

平成 30 年分給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( マル扶 ) の手引き 平成 29 年末に記載する際は 平成 30 年 1 月 1 日時点の情報を書きましょう 平成 30 年の年末調整にて再度記入する際は 平成 30 年 12 月 31 日時点の情報に書き換えます X A 9/19

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

東日本大震災により被害を受けた方の入力編

申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成



新しい住宅ローン減税・投資型減税のしくみ(上)


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所令要綱

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住宅ローン利用ありの場合に適用します 住宅ローン控除は 住宅ローンなどを利用して住宅を購入したり 新築または増改築工事をしたりしたときに一定の条件を満たせば 入居した年から 10 年間にわたり所得税から控除を受けることができる制度です また 所得税で控除しきれなかった分は住民税から 万円

第 5 章 N

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

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契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

3 所得税の控除限度額の算 所得税額 1 所得総額 2 国外所得総額 3 控除限度額 (1 3 2 ) 4 4 復興特別所得税の控除限度額の算 復興特別所得税額 5 所得総額 6 国外所得総額 7 7 控除限度額 (5 ) 8 6 2のF の金額がある場合には その金額を雑所得の総収入金額に算入して

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編 不動産取得税の特例措編

⑶ 算出税額 (A) 算出税額 (B) 算出税額 (C) 算出税額 (D) 算出税額 (E) 算出税額 (F) 算出税額 (G) 算出税額 (H) - 税額控除額 = 所得税額 ( 年税額 ) ⑷ 所得税額 ( 年税額 )- 源泉徴収税額 - 予定納税額 = 確定申告に係る納付税額 1 税額計算の方

Ⅰ 年の中途で行う年末調整の対象となる人 年末調整は 原則として給与の支払者に 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( 以下 扶養控除等申告書 といいます ) を提出している人について その年最後に給与の支払をする時に行うことになっていますので 通常は12 月に行うこととなりますが 次に掲

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

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イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

( 別添資料 ) 注意事項等 1 既に提出いただいている平成 年分扶養控除等申告書について次のような異動があった場合は, 異動申告が必要です ( 用紙は提出先にあります ) 1 控除対象扶養親族であった家族の就職や結婚等により控除対象扶養親族の数が増減 ( 特に減少 ) したとき 2 結婚によって控

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の


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⑶ 算出税額 (A) 算出税額 (B) 算出税額 (C) ( 注 ) 算出税額 (D) 算出税額 (E) 算出税額 (F) 算出税額 (G) 算出税額 (H) - 税額控除額 = 所得税額 ( 年税額 ) ⑷ 所得税額 ( 年税額 )- 源泉徴収税額 - 予定納税額 = 確定申告に係る納付税額 (

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N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

スライド 1

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

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平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

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1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

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情報通信機器等を取得した場合等の所得税額の特別控除に関する明細書 ( 本表 ) 情報通信機器等に係る繰越税額控除限度超過額の計算上控除される金額に関する明細書 ( 付表 ) 政党等寄附金特別控除額の計算明細書 国庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書 返品調整引当金に関する明細書 退職給与引当金

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増改 特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けられる方へ 税務署 この説明書では 家屋について 一定の住宅借入金等を利用して高齢者等居住改修工事等 ( バリアフリー改修工事 ) を含む増改築等をした部分 断熱改修工事等 ( 省エネ改修工事 ) を含む増改築等をした部分又は特定多世帯同居改修工事等を含む増改築等をした部分を平成 29 年 12 月 31 日までの間に居住の用に供した方が 特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けられる場合の要件や手続について説明しています なお 次の1 又は2の場合には この控除に代えて次に掲げる控除が受けられる場合があります 1 上記の増改築等を一定の住宅借入金等を利用して行った方は この控除に代えて住宅借入金等特別控除を受けられる場合があります この要件や手続については 住宅借入金等特別控除を受けられる方へ をご覧ください 2 上記の増改築等をした部分を居住の用に供した方は この控除に代えて住宅特定改修特別税額控除 ( 住宅借入金等の利用がなくても適用できます ) を受けられる場合があります この要件や手続については 住宅耐震改修特別控除 住宅特定改修特別税額控除を受けられる方へ をご覧ください この説明書は 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等を有し 平成 29 年分の確定申告で特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けられる方の手続などについて説明しています この説明書は 平成 29 年 11 月 1 日現在の法令等に基づいて説明しています 上記の説明書は国税庁ホームページからダウンロードできます なお 税務署にも用意しています 目次 ページ 1 特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方 ⑴ 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方 2 ⑵ 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方 2 ⑶ 多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方 3 2 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる増改築等 ⑴ 適用対象となる工事 3 ⑵ 適用対象となる要件 5 3 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる借入金又は債務 6 4 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象とならない借入金又は債務及び控除が受けられない年分 ⑴ 控除の対象とならない借入金又は債務 7 ⑵ 控除が受けられない年分 8 5 特定増改築等住宅借入金等特別控除額 ⑴ 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額 9 ⑵ 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額 9 ⑶ 多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額 10 ⑷ 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等 10 6 特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けるための手続と必要な書類 ⑴ この控除を受ける最初の年分 11 ⑵ この控除を受ける2 年目以後の年分 13 ⑶ 転勤命令などにより増改築等をした家屋を居住の用に供しなくなった場合 13 ⑷ 災害により家屋を居住の用に供することができなくなった場合 14 7 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 の記載例 15 1

1 特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方次の⑴ ⑵ 又は⑶に該当する方は 増改築等をした部分を居住の用に供した年以後 5 年間の各年分の所得税の額から 住宅借入金等特別控除に代えて⑴ ⑵ 又は⑶のいずれかに応じ 5で計算した特定増改築等住宅借入金等特別控除額の控除 ( 以下 ⑴に該当する方の場合は 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 ⑵に該当する方の場合は 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 ⑶に該当する方の場合は 多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 といいます ) を受けることができます ただし 4の⑴に該当する借入金又は債務についてはこの控除の対象とはならず 4の⑵に該当する年分についてはこの控除を受けることはできません ⅰ 平成 28 年 3 月 31 日以前の増改築等については 居住者 ( ) 以外の方は特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受けることはできません 居住者 とは 国内に住所を有し 又は 現在まで引き続いて1 年以上居所を有する個人をいいます また 住所とは 各人の生活の本拠をいい 生活の本拠かどうかは 客観的事実によって判定することになります ⅱ 2に当てはまる増改築等について 住宅借入金等特別控除又は住宅特定改修特別税額控除の適用を受ける場合には その増改築等について特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受けることはできません ⑴ 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方次の1から5のいずれかに該当する方で 2に当てはまる増改築等 (2の⑴の1に該当する工事を含む増改築等に限ります ) をして 平成 25 年 1 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日までの間にその増改築等をした部分を自己の居住の用に供し ( その増改築等の日から6か月以内に居住の用に供した場合に限ります ) 引き続いて居住の用に供している場合において その増改築等に係る3に当てはまる借入金又は債務を有している方 1 年齢が 50 歳以上である方 2 介護保険法に規定する要介護認定を受けている方 3 介護保険法に規定する要支援認定を受けている方 4 所得税法に規定する障害者に該当する方 5 高齢者等 ( 上記 2から4のいずれかに該当する方又は年齢が 65 歳以上である方をいいます 以下同じです ) である親族と同居を常況としている方 ⅰ 1の年齢が 50 歳以上であるかどうか又は5の年齢が 65 歳以上であるかどうかの判定は 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した年 ( 以下 居住年 といいます ) の 12 月 31 日 (1の方又は5の高齢者等が年の中途において死亡した場合には その死亡の時 以下このにおいて同じです ) の年齢によります また 5の高齢者等である親族と同居を常況としているかどうかの判定は 居住年の 12 月 31 日の現況によります ⅱ 2の要介護認定若しくは3の要支援認定を受けている方又は4の障害者に該当する方であるかどうかの判定 5のその同居を常況としている親族が2から4のいずれかに該当する方であるかどうかの判定についても 居住年の 12 月 31 日 ( これらの方が年の中途において要介護認定若しくは要支援認定を受けている方又は障害者に該当する方に当たらないこととなった場合には その当たらないこととなった時の直前の時 ) の現況によります なお この要介護認定又は要支援認定を受けている方であるかどうかについては 居住年の 12 月 31 日の現況において現に認定を受けていない場合であっても これらの認定について申請中であり その後において 例えば確定申告を行うときまでに認定を受けている方は 要介護認定又は要支援認定を受けている方とみなして差し支えありません ⑵ 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方 2に当てはまる増改築等 (2の⑴の2 又は3に該当する工事を含む増改築等に限ります ) をして 平成 25 年 1 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日までの間にその増改築等をした部分を自己の居住の用に供し ( その増改築等の日から6か月以内に居住の用に供した場合に限ります ) 引き続いて居住の用に供している場合において その増改築等に係る3に当てはまる借入金又は債務を有している方 2

⑶ 多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方 2に当てはまる増改築等 (2の⑴の4に該当する工事を含む増改築等に限ります ) をして 平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日までの間にその増改築等をした部分を自己の居住の用に供し ( その増改築等の日から6か月以内に居住の用に供した場合に限ります ) 引き続いて居住の用に供している場合において その増改築等に係る3に当てはまる借入金又は債務を有している方 2 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる増改築等特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる増改築等とは 自己の所有している家屋で自己の居住の用に供するもの ( 居住の用に供する家屋を二以上有する場合には 主として居住の用に供する一の家屋に限ります ) について行う次の⑴に該当する工事で ⑵の要件を満たすもの ( 以下 住宅の増改築等 といいます ) をいいます ⑴ 適用対象となる工事 1 家屋について行う 高齢者等が自立した日常生活を営むのに必要な構造及び設備の基準に適合させるための増築 改築 修繕又は模様替えで 次のイからチのいずれかに該当する工事 ( これらの工事が行われる構造又は設備と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事を含みます 以下 高齢者等居住改修工事等 といいます ) イ介助用の車いすで容易に移動するために通路又は出入口の幅を拡張する工事ロ階段の設置 ( 既存の階段の撤去を伴うものに限ります ) 又は改良によりその勾配を緩和する工事ハ浴室を改良する工事であって 次のいずれかに該当するもの 入浴又はその介助を容易に行うために浴室の床面積を増加させる工事 浴槽をまたぎ高さの低いものに取り替える工事 固定式の移乗台 踏み台その他の高齢者等の浴槽の出入りを容易にする設備を設置する工事 高齢者等の身体の洗浄を容易にする水栓器具を設置し又は同器具に取り替える工事ニ便所を改良する工事であって 次のいずれかに該当するもの 排泄又はその介助を容易に行うために便所の床面積を増加させる工事 便器を座便式のものに取り替える工事 座便式の便器の座高を高くする工事ホ便所 浴室 脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路に手すりを取り付ける工事へ便所 浴室 脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路の床の段差を解消する工事 ( 勝手口その他屋外に面する開口の出入口及び上がりかまち並びに浴室の出入口にあっては 段差を小さくする工事を含みます ) ト出入口の戸を改良する工事であって 次のいずれかに該当するもの 開戸を引戸 折戸等に取り替える工事 開戸のドアノブをレバーハンドル等に取り替える工事 戸に戸車その他の戸の開閉を容易にする器具を設置する工事チ便所 浴室 脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路の床の材料を滑りにくいものに取り替える工事エレベーターの設置その他の単独で行われることも通常想定される工事で 上記の各工事と併せて行うことが必ずしも必要でないものは 上記の各工事が行われる構造又は設備と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事には含まれません 2 家屋について行うエネルギーの使用の合理化に相当程度資する増築 改築 修繕又は模様替えで 全ての居室の全ての窓の改修工事 又は と併せて行う 天井等 壁若しくは 床等の改修工事で次のイ及びロの要件を満たす工事 ( これらの工事が行われる構造又は設備と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事を含みます 以下 断熱改修工事等 といいます ) イ改修した各部位の省エネ性能がいずれも平成 28 年基準相当以上となること 3

ロ改修後の住宅全体の断熱等性能等級が改修前から一段階相当以上上がると認められる工事内容であること (3に該当するものを除きます ) ⅰ 平成 25 年 1 月 1 日から平成 27 年 12 月 31 日までの間に居住の用に供した場合は ロの要件を満たさないものも対象となります ⅱ 平成 29 年 3 月 31 日以前に居住の用に供した場合は イについて平成 25 年基準相当以上となることが必要です 3 家屋について行うエネルギーの使用の合理化に著しく資する増築 改築 修繕又は模様替えで 次のⅠ 又はⅡの工事 ( これらの工事が行われる構造又は設備と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事を含みます 以下 特定断熱改修工事等 といいます ) Ⅰ 2に掲げる工事で 次のイ及びロの要件を満たす工事 Ⅱ 居室の窓の改修工事 又は と併せて行う 天井等 壁若しくは 床等の断熱工事で 次のイ及びハの要件を満たす工事イ改修した各部位の省エネ性能がいずれも平成 28 年基準相当以上となること ロ改修後の住宅全体の断熱等性能等級が平成 28 年基準相当となること ハ 改修後の住宅全体の断熱等性能等級が現状から一段階相当以上上がること及び改修後の住宅全体の省エネ性能についてⅰ 断熱等性能等級が等級 4 又はⅱ 一次エネルギー消費量等級が等級 4 以上かつ断熱等性能等級が等級 3となること 4 家屋について行う他の世帯との同居をするのに必要な設備の数を増加させるための増築 改築 修繕又は模様替えで 調理室を増設する工事 浴室を増設する工事 便所を増設する工事又は 玄関を増設する工事のいずれかに該当する工事 ( これらの工事が行われる設備と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事を含みます 以下 特定多世帯同居改修工事等 といいます ) 自己の居住の用に供する部分に調理室 浴室 便所又は玄関のうちいずれか二以上の室がそれぞれ複数になる場合に限ります 5 3の改修工事と併せて当該家屋について行う構造の腐食 腐朽及び摩損を防止し 又は維持保全を容易にするための増築 改築 修繕又は模様替えで 小屋裏 外壁 浴室 脱衣室 土台 軸組等 床下 基礎若しくは 地盤に関する劣化対策工事又は 給排水管若しくは給湯管に関する維持管理若しくは更新を容易にするための工事で次のイからハの要件を満たす工事 ( これらの工事が行われる構造又は設備と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事を含みます 以下 特定耐久性向上改修工事等 といいます ) イ 増築 改築 大規模の修繕若しくは大規模の模様替又は一室の床若しくは壁の全部について行う修繕若しくは模様替等であること ロ認定を受けた長期優良住宅建築等計画に基づくものであること ハ 改修部位の劣化対策並びに維持管理及び更新の容易性が いずれも増改築による長期優良住宅の認定基準に新たに適合することとなること 平成 29 年 4 月 1 日以後に居住の用に供した場合に限ります 6 1 2 3 4 又は5の工事と併せて行う次に掲げる工事 ( これらの工事と併せて行うその工事を施した家屋と一体となって効用を果たす電気設備 給排水設備 衛生設備 ガス設備等の取替えや取付けに係る工事を含み 1 2 3 4 又は5に該当するものを除きます ) イ増築 改築 建築基準法に規定する大規模の修繕 大規模の模様替えの工事 建築基準法に規定する大規模の修繕 大規模の模様替え とは 家屋の壁 ( 建築物の構造上重要でない間仕切壁を除きます ) 柱 ( 間柱を除きます ) 床 ( 最下階の床を除きます ) はり 屋根又は階段( 屋外階段を除きます ) のいずれか一以上について行う過半の修繕又は模様替え ( 例えば トタンぶきの屋根全体のうち2 分の1を超える部分について瓦ぶきにする模様替え ) をいいます ロマンションなどの区分所有建物のうち 区分所有する部分の床 階段又は壁の過半について行う一定の修繕 模様替え ( イに該当するものを除きます ) の工事 一定の修繕 模様替え とは 次に掲げるいずれかの修繕又は模様替えをいいます ⅰ 区分所有する部分の床の過半又は階段 ( 屋外階段を除きます ) の過半について行う修繕又は模様替え ⅱ 区分所有する部分の間仕切壁の室内に面する部分の過半について行う修繕又は模様替え ( その間仕切壁の一 4

部について位置の変更を伴うものに限ります ) ⅲ 区分所有する部分の壁 ( 建築物の構造上重要でない間仕切壁を除きます ) の室内に面する部分の過半について行う修繕又は模様替え ( その修繕又は模様替えに係る壁の過半について遮音又は熱の損失の防止のための性能を向上させるものに限ります ) ハ家屋 ( マンションなどの区分所有建物にあっては 区分所有する部分に限ります ) のうち居室 調理室 浴室 便所 洗面所 納戸 玄関若しくは廊下の一室の床又は壁の全部について行う修繕 模様替え ( イ又はロに該当するものを除きます ) の工事ニ家屋について行う地震に対する一定の安全基準に適合させるための修繕 模様替え ( イ ロ又はハに該当するものを除きます ) の工事ホ家屋について行う高齢者等が自立した日常生活を営むのに必要な構造及び設備の基準に適合させるための修繕 模様替え ( イ ロ ハ又はニに該当するものを除きます ) の工事 高齢者等が自立した日常生活を営むのに必要な構造及び設備の基準に適合させるための修繕 模様替え とは 1のイからチに掲げる工事をいいます ヘ家屋について行うエネルギーの使用の合理化に著しく資する修繕 模様替え又はエネルギーの使用の合理化に相当程度資する修繕 模様替え ( イ ロ ハ ニ又はホに該当するものを除きます ) の工事 エネルギーの使用の合理化に著しく資する修繕 模様替え又はエネルギーの使用の合理化に相当程度資する修繕 模様替え とは 2 又は3に掲げる工事をいいます ⑵ 適用対象となる要件 1 共通して必要となる要件イ ⑴の1の高齢者等居住改修工事等であること 2の断熱改修工事等であること若しくは3の特定断熱改修工事等であること 4の特定多世帯同居改修工事等であること 5の特定耐久性向上改修工事等であること又は6の増改築等であることについて 建築基準法に規定する建築確認済証の写し若しくは検査済証の写し又は住宅の品質確保の促進等に関する法律に規定する登録住宅性能評価機関 特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律に規定する住宅瑕疵担保責任保険法人 建築基準法に規定する指定確認検査機関若しくは建築士法に基づく建築士事務所に所属する建築士による証明書 ( 以下 増改築等工事証明書 といいます ) により証明されていること (⑴の1 2 3 4 5 及び6のロからヘについては 増改築等工事証明書による証明に限ります ) ロその工事に係る部分のうちに自己の居住の用以外の用に供する部分がある場合には 自己の居住の用に供する部分に係る工事に要した費用の額がその工事に要した費用の総額の2 分の1 以上であること ハその工事をした後の家屋の床面積が 50 平方メートル以上であること 床面積が 50 平方メートル以上であるかどうかについては マンションなどの区分所有建物の場合には 区分所有する部分の床面積により判定します なお 区分所有する部分の床面積 とは 登記簿上表示される壁その他の区画の内側線で囲まれた部分の水平投影面積をいいます また その家屋が店舗併用住宅であるなど自己の居住の用以外の用にも供される部分がある家屋の場合やその家屋が共有である場合には その家屋の全体の床面積によって判定します ニその工事をした後の家屋の床面積の2 分の1 以上が専ら自己の居住の用に供されるものであること ホその工事をした後の家屋が 主としてその居住の用に供すると認められるものであること 2 高齢者等居住改修工事等である場合の要件 ⑴の1の高齢者等居住改修工事等に要した費用の額が 50 万を超えること ただし 特定増改築等をした部分を平成 25 年 1 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に居住の用に供した場合は 30 万となります 高齢者等居住改修工事等を含む住宅の増改築等の費用に関し補助金等 ( 国又は地方公共団体から交付される補助金又は給付金その他これらに準ずるものをいいます 以下 補助金等 といいます ) の交付を受ける場合には その高齢者等居住改修工事等に要した費用の額からその補助金等の額を差し引いた金額により判定します 3 断熱改修工事等又は特定断熱改修工事等である場合の要件 5

⑴の2の断熱改修工事等又は3の特定断熱改修工事等に要した費用の額が 50 万を超えること ただし 特定増改築等をした部分を平成 25 年 1 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に居住の用に供した場合は 30 万となります 断熱改修工事等又は特定断熱改修工事等を含む住宅の増改築等の費用に関し補助金等の交付を受ける場合には その断熱改修工事等又は特定断熱改修工事等に要した費用の額からその補助金等の額を差し引いた金額により判定します 4 特定多世帯同居改修工事等である場合の要件 ⑴の4の特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額が 50 万を超えること 特定多世帯同居改修工事等を含む住宅の増改築等の費用に関し補助金等の交付を受ける場合には その特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額からその補助金等の額を差し引いた金額により判定します 5 特定耐久性向上改修工事等である場合の要件 ⑴の3の特定断熱改修工事等と併せてその家屋につき行うもので ⑴の5の特定耐久性向上改修工事等に要した費用の額が 50 万を超えること 特定耐久性向上改修工事等を含む住宅の増改築等に関し補助金等の交付を受ける場合には その特定耐久性向上改修工事等に要した費用の額からその補助金等の額を差し引いた金額により判定します 3 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる借入金又は債務特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる借入金又は債務とは 次の⑴から⑶に掲げる場合の区分に応じ それぞれに掲げる借入金又は債務 ( 利息に対応するものを除きます ) で 償還期間が5 年以上の割賦償還の方法により返済することとされている借入金又は賦払期間が 5 年以上の割賦払の方法により支払うこととされている債務や債務者の死亡時に一括償還をする方法により支払うこととされている一定の借入金 ( 以下 高齢者等居住改修工事等に係るものは 増改築等住宅借入金等 と 断熱改修工事等に係るものは 断熱改修住宅借入金等 と 特定多世帯同居改修工事等に係るものは 多世帯同居改修住宅借入金等 といいます ) をいいます 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる借入金又は債務は 次の⑴から⑶ に掲げる借入金又は債務のそれぞれに記載する要件のほか 一定の借入先 債権者 敷地の売主の範囲 その融資形態などの要件を満たす必要があります 詳しくは 国税庁ホームページのタックスアンサーをご覧いただくか 最寄りの税務署にお尋ねください なお その借入金又は債務が特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる借入金又は債務であるときは その借入金の貸付けをした者又は債権を有する者から 住宅のみ 土地等のみ 又は 住宅及び土地等 の内訳に応じた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 が発行されます ⅰ 債務者の死亡時に一括償還をする方法により支払うこととされている一定の借入金は 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除を受ける場合に限り対象となります ⅱ 控除の対象となる借入金又は債務には 金融機関 独立行政法人住宅金融支援機構又は一定の貸金業を行う法人 ( 以下 当初借入先 といいます ) から借り入れた借入金又は当初借入先に対して負担する承継債務について債権の譲渡 ( 当初借入先から償還期間を同じくする債権の譲渡を受けた場合に限ります ) を受けた特定債権者 ( 当初借入先との間でその債権の全部について管理及び回収に係る業務の委託に関する契約を締結し かつ その契約に従って当初借入先に対してその債権の管理及び回収に係る業務の委託をしている法人をいいます ) に対して有するその債権に係る借入金又は債務が含まれます ⑴ 住宅の増改築等をした場合 ( 次の⑵ 及び⑶に該当する場合を除きます ) その住宅の増改築等に要する資金に充てるために借り入れた借入金又はその住宅の増改築等を請け負わせた建築業者等に対するその住宅の増改築等の対価に係る債務 ⑵ 住宅の増改築等とともにその住宅の増改築等に係る家屋の敷地 ( 敷地の用に供される土地又はその土地の上に存する権利をいいます 以下同じです ) の購入をした場合 1 家屋の増改築等の日前に一定期間内の建築条件付きでその家屋の敷地を購入したとき 地方公共団体等から住宅の増改築等の日前に購入したその家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために借り入れた借入金又はその家屋の敷地の購入の対価に係る地方公共団体等に対する債務 一定期間内の建築条件 とは以下の条件をいいます 6

ⅰ その宅地の購入者がその宅地の上にその者の住宅の用に供する家屋を購入の日後一定期間内に建築することを条件として購入するものであること ⅱ 地方公共団体等は その宅地の購入者が上記の条件に違反したときに その宅地の分譲に係る契約を解除し 又はその宅地を買い戻すことができること 2 宅地建物取引業者からその住宅の増改築等の日前に3か月以内の建築条件付きでその家屋の敷地を購入したとき ( その契約に従ってその住宅の増改築等の請負契約が成立している場合に限ります ) その家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために借り入れた借入金 3か月以内の建築条件 とは以下の条件をいいます ⅰ その宅地の購入者と宅地建物取引業者 ( 又はその販売代理人 ) との間において その宅地の購入者がその宅地の上に建築する住宅の用に供する家屋の建築工事の請負契約がその宅地の分譲に係る契約の締結の日以後 3 か月以内に成立することが その宅地の分譲に係る契約の成立の条件とされていること ⅱ 上記の条件が成就しなかったときは その宅地の分譲に係る契約は成立しないものであること 3 住宅の増改築等の日前 2 年以内にその家屋の敷地を購入したとき その家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために借り入れた借入金又は給与所得者の使用者から購入したその家屋の敷地の購入の対価に係る債務で一定の場合に 以下のいずれかに該当するもの ⅰ その借入金の貸付けをした者又はその敷地の譲渡に係る債権を有する者のそれらの債権を担保するためにその家屋を目的とする抵当権の設定がされたこと ⅱ その借入金又はその敷地の購入に係る債務保証をする者又はそれらの債務の不履行により生じた損害を塡補することを約する保険契約を締結した保険者のその保証又は塡補に係る求償権を担保するためにその新築家屋を目的とする抵当権の設定がされたこと ⅲ その借入れをした者又はその敷地の購入者が その敷地の上にその者の居住の用に供する家屋を一定期間内に建築することをその貸付け又は譲渡の条件としており かつ その家屋の建築及び敷地の購入がその貸付け又は譲渡の条件に従ってされたことにつきその借入金の貸付けをした者又はその敷地の譲渡の対価に係る債権を有する者の確認を受けているものであること 4 住宅の増改築等の日前にその増改築等の着工の日後に受領した借入金によりその家屋の敷地を購入したとき その増改築等に要する資金及びその家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために借り入れた借入金で その増改築等の着工の日後に受領したもの 1 2 又は3については 住宅の増改築等に係る上記 ⑴に掲げる借入金又は債務を有している必要があることに留意してください (4の⑴の1 参照 ) なお 4については 住宅の増改築等とその家屋の敷地の購入の両方に係る借入金又は債務が対象とされています ⑶ 債務者の死亡時に一括償還をする方法により支払うこととされている借入金により高齢者等居住改修工事等を含む増改築等をした場合 独立行政法人住宅金融支援機構から借り入れた借入金で契約において借入金に係る債務を有する者 (2 人以上の者が共同で借り入れた場合にあっては その2 人以上の者の全て ) の死亡時に一括償還をする方法により支払うこととされているもの 4 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象とならない借入金又は債務及び控除が受けられない年分 ⑴ 控除の対象とならない借入金又は債務 3に当てはまる借入金又は債務であっても 次の1から4に掲げる場合に該当するものは特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象とはなりません 1 住宅の増改築等の日前に購入したその家屋の敷地の購入に係る借入金又は債務の年末残高のみがあり その住宅の増改築等に係る借入金又は債務の年末残高がない場合 2 給与所得者が使用者又は勤労者財産形成促進法第 9 条第 1 項に規定する事業主団体から 使用人である地位に基づいて貸付けを受けた借入金又は債務につき支払うべき利息がない場合又はその利息の利率が年 0.2% 未満 ( ) である場合 3 給与所得者が使用者又は勤労者財産形成促進法第 9 条第 1 項に規定する事業主団体から 使用人で 7

ある地位に基づいて借入金又は債務に係る利息に充てるため支払を受けた金額がその利息の額と同額である場合又はその利息の額から支払を受けた金額を控除した残額を利息であると仮定して計算した利率が年 0.2% 未満 ( ) となる場合 4 給与所得者が使用者から 使用人である地位に基づいて家屋の敷地を時価の2 分の1 未満の価額で譲り受けた場合 住宅の増改築等をした部分を平成 28 年 12 月 31 日以前に居住の用に供した場合は 年 1% 未満となります ⑵ 控除が受けられない年分次の1から4のいずれかに該当する年分については 特定増改築等住宅借入金等特別控除は受けられません 1 自己の合計所得金額が 3,0 万を超える年分 合計所得金額 とは 総所得金額 特別控除前の分離課税の長( 短 ) 期譲渡所得の金額 一般株式等に係る譲渡所得等の金額 上場株式等に係る譲渡所得等の金額 申告分離課税の上場株式等の配当等に係る配当所得等の金額 先物取引に係る雑所得等の金額 山林所得金額及び退職所得金額の合計額です ただし 純損失や雑損失の繰越控除 居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の繰越控除 特定居住用財産の譲渡損失の繰越控除 上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除 特定中小会社が発行した株式に係る譲渡損失の繰越控除又は先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除の適用を受けている場合には その適用前の金額をいいます 2 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供しなくなった年以後の各年分 (6の⑶ 又は⑷の適用を受ける年分を除きます ) この控除を受けられる方が 死亡した日の属する年分については その住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した日以後その日まで引き続き居住の用に供していた場合には その日の住宅借入金等の残高を基にこの控除を受けることができます 3 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した年分の所得税について 次に掲げるいずれかの特例の適用を受ける場合やその居住の用に供した年の前年分又は前々年分の所得税について次に掲げるいずれかの特例の適用を受けている場合には その居住の用に供した年以後 5 年間の各年分イ居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例ロ居住用財産の譲渡所得の特別控除 ( 被相続人の居住用財産に係る譲渡所得の特別控除を除きます ) ハ特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例ニ特定の居住用財産を交換した場合の長期譲渡所得の課税の特例ホ既成市街地等内にある土地等の中高層耐火建築物等の建設のための買換え及び交換の場合の譲渡所得の課税の特例へ認定事業用地適正化計画の事業用地の区域内にある土地等の交換等の場合の譲渡所得の課税の特例 4 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した年の翌年又は翌々年中にその住宅の増改築等をした家 屋 ( これらの家屋の敷地を含みます ) 以外の一定の資産を譲渡した場合において その資産の譲渡につ き上記 3に掲げるいずれかの特例の適用を受けるときは その居住の用に供した年以後 5 年間の各年分一定の資産を譲渡したことにより上記 3に掲げるいずれかの特例の適用を受ける場合において その資産を譲渡した年の前年分又は前々年分の所得税について特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けているときは その前年分又は前々年分の所得税及び復興特別所得税について修正申告書や期限後申告書を提出し その特定増改築等住宅借入金等特別控除の額に相当する税額を納付しなければならないこととされています 5 特定増改築等住宅借入金等特別控除額特定増改築等住宅借入金等特別控除額は 次の⑴ ⑵ 又は⑶の算式によって計算した金額です ⅰ この控除を受けられる方が 2 回以上の増改築等をして これらの住宅の増改築等をした部分を平成 25 年 1 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日までの間に居住の用に供した場合 住宅借入金等特別控除に代えて 適用を受ける高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除又は多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の選択は 同一の年中に居住の用に供した増改築等をした部分に係る全ての増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等についてしなければなりません ⅱ 重複適用 ( 二以上の住宅の増改築等に係る住宅借入金等について控除を受けることをいいます ただし 次の⑴ 又は ⑵の特定取得に該当する住宅の増改築等と特定取得に該当しない住宅の増改築等がある場合などを除き これらの住宅の増改築等をした家屋を居住の用に供した日が同一の年に属する場合は一の住宅の増改築等とします ) を受ける場合の住宅借入金等特別控除額は 異なる住宅の増改築等ごとの住宅借入金等特別控除の控除額の合計額になります ただし 異なる住宅の増改築等に係る控除限度額のうち最も高い控除限度額が限度となります 8

ⅲ 住宅借入金等特別控除の適用に当たって 選択により 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除又は多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除を適用して確定申告書を提出した場合には その後において 更正の請求をし 若しくは修正申告書を提出する場合又はその確定申告書を提出した年分以外の控除期間についてこれらの控除を適用する場合においても その選択し適用した高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除又は多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除を適用します ⑴ 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額 1 住宅の増改築等が特定取得に該当する場合 特定増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 (A) ( 最高 250 万 ) 2 2% + 増改築等住宅借入金等の年末 -(A) 残高の合計額 ( 最高 1,0 万 ) 住宅の増改築等が特定取得に該当しない場合 特定増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 (A) ( 最高 2 万 ) 2% + 増改築等住宅借入金等の年末 - (A) 残高の合計額 ( 最高 1,0 万 ) 1% = 1% = 特定増改築等住宅借入金等特別控除額 1 未満の端数切捨て 特定増改築等住宅借入金等特別控除額 1 未満の端数切捨て ⅰ 特定取得 とは 住宅の増改築等に係る費用の額に含まれる消費税額等( 消費税額及び地方消費税額の合計額をいいます ) が 8% の税率により課されるべき消費税額等である場合における住宅の増改築等をいいます 以下同じです ⅱ 特定増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 (A) は 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額のうちその高齢者等居住改修工事等に要した費用の額 特定断熱改修工事等に要した費用の額 特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額及び特定耐久性向上改修工事等に要した費用の額の合計額に相当する部分の金額をいいます なお 高齢者等居住改修工事等 特定断熱改修工事等 特定多世帯同居改修工事等又は特定耐久性向上改修工事等の費用に関し補助金等の交付を受ける場合は 当該改修工事等に要した費用の額の合計額からその補助金等の額を差し引きます ⅲ 高齢者等居住改修工事等に要した費用の額 特定断熱改修工事等に要した費用の額 特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額及び特定耐久性向上改修工事等に要した費用の額は 増改築等工事証明書の 2⑶2ウアからイを差し引いた額 (50 万を超える場合 ) 欄 2⑶3ウアからイを差し引いた額 (50 万を超える場合 ) 欄 2 ⑶4ウアからイを差し引いた額 (50 万を超える場合 ) 欄及び 2⑶5ウアからイを差し引いた額 (50 万を超える場合 ) 欄( 平成 29 年 3 月 31 日以前の増改築等工事証明書は欄が異なります ) において確認することができます ⑵ 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額 1 住宅の増改築等が特定取得に該当する場合 特定断熱改修住宅借入金等の年末残高の合計額 (B) ( 最高 250 万 ) 2 2% + 断熱改修住宅借入金等の年末 - (B) 残高の合計額 ( 最高 1,0 万 ) 住宅の増改築等が特定取得に該当しない場合 特定断熱改修住宅借入金等の年末残高の合計額 (B) ( 最高 2 万 ) 2% + 断熱改修住宅借入金等の年末 - (B) 残高の合計額 ( 最高 1,0 万 ) 1% = 1% = 特定増改築等住宅借入金等特別控除額 1 未満の端数切捨て 特定増改築等住宅借入金等特別控除額 1 未満の端数切捨て ⅰ 特定断熱改修住宅借入金等の年末残高の合計額 (B) は 断熱改修住宅借入金等の年末残高の合計額のうちその特定断熱改修工事等に要した費用の額 特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額及び特定耐久性向上改修工事等に要した費用の額の合計額に相当する部分の金額をいいます 9

なお 特定断熱改修工事等 特定多世帯同居改修工事等又は特定耐久性向上改修工事等の費用に関し補助金等の交付を受ける場合は 当該改修工事等に要した費用の額の合計額からその補助金等の額を差し引きます ⅱ 特定断熱改修工事等に要した費用の額 特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額及び特定耐久性向上改修工事等に要した費用の額は 増改築等工事証明書の 2⑶3ウアからイを差し引いた額 (50 万を超える場合 ) 欄 2⑶4ウアからイを差し引いた額 (50 万を超える場合 ) 欄及び 2⑶5ウアからイを差し引いた額 (50 万を超える場合 ) 欄( 平成 29 年 3 月 31 日以前の増改築等工事証明書は欄が異なります ) において確認することができます ⑶ 多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額特定多世帯同居改多世帯同居改修修住宅借入金等の特定増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 2% + -(C) 1% = 住宅借入金等年末残高の合計額 (C) 特別控除額 1 未満の端数切捨て ( 最高 1,0 万 ) ( 最高 250 万 ) ⅰ 特定多世帯同居改修住宅借入金等の年末残高の合計額 (C) は 多世帯同居改修住宅借入金等の年末残高の合計額のうちその特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額の合計額に相当する部分の金額をいいます なお 特定多世帯同居改修工事等の費用に関し補助金等の交付を受ける場合は 特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額からその補助金等の額を差し引きます ⅱ 特定多世帯同居改修工事等に要した費用の額は 増改築等工事証明書の 2⑶4ウアからイを差し引いた金額 (50 万を超える場合 ) 欄( 平成 29 年 3 月 31 日以前の増改築等工事証明書は欄が異なります ) において確認することができます ⑷ 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 断熱改修住宅借入金等の年末残高の合計額 又は 多世帯同居改修住宅借入金等の年末残高の合計額 ( 以下 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等 といいます ) は 金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 の 住宅借入金等の金額 欄の 年末残高 の金額ですが 次のいずれかに該当する場合には それぞれ次に掲げる金額となります この場合 (a) その住宅の増改築等の費用に関し補助金等の交付を受ける場合や (b) 住宅取得等資金の贈与税の非課税 又は 住宅取得資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税選択の特例 ( 以下これらを 住宅取得等資金の贈与の特例 といいます ) を受けた場合には その住宅の増改築等に要した費用の額又はその住宅の増改築等に係る家屋の敷地の購入の対価の額から 交付を受ける補助金等の額又は住宅取得等資金の贈与の特例の適用を受けた部分の金額を差し引きます ( 次の3における費用の総額及び費用の額を除きます ) 交付を受ける補助金等の額が 平成 29 年分の確定申告書を提出する時までに確定しない場合には その交付を受ける額の見込額を住宅の増改築等の費用の額から控除します 後日 その交付を受ける金額を受け取ったときに その額が見込額と異なる場合には 修正申告 ( 見込額より受領額の方が多い場合 ) 又は更正の請求 ( 見込額より受領額の方が少ない場合 ) の手続により訂正します 1 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等がその住宅の増改築等に要した費用の額を超える場合 その住宅の増改築等に要した費用の額に相当する金額 2 住宅の増改築等とともにしたその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等で 次のⅰ 又はⅱのいずれかに該当する場合 ⅰ 又はⅱ に掲げる金額 ⅰ 3の⑵の4の場合で 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等がその住宅の増改築等の請負代金とその家屋の敷地の購入の対価の額との合計額を超えるとき その住宅の増改築等の請負代金とその家屋の敷地の購入の対価の額との合計額に相当する金額 10

ⅱ 3 の ⑵ の 1 2 又は 3 の場合で その家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等の年末残高 の合計額等がその敷地の購入の対価の額を超えるとき その家屋の敷地の購入の対価の額に相当する金額とその住宅の増改築等に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等の金額との合計額 3 住宅の増改築等に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等で 店舗併用住宅のように その住宅の増改築等をした部分のうちに居住の用以外の用に供する部分がある場合 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等に その住宅の増改築等に要した費用の総額に占める居住用部分の住宅の増改築等に要した費用の額の割合を乗じて計算した金額 4 住宅の増改築等とともにしたその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等で 店舗併用住宅のように その住宅の増改築等をした部分及びその家屋の敷地のうちに居住の用以外の用に供する部分がある場合 次のⅰ 又はⅱに掲げる区分に応じそれぞれに掲げる金額 ⅰ 3の⑵の4のとき その住宅の増改築等に係る増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等にその家屋の総床面積に占める居住用部分の床面積の割合を乗じて計算した金額とその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等にその敷地の総面積に占める居住用部分の敷地の面積の割合を乗じて計算した金額との合計額に相当する金額 ⅱ 3の⑵の1 2 又は3のとき その家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等にその敷地の総面積に占める居住用部分の敷地の面積の割合を乗じて計算した金額と上記 3に掲げる金額との合計額に相当する金額 敷地の総面積 とは 土地についてはその土地の面積 土地の上に存する権利についてはその土地の面積をいいます マンションなどの区分所有建物のときは その一棟の家屋の敷地の総面積にその一棟の家屋の総床面積のうちに区分所有する部分の床面積の占める割合を乗じて計算した面積をいいます 5 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額等が 1,0 万を超える場合 1,0 万特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受けている方が 増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等の借換えをした場合において 借換えによる新たな増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等 ( 一定の要件を満たすものに限ります ) の当初金額が借換え直前の当初の増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等の残高を上回っている場合には 次により計算した金額が特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等の年末残高となります その年の増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯 同居改修住宅借入金等の年末残高 借換え直前の当初の増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等の残高借換えによる新たな増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等の当初金額 6 特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けるための手続と必要な書類特定増改築等住宅借入金等特別控除は 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した年以後 5 年間受けることができますが この控除を受ける最初の年分と2 年目以後の年分とでは 次のようにこの控除を受ける手続等が異なります ⑴ この控除を受ける最初の年分 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 の所定の欄に必要事項を書いて 特定増改築等住宅借入金等特別控除額を計算し ( 重複適用を受ける場合については 一の住宅の増改築等ごとに ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 を作成し 特定増改築等住宅借入金等特別控除額を計算します ) 申告書第一表の 税金の計算 欄の ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 にその控除額を 申告書第二表の 特例適用条文等 欄に 居住開始年月日 等を転記するとともに その計算明細書を確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります 11

なお 高齢者等居住改修工事等を含む住宅の増改築等の費用 断熱改修工事等を含む住宅の増改築等の費用 特定多世帯同居改修工事等を含む住宅の増改築等の費用又は特定耐久性向上改修工事等を含む住宅の増改築等の費用に関し補助金等の交付を受ける場合や住宅取得等資金の贈与の特例の適用がある場合は ( 付表 1) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 に 連帯債務に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等がある場合は ( 付表 2) 連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書 に必要事項を書いて併せて提出します また 次に掲げる書類も確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります 給与所得者の場合は 次の1から7のほかに 勤務先から交付を受けた給与所得の源泉徴収票 ( 原本 ) も必要です 1 金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 (2か所以上から交付を受けている場合には その全ての証明書 ) 2 1の⑴の2 若しくは3の方又は1の⑴の5の方 ( 要介護認定又は要支援認定を受けている親族と同居を常況としている方に限ります ) に該当する場合は それぞれその2 若しくは3の方又はその親族の介護保険の被保険者証の写し 3 増改築等工事証明書 (2の⑴の6のイに該当する場合には 建築確認済証の写し 検査済証の写し又は増改築等工事証明書 ) 4 住宅の増改築等をした家屋の登記事項証明書 ( 原本 ) などで その住宅の増改築等をした家屋の床面積が 50 平方メートル以上であることを明らかにする書類 5 住宅の増改築等に係る工事請負契約書の写し 補助金等の額を証する書類などで その住宅の増改築等をした年月日 その費用の額及び特定取得に該当する場合にはその該当する事実を明らかにする書類 6 住宅の増改築等とともにその敷地を取得した場合は 次のイ及びロの書類イ敷地の登記事項証明書 ( 原本 ) 売買契約書の写し 敷地の分譲に係る契約書の写しなどで 敷地の購入年月日及び敷地の購入の対価の額を明らかにする書類ロ敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等が次のイからハのいずれかに該当するときには それぞれに掲げる書類イ住宅の増改築等の日前に一定期間内の建築条件付きで購入したその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等であるとき 敷地の分譲に係る契約書の写しなどで 契約において一定期間内の建築条件が定められていることなどを明らかにする書類 ( イの書類により明らかにされている場合には不要です ) ロ住宅の増改築等の日前に3か月以内の建築条件付きで購入したその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等であるとき 敷地の分譲に係る契約書の写しなどで 契約において 3 か月以内の建築条件が定められていることなどを明らかにする書類 ( イの書類により明らかにされている場合には不要です ) ハ住宅の増改築等の日前 2 年以内に購入したその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等であるとき 次のⅰ 又はⅱの別に応じて それぞれに掲げる書類 ⅰ 金融機関 地方公共団体又は貸金業者から借り入れた借入金 家屋の登記事項証明書 ( 原本 ) などで 家屋に抵当権が設定されていることを明らかにする書類 (4の書類により明らかにされている場合には不要です ) ⅱ 上記 ⅰ 以外のもの 家屋の登記事項証明書 ( 原本 ) などで 家屋に抵当権が設定されていることを明らかにする書類 (4の書類により明らかにされている場合には不要です ) 又は貸付け若しくは譲渡の条件に従って一定期間内に家屋が建築されたことをその貸付けをした者若しくはその譲渡の対価に係る債権を有する者が確認した旨を証する書類 7 2の⑴の5( 特定耐久性向上改修工事等 ) についてこの控除を受ける場合は その家屋に係る長期優良住宅建築等計画の認定通知書の写し ( ) 長期優良住宅建築等計画の変更の認定を受けた場合は変更認定通知書の写しが必要です 12

ⅰ 平成 27 年分以前の申告では この控除を受ける方の住民票の写し ( マイナンバー ( 個人番号 ) が記載されていないもの なお 1の⑴の5に該当する方の場合には この控除を受ける家屋の所在地がその方の住所地として記載されているとともに その方と同居を常況とする高齢者等である親族の住所地としても記載されたもの ) も必要です ⅱ 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 の 居住用家屋の取得の対価等の額又は増改築等に要した費用の額 欄に 増改築等に要した費用の額が記載されている場合には 5に掲げる書類 ( 補助金等の額を証する書類を除きます ) の提出は不要です ⅲ 確定申告書を提出してこの控除を受けた給与所得者が その翌年以後の年分について年末調整によってこの控除を受ける場合 ( 次の⑵の2 参照 ) には ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 の 9 控除証明書の要否 欄の 要する の文字を で囲んでください ⑵ この控除を受ける 2 年目以後の年分 1 確定申告書を提出してこの控除を受ける場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 の所定の欄に必要事項を書いて 特定増改築等住宅借入金等特別控除額を計算し ( 重複適用を受ける場合については 一の住宅の増改築等ごとに ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 を作成し 特定増改築等住宅借入金等特別控除額を計算します ) 申告書第一表の 税金の計算 欄の ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 にその控除額を 申告書第二表の 特例適用条文等 欄に 居住開始年月日 等を転記するとともに その計算明細書及び金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 (2か所以上から交付を受けている場合には その全ての証明書) を確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります 既に年末調整によってこの控除を受けた給与所得者がその年分の確定申告書を提出する場合には 金融機関等から交付を受け 次の2により年末調整を受けるときまでに給与の支払者に提出した 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 は確定申告書と一緒に税務署に提出する必要はありません ただし 年末調整によりこの控除を受けた増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等以外の増改築等住宅借入金等 断熱改修住宅借入金等又は多世帯同居改修住宅借入金等についてもこの控除を受けるためその年分の確定申告書を提出する場合には 金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 は年末調整を受けるときまでに給与の支払者に提出したものも含めて確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります 2 給与所得者が年末調整によってこの控除を受ける場合確定申告をしてこの控除の適用を受けた給与所得者は その確定申告をした年の翌年以後の各年分の所得税について 年末調整によってこの控除を受けることができます 年末調整によってこの控除を受けようとする方は 必要事項を記載した 給与所得者の ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除申告書 年末調整のための ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除証明書 及び金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 (2か所以上から交付を受けている場合には その全ての証明書 ) を年末調整を受けるときまでに給与の支払者に提出する必要があります ⅰ 年末調整によってこの控除を受けようとする各年の 12 月 31 日まで居住する見込みであるとしてこの控除を受けた場合でも 同日まで居住していないときには この控除を受けることはできません ⅱ 確定申告書を提出してこの控除を受けた給与所得者で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 の 9 控除証明書の要否 欄の 要する の文字を で囲んだ方には 確定申告によって特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けた年の翌年以後の年分の 給与所得者の ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除申告書兼年末調整のための ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除証明書 が税務署から送付されます ⅲ 年末調整によってこの控除を受けた給与所得者が確定申告する場合は 申告書第一表の 税金の計算 欄の ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 にその控除額を 申告書第二表の 特例適用条文等 欄に 居住開始年月日 等を書きます ⑶ 転勤命令などにより増改築等をした家屋を居住の用に供しなくなった場合 1 特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受けていた方が 勤務先からの転任の命令に伴う転居その他これに準ずるやむを得ない事由により 適用を受けていた家屋を居住の用に供しなくなった後 その家屋を再び居住の用に供した場合には その家屋に居住しなくなる日までに一定の手続を行うこ 13

とにより 再び居住の用に供した場合の再適用 を受けることができます 2 住宅の増改築等をして平成 25 年 1 月 1 日以後に居住の用に供した方が その居住の用に供した日以後居住の用に供した日の属する年の 12 月 31 日までに勤務先からの転任の命令に伴う転居その他これに準ずるやむを得ない事由により 特定増改築等住宅借入金等特別控除を適用することなくその家屋を居住の用に供しなくなった後 その事由が解消し その家屋を再び居住の用に供した場合には 勤務先からの転任の命令に伴う転居等の事由が生ずる前において居住の用に供していたことを証する書類の提出等の一定の手続を行うことにより 再び居住の用に供した場合の適用 を受けることができます 居住していなかった期間については 特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受けることはできません また 特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受けることができる期間は延長されません 詳しくは 再び居住の用に供した場合の ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除の手続をされる方へ をご覧ください ⑷ 災害により家屋を居住の用に供することができなくなった場合 1 災害によって被害を受けたことにより居住の用に供することができなくなった住宅用家屋 ( 以下 従前家屋 といいます ) については 居住の用に供することができなくなった年以後の残りの適用年においても 引き続き 住宅借入金等特別控除の適用を受けることができます この適用を受けるための手続等は⑵と同様です ただし 次に掲げる年以後においては 適用を受けることはできません 1 従前家屋若しくはその敷地の用に供されていた土地等又はその土地等に新たに建築した建物等を事業の用若しくは賃貸の用 親族等に対する無償による貸付けの用に供した場合における事業の用等に供した日の属する年 ( 再建支援法適用者 ( ) が土地等に新築等をした家屋について 住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合を除きます ) 2 従前家屋又はその敷地の用に供されていた土地等を譲渡し その譲渡について居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除又は特定居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の適用を受ける場合における譲渡の日の属する年 3 災害により従前家屋を居住の用に供することができなくなった者が取得等をした家屋について住宅借入金等特別控除の適用を受けた年 ( 再建支援法適用者 ( ) である場合を除きます ) 再建支援法適用者 とは 災害に際し被災者生活再建支援法が適用された市区町村の区域内に所在する従前家屋をその災害により居住の用に供することができなくなった方をいいます 2 再建支援法適用者については その従前家屋に係る住宅借入金等特別控除と新たに住宅用家屋を再取得した場合の住宅借入金等特別控除を重複して適用することができます この適用を受けるためには ⑴に掲げる手続等に加えて 従前家屋について次のイ及びロの書類を提出する必要があります イ市町村長又は特別区の区長の従前家屋の被害の状況等を証する書類 ( り災証明書 )( 写し可 ) ロ 従前家屋の登記事項証明書その他の書類で 従前家屋が災害により居住の用に供することができなくなったことを明らかにする書類 ( 滅失した場合は 閉鎖登記記録に係る登記事項証明書 ( 原本 ) など ) ご不明な点等は 最寄りの税務署にお尋ねください 14

7 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 の記載例この記載例は 補助金等の額が 20 万である場合を示しています この明細書の書き方については 明細書一面の控用の裏面を参照してください この計算明細書にマイナンバー ( 個人番号 ) の記入は不要です 平成 年分 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 この明細書は ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合に使用します 整理 この明細書の書き方については 控用の裏面を参照してください 番号 1 住所及び氏名 ( 共有者の氏名 ) 共有の場合のみ書いてください 郵便番号 - フリガナ 住所電話番号 ( ) 氏 名 フリガナ フリガナ 氏名氏名 2 新築又は購入した家屋等に係る事項 3 増改築等をした部分に係る事項 家屋に関する事項土地等に関する事項居住開始年月日チ平成こ居住開始年月日イ平成 平成 の 増改築等の費用の額明取得対価の額 ( 補助金等がある場合は ( 付表 1) の4の金額 ) リ細 ( 補助金等がある場合は ( 付表 1) の3の金額 ) ロホうち居住用部分の金額ヌm2書総 ( 床 ) 面積 小数点以下第 2 位まで書きます ハヘ リ( 補助金等がある場合は ( 付表 1) の6の金額 ) はm2うち居住用部分万を超えるときに 増改築等に係る住宅借入金等特別 の ( 床 ) 面積ニト 控除の適用を受けることができます 申 4 特定取得に係る事項告家屋の取得対価の額又は増改築等の費用の額 (2のロ又は3のリ) に含まれる消費税額等が 8% の消費税及び地方消費税の税率により書特定取得課されるべき消費税額等である場合 右の 特定取得 の文字を で囲んでください と 5 家屋や土地等の取得対価の額一緒 A 家屋 B 土地等 C 合計 D 増改築等にあなたの共有持分 共有の場合のみ書いてください 1 提ロ ( ロ Aの 1) 又は ( 付表 1) のCの26ホ ( ホ Bの 1) 又は ( 付表 1) のDの26 (Aの2+B の2) 又は (Bの2+D の2) リ ( リ Dの 1) ( 付表 1) の (6(6 D の1) 又はFの26 ) 出あなたの持分に係る 2 し取得対価の額等て 6 居住用部分の家屋又は土地等に係る住宅借入金等の年末残高く E 住宅のみ F 土地等のみ G 住宅及び土地等 H 増改築等だ新築 購入及び増改築等に係るさ住宅借入金等の年末残高 3 い連帯債務に係るあなたの負担割合 % 4 (( 付表 2) の14の割合 ) 住宅借入金等の年末残高 (( 付表 2) の16の金額 ) 5 連帯債務がない場合には 3の金額を書きます 2 と 5 のいずれか少ない方の金額 6 7 ニ ハト ヘヌ リ % 居住用割合 居住用部分に係る住宅借入金等の年末残高 ( 6 7 ) 8 住宅借入金等の年末残高の合計額 (Eの8+Fの8+Gの8+Hの8) 9の金額を二面の 住宅借入金等の年末残高の合計額 9 欄に転記します 9 7 特定の増改築等に係る事項 ( 特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合のみ書いてください ) 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入高齢者等居住改修断熱改修工事等の費用の額特定断熱改修工事等の費用の額 10 工事等の費用の額 11 12 金等特別控除の適用を受ける場合に あなた又は同居親族の方について該当する欄をチェックします 1 特定多世帯同居改修特定耐久性向上改修特定の増改築等工事の費用の合計額 13 工事等の費用の額 14 工事等の費用の額 15 (10+12+13+14) 2 障害者 (1に該当する方を除きます ) 3 要介護認定又は要支援認定を受けている (1 又は2に該当する方を除きます ) あなたの持分に係る特定の特定増改築等住宅借入金等 特定断熱改修住宅借入金等増改築等工事の費用の額 16 (15 又は15 Dの1) 又は特定多世帯同居改修住宅借入金等の年末残高同居親族の方が該当する場合は その方の氏名等を書きます (9と16 万 ただし 住宅の増改築等 ( 特定多世帯同居改修工事等に係るものを除きます ) が特氏名 ( ) 続柄 ( ) 17 10欄から 14 住宅借入金等特別控除の適用を受けることができます 詳しくは 控用の裏面の4を参照してください 8( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額番二面の該当する算式のうち いずれか一の算式により計算し その番号を書きます 号 ( 特定増改築等 ) 二面の18の金額を転記します 18 下の適用を受ける場合には 該当する文字を で囲んでください 適用期間 9 控除証明書の要否 適用期間の特例重複適用重複適用の特例 交付を要する方は 右の 要する の文字を で囲んでください 要する 整理欄 左の重複適用 ( の特例 ) を受ける場合に二面の 19 の金額を右に転記します 登家 登土 契家 契土 残確証 住民 19 認定 付 1 付 2 台帳番号一連番号 仮 A B C 多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合は 4 特定取得に係る事項 の記入は不要です 一面 提出用 15

平成 29 年分 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算 次の該当する算式のうち いずれか一の算式により計算します 住宅借入金等特別控除額の計算 次の該当する算式のうち いずれか一の算式により計算します 住宅借入金等の年末残高の合計額 一面の9の金額を転記します 番 ( 特定増改築等 ) 番居住の用に供した日等算式等住宅借入金等特別控除額居住の用に供した日等算式等号号住宅の取得等認定住宅認定住が特定取得に 9 の新築等 18 宅が認 9 に係る住 18 該当するとき 定低炭の用に供した場合宅借入金日までの 4 住宅借入金住宅の取得等等特別控素住宅間に居住除の特例に該当の用に供が特定取得に 9 18 を選択しする 9 18 等特別控除した場合該当しないとき た場合ときに居住の用に供した場合住宅の増改築等が特定取得にの適用を受高齢者等居年 1 月該当するとき 9 18 の用に供した場合 1 日か 9の金額ける場合 a( ) 住改修工事ら平成 17の金額 ( ) 18 +( a- 17) 1(2から8 9 18 等に係る特の用に供した場合 住宅の増改築等が特定取得にまでの該当しないときのいずれか定増改築等間に居 9の金額 5 住の用 a( ) 9 を選択する 18 の用に供した場合住宅借入金に供し 17の金額 ( ) 18 た場合 +( a- 17) 場合を除等特別控除 9 18 を選択したきます ) に居住の用に供した場合 9の金額 a( ) 場合 17の金額 ( ) 18 +( a- 17) 9 18 の用に供した場合 住宅の増改築等が特定取得に年 1 月該当するとき住宅借入金断熱改修工 1 日か 9の金額 9 a 等特別控除 18 ( ) の用に供した場合ら平成 17の金額 ( ) 18 事等に係る +( a- 17) 2 の控除額の住宅の増改築等が特定取得に特例を選択特定増改築までの 9 18 該当しないときした場合の用に供した場合間に居 9の金額 6 等住宅借入住の用 a( ) 住宅の取得等に供し 17の金額 ( ) 18 認定住が特定取得に 9 18 金等特別控た場合 +( a- 17) 宅の新該当するとき 認定住除を選択日までの築等に住宅の取得等間に居住 9の金額宅が認の用に供が特定取得に 9 18 した場合 a( ) 係る住した場合該当しないとき 17の金額 ( ) 18 宅借入定長期 +( a- 17) 3方用金等特 ) を作成します 優良住多世帯同居改 9 18 その作成した各明細書の18 欄の金額の合計額を最も新しい住宅の取得等又は住宅の増改築等に係る明細書の 19 欄に記載します 各明細書の控除額 (18の金額) の合計額 ( 住宅の取得等又は住宅の増改築等に重複適用を受ける場合 19 係る控除限度額のうち最も高い控除限度額が限度となります ) を記載します 震災特例法の重複適用各明細書の控除額 (18の金額) の合計額を記載します 19 の特例を受ける場合 19 欄の金額を一面の 19 欄に転記します 氏名 9 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額 二面 提出用 二面は 一面と一 緒に提出 してくだ さい 申告書への転記等 1 重複適用を受けない方明細書一面の 8 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額 18の金額を申告書第一表の 税金の計算 欄の ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 に転記します また 申告書第二表の 特例適用条文等 欄に 居住開始年月日 等を次のように書きます ⑴ 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合で 住宅の増改築等が特定取得に該当するとき ( 例 : 平成 29 年 10 月 30 日居住開始 ) 記載例 ⑵ 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合で 住宅の増改築等が特定取得に該当するとき ( 例 : 平成 29 年 10 月 30 日居住開始 ) 記載例 ⑶ 多世帯同居改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合 ( 例 : 平成 29 年 10 月 30 日居住開始 ) 記載例 2 重複適用を受ける方重複適用を受ける方の申告書への転記等については 税務署にお尋ねください 16