るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

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第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 1 学年 1 組国語科学習指導案単元名 : オリジナルじゃんけんであそぼう じゃんけんやさんをひらこう 男子 14 名女子 16 名計 30 名 指導者渡部英里単元について 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 1 学年及び第 2 学年, A 話すこと 聞くこと の指導事項 イ相手に応じて,

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

Taro-5年研究のまとめ

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

そのために, 児童が感じたおもしろさを分類し, それらを読みの視点として, 物語のおもしろさを見付けながら読むことを通して, より深く登場人物の心情を読み取ったり, 想像豊かに読んだりしながら物語のおもしろさを味わうことができるようにする さらに, 見付けた物語のおもしろさを, で紹介し合う活動を取

国語科学習指導案

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

第1学年国語科学習指導案

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社会科学習指導案

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

解答類型

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1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

ICTを軸にした小中連携

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

や友達のよさに気付かせたい また, 気付いたことが今後の成長にどのように生かしていけるのかを 考えさせたい 単元の目標 身近な材料を使って, 工夫して動くおもちゃをつくることに関心をもち, 遊びを工夫して, みんなで楽しく遊ぼうとしている 生活への関心 意欲 態度 身近にある材料を使って, 動くおも

第○学年 ○○科指導計画

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

第4学年算数科学習指導案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

Taro-第3学年国語科学習指導案「

【授業 1】

第1学年国語科学習指導案

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第6学年1組 国語科学習指導案

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

第1学年国語科学習指導案

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

第 4 学年 1 組総合的な学習の時間学習指導案平成 30 年 9 月 14 日 ( 金 )5 校時単元名 : 自然災害を知り, 海田町を守ろう ~みんなの命守り隊 ~ 男子 18 名女子 20 名計 38 名 単元について 指導者小川美恵子, 白石絵美 児童の実態本学級の児童は,3 年生の総合的な

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「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

本単元における本質的な問い 芭蕉はどのような思いで おくのほそ道 を書いたのだろうか 永続的理解 芭蕉は俳句の芸術性を高めるため旅に出て, 推敲を重ねて虚構を交えることで文学的価値を高めようとした パフォーマンス課題 江戸時代前期, 松尾芭蕉の書いた俳諧紀行文 おくのほそ道 は, 多くの人に愛され,

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

Microsoft Word - ★【のびっこ】知的 国語学習指導案 俳句探検隊

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

<小学校 生活科>

て, 全員トライを達成させるために, 自分たちでルールを工夫していくことも考えさせたい 習得したことを生かす段階では, それぞれのチームがこれまでの学習で得たものを生かし, チームのめあてをもって チャレンジカップ を行う パスをつないでトライした場合や全員がトライにチャレンジした場合, 全試合を通

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

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書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

わり の組み立てを意識しながら読むことはできるようになってきたが 叙述にある難しい語句や指示語に注意したり段落相互の関係を考えたりしながら読む力は身に付いていない そこで 本単元では各段落の中心となる文やキーワードを押さえながら教材文を読んでいくことで 読み手に分かりやすい文章構成や段落相互の関係を

国語科学習指導案様式(案)

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

2 単元の目標 二つの文章を読み比べて, 事柄の取り上げ方や説明の仕方の工夫を見つけようとしている 国語への関心 意欲 態度 文章を読み比べて, 図表と文章との関係を考えながら, 書き手の工夫に着目して読むことができる 読むことイ 二つの文章を読み比べて考えたことを発表し合い, 一人一人の着眼点や感

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

単元観 指導者林真希 本単元は小学校学習指導要領解説生活編 (7) 動植物を飼ったり植物を育てたりして, それらの育 つ場所, 変化や成長の様子に関心をもち, また, それらは生命をもっていることや成長していること に気付き, 生き物への親しみをもち, 大切にすることができるようにする を受け, 児

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

から抜粋 ) を用意する その中から自分の興味のある資料を選択させ 主体的に文章が書けるようにする その後 書き上げた文章が説得力のある文章であるか 友だち同士で読み比べたり 校内の先生方に読んでいただいたりしながら 自分の文章を評価してもらうようにする そのことにより 児童が文章を書き換えることで

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第 4 学年 3 組国語科学習指導案単元名 : ゆめのロボット を考えてロボットショーを開こう ゆめのロボット を作る男子 19 名女子 12 名計 31 名 指導者神信正彦単元について 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 3 学年及び第 4 学年 C 読むこと の言語活動例 ウ記録や報告の文章を読んでまとめたものを読み合う言語活動 を通して, イ目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むこと 及び, オ文章を読んで考えたことを発表し合い, 一人一人の感じ方について違いのあることに気付くこと を指導するものである 児童はこれまでに, 説明的な文章を読み, 段落相互の関係をとらえたり, 目的に応じて情報を活用したりしてきた 本単元では, インタビュー記事と説明文という二つの教材文を関連付けて読む活動を通して, 筆者の考えがどのように表れているかに注意して読み, 筆者の考えを踏まえて自分の生活の中で活躍できる ゆめのロボット を考えることをねらいとする 本学級の児童は, 第 4 学年 5 月に 広告と説明書を読みくらべよう で, 広告と説明文の文章を読み比べる中で, それぞれの目的に合わせた表現の違いを読み取った また,9 月に くらしの中の和と洋 の単元で, 生活の中の 和 と 洋 について, 何をどのように比べているのかを読み取り, 目的に応じて調べたり引用したりすることができた しかし, 文章の細かい点に注意して読んだり, 言葉を適切に選んで要約したりすることは十分ではない 学びの変革 パイロット校事業に関連する児童意識調査において, 授業では, 情報を比べたり ( 比較, 仲間分けしたり ( 分類, 関係を見付けたり ( 関係付け して, 何が分かるのかを考えています の項目で よく当てはまる当てはまる と解答した児童は 79.3%, 授業では, 自分の考えや自分の考えとその理由を明らかにして, 相手に分かりやすく伝わるように発表を工夫しています の項目では,93.1%, 国語の授業では, 目的に応じて資料を読み, 自分の考えを話したり, 書いたりしています の項目では,82.7% であった また,4 月に行った 海田町標準学力調査 では, 中心となる語や文をとらえ, 文章を正しく読むこと や 目的に応じて内容をまとめること に課題があった 課題を発見解決する力私たちは, ロボットと聞けば, 産業用ロボット や, ペットロボットや掃除ロボットなどの パーソナルロボット を思い浮かべることが多い 児童は, 漫画やアニメの中で出てくる強いロボットや自分に都合のよいロボットを思い浮かべることが多いと思われる そこで, インタビュー記事と説明文という形式の違う二つの教材文を関連付けて読む中で, 筆者の ゆめのロボット への願いは, 技術が進歩していく社会の中で生きる人間にとって, ロボットは大切だということについて気付かせていく また, 着るロボット という新たなロボットに対する考えを知ることを通して, 児童自身が気持ちや心の面でも人を助け, 人と一緒になって働くロボットについて調べていこうとする意欲をもたせる そして, 筆者の考えと自分の考えを比べ, 自分のロボットに対する考えの変化や, 筆者の ゆめのロボット に対する自分の意見を文章に書くことで, 理由や根拠を明確にして書く力も育め 小国 4 年 1

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが, 児童が生活の中でロボットと触れ合う機会は少ないので, 第 3 学年で学習した盲導犬が目の不自由な人の生活を助けていたことを思い出させ, 気持ちや心の面でも人を助け, 人と一緒になって働くロボットついて考えさせていく さらに, 二つの教材文を関係付けて読んだことから, 筆者の考えと自分の考えを比べ, 自分のロボットに対する考えの変化や, 筆者の ゆめのロボット に対する自分の考えをまとめることで, 理由や根拠を明確にして書く力も育めるようにしていく 自己を理解する力課題の設定の段階において, 自分たちの生活とロボットについて関心をもたせるだけでなく, 学習の計画を児童とともに立て, 単元終了時にどんなことができるようになったらいいのか具体的な姿のイメージをもたせる 具体的な姿を児童と共有することで, 学習過程の途中の段階においても, なぜ今日の学習をしているのか 今日の学習が何につながっていくのか ということを意識し, 自分をモニタリングしながら学習に取り組ませることができると考える さらに, 自分の考えた ゆめのロボット を発表し感想を交流し合う中で, 互いの考え方の違いに気付かせたい また, 学びのモニタリングの時間では, 単元全体を振り返り, できるようになったことや今後の学習に生かしていきたいことを考えさせ, 自らの成長にも気付かせたい 単元の目標及び内容について 人の役に立つロボットに興味をもち, 進んで二つの文章を関係付けながら読んで, 自分も ゆめのロボット について考えようとする 関心意欲態度 自分の考える ゆめのロボット について書こうとすることの中心を明確にし, 目的や必要に応じて理由や事例を挙げて書くことができる 書くことウ 段落相互の関係を考えて, 二つの文章の内容を読み取り, それらを関係付けて筆者の考えや願いをとらえることができる 読むことイ 自分の考える ゆめロボット について発表し合い, 互いの考え方の違いに気付くことができる 読むことイエオ 修飾と被修飾との関係をはっきりとさせて, ポスターの紹介文を書くことができる 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( キ 小国 4 年 2

単元の評価規準 国語への書く能力言語についての読む能力関心意欲態度知識理解技能 言語活動 二つの文章を関係付けて読み, 自分たちの生活とロボットについて考えたことについて, ポスターセッシ ョンを行う 人の役に立つロボットに興味をもち, 進んで二つの文章を関係付けながら読んで, ゆめのロボット について考えようとしている 自分の考える ゆめのロボット について書こうとすることの中心を明確にし, 目的や必要に応じて理由や事例を挙げて書くことができる 段落相互の関係を考えて, 二つの文章の内容を読み取り, それらを関係付けて筆者の考えや願いをとらえている 自分の考える ゆめロボット について発表し合い, 互いの考え方の違いに気付くことができる 修飾と被修飾との関係をはっきりとさせるとともに, 構成に気を付けて文章を書いている 指導と評価の計画全 14 時間 次時学習内容 一 1 二 2 3 4 5 課題の設定 (1 ゆめのロボット について関心をもち, 学習の見通しを立てる ロボットについて知っていることを発表し, 簡単にゆめのロボットについて書くとともに, 単元で付けたい力について考える 情報の収集 (6 インタビュー記事を読んで, 着るロボット について理解する 着るロボット とは, どんなロボットなのか, ほかのロボットとの違いが分かる インタビュー記事を読んで, ロボットに対する筆者の考えや願いを理解する 小林さんが考える ゆめのロボット がどんなことに役立つのか, どのような願いが込められているのかが分かる 説明文を読んで, マッスルスーツ について事実と筆者の願いについて整理する マッスルスーツ は, どんなロボットなのか, 筆者はどのように使えるようにしたいと考えているのかが分かる 説明文を読んで, アクティブ歩行器 の説明の良さに気付く アクティブ歩行器 の説明の上手さを見付け, ロボットショーの説明に活かす 本時 図鑑事典の並行読書 評価 関書読言評価規準評価方法 ロボットについて知っていることや考えていることを整理し, 意欲的に学習に取り組もとうとしている 着るロボット と他のロボットの違いを理解している ゆめのロボット に込められた小林さんの願いを理解している マッスルスーツの叙述から内容を整理するために, 中心となる語や文をとらえて, 事実と願いを分類している アクティブ歩行器の叙述から内容を整理するために, 中心となる語や文をとらえて, 事実と願いを分類している ノート ノート 小国 4 年 3

次時学習内容 6 7 二つの文章を関係づけて読んだことをもとに, 筆者の考えや願いをまとめる 二つの文章から, 筆者にとっての ゆめのロボット がどういうものかを短い文章にまとめる 身の回りで使われているロボットについて調べる 本や資料を調べ, 必要な情報を収集する 評価 関読言評価規準評価方法 二つの文章を関係付けて, 筆者の考えや願いを短い文章にまとめている 複数の資料から, 人の役に立つロボットについて情報を収集している 二 8 9 10 11 12 整理分析 (1 収集した情報を分類整理する 人間の役に立つ機械 気持ちや心を支えて人といっしょになって働く という観点で分類整理する まとめ創造表現 (3 自分が作ってみたい ゆめのロボット について考える 筆者の願いをふまえ, 自分の生活の中で, ゆめのロボット が活躍できる場面を考える 自分の考えた ゆめのロボット についてポスターにまとめる 考えたことを整理して, 分かりやすくポスターにまとめる 自分の考えた ゆめのロボット について, 作者の願いを説明する文章にまとめる どんな人のために作ったのか どんな特徴があるのか どんな効果があるのか をまとめる ゆめロボット について説明する文章を読み合う ペアで文章を読み合い, 感じたことやよアドバイスを伝える 図鑑事典の並行読書 人間の役に立つ機械 気持ちや心を支えて 人といっしょになっ て働く という観点で 分類整理している 筆者の願いを踏まえたロボットについて考えをまとめようとしている 考えたことを整理して, ポスターに表そうとしている 段落の役割や相互関係, わかりやすい表現を意識してまとめている 自分の考える ゆめのロボット について読み合い, 互いの考え方の違いに気付いている ノート ポスター 13 ロボットショー を行い, 互いの考えたロボットについて交流する 互いの考えたロボットのポスターセッションを観点を意識して聞く 自分の考える ゆめのロボット についてのポスターセッションを聞き合い, 互いの考え方の違いに気付いている 三 振り返り (1 14 学びのモニタリング単元全体を振り返り, できるようになったこ 自分のものの見方や考え方の変容や自らの学びや学び方を振り返っている とや今後の学習に生かしたいことを考える 小国 4 年 4

本時の学習 (1 本時の目標 ロボットショーで, 自分の考えたロボットについて分かりやすく説明するために, アクティブ歩行器 の説明の上手な点に気付くことができる (2 本時の評価規準 アクティブ歩行器について書かれている あらまし 活用例 願い という文章構成に気付き, 自分の説明に活かそうとしている 読む能力 (3 本時の学習展開 (5 時間目 / 全 14 時間 学習活動 主な発問予想される児童の反応 思考の場の工夫 指導上の留意事項 めざす児童の姿 努力を要する 状況と判断した児童への指導の手立て 評価規準 観点 ( 評価方法 本時で付けたい力 育成したい資質能力 1 前時までの学習を振り返り, 本時の学習課題を確認する めあて マッスルスーツ のあらまし, 活用例, 願いを確認し, 学習の見通しをもたせる ロボットショーで分かりやすく説明するために, アクティブ歩行器の説明の良さを見付ける 本時のゴールの見通し A: アクティブ歩行器 について, マッスルスーツ と同じように, あらまし, 活用例, 願いを見つけ, 説明の仕方の共通点を見つけられる B: アクティブ歩行器 のあらまし, 活用例, 願いを見付けられる 2 マッスルスーツとアクティブ歩行器の説明の仕方の共通点をさがす アクティブ歩行器について書かれていることを書き出そう マッスルスーツとアクティブ歩行器の説明の仕方の共通点を探そう マッスルスーツの説明と同じように, 活用例が書かれている 最後に, 筆者の願いが書かれている 思考の場の工夫分類するあらまし, 活用例等を分けて書き出させ, 説明順に番号を付けさせる アクティブ歩行器のあらまし, 活用例等に気付かせ, 付箋紙に書き出させる 説明の共通点を見付けられない児童には, マッスルスーツ について読み取った時のを参考にしながら考えさせる アクティブ歩行器 は, どんなロボットなのかと問い, あらましの記述に気付かせる 小国 4 年 5

学習活動 主な発問予想される児童の反応 思考の場の工夫 3 見付けた説明の共通点を班で交流する 自分が見付けた説明の共通点を伝え合おう はじめに, あらましを伝えることで, どんなロボットなのかが分かりやすい マッスルスーツと同じように, あらまし, 活用例, 願いの順に説明されている 4 全体で交流する 班で出た意見について, みんなに発 表しましょう 指導上の留意事項 めざす児童の姿 努力を要する 状況と判断した児童への指導の手立て 自分の考えを班で伝えることで, 自分が気付かなかった点に気付かせるようにする 自分の考えを友達に伝えることが 難しい児童には, あらまし, 活用 例, 願いに線を引かせて, 文章構 成に気付かせる 全体で交流することにより, 説明 の共通点について理解を深めさせ る 評価規準 観点 ( 評価方法 本時で付けたい力 育成したい資質能力 段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読む 読む能力 ( 段落相互の関係や事実と意見との関係を考えながら読んでいる 5 なぜ, マッスルスーツと同じ文章構成で書いてあるのかを考える どうして, 同じ説明の仕方で2 回も書いてあるのかな あらまし, 使い方, 願いの順に説明するとどんなロボットか分かりやすい 6 アクティブ歩行器 は, どんなロボットなのかを説明する文を書く アクティブ歩行器のポスターを作るのに, どんな説明の文を書くかな あらまし, 活用例, 願いの文章構 成が分かるように板書する 7 本時の学習をまとめる 今日の学習で分かったことを書きましょう 今日の学習で分かったことについてまとめるよう助言する めざす児童の姿あらまし, 活用例, 願いの三つのポイントを書くことで, ロボットの説明が分かりやすくなっていた 今日のゴールは, どのレベルまで頑張りましたか 次時は, 筆者にとっての ゆめのロボット がどういうものかを短い文章にまとめることを知らせる 小国 4 年 6

小国 4 年 7 (4 板書計画 < 参考 > 学びのモニタリング 着るロボット を作る小林宏文 めあらましアクティブ歩行器は ロボットです 活用例 1 2 また 願いこのように 分かりやすく説明するために, アクティブ歩行器 の説明の上手さを見つけよう あらまし 活用例 願いの順で書くことで どんなロボットなのか分かりやすい 四年組番 やる気 図鑑や事典を使って自分で調べたり ゆめのロボット について進んで文を書いたりした ( 考える力 調べたことを整理したり 書いた文章を交流することで考え方が人によって違うことに気付いたりした ( 自分の成長 この学習を通して 友達の考え方から学ぶことができた ( この学習を通して 自分は成長した ( どんなことが成長しましたか 友達のどんな考えですか 理由学びのモニタリングわたしたちの生活とロボットについて考えよう ~ ゆめのロボット を作る ~ 理由