被保護者の中学卒業後の進路状況 ( 平成 22 年 4 月 1 日現在 ) 資料 2 自治体名 大阪市 就学 就労状況 児童数 ( 再掲 ) ひとり親世帯に属する児童数 高 等 全日制 公立 971 756 私立等 305 242 学 校 定時制 通信制 98 69 38 23 (1) 就学 中等教育学校 ( 後期課程 ) 高等専門学校特別支援学校 ( 高等部 ) その他 ( 専修学校 各種学校等 ) 11 8 15 9 54 43 18 15 小 計 1510 1165 (2) 就労 38 27 (3) 非就学 非就労 障害 傷病 その他 小 計 34 27 61 46 95 73 合 計 1643 1265
全市被保護世帯数 世帯人員の推移 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 世帯数 世帯人員 60,000 40,000 20,000 0 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 年度 H19 H20 H21 年 H23 年 2 月 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 年 H23 年 2 月 世帯数 45,806 50,425 56,113 62,182 70,210 75,738 79,671 83,202 86,214 94,004 102,483 115,086 世帯人員 59,901 66,299 73,672 81,976 93,033 100,390 105,766 110,141 113,467 122,838 132,856 149,163
全市世帯類型別被保護世帯数推移 世帯数 60,000 高齢者世帯 高齢単身 50,000 母子世帯 障害者世帯 傷病世帯 40,000 傷病 障害世帯 その他世帯 30,000 20,000 10,000 0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H23.2 月 年度 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H23.2 月 高齢者世帯 18,531 20,371 22,810 25,823 29,312 32,780 36,357 39,296 37,926 40,804 43,179 46,907 48,639 51,884 高齢単身 16,931 18,628 20,843 23,539 26,688 29,743 32,869 35,503 34,680 37,302 39,483 43,022 44,604 47,559 母子世帯 2,227 2,448 2,876 3,369 3,889 4,495 5,130 5,671 6,212 6,603 6,781 7,041 7,405 7,925 障害者世帯 3,848 4,216 4,532 4,954 6,519 7,218 8,572 9,290 9,814 10,788 11,276 12,551 傷病世帯 13,551 13,958 14,612 15,311 16,004 15,484 17,732 18,990 18,679 18,814 19,212 17,946 傷病 障害世帯 15,734 16,709 17,399 18,174 19,144 20,265 22,523 22,702 22,702 28,280 28,493 29,602 30,488 30,497 その他世帯 2,157 2,375 2,683 3,015 3,722 4,604 6,152 7,998 8,977 7,397 7,569 10,187 15,518 23,946
高校就学支援員派遣事業 平成 22 年 6 月 ~ (1) 事業の目的と概要大阪市では 景気や雇用情勢の長期的低迷 少子高齢化の進展 産業構造の変化等により 平成 10 年度以降 生活保護受給世帯は著しく増加している 被保護世帯の子どもの状況を見ると 経済不況の影響で 公立高校の倍率が上がり結果として高校進学ができないケースが増加している ( 平成 21 年度 ) また 生業扶助の高等学校等就学費を受給しながらも 途中で退学してしまう被保護世帯の子どもが多数存在する 中卒 高校中退が親から子 子から孫へ生活保護の連鎖の原因の一つとなっている 本市では 被保護世帯に対し 社会福祉士等の有資格者等による支援を実施し 就学意欲の向上を図るための取り組みを委託事業として行うこととする 事業の実施にあたっては 生活保護の実施について責任を有する保健福祉センターとの連携を図りながら行うこととする 該当区保健福祉センターに高校就学支援員を定期的に派遣し 生活保護世帯を対象に 中学 3 年生の段階での進路検討 高校等への進学支援や高校生への生活指導等を通じ高校生の進級 卒業を目標に継続的に支援する また 必要に応じ 通学先の中学校 高等学校等や児童相談所等関係機関と連携する 高校就学支援員が継続的に支援することで子どもの高校進学に対する動機付けを行い 親子の進学意識を高め 高校入学から進級 卒業を目標に支援し 子どもの健全育成 社会的自立を促すことを目的に実施する (2) 対象者 中学 3 年生から高校 3 年生 (3) 高校就学支援員の支援の方法個別面接を軸とした支援を実施する 中学校 高校の進路指導日程に合わせて支援する 概ね中学 3 年になった段階で 進学に向けての状況確認や受験までのスケジュールを確認する また 諸手続きの指導 情報提供を行う 子ども本人 保護者との面接により生業扶助の高等学校等就学費の説明と申請指導 保護者の学校への生業扶助費の支払い状況の確認 目標達成のための生活指導 高校入学後のフォローアップ面接 高校生への生活指導を行う また 既存の施策の利用についてコーディネートを行う 中学 3 年生からかかわることで 高校進学への意欲を高め その後のかかわりをやりやすくする < 現状 > 22 年度については 初年度であるため 中学 3 年生の進学支援を中心に モデル的に5 区 ( 東住吉区 浪速区 西淀川区 生野区 旭区 ) に支援員を派遣した 23 年度も引き続き同 5 区に支援員を派遣し進学促進及び高校生活支援を行っている
< 児童虐待との関係 > 高校中退を食い止めることで 未成年者の望まない妊娠を阻止できることが期待できる この事業を通じて支援員への信頼感が 結果として大人への信頼回復ひいては 児童自身の自尊心の回復につながり 将来的に虐待防止へとつながるのでは
高校就学支援プログラム実施要領 1 目的生活保護世帯に対し高校就学支援員が継続的に支援することで子どもの高校進学に対する動機付けを行い 親子の進学意識を高め 高校入学から進級 卒業を目標に支援し 子どもの健全育成 社会的自立を促すことを目的とする 2 概要該当区保健福祉センターに高校就学支援員を定期に派遣し 教育環境にハンディキャップを有する世帯等を対象に 中学 3 年生の段階での進路検討 高校等への進学支援や高校生への生活指導等を通じ高校生の進級 卒業を目標に継続的に支援する また 必要に応じ 通学先の中学校 高校等と連携する 3 対象者の選定本事業の利用者は 中学 3 年生から高校 3 年生の子どもとその保護者で このプログラムの利用を希望する者であるとともに 本プログラムを利用することにより 健全育成促進の効果が期待されると保健福祉センター所長が認めた者とする 4 実施方法 高校就学支援員の派遣を利用する ( 高校就学支援員派遣事業を利用する ) 5 高校就学支援員の支援の方法個別面接を軸とした支援を実施する 中学校 高校の進路指導日程に合わせて支援する 中学 3 年になった段階で 進学に向けての状況確認や受験までのスケジュールを確認する また 諸手続きの指導 情報提供を行う 子ども本人 保護者との面接により 生業扶助の高等学校等就学費の説明と申請指導 目標達成のための生活指導 高校入学後のフォローアップ面接 高校生への生活指導を行う また 既存の施策の利用についてコーディネートを行う 中学 3 年生からかかわることで 高校進学への意欲を高め その後のかかわりをやりやすくする 4~5 月 1 担当 CWは 高校進学支援プログラム検討票 A( 以下 検討票 A と言う) にケース番号 世帯主 通学先 生徒名 生年月日を記入する 2 担当 CWは 新中学 3 年生の現状について 訪問 電話連絡等で把握する ( 子どもの - 1 -
通学状況や進路希望 親の意識を今後の支援のために聞き取る ) 3 担当 CWは 高校就学支援員派遣事業について保護者 子どもに説明し同意書を徴取する 4 担当 CWは 高校就学支援員 ( 以下 支援員 と言う ) との初回面接日を決定し 初回面接に同席する 担当 CWは 検討票 A 及び高校進学支援プログラム検討票 B( 以下 検討票 B と言う ) をホチキス止めし 決裁の後 原本を高校就学支援員に渡し 写しをケース記録ファイルに保管する 支援員は 必要に応じて支援対象と面接し その記録を CW に回付し 決裁の後 原本は 支援記録票に 写しはケースファイルに保管する 6~8 月各中学校では 7 月中に担任 親 生徒の3 者面談を行っている 1 担当支援員は 8 月上旬に進路希望調査 ( 公立高校 私立高校 通信制高校等 ) を行うと共に 貸付資金 高等学校等就学費の内容や申請方法 時期について説明する また 塾や通信教育 模擬試験を利用しているか等 受験への取り組み状況を確認する その際 進学に対する親の意識等も確認する また 夏休みの生活状況 学習状況を確認する 2 1について検討票 Aにそれぞれチェックし 経過記録 1 2に親の意識等を記入する 9 月 ~10 月 担当支援員は 貸付制度の予約申請が 10 月上旬から始まるので 再度確認する 12 月 ~1 月各中学校では 12 月中旬までには3 者面談を行い 生徒の志望校を決定し 内申書作成の準備にとりかかる また 2 月中旬から公立 私立共に入試が始まる 1 担当支援員は 12 月末頃に志望校や受験日 貸付資金の確認をする 私立の場合の入学金 授業料の納入期限に注意する また 高等学校等就学費支給に際し受験料 入学金 教材費等の領収書を保存しておくよう伝える 2 1について検討票 Aにチェックする また 経過記録 3に親子の意識等を記入し 1 2 月末までに決裁を行う 1 月 ~3 月 1 志望校 ( 第 1 希望 第 2 希望 ) 試験日 受験料を確認する 高等学校等就学費の申請方法 添付資料について再度説明をする 進路状況 ( 予定 ) 報告書 ( 帳票 1) を徴取する - 2 -
2 1について検討票 Bにチェックする また 経過記録 1に親子の意識他 特記事項を記入する 3 入試後 合否を確認し進学先を把握する 4 検討票 Bに高等学校等就学費の申請状況 経過記録 2に記入し 最終決裁を行う ( 受験料 入学金 入学準備金 教材費等 ) 支援員は 3 月末に支援対象者全体の進路状況 支援結果について報告を行う 6 結果報告 毎年度末に 実施機関ごとに高校就学支援プログラムの報告様式 ( 様式 1) に沿って 支援終了後の結果を健康福祉局生活福祉部生活保護担当あて報告する 附則 この要領は 平成 22 年 5 月 1 日から施行する - 3 -
高校進学支援プログラムチャート表 CW による 中学 3 年生 ( 対象者 ) の把握 CWによる 4 月 ~5 月対象者の選定通学状況 進路 親の意識等について確認 高校就学支援員派遣事業の活用についての同意の確認 支援員による支援開始 6 月 ~8 月 (1 学期末 ) 進路の確認 進学希望先の確認 ( 公立 私立等 ) 受験への取り組みについて聴取 ( 塾 通信教育 模擬試験等 ) 高等学校等就学費と貸付金等やアルバイト収入との関係の説明 12 月 ~1 月 (2 学期末 )3 者面談時志望校決定 内申書作成志望校 ( 全日制 定時制 通信制も含め確認 ) 試験日等確認 受験料 ( 私立 ) 入学金( 私立 ) 貸付資金申請状況等確認 就学扶助の説明 1 月 ~3 月 入学試験 ( 私立 公立前期 ) 2 月 入学試験 ( 公立後期 ) 二次試験 3 月 3 月下旬 合格 入学決定 入学手続き 領収書保存 CW による 高等学校等就学費の支給