総合事業の基準について

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

Microsoft Word - 01介護報酬請求の留意点

医療 回復支援 在宅 見附市の地域包括ケアシステム 介護体制と支援の拡大 資料 1 病院 ( 救急 基幹病院等 ) 早期退院 回復期 ( 市外 ) リハビリ病院 見附市立病院 保健福祉センター 特養ほか 医療 救急 手術など高度医療 集中リハビリ 早期回復 見附市医療の里 老健施設ケアプラザ見附 か

スライド 1

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

小平市 第7期介護保険報酬改定かかる 介護予防・日常生活支援総合事業 (平成30年4月以降) 事業所説明会資料

居宅介護支援事業者向け説明会

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< 国が示す新しい総合事業の構成例 > ( 以下はサービスの典型例を示しているため, 市町村はこれらの例を踏まえて, 地域の実情に応じたサービス容を検討 ) 1 訪問介護 訪問型サービス ( 第 1 号訪問事業 ) 現行の訪問介護相当 多様なサービス 2 訪問型サービス A( 緩和した基準によるサー

老計第 10 号平成 12 年 3 月 17 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について 厚生省老人保健福祉局老人福祉計画課長 訪問介護の介護報酬については 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準 ( 訪問通所サービス及び居宅療養管理

介護予防ケアマネジメントについて

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Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

【1117修正原稿】説明会資料

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

A A 訪問型サービスⅡ A A A 訪問型サービスⅡ 初任 介護職員初任者研修課程を修了したサービス提供責任者を配置している場合 A A A 訪問型サービスⅡ 同一 A A 要支

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

通所型サービスの例 ( 典型例として整理したもの ) 現行の通所介護相当 市場 ( 地域支援事業の外 ) で提供されるサービス Ⅰ 通所介護 Ⅱ 通所介護 Ⅲ 通所型サービス A ( 緩和したによるサービス ) Ⅳ 通所型サービス B ( 住民主体による支援 ) Ⅴ 通所型サービス C ( 短期集中

介護予防 日常生活支援総合事業費単位数サービスコード表 平成 30 年 10 月 訪問型サービス ( 独自 ) サービスコード表 A2: 現行相当 1 訪問型サービス ( 独自 ) サービスコード表 A2: 緩和 訪問型サービス ( 独自 / 定率 ) サービスコード表 A3: 給付制限 (70%)

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

Microsoft Word - âŸƒâŸ–ã•’æł´æŒ°å‹ƒ30㕆4ä¿®æ�£ç¢ºå®ı㕂㕕髟瀇帇仉è�·äº‹éŸ²ã…»æŠ¥å¸¸çfl�æ´»æfl¯æ‘´ç·‘咋争æ¥�費ㇳㅼㅛ表.docx

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

考え方及び算定方法(完成版).jtd 130731

3-1)訪問型サービスD解説_石川修正

区分

Microsoft Word - 発出版QA

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

新総合事業移行に係る延岡市 Q&A( 平成 29 年 1 月 4 日版 ) 1/1 ページ 利用回数 問 1 現在 家族や本人の希望により 要支援 1で週に2~3 回 要支援 2で週 3 回利用している方が数名いる 移行後は利用回数を減らす等の対応を行うべきか 答介護予防支援又は介護予防ケアマネジメ

計画の今後の方向性

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

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< F2D D8791CC817995D28F578CE B38CEB94BD8966>

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

2 認定有効期間の開始日が 29 年 4 月 1 日からの要支援者について 次のようなケ ースが想定されるが 介護予防サービス計画 と 介護予防ケアマネジメン ト どちらを作成することになるのか 1 月により 総合事業のみの場合と 予防給付 + 総合事業の場合があるケース ( 通常は 訪問サービス又

8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

訪問介護

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障害者総合支援法施行について 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律 が平成 25 年 4 月に施行されました この法律では 障害者自立支援法 を 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 ( 障害者総合支援法 ) とするとと

Microsoft PowerPoint - 05短時間の身体介護 調査結果概要((5)短時間の身体介護)0320

資料 4-1 請求方法について 愛知県国民健康保険団体連合会 1. 新しい総合事業の審査支払の国保連合会の活用 新しい総合事業においても 市町村の審査支払に関する事務が軽減できるよう 現行の給付と同様 国保連合会の審査支払を活用できるよう規定が設けられている ( 法第 115 条の 45 の 3)

<4D F736F F D2089EE8CEC95F18F5682CC89FC92E882C982C282A282C A836E A816A8F4390B394C52E646F63>

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

Ⅱ-5_(資料5)_介護予防・日常生活支援総合事業サービスコード表_

Ⅱ-5_(資料5)_介護予防・日常生活支援総合事業サービスコード表(案)

横浜市介護予防 日常生活支援総合事業費単位数サービスコード表 ( 平成 28 年 1 月版 ) 要支援者については 平成 28 年 1 月以降に認定の更新等により要支援認定を受けた方についてのみ 総合事業のサービスコードを使用します ( 認定の更新等までは 従前の介護予防訪問介護 介護予防通所介護の

小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援変更日 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定有効期間 ) 事業所指定効力停止の

介護老人保健施設 契約書

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省


上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

特別養護老人ホーム 優雅 社会福祉法人 桜寿会 ( 特別養護老人ホーム優雅 ) 福島県南会津郡南会津町田島字北下原 111 番 TEL: FAX: ( 郡山オフィス ) 福島県郡山市菜根一丁目 22 番 10 号 T

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

生活支援ヘルプアセスメント

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

スライド 1

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春日井市介護予防 日常生活支援総合事業費単位数サービスコード表 ( 平成 30 年 10 月施行版 ) 1 訪問型サービス ( みなし ) サービスコード表 平成 27 年 3 月 31 日までに介護予防訪問介護の指定を受けていた事業所で 平成 30 年 3 月 31 日利用分までの請求に使用します

Microsoft PowerPoint 訪問サービス事業所向け研修会資料

介護予防 日常生活支援総合事業単位数サービスコード表 ( 平成 29 年 4 月施行版 ) 1 介護予防訪問サービス ( みなし指定事業者用 ) 2 介護予防訪問サービス ( 平成 27 年 4 月 1 日以降の指定事業者用 ) 3 家事援助訪問サービス 4 介護予防通所サービス ( みなし指定事業

スライド 1

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

04 資料1 訪問介護の報酬・基準について

保監第   号 

個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱについて

別紙2

第2回事業者意見交換会

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版


まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

介護老人保健施設入所利用約款(案)

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味


スライド 1

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

11. 通所リハビリテーション 改定事項 基本報酬 1 医師の指示の明確化等 2リハビリテーション会議への参加方法の見直し等 3リハビリテーション計画書等のデータ提出等に対する評価 4 介護予防通所リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメント加算の創設 5 社会参加支援加算の要件の明確化

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

Microsoft Word - シラバス.doc

山北町介護予防 日常生活支援総合事業単位数サービスコード表 ( 平成 29 年 4 月版 ) 訪問型サービス 1 山北町訪問型サービス ( みなし ) サービスコード表 ( サービス種類コードA1) 平成 27 年 3 月 31 日までに介護予防訪問介護の指定を受けていた みなし指定事業者 が使用し

第 1 回 介護予防 日常生活支援総合事業 についての事業者説明会 ( 資料 1) 平成 28 年 8 月 沼津市長寿福祉課

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

Transcription:

総合事業の基準について ~ 第 1 号訪問事業 ( 訪問型サービス ) 編 ~ 平成 30 年 2 月 14 日高齢社会対策課

1 介護予防 日常生活支援総合事業の概要 訪問介護 通所介護以外のサービス ( 訪問看護 福祉用具等 ) は 引き続き介護予防給付によるサービス提供を継続 地域包括支援センターによる介護予防ケアマネジメントに基づき 総合事業 ( 介護予防 生活支援サービス事業及び一般介護予防事業 ) のサービスと介護予防給付のサービス ( 要支援者のみ ) を組み合わせる 介護予防 生活支援サービス事業によるサービスのみ利用する場合は 要介護認定等を省略して 介護予防 生活支援サービス事業対象者 とし 迅速なサービス利用を可能に ( 基本チェックリストで判断 ) 第 2 号被保険者は 基本チェックリストではなく 要介護認定等申請を行う 従来の要支援者 要支援認定 基本チェックリスト で判断 要支援者 介護予防 生活支援サービス事業対象者 2 次予防 ( 介護予防 ) 事業対象者把握のための基本チェックリストの配布は行わない 一般高齢者等 地域包括支援センターが介護予防ケアマネジメントを実施 ただし 居宅介護支援事業者に委託して実施することも可能 介護予防給付 訪問看護 福祉用具等 全国一律の人員基準 運営基準 総合事業 介護予防 生活支援サービス事業 1 訪問型 通所型サービス 2その他の生活支援サービス ( 栄養改善を目的とした配食 定期的な安否確認 緊急時の対応等 ) 事業内容は 市町村の裁量を拡大 柔軟な人員基準 運営基準 一般介護予防事業 ( 要支援者等も参加できる住民運営の通いの場の充実等 全ての高齢者が対象 ) 2

2 介護予防 日常生活支援総合事業の概要開始後の状況 1 増大する高齢者の多様な介護予防 生活支援ニーズに対応し 区の実情に応じた独自の多様なサービスを豊富に創出し提供 元気なうちから介護予防に取り組むことの啓発 環境整備 2 要支援者から元気高齢者まで 切れ目なくサービスを提供できるようにすることで 自立 することへの意欲を喚起 状態の変化に左右されないサービスの利用 提供体制 3 区独自のサービス基準を設け 多様な人材を活用することにより 医療介護人材の不 足の解消 介護人材確保事業と併せて 28 年度から訪問サービス従事者研修を実施 28 年度およ び 29 年度の前期 後期合計 759 名の応募 261 名が修了 29 年 12 月時点で 73 名が就 業 うち 10 名が介護職員初任者講習受講 4 区独自の介護報酬を定め 適切にサービスを評価することで 持続可能な介護保険制 度を確立 第 6 期計画期間中の総合事業の実績を精査したうえで 次期介護保険制度改正と併 せて第 7 期計画に反映 3

3 区 の 高 齢 者 を 取 り巻く 現状 と課題 ①高齢者人口の推移 練馬区の65歳以上の高齢者人口は約15万7千人 総人口に占める割合は21.7 団塊の世代が全て75歳以上となる平成37年には 後期高齢者が約1万3千人増加 後期高齢者の要介護認定率は 前期高齢者の約7倍 前期5 後期33 出典 練馬区企画課推計 平成29年7月実施 平成29年までは各年1月1日現在の住民基本台帳の実績値 平成30年以降は推計値です 4

3 区 の 高 齢 者 を取 り巻く 現状 と課題 ②高齢者世帯の推移 ひとり暮らし高齢者は約4万9千人で高齢者全体の約3割 65歳以上の夫婦のみ世帯は 約5万7千人で約4割を占める 平成29年 平成37年には ひとり暮らし高齢者は約1万人増加し 高齢者の3人に1人以上 ひとり暮らし高齢者の要介護認定率は 複数世帯の2倍超 ひとり暮らし高齢者 約1万人増加 70,000 世帯 60,000 世帯 28.9% 29.5% 30.1% 30.7% 31.3% 31.8% 32.4% 36.2% 33.0% 40% 35% 58,934人 50,000 世帯 49,077人 30% 25% 40,000 世帯 41,611人 20% 30,000 世帯 20,000 世帯 29,457世帯 15% 28,344世帯 26,138世帯 10% 10,000 世帯 5% 0 世帯 0% 平成25年 平成26年 平成27年 65歳以上のひとり暮らし高齢者の世帯数 平成28年 平成29年 平成30年 65歳以上の夫婦のみの世帯数 平成29年までは各年1月1日現在の住民基本台帳の実績値 平成30年以降は推計値です 推計値は 平成27年から平成29年の高齢者人口に占める各世帯割合の増加率が 今後も同様の傾向が続くとして算定しています 平成31年 平成32年 平成37年 ひとり暮らし高齢者世帯の割合 5

4 利用者について 訪問サービスの対象となる利用者 事業対象者 ( 基本チェックリストで対象となった者 ) 要支援 1 要支援 2 5 請求コードについて A1 国基準相当型 ( みなし指定事業者 ) A2 国基準相当型 ( 平成 27 年 4 月以降の新規指定事業者 ) A3 区独自基準型 H30 年度 A3 に統一 *61 旧介護予防訪問介護練馬区では H28 年度以降は廃止 6

6 訪問型サービスの内容について ( 現行 ) 基準旧介護予防訪問介護多様なサービス 種別国基準相当 (A1 または A2) 区独自基準 (A3) 緩和した基準訪問型サービス B 内容身体介護 生活援助生活援助のみシルバーサポート事業 対象者事業対象者 要支援 1 2 サービス提供者 (H30 年度以降 ) 基準 訪問介護員 : 専門職 ( 初任者研修以上の者 ) 1 訪問介護員または介護スタッフ研修修了者 2 多様なサービス 練馬区シルバー人材センター会員 3 種別区が指定する訪問介護事業所 (A3) 訪問型サービス B 内容生活援助 / 身体介護軽易な日常生活上の支援 対象者事業対象者 要支援 1 2 事業対象者 要支援 1 2 サービス提供者訪問介護員等 介護スタッフ研修修了者を含むシルバー人材センター会員 介護報酬 (*) 単位数は今後変更の可能性があります 月額包括報酬 現行の区独自基準相当単位数 初回加算 生活機能向上連携加算 身体介護加算 ( 新設 ) 週 1 回程度利用 36 単位週 2 回程度利用 71 単位週 3 回程度利用 112 単位 自己負担は 1 割 または 2 割 (*H30 年 8 月から 3 割負担あり ) 1 回につき 500 円の自己負担 7 7

訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について ( 平成 12 年 3 月 17 日厚生労働省老健局老人福祉計画課長通知 )( いわゆる 老計 10 号 ) 身体介護 ( 抜粋 ) 生活援助 ( 抜粋 ) 1-0 サービス準備 記録等 : サービス準備は 身体介護サービスを提供する際の事前準備等として行う行為であり 状況に応じて以下のようなサービスを行うものである 1-1 排泄 食事介助 1-2 清拭 入浴 身体整容 1-3 体位変換 移動 移乗介助 外出介助 1-4 起床及び就寝介助 1-5 服薬介助 1-6 自立生活支援のための見守り的援助 ( 自立支援 A DL 向上の観点から安全を確保しつつ常時介助できる状態で行う見守り等 ) 利用者と一緒に手助けしながら行う調理 ( 安全確認の声かけ 疲労の確認を含む ) 入浴 更衣等の見守り ( 必要に応じて行う介助 転倒予防のための声かけ 気分の確認などを含む ) 移動時 転倒しないように側について歩く ( 介護は必要時だけで 事故がないように常に見守る ) 車イスでの移動介助を行って店に行き 本人が自ら品物を選べるよう援助 洗濯物をいっしょに干したりたたんだりすることにより自立支援を促すとともに 転倒予防等のための見守り 声かけを行う 認知症の高齢者の方といっしょに冷蔵庫のなかの整理等を行うことにより 生活歴の喚起を促す 2-0 サービス準備等 : サービス準備は 家事援助サービスを提供する際の事前準備等として行う行為であり 状況に応じて以下のようなサービスを行うものである : 健康チェック / 利用者の安否確認 顔色等のチェック / 環境整備 / 換気 室温 日あたりの調整等 / 相談援助 情報収集 提供 / サービスの提供後の記録等 2-1 掃除 : 居室内やトイレ 卓上等の清掃 / ゴミ出し / 準備 後片づけ 2-2 洗濯 : 洗濯機または手洗いによる洗濯 / 洗濯物の乾燥 ( 物干し )/ 洗濯物の取り入れと収納 / アイロンがけ 2-3 ベッドメイク : 利用者不在のベッドでのシーツ交換 布団カバーの交換等 2-4 衣類の整理 被服の補修 : 衣類の整理 ( 夏 冬物等の入れ替え等 )/ 被服の補修 ( ボタン付け 破れの補修等 ) 2-5 一般的な調理 配下膳 : 配膳 後片づけのみ / 一般的な調理 2-6 買い物 薬の受け取り : 日常品等の買い物 ( 内容の確認 品物 釣り銭の確認を含む )/ 薬の受け取り 訪問介護員等有資格者が従事可能介護スタッフ研修修了者が従事可能 8

7 利用回数について 訪問 計画に沿って 月額報酬で請求します 対象 訪問型サービスⅠ 週1回程度 訪問型サービスⅡ 週2回程度 訪問型サービスⅢ 週3回程度 事業対象者 要支援1 2 事業対象者 要支援2 訪問型サービスⅢ 週3回程度 の利用について ケアプランに位置付け地域包括支援センターの承認を得た計画が対象となります 適切なケアマネジメントに基づき 自立支援 日常生活活動の向上の観点から 個別具体的状況 に基づいて判断する必要があります (1) サービス担当者会議等において 必要性を十分に検討してください また ケアプランに位置づける場合には 目標を明確にしてください (2) 効果の検証を定期的に行うこと(利用できる期間は最長6か月 に留意して ください 個別具体的状況とは 一時的なけが 病気等により日常生活に支障がある者 退院直後で状態が安定しない者 介護給付 または障害者総合支援法により週3回訪問介護を利用実績があり 移行期間 概ね移行後6か月間 の者 9

8 日割り請求について 平成 30 年度以降月額包括報酬の日割り請求にかかる適用は 介護予防 日常生活支援総合事業の基準 ( ) を適用しています 参考資料 4-1 練馬区介護予防 日常生活支援総合事業における 月額包括報酬の日割り請求にかかる適用については以下のとおりとする ( 練馬区ホームページ掲載資料 ) をご参照ください 10

9 生活援助の振り分け ( 按分 ) について 練馬区総合事業訪問サービス ( 生活援助中心 ) の同一世帯での振り分けについては 平成 28 年 4 月から 訪問サービス ( 生活援助中心 ) の同一世帯員での振り分け基準 ( ) を適用しております 練馬区ホームページに掲載している 生活援助振り分け等サービスコード適用変更点説明資料 をご参照ください 11

10 人員基準について (現行) 種別 内容 提供時間 人員基準 (H30年以降) 区が指定する訪問介護事業者が提供するサービス A3 身体介護 生活援助 生活援助のみ 原則1回60分 管理者 専従1人(兼務可) 訪問介護員等 常勤換算2.5人以 上 (介護福祉士 介護職員初任者研 修修了者) サービス提供責任者 常勤の訪問介 護員のうち 利用者40人に1人以上 (一部非常勤職員も従事可能 要介 護者の処遇に影響がないよう配慮) 管理者 専従1人以上(兼務可) 従事者 訪問介護員等 (介護福祉士 介護職員初任者研修修了者)または介 護スタッフ研修修了者1名以上必要数 訪問事業責任者 必要数 (従事者に介護スタッフ研修修了者がい る場合は必ず配置) 訪問介護と一体的に実施する場合の基準です 訪問型サービスのみのサービスを行う場合の基準です 介護ス タッフ研修修了者が従事する場合は 訪問事業責任者を1名以 上配置する必要があります サービス提供責任者と訪問事業責任者が同一の人物であることが可能であるとの見解が H29年度中に全国介護保険担当課長会議等で周知等される予定です 地方分権改革平成29年12月26日閣議決定 平成29年の地方からの提案等に関する対応方 針 http://www.cao.go.jp/bunkensuishin/kakugiketteitou/kakugiketteitou12 index.html

11 加算の算定要件について 初回加算 ( 訪問サービス ) 200 単位 対象 : 身体介護加算を算定し 新規に訪問サービス計画を作成した利用者 サービス提供責任者が初回もしくは初回の訪問サービスを行った日の属する月に訪問型サービスを行った場合 訪問介護員が初回もしくは初回の訪問サービスを行った日の属する月に訪問サービスを行った際に サービス提供責任者が同行した場合 Point 過去 2 月に当該訪問サービス事業所から 訪問サービスを受けていない場合は算定することができます 介護スタッフ研修修了者は身体介護には従事できません 13

11 加算の算定要件について 生活機能向上連携加算 100 単位 対象 : 利用者 ( 事業対象者を除く ) 介護予防訪問リハビリテーション事業所の理学療法士 作業療法士または言語聴覚士 ( 以下 理学療法士等 という ) が 介護予防訪問リハビリテーションを行った際にサービス提供責任者 ( ) が同行すること 理学療法士等と利用者の身体の状況等の評価を共同して行うこと 生活機能の向上を目的とした訪問サービス計画を作成すること 理学療法士等と連携し 訪問サービス計画に基づく訪問サービスを行うこと 初回の訪問サービスが行われた日の属する月以降 3 月の間 1 月につき所定単位数を加算する 介護スタッフ研修修了者従事する場合は 訪問事業責任者とします 14